JP3085905B2 - 手摺を有する作業用簡易階段構造 - Google Patents

手摺を有する作業用簡易階段構造

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JP3085905B2
JP3085905B2 JP08139722A JP13972296A JP3085905B2 JP 3085905 B2 JP3085905 B2 JP 3085905B2 JP 08139722 A JP08139722 A JP 08139722A JP 13972296 A JP13972296 A JP 13972296A JP 3085905 B2 JP3085905 B2 JP 3085905B2
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正志 嶋津
勇造 中山
信市 新吉
尚史 末次
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川重工事株式会社
尚史 末次
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】開示技術は、ビルや橋梁等の構造
物の構築作業等に使用する昇降作業用の展開,折りたた
み自在な手摺付階段の構造の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】当業者に周知の如く、ビルや鉄塔,橋梁
等の大型の構造物を構築する建築,土木,プラント等の
建設現場では当該建設の施工に従事する作業者が上方や
下方や側方に移動して所定の作業をするためにはエレベ
ーターやリフトや階段,梯子等の昇降設備が不可欠であ
るが、当該昇降設備は構造物の施工に際して施工工程の
進直状況に応じて当該作業現場の場所に仮設的に設置し
たり、所定に移設したり、次の施工現場に再利用するべ
く解体撤去,格納等したり、保管したりすることが頻繁
に行われている。
【0003】しかしながら、これらの昇降設備のうち作
業者の昇降移動に際し、その挙動に自由性があり、こま
めな作業に利便性を有していたりする等に加えて主とし
て低コストで組立や撤去が出来る等の利点から、仮設階
段設備が一般には広く採り入れられているが、簡易な構
造のかかる仮設階段構造としては鋼管を集合した枠組足
場として図6に示す様なものとして所謂ビテイ足場1が
用いられているのが一般的であり、即ち、当該図6の
(カ),(ヨ)に示す様なビテイ足場1として鳥居型の
建枠2の上端の両角部に補強体3を形成し、筋違材5等
を用いて剛性のある固定構造とし、当該図6の(ヨ),
(タ),(レ)に示す様に、必要な数だけ建枠2,2を
併設して所定段数刺し込み式に積み上げてアームロック
4を外れ止めとして組み付け、筋違材5,5を取り付
け、建枠2,2の上部に布板6,6を渡設して仮設足場
7とし、次に、当該図6の(ソ)に示す様に、該仮設足
場7の所定部位に階段枠8を取り付けて仮設簡易階段9
として作業員10が昇降作業等に利用している態様があ
る。
【0004】さりながら、かかる旧来態様の仮設簡易階
段9の構造にあっては当該仮設簡易階段9を構成するビ
テイ足場1の鋼管等の部材数が極めて多いために、組立
に際しての工数が多いばかりでなく、解体撤去に際して
も当然工数が多く作業が煩瑣になるという難点があり、
しかも、これらの組立,解体作業が確実な管理のもとに
おかれ難い等の点から作業員10や施工用治具等が墜落
したり落下したりする等の安全上の虞がある欠点もあ
り、又、コスト高となる不利点もあり、長い工期を要す
るという不都合さがあった。
【0005】そして、施工対象の構造物が長大大型にな
ればなるほど、当該仮設簡易階段9もまた高さが高くな
り、費用,工期,安全性等の面からマイナス点がより多
くなるというデメリットがあった。
【0006】これに対処するに、出願人は上述旧来技術
に基づく多数の単品部材の寄せ集めタイプによる接合組
立方式の仮設階段の態様に代えて昇降階段を成す全ての
部材を工場に於て規格的に予め相互に有機的に結合して
一体のユニット階段フレームと成し、輸送や格納や保管
等の作業を効率的に行うべく、該ユニット階段フレーム
を展開,折りたたみ自在な構造とし、作業現場に於ては
当該ユニット階段フレームを展開することにより、各単
品部材を組み立てることなくワンタッチ的にスムーズに
組み立てることが出来、しかも、作業終了後もコンパク
トに折りたたみ自在にすることが出来、組立解体に要す
る費用の低減、及び、工期の短縮が図られ、且つ、安全
性が高く、所定の昇降移動等の作業が高能率に行えるよ
うにした手摺を有する作業用簡易階段構造を開発し、特
開平9−242329号広報として出願した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
新技術に基づく作業用簡易階段構造にあってはユニット
階段フレームには手摺が該ユニット階段フレームと共に
展開,折りたたみ自在に一体的に配設されておらず、し
たがって、該ユニット階段フレームの展開や折りたたみ
とは別個に該ユニット階段フレームに配設する手摺を手
摺笠木,手摺子をピン、又は、ボルトにより当該ユニッ
ト階段フレームの展開や折りたたみの都度挿脱し、更
に、該手摺子を固定するためにソケットを回したり、ス
ライドしたりしてユニット階段フレームの展開,折りた
たみ作業とは別体の組立,解体作業をせざるを得ず、そ
のため、作業用簡易階段の組立や折りたたみに際し、該
ユニット階段フレームと手摺の組立,折りたたみが一体
的にリンクされていないがため、展開や折りたたみ作業
がユニット階段フレームと手摺について各個に別体的に
行わねばならず、したがって、作業が著しく煩瑣であ
り、作業能率が悪いという欠点があり、又、手摺の展開
や折りたたみ時の作業員の墜落や治具の落下等の不測の
災害が生じかねないという虞がある難点もあった。
【0008】更に、ユニット階段フレームに対する最適
に配設する手摺の手摺子やソケット等の部品点数が多
く、これらの部品に対する管理等の手間や工数が多く、
結果的にコストダウンにつながらないという不利点もあ
るものであった。
【0009】
【発明の目的】この出願の発明の目的は前述旧来技術に
基づく仮設簡易階段のデメリットを種々改良した上述新
規の作業用簡易階段構造のユニット階段フレームと手摺
とが別体配設による組立,折りたたみ時の問題点を解決
すべき技術的課題とし、該新規なユニット階段フレーム
の優れた点を生かしながら、該ユニット階段フレームと
一体的に手摺を予め組み込んで両者を結合し、ユニット
階段フレームの展開や折りたたみに一体的に随伴して手
摺笠木や手摺子が展開,折りたたみ自在にされるように
し、当該折りたたみ時の作業員の作業の安全性を確実に
し、作業時の昇降移動の容易化が図れ、部品点数の削減
によりコストダウンが図れるようにし、しかも、折りた
たみ作業時に嵩ばらずに、コンパクト化が図れるように
して建設産業における作業技術利用分野に益する優れた
手摺を有する作業用簡易階段構造を提供せんとするもの
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述目的に沿い先述特許
請求の範囲を要旨とするこの出願の発明の構成は、前述
課題を解決するために、所定数のステップを固定された
ササラ桁を両側のフレームの柱材の高低差を有して設け
た各踊場にその端部を連係させてユニット階段フレーム
とするに、一方の踊場とフレームの柱材とがヒンジを介
して相互に旋回動を介して折りたたみ自在に連係されて
いると共に、他方の踊場もフレームの柱材とヒンジを介
して旋回動を介して折りたたみ自在に連係され、該他方
の踊場と該ササラ桁の一端は剛接されてユニット階段フ
レームを構成し、上記一方の踊場に対しフレームの柱材
に固設されたブラケットと該踊場との間に該ユニット階
段フレームを旋回裡に展開,折りたたみ状態にするピ
ン、或いは、ボルトが介装されてユニットフレームが剛
の姿勢状態にされるようにされ、手摺はフレームの柱材
に固設されたブラケットに一体的に設けた手摺子の両端
にヒンジを介すると共に中途部に折れ曲がり用ヒンジを
有する手摺笠木を渡設してユニット階段フレームの展
開,折りたたみにリンクして該ユニット階段フレームと
手摺が同期的に展開,折りたたみ自在にされている手摺
を有する作業用簡易階段構造とした技術的手段を講じた
ものである。
【0011】
【作用】設定長の柱材に水平つなぎ材と筋違材等により
所定の剛性がある両フレームとし、該フレームの柱材に
は各々上位と下位の踊場を段差を介し、又、ピンを介し
ヒンジとして旋回動自在にし、該上位と下位の踊場の一
方にはササラ桁を剛設してフレームの柱材に対し、同様
に旋回動自在にし、該各ササラ桁には所定段数のステッ
プを固設し、又、フレームの柱材に対しヒンジを介して
設けた踊場には該柱材から該踊場に対し平行状態でブラ
ケットを柱材に固設し、折りたたみ状態では該各ブラケ
ットからのスパン内に各ユニット階段フレームが相互に
旋回をして折りたたみ状態に収納されるようにされ、
又、当該ブラケットに固設された手摺子には中途の折れ
曲がり用ヒンジを有する手摺笠木の両端がヒンジにより
連係されて一体的に予め組み込まれ、その際、手摺笠木
は手摺子に対し嵌装される断面形状にされて柱材間のス
パン内にコンパクトな折りたたみ状態にされるようにさ
れて作業現場まで重層姿勢状態にされるようにしてトラ
ック等を介してスムーズに輸送され、作業現場に於ては
地上にて横置き姿勢にされ、クレーン等の揚上装置によ
り一方側のフレームの柱材を揚上し、ユニット階段フレ
ームをヒンジを介して展開姿勢状態にし同時に手摺の手
摺笠木はヒンジを介してブラケットに一体の手摺子に旋
回して展開し、上記フレームの柱材にヒンジを介し連結
した踊場と上記ブラケットとの間にピン、又は、ボルト
を介装して連結し、ユニット階段フレームを剛の姿勢状
態に形成して縦置型にセットし、それに伴って手摺も自
動的に展開状態にして作業者は踊場、及び、ササラ桁に
固設されたステップを辿って手摺により安全な状態で昇
降移動し、又、各踊場に於ては三方向に通行自在に出
来、その間、作業者が手摺により墜落したり治具を落下
する等の虞がなく、安全に昇降及び側方移動が行え、
又、ユニット階段フレームの手摺との一体的な組み立て
に際しては揚上装置による展開と踊場とブラケットに対
するピン、或いは、ボルトの介装という手段でワンタッ
チ的に短時間でスムーズに行え、更に、ユニット階段フ
レームを外側のフレームを連結金具を介して上段に継ぎ
足して所望高さにすることが出来、その際の作業にも既
設の下側のユニット階段フレームが利用され、又、所定
の作業後、簡易階段の折りたたみを行うに際しては各ユ
ニット階段フレームを揚上装置を介して再び横置き姿勢
にし、荷重支持状態にて上記ピン、或いは、ボルトの取
り外しを行って各ユニット階段フレームをフレームの吊
り下げ姿勢でフレームの柱材相互の相対的押し縮めによ
り端部のユニット階段フレームについてはササラ桁を相
互に逆向きに旋回させてフレームの端部からはみ出さな
いようにされ、この際、ブラケットが幅方向のストロー
クストッパとして機能し、フレームの内部に各ユニット
階段フレームと手摺とが完全に折りたたみ状態でコンパ
クトにリジッドな姿勢状態で収納され、再び次の作業現
場にトラック輸送されたり、倉庫に保管して再利用に供
されるようにする等し、手摺を有する作業用簡易階段が
コンパクトな折りたたみ式組立体であることから、その
組立,折りたたみ工数が削減され、ワンタッチ的にリン
ク式に極めてスムーズに高能率で一体的に行え、耐久性
が良く、保守,点検,整備等もかからず、管理もし易
く、したがって、ランニングコストやメンテナンスコス
トも低減され、しかも、工場での初期組立が確実に行わ
れることから、昇降作業中等における緩み等も発生せ
ず、そのため、該昇降作業の容易化,安全化が図られ、
結果的にその信頼性も高めることが出来るようにしたも
のである。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、この出願の発明の実施しよ
うとする形態を実施例の態様として図1〜図5に基づい
て説明すれば以下の通りである。
【0013】尚、図6と同一態様部分については同一符
号を付して説明するものとする。
【0014】図示形態の態様において、11はこの出願
の発明の要旨の中心を成す手摺を有する作業用簡易階段
であり、図1の態様に於て一対のユニット階段フレーム
24,24を示すものであって、用途条件によりその両
側(外側)のスチール製のフレーム12,12´ を適
宜の連結金具33にて上下方向に連結,延長し、大サイ
ズ化を図ることが可能であるものである。
【0015】而して、該両側の外側のフレーム12(説
明の都合上右側のみを示すが、サフィックスを付す左側
のフレーム12´ についても同じである)は鋼製の柱
材13と水平つなぎ材14,14,14…(踊場17
a,17a´ ,17b,17b´ にあっては墜落防止
の機能も有しており、該各踊場17a,17a´ ,1
7b,17b´ のレベルからフレーム12方向にある
構築物や足場、或いは、連結する仮設階段等への移動を
可能にするべく、水平つなぎ材14aが図示しないピン
の着脱を介して容易に取り外し可能なようにされてい
る。)、及び、筋違材15,15,15…によって枠組
され、それらのジョイント部16,16´は基本的には
溶接を介して(ピン連結、或いは、ボルト締結による態
様も可能ではある。)フレーム12が平面的には充分な
剛性を有する枠体を成すように形成されている。
【0016】したがって、フレーム12´ についても
同様の構造である。
【0017】そして、当該フレーム12の柱材13の内
側には所定の幅方向の間隔を介して一対の側面視L型の
踊場17a,17bがその基端部をフレーム12との間
にヒンジ18,18を介して相対的に旋回動自在に枢設
されている。
【0018】但し、該踊場17a,17bの側方に於て
は柱材13に対し一体的に設けた相互に係合離脱する図
示しないストッパが各々設けられており、踊場17aを
時計方向にのみ、又、踊場17bは反時計方向にのみ旋
回動自在にされている。
【0019】そして、反対側のフレーム12´ の柱材
13´ にヒンジ18´ を介してストッパにより踊場1
7a,17bとは逆方向の旋回動が許容される踊場17
a´,17b´ が所定間隔を介して一対枢設されてお
り、該各踊場17a´ ,17b´ には曲折部を介して
ササラ桁20,20の先端が一体的に剛椄されて右側の
フレーム12の柱材13に段差を有してヒンジ18を介
して設けられた踊場17a,17bに外側部がヒンジ2
2を介して枢設された該ササラ桁20には所定段数のス
テップ21,21…が固設されてユニット階段フレーム
24を構成している。
【0020】尚、図示形態においては、図示の都合上、
上下一対のユニット階段フレーム24,24が示されて
いるが、設計により、踊場17a,17a´ ,17
b,17b´ を介して一方のユニット階段フレーム2
4に横方向に隣設して併設状に他のユニット階段フレー
ム24が斜設され得るものである。
【0021】而して、図1に示す形態の態様にあっては
柱材13に対してユニット階段フレーム24,24はヒ
ンジ18,18´ ,22,22を介して非剛性状態に
あるが、各フレーム12,12´ から相対向する方向
に一体的に延設して柱材13,13´ に剛接されたブ
ラケット23,23´ と踊場17a,17bは図2
(イ)に示す様に、ピン、或いは、ボルト25を挿通さ
れて一体化連結され、それによって各ユニット階段フレ
ーム24はフレーム12,12´ と共にリジッドな剛
性を有する形状を保持することが出来るようにされてい
るが、当該態様にあってはササラ桁20が強度的に筋違
材としても充分に機能する。
【0022】そして、ユニット階段フレーム24に於て
は踊場17a,17a´ 、及び、ササラ桁20,20
は相互に逆向きに旋回して折りたたまれ、当該折りたた
み姿勢状態ではフレーム12,12´ の端部の水平材
14,14´ からはみ出ることがないようにされてお
り、したがって、図上左側のフレーム12´ の踊場1
7a´ ,17b´ にはストッパは設けられていないも
のである。
【0023】そして、図4に示すものはユニット階段フ
レーム24と一体的に展開,折りたたみ自在にされる手
摺26の態様であり、当該図4の(ホ)はユニット階段
フレーム24の折りたたみ状態とリンクしてフレーム1
2,12´ の柱材13,13´ 内に折りたたまれてい
る状態を示すものであり、同当該図4(ヘ)に示す態様
は該ユニット階段フレーム24の展開途上におけるリン
ク的に展開、或いは、折りたたみ中途プロセスを示すも
のであり、当該図4(ト)に示す態様は該ユニット階段
フレーム24の展開状態に随伴して展開されている状態
を示すものである。
【0024】そして、27は手摺笠木であり、その中途
部分の折れ曲がり用ヒンジ28を介し実質的には手摺笠
木本体を成す長い手摺部材27´ と短い手摺部材27
´´とが相互に曲折自在にされてその両端はフレーム1
2,12´ の柱材13,13´ から一体的に延設され
ているブラケット23,23´ の基端部から柱材1
3,13に平行に一体的に植立されている手摺子29の
先端部分にヒンジ28´,28´ を介し旋回自在に枢
設されている。
【0025】したがって、当該図4の(ホ),(ヘ),
(ト)に至るユニット階段フレーム24の展開プロセス
において、柱材13,13´ が所定スパン離隔する間
にはユニット階段フレーム24とリンクして展開され、
一方、当該図4(ト),(ヘ),(ホ)に示す折りたた
みプロセスにて手摺笠木27は折れ曲がりヒンジ28´
,28´ を介しスムーズに該ユニット階段フレーム2
4と一体的にリンクして旋回折りたたみがされるように
されている。
【0026】而して、長短の手摺部材27´ ,27´
´にあっては図5の(チ),(ワ)に示す様に、断面形
状がUの字型形状、或いは、コの字型形状にされ、図4
の(ホ)、及び、(ト)に示す様に、長い手摺笠木27
´ がフレーム12,12´の柱材13,13´ に対設
して折りたたまれた状態にあって、又、手摺子29に当
接して折りたたみ姿勢状態にある時にこれらの重合する
状態における嵩が大きくならないように当該柱材13,
13´ 、及び、手摺子29,29の丸ハイプ、又は、
角パイプに嵌装してオーバーラップして嵩ばらないよう
にされており、ヒンジ28´ 部にあっては当該図5の
(チ),(リ),(ル),(オ),(ワ)に示す様に、
手摺笠木27の(長い手摺部材27´ 、短い手摺部材
27´´)の端部からヒンジプレート30が溶接等によ
り一体的に延設されて手摺子29に対しピン31を介し
旋回動自在に枢支され、当該旋回時にあって該手摺子2
9に対する手摺笠木27の干渉を避けるべく、ヒンジプ
レート30の旋回動を吸収するように該手摺子29のヒ
ンジ部にはスリット32が両側に割設されている。
【0027】したがって、図4の(ト)に示す様なユニ
ット階段フレーム24が展開姿勢にあり、手摺笠木27
も併せて随伴的に展開姿勢にある状態において、ヒンジ
28,28´ にあまりが生じ、又、横方向にブレ等が
生ずる虞は全くなく、又、当該図4の(ホ)に示すユニ
ット階段フレーム24の折りたたみ姿勢の状態にあって
随伴的に折りたたまれる手摺笠木27も横方向にずれた
り、揺れたりする虞は全くなく、又、当接部に於ける厚
みは手摺笠木27の断面Uの字型、或いは、コの字型の
形状により柱材13,13´ や手摺子29に対するオ
ーバーラップ的な嵌装姿勢状態のために、厚さが大きく
なることがなく、又、充分な強度,剛性を有してがたつ
くこともない。
【0028】したがって、ユニット階段フレーム24を
地上に横置式にセットし、一方側のフレーム12(12
´ )の柱材13(13´)を他方側の柱材13´ (1
3)にクレーン等の揚昇装置を介し吊り下げ状態で近接
させ、ヒンジ18,18´,22を介しササラ桁20が
柱材13に対し、折りたたまれる姿勢になると、即ち、
該ユニット階段フレーム24が折りたたまれる状態にな
っていくと、併せて、ユニット階段フレーム24に一体
的に取り付けられている手摺26は図4(ト)の状態か
ら当該図4(ヘ)のプロセスを経て当該図4(ホ)の状
態にヒンジ28,28´ ,28´ を介しての旋回によ
り柱材13,13´ 、及び、手摺子29,29に対し
て曲折状態に折りたたまれていく。
【0029】尚、該手摺26が折りたたまれた姿勢、或
いは、展開した姿勢状態は手摺笠木27の断面がUの字
型、或いは、コの字型の形状により前述の如く充分に剛
な姿勢状態を維持することが出来る。
【0030】尚、当該折りたたみプロセスにおいて、手
摺笠木27の端部に於けるヒンジプレート30が手摺子
29のスリット32との相対摺動によりその挙動を吸収
されるために、該ヒンジ28´ 部分に於ける旋回動は
スムーズに行われる。
【0031】したがって、当該図4の(ホ)に示す様
に、手摺26がフレーム12,12´の柱材13,13
´ のスパン内に折りたたまれる姿勢状態では長い手摺
部材27´ が該柱材13,13´ にオーバーラップし
て嵌装されるために、その重合厚みは嵩ばることなく、
設計通りのコンパクト化が行われる。
【0032】これに対し、当該一方のフレーム12の柱
材13を他方のフレーム12´ の柱材13´ に対し、
クレーン等の揚昇装置により吊り上げてユニット階段フ
レーム24を解放し、展開するプロセスにおいては、サ
サラ桁20が剛接された一方の踊場17a´ と共に他
方の踊場17aに対し、当該図4の(ホ)の姿勢状態か
ら(ヘ)の姿勢状態を経て(ト)の姿勢状態に示す様
に、ユニット階段フレーム24が展開され、組み立てら
れるプロセスにあって手摺26も長短の手摺部材27´
,27´´が折れ曲がりヒンジ28、及び、ヒンジ2
8´ ,28´を介してユニット階段フレーム24にリ
ンクして随伴的に自動的に展開されていく。
【0033】尚、当該プロセスにおいてヒンジ28´
部に於ては手摺笠木27の端部のヒンジプレート30が
手摺子29のスリット32にスムーズにスライドして旋
回挙動するために、展開プロセスにおける手摺26の横
方向のがたつき等は生ずる虞は全くない。
【0034】そして、図2の(イ)に示す様なユニット
階段フレーム24の旋回姿勢終了時点においては手摺2
6の展開も一体随伴的に行われて終了する。
【0035】尚、ササラ桁20の当該作業用簡易階段1
1にあってはその長さが、例えば、1.5m等と短いた
めに手摺笠木27の長さも短く、その両端部に於ける手
摺子29,29だけで手摺子機能は充分であり、該両手
摺子29,29間の手摺子は省略して良い。
【0036】尚、図示の都合上、図1,図2,図3
(ハ)において、手摺26は図示を省略してある。
【0037】尚、図1に示す様に、踊場17a,17a
´ のヒンジ18,18´ を介して設けてある柱材1
3,13´ とブラケット23,23´ の先端部に立設
されている手摺33´ ,33´ との幅方向の間にはチ
ェーン等の墜落防止部材32が図示しないピンやフック
を介して取り外し自在に張設されて該踊場17a,17
a´ のガードを成すと共に取り外すことにより、側方
2方向への作業員の通行が可能であるようにされてい
る。
【0038】これにより、前記水平つなぎ材14a,1
4bの着脱と併せ踊り場17a,17a´ ,17b,
17b´ を囲う3方向全てに該作業員が移動するため
の開口部が形成自在にされるようになっている。
【0039】上述構成において、図2の(ロ)に示す様
に、各ユニット階段フレーム24が折りたたみ姿勢にあ
って(その折りたたみ幅はブラケット23,23´ の
長さにより規定されるが)可及的に長方形状の略フラッ
ト姿勢状態にされ、予め工場生産により確実な管理のも
とで量産的に製作されてトラック等に積層されて当該工
場からビル等の構造物の構築作業現場まで搬送されて行
く。
【0040】勿論、当該図2の(ロ)に示す様に、各ユ
ニット階段フレーム24の折りたたみ姿勢にあっては手
摺26も図4の(ホ)に示す様に、両フレーム12,1
2´の柱材13,13´ 内に設計通りの長さが短い状
態でコンパクト状態に折りたたまれている。
【0041】そして、クレーン等の揚上装置により該ト
ラック等から地上に降ろされた各ユニット階段フレーム
24は一方のフレーム12を上側にある(即ち、他方の
フレーム12´ が下側にある)状態にして地上に横置
き姿勢にされ、該フレーム12にクレーン等の適宜の揚
上装置のフック等を掛合させて引き上げると、各ユニッ
ト階段フレーム24はヒンジ18,18´ ,22,2
2を介し旋回裡に拡開状態になって当該図2の(イ)に
示す状態に展開して解放姿勢状態にされる。
【0042】この展開プロセスに同期して手摺26もユ
ニット階段フレーム24にリンクして図4の(ホ)の折
りたたみ姿勢から当該図4の(ヘ)のプロセスを経て
(ト)の展開姿勢状態にされる。
【0043】尚、ユニット階段フレーム24の展開後、
柱材13,13´ と手摺33´ との間には墜落防止部
材としてのチェーン32を張設する。
【0044】そこで、図3の(ハ)に示す様に、一方側
のフレーム12の柱材13から直交状態で他方のフレー
ム12´ に対向的に剛接状態で延設しているブラケッ
ト23の先端と該ブラケット23の側方に在る踊場17
a,17bの側方にピン、或いは、ボルト25を挿通締
結して一体的に連結する。
【0045】したがって、該ピン、或いは、ボルト25
の挿通締結後は図2の(イ),図3(ハ)に示す様に、
ユニット階段フレーム24は手摺26とも展開した状態
でリジッドな姿勢を維持し、剛の展開姿勢状態を維持す
る。
【0046】そのため、当該ピン、又は、ボルト25を
介し踊場17a,17bと各ブラケット23が連結され
た後は両フレーム12,12´ が近接離反するような
作動を与えられようとしても、ユニット階段フレーム2
4と手摺26の当該リジッドな剛の姿勢状態は常に変わ
らず、一定の立体的組立姿勢状態が維持される。
【0047】そして、クレーン等の揚上装置を介して手
摺26と共に展開状態にされたユニット階段フレーム2
4を図1、及び、図2の(イ)に示す縦置き姿勢の状態
にする。
【0048】したがって、一方のフレーム12をしてビ
ル等の構築物の外壁に適宜に固定添設した状態では作業
用簡易階段11はリジッドな剛の状態を維持するため
に、作業者10は当該作業用簡易階段11の踊場17
a,17a´ ,17b,17bを足場とし、各ステッ
プ21、踊場17a,17bを介し手摺26によって所
定に昇降移動を行う。
【0049】勿論、この場合、当該図1、及び、図2の
(イ)の状態に作業用簡易階段11を展開するプロセス
ではユニット階段フレーム24に一体的に予め組み込ま
れていた手摺26も上述の如くがユニット階段フレーム
24に一体的にリンクして同期的に展開されて昇降作業
の確実性と安全性に寄与し、踊場17a,17a´,1
7b,17b´ にあっては図1に示す様にチェーン等
の墜落防止部材32,32、及び、フレーム12の水平
つなぎ材14の一部14aをピン等の抜きさしにより開
閉自在にしてガード機能を果す。
【0050】このようにして、踊場17a,17a´
(17b,17b´ )から構築物の作業現場等への出
入通行に際しては該チェーン等の墜落防止部材32や水
平つなぎ材14の一部14aを図示しないピンやフック
を介して外して自在に出入り通行が出来る。
【0051】したがって、作業員10の転落や治具の落
下等は防止され、安全な状態を維持して所定の昇降移動
作業等が高能率裡に行われる。
【0052】そして、当該作業用簡易階段11の使用態
様は単に当該ビル等の構築部位に対する昇降作業のみな
らず、構築部位の高さに応じて該作業用簡易階段11の
高さを上延して更なる高さの昇降作業をする場合にも、
地上に於て当該図2の(イ)に示す状態に展開されてリ
ジッド状態にされたユニット階段フレーム24,24を
両フレーム12,12´ の先端に対する所定の連結金
具33を介して背丈延長を図る増階作業に供することも
可能である。
【0053】そして、当該ピン、又は、ボルト25のブ
ラケット23と両踊場17a,17bに対する締結連結
作業は当該連結部位が地上に在るユニット階段フレーム
24から作業員10が容易に作業をする程度の高さの位
置に在るために極めて容易、且つ、確実に安全に行われ
る。
【0054】そして、図2の(イ)の状態に組立作業が
終ったユニット階段フレーム24はクレーン等の揚上装
置により地上に横姿勢にした組立姿勢から縦置き型に引
き起こして一方のフレーム12,12´ を施工する所
定の構築物に添設したり、所定にセットして昇降作業に
供し、作業者10は踊場17a、及び、17a´ ,1
7b,17b´ 、並びに、各ステップ21を介し手摺
26により所定の昇降作業を行う。 勿論、当該構築物
に対する昇降作業ばかりでなく、当該構築物のサイズが
大型になれば、昇降距離も長くなり、したがって、作業
用簡易階段11も大型長大にする必要があるが、この場
合には、前述した如く当該第2(イ)に示す縦置き姿勢
に組立状態にされた作業用簡易階段11をクレーン等の
揚上装置により揚上,継ぎ足して各フレーム12の端部
同志を接合し、連結金具33により所定に連結するが、
当該連結作業にも下段の組み立てられたユニット階段フ
レーム24を用いて上段の連結するユニット階段フレー
ム24の連結作業を安全、且つ、正確、且つ、確実に行
うことが出来る。
【0055】そして、構築物に対する所定の昇降作業や
作業用簡易階段11の上方への連結増階作業が終って所
定に解体,撤去するに際しては上述組立作業とは逆の順
にて各作業用簡易階段11を連結金具33の解離を介
し、上方よりクレーン等の揚上装置を介して一種の吊り
下げ状態にし、各ユニット階段フレーム24については
縦置き型から一方のフレーム12´ を地上側にして横
置きの姿勢状態で荷重をかけた状態にして、ピン、或い
は、ボルト25を取り外し、該クレーン等の揚上装置に
より他方の、即ち、上方に在るフレーム12をフックを
介し徐々に吊り下げていくことにより、ササラ桁20の
一端とその両側の踊場17a,17a´に対する連結用
のヒンジ18、ヒンジ22,18´ を介し、図2の
(イ)に示す姿勢状態から図2の(ロ)に示す折りたた
み姿勢に自然に折りたたませていく。
【0056】勿論、当該折りたたみプロセスにあっては
手摺26も図4の(ト)の状態から(ヘ)の状態を経て
(ホ)の姿勢状態にユニット階段フレーム24の折りた
たみプロセスにリンクして随伴的に一体的に折りたたま
れていく。
【0057】そして、当該折りたたみプロセスにおい
て、その厚み方向はフレーム12から一体的に直交状態
に延出しているブラケット23のスパンの長さ内に充分
に収納され、又、ササラ桁20、及び、踊場17a,1
7bが互いに逆方向に旋回するようにされているため
に、フレーム12,12´ の端部からはみ出ることは
なく、当該図2の(ロ)に示す状態に折りたたまれるプ
ロセスにおいて、一方側のフレーム12が他方のフレー
ム12´ に対し望ましくは常時平行姿勢状態で折りた
たまれることが好ましいものではあるが、反復使用する
経時的なヒンジ等のガタツキにより非平行的に折りたた
まれる不具合の可能性が考えられ、その場合には該フレ
ーム12,12´ 内に折りたたまれるユニット階段フ
レーム24が部分的に位置ずれを起こすような可能性が
あるために、これに対処するべく図3(ニ)に示す様
に、フレーム12の柱材13の相隣るブラケット23,
23の先端にカムブラケット34,34をその先端に相
互に反対方向のカム面35,35を形成して一体的に設
け、これに対し、他方のフレーム12´ の柱材13´
にはサブカムブラケット34´ ,34´ を一体的に固
設し、カムブラケット34のカム面35に対向して摺接
自在にするカム面35´ を形成し、フレーム12,1
2´ の柱材13,13´ が相対的に近接する過程にお
いて、両カム面35,35´ が一種のガイド作用を介
しフレーム12,12´ に平行な方向へのズレを防止
するようにされる。
【0058】尚、カムブラケット34と柱材13´ に
は孔36,36´ が対応的に穿設され、ピン、或い
は、ボルト25の踊場17a,17bの側方への刺し込
みによるユニット階段フレーム24を展開姿勢状態のリ
ジッドな剛の姿勢状態を保持するようにすることと、折
りたたみ姿勢状態を保持するべく、カムブラケット34
の孔36と他方側のフレーム12´ の柱材13´ に穿
設した孔36´ にピン、或いは、ボルト25を刺し込
むように兼用的に機能させることが出来る。
【0059】したがって、当該折りたたみプロセスにお
いてはブラケット23の先端に設けられたカムブラケッ
ト34とそれに対向するサブカムブラケット34´ の
機能によりユニット階段フレーム24のガタツキのない
フレーム12,12´ 内への折りたたみが行われる。
【0060】勿論、この折りたたみのタイミングでは手
摺笠木27の断面がUの字型、或いは、コの字型に形成
され、ブラケット23に一体的に設けられた手摺子29
に密着して図5の(ワ)に示す様に、オーバーラップ的
に外挿的に嵌装されるために手摺26もフレーム12,
12´ にコンパクトに収納される。
【0061】尚、この出願の発明の実施態様は上述各実
施形態に限るものでないことは勿論であり、例えば、両
フレーム12,12´ に対する締結バンドや命綱、或
いは、救命ネット等を一体的に組み込む等種々の態様が
採用可能である。
【0062】
【発明の効果】以上、この出願の発明によれば、基本的
にビルや鉄塔,橋梁やプラント等の建築土木等の構造物
を構築する作業現場で用いられる昇降用の仮設階段構造
において、旧来態様のビテイ型の枠組足場等の多数の単
品部材を用いて寄せ集め的に現場組立をするのではな
く、設計仕様に正確に従う厳密な管理のもとでの工場生
産による各部品がユニット階段フレームと手摺と共に一
体的にブロック状に組み込まれて踊場やステップ付ササ
ラ桁が該手摺等と共に一体化されヒンジを介し、しか
も、可及的に少い数のヒンジを介し、旋回動自在に解放
自在、結果としてユニット階段フレームと手摺とが共に
展開,折りたたみ自在に設けられていることにより、工
場生産が規格的に厳密に行われることと相俟って現場に
於ける手摺を有する簡易階段の展開組立,解体撤去が正
確で容易に行われ、組立作業,解体作業が高能率に、且
つ、スムーズに行われるという優れた効果が奏される。
【0063】しかも、一対のフレーム間に設けた踊場や
ステップや手摺付のササラ桁がヒンジを介し一体的に旋
回して展開可能にされるために、展開後は該踊場とフレ
ームから一体的に延設するブラケットとを数少いピンや
ボルトを介しての締結によりリジッドな一体剛性状態を
現出出来るために、作業は当該ピンやボルトの締結だけ
の簡易作業で済み、又、解体時にはピンやボルトを取り
外すというこれまた簡単な作業で行えるために、組立解
体作業は実質的にワンタッチ的に行われ、しかも、作業
が容易であるために、能率的に、又、作業の安全も保証
され、高能率に作業が出来、結果的に構造物に対する昇
降作業等が作業員の墜落や治具の落下等を防ぎ、安全、
且つ、正確に高能率でスムーズに行われて信頼性が向上
するという優れた効果が奏される。
【0064】又、工場生産から輸送、及び、現場に於け
る展開組立、及び、折りたたみがスムーズ、且つ、簡易
に行われるために、部材の損耗等も少く、したがって、
耐久性も良く、ほとんどメンテナンス作業もかからず、
作業コストが低減され、使用に際しての経済性が高いと
いう効果がある。
【0065】しかも、各部品,部材は工場生産により1
ブロック化されるために、工場生産は勿論、現場組立,
格納時において部品点数が少く、その管理がし易く、こ
の点からも組立,解体,作業能率の向上と低コスト化が
図れるというメリットがある。
【0066】そして、フレーム間に設けたユニット階段
フレームに該ユニット階段フレームと一体的にリンクし
て展開,折りたたみ自在な手摺が予め組み込まれている
ために、作業用簡易階段の組立解体に際し、作業員の昇
降作業時の墜落や治具の落下等の災害が防止されるため
に、作業の安全性がより高められるという優れた効果が
奏される。
【0067】又、手摺笠木の手摺子に対するヒンジを介
しての連係により、当該ユニット階段フレームの展開,
折りたたみ時に手摺の展開,折りたたみが該ユニット階
段フレームにリンクして随伴的に同期的に展開,折りた
たみが出来るために、該展開折りたたみ時に作業員が該
ユニット階段フレームを昇降移動する時に当該昇降移動
が極めて容易に行われるという効果もある。
【0068】又、単に施工の作業性が向上し、能率がア
ップするのみならず、これらによる工期の短縮が図ら
れ、安全性が極めて高いために、大幅な作業量の低減と
なって生産性が向上するというメリットもあり、又、部
品のブロックによるコンパクト化が図られるというメリ
ットもある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明の1実施形態の各部品取り合い
の斜視図である。
【図2】(イ)はユニット階段フレームの展開組立状況
概略側面図であり、(ロ)は同折りたたみ状態の概略側
面図である。
【図3】(ハ)はユニット階段フレームの要部拡大実態
斜視図であり、(ニ)はブラケット相互の取り合い側面
図である。
【図4】(ホ)は手摺の折りたたみ状態のユニット階段
フレームとの概略取り合い側面図であり、(ヘ)は同展
開中途プロセスの要部側面図であり、(ト)は同展開状
態の要部拡大側面図である。
【図5】(チ)は手摺笠木と手摺子との取り合い状態の
概略斜視図であり、(リ)は手摺笠木と手摺子とヒンジ
部の取り合い側面図であり、(ヌ)はヒンジ部の横断面
図であり、(ル)は同ヒンジ部のスリットの正面図であ
り、(オ)は手摺子に対する手摺笠木のオーバーラップ
側面図であり、(ワ)は(オ)のV −V 断面図である。
【図6】(カ)は従来技術に基づくビテイ足場の概略斜
視図であり、(ヨ)は同ビテイ足場の仮足場の組立状態
の概略斜視図であり、(タ)は同仮設階段構造の模式側
面図であり、(レ)は同正面図であり、(ソ)は仮設簡
易階段の模式斜視図である。
【符号の説明】
21 ステップ 20 ササラ桁 17a,17a´ ,17b,17b´ 踊場 12,12´ フレーム 25 ピン、又は、ボルト 13,13´ 柱材 14,14´ 水平つなぎ材 15 筋違材 26 手摺 24 ユニット階段フレーム 23 ブラケット 27 手摺笠木 28 折れ曲がり用ヒンジ 29 手摺子 28´ ヒンジ 30 ヒンジプレート 32 スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新吉 信市 千葉県野田市二ツ塚118番地 川重工事 株式会社 野田工場内 (72)発明者 末次 尚史 千葉県流山市美田653−28 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04G 1/26 E04G 1/34

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両側のフレームの柱材にヒンジを介して枢
    設された一方の踊場の内端にヒンジを介して一端が枢設
    され、他方の踊場に他端が剛設され所定数のステップを
    固設されると共に手摺を有するササラ桁がユニット階段
    フレームを成し、該ユニット階段フレームが上記柱材に
    固設されたブラケットにピン又はボルトを介して該柱材
    に対して折りたたみみ自在にされている手摺を有する作
    業用簡易階段構造において、手摺笠木が中途部に折れ曲
    がり用ヒンジを有し両端部を上記ブラケットに固設され
    た手摺子にヒンジを介して旋回動自在に枢設されている
    ことを特徴とする手摺を有する作業用簡易階段構造。
  2. 【請求項2】上記折れ曲がり用ヒンジの位置が下位の踊
    場に対する上記ブラケットに固設された手摺子寄りに配
    設されていることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の手摺を有する作業用簡易階段構造。
  3. 【請求項3】上記手摺笠木が上記手摺子に嵌合自在な形
    状に形成されていることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の手摺を有する作業用簡易階段構造。
  4. 【請求項4】上記手摺子のヒンジが手摺笠木の端部に一
    体的に延設されたヒンジプレートと手摺子側に該ヒンジ
    プレートを挿入自在なスリットを有することを特徴とす
    る特許請求の範囲第3項記載の手摺を有する作業用簡易
    階段構造。
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