JP2593840Y2 - 支保工構造 - Google Patents

支保工構造

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JP2593840Y2
JP2593840Y2 JP1993040457U JP4045793U JP2593840Y2 JP 2593840 Y2 JP2593840 Y2 JP 2593840Y2 JP 1993040457 U JP1993040457 U JP 1993040457U JP 4045793 U JP4045793 U JP 4045793U JP 2593840 Y2 JP2593840 Y2 JP 2593840Y2
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尚史 末次
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川重工事株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】開示技術は、橋梁や建築構造物の
架設を行うに、ユニット重量物を架設するに際しての該
ユニット重量物を支持する支保工の構造の技術分野に属
する。
【0002】
【従来の技術】橋梁工事、及び、各種建築構造物の建築
工事の現地施工において、図15に示す様に、橋桁1、
又は、大トラス等を架設する場合、予め工場で製作され
た輸送ブロック単位の部材を現場にクレーン2により搬
入し、現場にてそれぞれのブロック単位の部材をベント
等の支保工3で仮受けし繋ぎ合わせた後ボルト、又は、
溶接等で接合して構造体を一体にした後、該支保工3を
解体撤去搬出する工法が一般的であり、したがって、そ
の際必ず必要とするのが支保工3である。
【0003】又、図16に示す様に、構築物5の構築に
際しトラス4´を架設するに、同様に支保工3´を介し
て行う。
【0004】かかる従来のベント等の支保工3,3´の
構造は、重量物を受ける支柱材、水平力に対して構造物
を安定させるための水平つなぎ材,ブレース材等該支保
工3,3´の組立作業に必要な支柱材,足場板材等がそ
れぞれ単独部材として多種,多数現場に搬入され、それ
ぞれの部材をボルト等で接合し該支保工3,3´を組立
て完成させていた。
【0005】したがって、支保工3,3´の構成部材数
が多いため、多くの組立工数を要し、且つ、多くの場
合、高所作業を伴うため非常に危険度が高い作業とな
り、しかも、能率が非常に悪いのが現状である。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来のベント等の支保工3,3´にあっては図17に示
す様に、上述の如く、支柱材10のパイプ材や横継材1
1のアングル材、更には、ブレース材12等が所定数の
ボルト,ナット等により設計に従って工事現場で所定に
組み付けされ、又、作業用梯子13を取り付け、工事終
了後には解体して撤去するようにされていることから、
極めてその組み立て、解体作業が多工程的であり、高所
作業を伴うため作業にかかわる危険度が高く、施工能率
が極めて低くなるという欠点があり、結果的にさまざま
な点で危険性が高く、コスト高につながるという不利点
があった。
【0007】又、ベント等の支保工3,3´を構成する
部材が多種に亘るため、その部材の搬入、搬出、及び、
保管管理に多くの労力を要していた。
【0008】
【考案の目的】この考案の目的は上述従来技術に基づく
重量物の架設に伴う仮設用のベント等の支保工の施工現
場に於ける組み立て,解体に伴う安全性,作業能率等の
問題点を解決すべき技術的課題とし、製造工場や管理倉
庫等に於て所定に組み立てした状態の支保工ユニットを
施工現場まで折りたたみ状態で搬送し、該施工現場にお
いてワンアクション的に展開し、安全に、しかも、能率
的に所定の架設に供することが出来、又逆順により解体
も容易に出来ようにして建設産業における施工技術利用
分野に益する優れた支保工構造を提供せんとするもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段・作用】上述目的に沿い先
述実用新案登録請求の範囲を要旨とするこの考案の構成
は、前述課題を解決するために、重量物の架設工事に際
し、当該重量物を支持して所定の架設工事を行うに際
し、当該重量物を上部にて支持し、所定の手順に従って
当該架設工事を行うに、当該架設部位に折りたたみ式の
ベント等の支保工部材を搬入して展開し、ワンアクショ
ン的に組み立てるようにし、施工現場にて折りたたみ式
支保工をしてクレーン等によりワイヤを玉掛けにより一
端部の柱材を吊り上げるに、一つの面フレームに対し他
の面フレームを成す柱材にピン連結された横継材として
の水平つなぎ材に該水平つなぎ材にピン連結された鉛直
材が該ピンを介して旋回して展開し、又、柱材にピン連
結されたブレース等の斜材が開いてその先端に設けたロ
ーラをして鉛直材に沿って転動し、相対向する支柱材、
及び、水平つなぎ材,鉛直材,ブレース材、及び、水平
つなぎ材に一体的に併設された作業床も展開し、又、一
つの面フレームを成す支柱材に併設した昇降用梯子も該
作業床を挿通した姿勢のまま展開し、全開状態にて斜材
先端のローラが横継材のガセットプレートの孔にそのピ
ンが一致した時点で枢支ピンを挿通して抜け止めピンを
係合させ、支保工は静定的にリジッドにされ、特に、箱
型式の支保工にあっては空間的に安定して立体構造の支
保工とされ、作業員は柱材に併設された昇降用梯子を用
い、作業床の上でベント材の積上げ等の所定の作業を能
率良く、安全に行い、所定の重量物に対する支保工の仮
設作業を行い、作業終了後は上述プロセスを逆に辿って
支保工が枢支ピンの引き抜きによりワンアクション的に
解体され、クレーン等によりスムーズに撤去され、折り
たたまれて次回の使用に備えるようにされ、而して、支
保工は実質的に1ブロックユニットで構成しているため
に資材管理等もほとんど要らず、作業の安全性が高く、
施工能率が著しく向上するようにした技術的手段を講じ
たものである。
【0010】
【実施例】次に、この考案の1実施例を図1〜図14に
基づいて説明すれば以下の通りである。
【0011】尚、図15以下と同一態様部分は同一符号
を用いて説明するものとする。
【0012】図示実施例は箱組みタイプの支保工ユニッ
ト3´´の態様であり、当該実施例では、例えば、高さ
2mの支保工ユニットを示してある。
【0013】而して、この考案の原理的態様を図11〜
図14によって略説すると、当該支保工ユニット3´´
は一対の柱材10´,10´及び該一対の柱材10´,
10´間の上下の水平つなぎ材20,20と該一対の支
柱10´,10´の上下端間に配設した、ブレース材1
2´,12´により一方の面フレーム(イ)を形成し、
隣接する他方の面フレーム(ロ)については該一対の柱
材10´,10´の中点を水平つなぎ材11´,11´
の基端に対するピン枢支点14とし、該水平つなぎ材1
1´,11´の展開用のピン枢支点15´,15´を相
互の枢支点とした上下の水平つなぎ材11´,11´を
該各ピン枢支点14から延設し、上下のピン枢支点15
´,15´の間に鉛直材16を両端を該ピン枢支点15
´,15´にピン枢支して連結させ、両側の柱材10
´,10´の上端部と該鉛直材16の下端部のピン枢支
点15´との間にブレース材としての斜材12´´,1
2´´を介設し、鉛直材16のウエブ16´に対し後述
するように該斜材の先端にローラ21をピン26を介し
て転動自在にするように枢支され、又、下側の縦横の水
平つなぎ材11´,20´には一対の作業床17,17
を一体的に折りたたみ自在に付設させ、図11に示す様
に、その一方側の作業床17の略方形の挿入口18に柱
材10´,10´に沿って梯子19を挿通させてその上
下端を該柱材10´,10´間の上下の水平つなぎ材2
0,20に連結材を介して固設させ、反対側には高さが
略半分の上下方向長さの梯子19´を上部と中部の水平
つなぎ材20,20´間に配設する。
【0014】而して、一方の面フレーム(イ)について
は固定構造とし、他方の面フレーム(ロ)については図
11〜図13に示す様に、折りたたみ展開自在な可動的
な開閉式にすることが出来るようにされる。
【0015】そのため、折りたたみ状態では図14に示
す様に、両側の面フレーム(イ),(イ)は相対向して
重合状態にされ、面フレーム(ロ),(ロ)はほとんど
間隔がない折りたたみ状態にされ得る。
【0016】したがって、支保工ユニット3´´にあっ
ては側面視にあって一種のアコーデオン式機能を有する
ことになる。
【0017】而して、上述原理的態様に沿う実施例は図
1〜図9に示す通りであり、一対のパイプの柱材10
´,10´、及び、これらの相互の柱頭部,柱脚部のブ
ロック23,23,23´,23´にはブレース材12
´,12´…の基端部がピン24を介して連結され、中
央にガセットプレート151´´を介してピン24の接
合により相互に枢支連結され、又、溶接により固定され
て相対向する両面フレーム(イ),(イ)を形成してい
る。
【0018】尚、両側の柱材10´,10´の上下端の
ブロック23,23´には支保工ユニット3´´,3´
´の高さ方向の積層のための連結用のプレート22,2
2´が添設されている。
【0019】又、上下の相対向するブロック23,23
(23´,23´)には側面方向の上下の水平つなぎ材
20,20がピン24により枢支連結されている。
【0020】而して、他方の面フレーム(ロ)の相対向
する柱材10´,10´の中途部位には図2に示す様
に、ガセットプレート31が各々固設されて一対の横継
材としての水平つなぎ材11´,11´の基端部をして
ピン24により枢支連結して各々延長され、又先端部が
相互にガセットプレート151´に対してピン24によ
り相対的に旋回動自在に連結されている。
【0021】又、柱材10´,10´の柱頭部の各ブロ
ック23,23´に基端部をピン24により枢支連結さ
れた上部の一対の水平つなぎ材11´,11´の相対向
する先端部はガセットプレート151に対しピン24を
介し枢支連結される。
【0022】更に、該ガセットプレート151に各先端
をピン24により先端部を固定連結された上部の水平つ
なぎ材11´,11´からはその間隔保持に必要な断面
H型の鉛直材16がそのウエブ16´をして上記ブレー
ス材12´´,12´´の各ローラ21の転動が可能で
ある一種のガイドレールとして下延され、該鉛直材16
の下端は下部の水平つなぎ材11´,11´がピン24
により枢支連結するガセットプレート151´にピン2
6により枢支され、したがって、該ローラ21の鉛直材
16のウエブ16´に対する転動及び水平つなぎ材11
´の旋回動により図13,14に示す様に面フレーム
(ロ)はアコーディオン式に折りたたみ開閉自在にされ
ている。
【0023】そして、他方の相対向する面フレーム
(ロ),(ロ)にあっては各柱材10´,10´の上端
のブロック23にピン24により基端を枢支連結された
ブレース材12´´が平面的に旋回動自在にされてその
先端には図8に示す様に、前記ローラ21が回転自在に
中空のピン26´により枢着され、上記鉛直材16、の
ウエブ16´に転動自在にされ、該ブレース材12´´
の先端に設けたローラ21を枢支する中空のピン26´
のピン孔26´´がガセットプレート151´のピン孔
25´に図10に示す様に、一致する展開姿勢では図7
に示すピン26を該ピン孔25´,26´´に挿通する
ことにより、上下の水平つなぎ材11´,11´、及
び、鉛直材16、及び、柱材10´,10´をして静定
構造とされ立体的に所定の構造態様とされて箱型形状を
形成するようにされている。
【0024】又、他方の面フレーム(イ)の下側の横継
材の水平つなぎ材20´,20´には一対のチェッカー
プレートの作業床17,17が前述した如く図5に示す
様に、相互に微小スリットdの間隙を介して図示しない
ヒンジを介して枢設され、一方の作業床17側には平面
視方形の挿通孔18が設けられ、該挿通孔18側の柱材
10´,10´に沿って上下の水平つなぎ材20,20
に図1,2に示す様に上下端を連結材を介して固設され
た昇降用梯子19を遊装している。
【0025】又、該昇降用梯子19の反対側の高さ略半
分の昇降用梯子19´は図2に示す様に、その上端が上
部の水平つなぎ材20に固設されている。
【0026】又、各作業床17には降水,洗浄水のため
のドレン孔32が図5に示す様に所定数適宜の位置に穿
設されている。
【0027】したがって、当該支保工ユニット3´´に
あっては、前述図11〜図14によって説明した如く、
側面視に於て折りたたみ展開自在な開閉型のアコーディ
オン的機能を有するものであり、組み立て,解体はガセ
ットプレート151´のピン孔25´とブレース材12
´´のローラ21の中空のピン26´のピン孔26´´
が一致した時、これらのピン孔25´,26´´に図
6,7に示す様に、基端部にストッパフランジ27を有
し、先端がテーパー部27´が形成されているピン26
を挿通してテーパー部27´寄りに設けた貫通孔28に
クリップタイプの抜け止めピン29(図6に示すクリッ
プタイプでなく図7に示す割りピン式のものでも良い)
を挿通係合することにより、開放展開姿勢は固定されて
静定的にリジッドになり、4本の柱材10´,10´,
10´,10´により三次元的立体構造とされ、自立型
支保工ユニット3´´とすることが出来る。
【0028】そして、開放展開状態では上下の水平つな
ぎ材11´,11´、鉛直材16、及び、柱材10´,
10´、ブレース材12´´,12´´により形成され
る面フレーム(ロ)は一種のトラス的剛構造とされ、静
定的な姿勢を維持することが出来る。
【0029】そして、ピン26をガセットプレート15
1´から抜き取ることにより該ブレース材12´´はフ
リーな状態とされ、静定的な剛構造は開放されて柱材1
0´,10´に取り付けられた適宜の吊りピースを介
し、玉掛けされたワイヤによりクレーン等によって吊り
上げ姿勢を採ると、支保工ユニット3´´は図2の姿勢
から図3の姿勢を経て、図4(図3と図4は図示の都合
上左右逆に示されている。)の閉じ姿勢となって自重に
より折りたたまれて適宜に保管される。
【0030】尚、上述開閉プロセスにおいて、各作業床
17,17は下部の水平つなぎ材11´,11´と共に
開閉し、展開折りたたみが自在にされ、相対向する間隙
dのスリットは該開閉に支障をきたすことなく、又、一
方の作業床17の挿通孔18に対する昇降用梯子19の
セット状態も何ら支障はないものである。
【0031】勿論、他方の高さ半分の昇降用梯子19´
も折りたたみ、展開に際し何ら支障を及ぼすことはな
い。
【0032】そして、クレーンによる掛合吊り上げで支
保工ユニット3´´が図1,図2に示す様に、地上から
自立型に剛構造として全開状態にされて組み立てられた
姿勢で作業員が昇降用梯子19,19´により所定高さ
昇降し、又、作業床17を介し安全、且つ、能率的に所
定の仮設作業を行う。
【0033】そして、支保工ユニット3´´がベントと
して更に所定高さ必要な場合には、所定数の該支保工ユ
ニット3´´,3´´を各柱材10´の上下端のブロッ
ク23,23´の位置に合せ、プレート22,22´を
介し所定のボルト,ナット等による結合で所定高さに組
み立て出来、これらの組み立ては地組み、或いは、クレ
ーンによる吊り上げ等で適宜に行うことが出来る。
【0034】上述構成の支保工ユニット3´´は工場で
所定に組み立てられ、ピン26とペアで1組とされ、防
錆処理等されて折りたたみ姿勢でトラック等により施工
現場に搬入され、1台のクレーンにより玉掛けされたワ
イヤを介しその自重による吊り下げ姿勢を採ることによ
り、該支保工ユニット3´´を図4に示す姿勢状態から
図3に示す姿勢状態を経て図2に示す展開姿勢をとり、
地組み的に組み立てられ、当該図2に示す姿勢状態にな
るプロセスにおいて、ブレース材12´´は図3に示す
様に、鉛直材16の先端のローラ21が該鉛直材16の
ウエブ16´に沿って転動して展開状態となり、該ロー
ラ21の中空ピン26´のピン孔26´´がガセットプ
レート151´のピン孔25´に一致したところで、図
6に示すピン26をしてその先端のテーパー部27´を
ガイドとして挿入し、ストッパフランジ27で停止さ
せ、抜け止めピン29をその孔28に挿入してワンタッ
チ的に組み立てを終了し、クレーン等により90°旋回
させて図1,図2に示す様な上下位置を正しくして自立
姿勢にし、地組み立てを完了して自立姿勢で所定の仮設
工事に供するようにする。
【0035】この状態で支保工ユニット3´´の展開形
状保持はブレース材12´´もその機能に与かる。
【0036】そして、高さ方向のサイズにおいて、支保
工ユニット3´´が所定段数必要な場合には、上述した
如く、各支柱材10の端部ブロック23,23´の位置
合せ,プレート22,22´を介してのボルト,ナット
締め付け等を地組み、或いは、吊り上げ姿勢で行って所
定高さにすれば良い。
【0037】そして、その際、作業員は上述した如く、
昇降用梯子19,19´、及び、作業床17を介して所
定に行い、作業中における降水、或いは、洗浄水等の水
はけは該作業床17に形成したドレン孔32を介して行
われる。
【0038】そして、所定の仮設作業が終了すれば、上
述プロセスとは逆プロセスを辿り、ピン26のガセット
プレート151´からの抜き取りを行い、クレーンを介
して玉掛けされたワイヤにより地表に支保工ユニット3
´´を降ろすことにより自重を介し図3の状態から図4
に示す姿勢状態に折りたたまれ、柱材10´,10´を
ワイヤ等により相互に連結して所定に格納し次回の使用
に供するようにする。
【0039】したがって、この考案の支保工構造では支
保工ユニット3´´が予め1ユニットとして組み立てら
れ、ピン26と1組にされるのみで各資材は相互独立的
にバラバラにならず、そのため部品管理等もほとんど必
要ではなく、その組み立て,解体は単なる折りたたみ展
開で済むことから、極めてスムーズに行われ、作業員の
墜落や治具の落下等の危険性はなく、架設作業能率も極
めて良いものである。
【0040】尚、この考案の実施態様は上述実施例に限
るものでないことは勿論であり種々の態様が採用可能で
ある。
【0041】又、設計変更的には水平つなぎ材,ブレー
ス材とも複数段にして平行リンク式にする等が可能であ
る。
【0042】そして、施工対象は図15に示す橋梁の架
設工事や図16に示す建築工事等に対するのみばかりで
なく、さまざまな部位に於ける高所施工の対象も採用可
能であることも勿論のことである。
【0043】そして、この考案の支保工ユニットはベン
ト以外の種々のサポート用の支保工であっても良いこと
は勿論のことである。
【0044】
【考案の効果】以上、この考案によれば、橋梁工事や建
築工事等の高所の重量物架設工事に用いる仮設用のベン
ト等の支保工ユニットにあって、ブレース材以外はピン
枢支連結組み付けを行う構造とし、平行リンク的にアコ
ーディオン式に展開折りたたみ自在としてあることによ
り、現場仮設に際し複数の部材のボルト,ナットによる
組み付け等の煩瑣な作業,部品管理がなく、ブレース材
に対する単なるピンの押し込み,抜き取りのワンアクシ
ョン的な作業を介し支保工構造が静定構造に組み立て解
体自在とされ、極めてスムーズに地組み等が行え、三次
元的仮設が自在で安全に行われるという優れた効果が奏
される。
【0045】又、製造工場や倉庫等から折りたたみ状態
で施工現場まで搬送し、架設工事現場でワンアクション
式に地組み等が行えるために、極めて作業能率が良く、
安全性が高く、結果的にコストダウンが図れ、しかも、
部品の紛失等もなく、保守管理性に優れるという効果が
ある。
【0046】又、ローラ付の斜材の先端部の連結用のピ
ン以外は予め工場で製造組み付けがなされるために、組
み付け精度も良く、斜材の先端の該ローラを介しての水
平つなぎ材、及び、鉛直材の連結されているガセットプ
レートに対するピン枢支作業だけで良いために、組み立
てに熟練を要せず、しかも、安全性が良く高精度の支保
工組み立てが出来、結果的に重量物の架設工事も施工能
率が良く、工期の短縮が図られるという優れた効果が奏
される。
【0047】そして、支柱材と横継材、鉛直材、及び、
斜材により構成される一つの面フレームに昇降用梯子が
配設されて該一つの面フレームに固設された作業床に遊
挿されていることにより仮設作業時に不可欠な昇降用梯
子が強固に面フレームに取り合わされ、しかも、作業床
に対して通り抜け自在にされて昇降出来るために、当該
仮設作業がより安全で確実に行われるという効果が奏さ
れる。
【0048】更に、斜材の先端に転動自在なローラが枢
設されていることにより面フレームの開閉に際し、該ロ
ーラを介して鉛直材に対する斜材のスライドをほとんど
抵抗なく行えるので、作業がし易く効率良く迅速に行え
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の1実施例の正面図である。
【図2】同、組み立て状態の側面図である。
【図3】同、組み立てプロセス初期の側面図である。
【図4】同、折りたたみ状態の側面図である。
【図5】同、開放姿勢の作業用床材取り合い平面図であ
る。
【図6】同、組み立てピンの部分断面側面図である。
【図7】他の組み立てピンの斜視図である。
【図8】斜材とローラを介しての鉛直材の取り合い部分
断面正面図である。
【図9】斜材と横継材のガセットプレートを介しての取
り合い部分断面図である。
【図10】斜材,鉛直材,横継材のガセットプレートを
介しての取り合い側面図である。
【図11】この考案の原理態様の模式構造斜視図であ
る。
【図12】同、組み立て状態の構造模式斜視図である。
【図13】折りたたみ中途の模式斜視図である。
【図14】折りたたみ完了姿勢の模式斜視図である。
【図15】橋梁の構築物の設置態様側面図である。
【図16】構築物の構築態様概略側面図である。
【図17】従来技術に基づくベントの模式側面図であ
る。
【符号の説明】
10´ 支柱材 11´,20 水平つなぎ材(横継材) 24 (連結用)ピン (イ),(ロ) 面フレーム 16 鉛直材 12´ 斜材 26 枢支用ピン 3´´ 支保工ユニット 21 ローラ 17 作業床 19,19´ 昇降用梯子 22´ 連結用プレート

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】全ての金属製素材より成り両端の支柱材の
    上下に一対の横継材がピン止めされて一つの面フレーム
    を成し、又該支柱材間にピン枢支された他の一対の横継
    材の間に鉛直材がピン枢支渡設され、上記支柱材と該横
    継材との間にピン枢支された斜材とで他の面フレームを
    成して両面フレームで構成する支保工において、該斜材
    の先端に設けたローラが上記他の横継材と着脱自在に枢
    着されて全体的に折りたたみ自在にされ、又、上記
    フレームに折りたたみ自在な作業床が設され、而して
    上記一つの面フレームに昇降用梯子が設され当該昇降
    用梯子が上記作業床に遊挿されていることを特徴とする
    支保工構造。
JP1993040457U 1993-06-30 1993-06-30 支保工構造 Expired - Lifetime JP2593840Y2 (ja)

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