JP3085742U

JP3085742U - 烏賊飯食品

Info

Publication number: JP3085742U
Application number: JP2001007115U
Authority: JP
Inventors: 柳吉郎青
Original assignee: 榮屋株式会社
Priority date: 2001-10-31
Filing date: 2001-10-31
Publication date: 2002-05-17
Anticipated expiration: 2007-10-31

Abstract

(57)【要約】【課題】素材として烏賊を丸ごと用い、新たな食材と
して提供すること。【解決手段】本考案の烏賊飯食品は、烏賊の皮付き肉
質部分の中に炊き上げたご飯を詰めて膨らませ、煮上げ
て味付けした烏賊飯であって、烏賊の原形をそのまま残
すように再現させて真空パックした。このように、素材
として烏賊の皮付き肉質部分を丸ごと利用したものは、
消費者に新たな食材として新鮮な印象を与えることがで
き、また、加熱なしで食することができる真空パック食
品となる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、真空パックで封印されて販売される烏賊の加工食品に関する。

【０００２】

【従来の技術】

生の素材を活かして販売される食品は、冷凍、乾燥、真空パックなどされて、保存期間を長くして販売されている。このように販売される食品において、真空パックで封印された食品であった場合は、開封後に、解凍や水で戻すなどの前処理をしなくても、すぐ食すことができることから、多く利用されており、食生活の中に深く浸透したものとなっている。しかし、このように調理の必要がない真空パック食品において、素材として烏賊の皮付き肉質部分が丸ごと用いられたものはなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、上記事情に基づいてなされたものであり、烏賊を丸ごと利用した新たな食材を提供する。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、烏賊の皮付き肉質部分の中に炊き上げたご飯を詰めて膨らませ、煮上げて味付けした烏賊飯であって、前記烏賊飯は烏賊の原形を再現して真空パックしたことを特徴とする。

【０００５】これにより、烏賊の皮付き肉質部分を丸ごと利用し、烏賊の原形をそのまま残すように再現させた食品とすることができる。このように、素材として烏賊の皮付き肉質部分を丸ごと利用したものは、消費者に新たな食材として新鮮な印象を与えることができる。また、烏賊の皮付き肉質部分を煮上げて味付けし、その中に炊き上げたご飯を詰めたことで、加熱なしで食することができる真空パック食品となる。

【０００６】

【考案の実施の形態】

本考案を図に基づき詳細に説明する。図１は、本考案の烏賊飯食品１を示した斜視図である。図に示すように、本考案の烏賊飯食品１は、烏賊の皮付き肉質部分３を煮上げて味付けした後に、その肉質部分３の中に炊き上げたご飯４を詰めて膨らませ、烏賊の原形をそのまま残すように再現させたものである。このように烏賊の原形がそのまま再現された烏賊飯食品１は、真空パック２に入れられてされ販売される。このように販売される真空パック２は透明な袋に、商品名、製造日および賞味期限等（図省略）が記載されると共に、開封する際に、開封し易いように切り欠き５が設けられている。

【０００７】図２は、図１のＡ−Ａ断面図である。この図に示すように、皮付き肉質部分３は、烏賊の皮３ａと烏賊の肉質部分３ｂとからなるものである。このように、烏賊の皮３ａを残して真空パックしたことにより、烏賊独特の風味を有するものとなり、さらに、店頭で販売された場合、消費者の視覚を捕えるものとなる。

【０００８】本考案の烏賊飯食品１は、煮上げて味付けされた烏賊の皮付き肉質部分３に、炊き上げたご飯４を詰めたものであるので、開封して直ぐ食することができるものである。また、煮上げることによって、雑菌が処理され、賞味期限がより長く設定されて製造されたものとなっている。さらに、真空パックで封印したことにより、空気と遮断されており、腐敗や酸化が防止されて長期間保存が効くものとなっている。

【０００９】製造過程については、まず、素材となる烏賊（アルゼンチン産）の内蔵を抜き、その中に炊き上げたご飯４を詰める。次に、ご飯４が詰められた烏賊の皮付き肉質部分３を煮上げて味付けし、形を整えて冷ましてパック詰めする。これにより、加熱なしでも食すことができる烏賊飯となる。また、煮込んだ際に、皮付き肉質部分３が残るように、硬い外国産の烏賊は好適である。このように、本考案の烏賊飯食品１は、烏賊の皮付き肉質部分３を殆ど残したままパッケージされるものである。

【００１０】

【考案の効果】

以上、詳述したように、本考案は、烏賊の皮付き肉質部分の中に炊き上げたご飯を詰めて膨らませ、煮上げて味付けした烏賊飯であって、前記烏賊飯は烏賊の原形をそのまま残すように再現させ、真空パックで封印した構成である。これにより、素材として烏賊の皮付き肉質部分を丸ごと利用することができ、消費者に新たな食材として新鮮な印象を与えることができる。また、烏賊の皮付き肉質部分を煮上げて味付けし、その中に炊き上げたご飯を詰めたことで、加熱なしで食することができる。さらに、烏賊の皮が残っていることにより、烏賊独特の風味を有するものとなり、さらに、店頭で販売された場合には、消費者の視覚を捕らえるものとなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の烏賊飯食品を示した斜視図である。

【図２】Ａ−Ａ断面図である。

【符号の説明】

１烏賊飯食品２袋３烏賊の皮付き肉質部分３ａ烏賊の皮３ｂ烏賊の肉質部分４ご飯

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】烏賊の皮付き肉質部分の中に炊き上げた
ご飯を詰めて膨らませ、煮上げて味付けした烏賊飯であ
って、前記烏賊飯は烏賊の原形を再現して真空パックし
たことを特徴とする烏賊飯食品。