JP3068438U - レトルト食品 - Google Patents

レトルト食品

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JP3068438U
JP3068438U JP1999008064U JP806499U JP3068438U JP 3068438 U JP3068438 U JP 3068438U JP 1999008064 U JP1999008064 U JP 1999008064U JP 806499 U JP806499 U JP 806499U JP 3068438 U JP3068438 U JP 3068438U
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JP
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seasoning liquid
cut
container
retort food
seafood
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JP1999008064U
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English (en)
Inventor
保 貴 也 新
Original Assignee
北日本食品株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 鍋料理に用いても肉がくずれず、風味を逃さ
ない魚介類の鍋物用に適したレトルト食品の提供。 【解決手段】 魚介類の内蔵等が除去され適宜の大きさ
に切断された切断片2と調味液3と前記切断片と調味液
を容入する容器4とよりなるレトルト食品において、前
記切断片は水洗、塩ふりされて含水率30〜70%程度
乾燥されたものであり、前記調味液はその種類の魚介類
から抽出した液を含むものであり、前記切断片と調味液
が容入された容器は脱気、密封され蒸煮されたものであ
ることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、鍋物料理の材料となる魚介類の鍋物用のレトルト食品(缶詰食品 も含む)に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、魚介類のレトルト食品は、例えば魚類の水煮の場合、前処理として内蔵 、頭、ひれ、鱗等を取り除いて、肉詰めされる部分のみを残し、更に洗浄して切 断し、肉詰めに適当な形に調え、次に、これら適当な形に前処理された魚類をパ ウチ等の容器に肉詰めし、食塩水を注液し、脱気密封し、加熱殺菌して冷却して なるものである。
【0003】 カキの水煮の場合は、剥身原料を湯煮し、容器に肉詰めして塩水を注液し脱気 、密封、加熱殺菌して冷却してなるものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
魚介類の鍋物料理は、通常新鮮な魚介類を野菜と共に煮込むものであり、前記 のような従来のレトルト食品では、魚介類は、既に一度煮られているために、容 器から鍋に入れて再度煮ると肉がくずれてしまい、鍋物料理には適さないもので あった。
【0005】 この考案は、このような点に鑑み提案されたものであり、その目的は、鍋物料 理に用いても肉がくずれず、風味を逃がさない魚介類の鍋物用に適したレトルト 食品(缶詰食品も含む)の提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、この考案のレトルト食品は、魚介類の内臓等が除去 され、適宜の大きさに切断された切断片と、調味液と、前記切断片と調味液を容 入する容器とよりなるレトルト食品において、前記切断片は、水洗、塩ふりされ て含水率30〜70%に乾燥されたものであり、前記調味液は、その種類の魚介 類から抽出した液を含むものであり、前記切断片と調味液が容入された容器は、 脱気、密封され蒸煮されたものであることを特徴とする。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、この考案の実施の形態を図面と共に詳細に説明する。図1はこの考案の 実施の形態を示す斜視図、図2は図1のA−A線断面図である。
【0008】 同図において、符号1はレトルト食品を示し、魚介類の内臓等が除去され、適 宜の大きさに切断された切断片(切身)2と、調味液3と、前記切断片(切身) 2と調味液3を容入する容器4とで構成される。
【0009】 前記切断片2は、水洗、塩ふりされて乾燥されたものであり、前記調味液3は 、その種類の魚介類から摘出した液を含むものであり、前記切断片2と調味液3 が容入された容器4は、脱気、密封され蒸煮されたものである。
【0010】 更に詳説すると、切断片2は、容器に容入するのに適し、かつ食べる時に食べ 易い大きさに切断する。この切断に先立ち、魚介類の頭部、内臓、鱗等は除去し ておく。骨は付いていても、除去してもよい。この切断片2は、水洗、塩ふりし て乾燥する。この乾燥は含水率30〜70%程度が好ましい。この乾燥により魚 介類の風味の成分が濃縮され身がしまり堅くなり、煮てもくずれず、風味がでる 。
【0011】 また、調味液3は、従来公知のものでもよいが、使用する魚介類から抽出した 液(だし汁など)が配合されたものが、風味が増して特に好ましい。
【0012】 さらに、容器4は、プラスチックフィルムまたはプラスチックと金属の積層さ れたラミネートフィルムで形成され、軟性の袋状のものでも、半剛性の成形容器 でもよい。また、缶であってもよい。
【0013】 次に魚介類として鱈を例に、鱈ちり鍋に使用する鱈のレトルト食品を詳細に説 明する。 鱈ちり鍋は、好みによって鱈の頭も骨も全部用いたり、切り身だけ用い、鍋に 煮出し昆布を敷いてたっぷりお湯を煮立たせ、塩少々を加えて鱈を入れ、豆腐や 春菊等と共に煮、ポン酢しょう油等をかけて食するものであるから、鱈のレトル ト食品は、この鍋に適するものとする。
【0014】 その製造工程の一例を説明する。 (1) 原材料の鱈の頭部、内臓、鱗等を除去する。 (2) 鱈を適当な大きさに切断する。骨は付いていても良い。 (3) 鱈を水洗いの上少々ふり塩をする。 (4) ふり塩をした鱈を乾燥する。この乾燥は、あまり堅く乾燥しない。だい たい水分50%〜80%程度にする。 (5) 次に鱈を容器に計量の上肉詰めする。 (6) 肉詰め後容器に調味液を注液する。この調味液は鱈のだし汁を含む。 (7) 容器を脱気して密封する。 (8) 容器をレトルトによる蒸煮殺菌する。 (9) 容器を冷却する。
【0015】 以上のようにして製造された鱈のレトルト食品は、上記(4)の工程で一旦乾 燥させているので、風味の成分が魚肉に濃縮され、身が堅くしまっているので、 上記(8)の蒸煮しても風味が魚肉から逃げる量が少なく、比較的多く残る。ま た、乾燥してあるので、魚肉は鍋で再び煮てもくずれず、風味がある。 また、調味液は、鱈からの抽出液、例えば鱈の頭部や骨等を煮ただし汁、を加 えてあるので、鍋に入れ調理する時、容器の調味液も一緒に入れれば、より一層 うま味がでる。
【0016】 また、魚肉は骨付きのままでも上記(8)の工程で圧力をかけながら蒸煮殺菌 するために、軟らかく残さず食べられる。従って、鱈は小骨はもちろん、大きな 骨も苦にならず食べ易いカルシウムたっぷりの健康食品となる。
【0017】 次に魚介類としてカキのちり鍋用のレトルト食品について、その製造工程の一 例を説明する。 (a) カキの身を貝殻から外し、ムキ身にする。 (b) カキを水洗いし、ふり塩をする。 (c) ふり塩をしたカキを乾燥する。乾燥は水分50%〜80%程度にする。 以降の工程は、前記(5)〜(9)の工程と同じである。
【0018】 以上の工程によって製造されたカキのレトルト食品は、乾燥されているので風 味の成分が濃縮され身が堅くなっており、容器から鍋に入れて煮てもくずれず、 風味がある。また、調味液に、食塩水を使用したカキのだし汁を使用すると、自 然の風味が得られ、添加物を必要としない健康食品となる。
【0019】
【考案の効果】
以上詳細に説明した通り、この考案のレトルト食品は、魚介類の内蔵等が除去 され、適宜の大きさに切断された切断片と、調味液と、前記切断片と調味液を容 入する容器とよりなり、前記切断片は、水洗、塩ふりされて乾燥されたものであ り、前記調味液は、その種類の魚介類から抽出した液を含むものであり、前記切 断片と調味液が容入された容器は、脱気、密封され蒸煮されたものであるので、 次のような効果を奏する。
【0020】 (1) 魚介類は適度に乾燥させてあるので、魚介類の成分は濃縮されて魚介類 に残り、身はしまり堅くなる。従って、調理に使用すると魚介類の風味がでて美 味しいと共に、鍋で煮てもくずれない。 (2) 調味液には使用する魚介類から抽出した液を含むものであるから、調味 液も一緒に料理に使用することによって、一層風味が向上する。 (3) 魚介類の切断片は、調味液と一緒に容器に入っているので、切断片に調 味の風味、うまみが浸み込み、うまさが向上する。 (4) 魚介類の切断片と調味液は、容器に容入され、脱気、密封の上、容器と 共に蒸煮されているので、長期間保存することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施の形態を示す斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1 レトルト食品 2 切断片 3 調味液 4 容器

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 魚介類の内蔵等が除去され、適宜の大き
    さに切断された切断片と、調味液と、前記切断片と調味
    液を容入する容器とよりなるレトルト食品において、 前記切断片は、水洗,塩ふりされて含水率30〜70%
    に乾燥されたものであり、前記調味液は、その種類の魚
    介類から抽出した液を含むものであり、前記切断片と調
    味液が容入された容器は、脱気、密封され蒸煮されたも
    のであることを特徴とするレトルト食品。
JP1999008064U 1999-10-22 1999-10-22 レトルト食品 Expired - Lifetime JP3068438U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013000046A (ja) * 2011-06-15 2013-01-07 Shibasaki Shoten:Kk 牡蠣の加工方法

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