JP3085702B2 - インバータ装置 - Google Patents

インバータ装置

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JP3085702B2
JP3085702B2 JP02327322A JP32732290A JP3085702B2 JP 3085702 B2 JP3085702 B2 JP 3085702B2 JP 02327322 A JP02327322 A JP 02327322A JP 32732290 A JP32732290 A JP 32732290A JP 3085702 B2 JP3085702 B2 JP 3085702B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、交流電源を整流平滑した直流電圧を高周波
に変換して負荷に供給するインバータ装置に関するもの
である。
[従来の技術] 従来例1 第4図は従来のインバータ装置(特開昭60−134776
号)の回路図である。以下、その回路構成について説明
する。ダイオードD4,D5,D6,D7よりなる全波整流器DBの
交流入力端子は、インダクタL1とコンデンサC0よりなる
フィルター回路を介して交流電源VSに接続されている。
全波整流器DBの直流出力端子には、チョッパー用のイン
ダクタL3と、逆流阻止用のダイオードD1を介して平滑用
のコンデンサC1が接続されている。コンデンサC1には、
トランジスタQ1,Q2の直列回路が接続されている。各ト
ランジスタQ1,Q2には、それぞれダイオードD1,D2が逆並
列接続されている。トランジスタQ1の両端には、直流カ
ット用のコンデンサC3と限流及び共振用のインダクタL2
を介して放電灯laが接続されている。放電灯laのフィラ
メントの非電源側端子間には、共振及び予熱電流通電用
のコンデンサC2が並列接続されている。
以下、上記回路の動作について説明する。まず、トラ
ンジスタQ1,Q2、ダイオードD1,D2、インダクタL2、コン
デンサC2,C3、放電灯laが直列インバータ回路を構成し
ている。トランジスタQ1,Q2は高速度で交互にオン・オ
フされる。平滑コンデンサC1の直流電圧は、トランジス
タQ1,Q2で高周波的にスイッチングされ、放電灯laに高
周波電力が供給される。次に、トランジスタQ2とダイオ
ードD1及びインダクタL3は、チョッパー回路を構成して
いる。トランジスタQ2のオン時に、全波整流器DBの出力
をインダクタL3を介してトランジスタQ2でスイッチング
し、インダクタL3にエネルギーを蓄積し、トランジスタ
Q2のオフ時にダイオードD1を介して平滑コンデンサC1
充電する。このチョッパー作用により入力力率が高く、
入力電流の高調波成分も少なくなる。さらに、コンデン
サC0とインダクタL1はフィルター回路を構成しており、
チョッパー回路のスイッチング電流に含まれる高周波成
分を除去している。
この回路はインバータ回路とチョッパー回路とでトラ
ンジスタQ2とダイオードD1を兼用している。したがっ
て、回路が簡単で小型化できるという利点があるが、兼
用したトランジスタQ2にはインバータとチョッパーの両
方の電流が流れることになり、トランジスタQ2のストレ
スは非常に大きくなるという欠点がある。さらに、この
回路のチョッパーは昇圧チョッパーであり、平滑コンデ
ンサC1に高い直流電圧が充電される。このため、コンデ
ンサC1及びインバータ回路の回路素子には高耐圧のもの
が必要であり、回路素子は高価になる。
従来例2 第5図は他の従来例(特開平1−252162号)の回路図
である。この従来例では、トランジスタQ1,Q2、ダイオ
ードD1,D2、インダクタL2、コンデンサC2〜C4、放電灯l
aがハーフブリッジ式インバータを構成している。C1
平滑コンデンサであり、この電圧をコンデンサC3,C4
分圧し、その電圧をトランジスタQ1,Q2で高周波的にス
イッチングして、放電灯laに高周波電力を供給する。
一方、トランジスタQ2、ダイオードD3、インダクタ
L3、コンデンサC5、インピーダンス素子Zが第4図のチ
ョッパーに相当する働きをする。トランジスタQ2がオン
すると、全波整流器DBからインダクタL3、コンデンサ
C5、インピーダンス素子Z、トランジスタQ2を介してイ
ンダクタL3に電流を流す。トランジスタQ2がオフする
と、インダクタL3に誘起電圧が発生し、ダイオードD3
介して平滑コンデンサC1を充電する。この回路も本質的
には昇圧チョッパーであるが、コンデンサC5とインピー
ダンス素子Zを介して間接的にインダクタL3とダイオー
ドD3の接続点の電位をスイッチングするため昇圧作用が
小さくなる。
[発明が解決しようとする課題] 上述の実施例1,2では、チョッパーとインバータとで
スイッチング素子を共用しているが、他の回路素子は別
個であり、回路構成の簡単化に対する効果は未だ不十分
である。また、チョッパー(DC−DC変換)とインバータ
(DC−AC変換)という2つの変換器を通るため、回路総
合効率(負荷の消費電力÷入力電力)が悪くなるという
問題があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、
その目的とするところは、インバータ装置の入力力率を
高く、入力電流高調波を低く保ちつつ、簡単な回路構成
で回路総合効率を向上させることにある。
[課題を解決するための手段] 本発明にあっては、上記の課題を解決するために、第
1図に示すように、交流電源Vsを整流する整流器DBと、
整流器DBの出力を平滑する平滑コンデンサC1を有し、平
滑コンデンサC1の電圧を高周波に変換して負荷に供給す
るインバータ装置において、整流器DBの出力からインバ
ータの振動要素である第1のインダクタL2とスイッチン
グ素子Q2を介して交流電源Vsから入力電流を通電する電
流経路を設け、整流器DBの出力に一端を接続された第2
のインダクタL3を前記電流経路に直列に接続したことを
特徴とするものである。
[作用] 第1図により本発明の作用を説明する。本発明の特徴
は、交流電源Vsから整流器DB、インバータの振動要素で
ある第1のインダクタL2、スイッチング素子Q2を通る電
流経路を設け、該電流経路に第2のインダクタL3を直列
に挿入したことである。スイッチング素子Q2が高速でオ
ン・オフすると、整流器DB、インダクタL3、インバータ
のインダクタL2、スイッチング素子Q2の経路で電流が流
れ、交流電源Vsの商用周期の全区間にわたって、入力電
流が流れるので、入力力率が高くなる。また、第1図に
示すようなコンデンサC0,インダクタL1よりなるフィル
ター回路を付加すれば、入力高調波も低く抑えられる。
一方、コンデンサC1を直流電源としてインバータにより
負荷には高周波電力が供給される。スイッチング素子Q2
がオンのとき、インバータの振動要素であるインダクタ
L2には、インバータの電流が流れると共に、整流器DBか
らインダクタL3を通る電流経路でも電流が流れる。この
ため、振動要素であるインダクタL2はインバータと入力
力率改善回路とで共用されることになり、従来例に比べ
て更に回路の共用化が進んでいる。したがって、回路構
成も簡単になる。
このように、本発明では、整流器DBからインバータの
振動要素であるインダクタL2に直接的に電流を流す経路
を設けた。したがって、DC−DC変換、DC−AC変換という
2つの変換過程を通らずに、交流電源Vsからインバータ
に一部の電流が流れるので、回路総合効率が高くなる。
しかも、この電流は入力電流であるので、入力力率を高
く、入力電流高調波を少なくすることができる。
[実施例] 第1図は本発明の一実施例の回路図である。本実施例
は、インバータとして直列インバータを用いており、負
荷を放電灯laとしている。インバータは、トランジスタ
Q1,Q2とダイオードD1,D2、インダクタL2、コンデンサ
C2,C3及び放電灯laで構成されている。トランジスタQ1,
Q2が高速でオン・オフし、コンデンサC1の直流電圧を高
周波に変換して、放電灯laを高周波点灯させる。コンデ
ンサC2は放電灯laのフィラメントの予熱電流通電経路を
構成しており、また、インダクタL2との共振用コンデン
サも兼ねている。
本回路の特徴は、インバータの振動要素であるインダ
クタL2とスイッチング用のトランジスタQ2の直列回路
を、全波整流器DBの直流出力端にインダクタL3を介して
接続したことである。
トランジスタQ2がオンすると、全波整流器DBから、イ
ンダクタL3,L2、トランジスタQ2を通る経路で入力電流
が流れる。このときのインダクタL3の電流は、その増加
する傾きが入力電圧Vinの瞬時値に比例している。一
方、コンデンサC3を電源として、放電灯la、インダクタ
L2、トランジスタQ2の経路でも電流が流れ、放電灯laに
矢印Ilaの向きに負荷電流を流す。
次に、トランジスタQ2がオフすると、インダクタL3
電流は、インダクタL2、ダイオードD1、平滑コンデンサ
C1の経路で流れて、平滑コンデンサC1を充電する。一
方、コンデンサC3、放電灯la、インダクタL2、ダイオー
ドD1、平滑コンデンサC1の経路でも電流が流れ、振動回
路のエネルギーを平滑コンデンサC1へ帰還させている。
このとき、矢印Ilaの向きの負荷電流は減少して行く。
トランジスタQ2がオフして、しばらくは上述の経路で
電流が流れ、インダクタL2の電流が反転すると、トラン
ジスタQ1がオンする。このとき、インダクタL3の電流は
放電灯la、コンデンサC3の経路でも流れるようになり、
直接的に放電灯laに電流を流すようになる。一方、平滑
コンデンサC1からトランジスタQ1、インダクタL2、放電
灯la、コンデンサC3の経路でも電流が流れ、図中、矢印
Ilaとは逆向きに負荷電流が流れる。
トランジスタQ1がオフすると、インダクタL3のエネル
ギーにより、インダクタL3から放電灯la、コンデンサC3
の経路で電流が流れ、また、インダクタL2、放電灯la、
コンデンサC3、ダイオードD2の経路でそれぞれ電流が流
れる。このとき、矢印Ilaの逆向きの負荷電流は減少し
て行く。次に、トランジスタQ2が再度オンして、上述の
過程を繰り返す。
以上の過程は交流電源Vsの商用周期の全区間にわたっ
て繰り返されるので、入力電流が常に流れることにな
る。したがって、入力力率が高くなる。また、コンデン
サC0とインダクタL1よりなるフィルター回路を、全波整
流器DBの交流入力端子と交流電源Vsの間に挿入したの
で、高周波成分を除去した入力電流波形は、入力電流高
調波成分の少ない正弦波に近い波形とすることができ
る。
本実施例では、インバータの振動要素であるインダク
タL2は、チョッパー回路とインバータ回路の両方で共用
されている。したがって、回路構成が非常に簡単とな
る。また、インダクタL2にはDC−DC変換、DC−AC変換と
いう2つの変換過程を通らず、整流器DBからの電流の一
部が直接的に流れるので、回路総合効率が高くなるもの
である。また、インダクタL3は平滑コンデンサC1を充電
するチョッパー用チョークとしても働くが、負荷にも電
流を流し、インバータ振動回路の一部としても作用す
る。
本回路の動作波形を第2図に示す。図中、Vinは入力
電圧、IL3はインダクタL3に流れる電流、Iinはフィルタ
ー回路を通過した後の入力電流、Ilaは放電灯laに流れ
る電流である。この入力波形から明らかなように、本回
路は入力力率が高く、入力電流の高調波成分は低くなっ
ている。また、本回路の負荷電流Ilaは、入力電圧Vinが
大きいほど、振幅が小さくなっている。この原因は、主
にインダクタL3に入力電圧Vinに比例した大きさの電流I
inが流れ込むが、このインダクタL3が部分的に負荷電流
Ilaの増加を妨げる作用をしているからである。
本回路においても、インバータの振動要素を介して整
流器出力をスイッチングするようにしたので、回路素子
の共用化ができ、構成が簡単になり、従来例に比べて非
常に小型のインバータ装置ができる。また、部分的に整
流器からインバータへ直接的に電流が流れる。この場
合、複数の変換過程を通らないので、その分、回路効率
が良くなる。さらに、本回路では、負荷電流Ilaの振幅
が入力電圧Vinの大きさに反比例して変化し、電源変動
に対して負荷電流Ilaの実効値の変化が小さくなる。し
たがって、電源変動補償機能を有している。また、コン
デンサC1の容量をかなり小さくしても、負荷電流Ilaの
波形の包絡線に殆ど変化が無い。したがって、従来例で
は、コンデンサC1として大容量の電解コンデンサが必要
であったが、本回路では小容量のものでよい。
第3図は本実施例の一変形例の回路図であり、インバ
ータとして一石式インバータを用いている。トランジス
タQ1とダイオードD1、インダクタL2,L4、コンデンサC2,
C4及び放電灯laは、一石式インバータを形成している。
このインバータでは、コンデンサC2,C4とインダクタL4
及びL2の共振作用により放電灯laに高周波電力が供給さ
れる。
[発明の効果] 本発明のインバータ装置では、整流器からインバータ
の振動要素である第1のインダクタ、スイッチング素
子、第2のインダクタを介して入力電流が常に流れるよ
うにしたので、入力力率が高く、入力電流高調波が低く
抑えられるという効果がある。さらに、インバータの一
部に整流器から直接的に電流が流れるので、電力変換過
程が少なくなることにより、回路総合効率も高くなると
いう効果がある。また、交流電源から整流器を介して入
力電流を流す入力力率改善回路のインダクタの一部をイ
ンバータの振動要素である第1のインダクタで兼用した
ので、回路構成を簡単化でき、インバータ装置を小型化
できるという利点もある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例の回路図、第2図は同上の動
作波形図、第3図は同上の一変形例の回路図、第4図は
従来例の回路図、第5図は他の従来例の回路図である。 Vsは交流電源、DBは整流器、C1は平滑コンデンサ、L2,L
3はインダクタ、Q2はスイッチング素子である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流電源を整流する整流器と、整流器の出
    力を平滑する平滑コンデンサを有し、平滑コンデンサの
    電圧を高周波に変換して負荷に供給するインバータ装置
    において、整流器の出力からインバータの振動要素であ
    る第1のインダクタとスイッチング素子を介して交流電
    源から入力電流を通電する電流経路を設け、整流器の出
    力に一端を接続された第2のインダクタを前記電流経路
    に直列に接続したことを特徴とするインバータ装置。
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