JP3084457B2 - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超硬調な写真画像の形
成に供することができるハロゲン化銀写真感光材料に関
する。更に詳しくは、比較的保恒性の良好な現像剤を用
いてコントラストの高い網点画像を形成することのでき
る写真製版分野で利用価値の高いハロゲン化銀写真感光
材料に関する。
【0002】
【発明の背景】写真製版工程には連続階調の原稿を網点
画像に変換する工程、即ち、連続階調の濃度変化を該濃
度に比例する面積を有する網点の集合に変換する工程が
含まれている。
【0003】この工程には、超硬調の画像再現をなしう
る写真技術が用いられており、交線スクリーンまたはコ
ンタクトスクリーンを介して原稿の撮影を行い、伝染現
像によって網点画像を形成させる技術が用いられてき
た。
【0004】伝染現像に用いられるリス型ハロゲン化銀
写真感光材料は、伝染現像液(リス型現像液)で処理しな
ければ硬調性が十分でなく、例えばMQ現像液やPQ現像液
で処理した場合にはガンマはたかだか5ないし6であ
り、網点形成上最も避けなければならないフリンジも多
いので、保恒性の悪い伝染現像液との組み合わせが不可
欠であるとされている。
【0005】そこで、亜硫酸イオン濃度が高く保恒性が
良好で迅速処理が可能な現像液を用いて伝染現像に匹敵
する超硬調な画像形成を指向する技術が開発され、その
一つとして特開昭56-106244号等に開示された技術が知
られている。この技術では、ハロゲン化銀写真感光材料
中にいわゆる硬調化剤と称する特定の化合物を存在さ
せ、該化合物の硬調特性を十分に発揮させるために特定
のハロゲン化銀粒子やその他の写真用添加剤を組み合わ
せている。
【0006】このハロゲン化銀写真感光材料は、保恒性
が良好で迅速処理が可能な現像液で処理して超硬調写真
画像は得られるが、しかし、このハロゲン化銀写真感光
材料は、網点画像の形成において網点中に砂状ピン状の
カブリいわゆる黒ポツが発生し、網点画像品質を損ねて
おり、この問題の解決のためにヘテロ原子を持つ種々の
安定剤や抑制剤を加えることによって解決する試みがな
されてきたが十分に解決されているとはいえない。
【0007】
【発明の目的】本発明の目的は、感度を損なうことな
く、硬調な写真特性を得るとともに、網点画像中に発生
する黒ポツを制御して高コントラストな写真特性と得る
ことのできるハロゲン化銀写真感光材料を提供すること
である。
【0008】
【発明の構成】本発明の上記目的は、溶存物を除去する
脱塩処理が下記一般式〔II〕で表される繰り返し単位か
らなる重合体(但しマレイン酸含有率が40%を超えるも
の)により凝集沈澱することにより行われた乳剤を含有
する乳剤層を有し、かつヒドラジン誘導体を含有するこ
とを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料により達成さ
れる。
【0009】
【化2】
【0010】以下本発明につき具体的に説明する。
【0011】本発明に用いられるヒドラジン誘導体は下
記一般式〔I〕で表され、その具体例としては、例えば
特願平2-327402号第20頁〜第58頁記載のH-1〜H-187
が挙げられる。以下にその代表的な例を挙げるが本発明
はこれに限定されない。
【0012】
【化3】
【0013】
【化4】
【0014】
【化5】
【0015】
【化6】
【0016】次に本発明の脱塩工程に用いられる一般式
〔II〕で表される重合体の具体例を以下に挙げるが、本
発明はこれに限定されるものではない。
【0017】
【化7】
【0018】
【化8】
【0019】溶存物除去(脱塩)は1回でも数回繰返し
てもかまわない。数回繰返す場合、除去の度に上記重合
体を添加してもよいが、最初に重合体を添加しただけで
もよい。
【0020】本発明のハロゲン化銀写真乳剤の製造方法
においては結合剤または保護コロイドとしては通常ゼラ
チンが用いられるが、ゼラチン以外にもたとえばゼラチ
ン誘導体、ゼラチンと他の高分子とのグラフトポリマ
ー、アルブミン、カゼイン等のタンパク質;ヒドロキシ
エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース等の如
きセルロース誘導体;寒天、アルギン酸ソーダ、でん粉
誘導体などの糖誘導体;ポリビニルアルコール、ポリ-N
-ビニルピロリドン、ポリアクリル酸、ポリアクリルア
ミド、ポリビニルイミダゾール、ポリビニルピラゾール
等の単一あるいは共重合の如き多種の合成親水高分子物
質を用いることができる。
【0021】次に本発明のハロゲン化銀写真感光材料に
用いるハロゲン化銀について説明する。ハロゲン化銀と
しては、任意の組成のものを使用できる。例えば塩化
銀、塩臭化銀、塩沃臭化銀、純臭化銀もしくは沃臭化銀
がある。このハロゲン化銀の粒子の平均径は0.05〜0.5
μmの範囲のものが好ましく用いられるが、なかでも0.1
0〜0.40μmのものが好適である。
【0022】本発明で用いるハロゲン化銀粒子の粒径分
布は任意であるが、以下定義する単分散度の値が1〜30
のものが好ましく、更に好ましくは5〜20の範囲となる
ように調整する。
【0023】ここで単分散度は、粒径の標準偏差を平均
粒径で割った値を100倍した数値として定義されるもの
である。なおハロゲン化銀粒子の粒径は、便宣上、立方
晶粒子の場合は稜長で表し、その他の粒子(8面体、14
面体等)は、投影面積の平方根で算出する。
【0024】本発明を実施する場合、例えばハロゲン化
銀の粒子として、その構造が少なくとも2層の多層積層
構造を有するタイプのものを用いることができ、例えば
コア部に沃臭化銀、シェル部が臭化銀である沃臭化銀粒
子から成るものを用いることができる。このとき、沃素
を任意の層に5モル%以内で含有させることができる。
本発明のハロゲン化銀乳剤に用いられるハロゲン化銀粒
子は、粒子を形成する過程及び/又は成長させる過程
で、カドミウム塩、亜鉛塩、鉛塩、タリウム塩、イリジ
ウム塩(を含む錯塩)、ロジウム塩(を含む錯塩)及び
鉄塩(を含む錯塩)から選ばれる少なくとも1種を用い
て金属イオンを添加し、粒子内部に及び/又は粒子表面
にこれらの金属元素を含有させることができ、また適当
な還元的雰囲気におくことにより、粒子内部及び/又は
粒子表面に還元増感該を付与できる。
【0025】その他、本発明の感光性ハロゲン化銀乳剤
には公知の各種増感技術、添加剤等を使用することがで
きる。
【0026】感光性ハロゲン化銀乳剤層又はその隣接層
には、感度上昇、コントラスト上昇または現像促進の目
的でリサーチ・ディスクロージャー(Research Disclo
usure)17463号のΧΧΙ項B〜D項に記載されている化合
物を添加することができる。
【0027】好ましくは下記一般式〔P〕で表される化
合物である。
【0028】
【化9】
【0029】一般式〔P〕で表される化合物より好まし
い具体例をあげるが、これらに限定されるものではな
い。
【0030】 P−1 HO(CH2CH2O)nH n=10 P−2 HO(CH2CH2O)nH n=30 P−3 HO(CH2CH2O)nH n=50 P−4 HO(CH2CH2O)nH n=70 P−5 HO(CH2CH2O)nH n=150 P−6 HO(CH2CH2O)nH n=200
【0031】
【化10】
【0032】
【化11】
【0033】これらの化合物は、市販されており容易に
入手することができる。これらの化合物はハロゲン化銀
1モルに対し0.01〜4.0モル添加するのが好ましく0.02
〜2モルがより好ましい。また、nの値が異なる2種以
上の化合物を含んでもかまわない。
【0034】本発明のハロゲン化銀写真感光材料を現像
処理するには、例えば以下の現像主薬が用いられる。
HO−(CH=CH)n−OH型現像主薬の代表的なものとして
は、ハイドロキノンがあり、その他にカテコール、ピロ
ガロールなどがある。
【0035】また、HO−(CH=CH)n−NH2型現像剤として
は、オルト及びパラのアミノフェノールまたはアミノピ
ラゾロンが代表的なもので、N-メチル-p-アミノフェノ
ール、N-β-ヒドロキシエチル-p-アミノフェノール、p-
ヒドロキシフェニルアミノ酢酸、2-アミノナフトール等
がある。
【0036】ヘテロ環型現像剤としては、1-フェニル-3
-ピラゾリドン、1-フェニル-4,4-ジメチル-3-ピラゾリ
ドン、1-フェニル-4-メチル-4-ヒドロキシメチル-3-ピ
ラゾリドン、1-フェニル-4-メチル-4-ヒドロキシメチル
-3-ピラゾリドンのような3-ピラゾリドン類等を挙げる
ことができる。
【0037】その他、T.H.ジェームス著ザ・セオリ
ィ・オブ・ザ・ホトグラフィック・プロセス第4版(The
Theory of the Photographic Process,Fourth Editio
n)第291〜334頁及びジャーナル・オブ・ザ・アメリカン
・ケミカル・ソサエティ(Journal of the American Ch
emical Society)第73巻、第3,100頁(1951)に記載されて
いるごとき現像剤が本発明に有効に使用し得るものであ
る。これらの現像剤は単独で使用しても2種以上組み合
わせてもよいが、2種以上を組み合わせて用いる方が好
ましい。また本発明の感光材料の現像に使用する現像液
には保恒剤として、例えば亜硫酸ソーダ、亜硫酸カリ等
の亜硫酸塩を用いても、本発明の効果が損なわれること
はない。また保恒剤としてヒドロキシルアミン、ヒドラ
ジド化合物を用いてもよい。その他一般白黒現像液で用
いられるような苛性アルカリ、炭酸アルカリまたはアミ
ンなどによるpHの調整とバッファー機能をもたせるこ
と、及びブロムカリなど無機現像抑制剤及び5-メチルベ
ンゾトリアゾール、5-メチルベンゾイミダゾール、5-ニ
トロインダゾール、アデニン、グアニン、1-フェニル-5
-メルカプトテトラゾールなどの有機現像抑制剤、エチ
レンジアミン四酢酸等の金属イオン捕捉剤、メタノー
ル、エタノール、ベンジルアルコール、ポリアルキレン
オキシド等の現像促進剤、アルキルアリールスルホン酸
ナトリウム、天然のサポニン、糖類または前記化合物の
アルキルエステル物等の界面活性剤、グルタルアルデヒ
ド、ホルマリン、グリオキザール等の硬膜剤、硫酸ナト
リウム等のイオン強度調整剤等の添加を行うことは任意
である。
【0038】本発明において使用される現像液には、有
機溶媒としてジエタノールアミンやトリエタノールアミ
ン等のアルカノールアミン類やジエチレングリコール、
トリエチレングリコール等のグリコール類を含有させて
もよい。またジエチルアミノ-1,2-プロパンジオール、
ブチルアミノプロパノール等のアルキルアミノアルコー
ル類は特に好ましく用いることができる。
【0039】
【実施例】以下に本発明の具体的実施例を述べるが、本
発明の実施の態様はこれらに限定されない。
【0040】実施例1 (ハロゲン化銀乳剤粒子の調製)臭化銀98モル%、沃化
銀2モル%のハロゲン化銀組成を有したハロゲン化銀乳
剤を50℃、pAg7.8、pH2.0の条件下で調製した。銀イオ
ン及ハロイドイオンの供給は同時混合法を用い、その
際、供給量は形成されたハロゲン化銀粒子の成長に伴
い、表面積比例で増大させた。さらに、粒子形成終了直
前にK2IrCl6を銀1モル当たり6×10-7モル添加し、粒
子形成終了後銀1モル当たり0.3モルの沃化カリウムを
用いて一部ハロゲン置換を実施した。
【0041】得られた乳剤は平均粒径0.2μm、変動係
数15%の立方体粒子からなる乳剤であった。
【0042】(脱塩)得られた乳剤を苛性ソーダにより
pH5.5に調整した後、分割し、下記の条件でそれぞれ脱
塩を行った。
【0043】a)比較 分割した前記乳剤1.0Kg(含銀量44g、オセインゼラチン
4g)に40℃で10%のオセインゼラチン溶液80mlを添加
し、10分間撹拌した後、5%のポリナフタレンスルホン
酸溶液90mlと20%硫酸マグネシウム90mlを添加した。
5分間の撹拌の後、静置し、乳剤を沈降させた後、上澄
液800mlを除去した。
【0044】次いで、40℃の純水800mlを加え、5分間
撹拌した後、20%の硫酸マグネシウム溶液を30ml加
え、5分間撹拌後、静置し、上澄液800mlを除去した。
20%の硫酸マグネシウム30mlを用いて同様の脱塩操作
をさらにもう1回実施した。
【0045】操作中の液温度は40℃を保持した。
【0046】得られた乳剤に下記化合物[A]、
[B]、[C]の混合物を含む10%のオセインゼラチン
溶液80mlを添加し、55℃にて再分散し、目的の乳剤を
得た。
【0047】
【化12】
【0048】b)本発明 分割した前記乳剤1.0Kg(含銀量44g、オセイン
ゼラチン4g)に40℃で20%のMgSO4溶液80
ml添加後、表1に示す重合体の2%溶液を50ml添
加した。10分間撹拌した後、静置し、乳剤を沈降させ
た後、上澄液800mlを除去した。
【0049】次いで、40℃の純水800mlを加え、5分間
撹拌し分散した。
【0050】さらに続けてMgSO4溶液を用いて上記と同
様の脱塩操作を2回実施した。
【0051】操作中の液温度は40℃を保持した。
【0052】得られた乳剤にa)と同様の化合物
[A]、[B]、[C]の混合物を含む10%のオセインゼ
ラチン溶液80mlを添加し、55℃にて再分散し、目的の
乳剤を得た。
【0053】a)、b)とも得られた乳剤の40℃でのpA
gは7.6であった。
【0054】(ハロゲン化銀写真感光材料の調製)両面
に厚さ0.1μmの下塗層(特開昭59ー19941号の実施例1参
照)を施した厚さ100μmのポリエチレンテレフタートフ
ィルムの一方の下塗層上に、下記処方 (1) のハロゲン
化銀乳剤層をゼラチン量が2.0g/m2、銀量が3.2g/m2にな
る様に塗設し、さらにその上に下記処方 (2) の保護層
をゼラチン量が1.0g/m2になる様に塗設し、また反対側
のもう一方の下塗層上には下記処方 (3) に従ってバッ
キング層をゼラチン量が2.4g/m2になる様に塗設し、さ
らにその上に下記処方 (4)の保護層をゼラチン量が1.
0g/m2になる様に塗設して試料No.1〜16を得た。
【0055】 処方 (1) (ハロゲン化銀乳剤層組成) ゼラチン 2.0g/m2 ハロゲン化銀乳剤A 銀量 3.2g/m2 カブリ防止剤:アデニン 10mg/m2 安定剤4ーメチルー6ーヒドロキシー 1,3,3a,7-テトラザインデン 30mg/m2 界面活性剤:サポニン 0.1g/m2
【0056】
【化13】
【0057】本発明に係るヒドラジン誘導体
表1に示す量 ただし、上記増感色素は60℃の温度条件で1時間ハロゲ
ン化銀乳剤粒子に吸着した。
【0058】 処方 (2) 〔乳剤保護層組成〕 ゼラチン 0.9g/m2 マット剤:平均粒径3.5μmのシリカ 3mg/m2
【0059】
【化14】
【0060】 ゼラチン 2.4g/m 界面活性剤:サポニン 0.1g/m2 S−1 6.0mg/m2 処方 (4) 〔バッキング保護層組成〕 ゼラチン 1g/m2 マット剤:平均粒径3.0〜5.0μmのポリメチルメタクリート 50mg/m2 界面活性剤Sー2: 10mg/m2 硬膜剤:グリオキザール 25mg/m2 :H-1 35mg/m2 得られた試料について、下記の方法による網点品質試験を行った。
【0061】(網点品質性試験方法)ステップウェッジに
網点面積50%の返し網スクリーン (150線/インチ) を一
部付して、これに試料を密着させてキセノン光源で5秒
間露光を与え、この試料を下記現像液−1、下記定着液
を投入した迅速処理用自動現像機にて下記の条件で現像
処理を行い、試料の網点品質を100倍のルーペで観察
し、網点品質の高いものを「5」ランクとし、以下
「4」、「3」、「2」、「1」 までの5ランクとし
た。なおランク「1」 及び 「2」は実用上好ましくな
いレベルである。
【0062】また網点中の黒ポツも同様に評価し、網点
中に全く黒ピンの発生していないものを最高ランク
「5」とし、網点中に発生する黒ピンの発生度に応じて
ランク「4」、「3」、「2」、「1」 とそのランク
を順次下げて評価するものとした。なお、ランク「1」
及び「2」では黒ピンも大きく実用上好ましくないレベ
ルである。また得られた試料をコニカデジタル濃度計PD
P-65で測定し、試料No.1の濃度3.0における感度を100
として相対感度で示し、さらに濃度0.3と3.0との正接を
もってガンマを表示した。
【0063】現像液処方1 エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩 1g 亜硫酸ナトリウム 60g ハイドロキノン 35g 3-(ジエチルアミノ)-1,2-プロパンジオール 30g 臭化ナトリウム 3.0g 5-メチルベンゾトリアゾール 0.1g 1-フェニル-5-メルカプテトラゾール 0.08g 1-フェニル-4,4-ジメチル-3-ピラゾリドン 0.2g フェニチルピコリウムブロマイド 2.5g 水を加えて1lとし、水酸化ナトリウムにてpHを11.7に調整する。
【0064】定着液処方 (組成A) チオ硫酸アンモニウム (72.5%w/v 水溶液) 240ml 亜硫酸ナトリウム 17g 酢酸ナトリウム・3水塩 6.5g 硼酸 6g クエン酸ナトリウム・2水塩 2g (組成B) 純水 (イオン交換水) 17ml 硫酸 (50%w/wの水溶液) 4.7g 硫酸アルミニウム (Al2O3換算含量が8.1%w/wの水溶液) 26.5g 定着液の使用時に水500ml中に上記組成A、組成Bの順
に溶かし、1lに仕上げて用いた。この定着液のpHは酢
酸で4.8に調整した。
【0065】(現像処理条件) (工 程) (温 度) (時 間) 現 像 40 ℃ 15 秒 定 着 35 ℃ 15 秒 水 洗 30 ℃ 10 秒 乾 燥 50 ℃ 10 秒 結果を表1に示した。
【0066】
【表1】
【0067】表1の結果から、本発明の試料は高感度で
ガンマも高く黒ポツも良好であることが分かる。
【0068】実施例2 下記処方の現像液処方2で処理する以外はすべて実施例
1と同様に行った。
【0069】結果を表2に示す。
【0070】現像液処方2 エチレンジアミン四酢酸ナトリウム塩 1g 亜硫酸ナトリウム 60g リン酸ナトリウム(12水塩) 75g ハイドロキノン 22.5g N,N-ジエチルエタノールアミン 15g 臭化ナトリウム 3g 5-メチルベンゾトリアゾール 0.25g 1-フェニル-5-メルカプトテトラゾール 0.08g メトール 0.25g 水を加えて1lとし、pHは水酸化ナトリウムにより11.7に調製した。
【0071】
【表2】
【0072】表2の結果からも実施例1と同様の効果を
得ることができた。
【0073】実施例3 実施例1の処方(1)の乳剤に下記現像促進剤を加えた
他は同様にして処方(5)を調製した。
【0074】
【化15】
【0075】その他乳剤保護層処方(2)、バッキング
層処方(3)、バッキング保護層処方(4)は実施例1
と同様にして試料を作成した。
【0076】現像液は下記現像液処方3を用い、その他
は実施例1と同様の方法で行った。
【0077】現像液処方3 ハイドロキノン 23g 4-メチル-4-ヒドロキシメチル-1-フエニル-3-ピラゾリドン 0.5g 亜硫酸カリウム 90g エチレンジアミンテトラ四酢酸二ナトリウム 2.0g 臭化カリウム 5.0g 5-メチルベンゾトリアゾール 0.2g 2−メルカプトベンツイミダゾール-5-スルホン酸 0.3g 炭酸ナトリウム 50g 水酸化ナトリウムを加えてpH10.7に仕上げる。
【0078】結果を表3に示す。
【0079】
【表3】
【0080】表3の結果からも実施例1と同様な結果を
得ることができた。
【0081】
【発明の効果】本発明により感度を損なうことなく、硬
調な写真特性を得るとともに、網点画像中に発生する黒
ポツを制御して高コントラストな写真特性と得ることの
できるハロゲン化銀写真感光材料を提供することができ
た。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03C 1/025 G03C 1/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶存物を除去する脱塩処理が下記一般式
    〔II〕で表される繰り返し単位からなる重合体(但しマ
    レイン酸含有率が40%を超えるもの)により凝集沈澱す
    ることにより行われた乳剤を含有する乳剤層を有し、か
    つヒドラジン誘導体を含有することを特徴とするハロゲ
    ン化銀写真感光材料。 【化1】 (式中、Rは低級アルキル基を表す。M1,M2は同じで
    も異なっていてもよく、それぞれカチオンを表す。)
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