JP3084213B2 - チェーン取替用治具 - Google Patents

チェーン取替用治具

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H7/00Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
    • F16H7/24Equipment for mounting belts, ropes, or chains

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえばエスカ
レータ用移動手摺りの駆動手段として用いられるスプロ
ケット歯車に掛けられたチェーンを取替えるための治具
に関し、特にスプロケット歯車からチェーンを容易に取
外して短時間に取替作業を終了させることのできるチェ
ーン取替用治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、スプロケット歯車とこれに掛
けられたチェーンとの組み合わせによるエスカレータ用
移動手摺り等の駆動装置において、チェーンのみを交換
する場合、スプロケット歯車を回転させながらチェーン
の連結部を交換可能な位置まで移動させた後、連結部の
連結を解除して新旧チェーンを交換している。
【0003】図10は一般的なエスカレータ用移動手摺
りの駆動部周辺を一部断面図で示す側面図であり、図に
おいて、1はエスカレータ本体を全体的に駆動するため
の駆動装置、2は駆動装置1により駆動されるメインチ
ェーン、3はメインチェーン2と噛み合うことにより回
転駆動されるメインスプロケット歯車、4はメインスプ
ロケット歯車3と同軸構造で一体に回転するスプロケッ
ト歯車である。
【0004】5はスプロケット歯車4と噛み合うことに
より駆動されるチェーン、4aはチェーン5と噛み合う
ことにより回転駆動されるスプロケット歯車、6はスプ
ロケット歯車4aと噛み合うことにより駆動されるチェ
ーン、7はチェーン6に噛み合うスプロケット歯車(図
示せず)と同軸構造で回転駆動されるナイロン製のロー
ラ、8はローラ7の外周に当接することにより駆動され
るエスカレータの移動手摺り、9はチェーン5の連結部
である。
【0005】駆動装置1は、移動手摺り8を駆動するた
めの駆動手段としても機能している。また、スプロケッ
ト歯車4および4a、これらに噛み合うチェーン5、ス
プロケット歯車4aに噛み合うチェーン6、ならびに、
複数のローラ7は、移動手摺り8を駆動するための駆動
機構を構成している。
【0006】図11はチェーン5の取替作業時の状態を
一部断面図で示す側面図であり、1〜8は前述と同様の
ものである。ここでは、チェーン5の取替作業と直接関
係ないチェーン6およびローラ7は示されていない。図
11において、10はチェーン5に代えて交換される新
規のチェーンである。
【0007】P1およびP2はチェーン5および10の
取替作業中の作業員であり、P1は新規のチェーン10
を送り出している作業員、P2は交換される古いチェー
ン5を回収している作業員である。なお、ここでは図示
されていないが、実際には、駆動装置1、メインチェー
ン2およびメインスプロケット歯車3のブレーキ機構
(図示せず)を開放して、駆動装置1、メインチェーン
2およびメインスプロケット歯車3を手動で動かす他の
作業員も存在する。
【0008】次に、図10および図11とともに図12
のフローチャートを参照しながら、エスカレータの移動
手摺り8の駆動手段を例にとった場合の従来のチェーン
取替作業の具体的手順について説明する。チェーン取替
作業は、ブレーキを手動で開放するとともに駆動装置1
を動かす作業員(図示せず)と、新旧のチェーン5およ
び10(図11参照)を入れ替える作業員P1およびP
2との3名で行われる。
【0009】エスカレータの移動手摺り8を駆動するチ
ェーン5を取替える場合、まず、駆動装置1および機械
室を覆っているエスカレータ昇降口のマンホールを取外
し、強制的に駆動装置1を運転してチェーン5の連結部
9を確認する。
【0010】続いて、駆動装置1を停止させ、メインチ
ェーン2およびメインスプロケット歯車3のブレーキを
開放して、手巻操作によりメインチェーン2およびメイ
ンスプロケット歯車3を動かすことにより、エスカレー
タを手動で下降運転させる。そして、連結部9の位置に
対応したエスカレータの踏段を、連結部9を中心に上下
3段ずつの合計6段分取外す(ステップS105)。
【0011】次に、チェーン5の張力を最大限に緩め
て、径の小さいスプロケット歯車4aの歯からチェーン
5を取外す(ステップS106)。このとき、径の大き
いスプロケット歯車4からチェーン5を取外すことはで
きない。続いて、エスカレータを手動で駆動しながらチ
ェーン5を移動させ、連結部9を作業員P1およびP2
の位置まで移動させた後、連結部9からチェーン5の一
端を取外して、図11内の矢印のようにチェーン5を機
械室から回収する(ステップS107)。
【0012】同時に、新規のチェーン10の一端を連結
部9に接続し、エスカレータを手動で駆動しながら、チ
ェーン10を図11内の矢印のように搬入し(ステップ
S108)、新旧のチェーン5および10を取替える。
最後に、新規のチェーン10をスプロケット歯車4aの
軸に回し(ステップS109)、連結部9から古いチェ
ーン5の他端を取外して新規のチェーン10の他端を接
続し、新規のチェーン10の連結を完了する(ステップ
S110)。
【0013】このようなチェーン取替作業は、まず、チ
ェーン5の連結部9の位置を確認するために時間がかか
り、続いて、スプロケット歯車4の手動回転によりチェ
ーン5の連結部9を移動させるために時間がかかるの
で、チェーン5の1本当りの交換に、約4時間程度の作
業時間を必要とする。特に、チェーン5が左右2本の構
造を有する場合、同時にチェーン取替作業を行うことが
不可能なため、約8時間程度の作業時間となってしま
う。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来のチェーン取替作
業は以上のように、チェーン5をスプロケット歯車4か
ら容易に取外すことができないので、チェーン5の連結
部9の位置を事前に確認するとともに、手動でエスカレ
ータを動かしながら、連結部9に対応した踏段を取外し
た後、連結部9の位置を作業位置に合わせて新規のチェ
ーン10と交換する必要があり、効率が悪く多大な作業
時間を要するという問題点があった。
【0015】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、エスカレータの移動手摺りの駆
動手段として用いられるチェーン等の取替作業に適用さ
れ、作業の省力化を実現したチェーン取替用治具を得る
ことを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
るチェーン取替用治具は、スプロケット歯車と噛み合っ
て駆動されるチェーンを取替えるための治具であって、
延長形状を有する弾性材の上板および下板からなり、上
板および下板は、断面コ字状を有し且つ互いに逆向きに
背面接合され、上板および下板のコ字の幅は、スプロケ
ット歯車およびチェーンの幅よりもわずかに大きく形成
されたものである。
【0017】また、この発明の請求項2に係るチェーン
取替用治具は、請求項1において、上板および下板は、
硬質プラスチックにより形成されたものである。
【0018】また、この発明の請求項3に係るチェーン
取替用治具は、請求項1または請求項2において、上板
および下板は、それぞれのコ字のフリンジ部の先端部が
約45°にカットされたものである。
【0019】また、この発明の請求項4に係るチェーン
取替用治具は、請求項1から請求項3までのいずれかに
おいて、上板および下板は、それぞれの中心線に沿って
同位置に形成された複数の長穴を有し、長穴を介してナ
イロン被覆されたワイヤにより縫い合わせられたもので
ある。
【0020】また、この発明の請求項5に係るチェーン
取替用治具は、請求項1から請求項4までのいずれかに
おいて、上板および下板は、少なくとも一部において互
いに接着されたものである。
【0021】また、この発明の請求項6に係るチェーン
取替用治具は、請求項1から請求項5までのいずれかに
おいて、下板の先端部の位置は、上板の先端部の位置よ
りも所定距離だけ後方にずらされたものである。
【0022】また、この発明の請求項7に係るチェーン
取替用治具は、請求項1から請求項6までのいずれかに
おいて、上板および下板は、それぞれのコ字のフリンジ
部に沿ってクシ歯状に形成された複数のスリットを有す
るものである。
【0023】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の実施の形態1を図につ
いて説明する。図1〜図3は、それぞれ、この発明の実
施の形態1を示す斜視図、平面図、および、正面図であ
り、図4〜図7は、それぞれ、この発明の実施の形態1
を用いた作業状態を示す拡大斜視図、拡大側面図、側面
図、および、一部断面図で示す側面図である。
【0024】図1〜図7において、1〜5、8〜10、
P1およびP2は前述と同様のものであり、また、図示
しないが、チェーン6およびローラ7は、図10に示し
た通りである。図4および図5において、40はスプロ
ケット歯車4の歯である。100は延長形状の弾性材か
らなるチェーン取替用の治具であり、チェーン取替作業
時に、スプロケット歯車4とチェーン5との噛み合い部
に挿入されるようになっている。
【0025】11および12は一体構成されて治具10
0を形成する上板および下板、11aは上板11の先端
部、12aは下板12の先端部、Dは上板11の先端部
11aに対する下板12の先端部12aのずらし量に相
当する所定距離、13は上板11および下板12の各中
心線に沿って同位置に形成された複数の長穴、14は長
穴13を介して上板11および下板12を結合するため
のナイロン被覆されたワイヤである。
【0026】上板11および下板12は、チェーン5お
よびスプロケット歯車4の歯40から外れないように、
それぞれ、図3のように同一断面形状すなわちコ字形状
を有し、上下逆向きに互いに背面接合されている。上板
11および下板12のコ字の幅は、スプロケット歯車4
およびチェーン5の幅よりもわずかに大きくなるように
形成されている。
【0027】上板11および下板12は、スプロケット
歯車4およびチェーン5をスムーズにガイドできるよう
に、それぞれのコ字のフリンジ部の先端部11aおよび
12aが斜めに切削されている。すなわち、治具100
の上板11がスムーズにチェーン5を持ち上げ、且つ、
下板12がスムーズにスプロケット歯車4の歯40に沿
って進むことができるように、先端部11aおよび12
aは、たとえば約45°の角度でカットされている。
【0028】また、治具100がスムーズにスプロケッ
ト歯車4の歯40に乗り上げるように、治具100の先
端部は、下板12の先端部12aが上板11の先端部1
1aに対して所定距離D(約10mm)だけ後方にずら
された構造を有している。
【0029】また、治具100がスプロケット歯車4の
外周の約1/4〜1/3をカバーできるように、治具1
00の長さは、1060mm程度に設定されている。ま
た、チェーン5の取替作業中において、治具100をチ
ェーン5のテンショナ部(図示せず)のアングルに固定
できるように、治具100の後端部におけるワイヤ14
の長さは、約450mm程度に設定されている。
【0030】また、上板11および下板12は、スプロ
ケット歯車4の外周に沿ってスムーズに移動して湾曲
し、且つ、移動手摺り8の駆動チェーン5をスムーズに
移動させるように、表面が滑らかな硬質プラスチック等
から形成されている。また、上板11および下板12
は、治具100が湾曲した場合でも上下逆向きに組み合
わせた上板11および下板12の構造が柔軟に追従する
ように、ワイヤ14により縫い付けられている。さら
に、上板11および下板12の一部を接着し、各先端部
11aおよび12aのずれを防止してもよい。
【0031】なお、上板11および下板12としては、
たとえば、配電盤等の電線整理用のダクトの通線部をカ
ットし、同様のものを背面で組み合わせたものを用いる
ことができる。
【0032】次に、図4〜図7とともに図8のフローチ
ャートを参照しながら、図1〜図3に示したこの発明の
実施の形態1を用いたチェーン取替作業の手順について
説明する。この場合も、前述と同様に、エスカレータの
移動手摺り8を駆動するチェーン5の取替作業を例にと
っており、図8において、S106およびS110は前
述と同様のステップであり、S104は前述のステップ
S107〜S109に対応している。
【0033】まず、連結部9の確認を行うことなく、ま
た、手動によるエスカレータの駆動を行うことなく、駆
動装置1を停止させるとともにエスカレータ昇降口のマ
ンホールを開放して、任意の踏段を6段分取外す(ステ
ップS101)。続いて、前述のようにチェーン5を緩
めてスプロケット歯車4aから取外し(ステップS10
6)、その後、図4および図5のように、治具100を
スプロケット歯車4の上部に取付けて差込む(ステップ
S103)。
【0034】このとき、治具100がスプロケット歯車
4とチェーン5との間に挿入されることにより、治具1
00の下板12の下面は、スプロケット歯車4の歯40
に接触し、歯40を挟み込みながら乗り越えていく。ま
た、同時に、上板11は、チェーン5を上方に持ち上げ
て、歯40に対するチェーン5の噛み合い状態を解除し
ながら移動し、スプロケット歯車4の外周に倣って湾曲
しながら進む(図6参照)。なお、上板11および下板
12が湾曲し易いように、各先端部11aおよび12a
の近接部分にスリット(図5参照)を形成してもよい。
【0035】図6のように、治具100がスプロケット
歯車4の円周の約1/4〜1/3まで進むと、それから
先のチェーン5は、ステップS106において張力が最
大限に緩められているので、チェーン5の自重によりス
プロケット歯車4との噛み合い状態が外れる。したがっ
て、チェーン5は、スプロケット歯車4の歯40から完
全に分離し、単体で自在且つ迅速に移動可能な状態とな
る。
【0036】以下、前述のステップS107〜S109
と同様に、古いチェーン5を新規のチェーン10に交換
し(ステップS104)、チェーン10の連結を完了す
る(ステップS110)。このとき、チェーン5は、治
具100の上板11の上面に沿って自在に移動するた
め、古いチェーン5の回収および新規のチェーン10の
送出は、作業員P1およびP2により迅速に行われる。
【0037】すなわち、上板11および下板12は、表
面が滑らかなコ字形の硬質プラスチック材料から形成さ
れているので、スプロケット歯車4の歯40から外れに
くく、且つチェーン5が外れにくくなっており、チェー
ン5をスムーズに移動させることができる。
【0038】また、治具100の上板11の先端部11
aの上面を約45°の角度でカットしているので、スム
ーズにチェーン5を持ち上げることができる。また、上
板11および下板12がナイロン被覆のワイヤ14で縫
い付けられているので、治具100が湾曲しても上下逆
向きに組み合わせた構造が柔軟に維持されるとともに、
治具100が湾曲したときの上板11と下板12との接
合面のずれを吸収することができる。
【0039】また、治具100の下板12の先端部12
aを上板11の先端部11aに対して約10mmの所定
距離Dだけ後方にずらしたので、下板12がスムーズに
スプロケット歯車4の歯40に乗り上げることができ
る。上記構成からなる治具100をチェーン5とスプロ
ケット歯車4との間に挿入することにより、治具100
の先端部がスムーズに歯40上に乗り上げ、チェーン5
をスプロケット歯車4から浮かせることができる。
【0040】ここで、スプロケット歯車4とチェーン5
との噛み合いを治具100を用いて解除させる原理につ
いて述べると、以下の(a)〜(b)の通りである。 (a)治具100の先端部がスプロケット歯車4の歯4
0に当接し、歯40の面に沿って乗り上げると同時に、
チェーン5を歯40から持ち上げる。 (b)このとき、治具100の上面においては、チェー
ン5が乗り上げた状態が保持される。また、治具100
の下面においては、歯40を挟み込んでいくため、治具
100がスプロケット歯車4から外れることはない。 (c)治具100がスプロケット歯車4の外周の1/4
〜1/3程度まで挿入されると、スプロケット歯車4の
下部においてチェーン5が自重で外れるので、チェーン
5の全体を完全に浮かせることができる。
【0041】このように、スプロケット歯車4とチェー
ン5との噛み合い部分を容易に且つ完全に解除すること
ができるので、スプロケット歯車4を回転させることな
く、チェーン5を単体で迅速に移動させることができ
る。したがって、作業時間を大幅に省略して連結部の確
認および移動を短時間に且つ正確に行うことができ、1
本のチェーン5の交換作業時間を約0.5時間程度で終
了させることができる。また、作業員の移動時間も新旧
チェーン5および10の搬入および搬出に要する時間の
みとなり、作業の安全性も向上する。
【0042】実施の形態2.なお、上記実施の形態1で
は、治具100を構成する上板11および下板12を弾
性を有するプラスチックで形成したが、さらに柔軟性を
持たせてスプロケット歯車4の外周に倣うように、上板
11および下板12の延長方向に沿って複数のスリット
を設けてもよい。
【0043】図9はスリットを設けて治具100の柔軟
性を向上させたこの発明の実施の形態2を示す斜視図で
あり、100、11、11a、12、12a、13およ
び14は前述と同様のものである。11bおよび12b
は上板11および下板12の各フリンジ部(側端部)に
沿ってクシ歯状に形成された複数のスリットであり、治
具100が湾曲した場合でも上下逆向きに組み合わせた
11bおよび12bの構造がさらに柔軟になるようにし
ている。
【0044】このように、スリット11bおよび12b
を設けることにより、治具100がスプロケット歯車4
の外周面に沿って湾曲し易くなるので、チェーン5の取
替作業時の治具100の挿入が容易となり、さらに作業
時間を短縮することができる。
【0045】なお、上記実施の形態1および2では、エ
スカレータ用移動手摺り8を駆動するためのチェーン5
を取替える場合を例にとって説明したが、スプロケット
歯車と協動するチェーンを取替える場合であれば、他の
用途であっても適用可能であり、同等の作用効果を奏す
ることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す斜視図であ
る。
【図2】 この発明の実施の形態1を示す平面図であ
る。
【図3】 この発明の実施の形態1を示す正面図であ
る。
【図4】 この発明の実施の形態1の作業状態を示す拡
大斜視図である。
【図5】 この発明の実施の形態1の作業状態を示す拡
大側面図である。
【図6】 この発明の実施の形態1の作業状態を示す側
面図である。
【図7】 この発明の実施の形態1の作業状態を一部断
面図で示す側面図である。
【図8】 この発明の実施の形態1による作業手順を示
すフローチャートである。
【図9】 この発明の実施の形態2を示す斜視図であ
る。
【図10】 一般的なエスカレータの駆動装置を一部断
面図で示す側面図である。
【図11】 従来のチェーン取替作業時の状態を一部断
面図で示す側面図である。
【図12】 従来のチェーン取替作業手順を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
4 スプロケット歯車、5 チェーン、11 上板、1
1a、12a 先端部、11b、12b スリット、1
2 下板、13 長穴、14 ワイヤ、100治具、D
所定距離。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 7/24

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプロケット歯車と噛み合って駆動され
    るチェーンを取替えるための治具であって、 延長形状を有する弾性材の上板および下板からなり、 前記上板および前記下板は、断面コ字状を有し且つ互い
    に逆向きに背面接合され、 前記上板および前記下板のコ字の幅は、前記スプロケッ
    ト歯車および前記チェーンの幅よりもわずかに大きく形
    成されたことを特徴とするチェーン取替用治具。
  2. 【請求項2】 前記上板および前記下板は、硬質プラス
    チックにより形成されたことを特徴とする請求項1に記
    載のチェーン取替用治具。
  3. 【請求項3】 前記上板および前記下板は、それぞれの
    コ字のフリンジ部の先端部が約45°にカットされたこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載のチェー
    ン取替用治具。
  4. 【請求項4】 前記上板および前記下板は、それぞれの
    中心線に沿って同位置に形成された複数の長穴を有し、
    前記長穴を介してナイロン被覆されたワイヤにより縫い
    合わせられたことを特徴とする請求項1から請求項3ま
    でのいずれかに記載のチェーン取替用治具。
  5. 【請求項5】 前記上板および前記下板は、少なくとも
    一部において互いに接着されたことを特徴とする請求項
    1から請求項4までのいずれかに記載のチェーン取替用
    治具。
  6. 【請求項6】 前記下板の先端部の位置は、前記上板の
    先端部の位置よりも所定距離だけ後方にずらされたこと
    を特徴とする請求項1から請求項5までのいずれかに記
    載のチェーン取替用治具。
  7. 【請求項7】 前記上板および前記下板は、それぞれの
    コ字のフリンジ部に沿ってクシ歯状に形成された複数の
    スリットを有することを特徴とする請求項1から請求項
    6までのいずれかに記載のチェーン取替用治具。
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