JP3083834U - シリンダー錠における施錠確認機構 - Google Patents

シリンダー錠における施錠確認機構

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JP3083834U
JP3083834U JP2001005707U JP2001005707U JP3083834U JP 3083834 U JP3083834 U JP 3083834U JP 2001005707 U JP2001005707 U JP 2001005707U JP 2001005707 U JP2001005707 U JP 2001005707U JP 3083834 U JP3083834 U JP 3083834U
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Inventor
宏明 野坂
Original Assignee
東亜技研株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外出したときに施錠したことを容易に確認す
ることができる。 【解決手段】 シリンダー胴2の前面にピン5を植設す
る。鍵6の摘み部7を箱形とし、側面に表示部を位置さ
せたタイマー8と、タイマー操作用ロータリースイッチ
9と、電池10とを内蔵する。摘み部7の鍵本体11側
の面の一部に凹部12を形成する。タイマー操作用ロー
タリースイッチ9における作動子9aの山形状の先端部
9Aを該凹部12内に臨ませる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はシリンダー錠における施錠確認機構に関し、更に詳細には施錠したと きに作動を開始するタイマーを鍵に組み込むことにより施錠を容易に確認するこ とができるようになしたシリンダー錠における施錠確認機構に係わる。
【0002】
【従来の技術】
外出する際には空き巣に入られないように確実に施錠することが肝腎である。 しかし、従来一旦外出してしまうと施錠したかどうかを確認する手段がなく、気 になって途中で引き返し、無駄な労力と時間を費やすことも多々経験するところ である。
【0003】 また、近年電話回線を通じて外出先から自宅等の施錠を確認するシステムも案 出されているが、機構的に複雑であり且つコストも高くつくことになり、誰でも 手軽に使えるというわけにはいかない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記の点に鑑みなされたものであって、外出したときに施錠したこと を容易に確認することができ、構造が簡単でコストが安上がりで済むシリンダー 錠における施錠確認機構を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
而して、本考案の要旨は次の通りである。 (1)シリンダー胴内に回動可能に嵌合したプラグの鍵穴に鍵を差し込んで回す ことによって施錠又は解錠を行うシリンダー錠において、鍵の摘み部にタイマー を内蔵すると共にその表示部を側面に位置せしめ、鍵をプラグの鍵穴に差し込ん で回すことによって該タイマーの作動とリセットを行うようになしたことを特徴 とするシリンダー錠における施錠確認機構。
【0006】 (2)シリンダー胴内に回動可能に嵌合したプラグの鍵穴に鍵を差し込んで回す ことによって施錠又は解錠を行うシリンダー錠において、シリンダー胴の前面に おけるプラグの回動方向に沿った所定の位置に、後記タイマー操作用ロータリー スイッチにおける作動子の山形状の先端部に接触してこれを押圧するピンを植設 する一方、鍵の摘み部を箱形となして、側面に表示部を位置させたタイマーと、 タイマー操作用ロータリースイッチと、電池とを内蔵すると共に,該摘み部の鍵 本体側の面の一部に鍵の回転方向に沿った凹部を形成し、更に前記タイマー操作 用ロータリースイッチを、その作動子が鍵本体の軸方向に沿って出没するように 固定すると共に該作動子の先端部を山形状となし、該作動子の山形状の先端部を 前記凹部内に臨ませてなることを特徴とするシリンダー錠における施錠確認機構 。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下,本考案の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。 図1はシリンダー錠本体の正面図、図2はシリンダー錠本体の玄関の扉にセッ トした状態の側面図、図3は鍵の側面図、図4は鍵の正面図、図5は鍵の平面図 、図6は図3中A−A線拡大断面図、図7は回路図である。
【0008】 図中、1はシリンダー錠本体である。2はシリンダー胴であり、2aはその前 面である。3は前記シリンダー胴2内に回動可能に嵌合したプラグである。また 、4は該プラグ3の中央部に設けられた鍵穴である。そして該シリンダー本体1 は、プラグ3の鍵穴4に後記鍵を差し込んで回すことによって施錠又は解錠を行 うものであり、その構造は従来のシリンダー錠と全く同様である。
【0009】 而して、本考案は斯かるシリンダー錠における施錠確認機構であり、一方にお いて前記シリンダー胴2の前面2aにおけるプラグ3の回動方向に沿った所定の 位置に、後記タイマー操作用ロータリースイッチにおける作動子の山形状の先端 部に接触してこれを押圧するピン5を植設している。
【0010】 そしてまたもう一方において、鍵6の摘み部7を箱形となして、側面に表示部 8aを位置させたタイマー8と、タイマー操作用ロータリースイッチ9と、電池 10とを内蔵すると共に,該摘み部7の鍵本体11側の面の一部に鍵の回転方向 に沿った凹部12を形成している。尚、前記電池10としては、本実施形態では リチウム電池を用いている。
【0011】 そしてまた、前記タイマー操作用ロータリースイッチ9は、その作動子9aが 鍵本体11の軸方向に沿って出没するように固定されている。そして更に該作動 子9aの先端部は山形状となしており、該作動子9aの山形状の先端部9Aを前 記摘み部7の凹部12内に臨ませている。また、その他図中13は玄関の扉を示 す。
【0012】 次に,本実施形態の作用について説明する。 鍵本体11をプラグ3の鍵穴4に差し込んで施錠方向に回すと、図6に示す如 く、鍵6の摘み部7に形成した凹部12内にシリンダー胴2の前面2aに植設し たピン5が入り込む。そして該ピン5がタイマー操作用ロータリースイッチ9に おける作動子9aの山形状の先端部9Aに接触する。そして更に鍵6を回して施 錠位置になると、ピン5が作動子9aの山形状の先端部9Aの傾斜面から頂部に 摺接してこれを押し出す。これにより作動子9aは内方に押し込まれてスイッチ がONになり、タイマー8が作動を開始する。したがって、外出したとき施錠し たかどうか不安になったときには携行している鍵をみればよく、そのタイマー8 の表示部8aが作動状態となっていれば施錠していることであるから不安は解消 する。また、タイマー8によって何時頃外出したかも確認することができる。そ して、外出から帰ったときに再び鍵6をプラグの鍵穴4に差し込んで一旦前記と 同様に回すと、前記と同様の作用によってスイッチがOFFとなり、タイマー8 は初期のセット状態に戻るものである。
【0013】
【考案の効果】 本考案は上記の如き構成、作用であるから、外出したときに施錠したことを容 易に確認することができるものである。そしてまた、タイマー操作用ロータリー スイッチにおける作動子の山形状の先端部は鍵の摘み部に形成した凹部内に位置 しているから,携行中にこれが他の物に接触してスイッチが勝手にON、OFF となることを防ぐことができる。加えて構造が簡単でコストも安上がりで済むも のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】シリンダー錠本体の正面図である。
【図2】シリンダー錠本体の玄関の扉にセットした状態
の側面図である。
【図3】鍵の側面図である。
【図4】鍵の正面図である。
【図5】鍵の平面図である。
【図6】図3中A−A線拡大断面図である。
【図7】本考案の回路図である。
【符号の説明】
1 シリンダー錠本体 2 シリンダー胴 3 プラグ 4 鍵穴 5 ピン 6 鍵 7 鍵の摘み部 8 タイマー 8a タイマーの表示部 9 タイマー操作用ロータリースイッチ 10 電池 11 鍵本体 12 凹部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダー胴内に回動可能に嵌合したプ
    ラグの鍵穴に鍵を差し込んで回すことによって施錠又は
    解錠を行うシリンダー錠において、鍵の摘み部にタイマ
    ーを内蔵すると共にその表示部を側面に位置せしめ、鍵
    をプラグの鍵穴に差し込んで回すことによって該タイマ
    ーの作動とリセットを行うようになしたことを特徴とす
    るシリンダー錠における施錠確認機構。
  2. 【請求項2】 シリンダー胴内に回動可能に嵌合したプ
    ラグの鍵穴に鍵を差し込んで回すことによって施錠又は
    解錠を行うシリンダー錠において、シリンダー胴の前面
    におけるプラグの回動方向に沿った所定の位置に、後記
    タイマー操作用ロータリースイッチにおける作動子の山
    形状の先端部に接触してこれを押圧するピンを植設する
    一方、鍵の摘み部を箱形となして、側面に表示部を位置
    させたタイマーと、タイマー操作用ロータリースイッチ
    と、電池とを内蔵すると共に,該摘み部の鍵本体側の面
    の一部に鍵の回転方向に沿った凹部を形成し、更に前記
    タイマー操作用ロータリースイッチを、その作動子が鍵
    本体の軸方向に沿って出没するように固定すると共に該
    作動子の先端部を山形状となし、該作動子の山形状の先
    端部を前記凹部内に臨ませてなることを特徴とするシリ
    ンダー錠における施錠確認機構。
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