JP2597113Y2 - 可変コード型シリンダ錠 - Google Patents
可変コード型シリンダ錠Info
- Publication number
- JP2597113Y2 JP2597113Y2 JP1993046972U JP4697293U JP2597113Y2 JP 2597113 Y2 JP2597113 Y2 JP 2597113Y2 JP 1993046972 U JP1993046972 U JP 1993046972U JP 4697293 U JP4697293 U JP 4697293U JP 2597113 Y2 JP2597113 Y2 JP 2597113Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- variable
- plug
- cylinder lock
- key
- pin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Lock And Its Accessories (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、可変コードキーにより
コードが変更されたシリンダ錠を、もとのコードに復帰
させることができる可変コード型シリンダ錠に関する。
コードが変更されたシリンダ錠を、もとのコードに復帰
させることができる可変コード型シリンダ錠に関する。
【0002】
【従来の技術】鍵の紛失、盗難などが発生した場合に
は、鍵を入手した人がシリンダ錠を不正に解錠する事故
を防止するために、キーコードの異なるシリンダ錠に取
り替えなければならない。又、鍵を失わなくても、パチ
ンコ機械や自動販売機を取り扱っていた店員が代わった
場合には、機械に組み込まれたシリンダ錠のキーコード
が知られているために、キーコードの異なるシリンダ錠
に取り替える必要がある。
は、鍵を入手した人がシリンダ錠を不正に解錠する事故
を防止するために、キーコードの異なるシリンダ錠に取
り替えなければならない。又、鍵を失わなくても、パチ
ンコ機械や自動販売機を取り扱っていた店員が代わった
場合には、機械に組み込まれたシリンダ錠のキーコード
が知られているために、キーコードの異なるシリンダ錠
に取り替える必要がある。
【0003】然し、機械に組み込まれているシリンダ錠
を、その都度取り替える工事は煩わしく、しかも無駄な
費用がかかる。このような問題を解決するために、例え
ば、本出願人はキーコードを変更することができる可変
コード型シリンダ錠を提案し(実開平5−7871号公
報参照)、可変ピンの数だけキーコードを変更できるよ
うにし、プラグに摺動自在に設けられた2本の復帰バー
を引き出すことにより、全可変ピンが初期位置に復帰し
て初期コードに戻すようにした。
を、その都度取り替える工事は煩わしく、しかも無駄な
費用がかかる。このような問題を解決するために、例え
ば、本出願人はキーコードを変更することができる可変
コード型シリンダ錠を提案し(実開平5−7871号公
報参照)、可変ピンの数だけキーコードを変更できるよ
うにし、プラグに摺動自在に設けられた2本の復帰バー
を引き出すことにより、全可変ピンが初期位置に復帰し
て初期コードに戻すようにした。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記の可変コード型シ
リンダ錠にあっては、プラグ自体に2本の復帰バーを設
けなければならないので、組立工数がかかるとともに、
2本の復帰バーは、常にプラグに取り付けられたままで
あるので、管理者以外の者でも勝手に初期コードに復帰
できる等の問題があった。本考案は、シリンダ錠の組立
工数の削減と、管理者以外の第三者が初期コードに復帰
させる行為を防止することを目的とした可変コード型シ
リンダ錠を提供するものである。
リンダ錠にあっては、プラグ自体に2本の復帰バーを設
けなければならないので、組立工数がかかるとともに、
2本の復帰バーは、常にプラグに取り付けられたままで
あるので、管理者以外の者でも勝手に初期コードに復帰
できる等の問題があった。本考案は、シリンダ錠の組立
工数の削減と、管理者以外の第三者が初期コードに復帰
させる行為を防止することを目的とした可変コード型シ
リンダ錠を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の可変コード型シリンダ錠においては、筒状
に形成されたケースに複数のドライバピン孔を設け、上
記ケースの外周面にドライバピン孔を被覆するカバーを
設け、上記ドライバピン孔に挿入するドライバピンと上
記カバーとの間にばねを挿入し、上記ケースに回動可能
に嵌挿されるプラグに、該プラグの前面に開口する鍵孔
と、該鍵孔に連通し上記ドライバピン孔に対応するタン
ブラピン孔を設け、該タンブラピン孔に挿入されるタン
ブラピンと上記ドライバピンとの間に可変ピンを挿入
し、上記プラグの外周面に、上記各可変ピンがそれぞれ
嵌入可能な収容凹部を、上記プラグの軸方向に配列して
設けた可変コード型シリンダ錠において、上記プラグの
前面から上記各収容凹部を貫通するスリットと、先端に
上記収容凹部よりも低くなる方向に傾斜した傾斜面を形
成した復帰バーとを設け、上記ドライバピン孔と上記収
容凹部とを一致させた後に、上記スリットに上記復帰バ
ーを挿入したときに、上記収容凹部の可変ピンが上記ド
ライバピン孔に押し出されて、初期コードに復帰するよ
うに構成した。
に、本考案の可変コード型シリンダ錠においては、筒状
に形成されたケースに複数のドライバピン孔を設け、上
記ケースの外周面にドライバピン孔を被覆するカバーを
設け、上記ドライバピン孔に挿入するドライバピンと上
記カバーとの間にばねを挿入し、上記ケースに回動可能
に嵌挿されるプラグに、該プラグの前面に開口する鍵孔
と、該鍵孔に連通し上記ドライバピン孔に対応するタン
ブラピン孔を設け、該タンブラピン孔に挿入されるタン
ブラピンと上記ドライバピンとの間に可変ピンを挿入
し、上記プラグの外周面に、上記各可変ピンがそれぞれ
嵌入可能な収容凹部を、上記プラグの軸方向に配列して
設けた可変コード型シリンダ錠において、上記プラグの
前面から上記各収容凹部を貫通するスリットと、先端に
上記収容凹部よりも低くなる方向に傾斜した傾斜面を形
成した復帰バーとを設け、上記ドライバピン孔と上記収
容凹部とを一致させた後に、上記スリットに上記復帰バ
ーを挿入したときに、上記収容凹部の可変ピンが上記ド
ライバピン孔に押し出されて、初期コードに復帰するよ
うに構成した。
【0006】
【作用】上記のように構成された可変コード型シリンダ
錠の作用を説明すると、常時は、可変コード型シリンダ
錠のスリットから復帰バーを抜き取っておく。未だキー
コードを変更していない初期の可変コード型シリンダ錠
では、鍵孔に1次キーを挿入すると、1次キーに押され
たタンブラピンが可変ピンを介してドライバピンを押動
し、可変ピンとタンブラピンとの接触面が、シャーライ
ンであるプラグ外周面と一致するので、プラグが回動可
能になり、1次キーを解錠方向或いは施錠方向に回動す
ることができる。
錠の作用を説明すると、常時は、可変コード型シリンダ
錠のスリットから復帰バーを抜き取っておく。未だキー
コードを変更していない初期の可変コード型シリンダ錠
では、鍵孔に1次キーを挿入すると、1次キーに押され
たタンブラピンが可変ピンを介してドライバピンを押動
し、可変ピンとタンブラピンとの接触面が、シャーライ
ンであるプラグ外周面と一致するので、プラグが回動可
能になり、1次キーを解錠方向或いは施錠方向に回動す
ることができる。
【0007】可変コード型シリンダ錠のキーコードを変
更するには、2次キーを鍵孔に挿入する。2次キーは、
複数個の可変ピンのうちの1個を、タンブラピン孔から
ドライバピン孔に押出し、その可変ピンとタンブラピン
との接触面がシャーラインに一致するので、プラグが回
動可能になる。2次キーと共にプラグを回動して、プラ
グの収容凹部がドライバピン孔の可変ピンと一致したと
きに、可変ピンが収容凹部に挿入され、シリンダ錠は2
次キーでなければ施解錠できないキーコードに変更され
る。
更するには、2次キーを鍵孔に挿入する。2次キーは、
複数個の可変ピンのうちの1個を、タンブラピン孔から
ドライバピン孔に押出し、その可変ピンとタンブラピン
との接触面がシャーラインに一致するので、プラグが回
動可能になる。2次キーと共にプラグを回動して、プラ
グの収容凹部がドライバピン孔の可変ピンと一致したと
きに、可変ピンが収容凹部に挿入され、シリンダ錠は2
次キーでなければ施解錠できないキーコードに変更され
る。
【0008】同様にして、3次キーを使用すれば、残り
の可変ピンのうちの1個が収容凹部に挿入され、シリン
ダ錠は2次キーでなければ施解錠できないキーコードに
変更される。そして、複数の可変ピンがすべて収容凹部
に挿入されるまで、キーコードを変更することができ
る。
の可変ピンのうちの1個が収容凹部に挿入され、シリン
ダ錠は2次キーでなければ施解錠できないキーコードに
変更される。そして、複数の可変ピンがすべて収容凹部
に挿入されるまで、キーコードを変更することができ
る。
【0009】キーコードを変更された可変型シリンダ錠
をもとのコードに復帰させるには、可変型シリンダ錠の
鍵孔に挿入したキーによりプラグを回動し、ドライバピ
ン孔と収容凹部とを一致させた後に、スリットに復帰バ
ーを挿入すると、復帰バーの先端部の傾斜面が各収容凹
部を貫通し、収容凹部内の可変ピンがドライバピン孔に
押し出される。次に、プラグを回動してタンブラピン孔
とドライバピン孔とを一致させると、ドライバピン孔内
の可変ピンがタンブラピン孔内に挿入され、もとのキー
コードに復帰する。
をもとのコードに復帰させるには、可変型シリンダ錠の
鍵孔に挿入したキーによりプラグを回動し、ドライバピ
ン孔と収容凹部とを一致させた後に、スリットに復帰バ
ーを挿入すると、復帰バーの先端部の傾斜面が各収容凹
部を貫通し、収容凹部内の可変ピンがドライバピン孔に
押し出される。次に、プラグを回動してタンブラピン孔
とドライバピン孔とを一致させると、ドライバピン孔内
の可変ピンがタンブラピン孔内に挿入され、もとのキー
コードに復帰する。
【0010】
【実施例】本考案の実施例について図面を参照して説明
すると、図1は初期コードに設定された可変型シリンダ
錠の縦断面図、図2は図1のA−A断面図であり、図
1,図2に示すように、筒状に形成されたケース1の上
部及び下部には、それぞれ複数のドライバピン孔2がケ
ース1の軸方向に配列して設けられ、ケース1の外周面
に各ドライバピン孔2を被覆するカバー3が取り付けら
れる。各ドライバピン孔2にはドライバピン4が挿入さ
れ、ドライバピン4とカバー3との間にコイルばね5が
挿入される。従って、ドライバピン4はケース1の内周
面から突出する方向に付勢される。
すると、図1は初期コードに設定された可変型シリンダ
錠の縦断面図、図2は図1のA−A断面図であり、図
1,図2に示すように、筒状に形成されたケース1の上
部及び下部には、それぞれ複数のドライバピン孔2がケ
ース1の軸方向に配列して設けられ、ケース1の外周面
に各ドライバピン孔2を被覆するカバー3が取り付けら
れる。各ドライバピン孔2にはドライバピン4が挿入さ
れ、ドライバピン4とカバー3との間にコイルばね5が
挿入される。従って、ドライバピン4はケース1の内周
面から突出する方向に付勢される。
【0011】ケース1の内周面に回動可能に嵌挿される
プラグ6は、図9の一部破断側面図、図10の正面図、
図10のE矢視図である図11に示すように、前面に開
口する鍵孔7が設けられ、鍵孔7に連通し各ドライバピ
ン孔2に対応するタンブラピン孔8が設けられ、各タン
ブラピン孔8にはタンブラピン9が挿入される。図9に
おいて上部側の5個のタンブラピン孔8のうち右側から
1〜4番目のタンブラピン孔8には、タンブラピン9と
ドライバピン4との間に可変ピン10が挿入される。
プラグ6は、図9の一部破断側面図、図10の正面図、
図10のE矢視図である図11に示すように、前面に開
口する鍵孔7が設けられ、鍵孔7に連通し各ドライバピ
ン孔2に対応するタンブラピン孔8が設けられ、各タン
ブラピン孔8にはタンブラピン9が挿入される。図9に
おいて上部側の5個のタンブラピン孔8のうち右側から
1〜4番目のタンブラピン孔8には、タンブラピン9と
ドライバピン4との間に可変ピン10が挿入される。
【0012】プラグ6の外周面には、上部の各タンブラ
ピン孔8から角度θだけ傾斜した位置に、可変ピン10
が収容される収容凹部11がそれぞれ設けられる。収容
凹部11の深さは、可変ピン10が内部に収容されたと
きに、可変ピン10の上面が、プラグ6の外周面とほぼ
同一面となる深さである。プラグ6の前面から各収容凹
部11を貫通するスリット12が設けられる。スリット
12は断面形状が矩形の溝で、溝の底面は各収容凹部1
1の底面よりも深い。
ピン孔8から角度θだけ傾斜した位置に、可変ピン10
が収容される収容凹部11がそれぞれ設けられる。収容
凹部11の深さは、可変ピン10が内部に収容されたと
きに、可変ピン10の上面が、プラグ6の外周面とほぼ
同一面となる深さである。プラグ6の前面から各収容凹
部11を貫通するスリット12が設けられる。スリット
12は断面形状が矩形の溝で、溝の底面は各収容凹部1
1の底面よりも深い。
【0013】このスリット12に着脱自在に挿入される
復帰バー13は、挿入部13aの端部に把持部13bが
屈曲形成され、挿入部13aがスリット12に挿入され
たときに、挿入部13aの上端面がプラグ6の外周面の
高さとなる。挿入部13aの先端部には、先端が収容凹
部11の底面よりも低くなる方向に傾斜した傾斜面13
cが設けられる。
復帰バー13は、挿入部13aの端部に把持部13bが
屈曲形成され、挿入部13aがスリット12に挿入され
たときに、挿入部13aの上端面がプラグ6の外周面の
高さとなる。挿入部13aの先端部には、先端が収容凹
部11の底面よりも低くなる方向に傾斜した傾斜面13
cが設けられる。
【0014】以上のように構成された可変型シリンダ錠
の作用を図1〜図8を参照しながら説明する。復帰バー
13は、可変したコードを復帰させる場合にのみ使用さ
れるので、常時は、可変コード型シリンダ錠のスリット
12から抜き取っておく。従って、可変コード型シリン
ダ錠の外観は、一般のシリンダ錠と同様の形状である。
の作用を図1〜図8を参照しながら説明する。復帰バー
13は、可変したコードを復帰させる場合にのみ使用さ
れるので、常時は、可変コード型シリンダ錠のスリット
12から抜き取っておく。従って、可変コード型シリン
ダ錠の外観は、一般のシリンダ錠と同様の形状である。
【0015】未だキーコードを変更していない初期の可
変コード型シリンダ錠では、上部のタンブラピン孔8の
うち4個のタンブラピン孔8に可変ピン10が挿入され
ている(図1,図2参照)。タンブラピン孔8に可変ピ
ン10が挿入されていない箇所では、一般のシリンダ錠
の施解錠動作と同様であり、コードの変更が行われない
ので、可変ピン10の挿入されている箇所についてのみ
説明する。
変コード型シリンダ錠では、上部のタンブラピン孔8の
うち4個のタンブラピン孔8に可変ピン10が挿入され
ている(図1,図2参照)。タンブラピン孔8に可変ピ
ン10が挿入されていない箇所では、一般のシリンダ錠
の施解錠動作と同様であり、コードの変更が行われない
ので、可変ピン10の挿入されている箇所についてのみ
説明する。
【0016】鍵孔7に1次キーKを挿入すると、1次キ
ーKに押されたタンブラピン9が可変ピン10を介して
ドライバピン4を押動し、可変ピン10とタンブラピン
9との接触面が、シャーラインであるプラグ6外周面と
一致するので、プラグ6が回動可能になり(図3,図4
参照)、1次キーKを解錠方向或いは施錠方向に回動す
ることができる。
ーKに押されたタンブラピン9が可変ピン10を介して
ドライバピン4を押動し、可変ピン10とタンブラピン
9との接触面が、シャーラインであるプラグ6外周面と
一致するので、プラグ6が回動可能になり(図3,図4
参照)、1次キーKを解錠方向或いは施錠方向に回動す
ることができる。
【0017】可変コード型シリンダ錠のキーコードを変
更するには、初期コードに設定された可変型シリンダ錠
の鍵孔7に2次キー(図示しない)を挿入する。2次キ
ーは、4個の可変ピン10のうちの1個を、タンブラピ
ン孔8からドライバピン孔2に押出す形状に形成されて
おり、押し出された可変ピン10とタンブラピン9との
接触面がシャーラインに一致するので、プラグ6が回動
可能になる。
更するには、初期コードに設定された可変型シリンダ錠
の鍵孔7に2次キー(図示しない)を挿入する。2次キ
ーは、4個の可変ピン10のうちの1個を、タンブラピ
ン孔8からドライバピン孔2に押出す形状に形成されて
おり、押し出された可変ピン10とタンブラピン9との
接触面がシャーラインに一致するので、プラグ6が回動
可能になる。
【0018】2次キーと共にプラグ6を回動して、プラ
グ6の収容凹部11がドライバピン孔2の可変ピン10
と一致したときに、可変ピン10が収容凹部11に挿入
され、シリンダ錠は2次キーでなければ施解錠できない
キーコードに変更される。同様にして、3次キーを使用
すれば、残りの可変ピン10のうちの1個が収容凹部1
1に挿入され、シリンダ錠は2次キーでなければ施解錠
できないキーコードに変更される。そして、5次キーに
よりすべての可変ピン10が収容凹部11に挿入される
まで、キーコードを変更することができる(図5参
照)。
グ6の収容凹部11がドライバピン孔2の可変ピン10
と一致したときに、可変ピン10が収容凹部11に挿入
され、シリンダ錠は2次キーでなければ施解錠できない
キーコードに変更される。同様にして、3次キーを使用
すれば、残りの可変ピン10のうちの1個が収容凹部1
1に挿入され、シリンダ錠は2次キーでなければ施解錠
できないキーコードに変更される。そして、5次キーに
よりすべての可変ピン10が収容凹部11に挿入される
まで、キーコードを変更することができる(図5参
照)。
【0019】キーコードを変更された可変型シリンダ錠
をもとの初期コードに復帰させるには、最後に使用した
5次キーK′を鍵孔7に挿入してプラグ6を回動し、ド
ライバピン孔2と収容凹部11とを一致させる(図5,
図6参照)。次に、スリット12に復帰バー13を挿入
すると、復帰バー13の先端部の傾斜面13cが各収容
凹部11を貫通し、収容凹部11内の可変ピン10をド
ライバピン孔2に押し出す(図7,図8参照)。このと
き、可変ピン10の下面がシャーラインに一致する。
をもとの初期コードに復帰させるには、最後に使用した
5次キーK′を鍵孔7に挿入してプラグ6を回動し、ド
ライバピン孔2と収容凹部11とを一致させる(図5,
図6参照)。次に、スリット12に復帰バー13を挿入
すると、復帰バー13の先端部の傾斜面13cが各収容
凹部11を貫通し、収容凹部11内の可変ピン10をド
ライバピン孔2に押し出す(図7,図8参照)。このと
き、可変ピン10の下面がシャーラインに一致する。
【0020】次に、プラグ6を回動してタンブラピン孔
8とドライバピン孔2とを一致させると、ばね5の押圧
力により、可変ピン10がドライバピン孔2からタンブ
ラピン孔8に押し込まれ、もとのキーコードに復帰する
(図1,図2参照)。キーコードを復帰した後は、復帰
バー13を抜き取って保管する。
8とドライバピン孔2とを一致させると、ばね5の押圧
力により、可変ピン10がドライバピン孔2からタンブ
ラピン孔8に押し込まれ、もとのキーコードに復帰する
(図1,図2参照)。キーコードを復帰した後は、復帰
バー13を抜き取って保管する。
【0021】以上の作用説明では、すべての可変ピン1
0を収容凹部11に収容するまでコード変換した後に、
復帰バー13によりすべての可変ピン10を一斉にタン
ブラピン孔8に戻して初期コードに復帰させる場合につ
いて述べたが、一部の可変ピン10を収容凹部11に収
容した段階で、復帰バー13により初期コードに復帰さ
せることもできる。
0を収容凹部11に収容するまでコード変換した後に、
復帰バー13によりすべての可変ピン10を一斉にタン
ブラピン孔8に戻して初期コードに復帰させる場合につ
いて述べたが、一部の可変ピン10を収容凹部11に収
容した段階で、復帰バー13により初期コードに復帰さ
せることもできる。
【0022】
【考案の効果】本考案は以上のように構成されているの
で、常時は復帰バーを取り外しておくので、第三者が勝
手にコード変更することを防止できる。コードを変更す
るには、1本の復帰バーをスリットに差し込む簡単な操
作により、変換したコードを初期コードに復帰させるこ
とができるので、使用者のコード変換が容易であるのみ
ならず、シリンダ錠の生産工場の組立時において復帰バ
ーを組み入れる工数を削減することができる。
で、常時は復帰バーを取り外しておくので、第三者が勝
手にコード変更することを防止できる。コードを変更す
るには、1本の復帰バーをスリットに差し込む簡単な操
作により、変換したコードを初期コードに復帰させるこ
とができるので、使用者のコード変換が容易であるのみ
ならず、シリンダ錠の生産工場の組立時において復帰バ
ーを組み入れる工数を削減することができる。
【図1】初期コードに設定された可変型シリンダ錠の縦
断面図である。
断面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】1次キーを挿入した可変型シリンダ錠の縦断面
図である。
図である。
【図4】図3のB−B断面図である。
【図5】挿入した5次キーを所定角度回動した状態を示
す可変型シリンダ錠の縦断面図である。
す可変型シリンダ錠の縦断面図である。
【図6】図5のC−C断面図である。
【図7】図5の可変型シリンダ錠に復帰バーを挿入した
状態を示す縦断面図である。
状態を示す縦断面図である。
【図8】図7のD−D断面図である。
【図9】プラグの一部破断側面図である。
【図10】図9の正面図である。
【図11】図10のE矢視図である。
1 ケース 2 ドライバピン孔 4 ドライバピン 5 ばね 6 プラグ 7 鍵孔 8 タンブラピン孔 9 タンブラピン 10 可変ピン 11 収容凹部 12 スリット 13 復帰バー 13c 傾斜面 K 1次キー K′ 5次キー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E05B 27/10
Claims (1)
- 【請求項1】 筒状に形成されたケースに複数のドライ
バピン孔を設け、上記ケースの外周面にドライバピン孔
を被覆するカバーを設け、上記ドライバピン孔に挿入す
るドライバピンと上記カバーとの間にばねを挿入し、上
記ケースに回動可能に嵌挿されるプラグに、該プラグの
前面に開口する鍵孔と、該鍵孔に連通し上記ドライバピ
ン孔に対応するタンブラピン孔を設け、該タンブラピン
孔に挿入されるタンブラピンと上記ドライバピンとの間
に可変ピンを挿入し、上記プラグの外周面に、上記各可
変ピンがそれぞれ嵌入可能な収容凹部を、上記プラグの
軸方向に配列して設けた可変コード型シリンダ錠におい
て、 上記プラグの前面から上記各収容凹部を貫通するスリッ
トと、先端に上記収容凹部よりも低くなる方向に傾斜し
た傾斜面を形成した復帰バーとを設け、 上記ドライバピン孔と上記収容凹部とを一致させた後
に、上記スリットに上記復帰バーを挿入したときに、上
記収容凹部の可変ピンが上記ドライバピン孔に押し出さ
れて、初期コードに復帰することを特徴とする可変コー
ド型シリンダ錠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993046972U JP2597113Y2 (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | 可変コード型シリンダ錠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993046972U JP2597113Y2 (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | 可変コード型シリンダ錠 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0715971U JPH0715971U (ja) | 1995-03-17 |
JP2597113Y2 true JP2597113Y2 (ja) | 1999-06-28 |
Family
ID=12762170
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993046972U Expired - Lifetime JP2597113Y2 (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | 可変コード型シリンダ錠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2597113Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004068369A (ja) * | 2002-08-05 | 2004-03-04 | Hinaka Seisakusho:Kk | 南京錠 |
US7533550B2 (en) * | 2003-05-08 | 2009-05-19 | Ez Change Lock Company | Rapid-change lock |
JP2006152774A (ja) * | 2004-11-29 | 2006-06-15 | Miwa Lock Co Ltd | シリンダー錠の飾り筒カラー |
-
1993
- 1993-08-30 JP JP1993046972U patent/JP2597113Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0715971U (ja) | 1995-03-17 |
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Legal Events
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