JP2518540Y2 - シリンダ錠 - Google Patents

シリンダ錠

Info

Publication number
JP2518540Y2
JP2518540Y2 JP1647491U JP1647491U JP2518540Y2 JP 2518540 Y2 JP2518540 Y2 JP 2518540Y2 JP 1647491 U JP1647491 U JP 1647491U JP 1647491 U JP1647491 U JP 1647491U JP 2518540 Y2 JP2518540 Y2 JP 2518540Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pin
variable
plug
driver
key
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1647491U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH057871U (ja
Inventor
佳昭 柳川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alpha Corp
Original Assignee
Alpha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alpha Corp filed Critical Alpha Corp
Priority to JP1647491U priority Critical patent/JP2518540Y2/ja
Publication of JPH057871U publication Critical patent/JPH057871U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2518540Y2 publication Critical patent/JP2518540Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、キーコードを複数回変
更することができ、又、旧キーコードに復帰させること
も出来る可変コード型のシリンダ錠に関する。
【0002】
【従来の技術】鍵の紛失、盗難などが発生した場合に
は、鍵を入手した人がシリンダ錠を不正解錠する事故を
防止するために、キーコードの異なるシリンダ錠に取り
替えなければならない。又、パチンコ機械や自動販売機
を取り扱っている店員が代わった場合にも、機械に組み
込まれたシリンダ錠のキーコードが知られているため
に、キーコードの異なるシリンダ錠に取り替える必要が
ある。
【0003】然し、機械に組み込まれているシリンダ錠
をその都度取り替える工事は煩わしく、しかも、無駄な
費用がかかる。
【0004】かかる問題を解決するために、キーコード
を変更可変コード型のシリンダ錠がある(米国特許番号
4,836,002号などの公報参照)。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】これら可変型のシリン
ダ錠のコードを変更するには、治具を使用しなければな
らなかったり、可変コードの操作が煩わしいなどの課題
があった。本考案はかかる課題を解決することを目的と
しており、治具などを必要とせず、極めて簡単な操作で
誰でも容易にコード変更でき、又、旧キーコードにも復
帰させることができる可変コード型のシリンダ錠を提供
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の可変型シリンダ錠においては、筒状に形成
されたシリンダケースに複数のドライバピン孔を設け、
上記シリンダケースの外周面にドライバピン孔を被覆す
るカバーを設け、上記ドライバピン孔にドライバピンを
挿入すると共に該ドライバピンと上記カバーの間にばね
を挿入し、上記シリンダケースの内周面に回動可能に嵌
挿されるプラグに鍵孔と、該鍵孔に連通し上記ドライバ
ピン孔に対応するタンブラピン孔とを設け、該タンブラ
ピン孔に挿入されるタンブラピンと上記ドライバピンの
間に可変ピンを挿入し、上記プラグの外周面に、上記各
可変ピンがそれぞれ嵌入可能な収容凹部を設け、上記プ
ラグの後端面から上記収容凹部を貫通するスリットを設
け、該スリット内に摺動可能に挿入される復帰バーに、
上記収容凹部に連通する収容溝部と該収容溝部より上面
につながる傾斜面部とを形成した。
【0007】
【作用】上記のように構成された可変コードシリンダ錠
の作用を説明する。未だキーコードを変更していない初
期の可変コードシリンダ錠は、初期設定キーを挿入した
ときに、可変ピンがタンブラピン孔にあり、可変ピンと
ドライバピンとの接触面が、シヤーラインであるプラグ
外周面に一致する。従って、初期設定キーによりプラグ
を解錠方向或いは施錠方向に回動することができる。
【0008】キーコードを変更するには、先ず、変更す
るキーコードの可変ピンが嵌入可能な収容凹部と復帰バ
ーの収容溝部とを一致させるように容凹部に復帰バーの
位置を調整しておき、鍵孔に可変一次キーを挿入する
と、可変一次キーに押されたタンブラピンが可変ピンを
押動し、可変ピンがタンブラピン孔よりドライバピン孔
に移行し、可変ピンとタンブラピンとの接触面がシャー
ラインに一致してプラグが回動可能になる。可変一次キ
ーによりプラグを回動すると、ドライバピンの押圧力を
受けている可変ピンが収容凹部に一致したときに収容凹
部に嵌入する。収容凹部に嵌入した可変ピンは、収容凹
部に嵌入したままになり旧のタンブラピン孔には戻らな
いのでキーコードが変換される。
【0009】更にキーコードを変更するには、同様にし
て、変更するキーコードの可変ピンが嵌入可能な収容凹
部と復帰バーの収容溝部とを一致させるように復帰バー
の位置を調整しておき、鍵孔に可変二次キーを挿入して
回動し、可変ピンを収容凹部に嵌入し、キーコードを変
換する。
【0010】旧のキーコードに戻すには、プラグを回動
して可変ピンが嵌入している収容凹部とドライバピン孔
とを一致させ、次に、復帰バーを移動すると、復帰バー
の傾斜面部に押された可変ピンがドライバピン孔に押し
込まれる。次に、プラグを回動してドライバピン孔とタ
ンブラピン孔とを一致させキーを引き抜くと、ドライバ
ピン孔に押し込まれていた可変ピンが、ドライバピンの
押圧力を受けているので、タンブラピン孔に移動し、旧
のキーコードに戻る。
【0011】
【実施例】本考案の実施例について図面を参照して説明
すると、図5の縦断面図に示すように、筒状に形成され
たシリンダケース1の上部及び下部には、それぞれ複数
のドライバピン孔2がシリンダケース1の軸方向に配設
され、シリンダケース1のの外周面に各ドライバピン孔
2を被覆するカバー3が取り付けられる。
【0012】そして、各ドライバピン孔2には、ドライ
バピン4が挿入され、ドライバピン4とカバー3との間
にばね5が挿入される。従って、ドライバピン4はシリ
ンダケース1の内周面より突出する方向に付勢される。
【0013】シリンダケース1の内周面に回動可能に嵌
挿されるプラグ6には、図5において右側からキーが挿
入される鍵孔7が設けられ、鍵孔7に連通し各ドライバ
ピン孔2に対応する各タンブラピン孔8にタンブラピン
9が挿入される。
【0014】図5において、上側の列のタンブラピン9
のうち、右端のタンブラピン9a,右から二番目のタン
ブラピン9b,右から三番目のタンブラピン9c及び右
から四番目のタンブラピン9dにはそれぞれドライバピ
ン4との間に可変ピン10a,10b,10c及び10
dが挿入される。
【0015】本実施例では、右側の4個のタンブラピン
9a〜9dとドライバピン4との間にそれぞれ可変ピン
10a〜10dを挿入したが、挿入される可変ピンの数
は4個に限定されるものではなく、又、挿入される位置
も右側に限定されない。
【0016】プラグ6の外周面には、図5のW−W断面
図である図6、及び図6のX矢視図のプラグ部分である
図7に示すように、タンブラピン9a,9cの軸心に対
してほぼ45度の傾斜した軸心を有する収容凹部11
a,11cが設けられ、プラグ6の後端面より収容凹部
11a,11cを貫通するスリット12が設けられる。
【0017】又、図6及び図6のY矢視図のプラグ部分
である図8に示すように、タンブラピン9の列に対して
収容凹部11a,11cの反対側には、タンブラピン9
b,9dの軸心に対してほぼ45度の傾斜した軸心を有
する収容凹部11b,11dが設けられ、プラグ6の後
端面より収容凹部11b,11dを貫通するスリット1
3が設けられる。
【0018】収容凹部11a〜11dはそれぞれ可変ピ
ン10a〜10dを収容可能な大きさを有し、内部に可
変ピン10a〜10dが収容されたときに可変ピン10
a〜10dの上面がプラグ6の外周面とほぼ同一面にな
る。
【0019】スリット12,13の底には、深さが浅い
長溝形状の係止凹部14が形成され(図3参照)、スリ
ット12に挿入される復帰バー15及びスリット13に
挿入される復帰バー16(図8参照)の先端には、係止
凹部14に係入する係止突起17が設けられ、後端には
指掛け突起18が設けられる。
【0020】従って、指掛け突起18を押したり引いた
りすると、係止突起17が係止凹部14の両端縁に当接
し、復帰バー15及び16はスリット12,13に沿っ
て図1の押し込み状態から図3の引出し状態まで移動可
能である。
【0021】復帰バー15が図1に示す押し込み状態に
あるとき、収容凹部11a,11cに連通する収容溝部
19,20が設けられ、収容溝部19,20の先端部よ
り復帰バー15の上面につながる傾斜面部21,22が
形成される。
【0022】復帰バー16は復帰バー15と同形状であ
るが、収容溝部19,20の位置が異なり、押し込み状
態にあるときに収容溝部19,20が収容凹部11b,
11dに連通し、収容溝部19,20の先端部より復帰
バー16の上面につながる傾斜面部21,22が形成さ
れる。
【0023】収容溝部19,20の長さは収容凹部11
a,11cの直径にほぼ等しく、収容溝部19,20の
深さは収容凹部11a,11cの深さにほぼ等しい。
【0024】以上のように構成された可変コード型のシ
リンダ錠の作用を説明すると、キーを差し込まれてない
可変コード型のシリンダ錠は、ばね5に付勢された各ド
ライバピン4が各タンブラピン9を押動し、或いは、可
変ピン10a〜10dを介してタンブラピン9a〜9d
を押動し、各ドライバピン4がプラグ6の外周面である
シャーラインに係入しているので、プラグ6は回動しな
い。従って、プラグ6を回動して施錠及び解錠すること
はできない(図5参照)。
【0025】未だキーコードを変更していないシリンダ
錠の鍵孔7に初期設定キーK1 を挿入すると、図9に示
すように、初期設定キーK1 に押動されたタンブラピン
9a〜9dがそれぞれ可変ピン10a〜10dを押し
て、可変ピン10aとドライバピン4との接触面,可変
ピン10bとドライバピン4との接触面,可変ピン10
cとドライバピン4との接触面,可変ピン10dとドラ
イバピン4との接触面がシヤーラインであるプラグ6の
外周面に一致する。又、他のタンブラピン9とドライバ
ピン4との接触面がプラグ6の外周面に一致する。従っ
て、プラグ6は回動可能になり、初期設定キーK1 によ
りプラグを解錠方向或いは施錠方向に回動することがで
きる。
【0026】キーコードを変更しなければならない事情
が生じた場合には、鍵孔7に可変一次キーK2 を差し込
むと、可変一次キーK2 に押されたタンブラピン9aが
可変ピン10aを押動し、ドライバピン孔2に入った可
変ピン10aとタンブラピン9aとの接触面がシャーラ
インと一致する。その他の可変ピン10b〜10dとド
ライバピン4との接触面がシャーラインに一致する。
【0027】従って、プラグ6は回動可能となり、プラ
グ6を回動すると、ドライバピン4の押圧力を受けてい
る可変ピン10aと収容凹部11aとが一致したとき
に、可変ピン10aが収容凹部11aに嵌入する。
【0028】従って、可変ピン10aの無いキーコード
となり、初期設定キーK1 では施錠及び解錠できない。
同様にして、可変二次キーK3 を使用し可変ピン10b
を収容凹部11bに挿入すると更に異なるキーコードに
なる。
【0029】以上のようにして、キーコードを4回変更
することが出来るが、事情により旧キーコードに復帰し
たい場合が生じれば、収容凹部11aに挿入されている
可変ピン10aに、タンブラピン9aに接触していたド
ライバピン4とを一致させた状態にしておいて、復帰バ
ー15を図1に示す押し込み状態から図3に示す引込み
状態に移動することにより、可変ピン10aが収容溝部
19より傾斜面部21を経て復帰バー15の上面に接触
し、上面にに押されてドライバピン孔2に入るので、プ
ラグ6を回動して可変ピン10aをタンブラピン9aに
重ねると、可変ピン10aが旧位置に復帰し、変更前の
キーコードに戻る。
【0030】可変ピン10b〜10dについても、上記
と同様にして収容凹部11b〜11dに収容してキーコ
ードを変更し、又、旧位置に復帰させることが出来る。
【0031】
【考案の効果】本考案は以上のように構成されているの
で、復帰バーを押し込む簡単な操作と可変キーの回動操
作によりキーコードを容易に変更することができる。従
って、従来の可変コード型シリンダ錠のように、治具を
使用する煩わしさはなく、又キーコード変更に不慣れな
人でもキーコードを簡単に変更ができるので便利である
【0032】又、簡単な操作により、旧キーコードに復
帰させることも出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】キーコードを変更したシリンダ錠の縦断面図で
ある。
【図2】図1のU−U断面図である。
【図3】キーコードを復旧したシリンダ錠の縦断面図で
ある。
【図4】図3のV−V断面図である。
【図5】コード変更前のシリンダ錠の縦断面図である。
【図6】図5のW−W断面図である。
【図7】図6のX矢視図のプラグ部分である。
【図8】図6のY矢視図のプラグ部分である。
【図9】コード変更前のシリンダ錠に初期設定キーを挿
入した状態を示す縦断面図である。
【図10】可変一次キーを挿入した状態のシリンダ錠の縦
断面図である。
【符号の説明】
1 シリンダケース 2 ドライバピン孔 4 ドライバピン 6 プラグ 7 鍵孔 8 タンブラピン孔 9,9a〜9d タンブラピン 10a〜10d 可変ピン 11a〜11d 収容凹部 12,13 スリット 14 係止凹部 15,16 復帰レバー 17 係止突起 18 指掛け突起 19,20 収容溝部 21,22 傾斜面部 K1 初期設定キー K2 可変一次キー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状に形成されたシリンダケースに複数
    のドライバピン孔を設け、上記シリンダケースの外周面
    にドライバピン孔を被覆するカバーを設け、上記ドライ
    バピン孔にドライバピンを挿入すると共に該ドライバピ
    ンと上記カバーの間にばねを挿入し、上記シリンダケー
    スの内周面に回動可能に嵌挿されるプラグに鍵孔と、該
    鍵孔に連通し上記ドライバピン孔に対応するタンブラピ
    ン孔とを設け、該タンブラピン孔に挿入されるタンブラ
    ピンと上記ドライバピンの間に可変ピンを挿入し、上記
    プラグの外周面に、上記各可変ピンがそれぞれ嵌入可能
    な収容凹部と、上記プラグ後端面から上記収容凹部を貫
    通するスリットを設け、該スリット内に摺動可能に挿入
    される復帰バーに、上記収容凹部に連通する収容溝部と
    該収容溝部より上面につながる傾斜面部とを形成したこ
    とを特徴とするシリンダ錠。
JP1647491U 1991-02-28 1991-02-28 シリンダ錠 Expired - Lifetime JP2518540Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1647491U JP2518540Y2 (ja) 1991-02-28 1991-02-28 シリンダ錠

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1647491U JP2518540Y2 (ja) 1991-02-28 1991-02-28 シリンダ錠

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH057871U JPH057871U (ja) 1993-02-02
JP2518540Y2 true JP2518540Y2 (ja) 1996-11-27

Family

ID=11917274

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1647491U Expired - Lifetime JP2518540Y2 (ja) 1991-02-28 1991-02-28 シリンダ錠

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2518540Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH057871U (ja) 1993-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4094175A (en) Internal tumbler lock key change system
US6425274B1 (en) Rekeyable padlock with a lock cylinder having an enlarged viewing slot
US3418833A (en) Tamperproof cylinder lock
JPS62156483A (ja) 互換性かぎ付シリンダ錠
US4048821A (en) Combination padlock
US4860561A (en) Numerical lock
US6058750A (en) Lock structure
EP0677632A2 (en) Removable core lock with latch alignment and limited latch rotation
US6539758B2 (en) Push-button steering wheel lock
US2596720A (en) Cylinder lock
EP0978608A1 (en) Cylinder lock mechanism
JP2518540Y2 (ja) シリンダ錠
CA2078837C (en) Axial pin tumbler lock
US3956912A (en) Filing cabinet lock having plate tumbler-type plug assembly
US5052205A (en) Lock cylinder having a slide plate with one or more rows of pin tumblers and key therefor
US4043159A (en) Padlock construction
JP2597113Y2 (ja) 可変コード型シリンダ錠
JPH0435594B2 (ja)
JPH0810636Y2 (ja) シリンダ錠のコード変更装置
JP2518536Y2 (ja) 可変コード型シリンダ錠
US5040392A (en) Cylinder lock
JP3378645B2 (ja) 可変コード型シリンダ錠
KR860002547Y1 (ko) 가방 자물쇠
TWI841445B (zh) 記憶號碼鎖
JP3416361B2 (ja) 可変コード型シリンダ錠

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19960709

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term