JP3083110B2 - 化粧料 - Google Patents
化粧料Info
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- JP3083110B2 JP3083110B2 JP03166140A JP16614091A JP3083110B2 JP 3083110 B2 JP3083110 B2 JP 3083110B2 JP 03166140 A JP03166140 A JP 03166140A JP 16614091 A JP16614091 A JP 16614091A JP 3083110 B2 JP3083110 B2 JP 3083110B2
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- Japan
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- cholesteryl
- liquid crystal
- cosmetics
- extract
- licorice
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は保湿性、しっとり感、美
白作用が強く、肌荒れを解消し、且つ０℃〜３０℃の人
の皮膚温度領域で液晶としての発色をするという外観上
特異な化粧料に関する。
白作用が強く、肌荒れを解消し、且つ０℃〜３０℃の人
の皮膚温度領域で液晶としての発色をするという外観上
特異な化粧料に関する。
【０００２】
【従来の技術】液晶を含む化粧料については、本発明者
らを含めて、既に多くの特許出願がなされている。特開
昭５７−３２２１１号公報において、コレステリック液
晶配合物が開示されている。これは油性キャリヤーまた
は水性エマルジョン中に懸濁したコレステロールの高級
脂肪酸エステルを少なくとも２種含有し、剪断作用を受
けると、種々の色を生じるコレステリック液晶化合物の
配合物である。
らを含めて、既に多くの特許出願がなされている。特開
昭５７−３２２１１号公報において、コレステリック液
晶配合物が開示されている。これは油性キャリヤーまた
は水性エマルジョン中に懸濁したコレステロールの高級
脂肪酸エステルを少なくとも２種含有し、剪断作用を受
けると、種々の色を生じるコレステリック液晶化合物の
配合物である。
【０００３】コレステリックエステルとしては、多数の
コレステロールの脂肪酸エステルがあげられているが、
好ましいエステルとしてはコレステリル ペラルゴネー
ト、コレステリル ベンゾエート、コレステリル シン
ナメート、コレステリル アジペート、コレステリル
ｐ‐ニトロベンゾエート、コレステリル ３，４ジニト
ロ‐ベンゾエート、コレステリル ２‐エチルヘキサノ
エートおよびコレステリル クロライドが挙げられてい
る。また、この公報にはコレステリック物質は、通常コ
レステロールの液晶であるが故に、これらの物質は、皮
膚によって容易に吸収され、化粧品配合用の好ましい成
分であることも開示されている。
コレステロールの脂肪酸エステルがあげられているが、
好ましいエステルとしてはコレステリル ペラルゴネー
ト、コレステリル ベンゾエート、コレステリル シン
ナメート、コレステリル アジペート、コレステリル
ｐ‐ニトロベンゾエート、コレステリル ３，４ジニト
ロ‐ベンゾエート、コレステリル ２‐エチルヘキサノ
エートおよびコレステリル クロライドが挙げられてい
る。また、この公報にはコレステリック物質は、通常コ
レステロールの液晶であるが故に、これらの物質は、皮
膚によって容易に吸収され、化粧品配合用の好ましい成
分であることも開示されている。
【０００４】特開昭６１−５７８３８号公報は、１２‐
ヒドロキシステアリン酸及び／又はリシノール酸の分子
間オリゴエステル化カルボン酸とステロールとのエステ
ル化生成物、および該生成物の１種または２種以上を含
有してなる化粧料である。
ヒドロキシステアリン酸及び／又はリシノール酸の分子
間オリゴエステル化カルボン酸とステロールとのエステ
ル化生成物、および該生成物の１種または２種以上を含
有してなる化粧料である。
【０００５】この出願は１２‐ヒドロキシステアリン酸
と関係しているが、その分子間オリゴエステル化カルボ
ン酸とステロールとのエステルであって、コレステリル
１２‐ヒドロキシステアレートではない。また皮膚に対
するすぐれた親和力、感触を示し、従来のステロールエ
ステルに較べ、数段まさった乳化性、抱水性および保湿
性を有しており、化粧料用および外用剤用油剤として好
適であるとされているが、液晶としての発色性を利用す
るものではない。
と関係しているが、その分子間オリゴエステル化カルボ
ン酸とステロールとのエステルであって、コレステリル
１２‐ヒドロキシステアレートではない。また皮膚に対
するすぐれた親和力、感触を示し、従来のステロールエ
ステルに較べ、数段まさった乳化性、抱水性および保湿
性を有しており、化粧料用および外用剤用油剤として好
適であるとされているが、液晶としての発色性を利用す
るものではない。
【０００６】特開昭６２−５３９１０号公報には、親水
性非イオン界面活性剤、分子内に水酸基を有する水溶性
物質、油成分および水から得られる１相領域の液晶構造
体を基剤とする液晶型油性化粧料が開示されている。こ
れはポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルやグ
リセリン脂肪酸エステルの酸化エチレン誘導体等の親水
性非イオン界面活性剤と、グリセリン、ソルビトール等
の分子内に水酸基を有する水溶性物質と油成分と水とを
１相領域の液晶構造体としたもので、コレステロールの
エステルと関係がないばかりか、化粧品の使用感を改善
するために使用されているにすぎず、液晶のもつ発色性
は利用されていない。
性非イオン界面活性剤、分子内に水酸基を有する水溶性
物質、油成分および水から得られる１相領域の液晶構造
体を基剤とする液晶型油性化粧料が開示されている。こ
れはポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルやグ
リセリン脂肪酸エステルの酸化エチレン誘導体等の親水
性非イオン界面活性剤と、グリセリン、ソルビトール等
の分子内に水酸基を有する水溶性物質と油成分と水とを
１相領域の液晶構造体としたもので、コレステロールの
エステルと関係がないばかりか、化粧品の使用感を改善
するために使用されているにすぎず、液晶のもつ発色性
は利用されていない。
【０００７】特開昭６２−９６５８５号公報も、ＨＬＢ
１０以上のゲルベ型アルコールのエチレンオキサイド
付加物、３価以上の多価アルコール、油成分および水か
ら得られるラメラ型液晶構造体である。これも化粧品の
使用感を改善するもので、液晶のもつ発色性は利用され
ていない。
１０以上のゲルベ型アルコールのエチレンオキサイド
付加物、３価以上の多価アルコール、油成分および水か
ら得られるラメラ型液晶構造体である。これも化粧品の
使用感を改善するもので、液晶のもつ発色性は利用され
ていない。
【０００８】特開昭６３−２３０６１７号公報は、コレ
スタノール誘導体の１種又は２種以上とカルボキシメチ
ルキチンを含有する化粧料である。実施例にはコレステ
リル‐１２‐ヒドロキシステアレートとコレステリルオ
レートを含む化粧料が開示されているが、これも滑らか
でコクのある使用感を有し、且つ肌へのなじみが良く、
さらっとした感触で保湿効果の持続する化粧料であり、
液晶のもつ発色性を利用するものではない。
スタノール誘導体の１種又は２種以上とカルボキシメチ
ルキチンを含有する化粧料である。実施例にはコレステ
リル‐１２‐ヒドロキシステアレートとコレステリルオ
レートを含む化粧料が開示されているが、これも滑らか
でコクのある使用感を有し、且つ肌へのなじみが良く、
さらっとした感触で保湿効果の持続する化粧料であり、
液晶のもつ発色性を利用するものではない。
【０００９】本出願人は先に特開平１−２４６２０９号
公報でオレイン酸、酪酸、ラウリン酸、デカン酸、ノナ
ン酸よりなる群から選んだ２種以上の脂肪酸とコレステ
ロールとのエステルに特にコレステリル１２‐ヒドロキ
システアレートを配合した液晶化合物を透明または半透
明化粧品に分散させてなる液晶を含む化粧料を提供し
た。
公報でオレイン酸、酪酸、ラウリン酸、デカン酸、ノナ
ン酸よりなる群から選んだ２種以上の脂肪酸とコレステ
ロールとのエステルに特にコレステリル１２‐ヒドロキ
システアレートを配合した液晶化合物を透明または半透
明化粧品に分散させてなる液晶を含む化粧料を提供し
た。
【００１０】又本出願人は、特開平２−２２３５０６号
公報にて、コレステリルヘプタノエートとコレステリル
１２‐ヒドロキシステアレートとを含む液晶組成物を透
明または半透明化粧品に分散させた化粧料を提供した。
公報にて、コレステリルヘプタノエートとコレステリル
１２‐ヒドロキシステアレートとを含む液晶組成物を透
明または半透明化粧品に分散させた化粧料を提供した。
【００１１】又この液晶組成物にコレスタリルヘプタノ
エート、コレステリルオレエート、コレステリルブチレ
ート、コレステリルラウレート、コレステリルデカネー
ト、コレステリルノナノエートよりなる群から選んだ少
なくとも１種を配合した液晶組成物を透明または半透明
化粧品に分散させた化粧料を提供した。
エート、コレステリルオレエート、コレステリルブチレ
ート、コレステリルラウレート、コレステリルデカネー
ト、コレステリルノナノエートよりなる群から選んだ少
なくとも１種を配合した液晶組成物を透明または半透明
化粧品に分散させた化粧料を提供した。
【００１２】一方、甘草は化粧品原料あるいは医薬品原
料として広く利用されている。その化粧品への配合目的
はグリチルリチン等の消炎剤として用いられてきたが、
最近、美白作用に有効な成分が見い出され利用されつつ
ある。例えば特開平１−３１１０１１号公報等がある。
これは水抽出残査にメタノール、エタノール等の低級脂
肪族アルコール、アセトン等の低級脂肪族ケトン等々で
抽出されるグラブリジン、グラブレン等のチロシナーゼ
活性阻害物質を含む化粧品原料である。
料として広く利用されている。その化粧品への配合目的
はグリチルリチン等の消炎剤として用いられてきたが、
最近、美白作用に有効な成分が見い出され利用されつつ
ある。例えば特開平１−３１１０１１号公報等がある。
これは水抽出残査にメタノール、エタノール等の低級脂
肪族アルコール、アセトン等の低級脂肪族ケトン等々で
抽出されるグラブリジン、グラブレン等のチロシナーゼ
活性阻害物質を含む化粧品原料である。
【００１３】この抽出物は着色しており、着色成分を取
り除くことは非常に困難で、化粧品原料として技術的に
も価格的にも困難である。
り除くことは非常に困難で、化粧品原料として技術的に
も価格的にも困難である。
【００１４】しかも、この抽出物は安定性が悪く、経時
的に褐色に着色して、化粧品としての品質を保持できな
いという問題がある。この着色は強力な酸化防止剤を共
存させれば、ある程度防止できるが、酸化防止剤にも安
全性等の問題があり、完全に防げるわけではない。
的に褐色に着色して、化粧品としての品質を保持できな
いという問題がある。この着色は強力な酸化防止剤を共
存させれば、ある程度防止できるが、酸化防止剤にも安
全性等の問題があり、完全に防げるわけではない。
【００１５】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、甘草
抽出物の皮膚に対する美白作用を活用しつつ、この抽出
物の着色及び褐色への変色を防止し、しかも人の皮膚温
度領域で液晶としての発色をするという液晶の外観上の
優位性を保持させながら、皮膚によって容易に吸収され
るという液晶の高度利用を果たし、保湿性とともに安定
性をも与える化粧料を提供することである。
抽出物の皮膚に対する美白作用を活用しつつ、この抽出
物の着色及び褐色への変色を防止し、しかも人の皮膚温
度領域で液晶としての発色をするという液晶の外観上の
優位性を保持させながら、皮膚によって容易に吸収され
るという液晶の高度利用を果たし、保湿性とともに安定
性をも与える化粧料を提供することである。
【００１６】
【課題を解決するための手段】グラブリジン、グラブレ
ン等のチロシナーゼ活性阻害物質を含む甘草抽出物が美
白作用が強いことは知られているが、これを利用しよう
とすると、一般的な剤形であるクリーム、乳液、ローシ
ョンに配合した場合着色し、且つ安定性が悪く、経時的
にさらに着色が酷くなるという欠点があった。本発明者
らは、この課題を解決するため種々の実験を行った結
果、甘草抽出物にコレステリック液晶を配合すると、配
合時の着色が少ないだけでなく、経時的にもその着色度
が増すことがないことを見い出し、しかもコレステリッ
ク液晶としての本来の効果も保持しつつ、この相互作用
を発揮することを知見し、本発明を完成した。
ン等のチロシナーゼ活性阻害物質を含む甘草抽出物が美
白作用が強いことは知られているが、これを利用しよう
とすると、一般的な剤形であるクリーム、乳液、ローシ
ョンに配合した場合着色し、且つ安定性が悪く、経時的
にさらに着色が酷くなるという欠点があった。本発明者
らは、この課題を解決するため種々の実験を行った結
果、甘草抽出物にコレステリック液晶を配合すると、配
合時の着色が少ないだけでなく、経時的にもその着色度
が増すことがないことを見い出し、しかもコレステリッ
ク液晶としての本来の効果も保持しつつ、この相互作用
を発揮することを知見し、本発明を完成した。
【００１７】すなわち本発明はコレステリック液晶と油
溶性甘草とを含む化粧料である。
溶性甘草とを含む化粧料である。
【００１８】グラブリジン、グラブレン等のチロシナー
ゼ活性阻害物質を含む甘草抽出物の製造方法はいろいろ
あるが、グラブリジン、グラブレン等が抽出される条件
であればとくに限定はない。
ゼ活性阻害物質を含む甘草抽出物の製造方法はいろいろ
あるが、グラブリジン、グラブレン等が抽出される条件
であればとくに限定はない。
【００１９】抽出溶媒としては、メタノール、エタノー
ル等の低級脂肪族アルコール、アセトン等の低級脂肪族
ケトン、ジオキサン、エチルエーテル等の低級脂肪族エ
ーテル、塩化メチレン、クロロホルム等の炭素数１〜４
のハロゲン化炭化水素、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸
イソブチル等の炭素数３〜７のエステル、ヘキサン、ベ
ンゼン等の炭化水素類を単独或いは２種類以上の混合し
た液で抽出すればよい。この抽出物を０．００１〜１０
重量％、好ましくは０．０１〜２重量％をコレステリッ
ク液晶に配合すればよい。
ル等の低級脂肪族アルコール、アセトン等の低級脂肪族
ケトン、ジオキサン、エチルエーテル等の低級脂肪族エ
ーテル、塩化メチレン、クロロホルム等の炭素数１〜４
のハロゲン化炭化水素、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸
イソブチル等の炭素数３〜７のエステル、ヘキサン、ベ
ンゼン等の炭化水素類を単独或いは２種類以上の混合し
た液で抽出すればよい。この抽出物を０．００１〜１０
重量％、好ましくは０．０１〜２重量％をコレステリッ
ク液晶に配合すればよい。
【００２０】コレステリック液晶としては、コレステリ
ル オレエート、コレステリル ブチレート、コレステ
リル ラウレート、コレステリル デカノエート、コレ
ステリル ノナノエートよりなる群から選んだ２種以上
のエステルに、コレステリル１２‐ヒドロキシステアレ
ートを配合した液晶組成物、コレステリルリノレートと
コレステリル １２‐ヒドロキシステアレートを配合し
た液晶組成物などの本出願人が特開平１−２４６２０９
号公報で開示した液晶組成物や、
ル オレエート、コレステリル ブチレート、コレステ
リル ラウレート、コレステリル デカノエート、コレ
ステリル ノナノエートよりなる群から選んだ２種以上
のエステルに、コレステリル１２‐ヒドロキシステアレ
ートを配合した液晶組成物、コレステリルリノレートと
コレステリル １２‐ヒドロキシステアレートを配合し
た液晶組成物などの本出願人が特開平１−２４６２０９
号公報で開示した液晶組成物や、
【００２１】コレステリル ヘプタノエートとコレステ
リル １２‐ヒドロキシステアレートとを配合した液晶
組成物、又はこの組成物にコレスタリル ヘプタノエー
ト、コレステリル オレエート、コレステリル ブチレ
ート、コレステリル ラウレート、コレステリル デカ
ノエート、コレステリル ノナノエートよりなる群から
選んだ少なくとも１種を配合した本出願人が特開平２−
２２３５０６号公報にて開示した液晶組成物が人の皮膚
温度領域で液晶としての発色をするので好適に使用でき
る。
リル １２‐ヒドロキシステアレートとを配合した液晶
組成物、又はこの組成物にコレスタリル ヘプタノエー
ト、コレステリル オレエート、コレステリル ブチレ
ート、コレステリル ラウレート、コレステリル デカ
ノエート、コレステリル ノナノエートよりなる群から
選んだ少なくとも１種を配合した本出願人が特開平２−
２２３５０６号公報にて開示した液晶組成物が人の皮膚
温度領域で液晶としての発色をするので好適に使用でき
る。
【００２２】又本出願人が特願平２−２３２５７３号で
出願中のコレステリック液晶と貝類肉より得たステロー
ルを含む抽出物との液晶組成物も好適に使用できる。
出願中のコレステリック液晶と貝類肉より得たステロー
ルを含む抽出物との液晶組成物も好適に使用できる。
【００２３】これらのコレステリック液晶に、甘草抽出
物を０．００１〜１０重量％配合したものを、化粧品に
配合すると、甘草抽出物による着色が極めて少なく、ま
た時間が経過しても褐色に変色することがなく、しかも
甘草抽出物の美白作用と、コレステリック液晶の特有の
皮膚温度での発色性、保湿性、吸収性を発揮させること
ができる。
物を０．００１〜１０重量％配合したものを、化粧品に
配合すると、甘草抽出物による着色が極めて少なく、ま
た時間が経過しても褐色に変色することがなく、しかも
甘草抽出物の美白作用と、コレステリック液晶の特有の
皮膚温度での発色性、保湿性、吸収性を発揮させること
ができる。
【００２４】
【実施例】以下実施例によって、本発明をさらに具体的
に説明するが、本発明はこの実施例に限定されるもので
はない。 （実施例１） 重量部 Ａ コレステリル１２‐ヒドロキシステアレート ３．０ コレステリルヘプタノエート ３．０ コレステリルオレエート ２．０ コレステリルブチレート １．０ 甘草エタノール抽出物 １．０ Ｂ 精製水 ６０．０ １％カルボキシビニルポリマー（中和）水溶液 ３０．０
に説明するが、本発明はこの実施例に限定されるもので
はない。 （実施例１） 重量部 Ａ コレステリル１２‐ヒドロキシステアレート ３．０ コレステリルヘプタノエート ３．０ コレステリルオレエート ２．０ コレステリルブチレート １．０ 甘草エタノール抽出物 １．０ Ｂ 精製水 ６０．０ １％カルボキシビニルポリマー（中和）水溶液 ３０．０
【００２５】 （実施例２） 重量部 Ａ コレステリル１２‐ヒドロキシステアレート ３０．０ コレステリルヘプタノエート ３５．０ コレステリルオレエート ２０．０ コレステリルブチレート １４．０ 甘草エタノール抽出物 １．０ Ｂ 精製水 ２８．６５ ヒアルロン酸 ０．１５ エタノール １．０ パラオキシ安息香酸メチル ０．２ （製造方法） 実施例１、実施例２共にＡを計量後加熱溶解し、直径１
〜３mmの寒天カプセルに充填し、計量混合したＢに加え
る。
〜３mmの寒天カプセルに充填し、計量混合したＢに加え
る。
【００２６】（比較例１）実施例１から甘草エタノール
抽出物を除いたもの
抽出物を除いたもの
【００２７】（比較例２）実施例２から甘草エタノール
抽出物を除いたもの
抽出物を除いたもの
【００２８】（使用テスト）女性２０名を２群に分け顔
面を左右に分け、一方を実施例、もう一方を比較例とし
て毎日、１回以上使用してもらって、３月後、アンケー
トした。以下の判定基準をもって回答してもらいその合
計を以下の表１に記す。 判定基準は 実施例の方が非常によい ３ 実施例の方がかなりよい ２ 実施例の方がややよい １ 差がない ０ 比較例の方がややよい −１ 比較例の方がかなりよい −２ 比較例の方が非常によい −３
面を左右に分け、一方を実施例、もう一方を比較例とし
て毎日、１回以上使用してもらって、３月後、アンケー
トした。以下の判定基準をもって回答してもらいその合
計を以下の表１に記す。 判定基準は 実施例の方が非常によい ３ 実施例の方がかなりよい ２ 実施例の方がややよい １ 差がない ０ 比較例の方がややよい −１ 比較例の方がかなりよい −２ 比較例の方が非常によい −３
【００２９】
【表１】
【００３０】（安定性） 安定性の比較のため、以下のようなクリームを作った。 （比較例３） 重量部 スクワラン ２０．０ ホホバ油 ５．０ ミツロウ ５．０ セタノール ３．０ グリセリンモノステアレート ２．０ ソルビタンモノステアレート ５．０ ポリオキシエチレン(60E.O.)ソルビタンモノステアレート ５．０ １，３ブチレングリコール １０．０ グリセリン ５．０ パラオキシ安息香酸メチル ０．２ 甘草エタノール抽出物 １．０ 精製水 ３８．８ 実施例１、実施例２、比較例３について耐光性、耐湿性
を夫々３ケ月試験した結果は表２の通りである。
を夫々３ケ月試験した結果は表２の通りである。
【００３１】
【表２】
【００３２】
【発明の効果】甘草の有機溶媒抽出液は化粧品に通常の
方法で配合すると、経時的に褐変するが、コレステリッ
ク液晶の中に配合すると、配合時に外観上の褐色の程度
が少ないばかりでなく、経時的にもその褐変の進行度を
充分に抑制することがわかり且つその美白作用も低下す
ることなく、液晶のもつ利点もまた最大限に発揮され化
粧料として有効性の優れた剤形ができた。
方法で配合すると、経時的に褐変するが、コレステリッ
ク液晶の中に配合すると、配合時に外観上の褐色の程度
が少ないばかりでなく、経時的にもその褐変の進行度を
充分に抑制することがわかり且つその美白作用も低下す
ることなく、液晶のもつ利点もまた最大限に発揮され化
粧料として有効性の優れた剤形ができた。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ Ｃ０９Ｋ 19/50 Ｃ０９Ｋ 19/50 (56)参考文献 特開 平１−149706（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−204417（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−233795（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−157909（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−63506（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−56915（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−204495（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−146829（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−280006（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−34907（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−191208（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−200608（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−200607（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−242690（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−178209（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−149712（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A61K 7/00 C09K 19/50
Claims (1)
- 【請求項１】 コレステリック液晶と油溶性甘草とを含
む化粧料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03166140A JP3083110B2 (ja) | 1991-06-12 | 1991-06-12 | 化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03166140A JP3083110B2 (ja) | 1991-06-12 | 1991-06-12 | 化粧料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04368315A JPH04368315A (ja) | 1992-12-21 |
| JP3083110B2 true JP3083110B2 (ja) | 2000-09-04 |
Family
ID=15825789
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03166140A Expired - Lifetime JP3083110B2 (ja) | 1991-06-12 | 1991-06-12 | 化粧料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3083110B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3195683B2 (ja) * | 1993-03-01 | 2001-08-06 | 丸善製薬株式会社 | 皮膚化粧料 |
| JPH07157420A (ja) * | 1993-12-01 | 1995-06-20 | Mikimoto Pharmaceut Co Ltd | 化粧品 |
| NL1001972C2 (nl) * | 1995-12-21 | 1997-06-24 | Parbold Investments N V | Biologisch aktieve samenstellingen en hun gebruik. |
-
1991
- 1991-06-12 JP JP03166140A patent/JP3083110B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04368315A (ja) | 1992-12-21 |
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