JP3535322B2 - 皮膚外用剤 - Google Patents

皮膚外用剤

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JP3535322B2 JP27722296A JP27722296A JP3535322B2 JP 3535322 B2 JP3535322 B2 JP 3535322B2 JP 27722296 A JP27722296 A JP 27722296A JP 27722296 A JP27722296 A JP 27722296A JP 3535322 B2 JP3535322 B2 JP 3535322B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は化粧料に関する技術
分野、より具体的には、使用時に張りのある使用感を与
えると同時に、べたつた使用感が抑制された被膜化粧料
等の皮膚外用剤に関する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、皮膚に張りのある使用感を与える
化粧料は、水溶性又は油溶性の高分子が配合され、皮膚
表面をその高分子で被膜することで張りのある使用感を
与えるものであった。しかしながら、皮膚に張りのある
使用感を十分に付与する程度に水溶性又は油溶性の高分
子を化粧料中に配合する場合には、主にその高分子を溶
解している溶媒の揮発時の粘性により、皮膚上で高分子
が被膜する際のべたついた使用感を強く伴う傾向にある
ことは否めなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この従来技
術が有する問題点を鑑み、張りのある使用感が十分感じ
られ、かつべたついた使用感が抑制された被膜化粧料等
の皮膚外用剤を提供することにある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、この課題
の解決に向けて鋭意検討を行った。その結果、水溶性の
被膜剤であるヒドロキシエチルセルロース及びポリビニ
ルアルコール、並びに油溶性の被膜剤である特定のオル
ガノポリシロキサンを、それぞれ特定量、皮膚外用剤中
に配合することで、上記課題を解決し得ることを見出し
た。
【0005】すなわち、本発明は、以下の成分 (1)(2)
(3) を含んでなる皮膚外用剤を提供する発明である。 (1) ヒドロキシエチルセルロースを、皮膚外用剤の0.
05重量%以上、2.0重量%以下; (2) ポリビニルアルコールを、皮膚外用剤の0.05重
量%以上、2.0重量%以下; (3) 3 SiO 1/2 単位、R 2 SiO単位、RSiO
3/2 単位及びSiO 2 単位からなる群のオルガノシロキ
サン単位から選ばれる1種又は2種以上のシロキサン単
位からなり、かつ平均式:R n SiO (4-n)/2 を満足す
る平均分子量が1500以上10000以下であるオル
ガノポリシロキサン(式中、Rは炭素数が1以上6以下
の炭化水素基を表し、nは結合数で1.0以上1.8以
下の数を表す。)を、皮膚外用剤の0.1重量%以上、
5.0重量%以下。
【0006】なお、本明細書において「被膜化粧料」と
は、使用時に被膜を皮膚上に形成する皮膚化粧料のこと
を意味するものであり、この被膜形成機能を有する皮膚
化粧料である限り、その採り得る具体的形態が制限され
るものではない。また、「皮膚化粧料」の概念は「皮膚
外用剤」に含まれる概念である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。本発明皮膚外用剤に配合されるヒドロキシ
エチルセルロースは、セルロースの水酸基にヒドロキシ
エチル基を導入した、水溶性のセルロース系半合成高分
子であり、現在増粘剤として汎用されている。
【0008】本発明皮膚外用剤に配合されるヒドロキシ
エチルセルロースは、通常公知の方法より製造されるも
のを用いることも可能であるが、市販品を用いることも
可能である。
【0009】市販品としては、例えばナトロゾール25
0LR,ナトロゾール250HR(共にハーキュレス社
製)等を挙げることができる。
【0010】本発明皮膚外用剤におけるヒドロキシエチ
ルセルロースの配合量は、皮膚外用剤に対して0.05
重量%以上,2.0重量%以下、好ましくは同0.1重
量%以上,1.0重量%以下である。この配合量が皮膚
外用剤の0.05重量%未満であると、本発明皮膚外用
剤に十分な張りのある使用感を付与することが困難にな
り好ましくない。また、皮膚外用剤の2.0重量%を越
えて配合しても、配合量の増加に見合った張りのある使
用感を本発明皮膚外用剤に付与することが困難になり、
かつ使用時に皮膚上にこの高分子の存在による「よれ」
が生ずる傾向にあり好ましくない。
【0011】本発明皮膚外用剤に配合されるポリビニル
アルコールは、主にポリ酢酸ビニルを鹸化して製造され
る水溶性のビニル系の合成高分子であり、現在増粘剤や
被膜用高分子として汎用されている。
【0012】本発明で用いられるポリビニルアルコール
は、通常公知の方法より製造されるものを用いることも
可能であるが、市販品を用いることも可能である。
【0013】市販品としては、例えばPVA−HC,P
VA−117H(共にクラレ社製)等を挙げることがで
きる。
【0014】本発明皮膚外用剤におけるポリビニルアル
コールの配合量は、皮膚外用剤に対して0.05重量%
以上,2.0重量%以下、好ましくは同0.1重量%以
上,1.0重量%以下である。この配合量が皮膚外用剤
の0.05重量%未満であると、本発明皮膚外用剤に十
分な張りのある使用感を付与することが困難になり好ま
しくない。また、皮膚外用剤の2.0重量%を越えて配
合しても、配合量の増加に見合った張りのある使用感を
本発明皮膚外用剤に付与することが困難になり、かつ使
用時に皮膚上にこの高分子の存在による「よれ」が生ず
る傾向にあり好ましくない。
【0015】また上記したごとく、本発明皮膚外用剤に
配合されるオルガノポリシロキサンは、R3 SiO1/2
単位、R2 SiO単位、RSiO3/2 単位及びSiO2
単位からなる群のオルガノシロキサン単位から選ばれる
1種又は2種以上のシロキサン単位からなり、かつ平均
式:Rn SiO(4-n)/2 を満足する平均分子量が150
0以上10000以下であるオルガノポリシロキサン
(式中、Rは炭素数が1以上6以下の炭化水素基を表
し、nは結合数で1.0以上1.8以下の数を表す。)
である。
【0016】式中の、炭化水素基Rは、例えばメチル
基.エチル基,プロピル基,ブチル基,ペンチル基,ヘ
キシル基,イソプロピル基,イソブチル基,sec-ブチル
基,tert-ブチル基,イソペンチル基,ネオペンチル
基,tert-ペンチル基,イソヘキシル基等のアルキル
基;ビニル基,アリル基,イソプロペニル基,1−プロ
ペニル基,2−ブテニル基,2−ペンテニル基等のアル
ケニル基;エチニル基等のアルキニル基;フェニル基等
を例示することができる。なお、これらの炭化水素基の
うち、Rはメチル基又はフェニル基であることが好まし
い。さらに、この炭化水素基Rは、同一分子内で異なる
炭化水素基であってもよい。
【0017】このオルガノポリシロキサンは、主に樹脂
状の形態を採り、メーキャップ化粧料,サンスクリーン
化粧料等に、主にそれらの化粧持ちを向上させる目的で
配合されている。
【0018】また、このオルガノポリシロキサンは、通
常公知の手段により、例えば塩化トリメチルケイ素とテ
トラエトキシケイ素とを重合反応させること等により製
造することができる。
【0019】さらに、このオルガノポリシロサンの市販
品としては、例えばSSD−RI(オクタメチルシクロ
テトラシロキサン50%溶液:信越シリコーン製)等を
挙げることができる。
【0020】本発明皮膚外用剤における上記オルガノポ
リシロキサンの配合量は、皮膚外用剤に対して0.1重
量%以上,5.0重量%以下、好ましくは同1.0重量
%以上,5.0重量%以下である。この配合量が皮膚外
用剤の0.1重量%未満であると、本発明皮膚外用剤に
十分な張りのある使用感を付与することが困難になり好
ましくない。また、皮膚外用剤の5.0重量%を越えて
配合しても、配合量の増加に見合った張りのある使用感
を本発明皮膚外用剤に付与することが困難になり、かつ
べたついた使用感を伴う傾向にあり好ましくない。
【0021】このように、ヒドロキシエチルセルロー
ス,ポリビニルアルコール及び上記オオルガノポリシロ
キサンを皮膚外用剤に配合することにより、所望する使
用時に優れた張りのある使用感を与えると同時に、べた
つた使用感が抑制された皮膚外用剤が提供される。
【0022】本発明皮膚外用剤は、上記したごとく、そ
の形態は「皮膚上で被膜を形成する」という機能を有す
る「被膜化粧料」の形態でその特徴を大いに発揮し得る
が、通常の皮膚外用剤と同様に、可溶化系、乳化系、粉
末系、油液系、ゲル系、軟膏系、水−油2層系、水−油
−粉末3層系等幅広い形態を採り得る。
【0023】また、本発明は皮膚における被膜形成を企
図する医薬品や医薬部外品等の外用剤にも適用可能であ
ることは勿論である。
【0024】また、上記の必須成分に加えて、その剤形
に応じて本発明の所期の効果を損なわない範囲で、通
常、化粧料や外用剤等に用いられる一般的成分を適宜配
合することができる。
【0025】具体的には、例えば油分としては、アボガ
ド油,ツバキ油,マカデミアナッツ油,トウモロコシ
油,月見草油,ミンク油,ホホバ油,ナタネ油,ヒマシ
油,ヒマワリ油,カカオ油,ヤシ油,コメヌカ油,オリ
ーブ油,ラノリン,スクワレン等の天然動植物油脂類;
流動パラフィン,スクワラン,ミリスチン酸イソプロピ
ル,パルミチン酸イソプロピル,ステアリン酸イソプロ
ピル,2エチルヘキサン酸グリセロール,トリ2−エチ
ルヘキサン酸グリセリル,テトラ2−エチルへキサン酸
ペンタスリット等の脂肪酸エステル類;ジエチレングリ
コールモノプロピルエーテル,ポリオキシエチレンポリ
オキシプロピレンペンタエリスリトールエーテル,ポリ
オキシプロピレンブチルエーテル,リノール酸エチル等
の極性オイル;その他、ジメチルポリシロキサン,環状
ジメチルポリシロキサン等を挙げることができる。
【0026】さらに本発明皮膚外用剤中には、例えばパ
ラアミノ安息香酸,ホモメチル−7N−アセチルアラン
トイラニレート,ブチルメトキシベンゾイルメタン,ジ
−パラメトキシケイヒ酸−モノ−2−エチルヘキサン酸
グリセリル,アミルサリシレート,オクチルシンナメー
ト、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン等の紫外線吸
収剤;グリセリン、1,3−ブチレングリコール,ポリ
エチレングリコール,ソルビトール,キシリトール,マ
ルチトール等の保湿剤;メチルセルロース,アラビアガ
ム,モンモリロナイト,ラポナイト等の上記ヒドロキシ
エチルセルロース及びポリビニルアルコール以外の増粘
剤(増粘剤の配合には、本発明の所期の効果を損なわな
いために格別の配慮が必要であるが、本発明皮膚外用剤
への配合自体が妨げられるものではない。);アシルサ
ルコシン酸(例えばラウロイルコシンナトリウム),グ
ルタチオン,クエン酸,リンゴ酸,酒石酸,乳酸等の有
機酸;ビタミンAおよびその誘導体、ビタミンB6 塩酸
塩,ビタミンB6 トリパルミテート,ビタミンB6 ジオ
クタノエート,ビタミンB2 及びその誘導体,ビタミン
12,ビタミンB15及びその誘導体等のビタミンB類、
アスコルビン酸,アスコルビン酸硫酸エステル(塩),
アスコルビン酸リン酸エステル(塩),アスコルビン酸
ジパルミテート等のビタミンC類、α−トコフェロー
ル,β−トコフェロール,γ−トコフェロール,ビタミ
ンE−アセテ−ト,ビタミンE−ニコチネート等のビタ
ミンE類、ビタミンD類、ビタミンH、パントテン酸、
パントテチン等のビタミン類;ニコチン酸アミド,ニコ
チン酸ベンジル,γ−オリザノール,アラントイン,グ
リチルリチン酸(塩),グリチルレチン酸及びその誘導
体,キサンチン誘導体,ヒノキチオール,ムシジン,ビ
サボロール,ユーカリプトール,チモールイノシトー
ル,パントテルエチルエーテル,エチニルエストラジオ
ール,セファランジン,プラセンタエキス等の各種薬
剤;ギシギシ,クララ,コウホネ,オレンジ,セージ,
ノコギリ草,ゼニアオイ,センキュウ,センブリ,タイ
ム,トウキ,トウヒ,バーチ,スギナ,ヘチマ,マロニ
エ,ユキノシタ,アルニカ,ユリ,ヨモギ,シャクヤ
ク,アロエ,クチナシ,サワラ,ウイキョウ,ハマメリ
ス等の有機溶媒,アルコール,多価アルコール,水,水
性アルコール等で抽出した天然エキス;ブチルヒドロキ
シトルエン,トコフェロール,フィチン酸等の酸化防止
剤;安息香酸,サリチル酸,ソルビン酸,パラオキシ安
息香酸アルキルエステル(エチルパラベン,ブチルパラ
ベン等),ヘキサクロロフェン等の抗菌防腐剤;色素等
を本発明の効果を損なわない範囲で配合することができ
る。本発明皮膚外用剤の具体的処方は、下記の実施例に
おいて例示する。
【0027】
【実施例】次に,本発明を実施例及び比較例によりさら
に具体的に説明するが、これらの実施例等により本発明
の技術的範囲が限定的に解釈されるべきものではない。
本実施例においては、以下に示す実使用テストにより、
本発明皮膚外用剤を評価した。
【0028】<実使用テスト>女性専門パネル10人
に、試験対象となる皮膚外用剤の「べたついた使用感の
有無」「皮膚上でのよれの有無」及び「張りのある使用
感の存在」について脂溶性の評価を行った。この実使用
テストの各項目の評価基準は、以下に示す通りである。
【0029】べたついた使用感の有無に関する実使用
テスト評価基準 ◎・・非常にべたつきが少ない(「べたつきが少ない」
が9人以上) ○・・べたつきが少ない(「べたつきが少ない」が6〜
8人) △・・ややべたつく(「べたつきが少ない」が3〜5
人) ×・・べたつく(「べたつきが少ない」が2人未満)
【0030】皮膚上でのよれの有無に関する実使用テ
スト評価基準 ○・・よれがない(「よれがない」が9人以上) △・・よれが感じられる(「よれがない」が2〜8人) ×・・よれがある(「よれがない」が1人未満)
【0031】張りのある使用感に関する実使用テスト評価基準 ◎・・非常に張りがある(「張りがある」が9人以上) ○・・張りがある(「張りがある」が6〜8人) △・・やや張りがある(「張りがある」が3〜5人) ×・・張りがない(「張りがある」が2人未満)
【0032】〔実施例1〜6(比較例1〜5)〕第1表
に示す処方の乳液を調製して、これに対して上記の実使
用テストを行った。その結果も併せて第1表に示した。
【表1】 〔* 平均式:(CH3)1.23(C6H5)0.18SiO1.30,分子量:
約2000〕
【0033】<製法>(5)(6)(7)(8)(9)
(10)及び(11)の油相成分を70℃で均一に溶解
し、この油相部を70℃に保った。これとは別に、
(1)に(2)(3)(4)及び(14)を溶解した水
相部に、別釜で(1)の一部に(12)と(13)とを
溶解したものを添加し、均一に溶解後、前記油相部に
(15)を添加したものに、70℃に保ったこの水相部
を添加し、乳化を行い、均一にホモミキサーで分散を行
い、所望する乳液を得た。
【0034】〔実施例7〜12(比較例6〜10)〕第
2表に示す処方のW/O型クリームを調製して、これに
対して上記の実使用テストを行った。その結果も併せて
第2表に示した。
【0035】
【表2】 〔* 平均式:(CH3)1.23(C6H5)0.18SiO1.30,分子量:
約2000〕
【0036】<製法>(2)(3)(4)(5)(6)
(8)及び(9)を室温で、ホモミキサーを用いて均一
に分散させ、これを油相部とした。これとは別に、
(1)に(7)及び(12)を添加して溶解したもの
に、別釜で(1)に(10)及び(11)を加えて、8
0℃で均一に溶解したものを添加し、十分にホモミキサ
ーで分散させたものを、前記油相部に徐々に添加した後
に(13)を加え、均一にホモミキサーで分散を行い、
所望するW/O型クリームを得た。
【0037】上記第1表及び第2表から、本発明皮膚外
用剤(上記実施例は「被膜化粧料」である)は、べたつ
いた使用感及び皮膚上でのよれがない上に、張りのある
使用感を伴う優れた特性を有することが明らかになっ
た。
【0038】以下に、本発明皮膚外用剤の処方を、実施
例として記載する。なお、ここに掲げたいずれの実施例
共、上記のいずれの項目の実使用テストの評価も「◎」
であった。
【0039】 〔実施例13〕 O/W型クリーム 重量% 1.精製水 残 量 2.セチルアルコール 5.0 3.スクワラン 5.0 4.グリセロールトリ2−エチル ヘキサン酸エステル 3.0 5.ワセリン 5.0 6.グリセリン 5.0 7.ジプロピレングリコール 5.0 8.オルガノポリシロキサン 2.0 〔平均式:(CH3)1.23(C6H5)0.18SiO1.30,分子量:約2000〕 9.オクタメチルシクロテトラシロキサン 7.0 10. ヒドロキシエチルセルロース 1.0 11. ポリビニルアルコール 1.0 12. カフェイン 1.0 13. ビタミンEアセテート 0.5 14. KOH 0.2 15. 防腐剤 適 量 16. 香料 適 量
【0040】<製法>(1)に(6)(7)(14)及び
(12)を添加して溶解し、さらに別釜で(1)に(10)
及び(11)を溶解したものを加え均一にし、70℃の水
相部を調製した。これとは別に、(2)(3)(4)
(5)(8)及び(9)を加熱溶解後、これを先の水相
に添加して、ホモミキサーで乳化粒子を均一にして、脱
気,濾過,冷却を行い、所望するO/W型クリームを得
た。
【0041】 〔実施例14〕 エッセンス 重量% 1.精製水 残 量 2.POEソルビタンモノステアリン酸エステル 2.0 3.ソルビタンモノオレイン酸エステル 1.0 4.カルボキシビニルポリマー 0.3 5.エタノール 7.0 6.ポリエチレングリコール400 5.0 7.ジプロピレングリコール 5.0 8.オルガノポリシロキサン 1.0 〔平均式:(CH3)1.23(C6H5)0.18SiO1.30,分子量:約2000〕 9.オクタメチルシクロテトラシロキサン 1.0 10. ヒドロキシエチルセルロース 1.0 11. ポリビニルアルコール 0.5 12. カフェイン 3.0 13. ウイキョウ抽出物 1.0 14. ハマメリス抽出物 2.0 15. KOH 0.15 16. 防腐剤 適 量 17. 香料 適 量
【0042】<製法>(1)に(4)(6)(7)(1
2)(13)及び(14)を溶解したものに、さらに別釜で
(1)に(10)及び(11)を溶解したものを添加した
(水相部)。これとは別に、(5)に(2)(3)
(8)(9)(16)(17)を溶解し、前記水相部に添加
した。最後に、一部の(1)に(15)を溶解し、これを
系に添加して、攪拌,脱気,濾過して、所望する美容液
を得た。
【0043】 〔実施例15〕 ジェル 重量% 1.精製水 残 量 2.POE(15)オレイルアルコールエーテル 1.0 3.アルキル変性カルボキシビニルポリマー 0.1 4.カルボキシビニルポリマー 0.4 5.ポリエチレングリコール1500 8.0 6.ジプロピレングリコール 7.0 7.オルガノポリシロキサン 2.0 〔平均式:(CH3)1.23(C6H5)0.18SiO1.30,分子量:約2000〕 8.デカメチルシクロペンタシロキサン 2.0 9.ヒドロキシエチルセルロース 0.5 10. ポリビニルアルコール 1.0 11. ビタミンEアセテート 0.5 12. トラネキサム酸 3.0 13. ビタミンA 0.1 14. KOH 0.1 15. キレート剤 適 量 16. 褐変防止剤 適 量 17. 色剤 適 量 18. 防腐剤 適 量 19. 香料 適 量
【0044】<製法>(1)に(3)(4)(5)(1
2)(15)(16)及び(17)を溶解したものに、さらに
別釜で(1)に(9)及び(10)を溶解したものを加え
た(水相部)。これとは別に、(6)に(2)(7)及
び(8)を50〜55℃で加熱溶解し、これに(13)
(18)及び(19)を加えた。先に調製した水相部を、こ
の油相部に攪拌しながら、徐々に添加した。最後に、一
部の(1)に(15)を溶解し、これを系に添加し、攪
拌,脱気,濾過して、所望するジェルを得た。
【0045】
【発明の効果】本発明により、使用時に張りのある使用
感を与えると同時に、べたついた使用感が抑制され、よ
れも起こらない皮膚外用剤が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−255057(JP,A) 特開 平2−53707(JP,A) 特開 昭63−218701(JP,A) 特開 昭61−161209(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/00 - 7/50

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】以下の成分(1)(2)及び(3)を含んでなる皮
    膚外用剤: (1)ヒドロキシエチルセルロースを、皮膚外用剤の0.
    05重量%以上、2.0重量%以下; (2)ポリビニルアルコールを、皮膚外用剤の0.05重
    量%以上、2.0重量%以下; (3)R3 SiO1/2 単位、R2 SiO単位、RSiO
    3/2 単位及びSiO2 単位からなる群のオルガノシロキ
    サン単位から選ばれる1種又は2種以上のシロキサン単
    位からなり、かつ平均式:Rn SiO(4-n)/2 を満足す
    る平均分子量が1500以上10000以下であるオル
    ガノポリシロキサン(式中、Rは炭素数が1以上6以下
    の炭化水素基を表し、nは結合数で1.0以上1.8以
    下の数を表す。)を、皮膚外用剤の0.1重量%以上、
    5.0重量%以下。
  2. 【請求項2】皮膚外用剤が被膜化粧料である、請求項1
    記載の皮膚外用剤。
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