JP3081867B1 - 布地張設枠 - Google Patents
布地張設枠Info
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Abstract
し利用可能な布地張設枠を提供する。 【解決手段】 本発明に関する布地張設枠は、布地(4)
を止着可能な被止着部材(21)と前記被止着部材の少なく
とも一部を外部に露出させるように覆っている枠片とで
構成される外枠(2)と、前記外枠同士を連結する連結具
(3)とで構成される。本発明の布地張設枠に張設される
布地が、組み立てられた前記外枠の前面に接触するのを
防止するために、枠片前面には、突起部(25)が形成され
ている。
Description
ス、シルクスクリーン等の布地を張設する張設枠に関す
る。
クリーンなどの布地を張設するには、直方体の木製の枠
片を複数準備し、これを枠状に組み合わせた布地張設枠
を使用している。この布地は、枠状に組み合わせられた
枠片とその枠片に打ち込まれる釘との間に挟むようにし
て止着され、張設される。
は、木製の為気温、湿度に影響されやすく、そこに張設
された布地にたるみが生じ、絵画が描き難くなる場合が
ある。そして、矩形形状の枠組を組み立てるためには、
各枠片の両端に連結用の溝を形成する必要があるが、溝
を高精度に形成しないと、枠の4隅を直角にすることが
困難となってしまう。また、大型の布地張設枠は、枠組
を保持し難い為に、桟を付けるなど、枠組を作るのに困
難を要する。そして、布地を張設するのに釘などを直接
布地張設枠に打ち込んでおり、2,3度使用すると枠に複
数穴があいてしまい、それ以上の使用が困難となる。
あって、より強固で、容易に組み立て可能な布地張設枠
を提供することを目的とする。また、本発明の他の目的
として繰り返し利用可能な布地張設枠を提供することを
目的とする。
達成するために、本発明の布地張設枠は下記の如く構成
される。
に溝が延在している枠片とこの枠片から少なくとも一部
分が露出されるように前記溝の全体に渡って取り外し可
能に配設され、布地が止着可能な被止着部材とで構成さ
れている複数の外枠と、前記布地を張設するための枠組
を形成するために前記外枠同士を連結する連結具と、前
記枠組に張設される布地が、前記外枠の前面に接触する
のを防止するために前記枠片前面に形成される突起部と
を備えており、このような構成のため、容易に組み立て
可能であり、繰り返し利用可能にすることが出来る。
枠の枠片同士が、コーナー部分で連結される構成であ
り、矩形形状の枠を組み立てる枠片自体を直線状に形成
することが出来る。そのため、枠片の形状が簡単にな
り、枠片の製造及び被止着部材の入手が容易になる。
属またはプラスチックから形成されており、そのため枠
片の強度が高まることで、枠片自身の体積が小さくな
る。
る布地張設枠の概略的構成を示す斜視図である。
布地を張設するための布地張設枠1は、枠組を形成する
ように外枠2同士の各両端部を連結具3により連結して
構成されている。特に図2に示すように、外枠2の夫々
は、端部を切欠いた角柱状に形成されていて布地4を止
着するための被止着部材21と、この被止着部材21の少な
くとも一部を外部に露出させるように覆う枠片22とで構
成されている。この場合、前記枠片22は、断面コの字型
で長手方向に溝23が延在するように屈曲形成されてお
り、前記被止着部材21は、この溝23の内部に配設される
ことで、その一側面21a全体が外部に露出する。なお、
被止着部材21は、例えば接着剤を用いたり、圧入などに
よって、溝23内に配設可能である。
て、布地の端部が固定できるように、木、ゴム、発泡材
等を用いることが可能である。
取り付けるようにネジ孔24が形成されており、その表面
には、溝23内に配設された被止着部材21の一側面21aと
略面一になるように、突起部25が長手方向に沿って形成
されている。また、上記のように、外枠2のそれぞれの
端部が連結されて、矩形形状の枠組を形成するため、各
枠片2の両端部は、隣接する枠片同士の連結部が直角に
なるように、図4に示すように斜めに切断されている。
この場合、切断角度は、図4(a)に示すように枠片22の長
手方向に対して夫々45度にしたり、図4(b)に示すよう
に、夫々別の角度にしたりすることも可能である。な
お、両端の切断角度の合計が90度になるように切断すれ
ば、複数の同一形状の外枠を用いて矩形形状の枠組を組
み立てることが出来る。
組の強度が充分となるように、枠片22は、好ましくは金
属またはプラスチックで構成される。上記金属は、鉄、
銅、アルミニウムまたは他のいかなる同様な材料もしく
は複合材料でもよい。ただし、従来の木製の布地張設枠
の枠片より強度を上げるため、上記金属は、木材より剛
性を有するものを用いる。また、上記プラスチックも同
様に、木材より剛性を有するものを用いる。
枠2同士の両端部を連結し、それにより矩形形状の枠組
のコーナー部分を形成するものであることから、両端部
の直角な連結を維持することができる形状に構成されて
いる。具体的には、図3(a)に示すようにL字形に構成し
たり、図3(b)に示すように三角形に構成することが可能
である。また、連結具3は、枠片22の両端部に形成され
ている複数のネジ孔24に対応して複数のネジ孔31を有し
ている。これらのネジ孔24、31を位置合わせしてネジ止
めすることで、連結具3と外枠2を連結し、かつ外枠同士
を連結している。
側(キャンバス面側)または背面側で行うことが可能で
ある。さらに、連結具3は、各外枠2のコーナー部分の表
面領域に配設する以外にも、例えば、コーナー以外の表
面領域や、コーナーの外端面領域に配設するものであっ
てもよい。また、連結具3と外枠2を連結は、ネジ止め以
外の方法で連結してもよい。上記のように各外枠は、コ
ーナー部分で連結具3を用いて連結することで、矩形形
状の枠組を組み立てる構成であり、枠片22を直線状に形
成することが出来る。その為、枠片22の形状が簡単にな
り、枠片の製造または、入手を容易にすることが出来
る。
記の方法以外でも、外枠2同士を強固に固定できる他の
いかなる方法でもよい。例えば、ボルトとナットによる
連結方法などが挙げられる。この方法では、ボルトとナ
ットにより固定する為、ネジ孔(24、31)は、めねじで
ある必要はない。
組を形成し、そこに布地4を張設することに関して、図5
乃至図7を併せて参照しながら具体的に説明する。
地張設枠の横断面図である。布地4は、点線に示すよう
に布地張設枠に張設される。
嵌合された被止着部材21の露出部分である一側面21a
に、止着部材5を用いて止着される。この布地4を止着す
るための止着部材5は、被止着部材に布地4の端部を重
ね、この重なり部分に対して所定の間隔をおいて打ち込
まれる。そのため、図6(a)に示すように、止着部材5と
して釘が用いられる。また、釘以外のものも止着部材と
して用いることが出来る。例えば、図6(b)に示すような
コの字型の打ち込み片5aが釘以外の止着部材として挙げ
られる。さらに、止着部材5は、被止着部材に打ちむこ
とが出来、そして布地4を止着することが出来るもので
あれば、いかなるものでも代わりに使用出来る。
間に空間を作り、張設されている布地4と布地張設枠表
面との接触を防ぐ。すなわち、突起部25は、張設された
布地4の外枠周辺に布地と布地張設枠との接触による段
差が生じることを防止し、絵画を描く際に、外枠が邪魔
になることを防げる。
に実質的に一致するように形成される。また、被止着部
材21は、例えば溝23より大きく形成された場合におい
て、溝23を超えて枠片22の外側面から突出していたり、
溝23より小さく形成された場合において、枠片22の外側
面より窪んでいるように構成されたりと、溝23に一致し
ないような形状に形成されても良い。つまり、被止着部
材21は、布地4を止着することを著しく阻害する形状で
なければ、上記のような溝23に一致しない形状でも形成
し得る。ただし、枠組を組み立てる際に邪魔とならない
よう枠片の両端から突出しないようにする。
にずれないように枠片22に圧入されたり、接着剤を用い
て接着される。この圧入による固定力あるいは接着に用
いられる接着剤の接着力は、布地張設時にかかる力で
は、被止着部材をずらしてしまうことは無いが、より大
きい力を掛けることで枠片22より取り外すことが可能で
ある程度にするのが良い。これにより被止着部材は、布
地4を張り替えたことで止着部材5によって傷が付けられ
たとしても、新しいものに交換することが出来る。すな
わち、布地張設枠は、単に枠片22内に設けられる被止着
部材を交換するだけで繰り返しの利用が可能となる。
またはプラスチックで構成されており、木材より剛性が
増す為、図7に示すように従来の木材を用いた外枠2aよ
り本発明に係る好ましい実施の形態の外枠2は、小さい
体積で形成することが出来、組み立てる前の保管時に場
所を取らずに収納できる。
片22の全体に渡って配置されるのが好ましいし、ま
た、布地張設枠は矩形形状に組み立てられることが好ま
しい。
を変えることで、自由な形状に枠組を形成することがで
きる。例えば、切断角度を30度にし、それに適合するよ
うな連結具にすることで六角形の枠組を形成し得る。
あり、繰り返し利用可能であって、さらに、強度が高い
布地張設枠を提供することが出来る。
の枠組の概略的構成を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
を拡大した斜視図で、(b)は、連結具の別の構成例を示
す斜視図である。
面図で、(b)は、外枠の別の構成例を示す平面図であ
る。
た時の状態を示す断面図である。
着部材に止着部材を打ち込んだ状態を示す断面図で、
(b) は、止着部材の別の構成例を示す図であり、被止着
部材に止着部材を打ち込んだ状態を示す断面図である。
の外枠の対比を示す断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 長手方向に溝が延在している枠片とこの
枠片から少なくとも一部分が露出されるように前記溝の
全体に渡って取り外し可能に配設され、布地が止着可能
な被止着部材とで構成されている複数の外枠と、 前記布地を張設するための枠組を形成するために前記外
枠同士を連結する連結具と、 前記枠組に張設される布地が、前記外枠の前面に接触す
るのを防止するために前記枠片前面に形成される突起部
とを備えることを特徴とする布地張設枠。 - 【請求項2】 前記布地張設枠の枠片同士は、コーナー
部分で連結されることを特徴とする請求項1に記載の布
地張設枠。 - 【請求項3】 前記枠片が、金属またはプラスチックか
ら形成されていることを特徴とする請求項1または請求
項2に記載の布地張設枠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11237016A JP3081867B1 (ja) | 1999-08-24 | 1999-08-24 | 布地張設枠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11237016A JP3081867B1 (ja) | 1999-08-24 | 1999-08-24 | 布地張設枠 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3081867B1 true JP3081867B1 (ja) | 2000-08-28 |
JP2001063297A JP2001063297A (ja) | 2001-03-13 |
Family
ID=17009149
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11237016A Expired - Lifetime JP3081867B1 (ja) | 1999-08-24 | 1999-08-24 | 布地張設枠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3081867B1 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101395507B1 (ko) | 2013-08-19 | 2014-05-14 | 김영삼 | 캔버스 프레임 |
JP2015226983A (ja) * | 2014-05-30 | 2015-12-17 | ヤマハ株式会社 | 装飾パネル及び楽器 |
-
1999
- 1999-08-24 JP JP11237016A patent/JP3081867B1/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001063297A (ja) | 2001-03-13 |
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