JP3080972U - 冊子状物品の包装具 - Google Patents
冊子状物品の包装具Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 封筒や箱を用いずに、風呂敷のように簡単に
包装することができ、しかも板紙または段ボールを用い
た簡単な構造で、かつ取扱い容易な冊子状物品の包装具
を提供することを目的とする。 【解決手段】 板紙または段ボールシートより成る十字
形ベースシート1の左右何れか一方の端部と、上下何れ
か一方の端部とに可変形状維持止め材を夫々設けて、該
ベースシートの中央部に配置した冊子状物品の上に前記
左右端部及び上下端部を夫々屈曲させて冊子状物品の側
周を包囲すると共に、ベースシートの左右両端部と上下
両端部とを前記可変形状維持止め材2、3により固着す
るようにした冊子状物品の包装具である。前記可変形状
維持止め材は剥離ライナつきの粘着紙である。
包装することができ、しかも板紙または段ボールを用い
た簡単な構造で、かつ取扱い容易な冊子状物品の包装具
を提供することを目的とする。 【解決手段】 板紙または段ボールシートより成る十字
形ベースシート1の左右何れか一方の端部と、上下何れ
か一方の端部とに可変形状維持止め材を夫々設けて、該
ベースシートの中央部に配置した冊子状物品の上に前記
左右端部及び上下端部を夫々屈曲させて冊子状物品の側
周を包囲すると共に、ベースシートの左右両端部と上下
両端部とを前記可変形状維持止め材2、3により固着す
るようにした冊子状物品の包装具である。前記可変形状
維持止め材は剥離ライナつきの粘着紙である。
Description
【0001】
本考案は、冊子状物品の包装具に関する。さらに詳しく述べると、書籍、雑誌 、商品カタログ、会報類あるいはCD等を冊子小包として発送するに際し、前記 冊子類を簡易に包装することができる包装具に関する。被包装物としては、冊子 以外の例えば、ワイシャツ類、生活雑貨小物、乾物などの食品を包含するもので ある。
【0002】
冊子小包は、本、雑誌、商品カタログ、会報類、各種マニュアルなどの冊子形 状の印刷物を対象とする小包郵便物である。冊子小包は、郵便物の表面に「冊子 小包」の文字を記載する必要があるほかに、重さが3kgまで、またその大きさ も図6にも示すように長さAが1m以内で、かつ長さA、幅B、厚さCの合計が 1.5m以内という制限があるが、一般小包郵便物よりも、安い料金で郵送する ことができる利点がある。 このために近時ビジネスユースの目的で、冊子小包の取扱量は増大する傾向に ある。
【0003】
一般的に、冊子小包に使用する包装材としては、発送する冊子の大きさに合わ せた定形封筒や箱が使われることが多い。しかしこれらに次のような問題があっ た。 封筒は薄型の品物を送るには便利であるが、収納量が多い場合とか厚みがある 冊子を入れるには不適当である。一方段ボールなどの丈夫な材料で作られた箱は 封筒に較べて内容物の保護性に優れ、書籍や情報ソフト媒体等を輸送するのに好 ましい。しかしちょうど良い大きさの箱に入れて包装するためにはサイズの異な る多種類の箱を用意する必要がある。多種類のサイズの箱を揃えるため包装コス トが高くなり、保管場所も嵩む。さらに大きめの箱を使用した場合は、品物が中 で動いて破損しないように別途にスペーサーやクッション材などが必要となると いう問題点もあった。
【0004】 本考案は、上記のような実情に鑑み、定形封筒や箱を用いずに、風呂敷のよう に簡単に包装することができ、しかも板紙または段ボールを用いた簡単な構造で 、かつ取扱い容易な冊子状物品の包装具を提供することを目的とする。
【0005】
上記課題を解決することを目的として、本考案の請求項1は、 板紙または段 ボールシートより成る十字形ベースシートの左右何れか一方の端部と、上下何れ か一方の端部とに可変形状維持止め材を夫々設けて、該ベースシートの中央部に 配置した冊子状物品の上に前記左右端部及び上下端部を夫々屈曲させて冊子状物 品の側周を包囲すると共に、ベースシートの左右両端部と上下両端部とを前記可 変形状維持止め材により固着するようにした冊子状物品の包装具であって、 前記可変形状維持止め材が、前記ベースシートの端部から突出するように取付 けられているとともに、一方の可変形状維持止め材は裏面に粘着剤層が形成され 、他方の可変形状維持止め材は表面に粘着剤層が形成され、夫々の粘着剤層の表 面には剥離ライナが配設されている冊子状物品の包装具である。
【0006】 本考案の請求項2は、前記十字形ベースシートが、長方形状をした主板の左右 対辺と上下対辺とに夫々張出し片を一体に設け、かつ該張出し片に冊子厚さ調整 用折り曲げ線が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の冊子状物品の 包装具である。
【0007】
本考案の実施の形態について図面を参照し、説明する。この実施形態では、本 、雑誌を郵送もしくは宅配する際に使用する包装具について説明する。
【0008】 図1は、本考案の包装具の一形態を示す展開図、図2は、図1のA−A線にお ける断面図、図3は図1のB−B線における断面図、図4と図5は包装状態を示 す斜視図である。
【0009】 図1において、符号1は包装具を構成する板紙、段ボールシートなどの厚紙か らなるベースシートである。このベースシート1は展開した状態で、ほぼ十字形 に形成されている。このベースシート1を組立てて使用するときには、ベースシ ートの中央部に配置した冊子状物品の上にベースシートの左右端部及び上下端部 を夫々屈曲させて冊子状物品の側周を包囲すると共に、ベースシートの左右両端 部と上下両端部とを可変形状維持止め材2または3により固着するのである。
【0010】 次に十字形ベースシート1の構成を具体的に説明する。十字形ベースシート1 は、中央に位置する長方形をした主板1aと、該主板の上下対辺(短辺)と左右 対辺(長辺)とにそれぞれ一体に連接した張出し片1b、1bと1c、1cとか ら成る。張出し片1b、1bの幅は主板の短辺と同じ寸法に、また張出し片1c 、1cの幅は主板の長辺と同じ寸法に形成されているが、それらの長さは、組立 て使用するときに対向するもの同士が互いに重なり合う長さに形成されている。 また、各張出し片の根元近くには、主板1aの短辺もしくは長辺と平行に、厚 さ調整用の折り曲げ線1dまたは1eが間隔をおいて形成されている。なお、上 下の張出し片1b、1bは、根元側に主板1aのコーナ部に切込み4を設けて、 張出し片を折り曲げ易くしている。 主板1aの寸法は、特に限定するものではないが書籍に汎用のA版またはB版 のサイズ(例えば幅185mm×長さ236mm等)に形成することが使用上好 ましいものである。
【0011】 符号2、3は十字形ベースシート1の左右両端部と上下両端部とに、夫々取付 けた可変形状維持止め材である。この可変形状維持止め材は、図2、図3に示さ れるように、基紙の片面に粘着剤塗布層2a、3aを形成させた粘着紙により形 成されている。粘着剤塗布層2a、3aの上面はシート1に接着している部分以 外は、剥離ライナ2b、3bにより被覆されている。さらに具体的のべると、一 方の可変形状維持止め材は裏面に粘着剤層が形成され、他方の可変形状維持止め 材は表面に粘着剤層が形成され、夫々の粘着剤層の表面に剥離性層(剥離ライナ )が配設されている
【0012】 図1に示す可変形状維持止め材2は、細長いテープ状のものであり、一方の張 出し片1cの端部中央から突出するように取付けられている。また可変形状維持 止め材3は、張出し片1cとほぼ同じ幅に取付けられている。いずれも包装具製 造段階で、粘着剤を介してシート1に対して強固に接着させている。シートから 突出した前記可変形状維持止め材3の粘着面は剥離性層(剥離ライナ)により覆 われているため。不使用時においてはシートのまま積み重ねた状態で保管するこ とが可能となる。
【0013】 図4は、本考案の包装具による冊子状物品の包装状態を示す斜視図である。同 図に示すように、冊子状物品をシート1中央に配置してから、その上に十字形ベ ースシート1の左右両端部と上下両端部をそれぞれ屈曲させて冊子状物品の左右 、上下側周を包囲すると共に、重なりあったベースシートの左右両端部と上下両 端部とを可変形状維持止め材2または3により固着するのである。すなわち、前 記物品の厚味に合わせて上下の張出し片1b、1bを折り曲げ線1dを介して屈 曲させた後、一方の端部に取付けた可変形状維持止め材2の剥離ライナ2bを剥 がして粘着剤塗布層2aを露出させ、そのうえに他方の張出し片1bを接着する 。次に、同じように物品の厚味に合わせて左右の張出し片1c,1cを折り曲げ 線1eを介して屈曲させた後、一方の張出し片1cの端部に取付けた可変形状維 持止め材3の剥離ライナ3bを剥がして粘着剤塗布層3aを露出させ、前記可変 形状維持止め材2の上面において、他方の張出し片1cを可変形状維持止め材3 に押し付けて接着するのである。このようにすると、本考案の包装具により書籍 等の冊子状物品がゆるみなく固定されるとともに、粘着面が被包装物品に付着す ることがない。
【0014】 冊子状物品を複数冊本包装具に収納するときは、図5に示すように、折り曲げ 線1d、1eを介して張出し片の屈曲位置を調節する。冊子状物品が薄い場合は 、同様に折り曲げ線1d、1eを介して張出し片の屈曲位置を調節する。
【0015】
以上のように本考案の包装具は、封筒や箱を用いずに、風呂敷のように簡単に 包装することができ、しかも板紙または段ボールを用いた簡単な構造で、かつ取 扱い容易な冊子状物品の包装具を提供することが可能である。 本考案によれば、厚さにバリエーションのある冊子を、同一の包装用具で包装 することができるから多種類のサイズの包装具を揃える必要がない。すなわち本 考案によれば冊子厚さが薄いものから、厚いものまでを同一の包装具を使用して 、常にぴったり適合したサイズに包装することができる。また本包装具は、シー ト状態のまま積層できるので不使用時の保管が容易である。
【0016】 更に、発送作業にあたり、従来の包装箱ようにステープル金具を打ち込む必要 がなく、また封筒のように粘着テープを別途用意してテープ止めする作業も省く ことができる。その結果、発送作業の簡易化、迅速化を可能とし、優れた効果が 得られる。
【図1】本考案の包装具の一形態を示す展開図である。
【図2】図1のA−A線における断面図である。
【図3】図1のB−B線における断面図である。
【図4】図4は上記包装具による包装状態を示す斜視図
である。
である。
【図5】図5は上記包装具による包装状態を示す斜視図
である。
である。
【図6】冊子小包の荷姿を示した説明図である。
1 十字形ベースシート 1a 主板 1b、1c 張出し片 1d、1e 折り曲げ線 2、3 可変形状維持止め材 2a、3a 粘着剤塗布層 2b、3b 剥離ライナ 4 切込み
Claims (2)
- 【請求項1】 板紙または段ボールシートより成る十字
形ベースシートの左右何れか一方の端部と、上下何れか
一方の端部とに可変形状維持止め材を夫々設けて、該ベ
ースシートの中央部に配置した冊子状物品の上に前記左
右端部及び上下端部を夫々屈曲させて冊子状物品の側周
を包囲すると共に、ベースシートの左右両端部と上下両
端部とを前記可変形状維持止め材により固着するように
した冊子状物品の包装具であって、 前記可変形状維持止め材は、前記ベースシートの端部か
ら突出するように取付けられているとともに、一方の可
変形状維持止め材は裏面に粘着剤層が形成され、他方の
可変形状維持止め材は表面に粘着剤層が形成され、夫々
の粘着剤層の表面には剥離ライナが配設されていること
を特徴とする冊子状物品の包装具。 - 【請求項2】 十字形ベースシートは、長方形状をした
主板の左右対辺と上下対辺とに張出し片を一体に設け、
かつ該張出し片に冊子厚さ調整用折り曲げ線が形成され
ていることを特徴とする請求項1に記載の冊子状物品の
包装具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001002046U JP3080972U (ja) | 2001-04-10 | 2001-04-10 | 冊子状物品の包装具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001002046U JP3080972U (ja) | 2001-04-10 | 2001-04-10 | 冊子状物品の包装具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3080972U true JP3080972U (ja) | 2001-10-19 |
Family
ID=43213770
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001002046U Expired - Lifetime JP3080972U (ja) | 2001-04-10 | 2001-04-10 | 冊子状物品の包装具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3080972U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018094062A1 (en) * | 2016-11-21 | 2018-05-24 | Pac Worldwide Corporation | Variable depth packaging |
-
2001
- 2001-04-10 JP JP2001002046U patent/JP3080972U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018094062A1 (en) * | 2016-11-21 | 2018-05-24 | Pac Worldwide Corporation | Variable depth packaging |
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