JP2019131284A - 包装材 - Google Patents

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Abstract

【課題】寸法の異なる被包装物に適用できる包装材を提供する、【解決手段】シート状基材よりなる包装材であって、前記包装材は長方形の底部と、少なくとも該底部の長方形の一辺と、その一辺に直交する他の一辺の両方にフラップ部を有しており、前記フラップ部は、被包装物を包装の際、側面及び天面の全てを覆うことができる面積を有しており、少なくとも一方のフラップ部から底部にかけての折り畳みが可能で、底部の少なくとも一辺に平行であり、山折り用の罫線と谷折り用の罫線からなる折り畳み用の罫線を有することを特徴とする包装材である。【選択図】図1

Description

本発明は、異なるサイズの被包装物を容易に梱包できる包装材である。
オンラインショップ等で購入した商品等は、段ボール箱に梱包され配送されることが多い。商品の大きさは異なるので、数種類の包装材を準備しておき、商品ごとに包装材を選び、組み立て、箱詰めしている。寸法の合わない場合は、発泡スチロールや新聞紙、エアーキャップなどにより隙間を埋めたり、台紙にストレッチフィルムなどで固定した、段ボール箱を小さくカットして小さい箱に調整したりしている。
或いは、寸法の異なる商品を梱包するために、罫線を設けた包装材が提案されている(特許文献1参照)。
実用新案登録第3171869号公報
しかし、特許文献1に記載された梱包材は、寸法の小さい商品を包装する場合、箱に組み立てる際に、切断する作業が有するなど、複雑であり、実用的ではない。
本発明は、梱包を容易に行うことができ、寸法の異なる箱を一枚の包装材から組み立てることを可能とするものである。
本発明は、以下のとおりである。
(1)シート状基材よりなる包装材であって、前記包装材は長方形の底部と、少なくとも該底部の長方形の一辺と、その一辺に直交する他の一辺の両方にフラップ部を有しており、
前記フラップ部は、被包装物を包装の際、側面及び天面の全てを覆うことができる面積を有しており、
少なくとも一方のフラップ部から底部にかけての折り畳みが可能で、底部の少なくとも一辺に平行であり、山折り用の罫線と谷折り用の罫線からなる折り畳み用の罫線を有することを特徴とする包装材である。
(2)シート状基材よりなる包装材であって、前記包装材は長方形の底部と、該底部の長方形の一組の対向する辺に設けられている第1フラップ部と第2フラップ部、他の対向する辺に設けられている第3フラップ部と第4フラップ部を有しており、
前記第1フラップ部から底部、第2フラップ部にかけての折り畳みが可能で、前記他の対向する辺に平行であり、山折り用の罫線と谷折り用の罫線からなる折り畳み用の罫線Xを有することを特徴とする包装材である。
(3)シート状基材よりなる包装材であって、前記包装材は長方形の底部と、該底部の長方形の一組の対向する辺に設けられている第1フラップ部と第2フラップ部、他の対向する辺に設けられている第3フラップ部と第4フラップ部を有しており、
前記第1フラップ部から底部、第2フラップ部にかけての折り畳みが可能で、前記他の対向する辺に平行であり、山折り用の罫線と谷折り用の罫線からなる折り畳み用の罫線Xと、
前記第3フラップ部から底部、第4フラップ部にかけての折り畳みが可能で、前記一組の対向する辺に平行であり、山折り用の罫線と谷折り用の罫線からなる折り畳み用の罫線Yを有することを特徴とする包装材である。
(4)各フラップ部には、該フラップ部が接続する底部に平行で、底部からの距離が略等しい位置に蓋部折り曲げようの罫線Zを有する(2)又は(3)記載の包装材である。
(5)隣り合う各フラップ部が、折り込み保護部により接続されている(2)〜(4)のいずれかに記載の包装材である。
(6)前記折り込み保護部には、折り込み用罫線Wを有する(5)に記載の包装材である。
(7)シート状基材よりなる包装材であって、前記包装材は長方形の底部と、該底部の長方形の一組の対向する辺に設けられている第1フラップ部と第2フラップ部、他の対向する辺に設けられている第3フラップ部を有しており、
前記第1フラップ部から底部、第2フラップ部にかけての折り畳みが可能で、前記他の対向する辺に平行であり、山折り用の罫線と谷折り用の罫線からなる折り畳み用の罫線Xを有することを特徴とする包装材である。
(8)シート状基材よりなる包装材であって、前記包装材は長方形の底部と、該底部の長方形の一組の対向する辺に設けられている第1フラップ部と第2フラップ部、他の対向する辺に設けられている第3フラップ部を有しており、
前記第3フラップ部から底部にかけての折り畳みが可能で、前記一組の対向する辺に平行であり、山折り用の罫線と谷折り用の罫線からなる折り畳み用の罫線Yを有することを特徴とする包装材である。
(9)シート状基材よりなる包装材であって、前記包装材は長方形の底部と、該底部の長方形の一組の対向する辺に設けられている第1フラップ部と第2フラップ部、他の対向する辺に設けられている第3フラップ部を有しており、
前記第1フラップ部から底部、第2フラップ部にかけての折り畳みが可能で、前記他の対向する辺に平行であり、山折り用の罫線と谷折り用の罫線からなる折り畳み用の罫線Xと、
前記第3フラップ部から底部にかけて、前記一組の対向する辺に平行であり、山折り用の罫線と谷折り用の罫線からなる折り畳み用の罫線Yを有することを特徴とする包装材である。
(10)各フラップ部には、該フラップ部が接続する底部に平行で、底部からの距離が略等しい位置に蓋部折り曲げ用の罫線Zを有する(7)〜(9)のいずれかに記載の包装材である。
(11)第1フラップ部及び第2フラップ部には、更にコーナー保護フラップ部を有する(7)〜(10)のいずれかに記載の包装材である。
(12)(1)〜(11)のいずれかに記載の包装材において、少なくとも一つの折り畳み用の罫線により折り畳まれていることを特徴とする包装材である。
(13)シート状基材が段ボール又は片面段ボールである(1)〜(12)のいずれかに記載の包装材である。
(14)包装材の底部の長方形の少なくとも一辺と、段ボール又は片面段ボールの中芯の段山との角度が30〜60度である(13)に記載の包装材である。
(15)シート状基材が紙製緩衝部を有する(1)〜(14)のいずれかに記載の包装材である。
(16)シート状基材が樹脂製の緩衝部を有する(1)〜(14)のいずれかに記載の包装材である。
本発明の包装材によれば、被包装物の寸法に合わせ、折り畳み用罫線を適宜折り畳むことにより、数種類の寸法の箱を提供することが可能となる
本発明の包装材を説明する平面説明図。 図1の包装材の罫線Y1、Y2で折り畳んだ平面図。 図2のA−A線の断面説明図。 図1の包装材の罫線X1、X2で折り畳んだ平面図。 図4のB−B線の断面説明図。 図1の包装材の罫線X1、X2及びY1、Y2で折り畳んだ平面図。 本発明の包装材の他の構成を説明する平面説明図。 本発明の包装材の他の構成を説明する平面説明図。 本発明の包装材の他の構成を説明する平面説明図。 本発明の包装材の他の構成を説明する平面説明図。 図10の包装材の罫線X1、X2で折り畳んだ平面図。 図11のC−C線の断面説明図。 図11の包装材の使用方法を説明する図。 図11の包装材の使用方法を説明する図。 図11の包装材の包装状態を説明する図。 本発明の包装材の包装状態を説明する図 本発明の包装材の包装状態を説明する図 本発明の包装材の包装状態を説明する図 本発明の包装材の他の使用方法を説明する図。
本発明の包装材について図面を用いて説明する。なお、本発明は、図面の内容に限定されるものではない。
図1に示すように、シート状基材より構成される包装材1である。
包装材1は長方形(a−b−c−d)の底部2と、少なくとも該底部の長方形の一辺と、その一辺に直交する他の一辺の両方にフラップ部を有しており、
前記フラップ部は、被包装物を包装の際、側面及び天面の全てを覆うことができる面積を有し、
少なくとも一方のフラップ部から底部にかけて繋がり、底部の少なくとも一辺に平行であり、且つ、山折り用の罫線と谷折り用の罫線からなる折り畳み用の罫線X或いは罫線Yを有する。フラップ部から底部にかけての繋がった罫線を設けることで、フラップ部から底部にかけての折り畳みが容易に行うことができる。
フラップ部は、直交する位置に一つずつあれば、被包装物の側面及び天面の全てを覆うことができる。即ち、フラップ部が2つの場合‘L’字状、フラップ部が3つの場合‘T’字状、フラップ部が4つの場合‘十’字状となる。以下に実施態様例として、図1のような4つのフラップ部を有する場合と、図9のような3つのフラップ部を有する場合について説明する。
まず、図1を用いて4つのフラップ部を有する包装材の態様を説明する。
本発明は、包装材1は長方形(a−b−c−d)の底部2と、該底部の長方形の一組の対向する辺(b−cとa−d)に設けられている第1フラップ部3と第2フラップ部4、他の対向する辺(b−aとc−d)に設けられている第3フラップ部5と第4フラップ部6を有しており、前記第1フラップ部3から底部2、第2フラップ部4にかけて繋がり、底部の一辺(a−b)に平行であり、山折り用の罫線(X1又はX2)と谷折り用の罫線(X2又はX1)からなる折り畳み用の罫線Xを有することが特徴である。繋がった罫線Xを有することで、第1フラップ部3から底部2、第2フラップ部4にかけての折り畳みが容易に行うことができる。
各フラップ部は、底部の箱立ち上げ用罫線V1〜V4により片側同一面側(被包装物を配置する面)に折り曲げ、被包装物の高さに合わせ再度折り曲げることで、好ましくは蓋部折り曲げ罫線Zを用いて折り曲げることで、被包装物の側面、及び天面の全てを覆うことができる。
底部2は長方形(a−b−c−d)であるが、勿論正方形であっても構わない。便宜上、図面では、底部の長方形の辺の短い側を、第1フラップ部、第2フラップ部としているが、これに限定されるものではなく、辺の長い側を第1フラップ部、第2フラップ部としても構わない。
また、本発明は、包装材1は長方形(a−b−c−d)の底部2と、該底部の長方形の一組の対向する辺(b−cとa−d)に設けられている第1フラップ部3と第2フラップ部4、他の対向する辺(b−aとc−d)に設けられている第3フラップ部5と第4フラップ部6を有しており、
前記第1フラップ部3から底部2、第2フラップ部4にかけての折り畳みが可能で、底部の一辺に平行であり、且つ、山折り用の罫線(X1又はX2)と谷折り用の罫線(X2又はX1)からなる折り畳み用の罫線Xと、
前記第3フラップ部5から底部2、第4フラップ部6にかけて、底部の他の一辺に平行であり、且つ山折り用の罫線(Y1又はY2)と谷折り用の罫線(Y2又はY1)からなる折り畳み用の罫線Yを有することを特徴とする包装材である。
どちらか一方の折り畳み用の罫線Xを設ける場合に比べ、罫線Xに直交する罫線Yを設けることで、縦横どちらの寸法をもあわせが可能となる。
ここで折り畳み用罫線X、Yについて説明する。罫線は、底部の長方形のいずれかの辺に平行に設けられ、罫線Xと罫線Yは直交する。また、罫線X、罫線Yはそれぞれ山折り用の罫線と谷折り用の罫線からなる。山折り用の罫線と谷折り用の罫線は、平行に設けられており、底部および各フラップ部において寸法調節の際の折り畳みを可能とする。なお、山折り用の罫線と谷折り用罫線は、便宜上使い分けているが、山折りする場合の罫線を山折り用、谷折りする場合の罫線を谷折り用と表現しているだけで、罫線自身の構造の違いを規定するものではない。
例えば、罫線Yを折り畳む場合、図2及び図3のようになる。この場合は、被包装物の設置面はa−b’−c’−dという形状になる。また、罫線Xを折り畳む場合は、図4及び図5のようになる。この場合は、被包装物の設置面はa−b−c’−d’という形状になる。罫線X及び罫線Yで折り畳む場合は、図6のようになる。この場合は、被包装物の設置面はa−b’−c’’−d’という形状になる。なお、折り畳む操作をしない場合は被包装物の設置面はa−b−c−dいう形状である。このように、被包装物の底面の大きさに合わせ、包装材の罫線Xや罫線Yにより、最適な寸法で折り畳むようにして底部の寸法を調節し、被包装物を置きフラップ部を折り曲げていくことで、寸法の異なる被包装物を包装することができる。例えば、第1フラップ部と第2フラップ部を被包装物に合わせて折っていき、テープや糊で固定し、次いで第3フラップ部と第4フラップ部を折っていき、蓋としてテープや糊で固定することにより箱状の包装物にするとよい。
罫線Xや罫線Yにより折り畳むため、箱状にする際の不要部分をハサミやナイフで切り取るような作業は不要である。また、底部だけでなく、フラップ部まで罫線を利用して折り畳むため、折り畳んだ部分が元に戻ることはない。なお、少し包装作業が煩雑になるが、畳んだ部分を糊やテープ、ステープラーなどで固定、補強しても構わない。
罫線X、Yは、山折り用と谷折り用を有すればよく、組み合わせは適宜行うことが出来る。図示していないが、山折り用を一本と、谷折り用を二本とし、谷折り用の罫線を使い分けることで寸法調節を行うこともできる。また、図7のように、底部2の中心から対象となる位置に罫線Xや罫線Yを設けることもできる。底部2のシートの重なりが左右対称となるので、安定した状態になる。なお、罫線X、Yは、フラップ部と底部を折り畳むことが容易に行うことができれば、折り畳みを行う全域において繋がっている必要はない。
各フラップ部は、折り曲げの作業性を高めるために、蓋部折り曲げ用罫線Zを設けるとよい。図面では罫線Z1〜Z6で図示しているが、罫線の本数、位置については適宜形成できる。なお、蓋部折り曲げ用罫線Zは底部に平行であることが好ましい。また、各フラップ部の罫線Zは、底部からの距離が略同要るであることが好ましい。
隣り合うフラップ部同士(第1フラップ部と第3フラップ部、第1フラップ部と第4フラップ部、第2フラップ部と第3フラップ部、第2フラップ部と第4フラップ部)を連結するように、折り込み保護部7を有すると、コーナーの隙間から塵などが混入することを防ぐことが出来るので好ましい。折り込み保護部7は、包装の際に内部に折り込まれるため、作業性を改善するために、折り込み用罫線Wを設けておいてもよく、設けることが好ましい。折り込み保護部は、図8のように、隣り合うフラップ部の折り曲げ用罫線同士を結ぶ切り目線8、9を設けておくことも出来る。この場合、折り曲げるフラップ部の位置に合わせて、折り込み保護部の切り目線8,9により大きさを変更することができる。例えば、切り目線8によりe−f−g−hの台形部分を取り外すことができ、切り目線9によればe−f−i−jの台形部分を取り外すことができる。切り目線8,9は直線に限定するものではなく、曲線であっても構わない。
図9は、フラップ部が3箇所の場合の包装材の態様の説明図である。
この場合の包装材21は、長方形(a−b−c−d)の底部22と、該底部の長方形の一組の対向する辺に設けられている第1フラップ部23と第2フラップ部24、他の対向する辺に設けられている第3フラップ部25を有しており、
前記第1フラップ部23から底部22、第2フラップ部24にかけての折り畳みが可能で、前記他の対向する辺に平行であり、山折り用の罫線と谷折り用の罫線からなる折り畳み用の罫線X有する。
また、この場合の包装材21は、包装材は長方形(a−b−c−d)の底部22と、該底部の長方形の一組の対向する辺に設けられている第1フラップ部23と第2フラップ部24、他の対向する辺に設けられている第3フラップ部25を有しており、
前記第3フラップ部25から底部22にかけての折り畳みが可能で、前記一組の対向する辺に平行であり、山折り用の罫線と谷折り用の罫線からなる折り畳み用の罫線Yを有する。
また、この包装材21は、長方形(a−b−c−d)の底部22と、該底部の長方形の一組の対向する辺に設けられている第1フラップ部23と第2フラップ部24、他の対向する辺に設けられている第3フラップ部25を有しており、
前記第1フラップ部23から底部22、第2フラップ部24にかけての折り畳みが可能で、前記他の対向する辺に平行であり、山折り用の罫線と谷折り用の罫線からなる折り畳み用の罫線Xと、
前記第3フラップ部25から底部22にかけての折り畳みが可能で、前記一組の対向する辺に平行であり、山折り用の罫線と谷折り用の罫線からなる折り畳み用の罫線Yとを有する。
これらの包蔵材は、先に述べたフラップ部が4箇所の場合と同様に、山折り用の罫線と谷折り用の罫線からなる折り畳み用の罫線X、罫線Yにより、被包装物の底面に合わせて折り畳むことができる。また、包装した際のコーナー部分から塵などが混入を防ぐために、コーナー保護フラップ部26,27,28を設けることもできる
図10から図15は、別の包装材の態様の説明図である。
図10の包装材は、糊しろ部38,38’を有し、38と38’を糊接着のち、被包装物を包装する。この場合の包装材31は、包装材は長方形(a−b−c−d)の底部32を有する。該底部の長方形の一組の対向する辺(a−b,c−d)に設けられている第1フラップ部33と第2フラップ部34、他の対向する辺(a−d,b−d)に設けられている第3フラップ部35と第4フラップ部36を有しており、前記第1フラップ部33から底部32、第2フラップ部34にかけての折り畳みが可能で、前記他の対向する辺(a−d)に平行であり、山折り用の罫線と谷折り用の罫線からなる折り畳み用の罫線X有する。
使用方法としては、図11及び図12のように、折り畳み用の罫線Xにより、被包装物の底面に合わせて折り畳むことができる。図13のように糊しろ部(38,38’)を糊接着し、図14のように第1フラップ部33、第2フラップ部34を持ち上げ、第3フラップ部35、第4フラップ部36、水かき折り込み部37が立ち上がる。底部32に被包装物を置き、図15のように各フラップ部により包装することができる。第3フラップ部35と第4フラップ部36には、蓋部内側フラップ部39を設けておくと、包装した状態の強度が強くなり、好ましい。この形態では、折り畳み用罫線Xで折り畳むと(a−b’−c’−d)、折り畳まないと(a−b−c−d)の底部となり、寸法の異なる被包装物を包装可能な包装材となる。折り畳み用罫線を複数設けることもでき、直交するように組み合わせて設けても良い。
糊接着については特に限定するものではなく、感圧接着剤、感熱接着剤、湿潤接着剤など公知の接着剤が適宜使用できる。また、ガムテープや両面テープのようなテープで固定しても構わない。
被包装物を包装した包装物50は、図15の例に限らず、図16〜図18のような箱とすることもできる。勿論これらに限定するものではない。
これまで包装する際に、折り畳み用罫線XやYを折り畳み、寸法を小さくする例で説明してきたが、逆の場合も可能である。即ち、予め折り畳み用罫線で折り畳んでおき、拡幅することで寸法を大きくすることもできる。
図19にその実施態様を示す。図19の(1)で示す包装材は、図10の包装材の折り畳み用罫線Xに加え、それに直交する方向に折り畳み用罫線Yを設けた構成である。図19の(2)のように折り畳み用罫線Xで折り畳み、図19の(3)のように折り畳み用罫線Yで折り畳む。図19の(4)〜(6)のように箱立ち上げ用罫線により折り畳んだ後、糊しろ部を糊接着する。使用する際、そのまま包装しても良いし、既に折り畳んである罫線Xや罫線Yを広げることにより、底部を拡幅することができる。
被包装物は、特に限定するものではないが、底面が長方形のものが包装には適しており、特に直方体の形状に適している。例えば、はがき、コピー用紙、インクジェット記録用紙、クリアファイルといったシートの束、書籍、カタログ、ノート、伝票、ビデオテープやDVDなど例示できる。
例えば、プリンター用紙の場合、予め寸法が定まっているので、A4版、B4版、はがきサイズなどの寸法に合わせて罫線X、罫線Yを設けておくことができる。高さにおいても、50枚用、100枚用、150枚用というように、罫線Zを入れておくことも可能性ある。
或いは配送料金にあわせ、Sサイズ、Mサイズ、Lサイズというように、罫線を入れておくことも可能である。
図示はしていないが、被包装物を置く際の基準となる位置に目印を設けることができ好ましい。例えば、底部の長方形の一つの角に着色したり、底部の長方形の一辺に有色の線を印刷したりすることが好ましい。また、効率よく包装することを可能とするために、折る順を印刷したり、山折りか谷折かを明記したりすることもできる。
予め封緘用の糊を設けておくことも可能である。
包装材を構成するシート状基材は、折り畳めるシート状物であれば特に限定するものではなく、紙、板紙、不織布、合成紙、フィルムなど、或いはこれらの積層シートが例示できる。中でも紙、板紙は、折り曲げ作業が容易なので好ましく、その坪料は、70〜250g/m程度が好ましく、より好ましくは80〜180g/m、更に好ましくは90〜150g/mである。70g/m未満では強度不足のおそれがあり、250g/mを超えると、折り畳み作業が困難になる可能性がある。好ましいシート状基材としては、段ボール、片面段ボール、板紙、塗工白板紙などである。
耐水性を付与するために、フィルムをラミネートしたり、撥水剤をコーティングしたりしたシート状基材を用いても良い。宛名などを各種プリンターで印字可能とする記録層を表面に有するシート状基材であってもよい。シート状基材には、さらにRFIDタグやバーコード、二次元バーコードなどを設けていてもよい。
包装した際、被包装物と接する面に、緩衝材を積層したシート状基材であっても良い。緩衝材を有するシート状基材を用いた場合、被包装物をより安全に輸送、運搬できるため好ましい。緩衝材としては、紙に凹凸のエンボスを施したクッション材や、紙にスリットを入れて拡幅してクッション機能を付与させたクッション材、紙に凹凸の段繰り構造を有する片面ダンボール、樹脂シートを発泡させてクッション機能を付与させたクッション材、二枚のフィルム間に空気層を設けたクッション材などを適宜使用できる。中でも、紙製の緩衝材は廃棄の際に分別することなく古紙回収に出せるので好ましい。また、樹脂製の緩衝材を用いる場合、折り畳み部分の緩衝材を潰すことで折りを容易に行うことができる他、折り畳み部に熱をかけて、樹脂製緩衝材を用いてヒートシールすることもでき、好ましい。
シート状基材が段ボールや片面段ボール、或いは紙シートに凹凸をつけた紙製緩衝シートであると、シートそのものが、緩衝材の機能を有するので好ましい形態である。
また、段ボール又は片面段ボールは、段山が一方向の平行に設けられているため、段ボールの厚み、剛度によっては、包装材を折り畳んだり折り曲げたりする際に容易でない向きが生じる場合あるが、包装材の底部の長方形の少なくとも一辺と、段ボール又は片面段ボールの中芯の段山との角度が30〜60度とすると、一方向に並んだ段山に起因する折り曲げやすさの方向性を緩和し、包装の作業性に優れた包装材となり好ましい。なお、紙シートに凹凸をつけた紙製緩衝シートの場合でも、凹凸のパターンによって折り畳んだり折り曲げたりする際に容易でない向きが生じる場合、底部の長方形を角度をつけた状態で包装材を取り出すとよい。
シート状基材の厚みは、JIS P−8118(2014)に準拠し23℃の条件下にて測定した値が、緩衝材のある場合はそれを含め0.5〜4.0mmであることが好ましい。下限値以上とすることで、被包装物を保護することができ、上限値以下とすることで、梱包の作業をスムーズに行うことが出来き好ましい。
このように、本発明の包装材は、寸法の異なる被包装物に適用できる包装材であり、通販会社などの梱包作業の作業性を改善することができる。
1 包装材
2 底部
3 第1フラップ部
4 第2フラップ部
5 第3フラップ部
6 第4フラップ部
7 折り込み保護部
8 折り込み保護部切り目線
9 折り込み保護部切り目線
21 包装材
22 底部
23 第1フラップ部
24 第2フラップ部
25 第3フラップ部
26 コーナー保護フラップ部
27 コーナー保護フラップ部
28 コーナー保護フラップ部
31 包装材
32 底部
33 第1フラップ部
34 第2フラップ部
35 第3フラップ部
36 第4フラップ部
37 水かき折り込み部
38,38’ 糊しろ部
39 蓋部内側フラップ部
40 糊付け部
50 包装物
X 山折り用罫線及び谷折り用罫線からなる折り畳み用罫線X
X1〜X4 山折り用又は谷折り用の折り畳み用罫線
Y 山折り用罫線及び谷折り用罫線からなる折り畳み用罫線Y
Y1〜Y4 山折り用又は谷折り用の折り畳み用罫線
Z 蓋部折り曲げ用罫線Z
Z1〜Z6 蓋部折り曲げ用罫線
V 箱立ち上げ用罫線V
V1〜V4 箱立ち上げ用罫線
W 折り込み用罫線W
W1〜W3 折り込み用罫線

Claims (16)

  1. シート状基材よりなる包装材であって、前記包装材は長方形の底部と、少なくとも該底部の長方形の一辺と、その一辺に直交する他の一辺の両方にフラップ部を有しており、
    前記フラップ部は、被包装物を包装の際、側面及び天面の全てを覆うことができる面積を有しており、
    少なくとも一方のフラップ部から底部にかけての折り畳みが可能で、底部の少なくとも一辺に平行であり、山折り用の罫線と谷折り用の罫線からなる折り畳み用の罫線を有することを特徴とする包装材。
  2. シート状基材よりなる包装材であって、前記包装材は長方形の底部と、該底部の長方形の一組の対向する辺に設けられている第1フラップ部と第2フラップ部、他の対向する辺に設けられている第3フラップ部と第4フラップ部を有しており、
    前記第1フラップ部から底部、第2フラップ部にかけての折り畳みが可能で、前記他の対向する辺に平行であり、山折り用の罫線と谷折り用の罫線からなる折り畳み用の罫線Xを有することを特徴とする包装材。
  3. シート状基材よりなる包装材であって、前記包装材は長方形の底部と、該底部の長方形の一組の対向する辺に設けられている第1フラップ部と第2フラップ部、他の対向する辺に設けられている第3フラップ部と第4フラップ部を有しており、
    前記第1フラップ部から底部、第2フラップ部にかけての折り畳みが可能で、前記他の対向する辺に平行であり、山折り用の罫線と谷折り用の罫線からなる折り畳み用の罫線Xと、
    前記第3フラップ部から底部、第4フラップ部にかけての折り畳みが可能で、前記一組の対向する辺に平行であり、山折り用の罫線と谷折り用の罫線からなる折り畳み用の罫線Yを有することを特徴とする包装材。
  4. 各フラップ部には、該フラップ部が接続する底部に平行で、底部からの距離が略等しい位置に蓋部折り曲げようの罫線Zを有する請求項2又は請求項3記載の包装材。
  5. 隣り合う各フラップ部が、折り込み保護部により接続されている請求項2〜4のいずれかに記載の包装材。
  6. 前記折り込み保護部には、折り込み用罫線Wを有する請求項5に記載の包装材。
  7. シート状基材よりなる包装材であって、前記包装材は長方形の底部と、該底部の長方形の一組の対向する辺に設けられている第1フラップ部と第2フラップ部、他の対向する辺に設けられている第3フラップ部を有しており、
    前記第1フラップ部から底部、第2フラップ部にかけての折り畳みが可能で、前記他の対向する辺に平行であり、山折り用の罫線と谷折り用の罫線からなる折り畳み用の罫線Xを有することを特徴とする包装材。
  8. シート状基材よりなる包装材であって、前記包装材は長方形の底部と、該底部の長方形の一組の対向する辺に設けられている第1フラップ部と第2フラップ部、他の対向する辺に設けられている第3フラップ部を有しており、
    前記第3フラップ部から底部にかけての折り畳みが可能で、前記一組の対向する辺に平行であり、山折り用の罫線と谷折り用の罫線からなる折り畳み用の罫線Yを有することを特徴とする包装材。
  9. シート状基材よりなる包装材であって、前記包装材は長方形の底部と、該底部の長方形の一組の対向する辺に設けられている第1フラップ部と第2フラップ部、他の対向する辺に設けられている第3フラップ部を有しており、
    前記第1フラップ部から底部、第2フラップ部にかけての折り畳みが可能で、前記他の対向する辺に平行であり、山折り用の罫線と谷折り用の罫線からなる折り畳み用の罫線Xと、
    前記第3フラップ部から底部にかけて、前記一組の対向する辺に平行であり、山折り用の罫線と谷折り用の罫線からなる折り畳み用の罫線Yを有することを特徴とする包装材。
  10. 各フラップ部には、該フラップ部が接続する底部に平行で、底部からの距離が略等しい位置に蓋部折り曲げ用の罫線Zを有する請求項7〜9のいずれかに記載の包装材。
  11. 第1フラップ部及び第2フラップ部には、更にコーナー保護フラップ部を有する請求項7〜10のいずれかに記載の包装材。
  12. 請求項1〜11のいずれかに記載の包装材において、少なくとも一つの折り畳み用の罫線により折り畳まれていることを特徴とする包装材。
  13. シート状基材が段ボール又は片面段ボールである請求項1〜12のいずれかに記載の包装材。
  14. 包装材の底部の長方形の少なくとも一辺と、段ボール又は片面段ボールの中芯の段山との角度が30〜60度である請求項13に記載の包装材。
  15. シート状基材が紙製緩衝部を有する請求項1〜14のいずれかに記載の包装材。
  16. シート状基材が樹脂製の緩衝部を有する請求項1〜14のいずれかに記載の包装材。
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