JP3717245B2 - Cdホルダー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンパクトディスク(CD)を郵送する場合に使用されるCDホルダーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、CDを郵送する場合、割れたり記録面が傷付かないようにするため、硬質のプラスチックケースにCDを入れ、さらにこれを封筒に入れて送るのが一般的であった。また、場合によっては専用の段ボールケースを使用して送ることも行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記したような郵送の仕方では、CDを安全な状態で送ることができはするものの、CDの包装そのものに費用が掛かる上、定形外郵便物になったり小包扱いになるため郵便料金が高くなるという問題点がある。したがって、CDを多数の人に郵送する場合にあっては、郵送費用がバカにならないため、経費節減の観点から安価な郵送手段が求められている。
【0004】
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、郵送費用を安く、しかも安全に送ることのできるCDホルダーを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のCDホルダーは、型抜きされたシート状物を偏平袋状に製袋したCDホルダーであって、一辺がCDの直径と同じ四角形状で且つその上辺が開口したCD収納用の袋本体部と、該袋本体部の上辺の相対する端縁からそれぞれ延設された一対の留め片とからなり、これら留め片は、内側の側端が袋本体部の上辺では互いに一致し、それより上側で互いに交差するように形成されており、前記袋本体部の左右辺には上辺から中程より先まで至るスリットが設けられ、前記袋本体部の表面と裏面には前記左右辺のスリットを結ぶ横方向の折線が設けられ、前記袋本体部の下辺の中央にスリットが設けられてなることを特徴とする。
【0006】
上記の構成からなる本発明のCDホルダーは、袋本体部の上辺を開いてCDを挿入し、次に袋本体部の上辺に設けた留め片を互いに交差する方向に曲げて端部を交差させ重なり合わせる。この場合、袋本体部の左右辺には上辺から中程より先まで至るスリットを設けるとともに、袋本体部の表面と裏面には横方向の折線を設けてあるので、袋本体部の上辺が大きく開閉でき、CDの出し入れが簡単に行える。また、収納したCDはその左右端が袋本体部の左右辺に設けたスリットに嵌まるので確りと保持される。さらに、袋本体部の下辺の中央にスリットを設けると、そこにもCDが嵌まるようになる。そして、このようにCDを収納したCDホルダーを、宛名を印字したフィルム袋に入れて郵送できる形態にする。
【0007】
ところで、定形郵便物は、第一種(封書)郵便物のうち、サイズの面からすると、長さが14〜23.5cm、幅が9〜12cm、厚さが1cmまでのもので、且つ重さが50gまでのものである。一方、CDはその直径が丁度12cmである。したがって、一辺の長さをCDの直径と同じにした袋本体部とその上辺から延設した留め片とからなる本発明のCDホルダーは、留め片の長さを2cmより少し長めに設定することで定形郵便物のサイズに収めることができる。そして、このCDホルダーにCDを収納し、さらにフィルム袋に入れても全体の重さは50gもないので、定形郵便物として取り扱われることになる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
【0009】
図1は本発明に係るCDホルダーの一例を示したもので、このCDホルダー1は、一辺がCDの直径と同じ四角形で且つその上辺が開口したCD収納用の袋本体部2を有しており、その袋本体部2の上辺の相対する端縁2aには中心部より片側にそれぞれ留め片3が延設されている。これら留め片3は、内側の側端が袋本体部2の上辺の端縁2aでは互いに一致し、それより上側で互いに交差するように形成されている。また、各留め片3の外側の側端はそれぞれ袋本体部2の左右辺と一致しており、袋本体部2の左右辺には上辺から中程より先まで至るスリット2bが設けられている。さらに、袋本体部2の表面と裏面には左右辺のスリット2bを結ぶ横方向の折線αが設けられている。また、袋本体部2の下辺の中央にスリット2cが設けられている。
【0010】
図1に示すCDホルダーは図2にその展開図を示すシート状物を偏平袋状に製袋することにより作製される。図2に示すシート状物Sは、紙、不織布付き台紙、発泡シート等の素材を型抜きしたもので、中央の折線aを介して連接した表板11及び裏板12と、裏板12の左右辺に折線bを介して連接された糊代片13とで構成されている。なお、表と裏は便宜上のもので特別の意味はない。表板11及び裏板12における折線aとは反対側の辺には留め片3が対照的な位置関係で延設されており、表板11と裏板12には横方向に横断する折線αがそれぞれ設けられている。また、糊代片13は中央の折線aからこの折線αの所まで設けられており、糊代片13の折線bの一部は切線βになっている。さらに、中央の折線aの中央に切線γが形成されている。
【0011】
シート状物Sを組み立ててCDホルダー1を作製するには、まず糊代片13を折り返してその面に接着剤を塗布する。次に、裏板12を表板11との境界部分の折線aで折り返して糊代片13に圧着する。このようにしてCDホルダー1を組み立てると、糊代片13の切線βが袋本体部2の左右辺のスリット2bの一部を構成することになり、また切線γにより袋本体部2の下辺のスリット2cが形成される。
【0012】
上記のようにして作製したCDホルダー1にCDを挿入するには、図3に示すように、表板11と裏板12をそれぞれ折線αのところで折り曲げて袋本体部2の上辺を大きく開き、中にCDを挿入する。次いで、表板11と裏板12を平らな状態に戻した後、袋本体部2の上辺に設けた留め片3,3を互いに交差する方向に曲げて端部を交差させることにより、互いに係止させる。このようにしてCDホルダー1にCDを収納すると、CDはその左右端が袋本体部2の左右辺にあるスリット2bに嵌まるとともに、下辺の中央にあるスリット2cにCDの下端が嵌まって確りと固定される。そして、このようにCDを収納したCDホルダー1を、宛名を印字したフィルム袋に入れて郵送する。
【0013】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のCDホルダーは、全体形状が矩形状でしかも短辺の長さがCDの直径と同じサイズである12cmになるので、定形郵便物の料金で送ることができ、郵送費用を安価に抑えることができる。また、留め片により袋本体部をワンタッチで開閉するようにし、しかも袋本体部を大きく開けることができるようにしたので、CDの出し入れを簡単に行うことができる。また、CDの端部がスリットに嵌まるようにして確りと保持した状態で収納するので、搬送中や取扱い中にずれてデータ面を傷付けるようなこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るCDホルダーの一例を示す斜視図である。
【図2】図1のCDホルダーを組み立てるシート状物を示す平面図である。
【図3】図1に示すCDホルダーにCDを収納する様子を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 CDホルダー
2 袋本体部
2a 端縁
2b,2c スリット
3 留め片
S シート状物
11 表板
12 裏板
13 糊代片
α 折線
β,γ 切線
Claims (1)
- 型抜きされたシート状物を偏平袋状に製袋したCDホルダーであって、一辺がCDの直径と同じ四角形状で且つその上辺が開口したCD収納用の袋本体部と、該袋本体部の上辺の相対する端縁からそれぞれ延設された一対の留め片とからなり、これら留め片は、内側の側端が袋本体部の上辺では互いに一致し、それより上側で互いに交差するように形成されており、前記袋本体部の左右辺には上辺から中程より先まで至るスリットが設けられ、前記袋本体部の表面と裏面には前記左右辺のスリットを結ぶ横方向の折線が設けられ、前記袋本体部の下辺の中央にスリットが設けられてなることを特徴とするCDホルダー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24934296A JP3717245B2 (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | Cdホルダー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24934296A JP3717245B2 (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | Cdホルダー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1095485A JPH1095485A (ja) | 1998-04-14 |
JP3717245B2 true JP3717245B2 (ja) | 2005-11-16 |
Family
ID=17191603
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24934296A Expired - Fee Related JP3717245B2 (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | Cdホルダー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3717245B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005096801A (ja) * | 2003-09-24 | 2005-04-14 | Rapuropakku:Kk | 物品収容装置 |
-
1996
- 1996-09-20 JP JP24934296A patent/JP3717245B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1095485A (ja) | 1998-04-14 |
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