JP3078468U - 物干し具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピンチのからまり及び外れを防止するとと
もに、収納時の美化、生産コストを削減した物干し具を
提供する。 【解決手段】 ピンチの片側半分部分が一体化さらた本
体フレーム１に直接対するピンチレバー２を組み合わ
せ、ピンチと本体フレームを一体化する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、物を干すための吊し具である。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種の物干し具は、一般に洗濯バサミと呼ばれるピンチをフレームに 吊る下げられたものが知られている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術で述べた仕様で使用した場合、収納時及び収納場所からの取り出し 時にピンチが他物体に引っ掛かり、作業もしくは仕事に支障を来たす問題点を有 していた。

【０００４】 従来の技術で述べた仕様で使用した場合、収納時及び収納場所からの取り出し 時にピンチが他物体に引っ掛かり、物干し具自体の破損を起こす問題を有してい た。

【０００５】 従来の技術で述べた仕様での収納時においては、ピンチが乱雑になる事から外 観を損ねるという問題点を有していた。

【０００６】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり 、その目的とするところは、物干し具の取り扱い時にピンチが他物体に引っ掛か る事を防止するとともに、ピンチを固定することで、外観的にも優れた物干し具 を提供しようとするものである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案における物干し具のピンチ部を、本体フレ ムと、一体化する。

【０００８】 そして、ピンチの作動部分であるピンチレバーは、機能として、上から順に、 支点、作用点、力点とし、上記本体フレームに組み合わせる。

【０００９】 そして、本体フレームを、折り畳み支点６を中心に２つ折りに畳んだ時に、ピ ンチ凸部が、合わさる対面側本体フレームの下面凹部に入り込ませる。

【００１０】

【考案実施の形態】

考案の実施の形態について図面を参照して説明する。 図１において、本体フレーム１と、ピンチレバー２は、プラスチックを用いた 成形加工により、厚み２．５から３．５ｍ／ｍ程度の肉厚を有する。

【００１１】 さらに、本体フレーム１と、ピンチレバー２とを、鋼製スプリング３の組み込 みによりピンチを構成している。

【００１２】 図２において、本体フレーム１は、プラスチックを用いて成形加工したフック ５と、柔軟性のある樹脂を用いて成形加工したつる４を介して、はめ込みにて組 み付けされてある。

【００１３】 また、本体フレーム１および、副フレーム７に、被干し物を吊り下げるピンチ レバー２が、複数組み付けされている。

【００１４】 図３において、本体フレーム１の折り畳み時の状態を示すもので、ピンチレバ ー２の凸部分が、本体フレーム１の上側と、下側にそれぞれ入り込む様になって いる。

【００１５】 図４において、考案全体の、平面図を示していて、図５断面図の切断場所を示 している。

【００１６】 図５において、図４で示される位置を切断した断面図であって、図１の断面図 でもあり、本体フレーム１に、ピンチレバー２が、ピンチレバー支点エの部分で 組まれ、スプリング３の力によって、被干し物吊り下げ部アを、挟みつける。

【００１７】 また、上つまみ部イと、下つまみ部ウとを手で抓むことにより、被干し物吊り下 げ部アが開き、離せば閉じる。

【００１８】

【考案の効果】

本考案は、上述のとり構成されているので、次に記載する効果を奏する。

【００１９】 請求項１の、本体フレームに一体化されたピンチ片側と、組み合わされたピン チレバー２によって、物干し具として、被干し物を吊り下げる機能を、課題であ るピンチのからまり及び、外れを防止したうえで、確実にみたすことができる。

【００２０】 請求項２の、本体フレーム１折り畳み時において、収納時及び、取り扱い時に 他物体との引っかかりと破損を、向かい合う本体フレーム１にピンチ凸部が包み 込まれる事により、防止される。

【００２１】 上記、記載効果と同時に、ピンチ凸部が目だたなくなり、外観的にも優れる。

【図面の簡単な説明】

【図１】被干し物を吊り下げるピンチ部分の斜視図であ
る。

【図２】物干し具全体を示す斜視図である。

【図３】物干し具を、折り畳んだ状態の側面図である。

【図４】図５でのカット位置を示すための平面図であ
る。

【図５】図４で示した位置のピンチ部分の断面図であ
る。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 被掛け体へ引っ掛けるためのフック部を
   有し、本体フレームが吊り下げ部材を介して吊り下げら
   れ、前記本体フレーム（１）に複数のピンチ挟み部片側
   半分部分を一体化した物干し具であって、前記ピンチ片
   側に対するつまみ部を有し、機能として、上から順に支
   点、作用点、力点となるピンチレバー（２）を直接、前
   記本体フレームに組み合わせていることを特徴とする物
   干し具。
2. 【請求項２】 前記本体フレームは折り畳み可能な２分
   割されたフレームで構成されていてピンチつまみ凸部分
   が折り畳み時に、対する側のフレームに向かい合う事に
   よりつつみ込まれる事を特徴とする請求項１記載の物干
   し具。