JP3077181B2 - プレハブトイレルームの組立方法 - Google Patents

プレハブトイレルームの組立方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、建築躯体内に区画して形成されるトイレル
ームを、建築躯体の壁面を利用して、プレパブ式で簡易
に組立ることができるようにした組立方法に関するもの
である。
[従来の技術] 従来、この種のプレハブルームの組立方法として、特
公昭62−53600号が提案されている。
この技術は、プレハブルームの吊天井構造に係るもの
であるが、ここで開示されているように、床上にチャン
ネル状の支持部材を敷設し、これに表面にタイルを貼設
した壁パネル構造体を順次立て込み、最終的には天井を
吊り下げ、建築躯体内に区画されたプレハブルームを設
けるものである。
従来のこの種プレハブルームの組立は、上記したよう
に壁パネル構造体が、フレームと、下地材である基板
と、仕上材であるタイル板とが予め一体に接合きれた状
態で製作され、施工現場に搬入されている。
[発明が解決しようとする課題] 以上の従来技術は、連設してプレハブルームの内壁を
構成する壁パネル構造体が、フレーム、基板、タイル板
を一体化して製作され、その侭、施工現場に搬入され、
組立られているので、以下の如き不都合がある。
先ず、この種壁パネルは、工場において、フレーム、
基板、タイル板を固定、一体化して壁パネル構造体を製
作するので、製造が面倒であること、又壁パネルの重量
も必然的に重くなること、フレーム、基板、タイル板が
一体なので、製作後、段積み等して工場内でストックす
るに際し、重量が重い事や、凹凸のあるフレーム等で他
の壁パネルを傷つけ易い等の不都合がある。
特に建築躯体の壁面を利用して、壁パネル構造体を取
り付け支持せしめる構造の場合は、壁パネル構造体の裏
面には支持金具が突出し、全面が板材で覆われわれてい
ることから、積層すると相手を傷つけ、従って段積、積
層が困難で、ストック、運搬等が甚だしく困難であり、
現場への搬送、ストックが難しい。
次に、上記の他、フレーム、板部材が一体化された壁
パネルを現場に搬送し、搬入する際、搬送の過程で重量
が大きいことからフレームが曲ったり、変形する虞が有
り、これに上記した壁面への取付用支持金具が突出して
いることから不都合は倍加し、工場で製作した所定精度
の儘、現場に搬入する事が困難である。
更に、現場での壁パネルの立て込み、施工に際し、フ
レーム、タイル板が一体なので重く、組立る際、取扱い
難く作業性が悪い。特に、建築躯体の壁面に壁パネル構
造体を取付け支持せしめるに際し、壁面側の金具と壁パ
ネル構造体裏面の支持金具を合せて連結する作業が必要
であるが、壁パネル構造体が重いことから、左右等への
移動等がしにくく、作業性が悪い。又変形した場合、フ
レーム、タイル板が一体なので修正が難しく、修正作業
に多大の時間を要したり、この点でも作業性が悪いこ
と、又、床の支持部材等との関係で誤差が発生した場
合、フレームとタイル板が一体化されているので相互間
の修正が困難で、作業が面倒、煩雑化する。
そして、プレハブルームは、多数の壁パネルを立て込
んで連設し、室内壁面を形成するが、壁パネルを連設し
た際、連設された表面が支持部材等との関係で、隣接す
る壁パネル壁面との間に段差等が発生し易く、従来で
は、フレームと壁パネルが一体のため、支持部材、壁パ
ネル相互間に段差が発生した場合に修正が極めて困難、
且つ面倒となり、所謂目地調整が困難であること等の問
題がある。
更に、壁パネル構造体の上部を上部連結部材で連結
し、壁パネル相互を連結する必要があるが、仮令、建築
躯体の壁面に、壁パネル構造体を支持せしめたとして
も、上記のように壁パネル、フレーム一体構造のもので
は、上記の如く変形し易いことから、上部連結部材の装
着が困難となり、壁パネル構造体の修正作業等が面倒
で、この点でも施工性が悪い。
本発明はかかる課題を解決すべくなされたもので、そ
の目的とする処は、組立が容易、且つ簡便であり、組立
現場への搬入、現場での取扱いが容易で、組立が容易
で、作業性の向上が図れ、室内側の目地合わせ等も容易
であり、上部連結部材の取り付けも、フレームのみなの
で修正等が容易に行なえ、施工性の向上、施工期間の短
縮、コストダウンが図れるプレハブトイレルームの組立
方法を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 上記した課題を解決するための手段は、請求項1で
は、プレハブトイレルームの組立方法であって、建築躯
体の床上に、該躯体の壁面と隣接して該壁面内の空間を
囲繞するように支持部材を敷設する、建築躯体の床上に
敷設した前記支持部材上に、縦部材、横部材及びこの間
を連結する中間部材等からなる壁パネルを備えないフレ
ームを、連接する如く順次建て込み、前記フレームの裏
面と、建築躯体の壁面とを支持金具で連結し、支持金具
は、建築躯体の壁面に取り付けた支持金具と、フレーム
裏面に取り付けた支持金具とからなり、壁面に取り付け
た支持金具、フレーム裏面に取り付けた支持金具の一方
は上下方向に調節が可能であり、且つ支持金具相互間で
壁面とフレームとの間隔を調節が可能であり、該支持金
具でフレームを該壁面に支持する、前記フレームの室内
側には、該フレームとは別体の壁パネルを取り付け支持
し、該フレームとは別体の壁パネルのフレームへの取り
付け支持は、該壁パネルの裏面に取り付けた複数のフッ
クを、前記フレームの横部材に係止することで該壁パネ
ルを該フレームに取り付け支持するようにし、連接した
前記フレームの上部間を、上部連結部材で連結し、フレ
ーム上部には天井を配設するようにしたことを特徴とす
る。
請求項2では、請求項1において、前記フレームは、
コーナー部では平面視L型に形成したことを特徴とす
る。
請求項3では、請求項1又は請求項2において、前記
壁パネルは、表面の仕上材及び裏面の下地材からなり、
これ等を一体化したことを特徴とする。
[上記手段による作用] 上記手段によれば、床面上の支持部材に、先ず壁パネ
ルの基本部分を構成するフレームを立て込み、これの建
築躯体の壁面に支持金具で支持せしめ、且つ、上部を上
部連結部材で連結し、フレームの室内側の面に別体の壁
パネルをフックで係止して取付支持せしめるので、立て
込み、建築躯体壁面への取付け、相互の連結は軽量なフ
レームのみでなされ、従って、軽く取扱い易く、立て込
みが容易になされる。そして、連設されたフレーム相互
の調整は、壁パネルが末装なので容易であり、これに壁
パネルを組み付けるので、建設された壁パネルの室内壁
面の平坦度は容易に得られる。
[実施例] 次に本発明の一実施例を添付した図面に従って詳述す
る。
第1図は本発明の要旨を示す分解斜視図、第2図はフ
ラットな構成部材の斜視図、第3図はコーナ構成部材の
変更実施例を示す斜視図、第4図は建築躯体に組立た状
態の説明的外面図、第5図は建築躯体の壁面とフレーム
との連結部を示す拡大図、第6図は同分解斜視図、第7
図は本発明で組立られたプレハブトイレルームの要部破
断斜視図である。
第4図の如く、建築躯体1の所定のフロア2の床面3
にトイレルーム4を組み立てる。床面3上には、ボーダ
ーと称される断面凹型のチャンネル材等からなる複数の
支持部材5を固定設置し、支持部材5はトイレルーム4
を画成するように床面上に囲繞するように配設される。
この支持部材5で下ボーダーを構成する。かかる支持部
材5は、コーナ部では第1図の如く支持部材5−1,5−
2の端部5a,5aを付き当てるように直角に配設し、床面
3に固定する。
この支持部材5上に、上ボーダーと称される保持部材
6…を介して壁パネル支持体であるフレーム7…を起立
支持せしめる。
複数のフレーム7…を、相互に隣接して立て込み起立
させ、フレーム7…の裏面を建築躯体1の壁面1−1に
取付け支持せしめ、これの室内側の面に壁パネルを取り
付け、室内壁面を構成する。保持部材6…は、フレーム
7…の左右の幅寸法で形成されている。
第1図、第2図は壁面構成体の分解斜視図である。フ
レーム7は、上下の部材7−1,7−2、左右の縦部材7
−3,7−4、中間の縦部材7−5、中間の横部材7−
6、上部の横部材7−7等からなる。各部材は角パイプ
材等で形成され、部材相互を溶接等で接合して縦長矩形
のフレーム7を形成する。
フレーム7は、第2図のものは平坦なものを示した
が、第3図の如くコーナ部用のフレーム71として、平面
視L型に形成したものを用意しても良い。このフレーム
71は、上記と同様に直角に配設され、接合された上下の
部材71−1,71−1,71−1,71−2,71−2、コーナの縦部材
71−8、左右の縦部材71−3,71−4、各中間の縦部材71
−5,71−5、中間の横部材71−6,71−6、上部の横部材
71−7,71−7等からなり、予め平面視L型に形成してお
く。
かかるフレーム7(71)の裏面には、建築躯体1の壁
面1−1に、該フレームを取付支持せしめるための支持
金具72を固設する。
支持金具72は第5図、第6図に示す如くで、側面視L
型をなし、起立部72−2をフレーム7の裏面、具体的に
は取付孔72−4を介してビス74により左右の縦部材7−
3,7−4の裏面に固定しする。支持金具72は、縦部材7
−3,7−4の上下に設け、実施例では1個のフレームに
4個設けた。支持金具72は、裏面方向に略水平に突出し
た取付部72−2を備え、これに長孔72−3が設けられて
いる。
一方、建築躯体の壁面1−1には、上記した支持金具
72に対応する支持金具101が固設される。支持金具101
は、上記と同様にL型をなし、基部の起立部101−1を
壁面に埋設したアンカーボルト102、ナット102−1で縦
方向、長孔101−4により上下方向に可調節に固定す
る。又室内方向に突出した略水平な取付部101−2を備
え、取付部101−2には、取付孔101−3が設けられてい
る。上記したフレーム7(71)の裏面に突設した支持金
具72と壁面の支持金具101の各取付部72−2,101−2を上
下に重ね、長孔72−3取付孔101−3にボルト73を通
し、ナット73−1で取付部72−2,101−2相互に締着す
る。
かくして、フレーム7(71)を壁面1−1に取付持支
持せしめる。
尚、取付部72−2,101−2は、長孔72−3、取付孔101
−3を介して固定するので、壁面とフレーム問の間隔は
調節することができる。又上下方向の調節は、壁面側の
支持金具1−1の起立部101−1に縦方向の長孔101−4
が設けられ、アンカーボルト102への取付を上下方向で
調節することによりなされる。尚、これに代え取付部72
−2,101−2間にスペーサを介在させて調節しても良
い。
かくして、フレーム7…は、支持部材6上に相互に連
設しつつ起立支持され、連設されることとなる。
かかるフレーム7…に取り付ける壁パネル8…は、フ
レーム7の左右の縦部材7−3,7−4間を覆い、下部材
7−2、上部横部材7−7間を覆う大きさで、裏面の下
地材8−1と表面の仕上材8−2とからなる。下地材8
−1は、珪酸カルシウム板等が用いられ、これらの表面
に実施例ではタイル8−3…を貼着し、仕上材8−2と
した。
仕上材8−2は、上記したタイルに限られず、化粧板
等を用いても良い。かかる壁パネル8の裏面、即ち、下
地板8−1の裏面には、第1図、第3図で示したよう
に、側面視略Z型の係止用フック8−4…を固設し、フ
ック8−4…は、裏面の四隅に近い部分に設け、フレー
ム7の下部材7−2の左右端部、上部横部材7−7の左
右端部に係止し得るように構成する。
床面3に上記の如く支持部材5を固定し、これの溝部
に断面H型の保持部材6を嵌装固定する。保持部材6の
上部の溝部6−1に上記したフレーム7の下部材7−2
を嵌装し、フレーム7を立て込んで起立させる。フレー
ム7は、上記したように多数用意され、順次各保持部材
6…を介して支持部材5の上に連接するように立て込
み、起立させてよく。そして、上記したように、各フレ
ーム7…は、支持金具72を介して壁面1−1に取付支持
し、これをフレーム毎に反復し、連接して立て込んでゆ
く。フレーム7…相互は、その室外側で隣接する縦部
材、即ち、一方の7−3に対し隣接する7−4を第1図
に示すような平面視凹状の連結金具9…で上下を連結
し、隣接し、並設されたフレーム7…相互を連結する。
上記した如く連設され、並設されたフレーム7…の各
上部材7−1…には、断面略Z型の支持金具10を係止
し、支持金具10は内外に下、上を向いた溝10−1,10−2
を有する。外側の下向き溝10−1をフレーム7…の上部
材7−1に嵌合、係止する。内側に突出した上向きの溝
10−2に上部支持部材11を嵌合させ、上部支持部材11
は、フレーム7の左右の長さよりも充分に長く、連設さ
れた複数のフレーム7…の上部材7−1…連結する。
ところで、第1図に示すように、コーナー部において
は、直角に立て込まれるフレーム7A,7Bの夫々と、略同
長の支持部材12−1,12−2を、三角形の連結板12−3で
接合し、コーナー用の上部支持部材12を形成する。これ
を各フレーム7A,7Bの上部材に係止した支持金具10に上
記と同様に嵌合し、直角に配設されたフレーム7A,7Bの
上部を連結する。
このようにして、フレーム7…は、フレーム下部を支
持部材5に保持部材6を介して支持され、上部を支持金
具10を介して上部支持部材11で連結支持され、又フレー
ム7…相互は、隣接するもの相互を縦部材裏面で連結金
具9で連結され、床面3上に自立して起立支持され、建
築躯体1の壁面1−1等に依存することなく床面3上に
起立することとなる。
かくして、壁面を構成する壁パネルを除外したトイレ
ルームの骨組が建築躯体の壁面1−1にフレームを依存
させて自立するように形成されることとなる。
爾後、上記した壁パネル8…を、起立され、相互に連
結されたフレーム7…に順次取り付け、壁パネル8の取
り付けは、上記したように、裏面のフック8−4…をフ
レーム7の下部材7−2、上部横部材7−7の両端部寄
り部に引っ掛けて係止し、かくして建設されたフレーム
7…の室内側の面に壁面が形成される。
ところで、上記トイレルーム4の上部には天井15を設
ける。
天井15は、上記した上部支持部材11の対向する部分間
に支持梁13…を架設し、支持梁13…には吊り下げ金具14
…を垂下し、吊り下げ金具14…を天井15の上面(裏面)
に設けた支持枠16…に係止し、天井を連設された壁パネ
ル8の上端部に配設する。天井15は、上記したフレーム
7の上部横部材7−7と同レベルか、これより若干低い
位置に設けられる。
第7図はかくして得られたトイレルーム4の一例を示
す。床面には実施例ではタイトル17を敷設してタイル床
を横成し、室内には、便器18を内装したトイレブース19
を画成し、更に隣接して洗面台19を設け、建築躯体の壁
面に壁パネルを取付支持したトイレルームを構成した。
[発明の効果] 以上で明らかなように本発明によれば、 プレハブルームの組立方法において、建築躯体の床上
に、該躯体の壁面と隣接して該壁面内の空間を囲繞する
ように支持部材を敷設する、建築躯体の床上に敷設した
前記支持部材上に、縦部材、横部材及びこの間を連結す
る中間部材等からなる壁パネルを備えないフレームを、
連接する如く順次建て込み、フレームの裏面と、建築躯
体の壁面とを支持金具で連結し、支持金具は、建築躯体
の壁面に取り付けた支持金具と、フレーム裏面に取り付
けた支持金具とからなり、壁面に取り付けた支持金具、
フレーム裏面に取り付けた支持金具の一方は上下方向に
調節が可能であり、且つ支持金具相互間で壁面とフレー
ムとの間隔を調節が可能であり、該支持金具でフレーム
を該壁面に支持する、フレームの室内側には、該フレー
ムとは別体の壁パネルを取り付け支持し、該フレームと
は別体の壁パネルのフレームへの取り付け支持は、該壁
パネルの裏面に取り付けた複数のフックを、フレームの
横部材に係止することで該壁パネルを該フレームに取り
付け支持するようにし、連接したフレームの上部間を、
上部連結部材で連結し、フレーム上部には天井を配設す
るようにした。
先ず、フレーム、壁パネルが別体なので、フレーム、
壁パネルを一体化して製作するのに対し、夫々の製作が
大幅に容易化する。得られたフレーム、壁パネルは夫々
が別体なので軽量であり、取扱いが容易化する。又工場
内でストックするに際し、支持金具を有するフレームの
みで、或いは壁パネルのみで段積み等を行なうことがで
き、ストックが容易で、量産化、規格化上有利である。
次に現場への搬送、搬入に際し、軽量なので運搬が容
易で、又上記により積載上も有利であって、多量の積
載、運搬が可能で、現場への搬入後の取扱いも容易化
し、立て込み、組立が簡易に行なえ、施工性の工場が図
れる。
特に、フレームの室内側には、フレームとは別体の壁
パネルを取り付け支持するに際し、組立たフレームとは
別体の壁パネルのフレームへの取り付け支持を、壁パネ
ルの裏面に取り付けた複数のフックを、フレームの横部
材に係止することで、壁パネルをフレームに取り付け支
持するようにしたので、プレハブトイレルームの壁の組
付、施工が極めて容易化する。
更に実際の組立、施工に際し、床面の支持部材への立
て込み、建築躯体の壁面への支持金具による取付支持
も、軽量で、取扱い易いことから容易で、上部の連結部
材の連結が、壁パネルを装着しないフレームのみで行な
えるので、フレームの変形、支持部材との取合いの誤
差、連結部材との取合いの誤差等があったとしても、容
易に修正が可能で、一般的にこの種の修正が多い施工に
際し、修正が容易になされ、施工性が画期的に向上し、
施工期間の短縮、コストダウンが図れる。
以上の他、壁パネルを連設する際、フレームと壁パネ
ルが別体なので、連設される壁パネル表面相互の目地合
わせが容易であり、従って従来多大の時間と労力を要し
たこの作業が簡易化し、簡単に平坦度に優れた室内側の
壁面が形成できる。
又本発明は、フレームの裏面と、建築躯体の壁面とを
支持金具で連結し、支持金具は、建築躯体の壁面に取り
付けた支持金具と、フレーム裏面に取り付けた支持金具
とからなり、壁面に取り付けた支持金具、フレーム裏面
に取り付けた支持金具の一方は上下方向に調節が可能で
あり、且つ支持金具相互間で壁面とフレームとの間隔を
調節が可能であり、該支持金具でフレームを該壁面に支
持するので、建築躯体壁面とフレームとの間の間隔を調
節することができ、又該壁面に対するフレームの上下方
向の調節も行なえる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は本発明
の要旨を示す分解斜視図、第2図はフラットな構成部材
の斜視図、第3図はコーナ構成部材の変更実施例を示す
斜視図、第4図は建築躯体に組立た状態の説明的外面
図、第5図は建築躯体の壁面とフレームとの連結部を示
す拡大図、第6図は同分解斜視図、第7図は本発明で組
立られたプレハブトイレルームの要部破断斜視図であ
る。 尚図面中1は建築躯体、3は床面、5は支持部材、7は
フレーム、7−6は横部材、8は壁パネル、8−4はフ
ック、11は上部連結部材、15は天井である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−182468(JP,A) 実開 平2−32548(JP,U) 実開 平2−36565(JP,U) 実開 平2−40809(JP,U) 実開 昭49−41043(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 1/12 301

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建築躯体の床上に、該躯体の壁面と隣接し
    て該壁面内の空間を囲繞するように支持部材を敷設す
    る、 建築躯体の床上に敷設した前記支持部材上に、縦部材、
    横部材及びこの間を連結する中間部材等からなる壁パネ
    ルを備えないフレームを、連接する如く順次建て込み、 前記フレームの裏面と、建築躯体の壁面とを支持金具で
    連結し、支持金具は、建築躯体の壁面に取り付けた支持
    金具と、フレーム裏面に取り付けた支持金具とからな
    り、壁面に取り付けた支持金具、フレーム裏面に取り付
    けた支持金具の一方は上下方向に調節が可能であり、且
    つ支持金具相互間で壁面とフレームとの間隔を調節が可
    能であり、該支持金具でフレームを該壁面に支持する、 前記フレームの室内側には、該フレームとは別体の壁パ
    ネルを取り付け支持し、該フレームとは別体の壁パネル
    のフレームへの取り付け支持は、該壁パネルの裏面に取
    り付けた複数のフックを、前記フレームの横部材に係止
    することで該壁パネルを該フレームに取り付け支持する
    ようにし、 連接した前記フレームの上部間を、上部連結部材で連結
    し、フレーム上部には天井を配設する、 ようにしたことを特徴とするプレハブトイレルームの組
    立方法。
  2. 【請求項2】前記フレームは、コーナー部では平面視L
    型に形成したことを特徴とする請求項1に記載のプレハ
    ブトイレルームの組立方法。
  3. 【請求項3】前記フレームとは別体の壁パネルは、表面
    の仕上材及び裏面の下地材からなり、これ等を一体化し
    たことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のプレ
    ハブトイレルームの組立方法。
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