JP3076549U - 事故豚搬出車 - Google Patents

事故豚搬出車

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JP3076549U JP2000006907U JP2000006907U JP3076549U JP 3076549 U JP3076549 U JP 3076549U JP 2000006907 U JP2000006907 U JP 2000006907U JP 2000006907 U JP2000006907 U JP 2000006907U JP 3076549 U JP3076549 U JP 3076549U
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一郎 清水
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の事故豚運搬車は、事故豚を載せるため
には事故豚の向きを変えなければならず、使い勝手が悪
かった。 【解決手段】 移動台車に、豚室の出入口の横幅と同じ
又は略同じ横幅の搬入口と、事故豚を縦向きに吊下げ可
能な収容部と、事故豚を収容部内に引入れて吊下げる巻
上機を設けた。移動台車の横幅を豚室の出入口の横幅と
同じか又は略同じとし、搬入口を豚室の出入口に対向す
る正面に縦長に開口した。車輪を取付けた底板の両側に
フレームを取付け、フレームに背板を取付け、底板とフ
レームと背板の内側を収容部とし、収容部正面に搬入口
を形成した。巻上機のワイヤを滑車に掛け、巻上機によ
り吊上げられた事故豚が滑車に吊下げられる様にした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、豚舎内の豚、特に病死したり、身動きできなくなった豚(以下「事 故豚」と記す)を豚舎の外に運び出すための事故豚搬出車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来は事故豚を人手で豚舎の外に運び出していた。事故豚はかなり重く、しか も豚舎内の通路が狭いため、豚舎の外に運び出すのに時間と労力がかかり苦労を していた。従来は時間短縮と労力軽減のために事故豚運搬車が考案されており、 その一例として実開平6−7459号に開示のものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の事故豚運搬車は、構造上、事故豚を載せるためには事故豚の向きを変え なければならず、載せにくいとか、手間がかかるといった使い勝手の悪さがあっ た。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の目的は、全体が縦長で豚舎内の通路内での移動が容易であり、豚舎内 の豚室内の事故豚を手軽に載せて、豚舎の外に搬出することができる事故豚搬出 車を提供することにある。
【0005】 本考案のうち第1の事故豚搬出車は、豚舎の通路を通行可能な縦長の移動台車 1に、豚室2の出入口3の横幅と同じ又は略同じ横幅の搬入口4と、搬入口4か ら搬入された事故豚5を縦向きに吊下げ可能な収容部6が設けられ、移動台車1 に事故豚5を吊上げて搬入口4から収容部6内に引入れて吊下げる巻上機7を設 けたものである。
【0006】 本考案のうち第2の事故豚搬出車は、前記事故豚搬出車において、移動台車1 の横幅が豚室2の出入口3の横幅と同じか又は略同じであり、搬入口4が移動台 車1の豚室2の出入口3に対向する正面に縦長に開口されたものである。
【0007】 本考案のうち第3の事故豚搬出車は、前記事故豚搬出車において、移動台車1 は、移動用の車輪8が取付けられた底板9の両側に縦長のフレーム10が取付け られ、フレーム10に背板11が取付けられて、底板8とフレーム10と背板1 1の内側に収容部6が形成され、収容部6の正面に搬入口4が形成されたもので ある。
【0008】 本考案のうち第4の事故豚搬出車は、前記事故豚搬出車において、巻上機7が 移動台車1の横に設けられ、巻上機7のワイヤ12が移動台車1の上部に取付け られた滑車13に掛けられて、巻上機7により吊上げられた事故豚5が滑車13 に吊下げられる様にしたものである。
【0009】
【考案の実施の形態】
本考案の事故豚搬出車の実施形態の一例を図面に基づいて詳細に説明する。こ の事故豚搬出車は図1の様に、車輪8が取付けられた底板9の両側面にフレーム 10を取付け、両フレーム10間に背板11を取付け、フレーム10の上端を連 結棒17で連結して、搬入口4と収容部6を備えた移動台車1を形成し、その移 動台車1に巻上機7を設けてある。
【0010】 底板9は図2(a)の様に長方形で、奥行きLを図8の様に豚舎内の通路20 の幅Nよりも小さくし、横幅Wを豚舎内の豚室2の出入口3の横幅と同じ又は略 同じ横幅としてある。底板9の底面の四隅には車輪8が取付けられている。底板 9の両側縁には、図1の様に止め板21がボルト22で取付けられ、止め板21 の内側に図2(b)の様にフレーム10の下端が取付けられている。
【0011】 フレーム10は図2(b)の様に丸パイプで形成されており、縦長で下端広が りの台形に形成された外枠23の内側に、3本の補強棒24が横向きに配置され て溶接されている。向かって右側のフレーム10の真ん中の補強棒24にはワイ ヤ12を通すためのリング25が溶接固定されている(図7)。
【0012】 二つのフレーム10の後方側には図3(a)(b)の様に取付け板26が間隔 をあけて3枚溶接され、同取付け板26にボルト27とナット28とにより背板 11が取付けられており、底板9と両フレーム10と背板11に囲まれた空間を 事故豚5を縦にして出し入れ可能な縦長の収容部6とし、その正面を開口したま まにして搬入口4としてある。搬入口4の横幅は豚舎の豚室2(図8)の出入口 3の横幅と同じか、略同じにして、搬入口4を出入口3に対向させてセットでき る様にしてある。
【0013】 フレーム10の前面上部には、図5の様に受パイプ30が縦向きに溶接されて いる。受パイプ30には丸パイプを下向きコ字形に形成した連結棒17の縦バー 31が差込まれて、その下端部32が受パイプ30の下端よりも下方まで突出し ている。両下端部32のうち、一方(図5の左側)の下端部32はボルト33と ナット34により止められて受パイプ30から抜けない様に固定され、他方(図 5の右側)の下端部32には図5、図6の様にボルト35とナット36とにより ガイド滑車37のブラケット38が取付けられている。また、図7の様に外枠2 3には係止アーム39の下端が溶接されている。この係止アーム39の上端には リング状の係止部40が形成されており、この係止部40に巻上機7のケース4 1から突設されているフック42が係止されて、巻上機7が支持されている。図 4、図5の様に、連結棒17の横バー43にはリング44が溶接され、そのリン グ44に滑車13が吊下げられ、滑車13にワイヤ12が掛けられている。
【0014】 巻上機7には汎用のものを使用することができる(例えば商品名ルーパー)。 図示した巻上機7は上方に引き出されたワイヤ12の一端側はリング25を通し てからその上のガイド滑車37に掛け、更に滑車13に掛けて下方に引き出し、 先端にフック45を取付けて事故豚5に係止可能な係止端46とし、巻上機7か ら下方に引き出されたワイヤ12の他端は底板9の上にプールしてある。この状 態で、巻上機7の巻上げ用レバー51(図7)にハンドル47を装着し、そのハ ンドル47を上下に往復させるとワイヤ12の係止端46側が巻き取られて、係 止端46に係止された事故豚5が引き上げられる。ハンドル47を取外して巻上 機7の戻し用レバー60(図7)に付け替えて、そのハンドル47を上下に往復 させるとワイヤ12が巻き戻され、係止端46に係止されている事故豚5が降ろ される様にしてある。
【0015】 (使用例) 本考案の事故豚搬出車を用いて事故豚を豚舎の外に運び出すには、例えば次の 様にする。 1.事故豚搬出車を豚舎の通路20を移動させて、同搬出車の搬入口4を事故 豚5が横たわっている豚室2の出入口3に対向させて直付けする。 2.事故豚5にロープとかベルト50(図1)を巻き、ワイヤ12の係止端4 6のフック45をロープとかベルト50に掛ける。 3.巻上機7の巻上げ用レバー51にハンドル47を装着し、そのハンドル4 7を上下に往復操作してワイヤ12を巻上げ、事故豚5を事故豚搬出車の搬入口 4から底板9の上まで引き上げて収容部6内に縦にして逆さ吊りする。(図1の 状態)。 4.事故豚5を載せた事故豚搬出車を通路20を逆戻りさせて、豚舎の外に搬 出する。 5.巻上機7のハンドル47を戻し用レバー60に付け替えて、そのハンドル 47を上下に往復操作してワイヤ12をゆるめ、事故豚5を降ろす。 6.事故豚5が複数頭の場合は、夫々の事故豚5を前記1〜5の手順に従って 順番に豚舎の外に搬出する。
【0016】
【考案の効果】
本考案の請求項1の事故豚搬出車には次の様な効果がある。 1.移動台車の搬入口の横幅が、豚室の出入口の横幅と同じか、ほぼ同じであ るため、その搬入口を豚室の出入口に対向させて直付けして、事故豚を巻上機で 引き上げるだけで、事故豚の向きを変えることなく、事故豚を搬入口から収容部 内に引き上げて逆さ吊りすることができる。このため事故豚を事故豚搬出車に手 軽に乗せることができ、作業時間も短縮される。 2.収容部が事故豚を縦向きに吊下げ可能な縦長であるため、事故豚搬出車が 縦長になり、操作し易くなり、豚舎内の移動もし易くなる。 3.移動台車の搬入口が縦長であるため事故豚を縦向きに出し入れし易い。
【0017】 本考案の請求項2の事故豚搬出車は前記効果の他に次の様な効果もある。 1.移動台車の横幅が豚室の出入り口の横幅と同じか又は略同じであるため、 移動台車が縦に細長となり、豚舎の通路を移動し易くなる。 2.移動台車の搬入口が、豚室の出入り口に対向する正面に開口されているた め、移動台車を豚舎の通路を移動させれば、搬入口が豚室の出入り口に対向し、 事故豚の出し入れが容易になる。 3.移動台車の搬入口が縦長であるため、事故豚を縦向きにして出し入れし易 い。
【0018】 本考案の請求項3の事故豚搬出車は前記効果の他に次の様な効果もある。 1.移動台車が、移動用の車輪が取付けられた底板と、その両側のフレームと 、背板とから構成されるため、構造が簡潔であり、安価に製造できる。また、軽 量化できるため取扱も容易である。
【0019】 本考案の請求項4の事故豚搬出車は前記効果の他に次の様な効果もある。 1.巻上機が移動台車の横に設けられているので、巻上機のハンドルを豚舎の 通路内で操作し易い。 2.ワイヤが移動台車の上部に取付けられた滑車に掛けられているので、巻上 機により吊上げた事故豚は縦向きに自動的に滑車に吊下げられる。このため、事 故豚を移動台車に載せるときに事故豚の向きを変える必要がなく、作業が容易に なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の事故豚搬出車に事故豚を載せた状態を
示す斜視図。
【図2】(a)は図1の事故豚搬出車の底板を示す斜視
図、(b)は底板に一方のフレームを取付けた状態を示
す斜視図。
【図3】(a)は底板に両方のフレームを取付けた状態
を示す斜視図、(b)は(a)のフレームに背板を取付
けた状態を示す斜視図。
【図4】本考案の事故豚搬出車の組立てが完成した状態
を示す斜視図。
【図5】本考案の事故豚搬出車のワイヤを2個の滑車に
掛けた状態を示す説明図。
【図6】ワイヤをガイド滑車に掛けた状態を示す詳細斜
視図。
【図7】巻上機をフレームに取付けた状態を示す斜視
図。
【図8】本考案の事故豚搬出車の使用例を示す説明図。
【符号の説明】
1 移動台車 2 豚室 3 出入口 4 搬入口 5 事故豚 6 収容部 7 巻上機 8 車輪 9 底板 10 フレーム 11 背板 12 ワイヤ 13 滑車

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】豚舎の通路を通行可能な縦長の移動台車
    (1)に、豚室(2)の出入口(3)の横幅と同じ又は
    略同じ横幅の搬入口(4)と、搬入口(4)から搬入さ
    れた事故豚(5)を縦向きに吊下げ可能な収容部(6)
    が設けられ、移動台車(1)に事故豚(5)を吊上げて
    搬入口(4)から収容部(6)内に引入れて吊下げる巻
    上機(7)を設けたことを特徴とする事故豚搬出車。
  2. 【請求項2】移動台車(1)の横幅が豚室(2)の出入
    口(3)の横幅と同じか又は略同じであり、搬入口
    (4)が移動台車(1)の豚室(2)の出入口(3)に
    対向する正面に縦長に開口されたことを特徴とする請求
    項1記載の事故豚搬出車。
  3. 【請求項3】移動台車(1)は、移動用の車輪(8)が
    取付けられた底板(9)の両側に縦長のフレーム(1
    0)が取付けられ、フレーム(10)に背板(11)が
    取付けられて、底板(8)とフレーム(10)と背板
    (11)の内側に収容部(6)が形成され、収容部
    (6)の正面に搬入口(4)が形成されたものであるこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2記載の事故豚搬出
    車。
  4. 【請求項4】巻上機(7)が移動台車(1)の横に設け
    られ、巻上機(7)のワイヤ(12)が移動台車(1)
    の上部に取付けられた滑車(13)に掛けられて、巻上
    機(7)により吊上げられた事故豚(5)が滑車(1
    3)に吊下げられる様にしたことを特徴とする請求項1
    乃至請求項3のいずれかに記載の事故豚搬出車。
JP2000006907U 2000-09-25 2000-09-25 事故豚搬出車 Expired - Lifetime JP3076549U (ja)

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