JP3075218U - 光磁気ディスク記録装置におけるローディング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 昇降機構を構成する保持レバーを、クランパ
ーと駆動ユニットの間に介在させずに、光磁気ディスク
を出し入れする際には、昇降機構と駆動ユニットの間に
充分な広さの空間を確保すると共に、クランパーと光磁
気ディスクを駆動ユニットに吸着させて回転する際に
は、保持レバーと光磁気ディスクとの接触を回避する空
間を確保することができる光磁気ディスク記録装置にお
けるローディング装置を提供する。 【解決手段】 昇降機構１０並びに該昇降機構１０を構
成する複数の保持レバー２０を、クランパー２と略同一
平面上で半径方向外方に係脱可能に配置し、クランパー
ベース１４の回動に連係して保持レバー２０に半径方向
の開閉動作と上下動を与える構成とすることで、光磁気
ディスクＤＣの出し入れ時には、昇降機構１０と駆動ユ
ニットＤＵの間に充分な広さの空間が確保され、光磁気
ディスクＤＣの回転時には、保持レバー２０をクランパ
ー２の外側に離脱させつつガイドカム２４により光磁気
ディスクＤＣ面から上昇待機させ、保持レバーと光磁気
ディスクとの接触を回避することができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、ＤＶＤ−ＲＯＭ、ＣＤ−ＲＯＭ、車輌搭載用ＣＤ等の光磁気ディス ク記録装置におけるローディング装置の改良に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来より、光磁気ディスク記録装置では、この種の装置の小型化、薄型化を考 慮した設計となっている。

【０００３】 特に、光磁気ディスクに対しレーザ光を使用して情報の記録、再生を行うため に、光磁気ディスクを挿入して駆動ユニット上に装着し、使用後の光磁気ディス クを駆動ユニット上から取り外して外部に取り出すローディング装置の小型化、 薄型化が行われている。

【０００４】 周知の通り、ローディング装置は、挿入された光磁気ディスクを、駆動ユニッ トとその上方に昇降可能に配置されたクランパーとの間に挿入して駆動ユニット 上に保持し、クランパーを下降させて駆動ユニットとクランパーによって挟着保 持するようになっている。そして、クランパーを昇降移動するための昇降機構は クランパーの下面に配置されており、昇降機構と駆動ユニットの間には光磁気デ ィスクを挿入するための空間が形成されている。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

ところが、ローディング装置も小型化、薄型化する設計目標があることから、 光磁気ディスクを挿入するための空間も限界に近い寸法まで短縮されており、昇 降機構と光磁気ディスク、または昇降機構とクランパーが接触する可能性が高く なり、接触により光磁気ディスクが損傷したり、クランパーに不具合が生ずる等 問題を有していた。

【０００６】 従って、本考案の目的とする所は、昇降機構を構成する保持レバーを、クラン パーと駆動ユニットの間に介在させずに、光磁気ディスクを出し入れする際には 、昇降機構と駆動ユニットの間に充分な広さの空間を確保すると共に、クランパ ーと光磁気ディスクを駆動ユニットに吸着させて回転する際には、保持レバーと 光磁気ディスクとの接触を回避する空間を確保することができる光磁気ディスク 記録装置におけるローディング装置を提供することを目的としている。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成する為に、本考案は次の技術的手段を有する。即ち、考案の実 施の形態に対応する添付図面中の符号を用いてこれを説明すると、本考案は、光 磁気ディスクＤＣに対しレーザ光を使用して情報の記録、再生を行う光磁気ディ スク記録装置１におけるローディング装置に於いて、 上記ローディング装置は、光磁気ディスク記録装置１の収納ケースに収納保持 され、略中央に円形の第１開口部５が形成され該第１開口部５周辺の天板４上面 を支持面となすシャーシ３と、上記第１開口部５内に臨み光磁気ディスクＤＣを 支持すべく中央に吸着部６を備え回転駆動する駆動ユニットＤＵと、該駆動ユニ ットＤＵの直上に所定間隙をもって配置され下面中央に被吸着部７を有し上面周 縁にフランジ８を設けた円板状のクランパー２と、該クランパー２のフランジ８ に周囲から係脱して昇降移動させるべくクランパー２外周の略同一平面上に配置 された昇降機構１０とから成り、 上記昇降機構１０は、上記シャーシ３の天板４に該第１開口部５を中心とする 円周上に等配された複数の係止ピン１１と、中央に上記第１開口部５と略同形の 第２開口部１２が形成され上記複数の係止ピン１１に挿通係止する複数の円弧状 長孔１３が上記第２開口部１２を中心とする円周上に等配され支持面上に回動可 能に支持される環状のクランパーベース１４と、上記光磁気ディスクＤＣの挿入 または引出し作用により上記クランパーベース１４を上記複数の円弧状長孔１３ に沿って正方向または逆方向に回動駆動するクランパーベース回動手段と、上記 クランパーベース１４の第２開口部１２周辺に等配された複数の支軸１５に回動 可能に枢支され、一端が下方に傾斜し内側に向く係止片１６が突設され他端に上 記複数の係止ピン１１に係止する長手方向に屈曲したカム溝１８を設けた可撓性 を有する複数の保持レバー２０とを有し、 上記シャーシの第１開口部５周縁には、複数の第１切欠き部２１が形成される と共にクランパーベース１４の第２開口部１２周縁にも上記第１切欠き部２１に 対応して複数の第２切欠き部２２が形成され、上記各第１切欠き部２１の円周方 向端部には保持レバー２０一端を外方への回動により上方移動するガイドカム２ ４が突設されていることを特徴とする光磁気ディスク記録装置におけるローディ ング装置である。 上記によると、ローディング装置の昇降機構１０が、光磁気ディスクＤＣを駆 動ユニットＤＵ上に装着する際は、上記クランパーベース１４の正方向回動によ りほぼ重なり合う第１切欠き部２１と第２切欠き部２２より斜め下方に挿通した 保持レバー２０一端の係止片１６を上記カム溝１８の案内で外方へ回動し、係止 片１６から離脱したクランパー２は下降して光磁気ディスクＤＣを支持している 駆動ユニットＤＵ上に吸着されると共に、クランパー２から離脱した保持レバー ２０の一端を上記ガイドカム２４に乗り上げて上方に待機することで、光磁気デ ィスクＤＣの回転時における充分広さの空間を確保する。 また、光磁気ディスクＤＣを抜き出し又は挿入する際は、上記クランパーベー ス１４の逆方向回動により上記保持レバー２０の一端を内側に回動させて下方に 傾斜した係止片１６をクランパー２のフランジ８下面に係止する共に、クランパ ーベース１４の更なる逆方向回動により同方向に移動する第１開口部５の円周方 向端部２１ａを支点として保持レバー２０一端の係止片１６を上方に揺動し、上 記クランパー２を駆動ユニットＤＵから切離して上方位置で待機することで、昇 降機構と駆動ユニットの間に充分な広さの空間を確保する。 従って、昇降機構１０並びに該昇降機構１０を構成する複数の保持レバー２０ をクランパー２と略同一平面上における半径方向外方に係脱可能に配置し、クラ ンパーベース１４の回動に連係して保持レバー２０に半径方向の開閉動作と上下 動を与えることにより、光磁気ディスクＤＣの出し入れ時には、保持レバー２０ との係合によりクランパー２を上昇移動し、光磁気ディスクＤＣの回転時には、 保持レバー２０をクランパー２の外側に離脱させつつガイドカム２４を介して光 磁気ディスクＤＣ面から離すことにより、昇降機構１０と駆動ユニットＤＵの間 に充分な広さの空間を確保することができ、ローディング装置の薄型化を実現す ることができる。

【０００８】

【考案の実施の形態】

次に、添付図面、図１及び図２に従い、本考案の実施の形態を詳細に説明する 。図１は本考案の一実施形態における光磁気ディスク記録装置におけるローディ ング装置のクランパーにより光磁気ディスクをクランプしている状態を示す平面 図、図２は図１のＢ−Ｂ断面図、図３は図１のＡ−Ａ断面図、図４は図１の正面 図、図５は光磁気ディスク記録装置におけるローディング装置のクランパーが開 放されて光磁気ディスクが挿入または取り出される状態を示す平面図、図６は図 ５のＤ−Ｄ断面図、図７は図５のＣ−Ｃ断面図、図８は駆動ユニットの直上に位 置しているクランパーとの間に光磁気ディスクが位置している状態を示す部分断 面図、図９は駆動ユニット上の光磁気ディスクがクランパーによって挟着されて いる状態を示す部分断面図、図１０の（ａ）、（ｂ）はクランパーベースの逆回 転により保持レバーの係止片によりクランパーを上方に移動する状態を示す動作 説明図、図１１の（ａ）、（ｂ）はクランパーベースの正回転により保持レバー の係止片によりクランパーを下方に移動する状態を示す動作説明図であり、図１ ２の（ａ）、（ｂ）はクランパーベースの正回転によりクランパーから離脱した 保持レバーの係止片がガイドカムにガイドされて上方に移動する状態を示す動作 説明図である。

【０００９】 図１に示されるように、光磁気ディスク記録装置は符号１として示されている 。この光磁気ディスク記録装置１は、ＤＶＤ−ＲＯＭ、ＣＤ−ＲＯＭ、車輌搭載 用ＣＤ等の光磁気ディスクＤＣに対しレーザ光を使用して情報の記録、再生を行 うもので、光磁気ディスクＤＣを挿入して駆動ユニットＤＵ上に装着し、使用後 の光磁気ディスクＤＣを駆動ユニットＤＵ上から取り外して外部に取り出し、或 いは外部から光磁気ディスクＤＣを駆動ユニットＤＵ上に自動的に装着するロー ディング装置が装備されている。

【００１０】 周知の通り、ローディング装置は、挿入された光磁気ディスクＤＣを、駆動ユ ニットＤＵの直上に昇降機構１０によって保持されたクランパー２との間に挿入 して駆動ユニットＤＵ上に支持し、昇降機構１０によって下降されたクランパー ２によって挟着されるようになっている。

【００１１】 更に詳しくは、ローディング装置は、光磁気ディスク記録装置１の図示しない 収納ケースに収納保持されており、平面視矩形の支持面となす天板４の略中央に 円形の第１開口部５を有し断面コ字形に折曲形成されたシャーシ３と、第１開口 部５内に臨み光磁気ディスクＤＣを支持すべく中央に吸着部６を備え図示しない モータにより回転駆動される駆動ユニットＤＵと、この駆動ユニットＤＵの直上 に所定間隙をもって配置され下面中央に被吸着部７を有し上面周縁にフランジ８ を設けた円板状のクランパー２と、このクランパー２のフランジ８に係脱して昇 降移動させるべくクランパー２外周の略同一平面上に配置された昇降機構１０と から構成されている。

【００１２】 ここで昇降機構１０に着目すると、この昇降機構１０は、シャーシ３の天板４ 上に第１開口部５を中心とする円周上に等配された３個の係止ピン１１と、中央 に第１開口部５と略同形の第２開口部１２が形成され、上記３個の係止ピン１１ に挿通係止する３個の円弧状長孔１３が第２開口部１２を中心とする円周上に等 配され天板４上に回動可能に支持される環状のクランパーベース１４と、光磁気 ディスクＤＣの挿入または引出し作用によりクランパーベース１４を３個の円弧 状長孔１３に沿って正方向または逆方向に回動駆動するクランパーベース回動手 段と、クランパーベース１４の第２開口部１２周辺に等配された３個の支軸１５ に回動可能に枢支され、一端が下方に傾斜し内側に向く係止片１６が突設され他 端に３個の係止ピン１１に係止する長手方向に屈曲した貫通カム溝１８を設けた 可撓性を有する３個の保持レバー２０とを有し、シャーシ３の第１開口部５の周 縁に３箇所の第１切欠き部２１が形成されると共に、クランパーベース１４の第 ２開口部１２の周縁にも第１切欠き部２１に対応して３箇所の第２切欠き部２２ が形成され、各第１切欠き部２１の円周方向端部には保持レバー２０一端を外方 への回動作用により上方に乗り上げ変形させるガイドカム２４が上方に突設され ている。

【００１３】 次に、クランパーベース回動手段は、シャーシ３内部の片隅に配設された駆動 ユニット２６と、この駆動ユニット２６を光磁気ディスクＤＣの挿入動作で作動 させるトグルレバー２８と、駆動ユニット２６により互いに相対的な動きを行う ようシャーシ３内部の両側壁に沿って直線方向に進退移動し、クランパーベース １４外周の両側から左右に突設したアーム２９ａ、２９ｂに係止してクランパー ベース１４に回動作用を付与するシフター３０ａ、３０ｂとで構成されている。 なお、符号ＧＲはガイドローラを示し、シャーシ３の挿入口ＩＴから光磁気ディ スクＤＣを挿入または取り出す際に光磁気ディスクＤＣを案内するために正転ま たは逆転駆動されるようになっている。

【００１４】 次に本考案のローディング装置の作用につき説明する。図１〜図４及び図９は 光磁気ディスクが駆動ユニット上にクランパーによって挟着されている状態を示 し、図５〜図８はクランパーが駆動ユニット上から離脱されている状態を示して いる。

【００１５】 先ず、光磁気ディスクＤＣを回転させる為に駆動ユニットＤＵ上に装着する際 は、図１〜図４、図９並びに図１１の（ａ）、（ｂ）に示すように、クランパー ベース１４の正方向（時計回り）の回動により、ほぼ上下に重なり合う位置にあ る第１切欠き部２１と第２切欠き部２２より、斜め下方に挿通した保持レバー２ ０一端の係止片１６がクランパー２を支持した状態で下降すると共に、カム溝１ ８に案内されて外方へ回動する。

【００１６】 これにより、係止片１６から半径方向外方へ離脱したクランパー２は下降して 駆動ユニットＤＵ上に着座し、クランパー２下面の被吸着部（金属板）７が光磁 気ディスクＤＣを支持している駆動ユニットＤＵの吸着部（電磁石）６に吸着さ れ、駆動ユニットＤＵに支持されている光磁気ディスクＤＣがクランパー２に挟 着されると、クランパー２から離脱した保持レバー２０一端の係止片１６は、ガ イドカム２４に乗り上げて光磁気ディスクＤＣから離れる方向（上方）に移動し 待機状態となり、この状態で光磁気ディスクＤＣが駆動ユニットＤＵにより回転 駆動される。

【００１７】 次に、光磁気ディスクを抜き出し又は挿入する際は、図５〜図８及び図１０の （ａ）、（ｂ）に示されるように、クランパーベース１４の逆方向回動により保 持レバー２０一端の係止片１６を第１切欠き部２１と第２切欠き部２２より下方 に傾斜させた状態で挿通した後内側に回動させてクランパー２のフランジ８下面 に係止する共に、クランパーベース１４の更なる逆方向の回動により同方向に移 動する。

【００１８】 これにより、第１切欠き部２１の円周方向端部２１ａを支点として保持レバー ２０一端の係止片１６を上方に揺動し、駆動ユニットＤＵからクランパー２を切 離して上方位置で待機することになり、駆動ユニットＤＵの直上には光磁気ディ スクＤＣを抜き出し又は挿入するための空間が形成されることになる。

【００１９】 従って、上記のように構成されたローディング装置によれば、昇降機構１０が クランパー２と略同一平面上における半径方向外方にに係脱可能に配置され、ク ランパーベース１４の回動に連係して保持レバー２０に半径方向の開閉動作と上 下動を与える構成となっていることから、光磁気ディスクＤＣの出し入れ時には 、保持レバー２０との係合によりクランパー２を上昇移動し、光磁気ディスクＤ Ｃの回転時には、保持レバー２０をクランパー２の外側に離脱させつつガイドカ ム２４を介して光磁気ディスクＤＣ面から離すことにより、昇降機構１０と駆動 ユニットＤＵの間に充分な広さの空間を確保することができるので、光磁気ディ スクＤＣの着脱時における操作の安定性が得られ、ローディング装置、延いては 光磁気ディスク記録装置の薄型化を実現することができる。

【００２０】

【考案の効果】

本考案は次の効果を奏する。

【００２１】 以上詳述した如く本願の請求項１記載の考案によると、昇降機構並びに該昇降 機構を構成する複数の保持レバーをクランパーと略同一平面上における半径方向 外方に係脱可能に配置し、クランパーベースの回動に連係して保持レバーに半径 方向の開閉動作と上下動を与える構成となっていることから、光磁気ディスクの 出し入れ時には、保持レバーとの係合によりクランパーを上昇移動し、光磁気デ ィスクの回転時には、保持レバーをクランパーの外側に離脱させつつガイドカム を介して光磁気ディスク面から離すことにより、昇降機構と駆動ユニットの間に 充分な広さの空間を確保することができ、ローディング装置の薄型化を実現する ことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施の形態における光磁気ディスク
記録装置におけるローディング装置のクランパーにより
光磁気ディスクをクランプしている状態を示す平面図で
ある。

【図２】図１のＢ−Ｂ断面図である。

【図３】図１のＡ−Ａ断面図である。

【図４】図１の正面図である。

【図５】ローディング装置のクランパーが開放されて光
磁気ディスクが挿入または取り出される状態を示す平面
図である。

【図６】図５のＤ−Ｄ断面図である。

【図７】図５のＣ−Ｃ断面図である。

【図８】駆動ユニットの直上に位置しているクランパー
との間に光磁気ディスクが位置している状態を示す部分
断面図である。

【図９】駆動ユニット上の光磁気ディスクがクランパー
によって挟着されている状態を示す部分断面図である。

【図１０】（ａ）、（ｂ）はクランパーベースの逆回転
により保持レバーの係止片によりクランパーを上方に移
動する状態を示す動作説明図である。

【図１１】（ａ）、（ｂ）はクランパーベースの正回転
により保持レバーの係止片によりクランパーを下方に移
動する状態を示す動作説明図である。

【図１２】（ａ）、（ｂ）はクランパーベースの正回転
によりクランパーから離脱した保持レバーの係止片がガ
イドカムにガイドされて上方に移動する状態を示す動作
説明図である。

【符号の説明】

１ 光磁気ディスク記録装置 ２ クランパー ３ シャーシ ４ 天板 ５ 第１開口部 ６ 吸着部 ７ 被吸着部 ８ フランジ １０ 昇降機構 １１ 係止ピン １２ 第２開口部 １３ 円弧状長孔 １４ クランパーベース １５ 支軸 １６ 係止片 １８ カム溝 ２０ 保持レバー ２１ 第１切欠き部 ２１ａ 第１開口部の円周方向端部 ２２ 第２切欠き部 ２４ ガイドカム ２６ 駆動ユニット ２８ トグルレバー ２９ａ、２９ｂ アーム ３０ａ、３０ｂ シフター ＤＣ 光磁気ディスク ＤＵ 駆動ユニット ＧＲ ガイドローラ ＩＴ 挿入口

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 光磁気ディスクＤＣに対しレーザ光を使
   用して情報の記録、再生を行う光磁気ディスク記録装置
   １におけるローディング装置に於いて、 上記ローディング装置は、光磁気ディスク記録装置１の
   収納ケースに収納保持され、略中央に円形の第１開口部
   ５が形成され該第１開口部５周辺の天板４上面を支持面
   となすシャーシ３と、上記第１開口部５内に臨み光磁気
   ディスクＤＣを支持すべく中央に吸着部６を備え回転駆
   動する駆動ユニットＤＵと、該駆動ユニットＤＵの直上
   に所定間隙をもって配置され下面中央に被吸着部７を有
   し上面周縁にフランジ８を設けた円板状のクランパー２
   と、該クランパー２のフランジ８に周囲から係脱して昇
   降移動させるべくクランパー２外周の略同一平面上に配
   置された昇降機構１０とから成り、 上記昇降機構１０は、上記シャーシ３の天板４に該第１
   開口部５を中心とする円周上に等配された複数の係止ピ
   ン１１と、中央に上記第１開口部５と略同形の第２開口
   部１２が形成され上記複数の係止ピン１１に挿通係止す
   る複数の円弧状長孔１３が上記第２開口部１２を中心と
   する円周上に等配され支持面上に回動可能に支持される
   環状のクランパーベース１４と、上記光磁気ディスクＤ
   Ｃの挿入または引出し作用により上記クランパーベース
   １４を上記複数の円弧状長孔１３に沿って正方向または
   逆方向に回動駆動するクランパーベース回動手段と、上
   記クランパーベース１４の第２開口部１２周辺に等配さ
   れた複数の支軸１５に回動可能に枢支され、一端が下方
   に傾斜し内側に向く係止片１６が突設され他端に上記複
   数の係止ピン１１に係止する長手方向に屈曲したカム溝
   １８を設けた可撓性を有する複数の保持レバー２０とを
   有し、 上記シャーシの第１開口部５周縁には、複数の第１切欠
   き部２１が形成されると共にクランパーベース１４の第
   ２開口部１２周縁にも上記第１切欠き部２１に対応して
   複数の第２切欠き部２２が形成され、上記各第１切欠き
   部２１の円周方向端部には保持レバー２０一端を外方へ
   の回動により上方移動するガイドカム２４が突設されて
   いることを特徴とする光磁気ディスク記録装置における
   ローディング装置。