JP3075202B2 - 内燃機関のバルブ特性制御装置 - Google Patents

内燃機関のバルブ特性制御装置

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JP3075202B2
JP3075202B2 JP18197A JP18197A JP3075202B2 JP 3075202 B2 JP3075202 B2 JP 3075202B2 JP 18197 A JP18197 A JP 18197A JP 18197 A JP18197 A JP 18197A JP 3075202 B2 JP3075202 B2 JP 3075202B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばV型エンジ
ンの如く複数の気筒群を有する内燃機関に係り、特に、
各気筒群毎に設けられ、同一の油圧源からの油圧によっ
て作動する複数のバルブ特性変更装置を有してなる内燃
機関のバルブ特性制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、可変バルブタイミング機
構(VVT)を備えた内燃機関におけるカムシャフトの
外周には、自身の外周にヘリカルスプラインを有するリ
ング状ピストン(リングギヤ)が設けられている。この
リングギヤは、スプリングにより軸方向の一方向に付勢
されている。また、オイルポンプからの作動油の油圧
が、例えばリニアソレノイド式の油圧制御弁により調整
されて、VVTの油圧室に供給されるようになってい
る。
【0003】すなわち、油圧制御弁が適宜に制御される
ことにより、VVTの油圧室に供給される作動油の流量
(油圧)が調整され、これによってリングギヤの位置が
制御される。そして、そのリングギヤの位置が制御され
ることで、カムシャフトの相対回転位相が変更され、も
ってバルブの開閉タイミングが制御される。
【0004】ところで、かかるVVTに関する技術を、
例えばV型エンジンの如く複数の気筒群(バンク)を有
するものに適用することが行われている。このような技
術としては、例えば特開平6−229212号公報に開
示されたものが知られている。この技術では、各バンク
に対応して複数(2つ)の可変バルブタイミング機構が
設けられている。すなわち、1つのオイルポンプから圧
送される作動油は、オイルフィルタを経た後、2つの分
岐経路を通過し、各バルブタイミング機構へと供給され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来技
術では、同一の油圧源(オイルポンプ)からの各バルブ
タイミング機構への油圧経路を途中から分岐させる必要
があった。ここで、各分岐経路について、全く同一のも
のとすることは、経路の長さ、孔径、屈曲点の数等の相
違から実質上極めて困難である。このため、各バルブタ
イミング機構へ供給される油圧経路内の作動油圧に差異
が生じる場合があった。そして、このように油圧に差異
が生じた場合には、片方のバルブタイミング機構は作動
するが、他方については作動しないようなことが起こり
うる。その結果、制御速度(バルブタイミングの変更速
度)に差異が生じ、ひいては各バンクの燃焼状態が不均
一となってしまうおそれがあった。
【0006】本発明は前述した事情に鑑みてなされたも
のであって、その目的は、各気筒群毎に設けられ、同一
の油圧源からの油圧によって作動する複数のバルブ特性
変更装置を有してなる内燃機関のバルブ特性制御装置に
おいて、各バルブ特性変更装置の制御速度差に起因した
各気筒群間での燃焼状態の不均一化の低減を図ることの
できる内燃機関のバルブ特性制御装置を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明においては、複数の気筒群を
有する内燃機関において、各気筒群のバルブ開閉特性を
変更すべく各気筒群毎に設けられ、同一の油圧源からの
油圧によって作動する複数のバルブ特性変更装置を有す
る内燃機関のバルブ特性制御装置であって、前記複数の
バルブ特性変更装置のうち、特定のバルブ特性変更装置
に対する油圧経路に、該油圧経路内の供給油圧を他のバ
ルブ特性変更装置に対する油圧経路内の供給油圧よりも
小としうる抵抗部を設け、かつ、前記特定のバルブ特性
変更装置側を基準に前記各バルブ特性変更装置の制御演
算を行う制御演算手段を設けたことをその要旨としてい
る。
【0008】また、請求項2に記載の発明では、請求項
1に記載の内燃機関のバルブ特性制御装置において、前
記特定のバルブ特性変更装置に対する油圧経路に、油圧
を検出する油圧検出手段を設け、該油圧検出手段により
検出された値が所定値よりも小さい場合には、各バルブ
特性変更装置の作動を禁止するようにしたことをその要
旨としている。
【0009】さらに、請求項3に記載の発明では、複数
の気筒群を有する内燃機関において、各気筒群のバルブ
開閉特性を変更すべく各気筒群毎に設けられ、同一の油
圧源からの油圧によって作動する複数のバルブ特性変更
装置を有する内燃機関のバルブ特性制御装置であって、
前記各バルブ特性変更装置に対する油圧経路に、油圧を
検出する油圧検出手段をそれぞれ設け、前記油圧検出手
段により検出された値の少なくとも1つが所定値よりも
小さい場合には、各バルブ特性変更装置の作動を禁止す
るようにしたことをその要旨としている。
【0010】併せて、請求項4に記載の発明では、請求
項2又は3に記載の内燃機関のバルブ特性制御装置にお
いて、前記所定値は、前記特定のバルブ特性変更装置の
作動を確保しうる最低の油圧値であることをその要旨と
している。
【0011】(作用)上記請求項1に記載の発明によれ
ば、内燃機関の各気筒群毎に設けられた複数のバルブ特
性変更装置は、同一の油圧源からの油圧によって作動
し、各気筒群のバルブ開閉特性を変更する。
【0012】さて、本発明では、前記複数のバルブ特性
変更装置のうち、特定のバルブ特性変更装置に対する油
圧経路に抵抗部が設けられ、この抵抗部の存在により、
その油圧経路内の供給油圧が、他のバルブ特性変更装置
に対する油圧経路内の供給油圧よりも小となりうる。そ
して、本発明では、制御演算手段により、前記特定のバ
ルブ特性変更装置側を基準に各バルブ特性変更装置の制
御演算が行われる。
【0013】このため、特定のバルブ特性変更装置に対
する油圧経路内の抵抗を必ず最大とすることができ、そ
れを基準に制御内容を設定しうる。従って、制御の容易
化を図ることができるとともに、制御速度差に起因した
各バンクの燃焼状態の不均一化が抑制されうる。
【0014】また、請求項2に記載の発明では、請求項
1に記載の発明の作用に加えて、前記特定のバルブ特性
変更装置に対する油圧経路に設けられた油圧検出手段に
より、油圧が検出され、該油圧検出手段により検出され
た値が所定値よりも小さい場合には、各バルブ特性変更
装置の作動が禁止される。
【0015】このため、上記抵抗が最大となりうる油圧
経路内の油圧が所定値以上となったときに各バルブ特性
変更装置の作動が許容されることとなり、制御中に特定
のバルブ特性変更装置が作動しないという不具合を回避
することができるとともに、制御速度差の増大が抑制さ
れうる。
【0016】さらに、請求項3に記載の発明では、各バ
ルブ特性変更装置に対する油圧経路に、油圧を検出する
油圧検出手段がそれぞれ設けられ、油圧検出手段により
検出された値の少なくとも1つが所定値よりも小さい場
合には、各バルブ特性変更装置の作動が禁止される。
【0017】このため、全てのバルブ特性変更装置が作
動しうる油圧に達した場合にのみ、各バルブ特性変更装
置の作動が許容されることとなる。従って、特に請求項
1,2に記載の抵抗部をあえて設けることなく、制御中
に特定のバルブ特性変更装置が作動しないという不具合
を回避することができるとともに、制御速度差の増大が
抑制されうる。
【0018】併せて、請求項4に記載の発明では、請求
項2,3に記載の発明の作用に加えて、所定値は、前記
特定のバルブ特性変更装置の作動を確保しうる最低の油
圧値である。従って、上記作用をより確実に奏せしめる
ことが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明における内燃機関の
バルブ特性制御装置を具体化した一実施の形態を図面に
基づいて詳細に説明する。
【0020】図2はこの発明のバルブ特性制御装置を適
用したガソリンエンジンにおける概略構成図を示してい
る。ここでガソリンエンジン1の運転制御については周
知の制御が行なわれているものとして説明を省略し、特
にバルブタイミング制御を中心として説明を行なうこと
とする。
【0021】この実施の形態では、多気筒V型のエンジ
ン1の各気筒は、クランクシャフト2を中心に左右二つ
の位置に分けて配置されており、気筒群としての左右各
バンク3,4を構成している。各バンク3,4に設けら
れたカムシャフト5,6の一端には、同カムシャフト
5,6によって開閉駆動される図示しない吸気バルブ及
び排気バルブの開閉タイミング(バルブタイミング)を
可変にするバルブ特性変更装置としてのカムプーリアッ
シィ7,8がそれぞれ設けられている。
【0022】各カムプーリアッシィ7,8には油圧によ
って駆動される図示しないアクチュエータが内蔵されて
いる。これらカムプーリアッシィ7,8の構成について
は、既に周知であるのでここでは詳しい説明を省略す
る。また、各カムプーリアッシィ7,8への油圧の供給
を調節する油圧回路9が設けられている。この油圧回路
9はタンク12から各カムプーリアッシィ7,8に通じ
る油圧経路(油路)10,11A,11B(メイン油路
10及び分岐油路11A,11Bよりなる)と、タンク
12の作動油を圧送する油圧源としての油圧ポンプ13
と、各分岐油路11A,11Bに設けられた油圧制御弁
14A,14Bと、油圧ポンプ13の下流側に設けられ
たオイルフィルタ15と、タンク12の直上部に設けら
れたオイルストレーナ12aとから構成されている。
【0023】このようにカムプーリアッシィ7,8及び
油圧回路9により、各バンク3,4のバルブタイミング
を可変にするためのバルブタイミング機構(VVT)が
構成されている。そして、各カムプーリアッシィ7,8
が油圧によって駆動されることにより、カムプーリアッ
シィ7,8と各カムシャフト5,6との間に捩りが付与
されてバルブタイミングが調節される。
【0024】クランクシャフト2の一端には、クランク
プーリ16が固着されている。そして、各カムプーリア
ッシィ7,8とクランクプーリ16との間には一つのタ
イミングベルト17が掛装され、各カムシャフト5,6
がクランクシャフト2に駆動連結されている。また、エ
ンジン1には、掛装されたタイミングベルト17に所要
の張力を付与するためのアイドラ18,19及びテンシ
ョンプーリ20が設けられている。
【0025】左右バンク3,4には、そのカムシャフト
5,6の回転位相を検出するカム回転数センサ21,2
4が設けられている。両カム回転数センサ21,24に
より気筒判別センサが構成されている。また、クランク
シャフト2にはクランクシャフト2と同位相で回転して
いるエンジン1の回転数(エンジン回転数)を検出する
エンジン回転数センサ22が設けられている。
【0026】また、前記左右バンク3,4の各気筒の燃
焼室には吸気通路25及び図示しない排気通路が連通し
て設けられている。吸気通路25の燃焼室に開口する吸
気ポートには、開閉用の吸気バルブが組付けられてい
る。また、排気通路の燃焼室に開口する排気ポートに
は、開閉用の排気バルブが組付けられている。吸気通路
25には図示しないエアクリーナを介して外気が導入さ
れる。さらに、吸気通路25にはその吸気ポートの近傍
において燃料噴射用の図示しないインジェクタが設けら
れ、吸気通路25に燃料が取り込まれるようになってい
る。吸気通路25の途中には、図示しないアクセルペダ
ルの操作に連動して開閉されるスロットルバルブ26が
設けられている。そして、このスロットルバルブ26が
開閉されることにより、吸気通路25への吸入空気量が
調節される。
【0027】スロットルバルブ26の近傍には、そのス
ロットル開度を検出するスロットルセンサ27と、スロ
ットルバルブ26が全閉位置にあるときに「オン」され
て全閉信号を出力する全閉スイッチ27aがそれぞれ設
けられている。また、スロットルバルブ26よりも下流
側には、吸入空気量の脈動を平滑化させるサージタンク
28が設けられている。さらに、スロットルバルブ26
よりも上流側には、外部からの吸気通路25に取込まれ
る吸入空気量を検出する周知のエアーフローメータ29
が設けられている。また、各バンク3,4へ分岐した吸
気通路25にはそれぞれバンク別の吸気管圧力センサ3
0,31が設けられている。
【0028】次に、本実施の形態の構成上の特徴につい
て説明する。図1に示すように、本実施の形態では、右
バンク4側の分岐油路11Aと、左バンク3側の分岐油
路11Bとでは、屈曲部の数が異なっている。すなわ
ち、右バンク4側の分岐油路11Aの屈曲部の方が、左
バンク11Bの屈曲部の数に比べて多く設けられてお
り、これが本発明にいうところの抵抗部を構成してい
る。また、右バンク4側の分岐油路11Aの方が、その
内径において、左バンク11Bの分岐油路11Bよりも
小さく設定されている。これも、本発明にいうところの
抵抗部を構成している。
【0029】さらに、本実施の形態では、左右各バンク
3,4の分岐油路11A,11Bには、作動油の油圧を
検出する油圧検出手段としての油圧センサ41A,41
Bが配設されている。
【0030】そして、前記カム回転数センサ21,2
4、エンジン回転数センサ22、吸気管圧力センサ3
0,31、前記スロットルセンサ27、全閉スイッチ2
7a、油圧センサ41A,41B等は制御演算手段を構
成する電子制御装置(ECU)23の入力側に接続され
ている。また、ECU23の出力側には前記ポンプユニ
ット15の油圧制御弁14A,14B等が接続されてい
る。このECU23は中央処理装置(CPU)、読出し
専用メモリ(ROM)及び読出し書換え可能なメモリ
(RAM)等よりなる論理演算回路として構成されてい
る。そして、ECU23はエンジン1の運転状態に応じ
て、すなわち、各センサ21,22の検出値に基づいて
各バンク3,4におけるバルブタイミングを同位相で制
御すべく、油圧制御弁14A,14Bを好適にデューテ
ィ制御する。
【0031】さて、上記のように構成された内燃機関の
バルブタイミング制御装置の作用の一例について図3に
従って説明する。図3のフローチャートは、ECU23
により実行されるルーチンの中で、各バンク3,4間の
作動油の作動油圧OP1,OP2に応じた制御内容を示
すルーチンを示している。このルーチンはECU23に
よって所定クランク角毎の割り込みで実行される。
【0032】処理がこのルーチンへ移行すると、ECU
23はまずステップ101において、上記油圧センサ4
1A,41Bからの検出信号に基づき、作動油圧OP
1,0P2をそれぞれ読み込む。
【0033】次に、ステップ102においては、今回読
み込んだ作動油圧OP1,0P2が、共に所定値αより
も大きいか否かを判断する。そして、作動油圧OP1,
0P2の両方が所定値αよりも大きい場合には、ステッ
プ103へ移行し、VVTの作動を許容するべく、油圧
制御弁14A,14Bを駆動制御する。これにより、V
VTが制御され、バルブの開閉タイミングが制御される
こととなる。そして、ECU23はその後の処理を一旦
終了する。
【0034】これに対し、作動油圧OP1,0P2のい
ずれか一方でも所定値α以下となっている場合には、ス
テップ104へ移行する。ステップ104においては、
VVTの作動を禁止するべく、油圧制御弁14A,14
Bの駆動を停止する。これにより、バルブの開閉タイミ
ングの制御が禁止されることとなる。そして、ECU2
3はその後の処理を一旦終了する。
【0035】次に、本実施の形態における作用、効果を
場合に分けて説明する。 (イ)まず、上記のような制御を行うことにより、作動
油圧OP1,0P2のいずれか一方でも所定値α以下と
なっている場合には、油圧制御弁14A,14Bの駆動
が停止され、両バルブタイミング機構の作動が禁止され
る。このため、左右のバルブタイミング機構が作動しう
る油圧に達した場合にのみ、各バルブタイミング機構の
作動が許容されることとなる。従って、制御中に特定の
バルブタイミング機構が作動しないという不具合を回避
することができるとともに、制御速度差の増大が抑制さ
れうる。その結果、各バルブタイミング機構の制御速度
差に起因した各バンク3,4間での燃焼状態の不均一化
の低減を図ることができる。なお、この場合には、上述
した抵抗部をあえて設けることはない。
【0036】(ロ)また、次のように構成することもで
きる。すなわち、上記(イ)においては、双方の分岐油
路11A,11Bにおける作動油圧OP1,0P2を検
出し、その双方とも所定値αよりも大きいことをバルブ
タイミング機構作動の条件としていた。これに対し、特
定の分岐油路11Aについてのみ作動油圧OP1を検出
し、この値が所定値α以下の場合に両バルブタイミング
機構の作動を禁止するようにしてもよい。これは、上述
した抵抗部を分岐油路11Aに設けることにより、分岐
油路11Aの作動油圧OP1が他方の分岐油路11Bの
作動油圧OP2よりも小さくなることが明らかであるた
めである。従って、このような場合には、他方の分岐油
路11Bには、油圧センサ41Bを設ける必要がなく、
構成上の簡素化を図ることができる。
【0037】なお、この発明は前記実施の形態に限定さ
れるものではなく、この発明の趣旨から逸脱しない範囲
で任意に変更することも可能である。 (1)前記実施の形態では、作動油圧OP1(又はOP
1,0P2)が所定値α以下の場合に両バルブタイミン
グ機構の作動を禁止するようにしたが、作動油圧OP1
を基準にして種々の制御用の演算を行う場合にも本発明
を適用することができる。
【0038】(2)バルブタイミング機構を構成するカ
ムプーリアッシィ7,8に関しては、その型式について
何ら限定されるものではなく、例えばリングギヤ式のも
のであってもよいし、ベーン式のものであってもよい。
【0039】(3)前記実施の形態では、ガソリンエン
ジン1に具体化したが、ディーゼルエンジンに具体化す
ることもできる。 (4)前記実施の形態では、本発明をV型エンジンに具
体化したが、複数の気筒群を有するものであれば、いか
なる形態をしていてもよく、例えば水平対向型のエンジ
ンにも具体化することができる。
【0040】(5)気筒群には、単一の気筒よりなるも
のも含まれる。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
各気筒群毎に設けられ、同一の油圧源からの油圧によっ
て作動する複数のバルブ特性変更装置を有してなる内燃
機関のバルブ特性制御装置において、各バルブ特性変更
装置の制御速度差に起因した各気筒群間での燃焼状態の
不均一化の低減を図ることができるという優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施の形態におけるエン
ジンのバルブ特性制御装置を模式的に示す概略斜視図で
ある。
【図2】エンジンのバルブ特性制御装置を示す概略構成
図である。
【図3】ECUにより実行される処理内容の一例を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1…内燃機関としてのエンジン、3…気筒群を構成する
左バンク、4…気筒群を構成する右バンク、7,8…バ
ルブ特性変更装置を構成するカムプーリアッシィ、9…
油圧回路、10…メイン油路、11A,11B…分岐油
路、14A,14B…油圧制御弁、23…制御演算手段
を構成するECU、41A,41B…油圧検出手段を構
成する油圧センサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−269340(JP,A) 特開 平5−33680(JP,A) 特開 平6−229212(JP,A) 特開 平8−270469(JP,A) 特開 平9−72207(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 13/02 F01L 1/34 - 13/00 F02B 75/22

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の気筒群を有する内燃機関におい
    て、各気筒群のバルブ開閉特性を変更すべく各気筒群毎
    に設けられ、同一の油圧源からの油圧によって作動する
    複数のバルブ特性変更装置を有する内燃機関のバルブ特
    性制御装置であって、 前記複数のバルブ特性変更装置のうち、特定のバルブ特
    性変更装置に対する油圧経路に、該油圧経路内の供給油
    圧を他のバルブ特性変更装置に対する油圧経路内の供給
    油圧よりも小としうる抵抗部を設け、かつ、前記特定の
    バルブ特性変更装置側を基準に前記各バルブ特性変更装
    置の制御演算を行う制御演算手段を設けたことを特徴と
    する内燃機関のバルブ特性制御装置。
  2. 【請求項2】 前記特定のバルブ特性変更装置に対する
    油圧経路に、油圧を検出する油圧検出手段を設け、該油
    圧検出手段により検出された値が所定値よりも小さい場
    合には、各バルブ特性変更装置の作動を禁止するように
    したことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のバル
    ブ特性制御装置。
  3. 【請求項3】 複数の気筒群を有する内燃機関におい
    て、各気筒群のバルブ開閉特性を変更すべく各気筒群毎
    に設けられ、同一の油圧源からの油圧によって作動する
    複数のバルブ特性変更装置を有する内燃機関のバルブ特
    性制御装置であって、 前記各バルブ特性変更装置に対する油圧経路に、油圧を
    検出する油圧検出手段をそれぞれ設け、前記油圧検出手
    段により検出された値の少なくとも1つが所定値よりも
    小さい場合には、各バルブ特性変更装置の作動を禁止す
    るようにしたことを特徴とする内燃機関のバルブ特性制
    御装置。
  4. 【請求項4】 前記所定値は、前記特定のバルブ特性変
    更装置の作動を確保しうる最低の油圧値であることを特
    徴とする請求項2又は3に記載の内燃機関のバルブ特性
    制御装置。
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DE10047819A1 (de) * 2000-09-27 2002-04-18 Volkswagen Ag Verfahren zum gleichzeitigen Verstellen von Nockenwellen verschiedener Zylinderbänke einer Brennkraftmaschine

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