JPH04183942A - 可変バルブタイミングの作動状態検出装置 - Google Patents

可変バルブタイミングの作動状態検出装置

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JPH04183942A
JPH04183942A JP31201790A JP31201790A JPH04183942A JP H04183942 A JPH04183942 A JP H04183942A JP 31201790 A JP31201790 A JP 31201790A JP 31201790 A JP31201790 A JP 31201790A JP H04183942 A JPH04183942 A JP H04183942A
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JP
Japan
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intake air
valve timing
air amount
engine
opening
Prior art date
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Pending
Application number
JP31201790A
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English (en)
Inventor
Tatsuyoshi Kanbara
蒲原 辰義
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は内燃機関に設けられた可変バルブタイミング装
置の作動状態を検出するための作動状態検出装置に関す
るものである。
1従来の技術] 従来、エンジンの運転状態に応じて吸・排気バルブの開
閉タイミング(バルブタイミング)を早めたり遅らせた
りするようにした可変バルブタイミング装置が知られて
いる。この装置では、低速・高負荷運転状態と、アイド
ル運転時を含む低速軽負荷運転状態及び高速運転状態と
でバルブタイミングが切替えられる。すなわち、エンジ
ンの運転状態が前者の状態であれは、吸気バルブの閉弁
時期を早めバルブオーバーラツプを大きくし、吸気の吹
き返しを防止して高出力を得るようにする。
また、エンジンの運転状態か後者の状態であれば、吸気
バルブの閉弁時期を遅らせパルフォーバーラップを小さ
くし、燃焼の安定と高出力を得るようにしている。
ところが、前記可変バルブタイミング装置を備えたエン
ジンにおいては、同装置が故障した場合、例えばアイド
ル運転時に低速・高負荷運転状態のバルブタイミングが
採られた場合、バルブオーバーラツプが大きく、エンジ
ン回転数の変動が大きくなってしまうという問題がある
そこで、このような問題を解決するために、例えば特開
平1−110844号公報には、可変バルブタイミング
装置の作動不良を検出した時、吸入空気量を制御するこ
とでエンジン回転数の変動を低減するようにした制御装
置が開示されている。
この制御装置が設けられたエンジンは、エンジン回転数
に応じて低速用ロッカアームと高速用ロッカアームとを
1、連動状態及び非連動状態のいずれかの状態に切り換
えるようになっている。
そして前記制御装置では、可変バルブタイミング゛装置
の作動不良を検出するために専用の接触式センサを採用
している。このセンサは、高速用ロッカアームの歪みを
検知することにより、同高速用ロッカアームが作動した
か否かを検出するものである。
[発明が解決しようとする課題] ところが、前記従来技術においては、可変バルブタイミ
ング装置の作動状態を接触式センサにより検出するよう
にしているため、高い検出精度が得られないという問題
があった。また、状態検出のだめの専用のセンサを新た
に設けているので、センサ設置によるコストアップとい
う問題もあった。
本発明は上述した問題点に鑑みてなされたものであり、
その目的は、可変バルブタイミング制御装置の作動状態
検出のための専用のセンサを新たに設けることなく、精
度の高い状態検出を行うことができ、ひいてはコストの
低減を図ることが可能な可変バルブタイミングの作動状
態検出装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために本発明の可変バルブタイミン
グの作動状態検出装置では、第1図に示すように、内燃
機関の燃焼室への空気通路を開閉するバルブのバルブタ
イミングを、同内燃機関の運転状態に応じて調整するた
めのバルブタイミング調整手段M1と、前記内燃機関の
回転数を検出する回転数検出手段M2と、内・燃機関へ
の吸入空気量を検出する吸入空気量検出手段M3と、ス
ロットル開度又はアクセル開度を検出する開度検出手段
M4と、′内燃機関の回転数と、スロットル開度又はア
クセル開度と、バルブタイミングとにより回転数当たり
の判定用吸入空気量を算出する判定用吸入空気量算出手
段M5と、前記吸入空気量検出手段M3による吸入空気
量と、前記回転数検出手段M2による回転数とに基づい
て、回転数当たりの実吸入空気量を算出する実吸入空気
量算出手段M6と、前記回転数検出手段M2による回転
数と前記開度検出手段M4による開度と前記バルブタイ
ミング調整手段M1によるバルブタイミングとに基づき
、前記判定用吸入空気量算出手段M5にて算出された前
記判定用吸入空気量と、前記実吸入空気量算出手段M6
にて算出された前記実吸入空気量とを比較する比較手段
M7と、前記比較手段M7による比較結果に基づいて可
変バルブタイミングの作動状態を検出する作動状態検出
手段M8とを設けている。
[作用] 内燃機関の運転時には、回転数検出手段M2によって同
内燃機関の回転数が検出され、吸入空気量検出手段M3
によって内燃機関への吸入空気量が検出されるとともに
、開度検出手段M =4によってスロワI・ル開度又は
アクセル開度か検出される。
実吸入空気量算出手段M6は、前記吸入空気量検出手段
M3による吸入空気量と、前記回転数検出手段M2によ
る回転数とに基づいて、回転数当たりの実吸入空気量を
算出する。
また、判定用吸入空気量算出手段M5は前記回転数検出
手段M 2による回転数と、前記開度検出手段M4によ
る開度と、前記バルブタイミング調整手段M1によるハ
ルツタイミンクとに基づいて、回転数当たりの判定用吸
入空気量を求める。比較手段M7は、この判定用吸入空
気量算出手段M5による判定用吸入空気量と、前記実吸
入空気量算出手段M6による実吸入空気量とを比較する
。このときの比較手段M7による比較結果に基づいて、
作動状態検出手段M8は可変ハルツタイミンク′の作動
状態を検出する。
[I実施例] 以下、本発明を具体化した一実施例を第2〜9図に従っ
て説明する。
第2図は内燃機関としてのエンジン1の概略構成を示す
図である。エンジン1はシリフタ2内にピストン3を備
えており、このピストン3の」一方に形成された燃焼室
4には、吸気通路5及び排気通路6か連通している。燃
焼室4と吸気通路5との連通部分、及び燃焼室4と排気
通路6との連通部分は、カムシャツ1へ9により往復動
される吸気バルブ7及び排気ハルツ8によって開閉され
る。
前記エンジン1は、吸気通路5からの外気と、燃料噴射
弁11から噴射される燃料とからなる混合気を、吸気バ
ルブ7を介して燃焼室4内へ導入する。そして、エンジ
ン1は点火プラク12により混合気を燃焼室4内で爆発
させて駆動力を得た後、その排気ガスを排気バルブ8を
介して排気通路6へ排出するようになっている。
前記吸気通路5には、アクセルペダル(図示しない)の
操作に連動して開閉されるスロットルバルブ13か設け
られており、このスロットルバルブ13の開閉により吸
気通路5への吸入空気量か調節される。スロットルバル
ブ13の近傍には、その開度を検出する開度検出手段と
しての支ロットルセンサー4が設けられている。
スロットルバルブ13の上流側と下流側とはバイパス通
路15によって連通されている。このバイパス通路15
にはアイドル回転数制御井16か設けられており、アイ
ドリンク゛時において、同バイパス通路15を開閉する
ことによりエンジン回転数NEを制御する。また、前記
スロットルバルブ13の上流側には、吸入空気量Qを検
出するための吸入空気量検出手段としてのエアフロメー
タ17か配設されている。
前記エンジン1に装着された点火プラク12には、ディ
ストリビュータ18で分配された点火電圧か印加される
。ティストリビュータ18は、イクナイター9から出力
される高電圧を、エンジン1のクランク角に同期して各
点火プラグ12に分配するためのものであり、各点火プ
ラク12の点火タイミンクはイクナイター9からの高電
圧出力タイミンクにより決定される。ナイス1−リヒユ
ーり18には回転数検出手段としての回転数センサ21
が取付けられており、同ディスI・リビュータ18のロ
ータの回転からエンジン回転数NEを検出する。
一方、前記排気通路6には、排気ガス中の酸素濃度を検
出する酸素センサ22か取付けられている。また、エン
ジン1のンリンタフロック1aには水温センサ23が取
付けられている。さらに、車速を検出するための車速セ
ンサ20か、図示しないトランスミッションに設けられ
ている。
第3図に示すように、エンジン1には、I’Fi 気バ
ルブ7の開弁時期及び閉弁時期を調整するためのバルブ
タイミング調整手段としての可変バルブタイミング装置
24が設けられている。次に、この可変バルブタイミン
グ゛装置24について詳述する。
前記カムシャツl−9の前端部(第3図左端部)には、
2重筒状をなす内側ケース25か設けられている。内側
ケース25はカムンヤフト9に回転可能に支持されたホ
ス部26と、同ホス部26よりも大径状の外筒部27と
、両者を繋ぐ連結部28とから構成されており、同外筒
部27にタイミングプーリ29が外嵌固定されている。
このタイミングプーリ29とクランクシャフト(図示し
ない)とは、タイミングベルト31によって駆動連結さ
れている。このため、クランクシャフトの回転がタイミ
ングベルト31を介して内側ケース25に伝達される。
カムシャフト・9の前端には、有底円筒状をなす外側ケ
ース32がボルト33によって固定されており、この外
側ケース32は前記内側ケース25との間に空間Sを形
成している。空間S内には円筒状ピストン34か配設さ
れており、このピストン34によって内外側ケース25
.32が相互に駆動連結されている。すなわち、ピスト
ン34の内周面及び外周面にはヘリカルスプライン34
a。
34bがそれぞれ形成されており、各ヘリカルスプライ
ン34a、34bは、内側ケース25におけるホス部2
6の外周、及び外側ケース32の内周に形成されたヘリ
カルスプライン26a、32aにそれぞれ噛み合ってい
る。
そのため、クランクシャフトの回転が内側ケース25に
伝達されると、同内側ケース25、ピストン34、外側
ケース32及びカムシャフト9が一体となって回転駆動
される。このとき、ピストン34が軸方向へ移動すると
、内側ケース25に対し外側ケース32及びカムシャフ
ト9が相対回動し、回転位相が変化する。
前記内外側ケース25.32間の空間Sはピストン34
によって前後に区画され、同ピストン34の前方が加圧
室35に、後方かばね収容室36になっている。また、
シリンダヘッド11つ及びカムシャフト9には油路37
が形成されている。そして、オイルパン内の潤滑油かオ
イルポンプによって吸い上げられ、油圧ソレノイド38
の駆動タイミングに基づき、前記油路37に潤滑油が供
給されるようになっている。このように油路37に供給
された潤滑油は加圧室35に流入し、ピストン34を後
方へ押圧する。また、前記ばね収容室36内には圧縮コ
イルばね39が収容されており、ピストン34を常に前
方へ付勢している。
そのため、油圧ソレノイド38をオフさせた時(遅角時
)には加圧室35に油圧が作用せず、圧縮コイルばね3
9の付勢力によってピストン34が第3図で示すように
前側に位置する。この状態から油圧ソレノイド38をオ
ンさせると、加圧室35を介してビス1〜ン34に油圧
が作用し、同ビス)・ン34は圧縮コイルはね39の付
勢力に抗し回転しながら後方へ移動する。従って、ヘリ
カルスプライン26a、32a、34a、34bによっ
て駆動連結された内側ケース25と外側ケース32との
位相がずれ、これに伴ってカムシャフト9とクランクシ
ャフトの回転の位相が進角側へずれることになる。
なお、内側ケース25の外筒部27と外側ケース32外
周との間には、緩衝用の粘性継手(ビスカスカップリン
グ)41が設けられている。この粘性継手41は、ヘリ
カルスプライン26 a ’+ 32a。
34a、34bにあるガタ等を吸収して異音の発生を防
止するためのものである。
第2図に示すように、前記エアフロメータ17、スロッ
トルセンサ14、車速センサ20、回転数センサ21、
酸素センサ22及び水温センサ23は電子制御装置(以
下、単に1ECU」という)42の入力側に電気的に接
続されている。また、各燃料噴射弁11、イグナイタ1
9、アイドル回転数制御弁16及び油圧ソレノイド38
は、ECU42の出力側に電気的に接続されている。
ECU42は、判定用吸入空気量算出手段、実吸入空気
量算出手段、比較手段及び作動状態検出手段としての中
央処理装置(以下CPUという)43と、読み出し専用
メモリ(以下ROMという)44と、ランダムアクセス
メモリ(以下RAMという)45と、入力ポート46と
、出力ポート47とを備え、これらは互いにバス48に
よって接続されている。CPU43は、予め設定された
制御プログラムに従って各種演算処理を実行し、ROM
44はCPU43で演算処理を実行するために必要な制
御プログラムや初期データを予め記憶している。また、
RAM45はCPU43の演算結果を一時記憶する。
CPU43は、入カポ−1〜46を介して前記スロット
ルセンサ14、エアフロメータ17、回転数センサ21
、酸素センサ22及び水温センサ23からの信号を入力
する。CPU43はこれらの検出信号に基づいて、出力
ボート47に接続された燃料噴射弁11及びイクナイタ
19を制御する。
すなわち、CPU43は前記センサ等の検出1直に基つ
き、スロットル開度、吸入空気量、排気カス中の酸素濃
度、冷却水温及びエンジン回転数を割り出し、それらの
割出した1直に基ついて目標)然料噴射世を算出する。
そして、その[」標燃料噴射量に基づいて燃料噴射弁1
1に開弁時間信号を出力して燃料噴射させる。
また、CPU43はスロットルセンサ1,4、水温セン
サ23、車速センサ20等の信号を入力し、それらの検
出信号から目標アイドル回転数を算出する。そして、そ
の時のエンジン回転数NEか目標アイドル回転数から所
定回転数以上すれている場合には、アイドル回転数制御
弁16に信号を出力し、最適なアイドル回転数となるよ
うに制御する。
また、CPU43は第4図に示すように、スロワ1へル
センザ14及び回転数センサ21の検出信号に基つき、
そのときのエンジン1の状態が次の2つの領域のうちい
ずれかに属しているかを割出す。すなわち、エンジン回
転数NEが6000 rpmよりも低く、かつスロット
ル開度TAが50゜から全開状態(W○′I゛)の領域
を第1領域Z1とし、それ以外の領域を第2領域Z2と
している。
そして、CP U 4.3は割り出された領域が第1領
域Z1であれは油圧ソレノイド38をONさせるための
制御信号を出力し、第2領域Z2であれは油圧ソレノイ
ド38をOFFさぜるための制御信号を出力する。
さらに、本実施例では前記可変パルプタイミング装置2
4の作動状態を検出するために、第5図に示す三次元マ
ツプ(スロットル開度TA=50゜〜WOTにおける回
転数当たりの吸入空気量を表すマツプ)が予めROM4
4に記憶されている。
すなわち、図中二点鎖線で示す特性線L 1は、可変バ
ルフタイミング装置24により、カムシャフト9が進角
側へ相対回転された場合の回転数当たりの最適吸入空気
量を表している。また、破線で示す特性線L2は、可変
ハルツタイミンク装置24により、カムシャツl−9か
遅角側へ和文4ロ転された場合の回転数当たりの最適吸
入空気量を表している。このマツプでは、両特性線L1
、L2かエンジン回転数N IE 6000 +・pm
て交わっており、同エンジン回転数NEが[3000=
pmよりも低い場合には、特性線L1の値が特性線L 
2の値よりも大きく、6000rpm以上では、特性線
L2の値か特性線L ]の値よりも大きくなる。
そして、前記可変ハルツタイミンク装置2・1か実際に
どちらのバルブタイミングを採っているかを判定するた
めに、第5図に実線で示す判定用特性線L3か実験によ
り求められ、この判定用特性線L3かROM44に記憶
されている。
次に、前記のように構成された本実施例の作用を説明す
る。
第6図はCPU43によって実行される各処理ノ ウチ 制御を行うためのフローチャー1〜であり、所定時間毎
の定時割り込みで実行される。同図において、Flは目
標バルフタイミンク判定フラつてあり、エンジン1の運
転状態か第1領域Z1に属している時は町」に、第2領
域Z2に属している時は「O」に設定される。
処理かこのルーチンに移行すると、CPU43はまずス
テップ1.0].、1.02において初期設定を行う。
つまり、ステップ101で目標バルフタイミンク゛判定
フラク゛F1を「O」に設定するとともに、バルブタイ
ミングをアイドリンク時のタイミングとするために、ス
テップ102で油圧ソレノイ1〜38をOFFさせるた
めの制御信号を出力する。
続いて、CPU4 3はステップ103において回転数
センサ21によるエンジン回転数NEを読み込み、ステ
ップ104でそのエンジン回転数NBが所定値(600
0rpm)よりも低いか否か判定する。CPU4 3は
エンジン回転数NEが6000rpmよりも低いと判断
すると、ステップ■05へ移行する。
ステップ105でCPU43はスロットルセンサ14に
よるスロットル開度TAを読み込み、ステップ106に
おいてスロットル開度TAが所定値(50°)より大き
いか否かを判定する。CPU43はスロットル開度TA
が50’よりも大きいと判定すると、そのときの運転状
態が第4図の第1領域Z1に属しているとし、ステップ
107で目標バルブタイミング判定フラグFlを[lJ
にし、ステップ108で油圧ソレノイド38をONさせ
るための制御信号を出力する。すると、カムシャフト9
が第3図に示すように進角側へ相対回転し、その結果、
吸気バルブ7の開弁時期及び閉弁時期が早められる。こ
のように低回転域で吸気バルブ7の閉弁時期が早くなる
とバルブオーバーラツプが大きくなり、吸気の吹き返し
が防止され高出力が得られる。
一方、CPU43は前記ステップ104でエンジン回転
数NEが6000rpm以上であると判定した場合、及
びステップ106でスロットル開度TAが50°以下で
あると判定した場合には、゛そのときの運転状態が第4
図の第2領域Z2に属していると判断する。そして、C
PU43はステップ109へ移行して目標バルブタイミ
ング判定フラグF1を「0」にし、ステップ110で油
圧ソレノイド38をOFFさせるための制御信号を出力
する。すると、カムシャフト9が遅角側へ相対回転し、
吸気バルブ7の開弁時期及び閉弁時期がともに遅くなり
、バルブオーバーラツプが小さくなり、燃焼が安定して
行われ高出力が得られる。
このようにして、CPU43はエンジン回転数NEとス
ロットル開度TAとに基づきバルブタイミングを調整す
る。
次に、第7図は現在のバルブタイミングを検出するため
に実行されるフローチャートであり、所定時間毎の定時
割り込みで実行される。同図においてF2は実バルブタ
イミング判定フラグであり、ROM44に記憶された判
定用特性線L3に基づき、現在のバルブタイミングが進
角側か遅角側のいずれに選択されているかを示し、進角
側の場合には「1」に、遅角側の場合には「0」に設定
される。
処理がこのルーチンに移行すると、CPU43はまずス
テップ201において、実バルブタイミング判定フラグ
F2を「0」に初期設定する。続いて、CPU43はス
テップ202においてエアフロメータ17による吸入空
気量Qを取り込み、ステップ203でスロットルセンサ
14によるスロットル開度T Aを読み込み、ステップ
204においてスロットル開度T Aが所定値(500
)より大きいか否か判定する。
CPU43はスロットル開度TAが50°よりも大きい
と、ステップ205において回転数センサ21によるエ
ンジン回転数NEを読み込み、ステップ206でそのエ
ンジン回転数NEが所定値(6000rpm)より小さ
いか否かを判定する。
CPU’43はエンジン回転数NEが6000rpmよ
りも低いと判断すると、ステップ207へ移行する。
CPUは207において、先に読み込んだ吸入空気量Q
をエンジン回転数NEで除算し、その時の回転数当たり
の実吸入空気量(Q/N)aを算出し記憶する。また、
CPU43は前記スロットル開度TAとエンジン回転数
NEとに基づいて、第5図の判定用特性線L3から回転
数当たりの吸入空気量の判定値(Q/N)bを求め、ス
テップ209でこの判定値(Q/N)bと前記実吸入空
気量(Q/N)aとを比較する。CPU43は実吸入空
気量(Q/N)aが判定値(Q/N)b以」二であると
、ステップ210で実バルブタイミング判定フラグF2
を「1」にする。
一方、CPU43は前記ステップ206において、エン
ジン回転数NEが6000rpm以上であるとステップ
211へ移行し、先に読み込んだ吸入空気量Qをエンジ
ン回転数NEで除算し、その時の回転数当たりの実吸入
空気量(Q/N)cを算出し記憶する。また、CPU4
3はステップ212において、前記スロットル開度TA
とエンジン回転数NEとに基づいて、第5図の判定用特
性線L3から回転数当たりの吸入空気量の判定値(Q/
N)dを求め、ステップ213でこの判定値(Q/N)
dと前記実吸入空気量(Q/N)cとを比較する。CP
U43は実吸入空気量(Q/N)cが判定値(Q/N)
d以上であるとステップ2111へ移行し、実ハルフタ
イミンク′ド1]定フラクI” 2を「0」にする。
なお、CPU43は前記ステップ2011でスロットル
開度T Aが50°以下と判定した場合、及びステップ
20っで実吸入空気量(Q/N)aが判定値(Q/N)
bよりも小さいと判定した場合にも、ステップ214で
実バルブタイミング判定フラグF2を「O」にする。ま
た、CPU113はステップ213で実吸入空気量(Q
/N)cか判定値(Q/N)dよりも小さいと判定する
とステップ214へ移行し、実バルブタイミング判定フ
ラグF2を「1」にする。
このように、CPU43は吸入空気量Qとスロットル開
度TAaエンジン回転数N Eとを取り込み、これらの
値と判定用特性線L3とに基つき実際のバルブタイミン
グを求めると、このルーチンを終了する。
次に、第8図はバルブタイミングの異常を検出するため
のフローチャートであり、所定時間毎の定時割り込みで
実行される。図中、F3は異常判定フラグであり、正常
時はr 1. Jに設定され、異常時は「0」に設定さ
れる。
処理かこのルーチンに移行すると、CPU43はまずス
テップ301において目標バルブタイミング判定フラグ
F1が「1」であるか否かを判定スル。CPU43は目
標バルフタイミンク判定フラクF1か「1」であれはス
テップ302へ移行し、実バルブタイミング判定フラグ
F2か11」であるか否かを判定する。
CPU43は実バルブタイミング判定フラグF2か「1
」であると判定すると、つまり両フラクF1及びF2が
共に11」であると判定すると、現在のエンジン回転数
NE及びスロットル開度1゛Aから求められる目標バル
ブタイミングと、実際のバルブタイミングとが一致し、
可変バルブタイミング装置か正常に作動していると判断
する。そのため、CPU43はステップ303で異常判
定フラグF3を「1」にする。
また、CPU43は前記ステップ301で目標バルブタ
イミング判定フラグ゛F1かr(Nであると判定すると
、ステップ304て実バルブタイミング判定フラグF2
か「0」であるか否かを判定する。CPU113は実バ
ルブタイミング判定フラグF2か「0」であると判定す
ると、つまり両フラグF1及びF2か共に「O」である
と判定すると、ステップ303で異常判定フラグF3を
「1」にする。
一方、CPU43は前記ステップ302で実バルブタイ
ミング判定フラグF2か「O」であると判定した場合、
及び前記ステップ30・lで実バルブタイミング判定フ
ラグF2か11」であると判定した場合、つまり目標バ
ルフタイミング判定フラク゛F1と実バルブタイミング
判定フラグF2とが一致していないと判定すると、現在
のエンジン回転数NE及びスロットル開度′「八から求
められる目標バルブタイミング゛と、実際のバルブタイ
ミングとが一致しておらず、可変バルブタイミング装置
の作動が異常であると判断する。そして、CPU43は
ステップ305で異常判定フラグF3を10」にする。
CP U 4.3は前記のように異常判定フラグF3を
設定するとこのルーチンを終了する。
第9図はアイドル回転数制御弁16の制御を行うための
フローチャー1〜であり、所定時間毎の定時割り込みで
実行される。
処理かこのルーチンに移行すると、CPU43はまずス
テップ40]において異常判定フラグI?3が「1」か
否かを判定する。CP U 4.3は異常判定フラグF
3か「1」であると判定すると、目標バルブタイミング
と実際のバルブタイミングとか一致しており、制御か正
常に行われていると判定する。このため、CPU43は
ステップ402へ移行し、アイドル回転数制御弁16を
OFF、つまり閉じさせるための制御信号を出力する。
また、CP U 43はステップ401で異常判定フラ
グF3が「0」であると判定すると、目標バルブタイミ
ングと実際のバルブタイミングとが一致していないと判
断する。つまり、CPU43は可変バルブタイミング装
置2□4が故障しており、アイドリンク時であるにもか
かわらず、バルブオーバーラツプが大きくエンジンのア
イドリング回転が大きく変動するおそれかあると判断す
る。そして、CPU43はステップ403へ移行し、ア
イドル回転数制御弁16をONLで開かせるための制御
信号を出力する。これによりバイパス通路15からも燃
焼室4内へ外気か取り込まれ、その分、アイドリンク時
の吸入空気量Qが増加する。
その結果、エンジン回転数NEが上昇し、安定性が向上
する。
なお、CPU43はステップ402又はステップ403
を実行後、このルーチンを終了する。
このように本実施例では、ROM44が回転数当たりの
吸入空気量の判定用特性線L3を予め記憶している。そ
して、CPU43はその時の吸入空気量Q、スロットル
開度TA及びエンジン回転数NEから、回転数当たりの
実吸入空気量(Q/N )a、 (Q / N )cを
求めるとともに、前記判定用特性線L3から判定値(Q
/N )b、 (Q/N )dを演算し、両値を比較し
て可変バルブタイミング装置24の作動状態、つまり現
在可変バルブタイミング装  。
置24がどちらのバルブタイミングを採っているかを求
める。
このため、本実施例では専用のセンサを用いることなく
、既設のエアフロメータ17、回転数センサ21、スロ
ットルセンサ14等によって、可変バルブタイミング装
置24の作動状態を検出することができる。従って、セ
ンサ設置によるコストアップがないのはもちろんのこと
、接触式センサを用いていないので、検出精度も従来技
術に比較して向上する。
また、本実施例ではCPU43がエンジン回転数NEと
スロットル開度TAとに基づき、本来可変バルブタイミ
ング装置24が選択すべきバルブタイミングを決定する
。そして、この目標バルブタイミングと、前記のように
して求めた現在のバ2フ ルブタイミングとを比較して、同可変バルブタイミング
装置24が正常に作動しているか否かを検出するように
した。そのため、可変バルブタイミング装置24の作動
不良を検出することができる。
さらに、本実施例では作動不良を検出すると、アイドル
回転数制御弁1Gを制御して吸入空気量Qを増減させて
いる。このため、例えば、アイドリング時に可変バルブ
タイミング装置24が故障してバルブオーバーラツプが
大きくなっても、アイドル回転数制御弁16が開いてア
イドリング時の吸入空気量Qが増大する。その結果、ア
イドリンク回転数が上昇し、回転変動を小さく抑えるこ
とができる。
なお、本発明は前記実施例の構成に限定されるものでは
なく、例えば以下のように発明の趣旨から逸脱しない範
囲で任意に変更してもよい。
(1)吸気バルブ7だけでなく、排気バルブ8の開弁時
期及び閉弁時期も制御するようにしてよい。
(2)前記実施例におけるスロットル開度TAに代え、
アクセル開度によって開度検出手段を構成してもよい。
(3)前記実施例では可変バルブタイミング装置24の
故障時にアイドル回転数制御弁16を開いて吸入空気量
Qを増加させるようにしたが、これに代えてスロットル
バルブ13の開度を調節したり、作動不良をランプ等の
表示装置で表示させたりしてもよい。
[発明の効果] 以上詳述したように、本発明の可変バルブタイミングの
作動状態検出装置では、実吸入空気量算出手段による回
転数当たりの実吸入空気量と、判定用吸入空気量算出手
段による回転数当たりの判  ′走用吸入空気量とを比
較し、その比較結果に基づきバルブタイミング調整手段
の作動状態を検出するようにしたので、同バルブタイミ
ング調整手段の作動状態検出のための専用のセンサが不
要となってコストの低減を図ることができ、さらには接
触式センサを用いないので精度の高い状態検出を行うこ
とができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本的構成を示す図、第2〜9図は本
発明を具体化した一実施例を示し、第2図は可変バルブ
タイミング装置を備えた内・燃機関の概略構成を示す図
、第3図は可変ハルツタイミング装置の断面図、第・1
図はエンジン回転数とスロットル開度との関係を示す図
、第5図はエンジン回転数とスコツ1ヘル開度と回転数
当たりの判定用吸入空気量との関係を示す図、第6図は
ハルツタイミンク切替え制御を説明するためのフローチ
ャー)・、第7図はバルブターr=ンク検出制i卸を説
明するためのフローチャート、第8図はバ/l/ 7タ
イミンク異常検出制御を説明するためのフローチャー1
〜、第9図はアイドル回転数制御弁の制御を説明するた
めのフローチャー1・である。 Ml・・・バルブタイミング調整手段、へ/I 2・・
回転数検出手段、M3・・・吸入空気量検出手段、Ml
・・・開度検出手段、M5・・・判定用吸入空気量算出
手段、M6・・・実吸入空気量算出手段、iVI 7・
・・比較手段、M8・・・作動状態検出手段、1・・内
燃機関としてのエンジン、4・・・燃焼室、5・・・吸
気通路、6・・・排気通路、■・・・吸気バルブ、8・
・排気バルブ、14・・・開度検出手段としてのスロッ
トルセンサ、17・・・吸入空気量検出手段としてのエ
アフロメータ、21・・・回転数検出手段としての回転
数センサ、2ト・バルブタイミング調整手段としての可
変バルブタイミング装置、43・・・判定用吸入空気量
算出手段、実吸入空気量算出手段、比較手段及び作動状
態検出手段としてのCPU、NE・・・エンジン回転数
、Q−吸入空気量、(Q / N )a、 (Q / 
N )C・回転数当たりの実吸入空気量、(Q/N)b
、(Q/NM・・・回転数当たりの吸入空気量の判定値
、TA・・スコツ1ヘル開度。 特許出願人   トヨタ自動車株式会社代理人 弁理士
 恩田博宣(ほか1名)KO7XL安囲嵌〈 H

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、内燃機関の燃焼室への空気通路を開閉するバルブの
    バルブタイミングを、同内燃機関の運転状態に応じて調
    整するためのバルブタイミング調整手段と、 前記内燃機関の回転数を検出する回転数検出手段と、 内燃機関への吸入空気量を検出する吸入空気量検出手段
    と、 スロットル開度又はアクセル開度を検出する開度検出手
    段と、 内燃機関の回転数と、スロットル開度又はアクセル開度
    と、バルブタイミングとにより回転数当たりの判定用吸
    入空気量を算出する判定用吸入空気量算出手段と、 前記吸入空気量検出手段による吸入空気量と、前記回転
    数検出手段による回転数とに基づいて、回転数当たりの
    実吸入空気量を算出する実吸入空気量算出手段と、 前記回転数検出手段による回転数と前記開度検出手段に
    よる開度と前記バルブタイミング調整手段によるバルブ
    タイミングとに基づき、前記判定用吸入空気量算出手段
    にて算出された前記判定用吸入空気量と、前記実吸入空
    気量算出手段にて算出された前記実吸入空気量とを比較
    する比較手段と、 前記比較手段による比較結果に基づいて可変バルブタイ
    ミングの作動状態を検出する作動状態検出手段と を設けたことを特徴とする可変バルブタイミングの作動
    状態検出装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06317118A (ja) * 1993-04-28 1994-11-15 Unisia Jecs Corp 可変バルブタイミング制御装置の自己診断装置
WO1999047800A1 (fr) * 1998-03-19 1999-09-23 Hitachi, Ltd. Moteur a combustion interne, appareil de gestion pour un moteur a combustion interne et son procede de gestion
US7128051B2 (en) 1998-03-19 2006-10-31 Hitachi, Ltd. Internal combustion engine, and control apparatus and method thereof

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1999047800A1 (fr) * 1998-03-19 1999-09-23 Hitachi, Ltd. Moteur a combustion interne, appareil de gestion pour un moteur a combustion interne et son procede de gestion
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