JPH1136907A - 内燃機関のバルブタイミング制御装置 - Google Patents
内燃機関のバルブタイミング制御装置Info
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- JPH1136907A JPH1136907A JP19550597A JP19550597A JPH1136907A JP H1136907 A JPH1136907 A JP H1136907A JP 19550597 A JP19550597 A JP 19550597A JP 19550597 A JP19550597 A JP 19550597A JP H1136907 A JPH1136907 A JP H1136907A
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Abstract
備えた内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
進角側異常に起因する失火、触媒温度上昇等を防止す
る。 【解決手段】V型エンジン10の吸気バルブ21の開閉
タイミングの変更を実現するために、油圧により駆動さ
れる可変バルブタイミング機構(VVT)50L、50
Rが各気筒群LS、RS毎に配設される。VVT50
L、50Rは、オイルコントロールバルブ(OCV)8
0L、80Rが電子制御装置(ECU)70によりデュ
ーティ制御されることで制御される。ECU70は左右
のVVT50L、50Rのうち、いずれか一方が進角側
にフェイルした場合には、フェイルした側の気筒群L
S、RSにおける燃料噴射及び点火をカットするととも
に、正常なVVT50L又は50Rを最遅角側に固定制
御する。
Description
ンの如く、複数の気筒群を備えた内燃機関において、各
気筒群毎にバルブタイミングを変更する可変バルブタイ
ミング機構を備えた内燃機関のバルブタイミング制御装
置に関するものである。
て、吸気バルブ又は排気バルブのうち少なくとも一方の
バルブ開弁タイミング(バルブタイミング)を変更させ
る可変バルブタイミング機構が実用化されている。この
可変バルブタイミング機構によれば、吸気バルブと排気
バルブとが同時に開弁している期間(バルブオーバラッ
プ期間)を任意の期間とすることができるので、燃焼室
内における燃焼効率を向上させることができる。
は、例えば、オイルコントロールバルブにより油圧を制
御し、クランクシャフトに対する吸気側カムシャフト
(または排気側カムシャフト)の回転位相(変位角度)
を目標変位角度に向けて変位させることで、バルブタイ
ミングが変更される。そして、複数の気筒群(バンク)
を備え、1つのクランクシャフトに対して複数の吸気側
カムシャフト(または排気側カムシャフト)を備えるV
型エンジンの如きエンジンでは、吸気側カムシャフトの
本数に対応した可変バルブタイミング機構が各バンク毎
に備えられている。
のバンクの可変バルブタイミング機構に異常が発生した
場合、吸気効率の面から左右各バンクの吸入空気量に偏
りが生じることとなる。しかし、燃料噴射量の算出に際
しパラメータの1つとして採用される吸入空気量は、例
えばエアフローメータ等のセンサ(場合によっては吸気
圧センサ等)により検出されるが、この種のセンサは、
各バンクの吸気ポートよりもはるか上流側に設けられて
いる。つまり、センサの検出結果たる吸入空気量は、左
右均等に空気が流れることを前提として演算に用いられ
る。そのため、上記の如く実際に吸入空気量に偏りが生
じてしまったとしても、それが考慮されずに、各バンク
に対し均等に空気が流れたものとして演算が実行されて
しまう。そのため、あるバンクにとっては、適性な噴射
量が得られず、また、左右バンク間でのトルク変動等が
生じるおそれがあった。
された技術では、片側のバンクにおける可変バルブタイ
ミング機構に異常が発生した場合、正常な側の可変バル
ブタイミング機構の制御状態を、異常側の可変バルブタ
イミング機構の制御状態に合わせるようにしている。か
かる技術によれば、左右バンク間でトルク変動が発生す
るのが抑制される。
来技術では、可変バルブタイミング機構が遅角側異常
(バルブタイミングが遅角側で固着してしまう異常)で
ある場合はともかく、進角側異常の場合には、次のよう
な問題があった。すなわち、進角側異常の場合、当該バ
ンクのバルブオーバーラップ量は大きくなり、排気の吹
き返し量(内部EGR量)が多い。そのため、低回転
数、低負荷時には、失火が起こりやすい。
変バルブタイミング機構も進角側に制御してしまうと、
なおさら失火の問題が生じやすい。そして、実際に失火
が発生してしまった場合には、排気通路に設けられた触
媒の温度上昇等の不具合を招いてしまうおそれがあっ
た。
のであって、その目的は、複数の気筒群を備え、各気筒
群毎に可変バルブタイミング機構を備えた内燃機関のバ
ルブタイミング制御装置において、可変バルブタイミン
グ機構の進角側異常に起因する失火、触媒温度上昇等の
不具合を防止することのできる内燃機関のバルブタイミ
ング制御装置を提供することにある。
に、請求項1に記載の発明においては、内燃機関のクラ
ンクシャフトに同期してそれぞれ所定のタイミングで駆
動され、燃焼室に通じる吸気通路又は排気通路をそれぞ
れ開閉する吸気バルブ及び排気バルブの、少なくとも一
方のバルブタイミングを変更させる可変バルブタイミン
グ機構を有する複数の気筒群と、前記各可変バルブタイ
ミング機構を駆動するアクチュエータと、前記内燃機関
の運転状態を検出する運転状態検出手段と、前記運転状
態検出手段の検出結果に基づき、前記アクチュエータを
制御して前記各可変バルブタイミング機構を制御するバ
ルブタイミング制御手段とを備えた内燃機関のバルブタ
イミング制御装置において、前記各可変バルブタイミン
グ機構の異常を判断する異常判断手段と、前記異常判断
手段により、少なくとも1つの可変バルブタイミング機
構が進角側異常と判断されたとき、当該異常と判断され
た可変バルブタイミング機構を有する気筒群における燃
料供給を禁止する燃焼禁止制御手段とを設けたことをそ
の要旨としている。
1に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置におい
て、さらに、前記異常判断手段により、少なくとも1つ
の可変バルブタイミング機構が異常と判断されたとき、
前記アクチュエータを制御して、異常と判断されていな
い可変バルブタイミング機構を遅角側に制御する遅角制
御手段を設けたことをその要旨としている。
項2に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置にお
いて、前記遅角制御手段は、異常と判断されていない可
変バルブタイミング機構を最遅角側に固定制御するもの
であることをその要旨としている。
ば、吸気バルブ及び排気バルブは、内燃機関のクランク
シャフトに同期してそれぞれ所定のタイミングで駆動さ
れ、燃焼室に通じる吸気通路又は排気通路をそれぞれ開
閉する。内燃機関は複数の気筒群を有し、各気筒群は可
変バルブタイミング機構を有する。可変バルブタイミン
グ機構は、アクチュエータにより駆動され、吸気バルブ
及び排気バルブの少なくとも一方のバルブタイミングを
変更させる。
態が検出され、その検出結果に基づき、バルブタイミン
グ制御手段では、アクチュエータが制御され各可変バル
ブタイミング機構が制御される。
各可変バルブタイミング機構の異常が判断される。そし
て、少なくとも1つの可変バルブタイミング機構が進角
側異常と判断されたとき、燃焼禁止制御手段では、当該
異常と判断された可変バルブタイミング機構を有する気
筒群における燃料供給が禁止される。このため、当該気
筒群における失火は未然に防止されることになる。
求項1に記載の発明の作用に加えて、さらに、前記異常
判断手段により少なくとも1つの可変バルブタイミング
機構が異常と判断されたとき、遅角制御手段により、ア
クチュエータが制御されて、正常側の可変バルブタイミ
ング機構が遅角側に制御される。このため、正常側の気
筒群におけるバルブオーバーラップ量は小さくなり、従
って、失火やエンストが抑制される。
項2に記載の発明の作用に加えて、異常と判断されてい
ない可変バルブタイミング機構が最遅角側に固定制御さ
れる。そのため、上記作用がより確実に奏されることと
なる。
ルブタイミング制御装置に具体化した一実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。
グ制御装置VCの構成について図1及び図2を参照して
説明する。ここに、図1は本実施の形態が適用されるガ
ソリンエンジンシステムを示す概略構成図である。
シリンダが図面を垂直方向に見てV字状に形成されてい
るシリンダブロック11と、シリンダブロック11の上
部にそれぞれ連結される左側シリンダヘッド12L、右
側シリンダヘッド12Rとを備え、左側気筒群LSと右
側気筒群RSを形成している。また、エンジン10は、
シリンダブロック11の各シリンダ内を略上下方向に往
復移動するピストン13を備え、各ピストン13の下端
部にはクランクシャフト14が連結されており、各ピス
トン13が上下動することによりクランクシャフト14
が回転させられる。
クランク角センサ40が配設されており、クランク角セ
ンサ40は、クランクシャフト14に連結されている磁
性体ロータ(図示しない)と、電磁ピックアップ(図示
しない)とから構成されている。ここで、ロータの外周
には等角度毎に歯が形成されており、当該歯が電磁ピッ
クアップの前方を通過する毎にパルス状のクランク角度
信号が発生する。
る基準位置信号の発生後に、クランク角センサ40から
のクランク角度信号の発生数を計測することで、ECU
70(後述する)にてクランクシャフト14の回転速度
(エンジン回転数NE)が算出される。
ヘッド12L、12Rの内壁と、ピストン13の頂部と
によって区画形成された空間は、混合気を燃焼させるた
めの燃焼室15として機能し、両シリンダヘッド12
L、12Rの頂部には、混合気に点火するための点火プ
ラグ16が、燃焼室15に突出するように配設されてい
る。また、両シリンダヘッド12L、12Rの両排気側
カムシャフト33L、33R近傍には、それぞれディス
トリビュータ18が配設されており、各ディストリビュ
ータ18には、両排気側カムシャフト33L、33Rの
回転に伴い、所定の割合で発生する基準位置信号を検出
するための気筒判別センサ42が配設されている。かか
る基準位置信号は、クランクシャフト14の基準位置の
検出、気筒の判別に用いられる。
ド等(図示しない)を介してディストリビュータ18に
接続されており、ECU70(後述する)からの点火信
号に基づきイグナイタ19から出力された高電圧は、各
ディストリビュータ18によって、クランク角度に同期
して各点火プラグ16に分配される。
通路を流れる冷却水の温度(冷却水温度)THWを検出
するための水温センサ43が配設されている。さらに、
両シリンダヘッド12L、12Rは、それぞれ吸気ポー
ト22、及び排気ポート32を有しており、各吸気ポー
ト22には吸気通路20が接続されており、各排気ポー
ト32には排気通路30が接続されている。また、シリ
ンダヘッド12の各吸気ポート22には、吸気バルブ2
1が配設され、各排気ポート32には排気バルブ31が
配設されている。
1の上方には、吸気バルブ21を開閉駆動するための左
側吸気側カムシャフト23Lが配置され、右側気筒群R
Sの各吸気バルブ21の上方には、吸気バルブ21を開
閉駆動するための右側吸気側カムシャフト23Rが配置
されている。また、左側気筒群LSの各排気バルブ31
の上方には、排気バルブ31を開閉駆動するための左側
排気側カムシャフト33Lが配置され、右側気筒群RS
の各排気バルブ31の上方には、排気バルブ31を開閉
駆動するための右側排気側カムシャフト33Rが配置さ
れている。
3Rの一端には、それぞれ吸気側タイミングプーリ27
が装着されており、両排気側カムシャフト33L、33
Rの一端には、それぞれ排気側タイミングプーリ34が
装着されている。そして、各タイミングプーリ27、3
4は、タイミングベルト35を介して、クランクシャフ
ト14に連結されている。
クランクシャフト14からタイミングベルト35及び各
タイミングプーリ27、34を介して各カムシャフト2
3L、12R、33L、33Rに回転駆動力が伝達さ
れ、各カムシャフト23L、12R、33L、33Rが
回転することにより、各吸気バルブ21、及び各排気バ
ルブ31が開閉駆動される。これら各バルブ21、31
は、クランクシャフト14の回転及びピストン13の上
下動に同期して、すなわち、吸気行程、圧縮行程、爆発
・膨張行程、及び排気行程よりなるエンジン10におけ
る一連の4行程に同期して、所定の開閉タイミングで駆
動される。
3Rの近傍には、それぞれカム角センサ44L、44R
が配設されており、各カム角センサ44L、44Rは、
両吸気側カムシャフト23L、23Rに連結された磁性
体ロータ(図示しない)と電磁ピックアップ(図示しな
い)とから構成されている。また、磁性体ロータの外周
には、複数の歯が等角度毎に形成され、例えば、所定気
筒の圧縮TDCの前、BTDC90°〜30°の間に、
吸気側カムシャフト23の回転にともなうパルス状のカ
ム角度信号(変位タイミング信号)が検出されるように
なっている。
ジンシステムでは、吸気バルブ21の開閉タイミングを
変更してバルブオーバラップ量の変更を実現するため、
左側気筒群LS、右側気筒群RSの吸気側タイミングプ
ーリ27にそれぞれ、油圧により駆動される可変バルブ
タイミング機構50L、50R(以下「VVT」とい
う。)が配設されている。このVVT50L、50R
は、クランクシャフト14(吸気側タイミングプーリ2
7)の回転に対する両吸気側カムシャフト23L、23
Rの変位角度を変化させることにより、吸気バルブ21
のバルブタイミングを連続的に変更させるための機構で
ある。
れぞれ対応するオイルコントロールバルブ80L、80
R(以下「OCV」という。)、オイルポンプ64L、
64R、オイルフィルタ66L、66Rが接続されてい
る。本実施の形態では、OCV80L、80R、オイル
ポンプ64L、64R等によりアクチュエータが構成さ
れている。
クリーナ24が接続されており、吸気通路20の途中に
は、アクセルペダル(図示しない)に連動して開閉駆動
されるスロットルバルブ26が配設されている。そし
て、かかるアクセルペダルが開閉されることにより、吸
入空気量が調整される。
は、スロットル開度TAを検出するスロットルセンサ4
5が配設されている。さらに、スロットルバルブ26の
下流側には、吸気脈動を抑制するためのサージタンク2
5が形成されている。そして、サージタンク25には、
サージタンク25内における吸気圧力PMを検出する吸
気圧力センサ46が配設されている。また、各シリンダ
の吸気ポート22の近傍には、燃焼室15へ燃料を供給
するためのインジェクタ17が配設されている。各イン
ジェクタ17は、通電により開弁される電磁弁であり、
各インジェクタ17には、燃料ポンプ(図示しない)か
ら圧送される燃料が供給される。
吸気通路20には、エアクリーナ24によって濾過され
た空気が取り込まれ、その空気の取り込みと同時に各イ
ンジェクタ17から各吸気ポート22に向けて燃料が噴
射される。この結果、吸気ポート22では混合気が生成
され、混合気は、吸入行程において開弁される吸気バル
ブ21の開弁にともなって、燃焼室15内に吸入され
る。
生した排ガスは、排気通路30に配設された触媒コンバ
ータ28を通って、大気中に排出される。なお、本実施
の形態では、スロットルバルブ26の上流側と下流側と
を連通するようにして、バイパス通路91が設けられて
いる。また、該バイパス通路91の途中にアイドルスピ
ードコントロールバルブ(ISCV)92が設けられて
いる。そして、アイドリング時においては、当該ISC
V92の開度が調整されることにより、バイパス通路9
1を流れる吸入空気量が制御され、これにより、アイド
ング時のエンジン回転数(アイドル回転数)が制御され
るようになっている。
成について、図2を参照して説明する。なお、説明の便
宜上、図2には左側気筒群LSにおけるVVT50L
と、右側気筒群RSにおけるVVT50Rとを区別する
ことなく、単にVVT50が配設された吸気側カムシャ
フト23近傍の断面、及びVVT50の制御システム全
体を示すものとする。
0、VVT50に対して駆動力を印加するOCV80、
カム角度信号を検出するカム角センサ44、カム角セン
サ44等の各種センサからの入力信号に基づいてOCV
80を駆動制御するECU70を備えている。
吸気側タイミングプーリ27との間に配設されており、
吸気側カムシャフト23は、シリンダヘッド12、及び
ベアリングキャップ51間において回転自在に支持され
ている。吸気側カムシャフト23の先端部近傍には、吸
気側タイミングプーリ27が相対回動可能に装着されて
おり、また、吸気側カムシャフト23の先端には、イン
ナキャップ52が中空ボルト53及びピン54により一
体回転可能に取着されている。
プ55を有するハウジング56がボルト57及び、ピン
58により一体回転可能に取着されており、このハウジ
ング56によって、吸気側カムシャフト23の先端、及
びインナキャップ52の全体が覆われている。また、吸
気側タイミングプーリ27の外周には、タイミングベル
ト35を掛装するための外歯27aが多数形成されてい
る。
ミングプーリ27は、ハウジング56、及びインナキャ
ップ52間に介在されたリングギヤ59によって連結さ
れている。リングギヤ59は、略円環形状をなし、吸気
側タイミングプーリ27、ハウジング56、及びインナ
キャップ52によって囲まれた空間S内において、吸気
側カムシャフト23の軸方向へ往復動自在に収容されて
いる。また、リングギヤ59の内外周には多数の歯59
a、59bが形成されている。
周、及びハウジング56の内周には、多数の歯52a、
56bが形成されている。これらの歯59a、59b、
52a、56bはいずれも、その歯すじが吸気側カムシ
ャフト23の軸線に対して所定角度で交差するヘリカル
歯となっている。すなわち、歯52aと歯59aとが互
いに噛合し、歯56bと歯59bとが互いに噛合してい
る、ヘリカルスプラインを構成している。
イミングプーリ27の回転は、ハウジング56、及びイ
ンナキャップ52を介して、吸気側カムシャフト23に
伝達される。また、各歯59a、59b、52a、56
bがヘリカル歯であることから、リングギヤ59が吸気
側カムシャフト23の軸方向に移動すると、インナキャ
ップ52、及びハウジング56に捻り力が付与され、吸
気側カムシャフト23が吸気側タイミングプーリ27に
対して相対移動する。
動させるために、リングギヤ59の先端側に第1油圧室
60を有し、リングギヤ59の基端側に第2油圧室61
を有している。そして、ベアリングキャップ51は、第
1油圧供給孔51a、及び第2油圧供給孔51bを有し
ている。また、吸気側カムシャフト23内部には、第1
油圧供給孔51aと第1油圧室60とを連通する第1油
圧供給路62、及び第2油圧供給孔51bと第2油圧室
61とを連通する第2油圧供給路63とが形成されてい
る。
は、油圧ポンプ64によってオイルパン65から吸い上
げられた潤滑油が、所定の圧力をもってオイルフィルタ
66を介して供給される。また、各油圧供給路60、6
1を介して各油圧室60、61へ選択的に油圧を供給す
るために、各油圧供給孔51a、51bには、OCV8
0が接続されている。
81、及びコイルスプリング82によって駆動されるプ
ランジャ83が、スプール84を軸方向に往復移動させ
ることにより潤滑油の流れ方向を切り替える4ポート方
向制御弁である。そして、電磁式アクチュエータ81
が、デューティ制御されることによってその開度が調整
され、各油圧室60、61に供給する油圧の大きさが調
整される。
ート85t、Aポート85a、Bポート85b、及びリ
ザーバポート85rを有している。そして、タンクポー
ト85tは、油圧ポンプ64を介してオイルパン65と
接続されており、Aポート85aは、第1油圧供給孔5
1aと、Bポート85bは、第2油圧供給孔51bと接
続されている。また、リザーバポート85rは、オイル
パン65と連通されている。
つのポート間における潤滑油の流れを封止する4つのラ
ンド84aと、2つのポート間を連通し、潤滑油の流れ
を許容するパセージ84b、2つのパセージ84cとを
有している。
CV80が駆動制御され、スプール84が図面左方に移
動された場合には、パセージ84bはタンクポート85
tとAポート85aとを連通し、第1油圧供給孔51a
に潤滑油が供給される。そして、第1油圧供給孔51a
に供給された潤滑油は、第1油圧供給路62を介して第
1油圧室60に供給され、リングギヤ59の先端側に油
圧が印加される。
ト85bとリザーバポート85rとを連通し、第2油圧
室61内の潤滑油は、第2油圧供給路63、第2油圧供
給孔51b、及びOCV80のBポート85b、リザー
バポート85rを介して、オイルパン65に排出され
る。
印加された油圧によって基端側(図面右方)に回動しな
がら移動され、インナキャップ52を介して吸気側カム
シャフト23に捻りが付与される。この結果、吸気側タ
イミングプーリ27(クランクシャフト14)に対する
吸気側カムシャフト23の回転位相(変位角度)が変更
(変位)され、吸気側カムシャフト23は最遅角変位角
度から最進角変位角度に向けて変位し、吸気バルブ21
の開弁タイミングが進角される。
バルブ21は、排気バルブ31が開弁している間に開弁
されることとなり、吸気バルブ21と排気バルブ31と
が同時に開弁するバルブオーバラップ期間が増大する。
なお、リングギヤ59の基端側への移動は、リングギヤ
59が吸気側タイミングプーリ27と当接することによ
って規制され、リングギヤ59が吸気側タイミングプー
リ27と当接して停止した際に、吸気バルブ21の開弁
タイミングが最も早くなる。
ル84が図面右方に移動された場合には、パセージ84
bはタンクポート85tとBポート85bとを連通し、
第2油圧供給孔51bに潤滑油が供給される。そして、
第2油圧供給孔51bに供給された潤滑油は、第2油圧
供給路63を介して第2油圧室61に供給され、リング
ギヤ59の基端側に油圧が印加される。
ト85aとリザーバポート85rとを連通し、第1油圧
室60内の潤滑油は、第1油圧供給路62、第1油圧供
給孔51a、及びOCV80のAポート85a、リザー
バポート85rを介して、オイルパン65に排出され
る。
印加された油圧によって先端側(図面左方)に回動しな
がら移動され、インナキャップ52を介して吸気側カム
シャフト23に逆向きの捻りが付与される。この結果、
吸気側タイミングプーリ27(クランクシャフト14)
に対する吸気側カムシャフト23の回転位相(変位角
度)が変更(変位)され、吸気側カムシャフト23は最
進角変位角度から最遅角変位角度に向けて変位し、吸気
バルブ21の開弁タイミングが遅角される。
グが遅角されることにより、吸気バルブ21と排気バル
ブ31とが同時に開弁するバルブオーバラップ期間が短
縮、あるいは、ゼロとされる。なお、リングギヤ59の
先端側への移動は、リングギヤ59がハウジング56と
当接することによって規制され、リングギヤ59がハウ
ジング56と当接して停止した際に、吸気バルブ21の
開弁タイミングが最も遅くなる(最遅角)。
ブ21のバルブタイミングは、カム角センサ44から出
力されるカム角度信号(変位タイミング信号)と、クラ
ンク角センサ40から出力されるクランク角度信号(基
準タイミング信号)とに基づいて算出される。
ミング信号が入力された後、最初に入力されたクランク
角度信号を基準タイミング信号と認識し、変位タイミン
グ信号が入力されてから、基準タイミング信号が入力さ
れるまでに要する時間を、エンジン回転数NEを用いて
計測する。そして、その時間を既知の時間とクランク角
度の関係を用い変位角度に換算することによって、クラ
ンクシャフト14に対する吸気側カムシャフト23の実
変位角度VTBが算出されるのである。
ルブタイミング制御装置の制御系について図3に示す制
御ブロック図を参照して説明する。内燃機関のバルブタ
イミング制御装置VCの制御系は、電子制御装置70
(以下、単に「ECU」という。)を核として構成され
ている。本実施の形態では、このECU70によって、
バルブタイミング制御手段、異常判断手段、燃焼禁止制
御手段、遅角制御手段等が構成されている。
フィードバック制御やフェイル時制御等の各種制御プロ
グラムや、各種条件に対応した両吸気側カムシャフト2
3L、23Rに共通の目標変位角度VTTを算出するた
めのマップを格納したROM71を有している。また、
ECU70は、ROM71に格納された制御プログラム
に基づいて演算処理を実行するCPU72、CPU72
での演算結果、各センサから入力されたデータ等を一時
的に記憶するRAM73、RAM73に格納された各種
データを電源供給停止時に保持するためのバックアップ
RAM74を有している。
73、及びバックアップRAM74は、双方向バス75
を介して互いに接続されるとともに、入力インターフェ
ース76、及び出力インターフェース77と接続されて
いる。
角センサ40、気筒判別センサ42、水温センサ43、
右側カム角センサ44L、左側カム角センサ44Rスロ
ットルセンサ45、吸気圧力センサ46等が接続されて
いる。そして、各センサから出力された信号がアナログ
信号である場合には、図示しないA/Dコンバータによ
ってディジタル信号に変換された後、双方向バス75に
出力される。
ンジェクタ17、イグナイタ19、OCV80L、80
R、ISCV92等の外部回路が接続されており、これ
ら外部回路は、CPU72において実行された制御プロ
グラムの演算結果に基づいて作動制御される。なお、本
実施の形態ではVVT50Lに対する制御はOCV80
Lを駆動制御することによって、VVT50Rに対する
制御はOCV80Rを駆動制御することによってそれぞ
れ独立して実行される。
る内燃機関のバルブタイミング制御装置VCにおける、
VVT50L,50Rがフェイル(故障)したときの処
理動作について説明する。すなわち、図4,5は、EC
U70により実行される「VVTフェイル時制御ルーチ
ン」を示すフローチャートであって、所定クランク角毎
の割り込みで実行される。
70はまずステップ101において、左側カム角センサ
44L及び右側カム角センサ44Rから出力されるカム
角度信号と、クランク角センサ40から出力されるクラ
ンク角度信号とに基づき、実際のカムシャフト進角値
(以下、「左側実進角値VTBL」及び「右側実進角値
VTBR」とそれぞれ称する)を読み込む。
U70は、各種センサ等からの検出信号に基づき、各種
運転状態を示す信号を読み込む。さらに、次のステップ
103において、ECU70は、今回読み込んだ各種信
号に基づき、現在、フェイル検出条件が成立しているか
否かを判断する。ここで、フェイル検出条件が成立して
いることの判断条件としては、エンジン回転数NEが所
定回転数以上であること、冷却水温THWが所定水温以
上であること等が挙げられる。そして、フェイル検出条
件が成立していない場合には、何らの処理をも行うこと
なくその後の処理を一旦終了する。これに対し、フェイ
ル検出条件が成立している場合には、ステップ104へ
移行する。
態に基づき、目標となるカムシャフト進角値(以下、
「左側目標進角値VTTL」及び「右側目標進角値VT
TR」とそれぞれ称する)をそれぞれ算出する。
値VTBL及び右側実進角値VTBRと、左側目標進角
値VTTL及び右側目標進角値VTTRとの比較をそれ
ぞれ行う。より詳しくは、ステップ105においては、
左側実進角値VTBL及び右側実進角値VTBRの少な
くとも一方が、各目標進角値VTTL、VTTRに対し
て、大きく(所定量以上)進角側にずれているか否かを
判断する。そして、ステップ105において肯定判定さ
れた場合には、ステップ106において、当該進角側に
ずれている方のVVT50を、進角側フェイルと判断す
る。その後、後述するステップ113へ移行する。
判定された場合、つまり、左側実進角値VTBL及び右
側実進角値VTBRの双方とも、進角側に大きくずれて
いない場合には、ステップ107へ移行する。ステップ
107において、ECU70は、今度は、左側実進角値
VTBL及び右側実進角値VTBRの少なくとも一方
が、各目標進角値VTTL、VTTRに対して、大きく
(所定量以上)遅角側にずれているか否かを判断する。
そして、ステップ107において否定判定された場合に
は、フェイルは発生していないものと判断して、何らの
処理をも行うことなくその後の処理を一旦終了する。ま
た、ステップ107において肯定判定された場合には、
ステップ108において、当該遅角側にずれている方の
VVT50を、遅角側フェイルと判断する。その後、続
くステップ109へ移行する。
50Lが正常であるか否かを判断する。そして、左側の
VVT50Lが正常である場合には、ステップ110へ
移行し、当該正常なVVT50Lの左側目標進角値VT
TLを最遅角側に設定する。そして、ECU70はその
後の処理を一旦終了する。これに対し、左側のVVT5
0Lが正常でない場合には、ステップ111に移行し、
右側のVVT50Rが正常であるか否かを判断する。そ
して、ステップ111において肯定判定された場合に
は、ステップ112へ移行する。ステップ112におい
ては、当該正常なVVT50Rの右側目標進角値VTT
Rを最遅角側に設定する。そして、ECU70はその後
の処理を一旦終了する。また、ステップ111において
否定判定された場合には、左右のVVT50L、50R
が共に遅角側にフェイルしているものとして、何らの処
理をも行うことなくその後の処理を一旦終了する。
のうち、いずれか一方が遅角側にフェイルした場合に
は、正常な側のVVT50L又は50Rが、最遅角側に
固定制御される。
くとも一方のVVT50が、進角側フェイルと判断され
た場合には、図5に示すように、ステップ113におい
て、左側のVVT50Lが正常であるか否かを判断す
る。そして、左側のVVT50Lが正常である場合に
は、ステップ114へ移行する。
フェイルが発生している方の右側気筒群RSにおける燃
料噴射及び点火をカット(禁止)する。さらに、続くス
テップ115においては、当該正常なVVT50Lの左
側目標進角値VTTLを最遅角側に設定する。その後、
ステップ119へ移行する。
れた場合には、ECU70は、ステップ116において
右側のVVT50Rが正常であるか否かを判断する。そ
して、右側のVVT50Rが正常である場合には、ステ
ップ117へ移行する。
フェイルが発生している方の左側気筒群LSにおける燃
料噴射及び点火をカット(禁止)する。さらに、続くス
テップ118においては、当該正常なVVT50Rの右
側目標進角値VTTRを最遅角側に設定する。その後、
上記と同様ステップ119へ移行する。
れた場合には、左右のVVT50L、50Rが共に進角
側にフェイルしており、エンスト、触媒コンバータ28
の過熱等を防止する必要があるものと判断してステップ
119へ移行する。
して、ステップ119においては、フューエルカット領
域を拡大する。より詳しくは、下り坂走行時等において
は、原則としてフューエルカットが実行されるのである
が、このフューエルカットを行うか否かは、そのときど
きのエンジン回転数NEや吸入空気量に基づいて判断さ
れる。このステップ119におけるフューエルカット領
域の拡大は、フューエルカットを実行する吸入空気量を
高負荷側にシフトさせることを意味する。このように領
域を拡大することで、ほんの少しアクセルペダルを踏み
込んだ下り坂等においてもフューエルカットが実行され
る。そのため、未燃ガスが排気通路30を通過し、触媒
コンバータ28内で燃焼してしまうことによる触媒コン
バータ28の過熱が抑制されることとなる。
U70は、空燃比の学習制御を禁止する。これは、VV
T50に異常が発生していることに鑑み、異常時の学習
結果を制御に反映させないようにするためである。
CU70は、アイドル回転数制御に際し、アイドルアッ
プを強制的に実行する。これは、エンスト等を防止する
ことを意図したものである。
70は、アイドル回転数制御に際してのフィードバック
制御を禁止する。これも、VVT50に異常が発生して
いることに鑑み、異常時の学習結果を制御に反映させな
いようにするためである。そして、ECU70は、その
後の処理を一旦終了する。
のうち、いずれか一方が進角側にフェイルした場合に
は、フェイルした側の気筒群LS、RSにおける燃料噴
射及び点火がカットされる。また、これとともに、正常
なVVT50の目標進角値VTTL又はVTTRが最遅
角側に設定される。さらに、左右のVVT50L、50
Rのうち、いずれか一方、或いは双方が進角側にフェイ
ルした場合には、エンスト、触媒コンバータ28の過熱
等を防止する制御が実行される(ステップ119〜ステ
ップ122)。
て説明する。 ・本実施の形態では、左右のVVT50L、50Rのう
ち、いずれか一方が進角側にフェイルした場合には、フ
ェイルした側の気筒群LS、RSにおける燃料噴射及び
点火がカットされる。このため、当該気筒群LS、RS
における失火は未然に防止されることになる。その結
果、VVT50L又は50Rの進角側フェイルに起因す
る失火、エンストを確実に防止することができ、もって
失火に起因する、触媒コンバータ28の過熱等の不具合
を防止することができる。
した側の気筒群LS、RSにおける燃料噴射及び点火が
カットされるとともに、正常なVVT50L又は50R
の目標進角値VTTL又はVTTRが最遅角側に設定さ
れる。このため、正常側の気筒群LS、RSにおけるバ
ルブオーバーラップ量は小さくなる。そのため、失火や
エンストがより一層抑制されることとなる。
VVT50L、50Rのうち、いずれか一方が遅角側に
フェイルした場合には、正常な側のVVT50L又は5
0Rが、最遅角側に固定制御される。そのため、左右の
気筒群LS、RS間においてトルク変動が発生しにくい
ものとなる。
T50L、50Rのうち、いずれか一方、或いは双方が
進角側にフェイルした場合には、エンスト、触媒コンバ
ータ28の過熱等を防止する制御が実行される(ステッ
プ119〜ステップ122)。その結果、上記作用効果
がより一層確実に奏されることとなり、また、誤学習に
よる不具合を防止することもできる。尚、本発明は前記
実施の形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸
脱しない範囲で構成の一部を適宜に変更して次のように
実施することもできる。
て、V型エンジン10を採用する場合に本発明を具体化
するようにしたが、複数の気筒群を有するものであれ
ば、水平対向エンジン等いかなるタイプのエンジンにも
具体化できる。また、ガソリンエンジンのみならず、デ
ィーゼルエンジンにも具体化できる。
50L、50Rのうち、いずれか一方が遅角側又は遅角
側にフェイルした場合には、正常な側のVVT50L又
は50Rを、最遅角側に固定制御するようにしたが、必
ずしも最遅角側に固定する必要はない。すなわち、所定
量だけ遅角側に制御するようにしてもよい。
19〜ステップ122のいずれかの処理を省略するよう
にしてもよい。 (4)上記実施の形態では、可変バルブタイミング機構
として、リングギヤ59が移動するタイプのVVT50
を採用したが、その外のタイプのVVT(例えばベーン
式のVVT)を採用してもよい。
エータを用いてもよい。 (5)上記実施の形態では、フェイルした側の気筒群L
S、RSにおける燃料噴射及び点火をカットするように
したが、燃料噴射のみをカットするようにしてもよい。
複数の気筒群を備え、各気筒群毎に可変バルブタイミン
グ機構を備えた内燃機関のバルブタイミング制御装置に
おいて、可変バルブタイミング機構の進角側異常に起因
する失火、触媒温度上昇等の不具合を防止することがで
きるという優れた効果を奏する。
ムの概略構成を示すシステム構成図。
図。
御ルーチン」を示すフローチャート。
ル時制御ルーチン」を示すフローチャート。
室、20…吸気通路、21…吸気バルブ、23L…左側
吸気側カムシャフト、23R…右側吸気側カムシャフ
ト、40…クランク角センサ、41…エンジン回転数セ
ンサ、42…気筒判別センサ、43…水温センサ、44
L,44R…カム角センサ、45…スロットルセンサ、
46…吸気圧力センサ、50L…左側のVVT、50R
…右側のVVT、70…バルブタイミング制御手段、異
常判断手段、燃焼禁止制御手段、遅角制御手段等を構成
するECU、71…ROM、73…RAM、80L…ア
クチュエータを構成する左側オイルコントロールバルブ
(OCV)、80R…アクチュエータを構成する右側O
CV、LS…左側気筒群、RS…右側気筒群、VC…内
燃機関のバルブタイミング制御装置。
Claims (3)
- 【請求項1】 内燃機関のクランクシャフトに同期して
それぞれ所定のタイミングで駆動され、燃焼室に通じる
吸気通路又は排気通路をそれぞれ開閉する吸気バルブ及
び排気バルブの、少なくとも一方のバルブタイミングを
変更させる可変バルブタイミング機構を有する複数の気
筒群と、 前記各可変バルブタイミング機構を駆動するアクチュエ
ータと、 前記内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出手段
と、 前記運転状態検出手段の検出結果に基づき、前記アクチ
ュエータを制御して前記各可変バルブタイミング機構を
制御するバルブタイミング制御手段とを備えた内燃機関
のバルブタイミング制御装置において、 前記各可変バルブタイミング機構の異常を判断する異常
判断手段と、 前記異常判断手段により、少なくとも1つの可変バルブ
タイミング機構が進角側異常と判断されたとき、当該異
常と判断された可変バルブタイミング機構を有する気筒
群における燃料供給を禁止する燃焼禁止制御手段とを設
けたことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御
装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の内燃機関のバルブタイ
ミング制御装置において、さらに、 前記異常判断手段により、少なくとも1つの可変バルブ
タイミング機構が異常と判断されたとき、前記アクチュ
エータを制御して、異常と判断されていない可変バルブ
タイミング機構を遅角側に制御する遅角制御手段を設け
たことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装
置。 - 【請求項3】 請求項2に記載の内燃機関のバルブタイ
ミング制御装置において、前記遅角制御手段は、異常と
判断されていない可変バルブタイミング機構を最遅角側
に固定制御するものであることを特徴とする内燃機関の
バルブタイミング制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19550597A JP3974687B2 (ja) | 1997-07-22 | 1997-07-22 | 内燃機関のバルブタイミング制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19550597A JP3974687B2 (ja) | 1997-07-22 | 1997-07-22 | 内燃機関のバルブタイミング制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1136907A true JPH1136907A (ja) | 1999-02-09 |
JP3974687B2 JP3974687B2 (ja) | 2007-09-12 |
Family
ID=16342209
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19550597A Expired - Fee Related JP3974687B2 (ja) | 1997-07-22 | 1997-07-22 | 内燃機関のバルブタイミング制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3974687B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6877468B2 (en) | 2002-01-15 | 2005-04-12 | Denso Corporation | System for controlling valve timing in event of failure |
FR2940358A1 (fr) * | 2008-12-18 | 2010-06-25 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Moteur thermique en v |
CN107228022A (zh) * | 2017-07-18 | 2017-10-03 | 宁波市金榜汽车电子有限公司 | 一种v型发动机系统 |
-
1997
- 1997-07-22 JP JP19550597A patent/JP3974687B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6877468B2 (en) | 2002-01-15 | 2005-04-12 | Denso Corporation | System for controlling valve timing in event of failure |
FR2940358A1 (fr) * | 2008-12-18 | 2010-06-25 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Moteur thermique en v |
CN107228022A (zh) * | 2017-07-18 | 2017-10-03 | 宁波市金榜汽车电子有限公司 | 一种v型发动机系统 |
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---|---|
JP3974687B2 (ja) | 2007-09-12 |
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