JPH08210158A - 内燃機関のバルブタイミング制御装置 - Google Patents

内燃機関のバルブタイミング制御装置

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JPH08210158A
JPH08210158A JP7018153A JP1815395A JPH08210158A JP H08210158 A JPH08210158 A JP H08210158A JP 7018153 A JP7018153 A JP 7018153A JP 1815395 A JP1815395 A JP 1815395A JP H08210158 A JPH08210158 A JP H08210158A
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JP
Japan
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valve timing
learning
valve
timing
actual
Prior art date
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Application number
JP7018153A
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English (en)
Inventor
Shigeru Sone
茂 曽根
Koji Endo
浩二 遠藤
Nobunao Okawa
信尚 大川
Kazushi Katou
千詞 加藤
Tadahisa Osanawa
忠久 長縄
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPH08210158A publication Critical patent/JPH08210158A/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】目標バルブタイミングと実バルブタイミングと
の誤差を解消するべく、基準バルブタイミングを学習す
るに当たり、学習期間の短期化及びバルブオーバーラッ
プ量増大に伴う不具合の防止を図る。 【構成】ECU70はバルブタイミングを制御するべく
オイルコントロールバルブ80を制御する。目標変位角
が最遅角時である場合、ECU70は最遅角学習を行
い、目標バルブタイミングに対する検出された実バルブ
タイミングの偏差を校正する。学習完了後に、その校正
結果による実バルブタイミングを目標バルブタイミング
に向けてVVT50をフィードバック制御する。最遅角
学習を行うに際しての初期値として、バルブタイミング
の公差上の上限値を用いるため、はじめのうちは、最遅
角学習値は比較的大きな値となり、最遅角学習が完了す
るまでの時間が短くなる。また、学習が完了するまで
は、VVT50の制御が禁止され、過度なVVT50の
作動が行われない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関のバルブタイ
ミング制御装置に係り、特に、吸気バルブと排気バルブ
とが同時に開弁する期間(バルブオーバラップ期間)を
制御する内燃機関のバルブタイミング制御装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、エンジンの運転状態に応じ
て、吸気バルブと排気バルブとが同時に開弁する期間
(バルブオーバラップ期間)を変更させるための可変バ
ルブタイミング機構が実用化されている。この可変バル
ブタイミング機構によれば、エンジンの高回転域におい
ては、吸気バルブの閉タイミングを遅角させることによ
り、吸気慣性等を得て燃焼室内への吸入空気の充填効率
を向上させることができる。一方、低回転域において
は、吸気バルブの閉タイミングを進角させることによ
り、充填効率を向上させることができる。
【0003】このような可変バルブタイミング機構を備
えるエンジンでは、バルブタイミングを変更しなければ
ならない。このため、該機構の作動に伴って生じる目標
とするバルブタイミングと実際のバルブタイミングとの
偏差、具体的には、目標変位角と実際の変位角との間に
生じる偏差が問題となる。すなわち、目標変位角は、エ
ンジンの運転状態に基づいて算出されており、また、目
標変位角に実際の変位角が一致することを前提として決
定されるものである。従って、経年変化等により目標変
位角と実際の変位角との間に偏差が生じ、目標変位角ど
おりに実際の変位角が得られない場合には、所望とする
エンジン特性を実現することができなくなる。
【0004】そこで、目標変位角と実際の変位角との間
に生じた偏差を学習し、実際の変位角から偏差を除去す
る可変バルブタイミング制御装置におけるカムシャフト
位相フィードバック制御による自動校正法が特表平4−
506851号公報に開示されている。この自動校正法
によれば、センサによって検出されたクランクシャフト
に対するカムシャフトの位相と、機械的結合によって得
られるクランクシャフトに対するカムシャフトの既知の
位相の差が許容値を外れている場合には、両者の位相差
を除去する校正が実行される。すなわち、両者の位相差
を補正するオフセットをフィードバック信号に加え、両
者の差異を校正し、今回のオフセットが前回のオフセッ
トよりも大きい場合には、これを更新するのである。こ
の結果、センサの取付誤差、機構許容誤差等を除去する
ことができ、確実なカム位相フィードバック制御を実行
することができるという利点を有する。
【0005】このように、センサによって検出された実
位相(変位角)と既知の位相(変位角)との差異を学習
する技術を、例えば、特開平4−279705号公報記
載のバルブタイミング制御装置に適用することが考えら
れる。このバルブタイミング制御装置は、ヘリカルスプ
ラインギヤを介してカムシャフトに捩りを与え、クラン
クシャフトに対するカムシャフトの位相(変位角)を変
化させる可変バルブタイミング機構を備えている。
【0006】かかるバルブタイミング制御装置では、例
えば、クランクシャフトに対するカムシャフトの目標変
位角が0°CA(最遅角)である場合に、カム角センサ
等によって検出されたクランクシャフトに対するカムシ
ャフトの変位角を基準位置(可変バルブタイミング機構
の基準タイミング)として学習させることが有効であ
る。これは、カムシャフトは、最遅角の状態において機
械的に係止されており、カムシャフトの変位角の変動が
少なく安定しているからである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術において、例えばバッテリを取り替えたような場合に
は、新たに最遅角学習を行うに際し、まず、所定の値を
学習の初期値として設定する必要がある。しかしなが
ら、この場合において、初期値として採用される値によ
っては、学習が完了するまでの間、学習精度が著しく悪
化する場合があった。すなわち、初期値として、例えば
許容される最大の値を採用した場合には、学習完了まで
の時間の短期化を図ることができるものの、バルブオー
バーラップ量が大きくなりすきでしまうおそれがあっ
た。その結果、特にエンジン低回転域においては、燃焼
が不安定となり、ひいては失火、エンジンストール等の
不具合を引き起こしてしまうという問題があった。
【0008】一方、初期値として、例えば許容される最
小の値を採用した場合には、バルブオーバーラップ量が
大きくなりすきでしまうおそれはほとんどないものの、
学習完了までの時間が長期化してしまうおそれがあっ
た。
【0009】本発明は、上述した従来の問題点を解消す
るためになされたものである。すなわち、請求項1に係
る発明の目的は、可変バルブタイミング機構を備える内
燃機関において、目標バルブタイミングと実バルブタイ
ミングとの誤差を解消するべく、基準バルブタイミング
を学習するに当たり、学習期間の短期化及びバルブオー
バーラップ量増大に伴う不具合の防止を図ることの可能
な内燃機関のバルブタイミング制御装置を提供すること
にある。
【0010】また、請求項2に係る発明の目的は、学習
精度の向上及び可変バルブタイミング機構の長期の非制
御による不具合の防止を図ることの可能な内燃機関のバ
ルブタイミング制御装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明においては、図1に示すよう
に、内燃機関M1のクランクシャフトM2の回転に同期
して所定のタイミングで駆動され、燃焼室M3に通じる
吸気通路M4及び排気通路M5をそれぞれ開閉する吸気
バルブM6及び排気バルブM7と、前記内燃機関M1の
運転状態を検出するための運転状態検出手段M8と、そ
の運転状態検出手段M8によって検出された内燃機関M
1の運転状態に応じた目標バルブタイミングを決定する
ための目標バルブタイミング決定手段M9と、前記吸気
バルブM6又は前記排気バルブM7のうち少なくともい
ずれか一方のバルブタイミングを変更させる可変バルブ
タイミング機構M10と、その可変バルブタイミング機
構M10が配設された側におけるバルブの実バルブタイ
ミングを検出するためのバルブタイミング検出手段M1
1と、前記目標バルブタイミング決定手段M9により決
定された目標バルブタイミングが予め定められた所定バ
ルブタイミングである場合に、前記バルブタイミング検
出手段M10によって検出された実バルブタイミングを
基準バルブタイミングとして学習する基準バルブタイミ
ング学習手段M12と、その基準バルブタイミング学習
手段M12によって学習された基準バルブタイミングを
用いて目標バルブタイミングに対する実バルブタイミン
グの偏差を校正する実バルブタイミング校正手段M13
と、その実バルブタイミング校正手段M13によって校
正された実バルブタイミングを、前記目標バルブタイミ
ング決定手段M9によって決定された目標バルブタイミ
ングに収束させるため前記可変バルブタイミング機構M
10を制御するバルブタイミング制御手段M14とを備
えた内燃機関のバルブタイミング制御装置であって、前
記基準バルブタイミング学習手段12によって基準バル
ブタイミングが学習される際の学習初期値を、バルブタ
イミングの公差上のほぼ上限値とする初期値設定手段M
15と、前記基準バルブタイミング学習手段M12によ
る基準バルブタイミングの学習が完了するまでは、前記
バルブタイミング制御手段M14による前記可変バルブ
タイミング機構M10の制御を禁止する制御禁止手段M
16とを設けたことをその要旨としている。
【0012】また、請求項2に記載の発明においては、
図1に示すように、内燃機関M1のクランクシャフトM
2の回転に同期して所定のタイミングで駆動され、燃焼
室M3に通じる吸気通路M4及び排気通路M5をそれぞ
れ開閉する吸気バルブM6及び排気バルブM7と、前記
内燃機関M1の運転状態を検出するための運転状態検出
手段M8と、その運転状態検出手段M8によって検出さ
れた内燃機関M1の運転状態に応じた目標バルブタイミ
ングを決定するための目標バルブタイミング決定手段M
9と、前記吸気バルブM6又は前記排気バルブM7のう
ち少なくともいずれか一方のバルブタイミングを変更さ
せる可変バルブタイミング機構M10と、その可変バル
ブタイミング機構M10が配設された側におけるバルブ
の実バルブタイミングを検出するためのバルブタイミン
グ検出手段M11と、前記目標バルブタイミング決定手
段M9により決定された目標バルブタイミングが予め定
められた所定バルブタイミングである場合に、前記バル
ブタイミング検出手段M10によって検出された実バル
ブタイミングを基準バルブタイミングとして学習する基
準バルブタイミング学習手段M12と、その基準バルブ
タイミング学習手段M12によって学習された基準バル
ブタイミングを用いて目標バルブタイミングに対する実
バルブタイミングの偏差を校正する実バルブタイミング
校正手段M13と、その実バルブタイミング校正手段M
13によって校正された実バルブタイミングを、前記目
標バルブタイミング決定手段M9によって決定された目
標バルブタイミングに収束させるため前記可変バルブタ
イミング機構M10を制御するバルブタイミング制御手
段M14とを備えた内燃機関のバルブタイミング制御装
置であって、前記基準バルブタイミング学習手段M12
によって基準バルブタイミングが学習される際の学習初
期値を、バルブタイミングの公差上のほぼ下限値とする
初期値設定手段M21と、前記基準バルブタイミング学
習手段M12による基準バルブタイミングの学習が完了
する前においても、前記バルブタイミング制御手段M1
4による前記可変バルブタイミング機構M10の制御を
許容する制御許容手段M22とを設けたことをその要旨
としている。
【0013】
【作用】上記構成を備えた請求項1の発明に係る内燃機
関のバルブタイミング制御装置では、内燃機関M1が始
動すると、吸気バルブM6、及び排気バルブM7は内燃
機関M1の回転に同期して所定のタイミングで駆動さ
れ、燃焼室M3に通じる吸気通路M4、及び排気通路M
5を開閉する。また、可変バルブタイミング機構M10
は、吸気バルブM6、排気バルブM7のうち少なくとも
いずれか一方のバルブタイミングを変更する。さらに、
運転状態検出手段M8は、内燃機関M1の運転状態を検
出し、目標バルブタイミング決定手段M9は、内燃機関
M1の運転状態に応じた目標バルブタイミングを決定す
る。
【0014】バルブタイミング検出手段M11は、可変
バルブタイミング機構M10が配設された側におけるバ
ルブの実バルブタイミングを検出する。そして、基準バ
ルブタイミング学習手段M12は、目標バルブタイミン
グ決定手段M9によって決定された目標バルブタイミン
グが予め定められた所定バルブタイミングである場合
に、バルブタイミング検出手段11によって検出された
実バルブタイミングを基準バルブタイミングとして学習
する。
【0015】こうして、基準バルブタイミングを学習す
ることにより、個々の可変バルブタイミング機構M10
が有する組み付け誤差、経年変化等による誤差が取り除
かれ、目標バルブタイミングと実バルブタイミングとの
マッチングの向上が図られる。
【0016】さらに、実バルブタイミング校正手段M1
3は、基準バルブタイミング学習手段M12によって学
習された基準バルブタイミングを用いて目標バルブタイ
ミングに対する実バルブタイミングの偏差を校正する。
そして、バルブタイミング制御手段M14は、実バルブ
タイミング校正手段M13によって校正された実バルブ
タイミングを目標バルブタイミングに収束させるため可
変バルブタイミング機構M10を制御する。この結果、
目標バルブタイミングに向けて実バルブタイミングを収
束させる制御がより正確に実行され、所望とする内燃機
関M1の特性が得られる。
【0017】さて、本発明では、また、基準バルブタイ
ミング学習手段12によって基準バルブタイミングが学
習される際の学習初期値が、初期値設定手段M15によ
り、バルブタイミングの公差上のほぼ上限値とされる。
このため、学習が完了するまでの時間が短いものとな
る。また、基準バルブタイミング学習手段M12による
基準バルブタイミングの学習が完了するまでは、制御禁
止手段M16によって、バルブタイミング制御手段M1
4による可変バルブタイミング機構M10の制御が禁止
される。従って、過度な可変バルブタイミング機構M1
0の作動が行われることがない。
【0018】また、請求項2の発明に係る内燃機関のバ
ルブタイミング制御装置では、基準バルブタイミング学
習手段M12によって基準バルブタイミングが学習され
る際の学習初期値が、初期値設定手段M21により、バ
ルブタイミングの公差上のほぼ下限値とされる。また、
制御許容手段M22によって、基準バルブタイミング学
習手段M12による基準バルブタイミングの学習が完了
する前においても、バルブタイミング制御手段M14に
よる可変バルブタイミング機構M10の制御が許容され
る。このとき、学習完了までの時間を要するものの、学
習精度の向上が図られうる。このため、基準バルブタイ
ミングの学習中において可変バルブタイミング機構M1
0の制御が実行されたとしても、内燃機関M1の特性が
大幅に悪化することがない。
【0019】
【実施例】
(第1実施例)以下、本発明の内燃機関のバルブタイミ
ング制御装置をガソリンエンジンのそれに具体化した第
1実施例について、図2〜図5を参照して説明する。
【0020】先ず、エンジン10のバルブタイミング制
御装置VCの構成について図2及び図3を参照して説明
する。ここに、図2は内燃機関のバルブタイミング制御
装置VCを含むガソリンエンジンシステムを示す概略構
成図である。
【0021】内燃機関としてのエンジン10は、複数の
シリンダが形成されているシリンダブロック11と、シ
リンダブロック11上部に連結されるシリンダヘッド1
2と、シリンダブロック11の各シリンダ内を上下に往
復移動するピストン13とを備えている。また、ピスト
ン13の下端部にはクランクシャフト14が連結されて
おり、ピストン13が上下動することによりクランクシ
ャフト14が回転させられる。
【0022】さらに、クランクシャフト14の近傍に
は、クランク角センサ40が配設されており、クランク
角センサ40は、クランクシャフト14に連結されてい
る磁性体ロータ(図示しない)と、電磁ピックアップ
(図示しない)とから構成されている。ここで、ロータ
の外周には等角度歯が形成されており、ロータの等角度
歯が電磁ピックアップの前方を通過する毎に、パルス状
のクランク角度信号が検出される。そして、後述する気
筒判別センサ42による基準位置信号の発生後に、クラ
ンク角センサ40からのクランク角度信号の発生数を計
測することで、クランクシャフト14の回転角度(クラ
ンク角度)が検出される。
【0023】各シリンダブロック11、及びシリンダヘ
ッド12の内壁と、ピストン13の頂部とによって区画
形成された空間は、混合気を燃焼させるための燃焼室1
5として機能する。また、シリンダヘッド12の頂部に
は、混合気に点火するための点火プラグ16が、燃焼室
15に突出するように配設されている。各点火プラグ1
6は、プラグコード等(図示しない)を介してディスト
リビュータ18に接続されている。そして、イグナイタ
19から出力された高電圧は、ディストリビュータ18
によって、クランク角度に同期して各点火プラグ16に
分配される。
【0024】さらに、ディストリビュータ18には、排
気側カムシャフト33に連結され、クランクシャフト1
4の回転数を検出するエンジン回転数センサ41が配設
されている。エンジン回転数センサ41は、クランクシ
ャフト14に同期して回転する磁性体ロータ(図示しな
い)と、電磁ピックアップ(図示しない)とからなり、
電磁ピックアップがロータの回転数を検出することによ
り、クランクシャフト14の回転数(エンジン回転数N
E)が検出されることとなる。また、ディストリビュー
タ18には、ロータの回転からクランクの基準位置を所
定の割合で検出するための気筒判別センサ42が配設さ
れている。
【0025】シリンダブロック11には、冷却水通路を
流れる冷却水の温度(冷却水温)THWを検出するため
の水温センサ43が配設されている。シリンダヘッド1
2は、吸気ポート22及び排気ポート32を有してお
り、吸気ポート22には吸気通路20が接続されてお
り、排気ポート32には排気通路30が接続されてい
る。また、シリンダヘッド12の吸気ポート22には、
吸気バルブ21が配設され、排気ポート32には排気バ
ルブ31が配設されている。
【0026】そして、吸気バルブ21の上方には、吸気
バルブ21を開閉駆動するための吸気側カムシャフト2
3が配置され、排気バルブ31の上方には、排気バルブ
31を開閉駆動するための排気側カムシャフト33が配
置されている。また、各カムシャフト23、33の一端
には、吸気側タイミングプーリ27、排気側タイミング
プーリ34が装着されており、各タイミングプーリ2
7、34は、タイミングベルト35を介して、クランク
シャフト14に連結されている。
【0027】従って、エンジン10の作動時にはクラン
クシャフト14からタイミングベルト35及び各タイミ
ングプーリ27、34を介して各カムシャフト23、3
3に回転駆動力が伝達され、各カムシャフト23、33
が回転することにより吸気バルブ21、及び排気バルブ
31が開閉駆動される。これら各バルブ21、31は、
クランクシャフト14の回転及びピストン13の上下動
に同期して、すなわち吸気行程、圧縮行程、爆発・膨張
行程、及び排気行程よりなるエンジン10における一連
の4行程に同期して、所定の開閉タイミングで駆動され
る。
【0028】さらに、吸気側カムシャフト23の近傍に
は、吸気バルブ21のバルブタイミングを検出するため
のカム角センサ44が配設されており、カム角センサ4
4は、吸気側カムシャフト23に連結された磁性体ロー
タ(図示せず)と電磁ピックアップとから構成されてい
る。また、磁性体ロータの外周には、複数の歯が等角度
毎に形成されており、例えば、所定気筒の圧縮上死点
(TDC)の前、BTDC90°〜30°の間に、吸気
側カムシャフト23の回転にともなうパルス状のカム角
度信号が検出されるようになっている。
【0029】吸気通路20の空気取り入れ側には、エア
クリーナ24が接続されており、吸気通路20の途中に
は、アクセルペダル(図示しない)に連動して開閉駆動
されるスロットルバルブ26が配設されている。そし
て、かかるアクセルペダルが開閉されることにより、吸
入空気量が調整される。
【0030】そして、スロットルバルブ26の近傍に
は、スロットル開度TAを検出するスロットルセンサ4
5が配設されている。さらに、スロットルバルブ26の
下流側には、吸気脈動を抑制するためのサージタンク2
5が形成されている。そして、サージタンク25には、
サージタンク25内における吸気圧力を検出する吸気圧
力センサ46が配設されている。また、各シリンダの吸
気ポート22の近傍には、燃焼室15へ燃料を供給する
ためのインジェクタ17が配設されている。各インジェ
クタ17は、通電により開弁される電磁弁であり、各イ
ンジェクタ17には、燃料ポンプ(図示しない)から圧
送される燃料が供給される。
【0031】従って、エンジン10の作動時において
は、吸気通路20には、エアクリーナ24によって濾過
された空気が取り込まれ、その空気の取り込みと同時に
各インジェクタ17から吸気ポート22に向けて燃料が
噴射される。この結果、吸気ポート22では混合気が生
成され、混合気は、吸入行程において開弁される吸気バ
ルブ21の開弁にともなって、燃焼室15内に吸入され
る。
【0032】排気通路30の途中には、排ガスを浄化す
るための三元触媒を内蔵してなる触媒コンバータ36が
配置されている。また、排気通路30の途中には、排ガ
ス中の酸素濃度を検出する酸素センサ47が配設されて
いる。
【0033】本実施例におけるガソリンエンジンシステ
ムでは、吸気バルブ21の開閉タイミングを変更してバ
ルブオーバラップ量の変更を実現するために、油圧によ
り駆動される可変バルブタイミング機構50(以下「V
VT」という。)が配設されている。このVVT50
は、クランクシャフト14(吸気側タイミングプーリ2
7)の回転に対する吸気側カムシャフト23の回転の位
相を変化させることにより、吸気バルブ21のバルブタ
イミングを連続的に変更させるための機構である。
【0034】かかるVVT50のシステム構成につい
て、図3を参照して説明する。ここに、図3はVVT5
0が配設された吸気側カムシャフト23近傍の断面、及
びVVT50の制御システム全体を示す説明図である。
【0035】VVT50の制御システムは、VVT5
0、VVT50に対して駆動力を印加するオイルコント
ロールバルブ80(以下「OCV」という。)、カム角
度信号を検出するカム角センサ44、その他の各種セン
サ、及びカム角センサ44をはじめとする各種センサか
らの入力信号に基づいてOCV80を駆動制御する電子
制御装置(以下「ECU」という)70を備えている。
【0036】VVT50は、吸気側カムシャフト23と
吸気側タイミングプーリ27との間に配設されており、
吸気側カムシャフト23は、シリンダヘッド12、及び
ベアリングキャップ51間において回転自在に支持され
ている。吸気側カムシャフト23の先端部近傍には、吸
気側タイミングプーリ27が相対回転可能に装着されて
おり、また、吸気側カムシャフト23の先端には、イン
ナキャップ52が中空ボルト53及びピン54により一
体回転可能に取着されている。
【0037】吸気側タイミングプーリ27には、キャッ
プ55を有するハウジング56がボルト57及びピン5
8により一体回転可能に取着されており、このハウジン
グ56によって、吸気側カムシャフト23の先端、及び
インナキャップ52の全体が覆われている。また、吸気
側タイミングプーリ27の外周には、タイミングベルト
35を掛装するための外歯27aが多数形成されてい
る。
【0038】吸気側カムシャフト23及び吸気側タイミ
ングプーリ27は、ハウジング56及びインナキャップ
52間に介在されたリングギヤ59によって連結されて
いる。リングギヤ59は、略円環形状をなし、吸気側タ
イミングプーリ27、ハウジング56及びインナキャッ
プ52によって囲まれた空間S内において、吸気側カム
シャフト23の軸方向へ往復動自在に収容されている。
また、リングギヤ59の内外周には多数の歯59a、5
9bが形成されている。
【0039】これに対応して、インナキャップ52の外
周及びハウジング56の内周には、多数の歯52a、5
6bがそれぞれ形成されている。これらの歯59a、5
9b、52a、56bはいずれも、その歯すじが吸気側
カムシャフト23の軸線に対して所定角度で交差するヘ
リカル歯となっている。すなわち、歯51aと歯58a
とが互いに噛合し、歯56bと歯58bとが互いに噛合
している、ヘリカルスプラインを構成している。そし
て、これらの噛合によって、吸気側タイミングプーリ2
7の回転は、ハウジング56、及びインナキャップ52
を介して、吸気側カムシャフト23に伝達される。ま
た、各歯59a、59b、52a、56bがヘリカル歯
であることから、リングギヤ59が吸気側カムシャフト
23の軸方向に移動すると、インナキャップ52及びハ
ウジング56に捻り力が付与され、吸気側カムシャフト
23が吸気側タイミングプーリ27に対して相対移動す
る。
【0040】空間S内においては、リングギヤ59を軸
方向へ移動させるために、リングギヤ59の先端側に第
1油圧室60が、リングギヤ59の後端側に第2油圧室
61がそれぞれ形成されている。また、ベアリングキャ
ップ51には、第1油圧供給孔51a及び第2油圧供給
孔51bが形成されている。さらに、吸気側カムシャフ
ト23内部には、第1油圧供給孔51aと第1油圧室6
0とを連通する第1油圧供給路62、及び第2油圧供給
孔51bと第2油圧室61とを連通する第2油圧供給路
63がそれぞれ形成されている。
【0041】そして、各油圧供給孔51a、51bに
は、油圧ポンプ64によってオイルパン65から吸い上
げられた潤滑油が、所定の圧力をもってオイルフィルタ
66を介して供給される。また、各油圧供給路62、6
3を介して各油圧室60、61へ選択的に油圧を供給す
るために、各油圧供給孔51a、51bには、OCV8
0が接続されている。
【0042】このOCV80は、電磁式アクチュエータ
81及びコイルスプリング82によって駆動されるプラ
ンジャ83がスプール84を軸方向に往復移動させるこ
とにより、潤滑油の流れ方向を切り替える4ポート方向
制御弁である。そして、電磁式アクチュエータ81がデ
ューティ制御されることによって、その開度が調整さ
れ、各油圧室60、61に供給する油圧の大きさが調整
される。
【0043】OCV80のケーシング85は、タンクポ
ート85t、Aポート85a、Bポート85b、及びリ
ザーバポート85rを有している。そして、タンクポー
ト85tは、油圧ポンプ64を介してオイルパン65と
接続されており、Aポート85aは第1油圧供給孔51
aと、Bポート85bは第2油圧供給孔51bとそれぞ
れ接続されている。また、リザーバポート85rは、オ
イルパン65と連通されている。
【0044】スプール84は、円筒状の弁体であり、2
つのポート間における潤滑油の流れを封止する4つのラ
ンド84aと、2つのポート間を連通し、潤滑油の流れ
を許容するパセージ84bと、さらに他の2つのパセー
ジ84cとを有している。
【0045】これらの構成を備えるVVT50では、O
CV80が駆動制御され、スプール84が図面左方に移
動された場合には、中央のパセージ84bはタンクポー
ト85tとAポート85aとを連通し、第1油圧供給孔
51aに潤滑油が供給される。そして、第1油圧供給孔
51aに供給された潤滑油は、第1油圧供給路62を介
して第1油圧室60に供給され、リングギヤ59の先端
側に油圧が印加される。
【0046】これと同時に、図中右側のパセージ84c
は、Bポート85bとリザーバポート85rとを連通
し、第2油圧室61内の潤滑油は、第2油圧供給路6
3、第2油圧供給孔51b、及びOCV80のBポート
85b、リザーバポート85rを介して、オイルパン6
5に排出される。
【0047】従って、リングギヤ59は、先端側に印加
された油圧によって後端側(図面右方)に回動しながら
移動され、インナキャップ52を介して吸気側カムシャ
フト23に捻りが付与される。この結果、吸気側タイミ
ングプーリ27(クランクシャフト14)に対する吸気
側カムシャフト23の回転位相が変更され、吸気側カム
シャフト23は最遅角位置から最進角位置に向けて回転
し、吸気バルブ21の開弁タイミングが進角される。
【0048】こうして開弁タイミングが進角された吸気
バルブ21は、排気バルブ31が開弁している間に開弁
されることとなり、吸気バルブ21と排気バルブ31と
が同時に開弁するバルブオーバラップ期間が拡大され
る。なお、リングギヤ59の後端側への移動は、リング
ギヤ59が吸気側タイミングプーリ27と当接すること
によって規制され、リングギヤ59が吸気側タイミング
プーリ27と当接して停止した際に、吸気バルブ21の
開弁タイミングが最も早くなる。
【0049】一方、OCV80が駆動制御され、スプー
ル84が図面右方に移動された場合には、中央のパセー
ジ84bはタンクポート85tとBポート85bとを連
通し、第2油圧供給孔51bに潤滑油が供給される。そ
して、第2油圧供給孔51bに供給された潤滑油は、第
2油圧供給路63を介して第2油圧室61に供給され、
リングギヤ59の後端側に油圧が印加される。
【0050】これと同時に、図中左側のパセージ84c
は、Aポート85aとリザーバポート85rとを連通
し、第1油圧室60内の潤滑油は、第1油圧供給路6
2、第1油圧供給孔51a、及びOCV80のAポート
85a、リザーバポート85rを介して、オイルパン6
5に排出される。
【0051】したがって、リングギヤ59は、後端側に
印加された油圧によって先端側(図面左方)に回動しな
がら移動され、インナキャップ52を介して吸気側カム
シャフト23に逆向きの捻りが付与される。この結果、
吸気側タイミングプーリ27(クランクシャフト14)
に対する吸気側カムシャフト23の回転位相が変更さ
れ、吸気側カムシャフト23は最進角位置から最遅角位
置に向けて回転し、吸気バルブ21の開弁タイミングが
遅角される。
【0052】こうして、吸気バルブ21の開弁タイミン
グが遅角されることにより、吸気バルブ21と排気バル
ブ31とが同時に開弁するバルブオーバラップ期間が縮
小、あるいは、除去される。なお、リングギヤ59の先
端側への移動は、リングギヤ59がハウジング56と当
接することによって規制され、リングギヤ59がハウジ
ング56と当接して停止した際に、吸気バルブ21の開
弁タイミングが最も遅くなる。
【0053】上記VVT50により変更される吸気バル
ブ21のバルブタイミングは、カム角センサ44から出
力されるカム角度信号と、クランク角センサ40から出
力されるクランク角度信号とによって算出される。すな
わち、ECU70にカム角度信号が入力されてから、B
TDC30°のクランク角度信号(基準NEタイミング
信号)が入力されるまでに要する時間、例えば、エンジ
ン回転数NEを計測し、その時間を変位角に換算するこ
とによってクランクシャフト14に対する吸気側カムシ
ャフト23の実変位角が算出されるのである。
【0054】続いて、本実施例に係る内燃機関のバルブ
タイミング制御装置VCの制御系について図4に示す制
御ブロック図を参照して説明する。本実施例に係る内燃
機関のバルブタイミング制御装置VCの制御系は、電子
制御ユニット70(以下「ECU」という。)を核とし
て構成されている。そして、ECU70によって目標バ
ルブタイミング決定手段、基準バルブタイミング学習手
段、実バルブタイミング校正手段、バルブタイミング制
御手段、初期値設定手段及び制御禁止手段が構成されて
いる。
【0055】ECU70は、吸気側カムシャフト23の
基準位置(最遅角位置)を学習するVVT最遅角学習プ
ログラム等の各種制御プログラム、各種条件に対応した
バルブタイミングの変更を行うためのマップを格納した
ROM71を有している。また、ECU70はROM7
1に格納された制御プログラムに基づいて演算処理を実
行するCPU72、CPU72での演算結果、各センサ
から入力されたデータ等を一時的に記憶するRAM7
3、電源供給停止時にRAM73に格納された各種デー
タを保持するためのバックアップRAM74を有してい
る。そして、CPU72、ROM71、RAM73及び
バックアップRAM74は、双方向バス75を介して互
いに接続されるとともに、入力インターフェース76及
び出力インターフェース77と接続されている。
【0056】入力インターフェース76には、クランク
角センサ40、エンジン回転数センサ41、気筒判別セ
ンサ42、水温センサ43、カム角センサ44、スロッ
トルセンサ45、吸気圧力センサ46、酸素センサ47
等が接続されている。そして、各センサから出力された
信号がアナログ信号である場合には、図示しないA/D
コンバータによってデジタル信号に変換された後、双方
向バス75に出力される。また、出力インターフェース
77には、インジェクタ17、イグナイタ19、OCV
62等の外部回路が接続されており、これら外部回路
は、CPU72において実行された制御プログラムの演
算結果に基づいて作動制御される。
【0057】次に、上記構成を備えた本実施例に係る内
燃機関のバルブタイミング制御装置VCにおける最遅角
学習及び可変バルブタイミング(VVT)制御プログラ
ムについて図5に示すフローチャートを参照して説明す
る。図5に示すフローチャートは、ECU70により実
行される「最遅角学習・VVT制御ルーチン」を示すも
のであって、所定時間毎の定時割り込みで実行される。
但し、本実施例において、最遅角学習を行うに際しての
初期値、すなわち、バッテリを取り替えたような場合の
当初の最遅角学習値GVTFRは、バルブタイミングの
公差上の上限値とされる。
【0058】処理がこのルーチンに移行すると、ECU
70はまず、ステップ101において、基準NEタイミ
ング信号とカム角度信号とに基づいて、クランクシャフ
ト14に対する吸気側カムシャフト23の実際の変位角
である実変位角VTBを算出する。この実変位角VTB
の算出に当たっては、先ず、カム角センサ44によって
検出されたカム角度信号がECU70に入力されてか
ら、クランク角センサ40によって検出された基準タイ
ミング信号NEがECU70に入力されるまでの時間
を、例えば、エンジン回転数NEによって計測する。そ
して、既知のクランク角度とエンジン回転数NEとの関
係と、計測されたエンジン回転数NEとから、計測され
た時間を、クランク角度に対するカム角度の実際の変位
角である、実変位角VTBに換算するのである。
【0059】続いて、ステップ102においては、別途
のルーチンで算出された吸気側カムシャフト23の目標
変位角が「0°CA」であるか否かを判断する。そし
て、目標変位角が「0°CA」でない場合には、最遅角
学習をすることなくステップ103へ移行する。
【0060】ステップ103において、ECU70は、
目標変位角に基づいてVVTフィードバック制御を実行
する。すなわち、前回の最遅角学習値GVTFRを用い
て実変位角VTBの校正、認識が行われる(校正された
実変位角VTB=算出された実変位角VTB−最遅角学
習値GVTFR)。そして、今回認識された実変位角V
TBが目標変位角となるよう、ECU70はOCV80
ひいてはVVT50をフィードバック制御する。そし
て、その後の処理を一旦終了する。
【0061】一方、ステップ102において、目標変位
角が「0°CA」の場合には、最遅角学習を実行するべ
くステップ104へ移行する。ここで、目標変位角が
「0°CA」(所定バルブタイミング)である場合に吸
気側カムシャフト23の最遅角学習をすることとしたの
は、目標変位角「0°CA」にしたがって吸気側カムシ
ャフト23が変位した後には、吸気側カムシャフト23
が極めて安定した状態となるからである。すなわち、最
遅角位置等の最変位位置において、吸気側カムシャフト
23を回転させるリングギヤ59は、ハウジング56と
当接した状態にあり、他の変位位置と比較して最遅角位
置等を確定し易いからである。
【0062】さて、ステップ104においては、今回算
出された実変位角VTBから最遅角学習値GVTFRを
減算した値が予め定められた値(本実施例では例えば
「−0.049°CA」)よりも低い値であるか否かを
判断する。そして、今回算出された実変位角VTBから
最遅角学習値GVTFRを減算した値が「−0.049
°CA」よりも低い場合には、ステップ105へ移行す
る。ステップ105においては、前回までの最遅角学習
値GVTFRに、所定のなまし値(VTB+GVTF
R)/8を加算した値を新たな最遅角学習値GVTFR
として設定する。次に、ECU70は、ステップ106
において、今回算出された実変位角VTBから新たな最
遅角学習値GVTFRを減算した絶対値が、所定値(本
実施例では例えば「0.049°CA」)よりも小さい
か否かを判断する。そして、算出された実変位角VTB
から最遅角学習値GVTFRを減算した絶対値が、
「0.049°CA」よりも小さい場合には、最遅角学
習が完了したものと判断してステップ103へ移行し、
上述したVVTフィードバック制御を実行する。すなわ
ち、今回の最遅角学習値GVTFRを用いて実変位角V
TBの校正、認識を行い、今回認識された実変位角VT
Bが目標変位角となるよう、OCV80、VVT50を
フィードバック制御する。そして、その後の処理を一旦
終了する。
【0063】これに対し、ステップ106において、算
出された実変位角VTBから最遅角学習値GVTFRを
減算した絶対値が、「0.049°CA」よりも小さく
ない場合には、未だ最遅角学習が完了していないものと
判断して、VVT制御を実行することなく、その後の処
理を一旦終了する。
【0064】また、前記ステップ104において、今回
算出された実変位角VTBから最遅角学習値GVTFR
を減算した値が「−0.049°CA」よりも低くない
場合には、ステップ107へ移行する。ステップ107
においては、今回算出された実変位角VTBから新たな
最遅角学習値GVTFRを減算した値が、所定値(本実
施例では例えば「+0.049°CA」)以上か否かを
判断する。そして、算出された実変位角VTBから最遅
角学習値GVTFRを減算した値が、「0.049°C
A」以上の場合には、ステップ108へ移行する。
【0065】ステップ108においては、前回までの最
遅角学習値GVTFRに、所定値「0.024°CA」
を加算した値を新たな最遅角学習値GVTFRとして設
定する。そして、ECU70は、ステップ106以降の
処理を実行する。また、ステップ107において、算出
された実変位角VTBから最遅角学習値GVTFRを減
算した値が、「0.049°CA」未満の場合には、特
に最遅角学習値GVTFRについての学習更新を行う必
要がないものと判断してステップ106へジャンプし、
それ以降の処理を実行する。このように、この「最遅角
学習・VVT制御ルーチン」においては、そのときどき
の基準NE信号、カム角度信号等の結果に応じて、最遅
角学習、VVT制御が実行される。
【0066】以上説明したように、本実施例において
は、目標変位角が「0°CA」という最遅角時におい
て、最遅角学習を行うとともに、目標バルブタイミング
に対する検出された実バルブタイミングの偏差を校正す
るようにした。そして、学習完了後において、その校正
結果による実バルブタイミングを目標バルブタイミング
に向けてVVT50をフィードバック制御するようにし
た。この結果、目標バルブタイミングに向けて実バルブ
タイミングを収束させる制御がより正確に実行され、所
望とするエンジン10の特性を得ることができる。
【0067】また、本実施例では、最遅角学習を行うに
際しての初期値、すなわち、バッテリを取り替えたよう
な場合の当初の最遅角学習値GVTFRとして、バルブ
タイミングの公差上の上限値を用いることとした。この
ため、はじめのうちは、最遅角学習値GVTFRは比較
的大きな値となるため、多くの場合、上記ルーチンのス
テップ104において肯定判定されることとなる。従っ
て、ステップ105における処理が繰り返し行われるこ
ととなり、ステップ106において肯定判定されるまで
の時間、つまり、最遅角学習が完了するまでの時間を短
いものとすることができる。
【0068】また、ステップ106で肯定判定されるま
では、つまり、学習が完了するまでは、VVT50の制
御が実行されることがない。従って、過度なVVT50
の作動が行われることがなく、その結果、バルブオーバ
ーラップ量増大に伴う燃焼の不安定化、ひいては、失
火、エンジンストール等の不具合の発生を確実に防止す
ることができる。
【0069】(第2実施例)次に、本発明を具体化した
第2実施例について図6を参照して説明する。但し、本
実施例の機械的、電気的構成等においては上述した第1
実施例と同等であるため、同一の部材等については同一
の符号を付してその説明を省略する。そして、以下に
は、第1実施例との相違点を中心として説明することと
する。
【0070】本実施例では、ECU70による制御内容
が上述した第1実施例とは異なっている。すなわち、E
CU70は第1実施例の制御禁止手段の代わりに制御許
容手段を構成している。
【0071】さて、以下には、上記構成を備えた本実施
例に係る内燃機関のバルブタイミング制御装置VCにお
ける最遅角学習及び可変バルブタイミング(VVT)制
御プログラムについて図6に示すフローチャートを参照
して説明する。図6に示すフローチャートは、ECU7
0により実行される「最遅角学習・VVT制御ルーチ
ン」を示すものであって、所定時間毎の定時割り込みで
実行される。但し、本実施例において、最遅角学習を行
うに際しての初期値、すなわち、バッテリを取り替えた
ような場合の当初の最遅角学習値GVTFRは、バルブ
タイミングの公差上の下限値とされる。
【0072】処理がこのルーチンに移行すると、ECU
70はまず、ステップ201において、基準NEタイミ
ング信号とカム角度信号とに基づいて、クランクシャフ
ト14に対する吸気側カムシャフト23の実際の変位角
である実変位角VTBを算出する。
【0073】続いて、ステップ202において、別途の
ルーチンで算出された吸気側カムシャフト23の目標変
位角が「0°CA」であるか否かを判断する。そして、
目標変位角が「0°CA」でない場合には、最遅角学習
をすることなくステップ203へ移行する。
【0074】ステップ203において、ECU70は、
目標変位角に基づいてVVTフィードバック制御を実行
する。すなわち、前回の最遅角学習値GVTFRを用い
て実変位角VTBの校正、認識が行われる(校正された
実変位角VTB=算出された実変位角VTB−最遅角学
習値GVTFR)。そして、今回認識された実変位角V
TBが目標変位角となるよう、ECU70はOCV80
ひいてはVVT50をフィードバック制御する。そし
て、その後の処理を一旦終了する。
【0075】一方、ステップ202において、目標変位
角が「0°CA」の場合には、最遅角学習を実行するべ
くステップ204へ移行する。ステップ204において
は、今回算出された実変位角VTBから最遅角学習値G
VTFRを減算した値が予め定められた値(本実施例で
は例えば「−0.049°CA」)よりも低い値である
か否かを判断する。そして、今回算出された実変位角V
TBから最遅角学習値GVTFRを減算した値が「−
0.049°CA」よりも低い場合には、ステップ20
5へ移行する。ステップ205においては、前回までの
最遅角学習値GVTFRに、所定のなまし値(VTB+
GVTFR)/8を加算した値を新たな最遅角学習値G
VTFRとして設定する。
【0076】次に、ECU70は、最遅角学習が完了し
たか否かを判断することなくステップ203へ移行し、
上述したVVTフィードバック制御を実行する。また、
前記ステップ204において、今回算出された実変位角
VTBから最遅角学習値GVTFRを減算した値が「−
0.049°CA」よりも低くない場合には、ステップ
206へ移行する。ステップ206においては、今回算
出された実変位角VTBから新たな最遅角学習値GVT
FRを減算した値が、所定値(本実施例では例えば「+
0.049°CA」)以上か否かを判断する。そして、
算出された実変位角VTBから最遅角学習値GVTFR
を減算した値が、「0.049°CA」以上の場合に
は、ステップ207へ移行する。
【0077】ステップ207においては、前回までの最
遅角学習値GVTFRに、所定値「0.024°CA」
を加算した値を新たな最遅角学習値GVTFRとして設
定する。そして、ECU70は、ステップ203の処理
を実行する。また、ステップ206において、算出され
た実変位角VTBから最遅角学習値GVTFRを減算し
た値が、「0.049°CA」未満の場合には、特に最
遅角学習値GVTFRについての学習更新を行う必要が
ないものと判断してステップ203へジャンプして、V
VT制御を処理を実行し、その後の処理を一旦終了す
る。このように、この「最遅角学習・VVT制御ルーチ
ン」においては、そのときどきの基準NE信号、カム角
度信号等の結果に応じて、最遅角学習、VVT制御が実
行されるが、最遅角学習が完了していなくてもVVT制
御が実行される点で第1実施例とは大きく異なってい
る。
【0078】以上説明したように、本実施例において
は、目標変位角が「0°CA」という最遅角時におい
て、最遅角学習を行うとともに、目標バルブタイミング
に対する検出された実バルブタイミングの偏差を校正す
るようにした。そして、学習完了後において、その校正
結果による実バルブタイミングを目標バルブタイミング
に向けてVVT50をフィードバック制御するようにし
た。この結果、目標バルブタイミングに向けて実バルブ
タイミングを収束させる制御がより正確に実行され、所
望とするエンジン10の特性を得ることができる。
【0079】また、本実施例では、最遅角学習を行うに
際しての初期値、すなわち、バッテリを取り替えたよう
な場合の当初の最遅角学習値GVTFRとして、バルブ
タイミングの公差上の下限値を用いることとした。この
ため、はじめのうちは、最遅角学習値GVTFRは比較
的小さな値となるため、多くの場合、上記ルーチンのス
テップ204において否定判定されることとなる。従っ
て、ステップ207における処理が繰り返し行われるこ
ととなり、最遅角学習が完了するまでの時間が比較的長
いものとなってしまう。
【0080】しかし、本実施例では、最遅角学習が完了
するまでの間においてもVVT50の制御が実行され
る。これは、当初の最遅角学習値GVTFRとして、バ
ルブタイミングの公差上の下限値が用いられているた
め、学習精度の向上が図られうることとなり、学習中に
おいてVVT50の制御が実行されたとしても、オーバ
ーラップ量の増大に伴うエンジン10の特性が大幅に悪
化することがないためである。従って、本実施例では、
学習精度の向上を計ることができるとともに、VVT5
0が長期にわたって制御されないことによる不具合の発
生を防止することができるといえる。
【0081】尚、本発明は上記各実施例に限定されず、
例えば次の如く構成してもよい。 (1)上記各実施例では、目標変位角と実変位角とのズ
レを校正するための学習値として、リングギヤ54がハ
ウジング51に当接する場合(吸気側カムシャフト23
が最遅角位置にある場合)における、最遅角学習値GV
Tを用いている。すなわち、所定バルブタイミングとし
て吸気側カムシャフト23が最遅角位置にある場合を採
用することとした。しかしながら、吸気側カムシャフト
23が最進角位置にある場合における最進角学習値を用
いてもよい。すなわち、吸気側カムシャフト23が最進
角位置にある場合にも、リングギヤ54はハウジング5
1に当接し、その位置出しを容易に行うことができ、目
標変位角と実変位角とのズレを校正するための学習値と
して適切だからである。さらには、これら以外のバルブ
タイミングにおいて学習を行うようにしてもよい。
【0082】(2)上記各実施例では、吸気バルブ21
のバルブタイミングを可変制御することによりバルブオ
ーバラップの期間を変更する構成を備えている。しかし
ながら、排気バルブ31のバルブタイミングを可変制御
することにより、あるいは、吸気バルブ21、及び排気
バルブ31のバルブタイミングを可変制御することによ
りバルブオーバラップの期間を変更する構成としてもよ
い。
【0083】いずれの場合にも、バルブオーバラップ期
間が変更されることに変わりなく、所望するエンジン特
性が得られるように、採用すれば良いことである。 (3)上記各実施例においては、内燃機関としてガソリ
ンエンジンのバルブタイミング制御について具体化した
が、ディーゼルエンジンのそれに具体化することもでき
る。
【0084】特許請求の範囲の各請求項に記載されない
ものであって、上記実施例から把握できる技術的思想に
ついて以下にその効果とともに記載する。 (a)請求項1または請求項2に記載の内燃機関の燃料
噴射制御装置において、前記所定バルブタイミングは、
最変位バルブタイミングであることを特徴とする。かか
る構成を備える場合には、所定バルブタイミングの確定
を容易かつ確実に行うことができるという利点を有す
る。
【0085】
【発明の効果】以上説明した通り請求項1の発明に係る
内燃機関のバルブタイミング制御装置によれば、目標バ
ルブタイミングと実バルブタイミングとの誤差を解消す
るべく、基準バルブタイミングを学習するに当たり、学
習期間の短期化及びバルブオーバーラップ量増大に伴う
不具合の防止を図ることができるという優れた効果を奏
する。
【0086】また、請求項2に係る発明によれば、学習
精度の向上及び可変バルブタイミング機構の長期の非制
御による不具合の防止を図ることができるという優れた
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的な概念構成を説明する概念構成
図である。
【図2】第1実施例におけるエンジンシステム等の概略
構成図である。
【図3】第1実施例における可変バルブタイミング機構
システムの概略構成図である。
【図4】第1実施例のECU等の電気的構成を示すブロ
ック図である。
【図5】ECUにより実行される「最遅角学習・VVT
制御ルーチン」を示すフローチャートである。
【図6】第2実施例においてECUにより実行される
「最遅角学習・VVT制御ルーチン」を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
10…内燃機関としてのエンジン、15…燃焼室、20
…吸気通路、21…吸気バルブ、22…吸気ポート、2
6…スロットルバルブ、30…排気通路、40…クラン
ク角センサ、41…エンジン回転数センサ、42…気筒
判別センサ、43…水温センサ、44…カム角センサ、
45…スロットルセンサ、46…吸気圧力センサ、47
…酸素センサ(41〜47の各センサは運転状態検出手
段を構成している。又、カム角センサ47等はバルブタ
イミング検出手段を構成している。)、50…VVT、
70…目標バルブタイミング決定手段、基準バルブタイ
ミング学習手段、実バルブタイミング校正手段、バルブ
タイミング制御手段、初期値設定手段及び制御禁止手段
並びに制御許容手段を構成するECU、71…ROM、
73…RAM、VC…内燃機関のバルブタイミング制御
装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 千詞 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車 株式会社内 (72)発明者 長縄 忠久 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車 株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関のクランクシャフトの回転に同
    期して所定のタイミングで駆動され、燃焼室に通じる吸
    気通路及び排気通路をそれぞれ開閉する吸気バルブ及び
    排気バルブと、 前記内燃機関の運転状態を検出するための運転状態検出
    手段と、 その運転状態検出手段によって検出された内燃機関の運
    転状態に応じた目標バルブタイミングを決定するための
    目標バルブタイミング決定手段と、 前記吸気バルブ又は前記排気バルブのうち少なくともい
    ずれか一方のバルブタイミングを変更させる可変バルブ
    タイミング機構と、 その可変バルブタイミング機構が配設された側における
    バルブの実バルブタイミングを検出するためのバルブタ
    イミング検出手段と、 前記目標バルブタイミング決定手段により決定された目
    標バルブタイミングが予め定められた所定バルブタイミ
    ングである場合に、前記バルブタイミング検出手段によ
    って検出された実バルブタイミングを基準バルブタイミ
    ングとして学習する基準バルブタイミング学習手段と、 その基準バルブタイミング学習手段によって学習された
    基準バルブタイミングを用いて目標バルブタイミングに
    対する実バルブタイミングの偏差を校正する実バルブタ
    イミング校正手段と、 その実バルブタイミング校正手段によって校正された実
    バルブタイミングを、前記目標バルブタイミング決定手
    段によって決定された目標バルブタイミングに収束させ
    るため前記可変バルブタイミング機構を制御するバルブ
    タイミング制御手段とを備えた内燃機関のバルブタイミ
    ング制御装置であって、 前記基準バルブタイミング学習手段によって基準バルブ
    タイミングが学習される際の学習初期値を、バルブタイ
    ミングの公差上のほぼ上限値とする初期値設定手段と、 前記基準バルブタイミング学習手段による基準バルブタ
    イミングの学習が完了するまでは、前記バルブタイミン
    グ制御手段による前記可変バルブタイミング機構の制御
    を禁止する制御禁止手段とを設けたことを特徴とする内
    燃機関のバルブタイミング制御装置。
  2. 【請求項2】 内燃機関のクランクシャフトの回転に同
    期して所定のタイミングで駆動され、燃焼室に通じる吸
    気通路及び排気通路をそれぞれ開閉する吸気バルブ及び
    排気バルブと、 前記内燃機関の運転状態を検出するための運転状態検出
    手段と、 その運転状態検出手段によって検出された内燃機関の運
    転状態に応じた目標バルブタイミングを決定するための
    目標バルブタイミング決定手段と、 前記吸気バルブ又は前記排気バルブのうち少なくともい
    ずれか一方のバルブタイミングを変更させる可変バルブ
    タイミング機構と、 その可変バルブタイミング機構が配設された側における
    バルブの実バルブタイミングを検出するためのバルブタ
    イミング検出手段と、 前記目標バルブタイミング決定手段により決定された目
    標バルブタイミングが予め定められた所定バルブタイミ
    ングである場合に、前記バルブタイミング検出手段によ
    って検出された実バルブタイミングを基準バルブタイミ
    ングとして学習する基準バルブタイミング学習手段と、 その基準バルブタイミング学習手段によって学習された
    基準バルブタイミングを用いて目標バルブタイミングに
    対する実バルブタイミングの偏差を校正する実バルブタ
    イミング校正手段と、 その実バルブタイミング校正手段によって校正された実
    バルブタイミングを、前記目標バルブタイミング決定手
    段によって決定された目標バルブタイミングに収束させ
    るため前記可変バルブタイミング機構を制御するバルブ
    タイミング制御手段とを備えた内燃機関のバルブタイミ
    ング制御装置であって、 前記基準バルブタイミング学習手段によって基準バルブ
    タイミングが学習される際の学習初期値を、バルブタイ
    ミングの公差上のほぼ下限値とする初期値設定手段と、 前記基準バルブタイミング学習手段による基準バルブタ
    イミングの学習が完了する前においても、前記バルブタ
    イミング制御手段による前記可変バルブタイミング機構
    の制御を許容する制御許容手段とを設けたことを特徴と
    する内燃機関のバルブタイミング制御装置。
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