JPH06317129A - 可変バルブタイミング制御装置 - Google Patents

可変バルブタイミング制御装置

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JPH06317129A
JPH06317129A JP5106962A JP10696293A JPH06317129A JP H06317129 A JPH06317129 A JP H06317129A JP 5106962 A JP5106962 A JP 5106962A JP 10696293 A JP10696293 A JP 10696293A JP H06317129 A JPH06317129 A JP H06317129A
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timing
negative pressure
valve
variable valve
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Yasuhito Tsutsumi
泰人 堤
Takeshi Tagami
健 田上
Makoto Suzuki
鈴木  誠
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    • F02D13/02Controlling the engine output power by varying inlet or exhaust valve operating characteristics, e.g. timing during engine operation
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
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    • F02D2041/001Controlling intake air for engines with variable valve actuation
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】精度の高いバルブタイミング制御を可能とし、
もって要求される運転状態を高い精度で達成し、機関特
性、排気特性を最大限に改善する。 【構成】可変バルブタイミング装置39は基本タイミン
グを基準としてステップモータの駆動により吸気バルブ
9の開閉タイミングを連続的に調整する。基本タイミン
グを得るに際してのステップモータの目標基本ステップ
数を補正する場合に、VVTECU54は、エンジン1
が所定の運転状態にあるときにおいて、予め記憶された
吸気負圧の差に相当する負圧差が生じたときに、そのと
きの進角量に基づいて、目標基本ステップ数を補正す
る。そのため、実際の開閉タイミングと目標とする開閉
タイミングとのずれに基づいて補正が行われる場合とは
異なり、補正された後の基本タイミングがより直接的に
最終的な運転状態の1つたる吸気負圧に反映されたもの
となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内燃機関の運転状態
に応じて吸気バルブの開閉タイミングを連続的に調整可
能な可変バルブタイミング機構を備えた可変バルブタイ
ミング制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の技術として例えば特開昭
59−110817号公報に開示されたものが知られて
いる。この技術では、バルブタイミングの1つの基準値
を実測するためのセンサが設けられている。そして、当
該センサからの検知信号に基づき、実際のバルブタイミ
ングがある1つのタイミングとなったときにその旨が検
出される。この検出結果に基づき、実際の制御タイミン
グと、目標とされるタイミングとのずれが算出される。
そして、そのずれの分だけバルブタイミングの補正がな
される。従って、この補正により、バルブタイミング
は、常に目標値となるように維持される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、バルブタイ
ミングというのは、あくまでも制御対象の1つの条件で
しかなく、最終的に要求される指標ではない。従って、
上記従来技術では、目標とする開閉タイミングと実際の
開閉タイミングとの整合性は向上するものの、実際の運
転状態が要求通りになるとは限らなかった。すなわち、
バルブタイミングのが目標通りになったとしても、その
タイミングが制御されて実際の運転状態に反映されるま
での経路の間での、本来的にハード内に内在する誤差
は、補正することができなかった。その結果、炭化水素
(HC)や、一酸化炭素(CO)等が適切に低減できな
くなるおそれが生じる等、機関特性、排気特性に悪影響
を与えるおそれがあった。
【0004】この発明は前述した事情に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、精度の高いバルブタイミン
グ制御が可能で、ひいては、要求される運転状態を高い
精度で達成し、機関特性、排気特性を最大限に改善する
ことの可能な可変バルブタイミング制御装置を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明においては、図1に示すように、内燃機関M
1の回転に同期して所定のタイミングで駆動され、燃焼
室M2に通じる吸気通路M3を開閉する吸気バルブM4
と、吸気バルブM4の開閉タイミングを、所定の基本タ
イミングを基準として進角側及び遅角側に連続的に調整
可能な可変バルブタイミング機構M5と、内燃機関M1
の運転状態を検出する運転状態検出手段M6と、運転状
態検出手段M6の検出結果に基づき、可変バルブタイミ
ング機構M5を駆動制御する駆動制御手段M7とを備え
た可変バルブタイミング制御装置において、吸気バルブ
M4の開閉タイミングの調整に伴って変動する吸気通路
M3内の吸気負圧を検出する吸気負圧検出手段M8と、
可変バルブタイミング機構M5が所定の基本状態とな
り、吸気バルブM4が基本タイミングで開閉されたとき
の第1の吸気負圧と、開閉タイミングが基本タイミング
から所定量だけ進角されるよう可変バルブタイミング機
構M5が駆動制御されたときの第2の吸気負圧との差を
予め記憶する負圧差記憶手段M9と、運転状態検出手段
M6の検出結果に基づく内燃機関M1の運転状態が予め
定められた所定状態にあるとき、駆動制御手段M7によ
る駆動制御を一旦無効化し、可変バルブタイミング機構
M5を、吸気通路M3内の吸気負圧が第1の吸気負圧と
なる所定状態に設定するとともに、その設定後開閉タイ
ミングを進角させるべく駆動制御する補正時駆動制御手
段M10と、運転状態検出手段M6の検出結果に基づく
内燃機関M1の運転状態が所定状態にあるとき、吸気負
圧検出手段M8の検出結果に基づく実測吸気負圧と、補
正時駆動制御手段M10の駆動制御の開始時における実
測吸気負圧との差が、負圧差記憶手段M9により記憶さ
れた差を超えたとき、そのときの可変バルブタイミング
機構M5の状態に基づいて、基本タイミングを補正する
補正手段M11とを備えたことをその要旨としている。
【0006】
【作用】上記の構成によれば、図1に示すように、吸気
バルブM4は内燃機関M1の回転に同期して所定のタイ
ミングで駆動され、燃焼室M2に通じる吸気通路M3を
開閉する。吸気バルブM4の開閉タイミングは、可変バ
ルブタイミング機構M5により、所定の基本タイミング
を基準として進角側及び遅角側に連続的に調整され得
る。運転状態検出手段M6により内燃機関M1の運転状
態が検出され、その検出結果に基づき、可変バルブタイ
ミング機構M5が駆動制御手段M7により駆動制御され
る。
【0007】また、吸気負圧検出手段M8により、吸気
バルブM4の開閉タイミングの調整に伴って変動する吸
気通路M3内の吸気負圧が検出される。さらに、負圧差
記憶手段M9では、可変バルブタイミング機構M5が所
定の基本状態となり、吸気バルブM4が基本タイミング
で開閉されたときの第1の吸気負圧と、開閉タイミング
が基本タイミングから所定量だけ進角されるよう可変バ
ルブタイミング機構M5が駆動制御されたときの第2の
吸気負圧との差が予め記憶される。
【0008】そして、運転状態検出手段M6の検出結果
に基づく内燃機関M1の運転状態が予め定められた所定
状態にあるとき、駆動制御手段M7による駆動制御が、
補正時駆動制御手段M10により一旦無効化される。ま
た、補正時駆動制御手段M10により、吸気通路M3内
の吸気負圧が第1の吸気負圧となる所定状態に可変バル
ブタイミング機構M5が設定されるとともに、その設定
後開閉タイミングを進角させるべく駆動制御される。
【0009】そして、運転状態検出手段M6の検出結果
に基づく内燃機関M1の運転状態が所定状態にあると
き、補正手段M11により、吸気負圧検出手段M8の検
出結果に基づく実測吸気負圧と、補正時駆動制御手段M
10の駆動制御の開始時における実測吸気負圧との差が
算出される。その差が、負圧差記憶手段M9により記憶
された差を超えたとき、補正手段M11により、そのと
きの可変バルブタイミング機構M5の状態に基づいて、
基本タイミングが補正される。
【0010】従って、本発明によれば、可変バルブタイ
ミング機構M5の基本タイミングが補正されるのに際
し、実際の開閉タイミングと目標とする開閉タイミング
とのずれに基づいて行われるのではなく、最終的な運転
状態の指標の1つたる吸気負圧に基づいて行われる。す
なわち、補正時において、予め記憶された吸気負圧の差
に相当する負圧差が生じたときに、そのときの可変バル
ブタイミング機構M5の状態に基づいて、基本タイミン
グが補正される。そのため、実際の開閉タイミングと目
標とする開閉タイミングとのずれに基づいて行われる場
合に比べて、補正後のバルブタイミング制御がより直接
的に運転状態に反映されることになる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図6に従って説明する。図2は本実施例のバルブタイミ
ング制御装置が適用される内燃機関としてのエンジン1
の概略構成を示す図である。エンジン1のシリンダ2に
はピストン3が上下動可能に収容されている。ピストン
3の上方には燃焼室4が形成され、この燃焼室4に吸気
通路5及び排気通路6が連通している。燃焼室4と吸気
通路5との連通部分は吸気ポート7となっており、この
吸気ポート7はシリンダヘッド8に上下動可能に取付け
られた吸気バルブ9によって開閉される。また、燃焼室
4と排気通路6との連通部分は排気ポート11となって
おり、この排気ポート11はシリンダヘッド8に上下動
可能に取付けられた排気バルブ12によって開閉され
る。
【0012】吸気バルブ9及び排気バルブ12には圧縮
状態のバルブスプリング13,14、バルブリフタ1
5,16等が組付けられている。各バルブリフタ15,
16の上方には吸気側カムシャフト17及び排気側カム
シャフト18が回転可能に設けられ、両カムシャフト1
7,18には前記吸気バルブ9及び排気バルブ12を開
閉するためのカム17a,18aが一体に形成されてい
る。吸気側カムシャフト17及び排気側カムシャフト1
8の各端部にはタイミングプーリ21,22が取付けら
れ、両タイミングプーリ21,22がタイミングベルト
によってクランクシャフトに連結されている。
【0013】そして、前記バルブスプリング13,14
はバルブリフタ15,16が常にカム17a,18aに
当接するように吸気バルブ9及び排気バルブ12を上方
へ付勢している。この付勢方向は、前記吸気ポート7及
び排気ポート11を閉じる方向である。そのため、クラ
ンクシャフトの回転がタイミングベルトを介して各タイ
ミングプーリ21,22に伝達されると、吸気側カムシ
ャフト17及び排気側カムシャフト18が回転する。こ
れにともない、カム17a,18aがバルブスプリング
13,14の付勢力に抗しバルブリフタ15,16を周
期的に押し下げると、バルブリフタ15,16が吸気バ
ルブ9及び排気バルブ12を下方へ押圧して開閉動作さ
せる。
【0014】前記吸気通路5において、吸気ポート7の
近傍には燃料噴射弁23が取付けられている。また、こ
の燃料噴射弁23よりも上流側の吸気通路5には吸入空
気の脈動を平滑化させるためのサージタンク24が配設
され、さらにその上流の吸気通路5内には、アクセルペ
ダル(図示しない)の操作に連動して開閉されるスロッ
トルバルブ25が設けられている。そして、このスロッ
トルバルブ25の開閉により吸気通路5への吸入空気量
が調節される。スロットルバルブ25の近傍には、スロ
ットル開度TAを検出するスロットル開度センサ26が
取付けられている。同じく、スロットルバルブ25の近
傍には、アイドルスイッチ27が取付けられている。こ
のアイドルスイッチ27により全閉信号LLが出力され
るようになっている。この全閉信号LLは、スロットル
バルブ25が全閉状態のときオンとなり、全閉以外の状
態のときオフとなる。
【0015】また、吸気通路5にはスロットルバルブ2
5を迂回し、かつスロットルバルブ25の上流側と下流
側とを連通させるバルパス通路28が設けられている。
このバイパス通路28の途中には、アイドルスピードコ
ントロールバルブ(ISCV)29が取付けられてい
る。ISCV29はパルス信号に応じてステップモータ
のロータが回転し、そのロータの回転により弁体29a
が移動してバルブの開口面積が変化する、いわゆるステ
ップモータ式のものである。そして、このISCV29
の開度を調整してバイパス通路28に流れる空気量を調
節することにより、アイドル運転時のエンジン回転数N
Eが制御される。
【0016】前記燃料噴射弁23から噴射される燃料と
吸気通路5内へ導入された外気とからなる混合気は、吸
気バルブ9の開かれる際に吸気ポート7を通じて燃焼室
4内へ導入される。この燃焼室4に導入された混合気に
着火するために、シリンダヘッド8には点火プラグ31
が取付けられている。点火プラグ31はディストリビュ
ータ32にて分配された点火信号に基づいて駆動され
る。ディストリビュータ32はイグナイタ33から出力
される高電圧をエンジン1のクランク角に同期して点火
プラグ31に分配するためのものである。そして、点火
プラグ31の点火によって燃焼室4内へ導入された混合
気が爆発・燃焼され、ピストン3及びクランクシャフト
等を介してエンジン1の駆動力が得られる。このように
燃焼室4で生成した燃焼ガスは、排気バルブ12が開か
れる際に排気ポート11から排気通路6を通じて外部へ
排出される。なお、前記ディストリビュータ32には、
そのロータの回転を検出してエンジン回転信号を出力す
る回転数センサ34が設けられている。換言すれば、回
転数センサ34により、エンジン回転数NEが検出され
る。
【0017】さらに、前記各種センサ以外にも、エンジ
ン1のシリンダブロック19には、冷却水温THWを検
出する水温センサ35が取付けられている。また、トラ
ンスミッション(図示しない)近傍には、シフトポジシ
ョンがNレンジ(ニュートラルレンジ)にあるか否かを
検出するニュートラルスイッチ36が設けられている。
さらに、エアコンが作動したときにオンとなるエアコン
スイッチ37、ヘッドライト、ヒータ、デフォッガ等に
接続され、これらが作動されたときにオン信号を出力す
る電気負荷スイッチ38が設けられている。そして、こ
れらスロットル開度センサ26、アイドルスイッチ2
7、回転数センサ34、水温センサ35、ニュートラル
スイッチ36、エアコンスイッチ37及び電気負荷スイ
ッチ38等により運転状態検出手段が構成されている。
【0018】併せて、サージタンク24には、同タンク
24に連通して、エンジン1の負荷に相当する吸気負圧
MVを検出する吸気負圧検出手段としての吸気圧センサ
40が設けられている。
【0019】さて、前記のようなエンジン1の基本的構
成に加え、本実施例では前記吸気バルブ9の開閉タイミ
ングを調整するための可変バルブタイミング機構として
の可変バルブタイミング装置39が設けられている。次
に、この可変バルブタイミング装置39について詳述す
る。
【0020】図3で示すように、吸気側カムシャフト1
7の先端(図3の左端)に設けられたタイミングプーリ
21の外周には多数の外歯21aが形成され、中心部分
にはボス21bが形成されている。また、外歯21aと
ボス21bの中間部分には筒状部21cが形成されてい
る。そして、タイミングプーリ21はボス21bにて吸
気側カムシャフト17の先端部外周に相対回転可能に嵌
合されている。
【0021】前記吸気側カムシャフト17の先端面には
インナスリーブ41が取付けられている。インナスリー
ブ41は、大筒部41aとその反対側へ延びる小筒部4
1bとを備え、大筒部41aが前記ボス21bの外周に
嵌合されて、同インナスリーブ41がタイミングプーリ
21に対し相対回転可能となっている。また、インナス
リーブ41は、吸気側カムシャフト17の先端部に対し
ボルト42及びノックピン43により相対回転不能に取
付けられている。このインナスリーブ41は、前記タイ
ミングプーリ21が吸気側カムシャフト17の軸方向へ
移動するのを規制している。
【0022】前記タインミングプーリ21とインナスリ
ーブ41とはアウタスリーブ44によって連結されてい
る。アウタスリーブ44は外筒部44aと内筒部44b
とを有する二重筒形状をなしている。アウタスリーブ4
4の外筒部44aはタイミングプーリ21の筒状部21
cの外周に嵌合され、同アウタスリーブ44の内筒部4
4bはタイミングプーリ21の筒状部21cとインナス
リーブ41の大筒部41aとの間に挿入されている。
【0023】さらに、インナスリーブ41における大筒
部41aの外周、アウタスリーブ44における内筒部4
4bの内外周及びタイミングプーリ21における筒状部
21cの内周には、それぞれはす歯41c,44c,4
4d,21dが形成されている。これらのはす歯41
c,44c,44d,21dは相互に噛合されており、
その噛合の関係から、アウタスリーブ44が軸方向へ移
動すると、タイミングプーリ21に対し吸気側カムシャ
フト17が相対回転する。
【0024】タイミングプーリ21の外歯21aにはタ
イミングベルト45が掛装されており、前述したように
クランクシャフトの回転がこのタイミングベルト45に
よりタイミングプーリ21に伝達される。従って、この
回転力の伝達により、アウタスリーブ44により連結さ
れたタイミングプーリ21とインナスリーブ41とが一
体的に回転され、さらにボルト42及びノックピン43
によりインナスリーブ41に連結された吸気側カムシャ
フト17が一体的に回転駆動される。
【0025】前記アウタスリーブ44の前方位置には、
これを吸気側カムシャフト17の軸方向へ移動させるた
めのステップモータ46が配設されている。ステップモ
ータ46は複数の励磁コイルを有し、その励磁コイルが
順次磁化されることにより、所定方向へ1ステップずつ
回転する。ステップモータ46の出力軸には後面を開放
した駆動筒47が取付けられている。駆動筒47の外周
には外ねじ47aが螺刻されてウォームギヤとして構成
されている。また、ステップモータ46には駆動筒47
を覆うようにして筒状ガイド部材48が固定されてい
る。
【0026】駆動筒47は前記インナスリーブ41の小
筒部41b外周に対し相対回転可能に嵌合され、アウタ
スリーブ44の中心部を貫通している。一方、アウタス
リーブ44には、内周に内ねじ49aを有するベアリン
グ49が相対回転可能に組付けられている。そして、ベ
アリング49の内ねじ49aと駆動筒47の外ねじ47
aとが互いに噛合されている。
【0027】前記ベアリング49の外周面の一部には軸
方向へ延びる溝49bが形成され、この溝49bには、
前記ガイド部材48の内周に設けられた突起48aが係
入している。この突起48aは、前記ベアリング49の
回転を阻止するとともに、軸方向への移動を可能にして
いる。従って、タイミングプーリ21と吸気側カムシャ
フト17とが一体回転しているときに、ステップモータ
46が駆動されて駆動筒47が所定角度回転されると、
回転を阻止されているベアリング49が軸方向へ移動さ
れる。これにともない、ベアリング49の取付けられた
アウタスリーブ44が同一軸方向へ移動され、タイミン
グプーリ21と吸気側カムシャフト17との間に相対回
転が生じて同吸気側カムシャフト17に捩じりが付与さ
れる。
【0028】このように、前記可変バルブタイミング装
置39では、ステップモータ46を駆動制御することに
より、アウタスリーブ44の軸方向における位置が変更
され、その結果として吸気側カムシャフト17に捩じり
が付与される。この捩じりの付与により、吸気バルブ9
の開閉タイミングが調整される。本実施例では、ステッ
プモータ46の駆動筒47が正転するとアウタスリーブ
44が図3の右方へ移動し、吸気バルブ9の開閉タイミ
ングが早められる。また、駆動筒47が逆転するとアウ
タスリーブ44が図3の左方へ移動し、前記吸気バルブ
9の開閉タイミングが遅らされるように設定されてい
る。
【0029】なお、吸気側カムシャフト17の内部には
油路51,52が形成され、それらの油路51,52を
通じてタイミングプーリ21の内部に潤滑油が供給され
るようになっている。
【0030】図2に示すように、前記エンジン1には、
燃料噴射、点火時期、アイドル時のエンジン回転数等を
制御するエンジン電子制御装置(以下、エンジンECU
という)53と、可変バルブタイミング装置39を駆動
制御する可変バルブタイミング電子制御装置(以下、V
VTECUという)54とが設けられている。このVV
TECU54により、駆動制御手段、負圧差記憶手段、
補正時駆動制御手段及び補正手段が構成されている。さ
て、エンジンECU53の入力側には、前記スロットル
開度センサ26、アイドルスイッチ27、回転速度セン
サ34、水温センサ35、ニュートラルスイッチ36、
エアコンスイッチ37、電気負荷スイッチ38及び吸気
圧センサ40が電気的に接続され、出力側には燃料噴射
弁23、ISCV29及びイグナイタ33が電気的に接
続されている。
【0031】エンジンECU53は、アイドルスイッチ
27の検出結果等に基づきエンジン1がアイドル状態で
あると判断すると、エンジン1の運転状態(冷却水温T
HW、エアコンスイッチ37のオン、オフ等)に応じた
目標回転数と、回転数センサ34によって検出されるエ
ンジン回転数NEとの偏差を求める。そして、その偏差
を零にするのに必要な吸入空気量を算出し、その算出結
果に基づいてISCV29をフィードバック制御する。
【0032】また、エンジンECU53とVVTECU
54とはデータ通信可能に接続されており、前記のよう
にエンジンECU53に取り込まれた各センサからの信
号は、VVTECU54に送出されるようになってい
る。このVVTECU54の出力側には前記可変バルブ
タイミング装置39のステップモータ46が電気的に接
続されている。VVTECU54は、中央処理装置(以
下CPUという)55と、読み出し専用メモリ(以下R
OMという) 56と、ランダムアクセスメモリ(以下R
AMという)57と、入力ポート58と、出力ポート5
9とを備え、これらは互いにバス61によって接続され
ている。CPU55は、予め設定された制御プログラム
に従って各種演算処理を実行し、ROM56はCPU5
5で演算処理を実行するために必要な制御プログラムや
初期データを予め記憶している。また、RAM57はC
PU55の演算結果を一時記憶する。
【0033】CPU55は、エンジンECU53及び入
力ポート58を介して前記スロットル開度センサ26、
回転数センサ34、水温センサ35、ニュートラルスイ
ッチ、エアコンスイッチ37、電気負荷スイッチ38及
び吸気圧センサ40からの信号を入力する。CPU55
はこれらの信号に応じて吸気バルブ9の開閉タイミング
を制御するために、ステップモータ46に駆動信号を出
力する。
【0034】ここでの吸気バルブ9の開閉タイミングは
角度で与えられており、詳しくは、基準となる角度から
何度進角したときに吸気バルブ9が閉じるかを進角量θ
で示している。本実施例では、制御上最も遅い開閉タイ
ミング(基本タイミング)となるときの進角量θが、
「C°」に設定されている。
【0035】そして、CPU55は、前記開閉タイミン
グにて吸気バルブ9を開閉させるためには、ステップモ
ータ46の駆動筒47を、基準位置から何ステップ回転
させる必要があるかを所定の演算式に基づいて算出し、
これを目標ステップ数Vstepとする。そして、CPU5
5は、基本的には、ステップモータ46のステップ数が
上記算出した目標ステップ数Vstepとなるよう、ステッ
プモータ46を駆動制御する。また、同様にCPU55
は、前記基本タイミングにて吸気バルブ9を開閉させる
ためには、ステップモータ46の駆動筒47を、基準位
置から何ステップ回転させる必要があるかを所定の演算
式に基づいて算出し、これを目標基本ステップ数Cstep
とする。さらに、CPU55は、算出した目標基本ステ
ップ数Cstepに対し、エンジン1が所定の運転状態にあ
るときに、以下に述べるような必要な補正を適宜に行
う。
【0036】次に、前記可変バルブタイミング装置の制
御に関し、上記基本タイミングを得るに際しての目標基
本ステップ数Cstepを補正する場合の処理について説明
する。
【0037】図4及び図5はCPU55によって実行さ
れる各処理のうち、目標基本ステップ数Vstepを補正し
て、吸気バルブ9の基本タイミングを補正するための
「基本タイミング補正ルーチン」を示すフローチャート
である。このルーチンは、通常のバルブタイミング制御
を実行するためのメインルーチンに対する所定時間毎の
定時割り込み処理として実行される。
【0038】処理がこのルーチンに移行すると、CPU
55は、まずステップ101において、アイドルスイッ
チ27、水温センサ35、ニュートラルスイッチ36、
エアコンスイッチ37、電気負荷スイッチ38からの検
出信号に基づき、全閉信号LL、冷却水温THW及びそ
の他各種スイッチ信号を読み込む。
【0039】次に、ステップ102においては、ステッ
プ101で読み込んだ全閉信号LLが「オン」であるか
否かを判断する。そして、全閉信号LLが「オン」でな
い場合には、アイドル状態ではないものとして、その後
の処理を一旦終了する。そして、処理をメインルーチン
へ復帰させる。
【0040】一方、全閉信号LLが「オン」の場合に
は、続くステップ103へ移行する。ステップ103に
おいては、ステップ101で読み込んだ冷却水温THW
が予め定められた所定値α以上であるか否かを判断す
る。そして、冷却水温THWが所定値α以上でない場合
には、未だエンジン1が十分に暖められていないものと
して、その後の処理を一旦終了し、処理をメインルーチ
ンへ復帰させる。
【0041】また、冷却水温THWが所定値α以上の場
合には、次のステップ104において、ステップ101
で読み込んだエアコンスイッチ37及び電気負荷スイッ
チ38のスイッチ信号が共に「オフ」であるか否かを判
断する。そして、前記スイッチ信号が共に「オフ」でな
い場合には、電気負荷が加わっているため適性な補正が
困難であるものとして、その後の処理を一旦終了し、処
理をメインルーチンへ復帰させる。
【0042】一方、前記スイッチ信号が共に「オフ」の
場合には、続くステップ105において、ステップ10
1で読み込んだニュートラルスイッチ36からのスイッ
チ信号が「オン」であるか否かを判断する。そして、ニ
ュートラルスイッチ36からのスイッチ信号が「オン」
でない場合には、現在のシフトポジションがNレンジで
なく、補正には適さない状態であるものする。この場合
には、その後の処理を一旦終了し、処理をメインルーチ
ンへ復帰させる。
【0043】このように、現在の運転状態がアイドル状
態にない場合や、或いは、基本タイミングの補正を行う
のに適当な条件が整わないような場合には、その後の処
理は行われない。一方、上記ステップ102〜ステップ
105の各条件を全て満足する場合には、基本タイミン
グの補正を行うのに適切な運転状態にあるものとして、
以降の処理が行われる。
【0044】すなわち、ステップ106において、CP
U55は、ISCV29の開度を固定させる。換言すれ
ば、ISCV29のステップモータのロータの回転を停
止させる。この開度の固定により、アイドル状態におけ
るバイパス通路28に流れる空気量がほぼ一定となり、
これに伴って、エンジン回転数NEがほぼ一定となる。
【0045】次に、ステップ107において、構成(ハ
ード)上最も遅い開閉タイミングとなるよう、すなわち
進角量θがハード上の最遅角たる「A°」となるよう、
ステップモータ46を駆動制御する。また、このときの
ステップ数を最遅角ステップ数Astepとする。
【0046】また、ステップ108においては、吸気圧
センサ40からの検出に基づき、進角量θが最遅角「A
°」となったときの吸気負圧MVを読み込む。ここで、
VVTECU53のROM56には、次に説明するデー
タが予め記憶されている。すなわち、図6は吸気バルブ
9の進角量θに対する吸気負圧MVの関係を示すグラフ
である。同図に示すように、進角量θがハード上の最遅
角たる「A°」から制御上の最遅角たる「C°」までの
間においては、吸気負圧MVは最も大きく「a」という
値をとる。そして、進角量θが「C°」を超えたあたり
から吸気負圧MVは徐々に小さくなる傾向にある。さ
て、本実施例において予め記憶されているデータという
のは、制御上の最遅角たる「C°」における吸気負圧M
Vの値「a」と、「C°」から所定量だけ進角させた
「B°」における吸気負圧MVの値「b」である。但
し、「C°」におけるそのときステップモータ46のス
テップ数は目標基本ステップ数Cstepであり、「B°」
におけるステップ数は定量進角ステップ数Bstepであ
る。従って、ステップ108において、進角量θが最遅
角「A°」となったときの吸気負圧MVの値は「a」で
ある。
【0047】次に、ステップ109において、ステップ
モータ46のステップ数を1ステップ進角側へ増大させ
る。そして、ステップ110においては、吸気圧センサ
40からの検出に基づき、そのときの吸気負圧MVを読
み込む。そして、そのときの値を「b1」とする。
【0048】続いて、ステップ111において、CPU
55は、ステップ108で読み込んだ吸気負圧MVの値
は「a」からステップ110で読み込んだ吸気負圧MV
の値「b1」を減算する。また、その減算値(a−b
1)が、予め記憶されていたデータに基づく吸気負圧の
差(a−b)を超えたか否か(以上か否かでもよい)を
判断する。減算値(a−b1)が吸気負圧の差(a−
b)を未だ超えていない場合には、ステップ112へ移
行し、ステップ110で読み込んだ吸気負圧MVの値
「b1」をデータから消去する。そして、再度ステップ
109へ移行し、ステップモータ46のステップ数を1
ステップ進角側へ増大させ、減算値(a−b1)が吸気
負圧の差(a−b)を超えるまでステップ110及びス
テップ111の処理を繰り返す。
【0049】また、減算値(a−b1)が吸気負圧の差
(a−b)を超えた場合には、ステップ113へ移行す
る。ステップ113においては、そのときの進角量θの
値に基づいて制御上の最遅角たる「C°」を補正する。
すなわち、そのときの進角量θの値を「B1°」とした
場合、「B1°」から、「B°」と「C°」との差を減
算した値を新たに制御上の最遅角たる「C°」として設
定する[C=B1−(B−C)]。
【0050】また、ステップ114においては、進角量
θの値が「B1°」となったときのステップ数B1step
から、定量進角ステップ数Bstepとそれまでの目標基本
ステップ数Cstepとの差を減算した値を新たに制御上の
目標基本ステップ数Cstepとして設定する[Cstep=B
1step−(Bstep−Cstep)]。そして、その後の処理
を一旦終了し、処理をメインルーチンへ復帰させる。
【0051】以上説明したように、本実施例の可変バル
ブタイミング制御装置によれば、基本タイミングを得る
に際しての目標基本ステップ数Cstepを補正する場合
に、最終的な運転状態の指標の1つたる吸気負圧MVに
基づいて補正が行われるようにした。すなわち、補正時
において、予め記憶された吸気負圧MVの差(a−b)
に相当する負圧差(a−b1)が生じたときに、そのと
きの進角量θに基づいて、目標基本ステップ数Cstepが
補正される。そのため、実際の開閉タイミングと目標と
する開閉タイミングとのずれに基づいて補正が行われる
従来技術とは異なり、補正された後の基本タイミングが
より直接的に吸気負圧MVに反映されたものとなる。そ
の結果、補正後のバルブタイミング制御がより直接的に
運転状態に反映されることになる。従って、精度の高い
バルブタイミング制御を行うことができ、ひいては、要
求される運転状態を高い精度で達成し、エンジン特性、
排気特性を最大限に改善することができる。
【0052】換言すれば、本実施例では、バルブタイミ
ングが制御されて実際の運転状態に反映されるまでの経
路の間での、本来的にハード内に内在する誤差について
も、補正を行うことができる。その結果、特に低負荷状
態における内部EGRの増大に伴う炭化水素(HC)
や、一酸化炭素(CO)等の大幅な低減を図ることがで
きる。
【0053】なお、この発明は前記実施例に限定される
ものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で構成の一
部を適宜に変更して次のように実施することもできる。 (1)前記実施例では、アイドルスピードコントロール
を行うタイプのエンジン1に具体化したが、ISCV2
9を有しないタイプのエンジン1にも適用することがで
きる。かかる場合には、ステップ106の処理の代わり
に、スロットル開度TAが固定されているか否かを判断
し、その開度TAが固定されている場合にのみ次の処理
(ステップ107)に移行させるようにしてもよい。
【0054】(2)前記実施例では、ステップモータ4
6を駆動源とする可変バルブタイミング装置39を採用
したが、その外にも例えば油圧駆動式の可変バルブタイ
ミング機構を採用することも可能である。
【0055】(3)前記実施例では、ガソリンエンジン
1に具体化したが、ディーゼルエンジンに具体化するこ
ともできる。
【0056】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明の可変バ
ルブタイミング制御装置によれば、吸気負圧を検出する
ことにより、その変化に応じた可変バルブタイミング機
構の状態に基づいて基本タイミングを補正するようにし
た。従って、精度の高いバルブタイミング制御を行うこ
とができ、ひいては、要求される運転状態を高い精度で
達成し、機関特性、排気特性を最大限に改善することが
できるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の基本的な概念構成を説明する概念構
成図である。
【図2】この発明を具体化した一実施例の制御装置が適
用されるエンジンの概略構成図である。
【図3】一実施例における可変バルブタイミング装置の
拡大断面図である。
【図4】一実施例において、CPUによって実行される
各処理のうち、目標基本ステップ数を補正して、吸気バ
ルブの基本タイミングを補正するためのフローチャート
である。
【図5】一実施例において、CPUによって実行される
各処理のうち、目標基本ステップ数を補正して、吸気バ
ルブの基本タイミングを補正するためのフローチャート
である。
【図6】一実施例において、吸気バルブの進角量に対す
る吸気負圧の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1…内燃機関としてのエンジン、4…燃焼室、5…吸気
通路、9…吸気バルブ、26…運転状態検出手段を構成
するスロットル開度センサ、27…運転状態検出手段を
構成するアイドルスイッチ、34…運転状態検出手段を
構成する回転数センサ、35…運転状態検出手段を構成
する水温センサ、36…運転状態検出手段を構成するニ
ュートラルスイッチ、37…エアコンスイッチ、38…
電気負荷スイッチ、39…可変バルブタイミング機構と
しての可変バルブタイミング装置、40…吸気負圧検出
手段としての吸気圧センサ、54…駆動制御手段、負圧
差記憶手段、補正時駆動制御手段及び補正手段を構成す
るVVTECU。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の回転に同期して所定のタイミ
    ングで駆動され、燃焼室に通じる吸気通路を開閉する吸
    気バルブと、 前記吸気バルブの開閉タイミングを、所定の基本タイミ
    ングを基準として進角側及び遅角側に連続的に調整可能
    な可変バルブタイミング機構と、 前記内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出手段
    と、 前記運転状態検出手段の検出結果に基づき、前記可変バ
    ルブタイミング機構を駆動制御する駆動制御手段とを備
    えた可変バルブタイミング制御装置において、 前記吸気バルブの開閉タイミングの調整に伴って変動す
    る前記吸気通路内の吸気負圧を検出する吸気負圧検出手
    段と、 前記可変バルブタイミング機構が所定の基本状態とな
    り、前記吸気バルブが前記基本タイミングで開閉された
    ときの第1の吸気負圧と、前記開閉タイミングが前記基
    本タイミングから所定量だけ進角されるよう前記可変バ
    ルブタイミング機構が駆動制御されたときの第2の吸気
    負圧との差を予め記憶する負圧差記憶手段と、 前記運転状態検出手段の検出結果に基づく前記内燃機関
    の運転状態が予め定められた所定状態にあるとき、前記
    駆動制御手段による駆動制御を一旦無効化し、前記可変
    バルブタイミング機構を、前記吸気通路内の吸気負圧が
    前記第1の吸気負圧となる所定状態に設定するととも
    に、その設定後前記開閉タイミングを進角させるべく駆
    動制御する補正時駆動制御手段と、 前記運転状態検出手段の検出結果に基づく前記内燃機関
    の運転状態が前記所定状態にあるとき、前記吸気負圧検
    出手段の検出結果に基づく実測吸気負圧と、前記補正時
    駆動制御手段の駆動制御の開始時における実測吸気負圧
    との差が、前記負圧差記憶手段により記憶された差を超
    えたとき、そのときの前記可変バルブタイミング機構の
    状態に基づいて、前記基本タイミングを補正する補正手
    段とを備えたことを特徴とする可変バルブタイミング制
    御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102006014570B4 (de) * 2005-09-07 2015-01-08 Mitsubishi Denki K.K. Steuervorrichtung für einen Verbrennungsmotor

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6792914B2 (en) 2002-09-26 2004-09-21 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control system and method for internal combustion engine having variable valve actuation system
DE10344657B4 (de) * 2002-09-26 2007-04-19 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha, Toyota Steuerungsvorrichtung und -verfahren für einen Verbrennungsmotor, der ein variables Ventilbetätigungssystem hat
DE102006014570B4 (de) * 2005-09-07 2015-01-08 Mitsubishi Denki K.K. Steuervorrichtung für einen Verbrennungsmotor

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