JP3185439B2 - 内燃機関のバルブタイミング制御装置 - Google Patents

内燃機関のバルブタイミング制御装置

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JP3185439B2
JP3185439B2 JP953393A JP953393A JP3185439B2 JP 3185439 B2 JP3185439 B2 JP 3185439B2 JP 953393 A JP953393 A JP 953393A JP 953393 A JP953393 A JP 953393A JP 3185439 B2 JP3185439 B2 JP 3185439B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は内燃機関の運転状態に
応じて吸気バルブ或いは排気バルブの開閉タイミングを
連続的に可変にする可変バルブタイミング機構を備えた
バルブタイミング制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、特開昭61−65036号公報に
示されているように内燃機関の出力制御について車両又
は内燃機関の運転状態によって制御する場合、アイドル
時における安定性を考慮して車速がゼロのとき、あるい
はアイドル条件のときにはオーバーラップ期間を短くす
るように制御している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、車速が低い
状態や、無負荷状態でスロットルを急閉すると、可変バ
ルブタイミング機構は進角から遅角へ制御されるが、可
変バルブタイミング機構には作動遅れが生ずるため、低
吸入空気量でオーバーラップ期間が大となる状態があ
る。このため、車速が低い状態や、無負荷状態でスロッ
トルを急閉した場合には失火や燃焼不良等が生じてエン
ジン回転のアンダーシュートや、エンジンストールを発
生してしまう問題がある。
【0004】この発明の目的は内燃機関のエンジン回転
数、吸入空気量とに基づいてバルブタイミングを連続的
に制御する際、車速が低い状態や、無負荷状態のような
低車速時においてスロットルを急閉した場合に、エンジ
ン回転のアンダーシュートや、エンジンストールの発生
を防止することができる内燃機関のバルブタイミング制
御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、車両に搭載される内燃機関の吸気バルブ
及び排気バルブの少なくとも一方のバルブタイミングを
変更してそれらバルブのバルブオーバラップ量を連続的
に可変とする可変バルブタイミング機構と、当該機関の
運転状態に基づいて前記可変バルブタイミング機構の駆
動目標値を演算する演算手段と、前記駆動目標値に基づ
いて前記可変バルブタイミング機構の駆動を制御する駆
動制御手段とを備えて前記吸気バルブ及び排気バルブの
バルブオーバラップ量を機関運転状態に応じた所望の量
に制御する内燃機関のバルブタイミング制御装置におい
て、前記車両の走行速度を検出する走行速度検出手段を
備え、(a)この検出される車両走行速度の少なくとも
所定速度以下の範囲に対応して前記バルブオーバラップ
量についての最大拡大量を制限する拡大制限値を設定す
ること、(b)このバルブオーバラップ量についての拡
大制限値は複数の異なる値からなり、同検出される車両
走行速度が高いほど大きな値をとること、(c)前記演
算される可変バルブタイミング機構の駆動目標値に対応
するバルブオーバラップ量がこれら設定される拡大制限
値を超えるとき、同駆動目標値を当該拡大制限値に対応
する値に制限すること、の全ての条件を満たす制御を併
せて実行するようにしている。
【0006】
【作用】上記構成によれば、車両走行速度が低く、バル
ブオーバラップ量が機関運転状態に応じた量よりも一時
的に大きくなることに起因するエンジンストールが発生
し易いときには、バルブオーバラップ量の拡大制限値が
相対的に小さく設定されることで、同バルブオーバラッ
プ量が大きく制限されるようになる。従って、過大なバ
ルブオーバラップ量のもとでの機関回転数の落ち込みを
抑えて、エンジンストールの発生を好適に抑制すること
ができるようになる。一方、車両走行速度が高いとき、
即ち車両から動力伝達系を介して内燃機関に大きな回転
力が付与されるためにエンジンストールが発生し難いと
きには、上記拡大制限値が相対的に大きく設定されるこ
とで、こうしたバルブオーバラップ量にかかる制限が緩
和されるようになる。従って、その制限の範囲内におい
てバルブオーバラップ量を機関運転状態に極力適合する
ように制御することができるようになる。
【0007】
【0008】
【実施例】以下、本発明における内燃機関のバルブタイ
ミング装置を具体化した一実施例を図〜図に従って
説明する。
【0009】図はこの実施例の車両に搭載された内燃
機関としてのガソリンエンジン1を説明する(1気筒分
のみ図示した)概略構成図である。エンジン1のシリン
ダブロック2に形成されたシリンダボア2aにはピスト
ン3が上下動可能に設けられている。ピストン3はロッ
ド4を介して図示しないクランクシャフトに連結されて
いる。そして、ピストン3、シリンダボア2a及びその
ボア2aの上方を覆うシリンダヘッド5によって囲まれ
る空間が燃焼室6となっている。
【0010】燃焼室6には吸気通路7と排気通路8とが
それぞれ連通して設けられている。吸気通路7の燃焼室
6に開口する吸気ポート7aには、開閉用の吸気バルブ
9が組付けられている。又、排気通路8の燃焼室6に開
口する排気ポート8aには、開閉用の排気バルブ10が
組付けられている。
【0011】吸気通路7には図示しないエアクリーナを
介して外気が導入される。又、吸気通路7にはその吸気
ポート7aの近傍において燃料噴射用のインジェクタ1
1が設けられ、吸気通路7に燃料が取り込まれるように
なっている。周知のように、このインジェクタ11に
は、図示しないフューエルタンクから燃料ポンプの動作
により所定圧力の燃料が供給されるようになっている。
そして、そのインジェクタ11から噴射されて吸気通路
7に取込まれた燃料と外気との混合気が、吸気バルブ9
の開かれる際に、吸気ポート7aを通じて燃焼室6へ導
入される。又、燃焼室6に導入された混合気が爆発・燃
焼されることにより、ピストン3及びクランクシャフト
等を介してエンジン1の駆動力が得られる。さらに、燃
焼室6にて燃焼された既燃焼ガスは、排気バルブ10が
開かれる際に、排気ポート8aから排気通路8を通じて
外部へと排出される。
【0012】吸気通路7の途中には、アクセルペダル1
2の操作に連動して開閉されるスロットルバルブ13が
設けられている。そして、このスロットルバルブ13が
開閉されることにより、吸気通路7への吸入空気量が調
節される。
【0013】スロットルバルブ13の近傍には、そのス
ロットル開度TAを検出するスロットル検出手段として
のスロットルセンサ14と、スロットルバルブ13が全
閉位置にあるときに「オン」されて全閉信号LLを出力
する全閉スイッチ14aがそれぞれ設けられている。
又、スロットルバルブ13よりも下流側には、吸入空気
量の脈動を平滑化させるサージタンク15が設けられて
いる。さらに、スロットルバルブ13よりも上流側に
は、外部からの吸気通路7に取込まれる吸入空気量を検
出する周知のエアーフローメータ16が設けられてい
る。
【0014】次に、吸気バルブ9及び排気バルブ10の
ための動弁機構について説明する。吸気バルブ9及び排
気バルブ10はそれぞれ上方へ延びるステム9a,10
aを備え、各ステム9a,10aの上部にはバルブスプ
リング17,18及びバルブリフタ19,20等がそれ
ぞれ組付けられている。各バルブリフタ19,20に
は、カム21a,22aがそれぞれ係合するように設け
られている。これらカム21a,22aはシリンダ5に
支持された吸気側のカムシャフト21上と、排気側のカ
ムシャフト22上とにそれぞれ全気筒分の数だけ形成さ
れている。そして、吸気バルブ9及び排気バルブ10は
バルブスプリング17,18の付勢力によって上方へ、
かつ吸気ポート7a及び排気ポート8aを閉じる方向へ
付勢されている。この付勢状態では、各ステム9a,1
0aの上端がバルブリフタ19,20を介して常にカム
21a,22aに当接されている。
【0015】この実施例では、吸気バルブ9の開閉タイ
ミングのみを可変にすべく、吸気側のカムシャフト21
の先端部に、可変バルブタイミング機構(以下単に「V
VT」という)23を構成するタイミングプーリアッシ
ィ24とステップモータ25が設けられている。このス
テップモータ25は複数の電磁コイルを備え、その中の
励磁すべき電磁コイルを順次選択することにより、所定
方向へ1ステップ毎に回転するようになっている。これ
に対し、排気側のカムシャフト22の先端部には、タイ
ミングプーリ26のみが設けられている。これらタイミ
ングプーリーアッシィ24及びタイミングプーリ26は
図示しないタイミングベルトを介してクランクシャフト
に駆動連結されている。
【0016】従って、エンジン1の運転時にクランクシ
ャフトからタイミングベルトを介してタイミングプーリ
アッシィ24及びタイミングプーリ26に動力が伝達さ
れることにより、各カムシャフト21,22がそれぞれ
回転駆動されて各カム21a,22aがそれぞれ回転さ
れる。又、回転される各カム21a,22aのプロフィ
ルに従って各バルブリフタ19,20がバルブスプリン
グ17,18の付勢力に抗して押圧されることにより、
吸気バルブ9及び排気バルブ10が下方へ移動して吸気
ポート7a及び排気ポート8がそれぞれ開かれる。吸気
バルブ9及び排気バルブ10の基本的な開閉タイミング
は、周知のようにクランクシャフトの2回転の間に行な
われるピストン3の4つの行程(吸気行程、圧縮行程、
膨張行程、排気行程)に伴う上下動に相対して予め設定
されている。ここで、ピストン3の吸気行程に伴う下動
により吸気ポート7aが開かれる際、すなわち、吸気バ
ルブ9が開かれる時に、燃焼室6へ混合気が吸入され
る。又、ピストン3の排気行程に伴う上動により排気ポ
ート8aが開かれる際、すなわち排気バルブ10が開か
れる時に、燃焼室6から排気通路8へと既燃焼ガスが排
出される。
【0017】そして、吸気側のVVT23は、吸気バル
ブ9の基本的な開閉タイミングをその時々の運転状態に
応じて変更するために駆動制御され、カムシャフト2
1、延びては各カム21aの回転位相を適宜変更するよ
うになっている。すなわち、吸気側のVVT23は燃焼
室6への混合気の吸入タイミングを変更すべく駆動制御
されるようになっている。そして、吸気バルブ9の基本
的な開閉タイミングが変えられることにより、吸気バル
ブ9と排気バルブ10とのバルブオーバラップが変更さ
れる。
【0018】燃焼室6に導入された混合気に着火するた
めに、気筒中心部のシリンダヘッド5には点火プラグ2
7が固定され、その放電部27aが燃焼室6内に配置さ
れている。この点火プラグ27はディストリビュータ2
8にて分配された点火信号に基づいて駆動される。ディ
ストリビュータ28はイグナイタ29から出力される高
電圧をエンジン1のクランク角に同期して点火プラグ2
7に分配するためのものである。ディストリビュータ2
8にはエンジン1の回転に連動して回転されるロータ2
8aが設けられ、そのロータ28aの回転からエンジン
回転数NEを検出する回転数センサ30が設けられてい
る。又、ディストリビュータ28には、ロータ28aの
回転に応じてエンジン1のクランク角基準位置を所定の
割合で検出し、その基準信号Gを出力する気筒判別セン
サ31が設けられている。
【0019】前述したスロットルセンサ14、全閉スイ
ッチ14a、エアーフローメータ16、回転数センサ3
0、スタータスイッチ39及び気筒判別センサ31はエ
ンジン1の運転状態を検出する運転状態検出手段を構成
しており、この他に運転状態検出手段としてシリンダブ
ロック2にはエンジン1の冷却水の温度(冷却温度)T
HWを検出する水温センサ32が取付けられている。こ
の水温センサ32はエンジン1の温度を検出する温度検
出手段も兼ねている。又、排気通路8の途中には、排気
中の酸素濃度を検出する酸素センサ33が取付けられて
いる。さらに、この実施例では、車両の走行速度(車
速)SPを検出する車速検出手段としての車速センサ3
4が設けられている。この車速センサ34は、図示しな
いトランスミッションに取付けられ、そのギアの回転に
よって駆動されるものである。加えて、この実施例では
車両制動のために操作されるブレーキペダル35の操作
を検知して「オン」され、ブレーキ信号BSを出力する
ブレーキセンサ36が設けられている。
【0020】又、ブレーキペダル35にはブレーキブー
スタ37が接続して設けられている。このブレーキブー
スター37は一方向弁37aを備え、同弁37aから連
通管37bを通じ、スロットルバルブ13より下流側の
吸気通路7に連通されている。周知のようにこのブレー
キブースタ37は、吸気通路7の負圧を利用した制動力
倍増装置であり、その構造についてはここでは説明を省
略する。
【0021】又、この実施例においてエンジン1にはそ
の始動時にクランキングによって回転力を付与するため
のスタータ38が設けられている。又、このスタータ3
8には、そのオン・オフ動作を検知するスタータスイッ
チ39が設けられている。周知のようにスタータ38
は、図示しないイグニッションスイッチの操作によりオ
ン・オフ動作されるものであり、イグニッションスイッ
チが操作されている間はスタータ38がオン動作され
て、スタータスイッチ39からスタータ信号STが出力
されるようになっている。
【0022】そして、図に示すように、前述したスロ
ットルセンサ14、全閉スイッチ14a、エアフローメ
ータ16、回転数センサ30、気筒判別センサ31、水
温センサ32、酸素センサ33、車速センサ34及びス
タータスイッチ39等はエンジン電子制御装置(以下単
に「エンジンECU」という)40の入力側に電気的に
接続されている。又、このエンジンECU40の出力側
には、前述したインジェクタ11及びイグナイタ29等
が電気的に接続されている。そして、エンジンECU4
0は全閉スイッチ14a、エアーフローメータ16、各
センサ14、30〜34及びスタータスイッチ39から
の出力信号に基づき、インジェクタ11及びイグナイタ
29等を好適に制御する。
【0023】エンジンECU40は主にエンジン1の燃
料量制御装置及び点火時期制御等を司どる制御装置であ
り、これに加えて、この実施例では図に示すように、
VVT23を駆動制御するため駆動制御手段及び設定手
段を構成するVVTECU41が設けられている。この
VVTECU41はステップモータ25出力軸の回転方
向及び回転量の制御を司どるようになっている。そのた
めに、VVTECU41の入力側にはエンジンECU4
0からスロットル開度TA、全閉信号LL、エンジン回
転数NE、冷却水温THW、車速SP、スタータ信号S
T及び吸入空気量Gaの各検出値等がデータ信号として
入力される。又、VVTECU41の入力側には、ブレ
ーキセンサ36からのブレーキ信号BSが入力される。
さらに、VVTECU41は吸気バルブ9の開閉タイミ
ングを制御すべく、入力されるデータ信号等に基づきそ
の時々のエンジン1の運転状態に応じたバルブオーバラ
ップの大きさを決定し、ステップモータ25を好適に制
御するためのバルブタイミング制御信号を出力側から出
力する。
【0024】次に前記エンジンECU40及びVVTE
CU41の構成について、図のブロック図に従っ
て説明する。図はエンジンECU40に係る電気的構
成を説明するブロック図である。エンジンECU40は
中央処理装置(CPU)42、所定の制御プログラム等
を予め記憶した読出し専用メモリ(ROM)43、CP
U42の演算結果を一時記憶するランダムアクセスメモ
リ(RAM)44、予め記憶されたデータを保存するバ
ックアップRAM45等と、これら各部と外部入力回路
46及び外部出力回路47等とをバス48によって接続
した論理演算回路として構成されている。
【0025】外部入力回路46には、前記スロットルセ
ンサ14、全閉スイッチ14a、エアフローメータ1
6、回転数センサ30、気筒判別センサ31、水温セン
サ32、酸素センサ33、車速センサ34及びスタータ
スイッチ39がそれぞれ接続されている。一方、外部出
力回路47には、インジェクタ11、イグナイタ29及
びVVTECU41がそれぞれ接続されている。
【0026】そして、CPU42は外部入力回路46を
介して入力される全閉スイッチ14a、エアフローメー
タ16、各センサ14,30〜34及びスタータスイッ
チ39等からの信号を入力値として読み込む。この入力
値の読み込みに際して、外部入力回路46では、スロッ
トルセンサ14、エアフローメータ16、水温センサ3
2及び酸素センサ3からの入力値がアナログ・デジタ
ル変換処理されるようになっている。又、外部入力回路
46では、回転数センサ30、気筒判別センサ31及び
車速センサ34等からの入力値が波形成形処理されるよ
うになっている。そして、CPU42は全閉スイッチ1
4a、エアフローメータ16、各センサ14,30〜3
4及びスタータスイッチ39等から読み込んだ入力値に
基づきインジェクタ11及びイグナイタ29等を好適に
制御する。
【0027】又、CPU42は全閉スイッチ14a、エ
アフローメータ16、各センサ14,30〜34及びス
タータスイッチ39等から外部入力回路46を介して入
力値として読み込んだ信号のうち、スロットル開度T
A、全閉信号LL、エンジン回転数NE、冷却水温TH
W、スタータ信号ST及び吸入空気量Ga等を外部出力
回路7を介してデータ信号としてVVTECU41へ
出力する。
【0028】図はVVTECU41に係る電気的構成
を説明するブロック図である。VVTECU41はマイ
クロプロセッシングユニット(MPU)50、VVT2
3等のための所定の制御プログラム等を予め記憶したR
OM51、MPU50の演算結果等を一時記憶するRA
M52等と、これら各部と入出力ポート53及び出力ポ
ート54等とをバス55によって接続した論理演算回路
として構成されている。又、VVTECU41は周期的
なクロックパルスを発生させるクロックジェネレータ5
6を備え、同ジェネレータ56からMPU50にクロッ
クパルスが供給されるようになっている。さらに、VV
TECU41はその出力ポート54に接続されたラッチ
回路57及びゲート58を備えている。
【0029】入出力回路53はエンジンECU40に接
続されている。又、入出力ポート53にはブレーキセン
サ36が接続され、ゲート58にはステップモータ25
が接続されている。
【0030】そして、MPU50は入出力ポート53を
介して入力されるスロットル開度TA、全閉信号LL、
エンジン回転数NE、冷却水温THW、スタータ信号S
T、吸入空気量Ga、ブレーキ信号BS等の信号を入力
値として読み込み、その読み込んだ入力値に基づきステ
ップモータ25を好適に制御する。すなわち、MPU5
0は読み込んだ入力値に基づきROM51に記憶された
制御プログラムに従ってステップモータ25の回転すべ
き方向及びステップ数を演算決定し、その演算結果をバ
ルブタイミング制御信号として出力ポート54を介して
ラッチ回路57へ出力する。ラッチ回路57はそのバル
ブタイミング制御信号を受け、それを実行させるべくゲ
ート信号58の開閉指令を所定のシーケンスにしたがい
出力する。そして、ゲート58はその開閉指令に従い、
励磁すべき電磁コイルを選択してステップモータ25を
駆動させる。
【0031】続いて、前記VVT23の構成について図
に従って説明する。吸気バルブ9を駆動する吸気側の
カムシャフト21は、そのカムジャーナル21bにてシ
リンダヘッド5に回転可能に支持されている。そして、
そのカムシャフト21の先端部において、VVT23を
構成するタイミングプーリアッシィ24及びステップモ
ータ25が設けられている。このタイミングプーリアッ
シィ24は、外周に複数の外歯61を有するプーリ本体
62と、そのプーリ本体62に組付けられた内キャップ
63及び円筒ギヤ64とから構成されている。
【0032】すなわち、プーリ本体62はその中心寄り
にボス62a及び円周壁62bを備え、それらボス62
aと円周壁62bとの間が円周溝62cになっている。
円周壁62bの内周にはヘリカル歯62dが形成されて
いる。そして、プーリ本体62はそのボス62aにてカ
ムシャフト21上に相対回転可能に組付けられている。
一方、内キャップ63は大筒部63aとその反対側へ延
びる小筒部63bとを備え、大筒部63aの外周にはヘ
リカル歯63cが形成されている。そして、内キャップ
63はその大筒部63aがボス62aを覆うように嵌着
され、プーリ本体62に対し相対回転可能に組付けられ
ている。又、内キャップ63はカムシャフト21の先端
に対しボルト65及びノックピン66により一体回転可
能に固定されている。さらに、円筒ギヤ64は外周壁6
4aと内周壁64bとから形成され、その底壁には穴6
4cが形成されている。内周壁64bの内外周にはヘリ
カル歯64d,64eがそれぞれ形成され、外周壁64
aと内周壁64bとの間が円周溝64fになっている。
そして、その円筒ギヤ64の内周壁64b及び円周溝6
4fが、プーリ本体62の円周壁62b及び円周溝62
cに対して凹凸の関係で組付けられている。
【0033】この組付け状態において、各ヘリカル歯6
2d,63c,64d,64eがそれぞれ噛み合わされ
ており、その噛み合いの関係から円筒ギヤ64は軸方向
への移動によってカムシャフト21と相対回転可能にな
っている。又、プーリ本体62の外歯61に掛装された
図示しないタイミングベルトを介して、タイミングプー
リアッシィ24がクランクシャフトに駆動連結されてい
る。
【0034】従って、クランクシャフトからタイミング
プーリアッシィ24に駆動伝達されることにより、円筒
ギヤ64より連結されたプーリ本体62と内キャップ6
3とが一体的に回転され、さらにボルト65及びノック
ピン66により内キャップ63に連結されたカムシャフ
ト21が一体的に回転駆動される。
【0035】前記ステップモータ25は図示しないブラ
ケットによってエンジン1に取付けられている。ステッ
プモータ25は円筒ギヤ64を軸方向へ移動させるため
のものであり、その出力軸には円筒状をなして外周に歯
67aを有するウォームギヤ67が取付けられている。
このウォームギヤ67は内キャップ63の小筒部63b
に対し相対回転可能に嵌着されるとともに、円筒ギヤ6
4の穴64cを貫通して配置されている。一方、円筒ギ
ヤ64の穴64cの周囲には、内周に歯68aを有する
リングギヤ68がボールベアリング69によって相対回
転可能に組付けられている。
【0036】そして、そのリングギヤ68がウォームギ
ヤ67の外周上に噛み合わされ、その噛み合いの関係か
らウォームギヤ67の回転によって軸方向へ移動可能に
なっている。又、リングギヤ68の回り止めを行なうた
めに、リングギヤ68のステップモータ58側における
外周には、その軸方向に延びる長溝68bが形成されて
いる。あわせて、ステップモータ25のケーシングに
は、筒状をなしてタイミングプーリアッシィ24側へ延
びる回り止め部材70が取付けられている。この回り止
め部材70の内周には、前記長溝68bに係合する突起
70aと長溝68bの係合の関係から、リングギヤ68
が回り止めされて軸方向への移動のみが許容されるよう
になっている。
【0037】従って、タイミングプーリアッシィ24と
カムシャフト21とが一体回転されているときに、ステ
ップモータ25が駆動されてウォームギヤ67がある方
向へ所定量だけ回転されることにより、リングギヤ68
がウォームギヤ67上で回り止めされながら軸方向へ移
動される。これに伴い、円筒ギヤ64が同じ軸方向へ移
動され、プーリ本体62とカムシャフト21との間に相
対回転が生じてカムシャフト21に捩りが付与される。
このようにこの実施例のVVT23では、ステップモー
タ25が駆動制御されることにより、円筒ギヤ64の軸
方向における位置が変更され、その結果としてカムシャ
フト21に捩りが付与される。そして、カムシャフト2
1に捩りが付与されることにより、吸気バルブ9の開閉
タイミングが変更されてバルブオーバラップが変更され
る。
【0038】なお、カムシャフト21の内部には油路7
1,72が形成され、その油路71,72を通じてタイ
ミングプーリアッシィ24の内部に潤滑油が供給される
ようになっている。
【0039】さて、上記のように構成された内燃機関の
バルブタイミング制御装置の作用について図乃至図
に従って説明する。図5及び図はVVT23を駆動制
御するためにVVTECU41により実行されるメイン
ルーチン及びVVT制御ルーチンのフローチャートであ
り、所定時間毎に実行される。
【0040】まず、メインルーチンではステップ101
でスロットルセンサ14、全閉スイッチ14a、回転数
センサ30、水温センサ32、及びスタータスイッチ3
9、車速センサ34の検出等によるスロットル開度T
A、全閉信号LL、エンジン回転数NE、冷却水温TH
W、スタータ信号ST、車速SP及び吸入空気量Gaを
それぞれエンジンECU40から読み込む。又、ブレー
キセンサ36の検出によるブレーキ信号BSを読み込
む。
【0041】ステップ102では先に読み込まれた水温
THWに基づき、この値をパラメータとする関数f(T
HW)の演算結果を吸気バルブ9の開閉タイミング制御
のための補正ステップ数VTHWとして設定した後、ステ
ップ103に移行する。この関数f(THW)の演算は
予めROM51に記憶された図に示すマップを参照し
て行なわれる。ステップ103では先に読み込まれた車
速SPに基づき、その値をパラメータとする関数f(S
P)の演算をし、その演算結果を吸気バルブ9の開閉タ
イミング制御のための制限目標ステップ数VLimとして
設定する。なお、制限目標ステップ数はバルブタイミン
グ制限進角値と対応するステップモータ25のモータス
テップ数であって、この実施例では250ステップは進
角値50゜に対応する。又、前記関数f(SP)の演算
は予めROM51に記憶された図に示すマップを参照
して行なわれる。このマップは図に示すように車速S
Pが所定速度以下の場合にはその制限目標ステップ数V
Limは車速に比例するように設定され、所定速度を越え
る場合には制限目標ステップ数VLimは250ステップ
の固定値に設定される。
【0042】次に「VVT制御ルーチン」を図
(a)及び図に従って説明する。ステップ104にお
いて、スタータ信号STが「オン」であるか否か、すな
わち、エンジン1の始動中であるか否かを判断する。こ
こでスタータ信号STが「オン」である場合には、始動
中であるとしてステップ107で始動後の目標進角値
(固定値)に対応するステップモータ25の制御のため
のステップ数VSTBASEを目標ステップ数Vstとしてセッ
トする。ステップ104でスタータ信号STが「オン」
でない場合にはエンジン1の始動完了後であるとして、
ステップ105で全閉信号LLが「オン」であるか、否
か、すなわち、減速時若しくはアイドル時であるか否か
を判断する。ここで、全閉信号LLが「オン」である場
合には、減速時若しくはアイドル時であるとして、ステ
ップ107へ移行する。
【0043】又、ステップ105で全閉信号LLが「オ
ン」でない場合には、減速時でもアイドル時でもない通
常走行として、ステップ106に移行する。ステップ1
06ではメインルーチンで先に読み込まれたエンジン回
転数NE及び吸入空気量Gaに基づき、それらの値をパ
ラメータとする関数f(NE,Ga)の演算をし、その
演算結果を吸気バルブ9の開閉タイミング制御のための
目標ステップ数Vstとして設定した後、ステップ108
に移行する。この関数f(NE,Ga)の演算は予めR
OM51に記憶されたマップを参照して行なわれる。
【0044】そして、ステップ108では、ステップ1
06又はステップ107でセットされた目標ステップ数
Vstから補正ステップ数VTHWを減算した水温補正後の
目標ステップ数Vstを求め、ステップ109に移行す
る。ステップ109ではメインルーチンで求められた制
限目標ステップ数VLimとステップ108で演算された
水温補正後の目標ステップ数とを比較する。そして、水
温補正後の目標ステップ数Vstが制限目標ステップ数V
Limよりも大きければ、制限目標ステップ数VLimを目標
ステップ数Vstとしてセットする。又、水温補正後の目
標ステップ数Vstが制限目標ステップ数VLim以下であ
れば、ステップ111に移行する。
【0045】すなわち、車速が所定速度以下の場合に
は、その速度に対応した制限目標ステップ数が設定さ
れ、制限目標ステップ数よりも水温補正後の目標ステッ
プ数が大きければ制限を加えるのである。このことによ
って、バルブオーバラップ期間が大きくならないように
するのである。
【0046】次にステップ111において、設定された
目標ステップ数Vstからステップモータ25での現在の
ステップ数Vpoを減算した結果を制御ステップ数ST
EPとして設定する。ステップ112において、制御ス
テップ数STEPが「0」であるか否かを判断する。こ
こで制御ステップ数STEPが「0」である場合には、
ステップモータ25を駆動させることなくそのままその
後の処理を一旦終了する。一方、ステップ112で制御
ステップ数STEPが「0」でない場合には、ステップ
113において、制御ステップ数STEPが「0」より
も大きいか否か、すなわち制御ステップ数STEPが正
の数であるか否かを判断する。ここで、制御ステップ数
STEPが正の数である場合には、ステップ114で制
御フラグDIRを「0」にリセットした後、ステップ1
17へ移行する。
【0047】又、ステップ113において、制御ステッ
プ数STEPが負の数である場合には、ステップ115
で制御フラグDIRを「1」にセットする。次いで、ス
テップ116において、制御ステップ数STEPの絶対
値を新たな制御ステップ数STEPとして設定した後、
ステップ117へ移行する。そして、ステップ117に
おいては、制御フラグDIRが「1」であるか否かを判
断する。制御フラグDIRが「1」である場合には、ス
テップ118で吸気側VVT23のステップモータ25
を1ステップだけ逆転させた後、ステップ120へ移行
する。又、制御フラグDIRが「0」の場合には、ステ
ップ119でステップモータ25を1ステップだけ正転
させた後、ステップ120へ移行する。
【0048】ステップ120では制御ステップ数STE
Pから「1」だけ減算した結果を新たな制御ステップ数
STEPとして設定する。そして、ステップ121にお
いて、新たに設定した制御ステップ数STEPが「0」
であるか否かを判断する。そして、新たな制御ステップ
数が「0」でない場合には、ステップ117へジャンプ
し、ステップ117〜ステップ121の処理を繰返す。
すなわち、吸気側VVT23を駆動制御するのである。
【0049】一方、ステップ121において、新たな制
御ステップ数STEPが「0」である場合には、そのま
まその後の処理を一旦終了する。このようにステップモ
ータ25の制御によってVVT23が駆動制御され、吸
気バルブ9の開閉タイミングが制御される。
【0050】このように本実施例では、車速が所定速度
以下の場合には、その速度に対応した制限目標ステップ
数が設定され、制限目標ステップ数よりも水温補正後の
目標ステップ数が大きければ目標ステップ数に制限を加
えた。このことによって、車速が所定速度以下ではバル
ブオーバラップ期間が大きくならないようにされる。
【0051】従って、車速が低い時や、無負荷状態で低
車速時でスロットルが急閉された場合、吸入空気量が少
くなっても、バルブオーバラップ期間が大きくならな
いため、失火や、燃焼不良が生じることはない。そのた
め、エンジンの回転のアンダーシュートや、エンジン
ストールの発生を防止することが可能となった。特に、
AT車の場合にはトルクコンバータがあるためエンジン
1に対して負荷がかかりやすいが、本実施例の制御によ
りエンジンストール、エンジン回転のアンダーシュート
対策には有効なものとなる。またその一方で、車速が高
く、こうしたエンジンストールの発生し難い場合には、
上記制限目標ステップ数を相対的に大きな値に設定し、
バルブオーバラップ量にかかる制限を緩和するようにし
ているため、この制限目標ステップ数に対応した量を超
えない範囲でバルブオーバラップ量をエンジン1の運転
状態に適合するよう好適に制御することができ、同バル
ブオーバラップ量の制御自由度を極力確保することがで
きるようになる。
【0052】なお、この発明は前記実施例に限定される
ものではなく、この発明の趣旨から逸脱しない範囲で任
意に変更することも可能である。 (1)前記実施例では、吸気バルブ9の開閉タイミング
のみを可変にするVVT23を設けたが、排気バルブ1
0の開閉タイミングのみを可変にするVVTや、吸気バ
ルブ9及び排気バルブ10の両方の開閉タイミングをそ
れぞれ可変にするVVTを設けることもできる。
【0053】(2)前記実施例では、ステップモータ2
5を駆動とする吸気側VVT23を採用したが、油圧
駆動式のVVTを採用することも可能である。 (3)前記実施例では、ガソリンエンジン1に具体化し
たが、ディーゼルエンジンに具体化することもできる。
【0054】(4)前記実施例ではステップ102及び
ステップ103をメインルーチンで行なったが、これら
のステップを1秒毎の割り込みルーチンで行なってもよ
い。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、機関運転状態に基づき
バルブオーバラップ量を制御する際の制御自由度を極力
確保しつつ、可変バルブタイミング機構の作動遅れによ
りバルブオーバラップ量が機関運転状態に応じた量より
も一時的に大きくなることに起因したエンジンストール
の発生を好適に回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施例におけるガソリン
エンジンを説明する概略構成図である。
【図2】同じくエンジンECUの電気的構成を示すブロ
ック図である。
【図3】同じくVVTECUの電気的構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】同じくVVTの構成を示す断面図である。
【図5】(a)はVVTECUにより実行される「メイ
ンルーチン」を説明するフローチャートであり、(b)
は同じくVVTECUにより実行される「VVT制御ル
ーチン」を説明するフローチャートである。
【図6】同じく「VVT制御ルーチン」を説明するフロ
ーチャートである。
【図7】同じく水温THWに対しての補正進角値に対応
する補正ステップ数の関係を予め定めてなるマップであ
る。
【図8】同じく車速と制限進角値に対応する目標ステッ
プ数の関係を予め定めてなるマップである。
【符号の説明】
1…内燃機関としてのエンジン、6…燃焼室、7…吸気
通路、8…排気通路、9…吸気バルブ、10…排気バル
ブ、23…VVT、14…スロットルセンサ、14a…
全閉スイッチ、30…回転数センサ、34…車速検出手
段としての車速センサ、39…スタータスイッチ(1
4,30、39は運転状態検出手段を構成している)、
41…設定手段及び駆動制御手段を構成するVVTEC
U。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−65036(JP,A) 特開 平2−298613(JP,A) 特開 平3−185228(JP,A) 特開 平4−214924(JP,A) 特開 平5−71319(JP,A) 特開 平6−213019(JP,A) 特開 平4−284138(JP,A) 特開 平4−269338(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 13/02 F01L 1/34

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両に搭載される内燃機関の吸気バルブ及
    び排気バルブの少なくとも一方のバルブタイミングを変
    更してそれらバルブのバルブオーバラップ量を連続的に
    可変とする可変バルブタイミング機構と、当該機関の運
    転状態に基づいて前記可変バルブタイミング機構の駆動
    目標値を演算する演算手段と、前記駆動目標値に基づい
    て前記可変バルブタイミング機構の駆動を制御する駆動
    制御手段とを備えて前記吸気バルブ及び排気バルブのバ
    ルブオーバラップ量を機関運転状態に応じた所望の量に
    制御する内燃機関のバルブタイミング制御装置におい
    て、 前記車両の走行速度を検出する走行速度検出手段を備
    え、 (a)この検出される車両走行速度の少なくとも所定速
    度以下の範囲に対応して前記バルブオーバラップ量につ
    いての最大拡大量を制限する拡大制限値を設定するこ
    と、 (b)このバルブオーバラップ量についての拡大制限値
    は複数の異なる値からなり、同検出される車両走行速度
    が高いほど大きな値をとること、 (c)前記演算される可変バルブタイミング機構の駆動
    目標値に対応するバルブオーバラップ量がこれら設定さ
    れる拡大制限値を超えるとき、同駆動目標値を当該拡大
    制限値に対応する値に制限すること、 の全ての条件を満たす制御を併せて実行する ことを特徴
    とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
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