JP3293262B2 - 内燃機関のバルブタイミング制御装置 - Google Patents

内燃機関のバルブタイミング制御装置

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JP3293262B2
JP3293262B2 JP23511693A JP23511693A JP3293262B2 JP 3293262 B2 JP3293262 B2 JP 3293262B2 JP 23511693 A JP23511693 A JP 23511693A JP 23511693 A JP23511693 A JP 23511693A JP 3293262 B2 JP3293262 B2 JP 3293262B2
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    • F01L1/34Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift
    • F01L1/344Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear
    • F01L1/3442Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear using hydraulic chambers with variable volume to transmit the rotating force
    • F01L2001/34423Details relating to the hydraulic feeding circuit
    • F01L2001/34426Oil control valves
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  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内燃機関の吸気バル
ブ、排気バルブの開閉タイミング、即ちバルブタイミン
グを制御するものに係り、詳しくは、油圧により駆動さ
れる可変バルブタイミング機構を備えた内燃機関のバル
ブタイミング制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の技術として、例えば特開
平4−136437号公報に開示された「エンジン制御
装置」が知られている。
【0003】この装置では、エンジンの運転状態が点火
時期或いは燃料噴射量の調整により制御される。エンジ
ンの燃焼室には吸気通路及び排気通路を開閉するための
吸気バルブ及び排気バルブがそれぞれ設けられている。
これら両バルブは吸気側及び排気側の各カムシャフトに
より駆動される。更に、吸気側のカムシャフトには、吸
気バルブの開閉タイミングを変更するための可変バルブ
タイミング機構が設けられている。この可変バルブタイ
ミング機構は油圧により駆動されるものであり、その駆
動用の油圧としてエンジン潤滑系の油圧が利用されてい
る。そして、可変バルブタイミング機構に対する油圧の
供給とその停止とが、エンジンの運転状態に応じて制御
される。この制御により、可変バルブタイミング機構が
作動して、吸気バルブの開閉タイミングが予め定められ
た進角側と遅角側との間で二段階のタイミングに切り換
えられる。
【0004】ここで、この従来技術の装置では、潤滑油
の粘性が異なることに起因して可変バルブタイミング機
構の作動応答性が異なることに着目し、その潤滑油の粘
性に応じた遅延時間が設定される。そして、可変バルブ
タイミング機構の作動時には、エンジンで制御されるべ
き点火時期或いは燃料噴射量が上記の遅延時間に応じて
変更制御される。この制御の結果、バルブタイミングの
切り換え過渡時におけるエンジン制御量の変動が防止さ
れ、トルクショックのないスムーズなバルブタイミング
の切換えと、排気エミッションの悪化防止が図られてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来技
術の装置では、吸気バルブの開閉タイミングが、エンジ
ンの運転状態に応じて進角側と遅角側の二段階のタイミ
ングに切り換えられるのであるが、これをエンジンの運
転状態に応じて所定の範囲内で任意に連続的に変更でき
るように構成することも考えられる。しかしながら、こ
のような構成とした場合には、バルブタイミングをある
任意のタイミングから別の任意のタイミングへ変更させ
ようとした場合に、上記のように潤滑油の粘性に応じた
遅延時間を設定することが困難である。その結果、バル
ブタイミングの応答遅れを補うためにエンジン制御量を
適正に調整することが困難となり、延いてはエンジンの
ドライバビリティを悪化させるというおそれがあった。
【0006】一方で、可変バルブタイミング機構に油圧
を供給するためのオイルポンプがエンジンにより駆動さ
れる構成である場合に、その油圧はオイルポンプの吐出
圧に依存することになる。従って、その油圧はエンジン
の運転状態等の条件に大きく依存することになる。例え
ば、エンジン回転数が低くて油温が高い場合には、可変
バルブタイミング機構へ供給されるべき油圧が相対的に
低くなり、可変バルブタイミング機構に作動遅れが発生
するおそれがあった。その結果、バルブタイミングをタ
イムリーに変更することができなくなり、エンジンのド
ライバビリティや排気エミッションを悪化させるという
おそれがあった。
【0007】この発明は前述した事情に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、バルブタイミングをエンジ
ンの運転状態に応じて所定の範囲内で任意に変更可能に
するための油圧により駆動される可変バルブタイミング
機構を備えたものにおいて、油圧条件の違いにかかわり
なくバルブタイミングを応答性良く制御し、もって内燃
機関のドライバビリティの向上を図ることを可能にした
内燃機関のバルブタイミング制御装置を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明においては、図1に示すように、内燃
機関M1の回転に同期して所定のタイミングで駆動さ
れ、燃焼室M2に通じる吸気通路M3及び排気通路M4
をそれぞれ開閉するための吸気バルブM5及び排気バル
ブM6と、それら吸気バルブM5及び排気バルブM6の
少なくとも一方の開閉タイミングを、所定の範囲内で任
意のタイミングに可変とするために油圧により駆動され
る可変バルブタイミング機構M7と、その可変バルブタ
イミング機構M7に駆動用の油圧を供給するための油圧
供給系M8と、その油圧供給系M8内に設けられ、バル
ブタイミングを可変とすべく可変バルブタイミング機構
7に供給されるべき油圧を制御するための油圧制御弁M
9と、内燃機関M1の運転状態を検出するための運転状
態検出手段M10と、内燃機関M1の運転状態に応じて
バルブタイミングを変更するために、運転状態検出手段
M10の検出結果に基づき油圧制御弁M9の目標制御量
を算出するための目標制御量算出手段M11と、その目
標制御量算出手段M11の算出結果に基づき、バルブタ
イミングを変更すべく油圧制御弁M9の駆動を制御する
ための駆動制御手段M12とを備えた内燃機関のバルブ
タイミング制御装置において、油圧供給系M8内に設け
られ、可変バルブタイミング機構M7に供給されるべき
油圧の状態を検出するための油圧状態検出手段M13
と、その油圧状態検出手段M13の検出結果に基づき油
圧の状態に応じた補正量を算出し、その補正量に基づき
目標制御量算出手段M11の算出結果を補正するための
目標制御量補正手段M14とを備えたことを趣旨として
いる。
【0009】上記の目的を達成するために、第2の発明
においては、第1の発明において、油圧供給系を内燃機
関に連動して駆動される油圧ポンプを含んで構成し、油
圧状態検出手段を油圧供給系内における油温を検出する
ための油温検出手段と内燃機関の回転数を検出するため
の回転数検出手段とにより構成している。又、目標制御
量補正手段では油温検出手段及び回転数検出手段の検出
結果に基づき油圧の状態に応じた補正量を算出し、その
補正量に基づき目標制御量算出手段の算出結果を補正す
ることを趣旨としている。
【0010】
【0011】
【作用】上記第1の発明の構成によれば、図1に示すよ
うに、内燃機関M1の運転時に、吸気バルブM5及び排
気バルブM6が内燃機関M1の回転に同期して所定のタ
イミングで駆動される。この駆動により、燃焼室M2に
通じる吸気通路M3及び排気通路M4がそれぞれ開閉さ
れて燃焼室M2における吸排気が行われる。又、運転状
態検出手段M10により内燃機関M1の運転状態が検出
され、その検出結果に基づき、目標制御量算出手段M1
1では、内燃機関M1の運転状態に応じてバルブタイミ
ングを変更するための目標制御量が算出される。そし
て、その算出結果に基づき、駆動制御手段M12では、
油圧供給系M8内における油圧制御弁M9の駆動が制御
され、もって可変バルブタイミング機構M7が油圧によ
り駆動される。この制御により、吸気バルブM5及び排
気バルブM6の少なくとも一方の開閉タイミングが、所
定の範囲内で任意のタイミングに変更される。
【0012】ここで、油圧制御弁M9の制御時には、油
圧状態検出手段M13により、可変バルブタイミング機
構M7に供給されるべき油圧の状態が検出される。そし
て、その検出結果に基づき、目標制御量補正手段M14
では、油圧の状態に応じた補正量が算出される。又、そ
の補正量に基づき、目標制御量算出手段M11により算
出される目標制御量が補正される。つまり、油圧供給系
M8内における低油圧状態、或いは高油圧状態に応じて
目標制御量が補正される。
【0013】従って、油圧制御弁M9の制御により可変
バルブタイミング機構M7に供給されるべき油圧が、油
圧供給系M8内における油圧の状態の変動に応じて過不
足なく補完される。
【0014】上記第2の発明の構成によれば、油圧供給
系が内燃機関に連動して駆動される油圧ポンプを含んで
構成されることから、油圧供給系内における油圧の状態
は、内燃機関の回転数や、内燃機関の暖機の違いに左右
されることになる。ここで、油圧制御弁の制御時には、
油温検出手段及び回転数検出手段により、油圧の状態に
相関するパラメータとしての油温と内燃機関の回転数と
がそれぞれ検出される。そして、それら検出結果に基づ
き、目標制御量補正手段では、油圧の状態に応じた補正
量がより高精度に算出される。又、その補正量に基づ
き、目標制御量算出手段で算出される目標制御量がより
高精度に補正される。
【0015】従って、油圧制御弁の制御により可変バル
ブタイミング機構に供給されるべき油圧が、油圧ポンプ
より吐出される油圧供給系内の油圧の状態の変動に応じ
て過不足なくより高精度に補完される。
【0016】
【0017】
【0018】
【実施例】以下、上記した第1の発明、第2の発明及び
第3の発明における内燃機関のバルブタイミング制御装
置をガソリンエンジンに具体化した一実施例を図3〜図
12に基づいて詳細に説明する。
【0019】図3はこの実施例における内燃機関のバル
ブタイミング制御装置を示す概略構成図である。複数気
筒よりなる内燃機関としてのエンジン1は、その各気筒
のシリンダ2内において上下動可能に設けられたピスト
ン3を備え、そのピストン3の上側が燃焼室4となって
いる。各燃焼室4には点火プラグ5がそれぞれ設けられ
ている。又、各燃焼室4には、吸気ポート6a及び排気
ポート7aを通じて、吸気通路6及び排気通路7がそれ
ぞれ連通して設けられている。そして、吸気ポート6a
及び排気ポート7aには、開閉用の吸気バルブ8及び排
気バルブ9がそれぞれ設けられている。これら吸気バル
ブ8及び排気バルブ9は吸気側カムシャフト10及び排
気側カムシャフト11の回転により駆動される。又、各
カムシャフト10,11の一端には、吸気側タイミング
プーリ12及び排気側タイミングプーリ13がそれぞれ
設けられている。更に、各タイミングプーリ12,13
は、タイミングベルト14を介して、図示しないクラン
クシャフトに駆動連結されている。
【0020】従って、エンジン1の運転時には、クラン
クシャフトからタイミングベルト14及び各タイミング
プーリ12,13を介して各カムシャフト10,11に
回転動力が伝達され、各カムシャフト10,11の回転
により吸気バルブ8及び排気バルブ9が開閉駆動され
る。又、これら吸気バルブ8及び排気バルブ9は、クラ
ンクシャフトの回転に同期して、即ち吸気行程、圧縮行
程、爆発・膨張行程及び排気行程の一連の4行程に同期
して、所定の開閉タイミングで駆動される。
【0021】吸気通路6の入口側にはエアクリーナ15
が設けられている。又、各気筒毎の吸気ポート6aの近
傍には、燃料噴射用のインジェクタ16がそれぞれ設け
られている。そして、エンジン1において、吸気通路6
にはエアクリーナ15を通じて外気が取り込まれる。
又、その外気の取り込みと同時に、各インジェクタ16
から燃料が噴射されることにより、外気と燃料との混合
気が吸入行程における吸気バルブ8の開きに同期して燃
焼室4に吸入される。更に、エンジン1では、燃焼室4
に吸入された混合気が点火プラグ5の作動により爆発・
燃焼され、これによりクランクシャフトが回転されてエ
ンジン1の駆動力が得られる。そして、燃焼後の排気ガ
スは、排気行程における排気バルブ9の開きに同期し
て、燃焼室4から排気ポート7aを通じて排出され、更
には排気通路7を通じて外部へと排出される。
【0022】吸気通路6の途中には、図示しないアクセ
ルペダルの操作に連動して開閉されるスロットルバルブ
17が設けられている。そして、このスロットルバルブ
17が開閉されることにより、吸気通路6への外気の取
り込み量、即ち吸気量が調節される。又、そのスロット
ルバルブ17の下流側には、吸気脈動を平滑化させるた
めのサージタンク18が設けられている。更に、吸気通
路6においてエアクリーナ15の近傍には、吸気温TH
Aを検出するための吸気温センサ71が設けられてい
る。又、スロットルバルブ17の近傍には、そのスロッ
トル開度TAを検出するためのスロットルセンサ72が
設けられている。更に、サージタンク18には、同タン
ク18に連通して吸気圧PMを検出するための吸気圧セ
ンサ73が設けられている。
【0023】一方、排気通路7の途中には、排気ガスを
浄化するための三元触媒19を内蔵してなる触媒コンバ
ータ20が設けらている。又、排気通路7の途中には、
排気中の酸素濃度を検出するための酸素センサ74が設
けられている。
【0024】更に、エンジン1には、その冷却水の温度
(冷却水温)THWを検出するための水温センサ75が
設けられている。各点火プラグ5には、ディストリビュ
ータ21にて分配された点火信号が印加される。ディス
トリビュータ21ではイグナイタ22から出力される高
電圧がクランクシャフトの回転、即ちクランク角に同期
して各点火プラグ5に分配される。そして、各点火プラ
グ5の点火タイミングは、イグナイタ22からの高電圧
出力タイミングにより決定される。
【0025】ディストリビュータ21には、排気側カム
シャフト11に連結されてクランクシャフトの回転に同
期して回転される図示しないロータが内蔵されている。
ディストリビュータ21には、そのロータの回転からエ
ンジン1の回転数(エンジン回転数)NEを検出するた
めの回転数検出手段としての回転数センサ76が取り付
けられている。又、ディストリビュータ21には、同じ
くロータの回転に応じてエンジン1のクランク角基準位
置GPを所定の割合で検出するための気筒判別センサ7
7が取り付けられている。この実施例では、エンジン1
の一連の4行程に対してクランクシャフトが2回転する
ものとして、回転数センサ76では1パルス当たり30
°CAの割合でクランク角が検出される。又、気筒判別
センサ77では1パルス当たり360°CAの割合でク
ランク角が検出される。
【0026】この実施例において、吸気バルブ8の上流
側の吸気通路6には、スロットルバルブ17を迂回して
同バルブ17の上流側と下流側とを連通させるバイパス
通路23が設けられている。このバイパス通路23の途
中には、スロットルバルブ17が全閉となるエンジン1
のアイドリング時に、そのアイドリングを安定させるべ
く吸気量を調整するために開閉されるリニアソレノイド
式のアイドルスピードコントロールバルブ(ISCV)
24が設けられている。このISCV24が所定の制御
信号に応じて駆動制御されることにより、バイパス通路
23の開度等が調節される。
【0027】従って、エンジン1のアイドリング時に、
ISCV24の開度及びその開き時期等が制御されるこ
とにより、バイパス通路23を流れる空気量が調節さ
れ、燃焼室4に供給されるべき吸気量が制御される。
【0028】併せて、この実施例において、吸気側タイ
ミングプーリ12には、吸気バルブ8の開閉タイミング
を可変にするために油圧により駆動される可変バルブタ
イミング機構(以下単に「VVT」という)25が設け
られている。
【0029】次に、この実施例におけるVVT25等の
構成について、図4〜図7及び図9に従って詳しく説明
する。図4,6はVVT25等の構成を示す断面図であ
る。吸気側のカムシャフト10はそのジャーナル10a
がエンジン1のシリンダヘッド26とベアリングキャッ
プ27との間で回転可能に支持されている。そして、カ
ムシャフト10の一端部には、タイミングプーリ12と
一体にVVT25が設けられている。ジャーナル10a
にはその外周に沿って延びる二本のジャーナル溝31,
32が形成されている。又、シリンダヘッド26及びベ
アリングキャップ27には、それらを貫通して延びるヘ
ッド油路33が形成されている。この実施例では、図3
に示すように、オイルパン28、油圧ポンプ29及びオ
イルフィルタ30等によりエンジン1の潤滑系が構成さ
れている。そして、エンジン1の運転に連動して油圧ポ
ンプ29が駆動されることにより、オイルパン28から
潤滑油が吸い上げられて油圧ポンプ29から吐出され
る。吐出された潤滑油はオイルフィルタ30を通過した
後、所定の圧力をもってヘッド油路33に供給される。
【0030】カムシャフト10の先端部にはタイミング
プーリハウジング34が設けられている。このタイミン
グプーリハウジング34はタイミングプーリ12とその
タイミングプーリ12の一側面及びカムシャフト10の
先端部を覆うように組み付けられたカバー35とを備え
ている。タイミングプーリ12はほぼ円板状をなし、そ
の外周には複数の外歯36が形成され、中央にはボス3
7が形成されている。タイミングプーリ12はそのボス
37によりカムシャフト10に対して相対回動可能に装
着されている。又、外歯36には前述したタイミングベ
ルト14が装着されており、同ベルト14を介してタイ
ミングプーリハウジング34がクランクシャフトに駆動
連結されている。一方、カバー35は有底円筒状をな
し、その外周にはフランジ38が形成され、底部中央に
は連通孔39が形成されている。又、カバー35の内周
には、複数の内歯35aが形成されている。カバー35
はそのフランジ38にて、複数のボルト40及びピン4
1によりタイミングプーリ12の一側面に固定されてい
る。又、連通孔39には蓋42が取り外し可能に装着さ
れている。そして、タイミングプーリ12とカバー35
とにより囲まれた空間が、タイミングプーリハウジング
34の内部の収容空間43となっている。
【0031】この収容空間43において、カムシャフト
10の先端には、筒状をなすインナキャップ44が中空
ボルト45により締め付けられると共に、ピン46によ
り回り止めされている。このインナキャップ44の周壁
44aはタイミングプーリ12のボス37を内包するよ
うに装着されており、両者12,37は相対回動可能と
なっている。又、インナキャップ44の周壁44aの外
周には、複数の外歯44bが形成されている。
【0032】タイミングプーリハウジング34とカムシ
ャフト10との間にはリングギヤ47が介在され、その
リングギヤ47により両者34,10が連結されてい
る。即ち、リングギヤ47は環状をなし、タイミングプ
ーリハウジング34の収容空間43にて、カムシャフト
10の軸方向に沿って往復動可能に収容されている。こ
のリングギヤ47はその内外周に設けられた複数の歯4
7a,47bの両方がヘリカル歯となっており、軸方向
への移動によってカムシャフト10と相対回動可能にな
っている。そして、リングギヤ47の内周の歯47aは
インナキャップ44の外歯44bに、リングギヤ47の
外周の歯47bはカバー35の内歯35aにそれぞれ噛
合している。従って、タイミングプーリハウジング34
が回転駆動されることにより、リングギヤ47で連結さ
れたタイミングプーリハウジング34とインナキャップ
44とが一体的に回転され、更にカムシャフト10がタ
イミングプーリハウジング34と一体的に回転駆動され
る。
【0033】収容空間43において、リングギヤ47の
軸方向一端とカバー35の底壁との間には第1の油圧室
48が形成されている。同じく、収容空間43におい
て、リングギヤ47の軸方向他端とタイミングプーリ1
2との間には第2の油圧室49が形成されている。
【0034】ここで、第1の油圧室48に潤滑油により
油圧を供給するために、カムシャフト10にはその中心
に沿って延びる第1のシャフト油路50が形成されてい
る。このシャフト油路50の先端側は中空ボルト45の
中心孔45aを通じて第1の油圧室48に連通されてい
る。又、このシャフト油路50の途中には、カムシャフ
ト10の略半径方向に延びる油孔51を通じてジャーナ
ル溝31に連通されている。尚、油孔51の近傍におい
て、第1のシャフト油路50の途中には、そのシャフト
油路50を区画するためのボール52が設けられてい
る。このボール52により、油孔51がシャフト油路5
0及び中心孔45aを通じて、第1の油圧室48のみに
連通するようになっている。一方、第2の油圧室49に
潤滑油により油圧を供給するために、カムシャフト10
には第1のシャフト油路50と平行に延びる第2のシャ
フト油路53が形成されている。又、カムシャフト10
の先端には、その外周へ開口すると共に第2のシャフト
油路53に連通する油孔54が形成されている。更に、
タイミングプーリ12のボス37の一部には、上記の油
孔54と第2の油圧室49とを連通させる油孔55が形
成されている。又、第2のシャフト油路53の基端側は
ジャーナル溝32に連通されている。
【0035】上記のような構成において、オイルパン2
8、油圧ポンプ29及びオイルフィルタ30等を含ん
で、ヘッド油路33、油孔51、第1のシャフト油路5
0及び中心孔45a等により、VVT25の第1の油圧
室48に油圧を供給するための油圧供給系が構成されて
いる。同じく、オイルパン28、油圧ポンプ29及びオ
イルフィルタ30等を含んで、ヘッド油路33、第2の
シャフト油路53及び油孔54,55等により、VVT
25の第2の油圧室49に油圧を供給するための油圧供
給系が構成されている。ここで、ヘッド油路33に通じ
る各油圧供給系の途中には、VVT25の各油圧室4
8,49に対する油圧の供給を制御するための電磁式の
四方弁である油圧制御弁としてのリニアソレノイドバル
ブ(LSV)56が設けられている。このLSV56
は、図3に示すように、オイルパン28、油圧ポンプ2
9、オイルフィルタ30に対して接続されている。
【0036】図4〜図7に示すように、このLSV56
はそのケーシング57に、第1のポート58、第2のポ
ート59、第3のポート60、第4のポート61及び第
5のポート62を備えている。第1のポート58は、ベ
アリングキャップ27に形成された油孔63を通じて前
述した一方のジャーナル溝31に連通され、第2のポー
ト59は、同じくベアリングキャップ27に形成された
油孔64を通じて前述した他方のジャーナル溝32に連
通されている。第3及び第4のポート60,61は、同
じくベアリングキャップ27に形成された油孔65を介
してオイルパン28に通じており、第5のポート62は
ヘッド油路33及びオイルフィルタ30等を介して油圧
ポンプ29の吐出側に連通されている。又、ケーシング
57の内部には、円筒状の4つの弁体66aを備えてな
るくし形のスプール66が、その軸方向へ往復動可能に
設けられている。このスプール66は、同じくケーシン
グ57に設けられたスプリング67及び電磁ソレノイド
68の作動により、図5,7に示すように軸方向へ移動
される。
【0037】そして、図7に示すように、LSV56の
スプール66が、同図左方向へ移動されることにより、
第5のポート62が第1のポート58に連通されると共
に、第2のポート59が第4のポート61に連通され
る。この作動により、ヘッド油路33に供給された油圧
が、LSV56から油孔63、ジャーナル溝31、油孔
51、第1のシャフト油路50及び中心孔45aを通じ
て第1の油圧室48に供給される。この油圧がリングギ
ヤ47の一端に加えられることにより、リングギヤ47
が第2の油圧室49に残る潤滑油に抗して軸方向へ移動
されながら回動して、カムシャフト10に捩じりが付与
される。この結果、カムシャフト10とタイミングプー
リハウジング34との回転方向における相対位置が変え
られ、吸気バルブ8の開閉タイミングが進角されること
になる。即ち、図9(b)に示すように、吸気バルブ8
の開き・閉じが早められ、吸気行程における吸気バルブ
8と排気バルブ9とのバルブオーバラップが大きくなる
方向へ変えられる。このように、第1の油圧室48に油
圧が供給されることにより、リングギヤ47はそのスト
ロークエンドとして、図6に示すように、タイミングプ
ーリ12に近接する位置まで移動され、そのストローク
エンドが最大進角側の位置となる。
【0038】一方、図5に示すように、LSV56のス
プール66が、同図右方向へ移動されることにより、第
5のポート62が第2のポート59に連通されると共
に、第1のポート58が第3のポート60に連通され
る。この作動により、ヘッド油路33に供給された油圧
が、LSV56から油路64、ジャーナル溝32、第2
のシャフト油路53及び油孔54,55を通じて第2の
油圧室49に供給される。この油圧がリングギヤ47の
他端に加えられることにより、リングギヤ47が第1の
油圧室48に残る潤滑油に抗して軸方向へ移動されなが
ら回動され、カムシャフト10に反対方向の捩じりが付
与される。この結果、カムシャフト10とタイミングプ
ーリハウジング34との回転方向における相対位置が変
えら、吸気バルブ8の開閉タイミングが遅角されること
になる。即ち、図9(a)に示すように、吸気バルブ8
の開き・閉じが遅らされ、吸気行程におけるバルブオー
バラップが無くなる方向へ変えられる。このように、第
2の油圧室49に油圧が加えられることにより、リング
ギヤ47はストロークエンドとして、図4に示すよう
に、カバー35に近接する位置まで移動され、そのスト
ロークエンドが最大遅角側の位置となる。
【0039】以上のようにVVT25が構成されてお
り、同VVT25を駆動させることにより、吸気バルブ
8の開閉タイミング、延いては吸気バルブ8と排気バル
ブ9とのバルブオーバラップが、図9(a)に示す最大
遅角時の状態と、図9(b)に示す最大進角時の大きさ
との間で連続的に変更可能となっている。
【0040】ここで、図3に示すように、この実施例で
は、吸気側カムシャフト10の実際の回転角、即ちカム
回転角θCAMを所定の割合で検出するために、カム回
転角センサ78が設けられている。即ち、このカム回転
角センサ78では、VVT25の作動により進角側或い
は遅角側へカムシャフト10の回転位相が変更されたと
きの実際のカム回転角θCAMが検出される。加えて、
この実施例では、VVT25に駆動用の油圧を供給する
油圧供給系内において、オイルフィルタ30とLSV5
6との間には、油温THOを直接検出するための油温検
出手段としての油温センサ79が設けられている。この
油温THOは、油圧ポンプ29より吐出される油圧PO
に相関するパラメータとして、油温センサ79により検
出されるものである。又、この実施例では、油圧ポンプ
29より吐出される油圧POに相関するパラメータとし
て、回転数センサ76により検出されるエンジン回転数
NEが併用されている。即ち、この実施例では、油圧供
給系内における油圧POが、エンジン1に連動して駆動
される油圧ポンプ29により作られるものであることか
ら、その油圧POが、図10に示すように、エンジン回
転数NEと油温THOとの関係により大きく変わること
が分かっている。そこで、エンジン回転数NE及び油温
THOのパラメータから油圧供給系内における油圧の状
態を検出するために、油温センサ79及び回転数センサ
76により油圧状態検出手段が構成されている。
【0041】そして、図3に示すように、各インジェク
タ16、イグナイタ22、ISCV24及びLSV56
は電子制御装置(以下単に「ECU」という)80に電
気的に接続され、同ECU80の作動によりそれらの駆
動タイミングが制御される。この実施例では、ECU8
0により目標制御量算出手段、駆動制御手段、目標制御
量補正手段及び制御中止手段が構成されている。そし
て、ECU80には前述した吸気温センサ71、スロッ
トルセンサ72、吸気圧センサ73、酸素センサ74、
水温センサ75、回転数センサ76、気筒判別センサ7
7、カム回転角センサ78及び油温センサ79がそれぞ
れ接続されている。ECU80はこれら各センサ71〜
79からの出力信号に基き各インジェクタ16、イグナ
イタ22、ISCV24及びLSV56を好適に駆動制
御する。又、この実施例では、スロットルセンサ72、
吸気圧センサ73及び回転数センサ76等により、バル
ブタイミングの制御に必要なエンジン1の運転状態を検
出するための運転状態検出手段が構成されている。
【0042】次に、ECU80に係る電気的構成につい
て図8のブロック図に従って説明する。ECU80は中
央処理装置(CPU)81、所定の制御プログラム等を
予め記憶した読み出し専用メモリ(ROM)82、CP
U81の演算結果等を一時記憶するためのランダムアク
セスメモリ(RAM)83、予め記憶されたデータを保
存するためのバックアップRAM84等を備えている。
そして、ECU80はそれら各部材81〜84と、アナ
ログ/デジタル変換器を含む外部入力回路85と、外部
出力回路86等とをバス87により接続してなる理論演
算回路として構成されている。
【0043】外部入力回路85には、前述した吸気温セ
ンサ71、スロットルセンサ72、吸気圧センサ73、
酸素センサ74、水温センサ75、回転数センサ76、
気筒判別センサ77、カム回転角センサ78及び油温セ
ンサ79等がそれぞれ接続されている。一方、外部出力
回路86には、各インジェクタ16、イグナイタ22、
ISCV24及びLSV56がそれぞれ接続されてい
る。
【0044】そして、CPU81は外部入力回路85を
介して入力される各センサ71〜79等の検出信号を入
力値として読み込む。又、CPU81は各センサ71〜
79から読み込んだ入力値に基づき、燃料噴射量制御、
点火時期制御、アイドル回転数制御、或いはバルブタイ
ミング制御等を実行するために、各インジェクタ16、
イグナイタ22、ISCV24及びLSV56等を好適
に制御する。
【0045】次に、前述したECU80により実行され
る各種処理内容の中で、バルブタイミング制御の処理内
容につて説明する。図11はエンジン1の運転時に吸気
バルブ8の開閉タイミング、即ちバルブオーバラップを
変更させるために、ECU80により実行される「バル
ブタイミング制御ルーチン」を示すフローチャートであ
る。このルーチンの処理は、所定時間毎の定時割り込み
で実行される。
【0046】処理がこのルーチンへ移行すると、先ずス
テップ101において、各センサ72,73,76,7
8,79等の検出値に基づき、スロットル開度TA、吸
気圧PM、エンジン回転数NE、カム回転角θCAM及
び油温THO等の各入力値をそれぞれ読み込む。
【0047】続いて、ステップ102において、今回読
み込まれたエンジン回転数NEの入力値が、予め定めら
れた基準値αよりも小さいか否かを判断する。この基準
値αは、エンジン1のアイドリング時等における相対的
に低い値に相当する値であり、油圧供給系内における油
圧POが低い状態であることを示す値に相当している。
その基準値αとして、例えば「1000rpm」を当て
はめることができる。ここで、エンジン回転数NEの値
が基準値αよりも小さい場合には、油圧POが既に低い
状態であるものとして、ステップ105へ移行する。エ
ンジン回転数NEの値が基準値αよりも小さくない場合
には、油圧POの状態を実際に確かめるべく、ステップ
103へ移行する。
【0048】ステップ103においては、今回読み込ま
れたエンジン回転数NE及び油温THOの各入力値よ
り、そのときの油圧POの推定値を算出する。この油圧
POの推定値の算出は、図10に示すようなエンジン回
転数NE、油温THO及び油圧POの関係に鑑みて予め
定められたマップを参照して行われる。
【0049】続いて、ステップ104においては、今回
算出された油圧POの推定値が、予め定められた基準値
βよりも小さいか否かを判断する。この基準値βは油圧
POとしては比較的低い値に相当するものである。その
基準値βとして、例えば「0.5kg/cm2 」を当て
はめることができる。ここで、油圧POが基準値βより
も小さい場合には、油圧POが確実に低いものとして、
ステップ105へ移行する。油圧POが基準値βよりも
小さくない場合には、油圧POがある程度以上のレベル
にあることから、VVT25の通常の制御を実行すべ
く、ステップ106へ移行する。
【0050】ステップ102又はステップ104から移
行してステップ105においては、図9(a)に示すよ
うにバルブオーバラップが無くなるように、即ち吸気バ
ルブ8の開閉タイミングを最大遅角側のタイミングに一
律に設定すべく、LSV56の制御を中止し、その後の
処理を一旦終了する。
【0051】一方、ステップ104から移行してステッ
プ106においては、今回読み込まれたスロットル開度
TA及びエンジン回転数NE等の入力値に基づき、現在
の運転状態に応じた目標のバルブタイミング進角値θV
TAを算出する。このバルブタイミング進角値θVTA
の算出は、スロットル開度TA及びエンジン回転数NE
等の大きさに応じて予め定められた進角値マップを参照
して行われる。
【0052】又、ステップ107においては、今回求め
られたタイミング進角値θVTAの算出値に基づき、L
SV56を制御するための目標制御量DVを算出する。
この目標制御量DVの算出は、バルブタイミング進角値
θVTAの大きさに応じて予め定められた図示しない制
御量マップを参照して行われる。
【0053】続いて、ステップ108においては、今回
読み込まれたエンジン回転数NE及び油温THOに基づ
き、油圧供給系内における現在の油圧POの状態に応じ
た補正ゲインGpoを算出する。この補正ゲインGpo
の算出は、図12に示すように、エンジン回転数NE及
び油温THOをパラメータとして予め定められた補正ゲ
インマップを参照して行われる。この補正ゲインマップ
では、油温THOが大きくなるに連れて補正ゲインGp
oが大きくなり、油温THOのある一定値に対しては、
エンジン回転数NEがあるレベルまで高くなるに連れて
補正ゲインGpoが小さくなるように設定されている。
【0054】そして、ステップ109においては、今回
求められた補正ゲインGpoの値が、前回までに求めら
れてRAM83に記憶されている補正ゲインGpo
(s)の設定値と等しいか否かを判断する。ここで、両
補正ゲインGpo,Gpo(s)の値が等しい場合に
は、そのままステップ111へ移行する。両補正ゲイン
Gpo,Gpo(s)の値が等しくない場合には、ステ
ップステップ110へ移行する。又、ステップ110に
おいては、今回求められた補正ゲインGpoの値を補正
ゲインGpo(s)の新たな設定値としてRAM83に
記憶する。
【0055】そして、ステップ109又はステップ11
0から移行してステップ111においては、今回求めら
れた目標制御量DVと現在の補正ゲインGpo(s)の
設定値とに基づきLSV56を制御する。即ち、最終的
に決定されるべき目標制御量を最終目標制御量DVFと
すると、その値が以下の計算式(1)に従って求められ
る。
【0056】DVF=DV*Gpo(s) …(1) つまり、目標制御量DVの値に補正ゲインGpo(s)
の値を乗算することにより最終目標制御量DVFの値が
求められる。そして、ステップ111では、その最終目
標制御量DVFに基づいてLSV56の開度が制御され
ることにより、VVT25の駆動が制御され、もってバ
ルブオーバラップがエンジン1の運転状態に応じて任意
に調整、変更される。
【0057】その後、ステップ112においては、今回
読み込まれた実際のカム回転角θCAMの値が目標のバ
ルブタイミング進角値θVTAの値と等しいか否かを判
断する。そして、カム回転角θCAMの値がバルブタイ
ミング進角値θVTAの値と等しくない場合には、LS
V56の制御を継続するものとして、ステップ111へ
ジャンプし、ステップ111及びステップ112の処理
を繰り返す。又、カム回転角θCAMの値がバルブタイ
ミング進角値θVTAと等しい場合には、LSV56の
制御を終了するものとして、その後の処理を一旦終了す
る。以上のようにバルブタイミングの処理内容がECU
80により実行される。
【0058】次に、上記のように構成したバルブタイミ
ング制御装置の作用及び効果について説明する。エンジ
ン1の運転時には、吸気バルブ8及び排気バルブ9がク
ランクシャフトの回転、つまりはピストン3の上下動に
同期して所定のタイミングで駆動される。そして、燃焼
室4に通じる吸気ポート6a及び排気ポート7aがそれ
ぞれ開閉され、エンジン1の一連の4行程に同期して燃
焼室4における吸気及び排気が行われる。
【0059】ここで、吸気バルブ8に係るバルブタイミ
ングの制御は、エンジン1の運転状態に応じて行われ
る。即ち、ECU80では、エンジン回転数NE及び油
温THOに基づき、現在の運転状態がバルブタイミング
の制御を細かに行うべき状態であるか否かが判断され
る。そして、エンジン回転数NEがある程度以上のレベ
ルにあり、且つエンジン回転数NE及び油温THOの各
値から換算されるべき油圧POの状態がある程度以上の
レベルにある場合には、バルブタイミングの制御が細か
に行われる。即ち、スロットル開度TA及びエンジン回
転数NE等の入力値に基づき、バルブタイミングの目標
値であるバルブタイミング進角値θVTAの値が算出さ
れ、そのバルブタイミング進角値θVTAの値から、L
SV56の目標制御量DVの値が算出される。又、エン
ジン回転数NE及び油温THOの各値から、現在の油圧
POの状態に応じた補正ゲインGpo(Gpo(s))
が求められる。そして、その目標制御量DVの値と補正
ゲインGpo(s)の値とに基づき最終目標制御量DV
Fの値が求められ、その最終目標制御量DVFの値に基
づきLSV56の駆動が制御され、VVT25に対する
油圧の供給が制御される。この制御により、吸気バルブ
8の開閉タイミングがエンジン1の運転状態に応じて所
定範囲内で連続的に変更され、もってバルブオーバラッ
プが所定範囲内で連続的に調整、変更される。
【0060】従って、エンジン1の運転状態に応じてバ
ルブオーバラップが適度に調整されることから、燃焼室
4での空気の充填効率が必要に応じて高められる。その
結果、特にエンジン1の高負荷・高速域では、エンジン
1の出力増大を有効に図ることができる。又、バルブオ
ーバラップの適度な調整により、燃焼室4より排出され
るべき排気ガスが必要に応じて適度な量だけ燃焼室4に
再吸入され、即ち内部EGRが適度に行われる。その結
果、エンジン1の運転負荷域に応じて排気ガス中の窒素
酸化物を適宜に低減させることができ、内部EGRによ
り有効な排気浄化を図ることができる。
【0061】又、この実施例では、LSV56を制御す
るための目標制御量DVの値が補正ゲインGpo(s)
の値により補正されて最終目標制御量DVFが決定され
る。つまりは、油圧ポンプ29等を含んでなる油圧供給
系内の低油圧状態、高油圧状態に応じて、目標制御量D
Vの値が補正される。従って、LSV56の制御により
VVT25に供給されるべき油圧が、油圧ポンプ29よ
り吐出される油圧供給系内における油圧POの状態の変
動に応じて過不足なく補完される。
【0062】しかも、この実施例では、油圧ポンプ29
より吐出される油圧供給系内の油圧POの状態が、それ
らを好適に反映したパラメータであるエンジン回転数N
E及び油温THOの各値に基づいて検出される。そし
て、その検出された油圧POの状態に応じて補正ゲイン
Gpo(s)の値が高精度に求められ、その値に基づき
目標制御量DVが高精度に補正されることになる。従っ
て、LSV56の制御によりVVT25に供給されるべ
き油圧が、油圧ポンプ29より吐出される油圧供給系内
における油圧POの状態の変動に応じて、過不足なくよ
り高精度に補完される。
【0063】その結果、吸気バルブ8に係るバルブタイ
ミングを、油圧ポンプ29より吐出される油圧供給系内
における油圧POの条件の違いにかかわりなく応答性良
く制御することができる。又、エンジン1の制御量、即
ち燃料噴射や点火時期の制御量に合わせてバルブタイミ
ングをタイムリーに調整、変更することが可能となり、
エンジン1の制御量が適正化される。その結果、エンジ
ン1のドライバビリティの向上を図ることができ、延い
ては、エンジン1の排気エミッションの改善を図ること
ができる。
【0064】一方、この実施例では、アイドリング時の
ようにエンジン回転数NEが相対的に低い場合、或い
は、油圧ポンプ29が作動異常を起こして油圧供給系内
における油圧POの状態が低油圧である場合には、バル
ブオーバラップを無くすためにLSV56の制御が中止
される。つまり、VVT25に対する油圧供給の応答性
が悪くなる低油圧の場合には、VVT25の細かな制御
が中止され、バルブタイミングが最大遅角側のタイミン
グに設定される。そのため、低油圧時にもVVT25の
応答性に左右されることのない安定したバルブタイミン
グが得られる。その結果、エンジン1に関して、バルブ
タイミングの制御応答性に左右されることのない安定し
た運転状態を確保することができ、延いては、エンジン
1のドライバビリティの向上を図ることができる。
【0065】尚、この発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で構成の一部
を適宜に変更して次のように実施することもできる。 (1)前記実施例では、吸気側のカムシャフト10に設
けられたVVT25により吸気バルブ8の開閉タイミン
グのみを変更することにより、バルブオーバラップを調
整するようにした。これに対し、排気側のカムシャフト
11にVVTを設け、そのVVTにより排気バルブ9の
開閉タイミングのみを変更することにより、バルブオー
バラップを調整するようにしてもよい。或いは、吸気側
及び排気側の両カムシャフト10,11にVVTをそれ
ぞれ設け、それら各VVTにより吸気バルブ8、排気バ
ルブ9の開閉タイミングをそれぞれ変更することによ
り、バルブオーバラップを調整するようにしてもよい。
【0066】(2)前記実施例では、油温状態検出手段
として油圧供給系内における油温THOを直接検出する
ための油温センサ79を設けた。これに対し、その油温
センサ79を省略し、その代わりに水温センサ75を油
温状態検出手段として兼用し、同センサ75で検出され
る冷却水温THWを油温相当値として使用するようにし
てもよい。
【0067】(3)前記実施例では、油温センサ79及
び回転数センサ76により油圧状態検出手段を構成し、
それら両センサ79,76により検出されるエンジン
転数NE及び油温THOの値をパラメータとして油圧供
給系内における油圧の状態を検出し、その油圧の状態に
応じた補正ゲインGpoを求めるようにした。これに対
し、油圧供給系内における油圧の状態を直接検出するた
めの油圧センサを油圧状態検出手段として設け、その油
圧センサにより検出される油圧の状態に応じた補正ゲイ
ンGpoを求めるようにしてもよい。
【0068】(4)前記実施例では、油圧供給系内が相
対的に低油圧である場合等に、バルブオーバラップを無
くす方向でバルブタイミングを最大遅角側のタイミング
とすべく、LSV56の駆動制御を中止するようにし
た。これに対し、油圧供給系内が相対的に低油圧である
場合等に、バルブオーバラップを小さくする方向でバル
ブタイミングを所定の基準タイミングとすべく、LSV
56の駆動制御を中止するようにしてもよい。
【0069】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
第1の発明によれば、油圧により駆動される可変バルブ
タイミング機構に対する油圧の供給を油圧制御弁により
制御している。又、内燃機関の運転状態に応じてバルブ
タイミングを所定の範囲内で任意に変更すべく、運転状
態に応じて算出される目標制御量に基づき油圧制御弁の
駆動を制御している。しかも、可変バルブタイミング機
構に供給されるべき油圧供給系内の油圧の状態を検出
し、その検出結果に基づき算出される補正量により目標
制御量を補正するようにしている。従って、油圧制御弁
の制御により可変バルブタイミング機構に供給されるべ
き油圧が、油圧供給系内における油圧の状態の変動に応
じて過不足なく補完される。その結果、油圧条件の違い
にかかわりなくバルブタイミングを応答性良く制御する
ことができ、もって内燃機関のドライバビリティの向上
を図ることができるという優れた効果を発揮する。
【0070】又、請求項2に記載の第2の発明によれ
ば、油圧制御弁の制御時には、可変バルブタイミング機
構に供給されるべき油圧供給系内の油圧の状態を、油温
検出手段及び回転数検出手段により検出される油温と内
燃機関の回転数とに基づいて検出し、その検出結果から
算出される補正量により油圧制御弁の目標制御量を補正
するようにしている。従って、油圧制御弁の制御により
可変バルブタイミング機構に供給されるべき油圧が、油
圧ポンプより吐出される油圧供給系内における油圧の状
態の変動に応じて、過不足なくより高精度に補完され
る。その結果、油圧条件の違いにかかわりなくバルブタ
イミングを応答性良く、より高精度に制御することがで
き、もって内燃機関のドライバビリティの向上を図るこ
とができるという優れた効果を発揮する。
【0071】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の基本的な概念構成を示す概念構成
図である。
【図2】第3の発明の基本的な概念構成を示す概念構成
図である。
【図3】第1、第2及び第3の発明を具体化した一実施
例における内燃機関のバルブタイミング制御装置を示す
概略構成図である。
【図4】一実施例において、VVT等の構成を示す断面
図である。
【図5】一実施例において、LSVの構造を示す断面図
である。
【図6】一実施例において、同じくVVT等の構成を示
す断面図である。
【図7】一実施例において、LSVの構造を示す断面図
である。
【図8】一実施例において、ECU等の構成を示すブロ
ック図である。
【図9】一実施例において、吸気バルブと排気バルブと
のバルブオーバラップを示す説明図である。
【図10】一実施例において、エンジン回転数、油温及
び油温の関係を示すマップである。
【図11】一実施例において、ECUにより実行される
「バルブタイミング制御ルーチン」を示すフローチャー
トである。
【図12】一実施例において、エンジン回転数、油温及
び補正ゲインの関係を示す補正ゲインマップである。
【符号の説明】
1…内燃機関としてのエンジン、4…燃焼室、6…吸気
通路、7…排気通路、8…吸気バルブ、9…排気バル
ブ、25…可変バルブタイミング機構(VVT)、28
…オイルパン、29…油圧ポンプ、30…オイルフィル
タ、33…ヘッド油路(28〜30,33等により油圧
供給系が構成されている)、56…油圧制御弁としての
LSV、72…スロットルセンサ、73…吸気圧セン
サ、76…回転数検出手段としての回転数センサ(7
2,73,76等により運転状態検出手段が構成されて
いる)、79…油温検出手段としての油温センサ(7
6,79により油圧状態検出手段が構成されている)、
80…ECU(80により目標制御量算出手段、駆動制
御手段、目標制御量補正手段及び制御中止手段が構成さ
れている)。
フロントページの続き (72)発明者 遠藤 浩二 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車 株式会社 内 (72)発明者 曽根 茂 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車 株式会社 内 (72)発明者 後藤 淳史 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車 株式会社 内 (56)参考文献 特開 平2−245406(JP,A) 特開 平4−136437(JP,A) 特開 平4−175430(JP,A) 特開 平5−33615(JP,A) 特開 平6−270721(JP,A) 特開 平7−19073(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 13/02 F01L 1/34 F02D 45/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の回転に同期して所定のタイミ
    ングで駆動され、燃焼室に通じる吸気通路及び排気通路
    をそれぞれ開閉するための吸気バルブ及び排気バルブ
    と、 前記吸気バルブ及び前記排気バルブの少なくとも一方の
    開閉タイミングを、所定の範囲内で任意のタイミングに
    可変とするために油圧により駆動される可変バルブタイ
    ミング機構と、 前記可変バルブタイミング機構に駆動用の油圧を供給す
    るための油圧供給系と、 前記油圧供給系内に設けられ、バルブタイミングを可変
    とすべく前記可変バルブタイミング機構に供給されるべ
    き油圧を制御するための油圧制御弁と、 前記内燃機関の運転状態を検出するための運転状態検出
    手段と、 前記内燃機関の運転状態に応じてバルブタイミングを変
    更するために、前記運転状態検出手段の検出結果に基づ
    き前記油圧制御弁の目標制御量を算出するための目標制
    御量算出手段と、 前記目標制御量算出手段の算出結果に基づき、前記バル
    ブタイミングを変更すべく前記油圧制御弁の駆動を制御
    するための駆動制御手段とを備えた内燃機関のバルブタ
    イミング制御装置において、 前記油圧供給系内に設けられ、前記可変バルブタイミン
    グ機構に供給されるべき油圧の状態を検出するための油
    圧状態検出手段と、 前記油圧状態検出手段の検出結果に基づき前記油圧の状
    態に応じた補正量を算出し、その補正量に基づき前記目
    標制御量算出手段の算出結果を補正するための目標制御
    量補正手段とを備えたことを特徴とする内燃機関のバル
    ブタイミング制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の内燃機関のバルブタイ
    ミング制御装置において、 前記油圧供給系を前記内燃機関に連動して駆動される油
    圧ポンプを含んで構成し、前記油圧状態検出手段を前記
    油圧供給系内における油温を検出するための油温検出手
    段と前記内燃機関の回転数を検出するための回転数検出
    手段とにより構成して、前記目標制御量補正手段では前
    記油温検出手段及び前記回転数検出手段の検出結果に基
    づき前記油圧の状態に応じた補正量を算出し、その補正
    量に基づき前記目標制御量算出手段の算出結果を補正す
    ることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装
    置。
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