JP2007113398A - エンジンの制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジン回転速度とエンジン負荷に応じてCPS(可変吸気バルブリフト装置)の制御モードを切り換えると共にエンジン回転速度に応じてVIS(可変吸気装置)の制御モードを切り換えるシステムにおいて、制御モード切換時のトルク変動を抑制する。
【解決手段】CPSの切換回転速度がVISの第1の切換回転速度NEvis1付近になる第1の優先運転領域と、CPSの切換回転速度がVISの第2の切換回転速度NEvis2付近になる第2の優先運転領域では、CPSの制御モードを優先的に切り換える。CPSの制御モードを切り換えた後の所定期間はVISの制御モードの切り換えを禁止し、所定期間が経過してエンジンの燃焼状態が安定してからからVISの制御モードの切り換えを許可する。これにより、両制御モードがほぼ同時に切り換わることを防止して、切換時のトルク変動を抑制する。
【選択図】図7

Description

本発明は、エンジンの運転状態に応じて可変バルブリフト装置の制御モードを切り換えるエンジンの制御装置に関するものである。
近年、車両に搭載されるエンジンにおいては、特許文献1(特開平6−294334号公報)に記載されているように、吸気バルブのリフト特性を切り換える可変バルブリフト装置と、吸気通路の長さや断面積を切り換える可変吸気装置とを搭載し、エンジン回転速度に応じて可変バルブリフト装置の制御モードをリフト特性が異なる低速運転用モードと高速運転用モードとの間で切り換えると共に、エンジン回転速度に応じて可変吸気装置の制御モードを吸気通路の長さや断面積が異なる低速運転用モードと高速運転用モードとの間で切り換えるようにしたものがある。
しかし、可変バルブリフト装置と可変吸気装置は、いずれも制御モードを切り換えると、エンジンのトルク特性が変化するため、可変バルブリフト装置の制御モードと可変吸気装置の制御モードとをほぼ同時に切り換えると、制御モード切換時のトルク変動が大きくなって運転者にトルクショックを感じさせてしまう可能性がある。
この対策として、上記特許文献1のシステムでは、可変バルブリフト装置は第1の設定回転速度で制御モードを切り換え、可変吸気装置は第1の設定回転速度とは異なる第2の設定回転速度で制御モードを切り換えるようにしている。
特開平6−294334号公報(第2頁等)
ところで、図4に示すように、可変バルブリフト装置の各制御モードにおけるトルク特性(エンジン回転速度と出力トルクとの関係)は、負荷によって変化するため、上記特許文献1のように、負荷によらず一定の切換回転速度(第1の設定回転速度)で可変バルブリフト装置の制御モードを切り換えると、制御モード切換前後の出力トルクの差が大きくなって可変バルブリフト装置の制御モード切換時に大きなトルク変動が発生する可能性がある。
そこで、本発明者らは、可変バルブリフト装置と可変吸気装置とを搭載したシステムにおいて、可変バルブリフト装置の制御モード切換時のトルク変動を抑制するために、エンジン回転速度と負荷に応じて可変バルブリフト装置の制御モードを切り換えると共に、エンジン回転速度に応じて可変吸気装置の制御モードを切り換えるシステムを研究しているが、この研究過程で、次ような新たな課題が判明した。
エンジン回転速度と負荷に応じて可変バルブリフト装置の制御モードを切り換えるシステムでは、可変バルブリフト装置の制御モードを切り換えるエンジン回転速度がエンジンの負荷によって変化するため、エンジンの負荷によっては、可変バルブリフト装置の制御モードを切り換えるエンジン回転速度が可変吸気装置の制御モードを切り換えるエンジン回転速度とほぼ重なる運転領域が生じる。このような運転領域では、可変バルブリフト装置の制御モードと可変吸気装置の制御モードがほぼ同時に切り換わるため、制御モード切換時のトルク変動が大きくなって運転者にトルクショックを感じさせてしまう可能性がある。
また、近年の高性能なエンジンにおいては、吸気バルブや排気バルブのバルブタイミングを変化させる可変バルブタイミング装置を搭載し、エンジン運転状態に応じてバルブタイミングを連続的に変化させるものが増加しており、上述した問題は、可変バルブタイミング装置と可変バルブリフト装置とを搭載したシステムにおいても同様に起こり得る。つまり、可変バルブタイミング装置によってバルブタイミングを連続的に変化させている最中に、可変バルブリフト装置の制御モードを切り換えると、トルク変動が大きくなって運転者にトルクショックを感じさせてしまう可能性がある。
本発明は、これらの事情を考慮してなされたものであり、従って本発明の目的は、可変バルブリフト装置の制御モード切換時のトルク変動を抑制することができて、制御モードをスムーズに切り換えることができるエンジンの制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、エンジンの吸気バルブ及び/又は排気バルブのリフト特性を切り換える可変バルブリフト装置と、エンジンの吸気通路の状態を切り換える可変吸気装置とを備えたエンジンの制御装置において、可変バルブリフト制御手段によってエンジン回転速度と負荷に応じて可変バルブリフト装置の制御モードをリフト特性が異なる複数の制御モード間で切り換えると共に、可変吸気制御手段によってエンジン回転速度に応じて可変吸気装置の制御モードを吸気通路の状態が異なる複数の制御モード間で切り換え、可変バルブリフト装置の制御モードを切り換えるエンジン回転速度が可変吸気装置の制御モードを切り換えるエンジン回転速度とほぼ重なる運転領域では、優先切換制御手段によって可変バルブリフト装置と可変吸気装置のうちの一方の制御モードを優先的に切り換えるようにしたものである。
この構成では、可変バルブリフト装置の制御モードを切り換えるエンジン回転速度がエンジンの負荷によって変化することで、可変バルブリフト装置の制御モードを切り換えるエンジン回転速度が可変吸気装置の制御モードを切り換えるエンジン回転速度とほぼ重なる運転領域が生じるという事情があっても、当該運転領域では、可変バルブリフト装置と可変吸気装置のうちの一方の制御モードを優先的に切り換えることで、可変バルブリフト装置の制御モードと可変吸気装置の制御モードがほぼ同時に切り換わることを防止することができる。これにより、可変バルブリフト装置や可変吸気装置の制御モード切換時のトルク変動を抑制することができ、運転者にトルクショックを感じさせずに可変バルブリフト装置や可変吸気装置の制御モードをスムーズに切り換えることができる。
ところで、可変バルブリフト装置や可変吸気装置の制御モードの切り換えに対して、実際にエンジンの吸気特性が切換後の制御モードに対応した吸気特性に切り換わって燃焼状態が安定するまでには若干の時間遅れがある。この点を考慮に入れて、請求項2のように、可変バルブリフト装置と可変吸気装置のうちの一方の制御モードを優先的に切り換えたときには、その後所定期間が経過するまで制御モードの切り換えを禁止するようにしても良い。このようにすれば、可変バルブリフト装置と可変吸気装置のうちの一方の制御モードを優先的に切り換えた後、所定期間が経過してエンジンの吸気特性が切換後の制御モードに対応した吸気特性に切り換わって燃焼状態が安定してから他方の制御モードを切り換えることができ、制御モード切換時のトルク変動をより効果的に抑制することができる。
一般に、可変吸気装置よりも可変バルブリフト装置の方がエンジンの吸気特性を応答良く変化させるため、可変バルブリフト装置の方がエンジンの燃焼状態ひいては出力トルクに及ぼす影響が大きい。このため、可変バルブリフト装置の制御モードの切換タイミングを本来の切換タイミングから変化させると、エンジン特性が大きく変化してしまう可能性がある。
そこで、請求項3のように、可変バルブリフト装置の制御モードを切り換えるエンジン回転速度が可変吸気装置の制御モードを切り換えるエンジン回転速度とほぼ重なる運転領域では、可変バルブリフト装置の制御モードを優先的に切り換えるようにすると良い。このようにすれば、エンジンの出力トルクに及ぼす影響が大きい可変バルブリフト装置の制御モードを優先的に本来の切換タイミングで切り換えることができ、目標のエンジン特性を確保しながら制御モード切換時のトルク変動を抑制することができる。
また、請求項4のように、エンジンの吸気バルブ及び/又は排気バルブのバルブタイミングを変化させる可変バルブタイミング装置を備え、エンジンの運転状態に応じてバルブタイミングを変化させるように可変バルブタイミング装置を制御するシステムでは、可変バルブリフト装置の制御モード切換時から所定期間は可変バルブタイミング装置の可変動作を禁止するようにしても良い。
このようにすれば、可変バルブタイミング装置によってバルブタイミングを連続的に変化させているときに可変バルブリフト装置の制御モードを切り換える場合に、可変バルブタイミング装置の可変動作を一時的に停止させた状態(その時のバルブタイミングを保持した状態)で、可変バルブリフト装置の制御モードを切り換え、その後、所定期間が経過してエンジンの吸気特性が可変バルブリフト装置の切換後の制御モードに対応した吸気特性に切り換わって燃焼状態が安定してから可変バルブタイミング装置の可変動作を再開してバルブタイミングを変化させることができる。これにより、可変バルブタイミング装置の可変動作中に可変バルブリフト装置の制御モードが切り換わることを防止して、可変バルブリフト装置の制御モード切換時のトルク変動を抑制することができ、運転者にトルクショックを感じさせずに可変バルブリフト装置の制御モードをスムーズに切り換えることができる。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
まず、図1に基づいてエンジン制御システム全体の概略構成を説明する。エンジン11の吸気管12の最上流部には、エアクリーナ13が設けられ、このエアクリーナ13の下流側に、吸入空気量を検出するエアフローメータ14が設けられている。このエアフローメータ14の下流側には、モータ15によって開度調節されるスロットルバルブ16と、このスロットルバルブ16の開度(スロットル開度)を検出するスロットル開度センサ17とが設けられている。
更に、スロットルバルブ16の下流側には、サージタンク18が設けられ、このサージタンク18には、吸気管圧力を検出する吸気管圧力センサ19が設けられている。また、サージタンク18には、エンジン11の各気筒に空気を導入する吸気マニホールド20が設けられ、各気筒の吸気マニホールド20の吸気ポート近傍に、それぞれ燃料を噴射する燃料噴射弁21が取り付けられている。また、エンジン11のシリンダヘッドには、各気筒毎に点火プラグ22が取り付けられ、各点火プラグ22の火花放電によって筒内の混合気に着火される。
また、エンジン11の吸気バルブ32には、該吸気バルブ32のリフト特性を切り換える可変バルブリフト装置33と、吸気バルブ32のバルブタイミング(開閉タイミング)を変化させる可変バルブタイミング装置(図示せず)が設けられている。更に、吸気管12には、吸気通路の状態を切り換える可変吸気装置34(図5参照)が設けられている。以下の説明では、可変バルブリフト装置を「CPS」と表記し、可変バルブタイミング装置を「VVT」と表記し、可変吸気装置を「VIS」と表記する。
一方、エンジン11の排気管23には、排出ガスの空燃比又はリッチ/リーン等を検出する排出ガスセンサ24(空燃比センサ、酸素センサ等)が設けられ、この排出ガスセンサ24の下流側に、排出ガスを浄化する三元触媒等の触媒25が設けられている。
また、エンジン11のシリンダブロックには、冷却水温を検出する冷却水温センサ26や、エンジン11のクランク軸27が所定クランク角回転する毎にクランク角信号(パルス信号)を出力するクランク角センサ28が取り付けられている。このクランク角センサ28のクランク角信号に基づいてクランク角やエンジン回転速度が検出される。
これら各種センサの出力は、エンジン制御回路(以下「ECU」と表記する)29に入力される。このECU29は、マイクロコンピュータを主体として構成され、内蔵されたROM(記憶媒体)に記憶された各種のエンジン制御プログラムを実行することで、エンジン運転状態に応じて燃料噴射弁21の燃料噴射量や点火プラグ22の点火時期を制御する。
次に、図2乃至図4に基づいてCPS33の構成について説明する。図2に示すように、吸気バルブ32側のカムシャフト36には、カムプロフィールが異なる低リフト用カム37と高リフト用カム38とが一体的に回転可能に設けられている。カムシャフト36の下方には、ロッカシャフト39が設けられ、このロッカシャフト39を支軸としてロッカアーム40が上下方向に揺動可能に設けられている。このロッカアーム40の先端部には、吸気バルブ32の上端部が当接し、ロッカアーム40の上下方向の揺動によって吸気バルブ32が上下方向にリフト動作するようになっている。
また、ロッカアーム40には、低リフト用カム37に当接して押圧される低リフト用カム押圧部(図示せず)と、高リフト用カム38に当接して押圧される高リフト用カム押圧部(図示せず)とが設けられている。低リフト用カム37は、ロッカアーム40(低リフト用カム押圧部)の押圧量が小さくなると共にその押圧期間が短くなるように外周面形状が形成され、高リフト用カム38は、ロッカアーム40(高リフト用カム押圧部)の押圧量が大きくなると共にその押圧期間が長くなるように外周面形状が形成されている。
更に、ロッカアーム40には、油圧駆動式のカム切換機構41が設けられている。このカム切換機構41は、低リフト用カム37でロッカアーム40(低リフト用カム押圧部)を押圧して吸気バルブ32を駆動する低リフト用カム有効状態と、高リフト用カム38でロッカアーム40(高リフト用カム押圧部)を押圧して吸気バルブ32を駆動する高リフト用カム有効状態との間で切り換えられるようになっている。
CPS33の制御モードを、吸気バルブ32のリフト量を小さくする低リフトモードに切り換える場合には、カム切換機構41を低リフト用カム有効状態に切り換えて、低リフト用カム37でロッカアーム40(低リフト用カム押圧部)を押圧して吸気バルブ32を駆動する。これにより、図3に破線で示すように、ロッカアーム40の押圧量が小さくなって吸気バルブ32のリフト量が小さくなると共に、ロッカアーム40の押圧期間が短くなって吸気バルブ32の開弁期間が短くなる。
一方、CPS33の制御モードを、吸気バルブ32のリフト量を大きくする高リフトモードに切り換える場合には、カム切換機構41を高リフト用カム有効状態に切り換えて、高リフト用カム38でロッカアーム40(高リフト用カム押圧部)を押圧して吸気バルブ32を駆動する。これにより、図3に実線で示すように、ロッカアーム40の押圧量が大きくなって吸気バルブ32のリフト量が大きくなると共に、ロッカアーム40の押圧期間が長くなって吸気バルブ32の開弁期間が長くなる。
ECU29は、図4の制御モード切換マップに示すように、エンジン運転状態(エンジン回転速度NEとエンジン負荷)に応じてCPS33の制御モードを低リフトモードと高リフトモードとの間で2段階に切り換える。図4の制御モード切換マップは、CPS33を低リフトモードに切り換えた状態でエンジン11を運転したしたときの出力トルクと、CPS33を高リフトモードに切り換えた状態でエンジン11を運転したときの出力トルクとが同一になるエンジン回転速度NEを、制御モードを切り換える切換回転速度NEcps としてエンジン負荷毎(例えば吸気管圧力毎、吸入空気量毎等)に設定したものであり、このエンジン負荷毎の切換回転速度NEcps を結ぶ線が切換特性線となっている。
ECU29は、エンジン回転速度NEがその時点のエンジン負荷に対応する切換回転速度NEcps に達したときに(つまりエンジン回転速度NEが図4の切換特性線を横切るときに)、CPS33の制御モードを低リフトモードと高リフトモードとの間で切り換えることで、CPS33の制御モード切換時のトルク変動を抑制するようにしている。
次に、図5及び図6に基づいてVIS34の構成について説明する。図5に示すように、吸気管12はサージタンク18の手前で2本の分岐管42に分岐され、各分岐管42がサージタンク18に接続されると共に、各分岐管42の途中部に連通管43が接続されている。また、サージタンク18の中央部には、モータ等の電気アクチュエータによって開閉駆動される第1の可変吸気弁44が配置され、この第1の可変吸気弁44を閉弁することでサージタンク18を中央部で仕切って、エンジン11の各気筒群毎(例えば6気筒エンジンの場合には3気筒毎)にサージタンク18を2分割して独立させるようになっている。更に、連通管43の中央部には、モータ等の電気アクチュエータによって開閉駆動される第2の可変吸気弁45が配置され、この第2の可変吸気弁45を閉弁することで連通管43を中央部で遮断してエンジン11の各気筒群毎に分岐管42を独立させるようになっている。
ECU29は、図6に示すように、エンジン回転速度NEに応じてVIS34(第1及び第2の可変吸気弁44,45)の制御モードを低回転モードと中回転モードと高回転モードとの間で3段階に切り換える。
具体的には、図6(a)に示すように、エンジン回転速度NEが第1の切換回転速度NEvis1(例えば3800rpm)よりも低い低回転領域(NE<NEvis1)では、VIS34の制御モードを低回転モードに切り換える。この低回転モードでは、第1の可変吸気弁44と第2の可変吸気弁45を両方とも閉弁してエンジン11の各気筒群の吸気通路を独立させて長くすることで、各気筒群の吸気通路に吸気脈動が残るようにして共鳴過給効果を高める。
一方、図6(c)に示すように、エンジン回転速度NEが第2の切換回転速度NEvis2(例えば4850rpm)以上の高回転領域(NEvis2≦NE)では、VIS34の制御モードを高回転モードに切り換える。この高回転モードでは、第1の可変吸気弁44と第2の可変吸気弁45を両方とも開弁してエンジン11の各気筒群の吸気通路をつなげることで、慣性過給効果を高める。
また、図6(b)に示すように、エンジン回転速度NEが第1の切換回転速度NEvis1以上で且つ第2の切換回転速度NEvis2よりも低い中回転領域(NEvis1≦NE<NEvis2)では、VIS34の制御モードを中回転モードに切り換える。この中回転モードでは、第1の可変吸気弁44を閉弁し、且つ、第2の可変吸気弁45開弁することで、低回転モードと高回転モードの中間的な吸気特性が得られるようにする。
ところで、エンジン回転速度とエンジン負荷に応じてCPS33の制御モードを切り換えるシステムでは、エンジン負荷によってCPS33の切換回転速度NEcps が変化するため、エンジン負荷によっては、CPS33の切換回転速度NEcps がVIS34の切換回転速度NEvis1,NEvis2付近になる運転領域が生じる。このような運転領域では、CPS33の制御モードとVIS34の制御モードがほぼ同時に切り換わるため、制御モード切換時のトルク変動が大きくなって運転者にトルクショックを感じさせてしまう可能性がある。
そこで、ECU29は、後述する図9及び図10の各プログラムを実行することで、図7に示すように、CPS33の切換回転速度NEcps がVIS34の第1の切換回転速度NEvis1又はその付近になる第1の優先運転領域と、CPS33の切換回転速度NEcps がVIS34の第2の切換回転速度NEvis2又はその付近になる第2の優先運転領域では、CPS33の制御モードを優先的に切り換える。そして、CPS33の制御モードを優先的に切り換えた後の所定期間はVIS34の制御モードの切り換えを禁止し、所定期間が経過してエンジン11の吸気特性が切換後の制御モードに対応した吸気特性に切り換わって燃焼状態が安定してからVIS34の制御モードの切り換えを許可する。これにより、CPS33の制御モードとVIS34の制御モードがほぼ同時に切り換わることを防止して、CPS33やVIS34の制御モード切換時のトルク変動を抑制する。
ここで、第1の優先運転領域は、エンジン回転速度NEが第1の下限側回転速度NE11(VIS34の第1の切換回転速度NEvis1よりも少し低いエンジン回転速度)から第1の上限側回転速度NE12(VIS34の第1の切換回転速度NEvis1よりも少し高いエンジン回転速度)までの第1の回転速度範囲(NE11<NE<NE12)で設定され、且つ、エンジン負荷Load が第1の下限側負荷Load12 (CPS33の切換回転速度NEcps が第1の上限側回転速度NE12になる負荷)から第1の上限側負荷Load11 (CPS33の切換回転速度NEcps が第1の下限側回転速度NE11になる負荷)までの第1の負荷範囲(Load12 <Load <Load11 )で設定される運転領域である。
また、第2の優先運転領域は、エンジン回転速度NEが第2の下限側回転速度NE21(VIS34の第2の切換回転速度NEvis2よりも少し低いエンジン回転速度)から第2の上限側回転速度NE22(VIS34の第2の切換回転速度NEvis2よりも少し高いエンジン回転速度)までの第2の回転速度範囲(NE21<NE<NE22)で設定され、且つ、エンジン負荷Load が第2の下限側負荷Load22 (CPS33の切換回転速度NEcps が第2の上限側回転速度NE22になる負荷)から第2の上限側負荷Load21 (CPS33の切換回転速度NEcps が第2の下限側回転速度NE21になる負荷)までの第2の負荷範囲(Load22 <Load <Load21 )で設定される運転領域である。
更に、ECU29は、後述する図11のプログラムを実行することで、図8に示すように、CPS33の制御モード切換時から所定期間が経過するまでVVTの可変動作を禁止する。これにより、VVTによってバルブタイミングを連続的に変化させているときにCPS33の制御モードを切り換える場合に、VVTの可変動作を一時的に停止させた状態(その時のバルブタイミングを保持した状態)で、CPS33の制御モードを切り換え、その後、所定期間が経過してエンジン11の吸気特性がCPS33の切換後の制御モードに対応した吸気特性に切り換わって燃焼状態が安定してからVVTの可変動作を再開してバルブタイミングを変化させる。これにより、VVTの可変動作中にCPS33の制御モードが切り換わることを回避して、CPS33の制御モード切換時のトルク変動を抑制する。
以下、ECU29が実行する図9乃至図11の各プログラムの処理内容を説明する。
[可変バルブリフト制御]
図9に示す可変バルブリフト制御プログラムは、ECU29の電源オン中に所定周期で実行され、特許請求の範囲でいう可変バルブリフト制御手段としての役割を果たす。本プログラムが起動されると、まず、ステップ101で、現在のエンジン回転速度NEとエンジン負荷Load (例えば、吸入空気量、吸気管圧力、スロットル開度等のうちの少なくも1つ)を読み込む。
この後、ステップ102に進み、図4の制御モード切換マップを用いて、現在のエンジン負荷に応じた切換回転速度NEcps を算出する(又は読み込む)。この後、ステップ103に進み、CPS33の制御モードの切換タイミングであるか否かを、現在のエンジン回転速度NEが切換回転速度NEcps に達したか否かによって判定し、CPS33の制御モードの切換タイミングでなければ、CPS33の制御モードを現在の制御モードに保持したまま、本プログラムを終了する。
その後、ステップ103で、CPS33の制御モードの切換タイミングであると判定された時点で、ステップ104に進み、CPS33の制御モードを切り換える。この際、エンジン回転速度NEが低回転側から切換回転速度NEcps に到達した場合には、CPS33の制御モードを低リフトモードから高リフトモードに切り換える。一方、エンジン回転速度NEが高回転側から切換回転速度NEcps に到達した場合には、CPS33の制御モードを高リフトモードから低リフトモードに切り換える。
この後、ステップ105に進み、VIS切換禁止カウンタVISinhibit のカウント値を所定値にセットする。図7に示すように、このVIS切換禁止カウンタVISinhibit のカウント値は、CPS33の制御モードの切り換え後に所定周期でカウントダウンされ、VIS切換禁止カウンタVISinhibit のカウント値が「0」になるまでの所定期間は、VIS34の制御モードの切り換えが禁止される。
この後、ステップ106に進み、VVT作動禁止カウンタVVTinhibit のカウント値を所定値にセットする。図8に示すように、このVVT作動禁止カウンタVVTinhibit のカウント値は、CPS33の制御モードの切り換え後に所定周期でカウントダウンされ、VVT作動禁止カウンタVVTinhibit のカウント値が「0」になるまでの所定期間は、VVTの可変動作が禁止される。
ここで、VIS切換禁止カウンタVISinhibit 及びVVT作動禁止カウンタVVTinhibit にセットする所定値(所定期間)は、CPS33の制御モードが切り換えられてからエンジン11の吸気特性がCPS33の切換後の制御モードに対応した吸気特性に切り換わって燃焼状態が安定するのに必要な期間に相当する値に設定されている。
[可変吸気制御]
図10に示す可変吸気制御プログラムは、ECU29の電源オン中に所定周期で実行され、特許請求の範囲でいう可変吸気制御手段及び優先切換制御手段としての役割を果たす。本プログラムが起動されると、まず、ステップ201で、現在のエンジン回転速度NEとエンジン負荷Load (例えば、吸入空気量、吸気管圧力、スロットル開度等のうちの少なくも1つ)を読み込む。
この後、ステップ202,203で、現在のエンジン運転状態が第1の優先運転領域であるか否かを判定する。具体的には、ステップ202で、現在のエンジン回転速度NEが第1の下限側回転速度NE11から第1の上限側回転速度NE12までの第1の回転速度範囲内(NE11<NE<NE12)であるか否かを判定し、ステップ203で、現在のエンジン負荷Load が第1の下限側負荷Load12 から第1の上限側負荷Load11 までの第1の負荷範囲内(Load12 <Load <Load11 )であるか否かを判定する。
その結果、上記ステップ202でエンジン回転速度NEが第1の回転速度範囲内(NE11<NE<NE12)であると判定され、且つ、上記ステップ203でエンジン負荷Load が第1の負荷範囲内(Load12 <Load <Load11 )であると判定された場合には、現在のエンジン運転状態が第1の優先運転領域であると判定して、ステップ214に進み、VIS34の制御モードの切り換えを禁止した後、ステップ215に進み、VIS34の制御モードを現在の制御モードに保持したまま、本プログラムを終了する。これにより、エンジン運転状態が第1の優先運転領域(CPS33の切換回転速度NEcps がVIS34の第1の切換回転速度NEvis1又はその付近になる運転領域)のときには、CPS33の制御モードが優先的に切り換えられる。
一方、上記ステップ202でエンジン回転速度NEが第1の回転速度範囲内(NE11<NE<NE12)ではない判定された場合、又は、上記ステップ203でエンジン負荷Load が第1の負荷範囲内(Load12 <Load <Load11 )ではないと判定された場合には、現在のエンジン運転状態が第1の優先運転領域ではないと判断して、次のステップ204、205で、現在のエンジン運転状態が第2の優先運転領域であるか否かを判定する。具体的には、まず、ステップ204で、現在のエンジン回転速度NEが第2の下限側回転速度NE21から第2の上限側回転速度NE22までの第2の回転速度範囲内(NE21<NE<NE22)であるか否かを判定し、次のステップ205で、現在のエンジン負荷Load が第2の下限側負荷Load22 から第2の上限側負荷Load21 までの第2の負荷範囲内(Load22 <Load <Load21 )であるか否かを判定する。
その結果、上記ステップ204でエンジン回転速度NEが第2の回転速度範囲内(NE21<NE<NE22)であると判定され、且つ、上記ステップ205でエンジン負荷Load が第2の負荷範囲内(Load22 <Load <Load21 )であると判定された場合には、現在のエンジン運転状態が第2の優先運転領域であると判断して、ステップ214に進み、VIS34の制御モードの切り換えを禁止した後、ステップ215に進み、VIS34の制御モードを現在の制御モードに保持したまま、本プログラムを終了する。これにより、エンジン運転状態が第2の優先運転領域(CPS33の切換回転速度NEcps がVIS34の第2の切換回転速度NEvis2又はその付近になる運転領域)のときには、CPS33の制御モードが優先的に切り換えられる。
一方、上記ステップ204でエンジン回転速度NEが第2の回転速度範囲内(NE21<NE<NE22)ではない判定された場合、又は、上記ステップ205でエンジン負荷Load が第2の負荷範囲内(Load22 <Load <Load21 )ではないと判定された場合には、現在のエンジン運転状態が第2の優先運転領域ではないと判断して、ステップ206に進み、VIS切換禁止カウンタVISinhibit のカウント値が「0」よりも大きいか否かを判定する。
このステップ206で、VIS切換禁止カウンタVISinhibit のカウント値が「0」よりも大きいと判定された場合には、CPS33の制御モードが切り換えられてから所定期間が経過していないと判断して、ステップ214に進み、VIS34の制御モードの切り換え禁止の状態を継続して、ステップ215に進み、VIS34の制御モードを現在の制御モードに維持したまま、本プログラムを終了する。
その後、上記ステップ206で、VIS切換禁止カウンタVISinhibit のカウント値が「0」になったと判定されたときに、CPS33の制御モードが切り換えられてから所定期間が経過してエンジン11の吸気特性がCPS33の切換後の制御モードに対応した吸気特性に切り換わって燃焼状態が安定したと判断して、ステップ207に進み、VIS34の制御モードの切り換えを許可する。
この後、ステップ208に進み、現在のエンジン回転速度NEが第1の切換回転速度NEvis1よりも低い低回転領域(NE<NEvis1)であるか否かを判定し、現在のエンジン回転速度NEが低回転領域(NE<NEvis1)であると判定されれば、ステップ209に進み、VIS34の制御モードを低回転モードに切り換える(又は保持する)。
この後、ステップ210に進み、現在のエンジン回転速度NEが第1の切換回転速度NEvis1以上で且つ第2の切換回転速度NEvis2よりも低い中回転領域(NEvis1≦NE<NEvis2)であるか否かを判定し、現在のエンジン回転速度NEが中回転領域(NEvis1≦NE<NEvis2)であると判定されれば、ステップ211に進み、VIS34の制御モードを中回転モードに切り換える(又は保持する)。
この後、ステップ212に進み、現在のエンジン回転速度NEが第2の切換回転速度NEvis2以上の高回転領域(NEvis2≦NE)であるか否かを判定し、現在のエンジン回転速度NEが高回転領域(NEvis2≦NE)であると判定されれば、ステップ213に進み、VIS34の制御モードを高回転モードに切り換える(又は保持する)。
この後、ステップ215に進み、VIS34の制御モードを現在の制御モードに保持して、本プログラムを終了する。
[可変バルブタイミング制御]
図11に示す可変バルブタイミング制御プログラムは、ECU29の電源オン中に所定周期で実行され、特許請求の範囲でいう可変バルブタイミング制御手段としての役割を果たす。本プログラムが起動されると、まず、ステップ301で、VVT作動禁止カウンタVVTinhibit のカウント値が「0」よりも大きいか否かを判定する。
このステップ301で、VVT作動禁止カウンタVVTinhibit のカウント値が「0」よりも大きいと判定された場合には、CPS33の制御モードが切り換えられてから所定期間が経過していないと判断して、ステップ302に進み、VVTの可変動作を禁止する。これにより、VVTの可変動作を一時的に停止させて現在のバルブタイミングを保持した状態にする。このステップ302の処理が特許請求の範囲でいう可変バルブタイミング禁止手段としての役割を果たす。
その後、上記ステップ301で、VVT作動禁止カウンタVVTinhibit のカウント値が「0」になったと判定されたときに、CPS33の制御モードが切り換えられてから所定期間が経過してエンジン11の吸気特性がCPS33の切換後の制御モードに対応した吸気特性に切り換わって燃焼状態が安定したと判断して、ステップ303に進み、VTTの可変動作を許可する。これにより、VVTの可変動作を再開して実バルブタイミングを目標バルブタイミングに一致させるようにVVTの制御量をフィードバック制御してバルブタイミングを変化させる。
以上説明した本実施例では、CPS33の切換回転速度NEcps がVIS34の切換回転速度NEvis とほぼ重なる優先運転領域では、CPS33の制御モードを優先的に切り換えてVIS34の制御モードの切り換えを禁止するようにしたので、CPS33の制御モードとVIS34の制御モードがほぼ同時に切り換わることを防止することができる。これにより、CPS33やVIS34の制御モード切換時のトルク変動を抑制することができ、運転者にトルクショックを感じさせずにCPS33やVIS34の制御モードをスムーズに切り換えることができる。
しかも、本実施例では、CPS33の制御モードを優先的に切り換えたときは、その後所定期間が経過するまでVIS34の制御モードの切り換えを禁止するようにしたので、CPS33の制御モードを優先的に切り換えてから所定期間が経過してエンジン11の吸気特性がCPS33の切換後の制御モードに対応した吸気特性に切り換わって燃焼状態が安定してからVIS34の制御モードを切り換えることができ、制御モード切換時のトルク変動をより効果的に抑制することができる。
尚、上記実施例では、エンジン運転状態が優先運転領域内のときにVIS34の制御モードの切り換えを禁止すると共に、CPS33の制御モードを切り換えた後の所定期間にVIS34の制御モードの切り換えを禁止するようにしたが、エンジン運転状態が優先運転領域内であってもCPS33の制御モードを切り換えてから所定期間が経過した後はVIS34の制御モードの切り換えを許可するようにしても良い。或は、エンジン運転状態が優先運転領域内のときにVIS34の制御モードの切り換えを禁止して、優先運転領域以外の運転領域になったときにVIS34の制御モードの切り換えを許可するようにしても良い。
一般に、VIS34よりもCPS33の方がエンジン11の吸気特性を応答良く変化させるため、CPS33の方がエンジン11の燃焼状態ひいては出力トルクに及ぼす影響が大きい。このため、CPS33の制御モードの切換タイミングを本来の切換タイミングから変化させると、エンジン特性が大きく変化してしまう可能性がある。
このような事情を考慮して、本実施例では、CPS33の制御モードを優先的に切り換えるようにしたので、エンジン11の出力トルクに及ぼす影響が大きいCPS33の制御モードを本来の切換タイミングで切り換えることができ、目標のエンジン特性を確保しながら制御モード切換時のトルク変動を抑制することができる。
しかしながら、本発明は、VIS34の制御モードを優先的に切り換えるようにしても良い。特に、CPS33よりもVIS34の方がエンジン11の吸気特性に及ぼす影響が大きくて、VIS34の方がエンジン11の燃焼状態ひいては出力トルクに及ぼす影響が大きいシステムの場合には、VIS34の制御モードを優先的に切り換えることで、エンジン11の出力トルクに及ぼす影響が大きいVIS34の制御モードを本来の切換タイミングで切り換えることができ、所望のエンジン特性を確保しながら制御モード切換時のトルク変動を抑制することができる。
更に、本実施例では、CPS33の制御モード切換時から所定期間が経過するまでVVTの可変動作を禁止するようにしたので、VVTによってバルブタイミングを連続的に変化させているときにCPS33の制御モードを切り換える場合に、VVTの可変動作を一時的に停止させた状態で、CPS33の制御モードを切り換え、その後、当該所定期間が経過してエンジン11の吸気特性がCPS33の切換後の制御モードに対応した吸気特性に切り換わって燃焼状態が安定してからVVTの可変動作を再開してバルブタイミングを変化させることができる。これにより、VVTの可変動作中にCPS33の制御モードが切り換わることを防止して、CPS33の制御モード切換時のトルク変動を抑制することができ、運転者にトルクショックを感じさせずにCPS33の制御モードをスムーズに切り換えることができる。
また、油圧駆動式のVVTと油圧駆動式のCPS33とを搭載し、両者に共通の油圧ポンプで油圧を供給するシステムでは、VVTのバルブタイミング制御によってVVTに供給する油圧(油量)が変化すると、その影響を受けてCPS33に供給する油圧(油量)が変化して、CPS33の駆動油圧が変動することがあり、これが原因でCPS33の制御モードを正常に切り換えることができなくなる可能性がある。
その点、本実施例のように、CPS33の制御モード切換時にVVTの可変動作を禁止するようにすれば、CPS33の制御モードを切り換える際に、VVTのバルブタイミング制御の影響を受けてCPS33の駆動油圧が変動することを防止することができ、CPS33の制御モードを正常に切り換えることができる利点がある。
しかしながら、本発明の適用範囲は、油圧駆動式のVVTと油圧駆動式のCPSとを搭載したシステムに限定されず、電気駆動式のVVTや電気駆動式のCPSを搭載したシステム、或は、油圧駆動式のVISを搭載したシステムに本発明を適用しても良い。
また、上記実施例では、吸気側のCPSや吸気側のVVTの制御に本発明を適用したが、排気側のCPSや排気側のVVTの制御に本発明を適用しても良い。
更に、上記実施例では、2段階の制御モード間で切り換わるCPSを搭載したシステムに本発明を適用したが、3段階以上の制御モード間で切り換わるCPSを搭載したシステムに本発明を適用しても良い。
また、上記実施例では、3段階の制御モード間で切り換わるVISを搭載したシステムに本発明を適用したが、2段階又は4段階以上の制御モード間で切り換わるVISを搭載したシステムに本発明を適用しても良い。
本発明の一実施例におけるエンジン制御システム全体の概略構成図である。 CPSの概略構成を示す図である。 CPSの低リフトモード時と高リフトモード時のバルブリフト特性を説明するためのバルブリフト特性図である。 制御モード切換マップの一例を概念的に示す図である。 VISの概略構成を示す図である。 (a)はVISを低回転モードに切り換えた状態を示す図で、(b)はVISを中回転モードに切り換えた状態を示す図で、(c)はVISを高回転モードに切り換えた状態を示す図である。 第1及び第2の優先運転領域でCPSの制御モードを優先的に切り換える制御を説明するための図である。 CPSの制御モードを切り換える際にVVTの可変動作を禁止する制御を説明するための図である。 可変バルブリフト制御プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 可変吸気制御プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 可変バルブタイミング制御プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
11…エンジン、12…吸気管、16…スロットルバルブ、21…燃料噴射弁、22…点火プラグ、23…排気管、28…ECU(可変バルブリフト制御手段,可変吸気制御手段,優先切換制御手段,可変バルブタイミング制御手段,可変バルブタイミング禁止手段)、33…CPS(可変バルブリフト装置)、34…VIS(可変吸気装置)、37…低リフト用カム、38…高リフト用カム、44…第1の可変吸気弁、45…第2の可変吸気弁

Claims (4)

  1. エンジンの吸気バルブ及び/又は排気バルブのリフト特性を切り換える可変バルブリフト装置と、エンジンの吸気通路の状態を切り換える可変吸気装置とを備えたエンジンの制御装置において、
    エンジン回転速度と負荷に応じて前記可変バルブリフト装置の制御モードを前記リフト特性が異なる複数の制御モード間で切り換える可変バルブリフト制御手段と、
    エンジン回転速度に応じて前記可変吸気装置の制御モードを前記吸気通路の状態が異なる複数の制御モード間で切り換える可変吸気制御手段と、
    前記可変バルブリフト装置の制御モードを切り換えるエンジン回転速度が前記可変吸気装置の制御モードを切り換えるエンジン回転速度とほぼ重なる運転領域では、前記可変バルブリフト装置と前記可変吸気装置のうちの一方の制御モードを優先的に切り換える優先切換制御手段と
    を備えていることを特徴とするエンジンの制御装置。
  2. 前記優先切換制御手段は、前記可変バルブリフト装置と前記可変吸気装置のうちの一方の制御モードを優先的に切り換えたときには、その後所定期間が経過するまで他方の制御モードの切り換えを禁止することを特徴とする請求項1に記載のエンジンの制御装置。
  3. 前記優先切換制御手段は、前記可変バルブリフト装置の制御モードを優先的に切り換えることを特徴とする請求項1又は2に記載のエンジンの制御装置。
  4. エンジンの吸気バルブ及び/又は排気バルブのリフト特性を切り換える可変バルブリフト装置と、エンジンの吸気バルブ及び/又は排気バルブのバルブタイミングを変化させる可変バルブタイミング装置とを備えたエンジンの制御装置において、
    エンジンの運転状態に応じて前記可変バルブリフト装置の制御モードを前記リフト特性が異なる複数の制御モード間で切り換える可変バルブリフト制御手段と、
    エンジンの運転状態に応じて前記バルブタイミングを変化させるように前記可変バルブタイミング装置を制御する可変バルブタイミング制御手段と、
    前記可変バルブリフト装置の制御モード切換時から所定期間は前記可変バルブタイミング装置の可変動作を禁止する可変バルブタイミング禁止手段と
    を備えていることを特徴とするエンジンの制御装置。
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