JP3073179B2 - フィルム研磨材を用いた超仕上げ装置 - Google Patents

フィルム研磨材を用いた超仕上げ装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フィルム研磨材
を用いた超仕上げ装置、特に、複雑形状の機械部品など
研磨が困難な細部を超仕上げするための装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図7は、長尺テープ状のフィルム研磨材
4を用いた従来の超仕上げ装置の一例を示すもので、巻
き取りスプール22の巻き取り力により供給スプール2
1から順次連続して送り出されるフィルム研磨材4が、
ガイドロール23によりバックアップロール2に導か
れ、このバックアップロール2によりフィルム研磨材4
はその研磨面を被研磨部材24に押し付けられ、更にバ
ックアップロール2に加えられた軸方向の振動により、
被研磨部材24を表面研磨して超仕上げを行ない、研磨
後のフィルム研磨材4はガイドロール25を経て巻き取
りスプール22に巻き取られる。
【0003】ところで、フィルム研磨材4はバックアッ
プロール2の軸方向に対しては必ず垂直方向に導入され
るため、被研磨部材24の形状によっては通常の超仕上
げ装置では研磨が困難、あるいは不可能となる場合があ
る。
【0004】例えば、図8(A)に示す自動車の動力伝
達に係るデフィアレンシャルギヤ等に用いられる部品で
あるT字型歯車26の場合、歯車の歯を研磨する際に軸
の根元まで研磨しようとするとフィルム送り機構27が
軸に当接してしまい、同じく、図8(B)のように軸部
分を研磨する際には、根元部分まで研磨しようとすると
フィルム送り機構27が歯車の歯に当接してしまい、隅
部から距離dの部分だけ研磨できない部分が生じてい
た。
【0005】更に、図8(C)に示すクランク28のよ
うな複雑形状の被研磨物の場合も、フィルム送り機構2
7がクランク28の研磨面以外の部分に当接することが
多いため、細部にわたって研磨するのが困難であった。
【0006】上記のように被研磨物とフィルム送り機構
27が干渉するのは、フィルム研磨材4の一方側面であ
り、バックアップロール2に導入される直前までフィル
ム研磨材4を横方向にスライドさせて走行させることが
できれば、スライドさせた側と反対側ではフィルム送り
機構27が被研磨物に当接しないようになる。
【0007】フィルム研磨材4の走行経路を横にスライ
ドさせるためには、まず、フィルムの走行方向を変換す
る手段が必要となるが、その手段として、図9に示すよ
うにフィルム研磨材4の裏面(研磨を行なわない面、以
下、同じ)を円柱部材29の表面に巻き付けてその走行
方向を変換する方法がある。
【0008】この場合、フィルム研磨材4の元の走行方
向に対する円柱部材29の中心軸の傾き(リード角)を
θ(rad)とし、更に、フィルム研磨材4を円柱部材
29の表面に2π(rad)、即ち180°の角度で巻
き付けるとすると、フィルム研磨材4の走行方向は2θ
(rad)の角度で変換される。尚、変換される角度2
θは円柱部材29の大きさには影響されない。
【0009】円柱部材29が2本あれば、バックアップ
ロールに対する行きと帰りの両方のフィルム研磨材4の
走行方向を変換させることができる。
【0010】更に、一度変換したフィルム研磨材4の走
行方向を別の円柱部材29へ同一のリード角θで巻き付
けることにより、再び元の走行方向と同一方向に変換す
れば、フィルム研磨材4の走行方向を横方向へ平行移動
させることができる。
【0011】上記のように、フィルム研磨材4の走行方
向を横方向に平行移動させることができれば、図8で示
した各部品にフィルム送り機構27が干渉せず、端部ま
で研磨作業が可能となる。
【0012】更に、フィルム研磨材4の送り方向とバッ
クアップロール2の軸方向が変化しないので、従来の研
磨装置やその設備の大部分を利用することができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、フィルム研磨
材の走行方向を変換するために円柱部材29を複数用い
ることは、機構を複雑にし、コストアップとなる。
【0014】又、フィルム研磨材の走行方向を変換する
ための部材自体が被研磨物に干渉してしまったり、走行
方向変換に伴いフィルム研磨材の走行がスムーズに行わ
れない等、かえって逆効果となることも考えられる。
【0015】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものであり、フィルム送り機構が邪魔と
なって従来研磨が困難であった形状の部品であっても、
細部まで超仕上げを行なうことができる超仕上げ装置を
提供することを課題とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、フィルム研磨材の送り出しと巻き取り
を行なうフィルム研磨送り機構と、研磨部分でフィルム
研磨材を押し付け振動するバックアップロールとを有す
る超仕上げ装置において、フィルム送り機構のバックア
ップロールの直前にガイド部材を設け、該ガイド部材に
は、その両側面部に夫々回転方向が逆で中心からの半径
が異なる2本の螺旋溝が設けられており、フィルム研磨
材はこの螺旋溝を通過することにより走行経路が横方向
に平行移動している構成を採用したものである。
【0017】この発明では、フィルム研磨材の行きと帰
りの走行をガイドするために、1つのガイド部材の両側
面部に夫々2つの螺旋溝を設けている。
【0018】この螺旋溝は溝の幅がフィルム研磨材の幅
とほぼ同じか若干大き目であり、溝の底面は滑らかな面
とし、該底面でフィルム研磨材の裏面(研磨を行なわな
い面)と摺接しながらフィルム研磨材の走行をガイドす
る。
【0019】螺旋溝の底面は、フィルム研磨材に対して
図9で示す円柱部材の表面の役割を果たすことになり、
ガイド部材の両側面部で夫々2本づつ螺旋溝が設けられ
ているため、1つのガイド部材に合計4本の円柱が設け
られたことと同等となっている。
【0020】この場合、ガイド部材の夫々の側面部に設
けられた2つの螺旋溝は、その螺旋の回転方向が相違
し、かつ中心軸からの距離、即ち、螺旋の回転半径が相
違しているため、両螺旋溝が交差する部分では、中心か
らの半径の小さな方の螺旋溝(深溝)が、中心からの半
径の大きなもう一方の螺旋溝(浅溝)を途中で分断する
ことになる。
【0021】両方の螺旋溝が交差する部分では、フィル
ム研磨材は、浅溝を通過してきたフィルム研磨材が、空
中を通過し、下の深溝を通過するフィルム研磨材と立体
交差をすることになる。
【0022】螺旋溝の螺旋の軸をフィルムの元の走行方
向との角度(リード角)をθに設定し、かつ螺旋溝をガ
イド部材の各側面部で180°の回転角度で形成すれ
ば、図9に示す原理により、フィルム研磨材はその送り
方向を2θの角度で変換される。
【0023】更に、ガイド部材のもう一方の側面部の螺
旋溝に180°巻付いたフィルム研磨材は、丁度一つの
円柱に360°一周回転巻き付いたような形で元の方向
へ向けて走行するが、新たな走行経路は元の走行経路か
らは横に平行移動している状態となる。
【0024】リード角θをπ/2、即ち45°とすれ
ば、フィルム研磨材はガイド部材の一方の側面部で螺旋
溝により2θ、即ち直角にその走行方向を変換し、直線
溝に導かれた他方側面部で螺旋溝により更に走行方向が
直角に変換されて元の方向に戻ることになる。
【0025】尚、ガイド部材において、リード角θは3
0°〜60°等、45°前後の範囲で適宜に変更するこ
とができ、この角度θと両側面部間の距離を適宜選択す
ることにより、フィルム研磨材の走行経路の横方向への
ずらし量を調整することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を添付
図面を参考にして説明するが、従来例と同一の部品及び
部分は、従来例と同一の記号を用いて説明する。
【0027】図1は、この発明のフィルム研磨材を用い
た超仕上げ装置を示す正面図であり、本体1の下方に
は、本体1の幅方向と平行な軸に回転自在に軸止めされ
たバックアップロール2と、このバックアップロールの
上方でボルト等により固定されたガイド部材3とを有し
ており、バックアップロール2はガイド部材3と共に軸
止めされた軸方向と平行な振動運動を行なう偏芯カムを
用いた振動装置を介して本体1に固定されている。
【0028】図2の側面図に示すように、フィルム研磨
材4は、フィルム供給側(図示せず)から、ガイドロー
ル5と6、及びガイド部材3を介してバックアップロー
ル2に導かれ、更に、バックアップロール2によりその
方向を逆方向とした後、ガイド部材3とガイドロール7
と8とを通じて巻取りスプール(図示せず)に巻き取ら
れる。
【0029】図3及び図4はガイド部材3を示すもので
あり、図3(A)は正面図、同図(B)は右側面図、図
4(C)は平面図、同図(D)は左側面図、同図(E)
は底面図である。
【0030】このガイド部材3は、鉄等の金属あるいは
メカニカルプラスチック等の硬質の材料からなり、その
両側面部は断面半円形状で円柱の一部を形作っており、
該円柱の軸a,bはバックアップロール2の軸に垂直な
方向に対して45°の角度であり、両側面の円柱の軸
a,bは平行になっている。
【0031】このガイド部材3の両側面部の円柱状部に
は、夫々2本の螺旋溝が円柱部と同軸の螺旋に沿って切
削加工により設けられており、一方側面部には螺旋溝1
1,12が、他方側面部には螺旋溝13,14となって
いる。
【0032】これらの螺旋は側面部の円柱部の中心軸
a,bと同軸であり、各螺旋溝の傾きはこれら中心軸に
対して45°の角度をなしている。
【0033】これらの螺旋溝11,12,13,14
は、フィルム研磨材4を走行させるため、溝の幅はフィ
ルム研磨材4と略同一幅か少し大き目となっており、溝
の底面は平坦状で、フィルム研磨材4をスムーズに通す
ようになっている。
【0034】他方側面部のバックアップロール側に設け
られた2つ螺旋溝13,14は、バックアップロール2
の軸と垂直方向から始まり同軸と平行方向となる終点ま
で円柱部に沿って180°回転して設けられており、2
つの螺旋溝13,14の回転方向は逆方向となってお
り、バックアップロール2の直前の部分では両螺旋溝1
3,14の開始部分は対称となっている。
【0035】又、2つの螺旋溝13,14は溝の深さが
異なっており、溝の深さの差は、溝底面の螺旋の中心軸
bからの距離(半径)の差であり、螺旋溝13の中心軸
bからの距離はr1、螺旋溝14の中心軸bからの距離
はr2で、r1<r2である。
【0036】この半径の差により、回転方向が違う2つ
の螺旋溝が交差する部分では、中心からの半径が小さな
深溝の螺旋溝13が半径の大きな浅溝の螺旋溝14の途
中を分断する形状となる。
【0037】又、螺旋の半径の相違により、バックアッ
プロール2側を基準点として切削加工される螺旋溝13
と14の終点は、螺旋の軸上の距離でxだけずれること
になる。
【0038】ガイド部材3の背面には螺旋溝13に繋が
る直線溝15が、正面には螺旋溝14と繋がる直線溝1
6がバックアップロール2の軸に平行な方向で設けられ
ており、夫々がガイド部材3の一方側面部に形成された
螺旋溝11と螺旋溝12に繋がっている。
【0039】尚、直線溝15,16は、ガイド部材3の
中央に設けられた、重量軽減用の貫通孔17によりその
途中が途切れているが、フィルム送りには影響は無い。
【0040】螺旋溝11と螺旋溝12はガイド部材3の
他方側面部の螺旋溝13,14と同じく、その回転方向
が逆であり、及び軸aからの溝底面迄の半径は、螺旋溝
11がr1、螺旋溝12がr2となっている。
【0041】尚、螺旋溝13,14と同様に、半径が小
さな深溝の螺旋溝11が半径の大きな浅溝の螺旋溝12
の途中を分断する形状となる。
【0042】同じく、螺旋の軸上で距離xだけ切削加工
基点をずらせた螺旋溝11と12の終点では、螺旋の軸
上で距離2xだけずれが生じることになり、リード角が
45°とすると、フィルム研磨材4の供給及び巻取り側
で距離x√2だけフィルム研磨材の走行経路が横にずれ
ていることになる。
【0043】次に、本願発明の超仕上げ装置によるフィ
ルム研磨材4の供給と巻き取りのしくみについて説明す
るが、ガイド部材3とバックアップロール2の部分を通
過する際のフィルム研磨材4の走行イメージを図5で示
す。
【0044】図2で示すように、本体1後方の供給スプ
ールから導き出されたフィルム研磨材4は、本体1の一
方側面側をガイドロール5と6を経てガイド部材3に導
かれ、図3又は図4で示すガイド部材3の一方側面で螺
旋溝11に導かれて、このガイド部材3に180°の角
度で巻付き、その走行方向が元の方向と直角に変換され
る。
【0045】走行方向を変換されたフィルム研磨材4
は、ガイド部材3上に螺旋溝11と連続して形成された
直線溝15に導かれ、ガイド部材3の他方側面に導かれ
る。
【0046】フィルム研磨材4は、ガイド部材3の他方
側面で、直線溝15に連なる螺旋溝13に沿って進行
し、螺旋溝に180°巻付き、更にその進行方向を90
°変換して、ガイド部材3に入る前の元の方向に走行す
るようになり、その直後にバックアップロール2に導か
れる。
【0047】フィルム研磨材4はその裏面をバックアッ
プロール2に当接させながら表面は被研磨物に接し、こ
の状態でフィルム研磨材4には送り運動、バックアップ
ロール2にはガイド部材3と共に軸方向の振動が与えら
れており、被研磨物は超仕上げされることになる。
【0048】研磨作業を終えたフィルム研磨材4は、バ
ックアップロール2によりその走行方向を逆方向に変換
され、ガイド部材3の螺旋溝14にスムーズに導かれ、
その裏面を螺旋溝14に摺接しながら180°巻き付
く。
【0049】この際、フィルム研磨材4は、螺旋溝14
の途中で、螺旋溝13により螺旋溝14が分断された部
分において、下の螺旋溝13を通るフィルム研磨材4の
上を通過し、立体交差を行なう。
【0050】螺旋溝14によりフィルム研磨材はその走
行方向を90°変換し、螺旋溝14と連続した直線溝1
6に導かれた後、ガイド部材3の一方側面部に送られ、
直線溝16と繋がる螺旋溝12によってガイド部材3に
180°巻付き、途中で螺旋溝11を通過するフィルム
研磨材4と立体交差をしてその走行方向を更に90°変
換し、元のフィルム供給方向とは逆の方向に走行するよ
うになる。
【0051】ガイド部材3の一方側面側から送り出され
たフィルム研磨材4は、そのままガイドロール7と8と
に導かれ、巻き取りスプールに収納される。
【0052】図6は、この発明の超仕上げ装置を用いた
超仕上げの様子を示すものであり、同じ部品を研磨する
従来の超仕上げ装置による図8(A)(B)(C)の場
合のようにフィルム送り機構が被研磨部材に当接するこ
とが無く、従来より非研磨部分の距離dを少なくし、細
部まで超仕上げすることができる。
【0053】以上説明したこの発明の実施形態において
は、ガイド部材の螺旋溝の螺旋の中心軸の元のフィルム
走行方向との角度(リード角)を45°のものについて
説明したが、バックアップロールの一方端部側にフィル
ム研磨材の走行機構が突出しないようにできるものであ
れば、リード角は45°に制限されるものではなく、
又、そのずらし量も特定されるものではない。
【0054】又、フィルム研磨材をガイドする複数の螺
旋溝は、同一のガイド部材に設けられているため、フィ
ルム走行時にトラッキング圧力を加えても、フィルム送
りが詰まったりすることなくスムーズに走行し、フィル
ム研磨材の幅が小さい場合、例えば4mm〜3.5mm
でも十分ガイドから外れないで走行させることが可能で
あった。
【0055】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、バッ
クアップロールへ供給及び巻き戻されるフィルム研磨材
は、バックアップロールへ送られる直前までガイド部材
により走行方向が変換されており、バックアップロール
の一方の端部側には、フィルム研磨材やその送り機構に
よる突出部が突出しなくなるので、従来、これらの突出
部が干渉するため不可能であった形状の部品について
も、超仕上げが可能になった。
【0056】又、被研磨部品に対する研磨の方向やフィ
ルムの供給方向が従来の研磨装置と同じであるため、バ
ックアップロールの直前に一つのガイド部材を用意する
だけで、従来の送り機構を有する超仕上げ装置の部品や
既存の作業設備の大部分を流用することができるという
効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の超仕上げ装置を示す正面図である。
【図2】この発明の超仕上げ装置を示す側面図である。
【図3】この発明の超仕上げ装置のガイド部材を示すも
ので、(A)は正面図、(B)は右側面図である。
【図4】この発明の超仕上げ装置のガイド部材を示すも
ので、(D)は平面図、(E)は左側面図、(F)は底
面図である。
【図5】ガイド部材をフィルム研磨材が通過する様子を
示した斜視図である。
【図6】この発明の超仕上げ装置による研磨する様子を
示す正面図である。
【図7】従来の超仕上げ装置の研磨作業を示す正面図で
ある。
【図8】従来の超仕上げ装置を用い、(A)(B)はT
字型歯車を研磨する様子、(C)はクランクを研磨する
様子を示す正面図である。
【図9】フィルム研磨材の走行方向を変換する原理を示
す図である。
【符号の説明】
1 本体 2 バックアップロール 3 ガイド部材 4 フィルム研磨材 5,6,7,8 ガイドロール 11,12,13,14 螺旋溝 15,16 直線溝 17 貫通孔 29 円柱部材

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム研磨材の送り出しと巻き取りを
    行なうフィルム研磨送り機構と、研磨部分でフィルム研
    磨材を押し付け振動するバックアップロールとを有する
    超仕上げ装置において、フィルム送り機構のバックアッ
    プロールの直前にガイド部材を設け、該ガイド部材に
    は、その両側面部に夫々回転方向が逆で中心からの半径
    が異なる2本の螺旋溝が設けられており、フィルム研磨
    材はこの螺旋溝を通過することにより走行経路が横方向
    に平行移動していることを特徴とするフィルム研磨材を
    用いた超仕上げ装置。
  2. 【請求項2】 各螺旋溝はガイド部材の側面部に180
    °の回転角度で形成されていることを特徴とする請求項
    1記載のフィルム研磨材を用いた超仕上げ装置。
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