JP3072665B2 - スクータ用パワーユニットの潤滑装置 - Google Patents

スクータ用パワーユニットの潤滑装置

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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/02Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving cycles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスクータ用パワーユニッ
トの潤滑装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的なスクータ型の自動二輪車には、
エンジンと動力伝達装置を収容するスイングケースとが
一体的に構成されたパワーユニットが用いられる。上記
スイングケースは、エンジンのクランクケースに連接さ
れて後方に延び、後部に後軸が軸支される。またエンジ
ンは、車体フレームに設けられて車幅方向に延びる水平
支軸に枢着され、パワーユニット全体が上記水平支軸廻
りに揺動自在であり、路面から後輪に伝わるショックを
吸収可能となっている。
【0003】パワーユニットには、2または4ストロー
クのエンジンが用いられるが、4ストロークエンジンの
場合はクランクケース底部にオイルパンが設置されてオ
イルが溜められ、このオイルがオイルポンプによってエ
ンジンの各潤滑部分に供給されて潤滑がなされる。
【0004】従来では、上記オイルポンプの吸入孔に金
網などを用いたオイルストレーナが接続され、このオイ
ルストレーナをオイルパン内の油面下に配置する一方、
オイルポンプの吐出孔から延びるオイル通路の途中にオ
イルフィルタを設置し、潤滑装置を構成していた。
【0005】オイルポンプが作動すると、オイルパン内
のオイルはまずストレーナによって荒い金属粉等の異物
を除去されてからオイルポンプに吸入、吐出され、次に
オイルフィルタを通ってより細かい異物を除かれ、エン
ジンの各潤滑部分に供給される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、クランクケ
ース前面には前方へ延びる懸架アームが一体的に設けら
れており、この懸架アームが車体フレームの前記水平支
軸に枢着されるため、前述したようにクランクケースの
底部に設けられたオイルパンは、その位置が水平支軸か
ら遠くなっている。
【0007】このため、水平支軸を支点とするパワーユ
ニットの上下揺動に伴いオイルパンが大きく変位し、オ
イルの油面が変動して前記ストレーナが空気中に露出す
る場合があり、オイルポンプが一時的に空気を吸い込ん
で油圧の低下および供給オイル量の不足を来すおそれが
あった。
【0008】また従来の潤滑装置では、オイルストレー
ナによって粒の荒い異物のみを濾過されたオイルがオイ
ルポンプに吸入されるため、オイル中に残存する細かい
金属粉等の異物によってオイルポンプが徐々に損傷し、
耐用期間が短かくなる懸念があった。
【0009】さらに従来では、オイルフィルタがクラン
クケースの下面から着脱されるものであったため、交換
時などにおける整備性が悪かった。
【0010】本発明は、これらの問題点を解決するため
になされたもので、パワーユニットの揺動に阻害される
ことなくオイルポンプが安定的にオイルを吸入可能であ
るとともに、オイルポンプの損傷を防止して耐用期間を
延ばし、さらにオイルフィルタの着脱が容易で整備性の
良いスクータ用パワーユニットの潤滑装置を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るスクータ用パワーユニットの潤滑装置
は、車体フレームの水平支軸に枢着され、この水平支軸
廻りに揺動自在とされたパワーユニットにオイルパンを
設け、このオイルパン内のオイルをオイルフィルタによ
って濾過し、エンジンの各潤滑部分に供給するスクータ
用パワーユニットの潤滑装置において、上記オイルフィ
ルタを前記水平支軸に隣接するようにオイルパン内の油
面下に設置するとともに、このオイルフィルタをオイル
パンの側部より着脱可能とし、オイルポンプの吸入孔側
に接続したことを特徴としている。
【0012】
【作用】スクータ用パワーユニットの潤滑装置をこのよ
うに構成することにより、スクータ走行時におけるパワ
ーユニットの揺動によってオイルフィルタが油面上に露
出することがない。
【0013】また、オイルポンプが吸入するオイルは予
めオイルフィルタによって完全に浄化される。
【0014】さらに、オイルフィルタの交換時などにお
ける作業性が良い。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0016】図1は、本発明が適用されたスクータ用パ
ワーユニットの左側面図、図2は図1のII−II線に沿う
断面図である。このパワーユニット1は一般的なレイア
ウトを持っており、4ストローク単気筒であるエンジン
2のクランクケース3左側方に、後方へ延びるスイング
ケース4が一体的に連接され、スイングケース4の後部
にスクータの後輪5が軸支されている。
【0017】クランクケース3の下部はオイルパン6と
して深く形成され、オイルパン6の前部には前方へ延び
る左右一対の懸架アーム7が設けられ、この懸架アーム
7が、車体フレーム8に軸支されて車幅方向に延びる水
平支軸9に枢着される。このため、パワーユニット1は
後輪5とともに上記水平支軸9廻りに揺動自在とされ
る。
【0018】クランクケース3内に軸支されたクランク
シャフト11の左端はスイングケース4内に突出し、ク
ランクシャフト11の回転はドライブプーリ12、Vベ
ルト13、ドリブンプーリ14、クラッチ15を経てド
ライブシャフト16に伝達され、さらに減速ミッション
機構17によって減速された後に後輪5を支持するリヤ
アクスルシャフト18に伝えられる。
【0019】図3は図1のIII −III 線に沿う断面を示
している。オイルパン6内にはオイル20が所定のレベ
ルまで注入され、オイル20の油面下にオイルポンプ2
1およびオイルフィルタ22が設置されている。オイル
ポンプ21は一般的なトロコイドポンプなどであり、そ
の主軸23にはポンプドリブンスプロケット24が固定
され、クランクシャフト11に回転一体のポンプドライ
ブギヤ25との間にチェーン26が巻装される。また上
記主軸23と同軸上にウォータポンプ27が配置され、
オイルポンプ21およびウォータポンプ27はクランク
シャフト11の回転によって同時に駆動される。
【0020】オイルフィルタ22は例えば一般的な多層
濾紙型のもので、オイルパン6内に一体的に形成された
フィルタ室28内に配置される。このフィルタ室28は
図1に示すように前記水平支軸9に隣接し、かつオイル
パン6の側方に開口するように設けられており、上記オ
イルフィルタ22はオイルパン6の側方より着脱可能と
されている。
【0021】フィルタ室28はオイル通路29によって
オイルパン6内に連通しており、フィルタ室28の開口
部にはフィルタキャップ31が液密に被装される。上記
フィルタキャップ31とオイルフィルタ22の間にはス
プリング32が弾装され、オイルフィルタ22はフィル
タ室28の中心に位置するオイル通路33にばね付勢さ
れる。上記オイル通路33は前記オイルポンプ21の吸
入孔34に通じており、オイルポンプ21の吐出孔35
から延びるオイル通路36はエンジン2内の各潤滑部分
に繋っている。
【0022】クランクシャフト11によってオイルポン
プ21が駆動されると、図3中に矢印で示すようにオイ
ルパン6内のオイル20がオイル通路29を通ってフィ
ルタ室28内に流入し、オイルフィルタ22のフィルタ
部材37を通過する際に細かい金属粉などの異物を除去
され、浄化される。浄化されたオイル20はオイルフィ
ルタ22内を通ってオイル通路33に抜け、オイルポン
プ21に吸入、吐出され、オイル通路36を経て各潤滑
部分に送られる。
【0023】以上のように構成された潤滑装置は、オイ
ルポンプ21の吸入孔34に接続されたオイルフィルタ
22が、パワーユニット1の揺動中心である水平支軸9
に隣接するようにオイルパン6内の油面下に配置されて
おり、この位置の油面はスクータ走行時におけるパワー
ユニット1の揺動による変動が極めて少ない。このため
オイルフィルタ22が油面上に露出するおそれがなく、
オイルポンプ21はパワーユニット1の揺動に阻害され
ることなく常時安定的にオイル20を吸入可能である。
【0024】しかも、オイルポンプ21が吸入するオイ
ル20はオイルフィルタ22によって完全に浄化された
ものであり、従来のように細かい金属粉等を含んでいな
いため、オイルポンプ21を損傷させるおそれがなく、
オイルポンプ21の耐用期間を延ばすことができる。
【0025】さらに、オイルフィルタ22をオイルパン
6の側部より着脱可能としたため、交換作業が行ない易
く、整備性が良い。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るスク
ータ用パワーユニットの潤滑装置は、車体フレームの水
平支軸に枢着され、この水平支軸廻りに揺動自在とされ
たパワーユニットにオイルパンを設け、このオイルパン
内のオイルをオイルフィルタによって濾過し、エンジン
の各潤滑部分に供給するスクータ用パワーユニットの潤
滑装置において、上記オイルフィルタを前記水平支軸に
隣接するようにオイルパン内の油面下に設置するととも
に、このオイルフィルタをオイルパンの側部より着脱可
能とし、オイルポンプの吸入孔側に接続したものであ
る。
【0027】したがって、オイルポンプの吸入孔に接続
されたオイルフィルタがパワーユニットの揺動による油
面変動の少ない位置にあって油面上に露出することがな
いため、オイルポンプが空気を吸入するおそれがない。
またオイルフィルタによって完全に浄化されたオイルの
みがオイルポンプに吸入されるのでオイルポンプの損傷
がなく耐用期間が延ばされる。
【0028】さらにオイルフィルタがオイルパンの側方
より着脱可能なため、交換時などにおける整備性が良
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すスクータ用パワーユニ
ットの左側面図。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図。
【図3】図1のIII −III 線に沿う断面図。
【符号の説明】
1 パワーユニット 2 エンジン 6 オイルパン 7 懸架アーム 8 車体フレーム 9 水平支軸 11 クランクシャフト 12 ドライブプーリ 13 Vベルト 20 オイル 21 オイルポンプ 22 オイルフィルタ 26 チェーン 27 ウオータポンプ 28 フィルタ室 31 フィルタキャップ 32 スプリング 33 オイル通路 34 吸入孔 35 吐出孔 37 フィルタ部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレームの水平支軸に枢着され、こ
    の水平支軸廻りに揺動自在とされたパワーユニットにオ
    イルパンを設け、このオイルパン内のオイルをオイルフ
    ィルタによって濾過し、エンジンの各潤滑部分に供給す
    るスクータ用パワーユニットの潤滑装置において、上記
    オイルフィルタを前記水平支軸に隣接するようにオイル
    パン内の油面下に設置するとともに、このオイルフィル
    タをオイルパンの側部より着脱可能とし、オイルポンプ
    の吸入孔側に接続したことを特徴とするスクータ用パワ
    ーユニットの潤滑装置。
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JP2005125919A (ja) * 2003-10-23 2005-05-19 Yamaha Motor Co Ltd 鞍乗型車両及びスクータ型自動二輪車

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