JP3159254U - エンジン用潤滑装置、それを備えたエンジン及び車両 - Google Patents

エンジン用潤滑装置、それを備えたエンジン及び車両 Download PDF

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Abstract

【課題】リリーフバルブが開くときのリリーフバルブの吸入側の圧力が安定しているエンジン用潤滑装置を提供する。【解決手段】潤滑装置は、フィードポンプ51と、スカベンジングポンプ52と、リリーフバルブ53とを備えている。潤滑装置には、フィードポンプ側吐出経路59と、スカベンジングポンプ側吸入経路60と、リリーフ経路57とが形成されている。リリーフ経路57は、フィードポンプ側吐出経路59とスカベンジングポンプ側吸入経路60とを接続している。リリーフ経路57には、潤滑オイルがフィードポンプ側吐出経路59からスカベンジングポンプ側吸入経路60へ流入可能なようにリリーフバルブ53が配置されている。【選択図】図4

Description

本発明は、エンジン用潤滑装置、特に、ドライサンプ方式のエンジンに用いられる潤滑装置、それを備えたエンジン及び車両に関する。
従来、ドライサンプ方式のエンジンに用いられる潤滑装置が種々知られている。例えば特許文献1には、フィードポンプとスカベンジングポンプとを備えたエンジン用潤滑装置が開示されている。特許文献1に開示されたエンジン用潤滑装置では、フィードポンプの吐出側にリリーフバルブが配置されている。リリーフバルブの吐出側は、スカベンジングポンプの吐出通路に接続されている。
特開2000−220430号公報
上述のように、特許文献1に開示されたエンジン用潤滑装置では、リリーフバルブの吐出側がスカベンジングポンプの吐出通路に接続されている。このため、リリーフバルブから排出されたオイルは、スカベンジングポンプの吐出通路に戻される。よって、リリーフバルブの吐出側における油圧は、スカベンジングポンプの吐出通路の圧力と実質的に等しくなる。従って、スカベンジングポンプの吐出通路の圧力が高い場合は、リリーフバルブの吐出側の油圧も高くなる。その結果、リリーフバルブが開きにくくなる。すなわち、リリーフバルブが開くときのリリーフバルブの吸入側の圧力が高くなる。
このように、特許文献1に開示されたエンジン用潤滑装置では、スカベンジングポンプの吐出通路の圧力が変化することによって、リリーフバルブが開くときのリリーフバルブの吸入側の圧力が変化するという問題がある。例えば、スカベンジングポンプがエンジンによって駆動される場合は、エンジンの回転速度が変化するとリリーフバルブが開くときのリリーフバルブの吸入側の圧力が変化するという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、リリーフバルブが開くときのリリーフバルブの吸入側の圧力が安定しているエンジン用潤滑装置を提供することにある。
本発明に係るエンジン用潤滑装置は、オイルタンクとオイルパンとを有するドライサンプ方式のエンジンに用いられる潤滑装置である。本発明に係るエンジン用潤滑装置は、フィードポンプと、スカベンジングポンプと、リリーフバルブとを備えている。フィードポンプは、オイルタンク内に溜められた潤滑オイルを吸入する。フィードポンプは、吸入した潤滑オイルをエンジンの各摺動部に供給する。スカベンジングポンプは、オイルパンに溜められた潤滑オイルを吸入する。スカベンジングポンプは、吸入した潤滑オイルをオイルタンクに戻す。本発明に係るエンジン用潤滑装置には、フィードポンプ側吐出経路と、スカベンジングポンプ側吸入経路と、リリーフ経路とが形成されている。フィードポンプ側吐出経路は、フィードポンプの吐出側と各摺動部とを接続している。スカベンジングポンプ側吸入経路は、スカベンジングポンプの吸入側とオイルパンとを接続している。リリーフ経路は、フィードポンプ側吐出経路とスカベンジングポンプ側吸入経路とを接続している。リリーフ経路には、潤滑オイルがフィードポンプ側吐出経路からスカベンジングポンプ側吸入経路へ流入可能なようにリリーフバルブが配置されている。
本発明に係るエンジンは、ドライサンプ方式のエンジンである。本発明に係るエンジンは、オイルタンクと、オイルパンと、潤滑装置とを備えている。潤滑装置は、フィードポンプと、スカベンジングポンプと、リリーフバルブとを備えている。フィードポンプは、オイルタンク内に溜められた潤滑オイルを吸入する。フィードポンプは、吸入した潤滑オイルをエンジンの各摺動部に供給する。スカベンジングポンプは、オイルパンに溜められた潤滑オイルを吸入する。スカベンジングポンプは、吸入した潤滑オイルをオイルタンクに戻す。潤滑装置には、フィードポンプ側吐出経路と、スカベンジングポンプ側吸入経路と、リリーフ経路とが形成されている。フィードポンプ側吐出経路は、フィードポンプの吐出側と各摺動部とを接続している。スカベンジングポンプ側吸入経路は、スカベンジングポンプの吸入側とオイルパンとを接続している。リリーフ経路は、フィードポンプ側吐出経路とスカベンジングポンプ側吸入経路とを接続している。リリーフ経路には、潤滑オイルがフィードポンプ側吐出経路からスカベンジングポンプ側吸入経路へ流入可能なようにリリーフバルブが配置されている。
本発明に係る車両は、上記本発明に係るエンジンを備えている。
本発明によれば、リリーフバルブが開くときのリリーフバルブの吸入側の圧力が安定しているエンジン用潤滑装置を実現することができる。
実施形態に係る自動二輪車の概略的な左側面図である。 エンジンの概略構成を表す概念図である。 エンジンの軸配置を表す概略側面図である。 エンジンのオイル回路の一部を表すオイル回路図である。 エンジンのオイル回路の一部を表すオイル回路図である。 エンジンの一部を表す平面図である。 エンジンの一部の斜視図である。 エンジンの一部を表す断面図である。 ポンプアッセンブリー本体の断面図である。 フィードポンプの断面図である。 リリーフ経路をスカベンジングポンプの吐出経路に接続した場合の概略的なオイル回路図である。 リリーフ経路をスカベンジングポンプの吸入経路に接続した場合の概略的なオイル回路図である。 変形例におけるエンジンの概略構成を表す概念図である。 リリーフ経路をスカベンジングポンプの吐出経路に接続した場合の各エンジン回転速度におけるフィードポンプの吐出量の測定結果を表すグラフである。 リリーフ経路をスカベンジングポンプの吸入経路に接続した場合の各エンジン回転速度におけるフィードポンプの吐出量の測定結果を表すグラフである。
以下、本発明を実施した好ましい形態の一例について、図1に示す自動二輪車1を例に挙げて説明する。ただし、本発明に係る車両は、図1に示す自動二輪車1に限定されるものではない。本発明に係る車両は、四輪車であってもよいし、鞍乗型車両であってもよい。
ここで、「鞍乗型車両」とは、ライダーがシート(鞍)に跨がって乗る車両のことをいう。鞍乗型車両には、自動二輪車以外に、ATV(All Terrain Vehicle)やスノーモービルなどが含まれる。また、四輪車には、オフロードビークルも含まれる。オフロードビークルは、サイドバイサイドビークル(Side x Side Vehicle)とも呼ばれることがある。
また、本発明において、自動二輪車も図1に示すタイプのものに限定されない。本発明において、「自動二輪車」は、広義のモーターサイクルをいう。すなわち、本発明において、「自動二輪車」は、狭義のモーターサイクル、モペッド、スクーター、オフロード車などを含む。また、本明細書において、自動二輪車には、前輪及び後輪の少なくとも一方が、一体に回転する複数の車輪により構成されており、車両を傾斜させて進行方向を変更する車両も含まれるものとする。
なお、以下の説明において、前後左右の方向は、シート14に直座したライダーから見た方向をいうものとする。
(自動二輪車1の概略構造)
図1に示すように、自動二輪車1は、車体フレーム10を備えている。車体フレーム10は、ヘッドパイプ11と、メインフレーム12と、シートレール13とを備えている。メインフレーム12は、ヘッドパイプ11から後方に向かって斜め下方に延びている。シートレール13は、メインフレーム12から後方に向かってやや斜め上方に延びている。シートレール13の上にはシート14が取り付けられている。
ヘッドパイプ11には、ステアリングシャフト15が回転可能に挿入されている。ステアリングシャフト15には、ハンドル16と、左右一対のフロントフォーク17とが取り付けられている。フロントフォーク17の下端部には、前輪18が回転可能に取り付けられている。
メインフレーム12の後端部には、ピボット軸12aが取り付けられている。ピボット軸12aには、リアアーム19が揺動可能に取り付けられている。リアアーム19の後端部には後輪20が回転可能に取り付けられている。
メインフレーム12には、ドライサンプ方式のエンジン21が懸架されている。エンジン21は、クランクケース22と、シリンダボディ27と、シリンダヘッド28とを備えている。シリンダボディ27は、クランクケース22の前半部分に接続されている。シリンダヘッド28は、シリンダボディ27の上端部に接続されている。
図3に示すように、クランクケース22の内部には、クランク室23と、オイルタンク25とが区画形成されている。クランク室23の底部にはクランク室側オイルパン24が設けられている。
クランク室23には、クランクシャフト29が配置されている。図2に示すように、クランクシャフト29は、クラッチ30を介して、メイン軸31と接続されている。メイン軸31は、図3に示すように、クランクシャフト29の後方かつ上方に配置されている。
メイン軸31の後方かつ下方には、ドライブ軸32が配置されている。図2に示すように、メイン軸31とドライブ軸32との間には、変速ギア対33が配置されている。この変速ギア対33を介して、種々の変速比でメイン軸31からドライブ軸32へと回転力が伝達される。
図2及び図3に示すように、クランクシャフト29には、第1のバランサ軸34と第2のバランサ軸35とが噛合している。図3に示すように、第1のバランサ軸34は、クランクシャフト29の前方に配置されている。第2のバランサ軸35は、クランクシャフト29の後方かつ上方に配置されている。
(潤滑装置2)
図4に示すように、エンジン21には、潤滑装置2が配置されている。この潤滑装置2は、エンジン21の各摺動部に潤滑オイルを供給するためのものである。
潤滑装置2は、フィードポンプ51と、スカベンジングポンプ52と、リリーフバルブ53とを備えている。フィードポンプ51は、オイルタンク25に溜められた潤滑オイルをエンジン21の各摺動部に圧送するためのポンプである。スカベンジングポンプ52は、クランク室側オイルパン24に溜まった潤滑オイルをオイルタンク25に移送するためのポンプである。リリーフバルブ53は、リリーフバルブ53の吸入側の圧力が吐出側の圧力に対して所定の圧力以上高くなったときに、フィードポンプ51の吐出側の圧力を低下させるためのバルブである。リリーフバルブ53は、リリーフバルブ53の吸入側の圧力が吐出側の圧力に対して所定の圧力以上高くなったときに開弁する。
なお、本実施形態では、スカベンジングポンプ52とフィードポンプ51とのそれぞれは、トロコイドポンプにより構成されている。但し、スカベンジングポンプ52とフィードポンプ51とのそれぞれは、トロコイドポンプ以外のポンプにより構成されていてもよい。スカベンジングポンプ52とフィードポンプ51とのそれぞれは、例えば、ギア式のポンプにより構成されていてもよい。
スカベンジングポンプ52は、吸入室と、吐出室とを備えている。スカベンジングポンプ52の駆動時において、吐出室は、吸入室よりも高圧である。スカベンジングポンプ52は、スカベンジングポンプ側吸入経路60と、スカベンジングポンプ側吐出経路61とに接続されている。スカベンジングポンプ側吸入経路60は、スカベンジングポンプ52の吸入室とクランク室側オイルパン24とを接続している。スカベンジングポンプ側吐出経路61は、スカベンジングポンプ52の吐出室と、オイルタンク25とを接続している。スカベンジングポンプ52は、スカベンジングポンプ側吸入経路60を経由して、クランク室側オイルパン24に溜められた潤滑オイルを吸入する。スカベンジングポンプ52は、スカベンジングポンプ側吐出経路61を経由して、クランク室側オイルパン24から吸入した潤滑オイルをオイルタンク25に戻す。
図8に示すように、フィードポンプ51は、吸入室51aと、吐出室51bとを備えている。フィードポンプ51の駆動時において、吐出室51bは、吸入室51aよりも高圧である。図4に示すように、フィードポンプ51は、フィードポンプ側吸入経路58と、フィードポンプ側吐出経路59とに接続されている。フィードポンプ側吸入経路58は、フィードポンプ51の吸入室51aと、オイルタンク25を接続している。フィードポンプ側吐出経路59は、フィードポンプ51の吐出室51bに接続されている。フィードポンプ51は、フィードポンプ側吸入経路58を経由して、オイルタンク25内の潤滑オイルを吸入する。フィードポンプ51は、フィードポンプ側吐出経路59を経由して、吸入した潤滑オイルを、エンジン21の各摺動部に供給する。
具体的には、図4に示すように、フィードポンプ側吐出経路59から吐出された潤滑オイルは、オイルクリーナー37に供給される。図3に示すように、オイルクリーナー37は、クランクケース22の前方に配置されている。このオイルクリーナー37において、潤滑オイル内の不純物が取り除かれる。オイルクリーナー37からの潤滑オイルは、オイルクーラー36に供給される。潤滑オイルは、このオイルクーラー36において冷却される。図4に示すように、オイルクーラー36からの潤滑オイルは、第1のバランサ軸34と、メインギャラリ39に供給される。
メインギャラリ39の潤滑オイルは、クランクシャフト29に供給される。また、メインギャラリ39の潤滑オイルは、図1に示すシリンダヘッド28内に配置された吸入側カムシャフト40と吐出側カムシャフト41にも供給される。
図4に示す地点Aは、図5に示す地点Bに接続されている。このため、メインギャラリ39の潤滑オイルは、図5に示すように、第2のバランサ軸35と、メイン軸31と、ドライブ軸32と、ミッションシャワー38とにも供給される。ミッションシャワー38に供給された潤滑オイルは、図2に示す変速ギア対33等により構成される変速機構に対して散布される。
以上のようにオイルタンク25からエンジン21の各摺動部に供給された潤滑オイルは、図4に示すクランク室側オイルパン24に戻される。
次に図6〜図10を主として参照しながら、本実施形態における潤滑装置2の詳細な構成について説明する。図6に示すように、本実施形態では、潤滑装置2は、ポンプアッセンブリー50を備えている。ポンプアッセンブリー50は、フィードポンプ51と、スカベンジングポンプ52と、リリーフバルブ53とが一体に形成されたものである。
ポンプアッセンブリー50は、ポンプアッセンブリー本体54を備えている。ポンプアッセンブリー本体54には、図10に示すフィードポンプ用アウタロータ55と、図9に示すスカベンジングポンプ用アウタロータ56とが配置されている。フィードポンプ用アウタロータ55と、スカベンジングポンプ用アウタロータ56とのそれぞれは、ポンプアッセンブリー本体54に対して回転可能である。
図10に示すように、フィードポンプ用アウタロータ55の内部には、フィードポンプ用インナロータ62が配置されている。これらフィードポンプ用アウタロータ55とフィードポンプ用インナロータ62とによってフィードポンプ51が構成されている。フィードポンプ用インナロータ62の歯数は、フィードポンプ用アウタロータ55の歯数よりも少なく設定されている。フィードポンプ用インナロータ62の回転軸と、フィードポンプ用アウタロータ55の回転軸とは、相互に異なる位置に配置されている。すなわち、フィードポンプ用インナロータ62が取り付けられるシャフト64の軸心と、フィードポンプ用アウタロータ55の中心軸とは、相互に異なる位置に配置されている。これらフィードポンプ用アウタロータ55とフィードポンプ用インナロータ62とによって、潤滑オイルの加圧が行われる複数の作動室51cが形成されている。
図9に示すように、スカベンジングポンプ用アウタロータ56の内部には、スカベンジングポンプ用インナロータ63が配置されている。これらスカベンジングポンプ用アウタロータ56とスカベンジングポンプ用インナロータ63とによってスカベンジングポンプ52が構成されている。スカベンジングポンプ用インナロータ63の歯数は、スカベンジングポンプ用アウタロータ56の歯数よりも少なく設定されている。スカベンジングポンプ用インナロータ63の回転軸と、スカベンジングポンプ用アウタロータ56の回転軸とは、相互に異なる位置に配置されている。すなわち、スカベンジングポンプ用インナロータ63が取り付けられるシャフト64の軸心と、スカベンジングポンプ用アウタロータ56の中心軸とは、相互に異なる位置に配置されている。これらスカベンジングポンプ用アウタロータ56とスカベンジングポンプ用インナロータ63とによって、潤滑オイルの加圧が行われる複数の作動室52cが形成されている。
図6,図9及び図10に示すように、フィードポンプ用インナロータ62とスカベンジングポンプ用インナロータ63とは、シャフト64に取り付けられている。図2に示すように、シャフト64は、第1のバランサ軸34を介して、クランクシャフト29に接続されている。このため、シャフト64、フィードポンプ用インナロータ62及びスカベンジングポンプ用インナロータ63は、クランクシャフト29の回転に伴って回転する。よって、クランクシャフト29の回転速度が高くなると、フィードポンプ用インナロータ62及びスカベンジングポンプ用インナロータ63の回転速度も高くなる。従って、クランクシャフト29の回転速度が高くなると、スカベンジングポンプ52及びフィードポンプ51のそれぞれの吐出圧力が高くなる。すなわち、スカベンジングポンプ52及びフィードポンプ51のそれぞれの吐出圧力は、エンジン回転速度に応じた圧力となる。
図6に示すように、ポンプアッセンブリー本体54には、スカベンジ側吸入管71が接続されている。スカベンジ側吸入管71の内部には、スカベンジングポンプ側吸入経路60が形成されている。図9に示すように、スカベンジングポンプ側吸入経路60の上流側端部には、ストレーナ65が取り付けられている。
図6及び図7に示すように、ポンプアッセンブリー本体54には、スカベンジ側吐出管72が接続されている。スカベンジ側吐出管72には、スカベンジングポンプ側吐出経路61が形成されている。スカベンジングポンプ52からの潤滑オイルは、このスカベンジ側吐出管72を経由してオイルタンク25に移送される。
主として図8に示すように、クランク室側オイルパン24の底部には、オイルタンク25に開口する吸入口26が形成されている。吸入口26の下流側には、ストレーナ66が配置されている。吸入口26から吸入された潤滑オイルは、オイルタンク25及びクランク室側オイルパン24の下方に位置するフィードポンプ側吸入経路58を経由して、フィードポンプ51に供給される。フィードポンプ51に供給された潤滑オイルは、ポンプアッセンブリー本体54に形成されたフィードポンプ側吐出経路59を経由して、図4に示すオイルクリーナー37に供給される。
図8に示すように、本実施形態では、ポンプアッセンブリー本体54には、リリーフ経路57が形成されている。図4に示すように、このリリーフ経路57によって、フィードポンプ側吐出経路59と、スカベンジングポンプ側吸入経路60とが接続されている。具体的には、リリーフ経路57は、スカベンジングポンプ側吸入経路60のストレーナ65よりも下流側の部分に接続されている。また、リリーフ経路57は、フィードポンプ51の吐出室51bに直接接続されている。
リリーフ経路57には、リリーフバルブ53が配置されている。このリリーフバルブ53は、リリーフ経路57のリリーフバルブ53よりも上流側の部分57aの圧力が下流側の部分57bの圧力に対して、所定の圧力よりも高くなったときに開弁する。リリーフバルブ53が開弁されると、フィードポンプ51からの潤滑オイルの一部が、リリーフ経路57を経由してスカベンジングポンプ側吸入経路60に戻される。これにより、フィードポンプ側吐出経路59内の圧力がリリーフ経路57を経由して逃がされる。
ところで、本実施形態では、スカベンジングポンプ52の吐出圧力は、エンジン回転速度によって変化する。具体的には、スカベンジングポンプ52の吐出圧力は、エンジン回転速度の上昇に伴って高くなる。このため、例えば図11に示すように、リリーフ経路157をスカベンジングポンプ側吐出経路161に接続した場合、クランクシャフト29の回転速度が変化すると、スカベンジングポンプ側吐出経路161及びリリーフ経路157の下流側部分157bの圧力が変化する。具体的には、クランクシャフト29の回転速度が上昇するにつれて、スカベンジングポンプ側吐出経路161及びリリーフ経路157の下流側部分157bの圧力が上昇する。
ここで、上述の通り、リリーフバルブ153は、リリーフ経路157の上流側部分157aの圧力が、下流側部分157bの圧力に対して所定の圧力以上大きくなったときに開弁するバルブである。このため、エンジン回転速度が変化することによってリリーフ経路157の下流側部分157bの圧力が変化する場合、エンジン回転速度が変化することによってリリーフバルブ153が開弁するときのリリーフ経路157の上流側部分157aの圧力も変化することとなる。具体的には、クランクシャフト29の回転速度が低く、スカベンジングポンプ52の吐出圧力が低いときには、リリーフバルブ153が開弁するときのリリーフ経路157の上流側部分157aの圧力は比較的低くなる。一方、クランクシャフト29の回転速度は高く、スカベンジングポンプ52の吐出圧力は高い場合には、リリーフバルブ153が開弁するときのリリーフ経路157の上流側部分157aの圧力は比較的高くなる。
それに対して本実施形態では、図12に模式的に示すように、リリーフ経路57は、スカベンジングポンプ側吸入経路60に接続されている。ここで、スカベンジングポンプ側吸入経路60の圧力は、スカベンジングポンプ52の吐出圧力の変化に伴ってそれほど大きく変化しない。このため、本実施形態では、クランクシャフト29の回転速度が変化しても、リリーフ経路57の下流側部分57bの圧力は大きく変化しない。従って、本実施形態のようにリリーフ経路57をスカベンジングポンプ側吸入経路60に接続することによって、リリーフバルブ53が開弁するときのリリーフ経路57の上流側部分57aの圧力の変化を抑制することができる。すなわち、リリーフバルブ53が開弁するときのフィードポンプ側吐出経路59の圧力を安定化することができる。
なお、本実施形態では、スカベンジングポンプ52がクランクシャフト29によって駆動される場合を例に挙げて説明した。但し、本発明において、スカベンジングポンプ52の駆動方法は特に限定されない。スカベンジングポンプの吐出圧力の変動は、通常、どのような駆動方法のスカベンジングポンプにおいても生じる。このため、リリーフバルブが開弁するときのリリーフ経路の上流側部分の圧力が変化するという課題は、どのような駆動方法のスカベンジングポンプを用いた場合にも生じる。従って、スカベンジングポンプの吐出圧力に関わらず、リリーフバルブが開弁するときのフィードポンプ側吐出経路の圧力を安定化することができる本実施形態の技術は、どのような潤滑装置に対しても有用である。
ところで、例えばリリーフ経路57を、クランク室側オイルパン24またはオイルタンク25に接続することも考えられる。しかしながら、リリーフ経路57をクランク室側オイルパン24またはオイルタンク25に接続した場合は、リリーフバルブ53を経由してクランク室側オイルパン24またはオイルタンク25に潤滑オイルが戻される際に、潤滑オイル内に気泡などが発生するおそれがある。
それに対して、本実施形態では、リリーフ経路57は、スカベンジングポンプ側吸入経路60に接続されている。このため、リリーフ経路57を経由して潤滑オイルが戻される際に潤滑オイルに気泡が混入することを効果的に抑制することができる。
特に、本実施形態では、図4に示すように、リリーフ経路57は、スカベンジングポンプ側吸入経路60のストレーナ65よりも下流側部分に接続されている。従って、本実施形態によれば、潤滑オイルに気泡が混入することをより効果的に抑制することができる。さらに、オイルの回収に要する時間を短縮することができる。
本実施形態では、フィードポンプ51とスカベンジングポンプ52とが一体に形成されている。このため、潤滑装置2を小型化することが可能となる。また、本実施形態では、フィードポンプ用インナロータ62とスカベンジングポンプ用インナロータ63とが、同一のシャフト64に取り付けられている。このため、フィードポンプ用インナロータ62とスカベンジングポンプ用インナロータ63とのそれぞれに別個のシャフトを設ける必要がない分、潤滑装置2をさらに小型化することができる。
また、本実施形態では、フィードポンプ用インナロータ62とスカベンジングポンプ用インナロータ63とが、共にクランクシャフト29によって駆動される。このため、フィードポンプ用インナロータ62やスカベンジングポンプ用インナロータ63を駆動するための駆動源を別途に設ける必要がない。従って、潤滑装置2をより小型化することができるとともに、潤滑装置2の構成を簡単にすることができる。
さらに、本実施形態では、リリーフ経路57もポンプアッセンブリー本体54に形成されている。従って、潤滑装置2を特に小型化することができる。
(変形例)
上記実施形態では、フィードポンプ用インナロータ62とスカベンジングポンプ用インナロータ63との両方がクランクシャフト29によって駆動される例について説明した。但し、本発明において、フィードポンプ用インナロータ62とスカベンジングポンプ用インナロータ63との駆動方法は特に限定されない。例えば、フィードポンプ用インナロータ62とスカベンジングポンプ用インナロータ63とのうちの少なくとも一方を、別の駆動源により駆動されてもよい。具体的には、例えば、図13に示すように、シャフト64を、別途設けたモータ70によって駆動してもよい。モータ70は、駆動力の調整が可能なものであることが好ましい。具体的には、モータ70の駆動力をECU(electronic control unit)によって制御させることが好ましい。モータ70は、例えば、スカベンジングポンプ52の吐出圧力がエンジン回転速度の高さに応じた圧力となるように制御されてもよい。
(実施例1)
同一のエンジンを用いて、図11に示すようにリリーフ経路をスカベンジングポンプ側吐出経路に接続した場合と、図12に示すようにリリーフ経路をスカベンジングポンプ側吸入経路に接続した場合とにおいて、フィードポンプの吐出側の圧力とフィードポンプの吐出量との関係を、各エンジン回転速度において測定した。
図14に、リリーフ経路をスカベンジングポンプ側吐出経路に接続した場合の結果を示す。なお、図14の直線L1は、リリーフバルブが開弁するときのフィードポンプの吐出側の圧力を表す。図14に示すように、リリーフ経路をスカベンジングポンプ側吐出経路に接続した場合は、リリーフバルブが開弁するときのフィードポンプの吐出側の圧力がエンジン回転速度によって変化することがわかる。具体的には、エンジン回転速度が高くなるにつれて、リリーフバルブが開弁するときのフィードポンプの吐出側の圧力が高くなることがわかる。
図15に、リリーフ経路をスカベンジングポンプ側吸入経路に接続した場合の結果を示す。なお、図15に示す直線L2は、リリーフバルブが開弁するときのフィードポンプの吐出側の圧力を表す。図15に示すように、リリーフ経路をスカベンジングポンプ側吸入経路に接続した場合は、リリーフバルブが開弁するときのフィードポンプの吐出側の圧力が、エンジン回転速度に関わらずほぼ一定していることがわかる。
以上の結果から、リリーフ経路をスカベンジングポンプ側吸入経路に接続した場合は、リリーフ経路をスカベンジングポンプ側吐出経路に接続した場合とは異なり、リリーフバルブが開弁する際のフィードポンプの吐出側の圧力を安定化することができることがわかる。
1 自動二輪車(車両)
2 潤滑装置
21 エンジン
24 クランク室側オイルパン
25 オイルタンク
29 クランクシャフト
51 フィードポンプ
52 スカベンジングポンプ
53 リリーフバルブ
54 ポンプアッセンブリー本体
55 フィードポンプ用アウタロータ
56 スカベンジングポンプ用アウタロータ
57 リリーフ経路
59 フィードポンプ側吐出経路
60 スカベンジングポンプ側吸入経路
62 フィードポンプ用インナロータ
63 スカベンジングポンプ用インナロータ
64 シャフト
65 ストレーナ
70 モータ(駆動源)

Claims (9)

  1. オイルタンクとオイルパンとを有するドライサンプ方式のエンジンに用いられる潤滑装置であって、
    前記オイルタンク内に溜められた潤滑オイルを吸入し、前記エンジンの各摺動部に供給するフィードポンプと、
    前記オイルパンに溜められた潤滑オイルを吸入し、前記オイルタンクに戻すスカベンジングポンプと、
    リリーフバルブと、
    を備え、
    前記フィードポンプの吐出側と前記各摺動部とを接続するフィードポンプ側吐出経路と、
    前記スカベンジングポンプの吸入側と前記オイルパンとを接続するスカベンジングポンプ側吸入経路と、
    前記フィードポンプ側吐出経路と前記スカベンジングポンプ側吸入経路とを接続し、前記潤滑オイルが前記フィードポンプ側吐出経路から前記スカベンジングポンプ側吸入経路へ流入可能なように前記リリーフバルブが配置されたリリーフ経路と、
    が形成されたエンジン用潤滑装置。
  2. 請求項1に記載されたエンジン用潤滑装置において、
    フィードポンプ用アウタロータとスカベンジングポンプ用アウタロータとを有するポンプアッセンブリー本体と、
    前記フィードポンプ用アウタロータ内に配置され、前記フィードポンプ用アウタロータと共に前記フィードポンプを構成するフィードポンプ用インナロータと、
    前記スカベンジングポンプ用アウタロータ内に配置され、前記スカベンジングポンプ用アウタロータと共に前記スカベンジングポンプを構成するスカベンジングポンプ用インナロータと、
    を備えるエンジン用潤滑装置。
  3. 請求項2に記載されたエンジン用潤滑装置において、
    前記フィードポンプ用インナロータと前記スカベンジングポンプ用インナロータとが取り付けられたシャフトをさらに備えるエンジン用潤滑装置。
  4. 請求項2に記載されたエンジン用潤滑装置において、
    前記リリーフ経路は、前記ポンプアッセンブリー本体に形成されているエンジン用潤滑装置。
  5. 請求項1に記載されたエンジン用潤滑装置において、
    前記エンジンはクランクシャフトを有し、前記スカベンジングポンプは、前記クランクシャフトにより駆動されるエンジン用潤滑装置。
  6. 請求項1に記載されたエンジン用潤滑装置において、
    前記スカベンジングポンプの吐出圧力が前記エンジンの回転速度の高さに応じた圧力となるように前記スカベンジングポンプを駆動する駆動源をさらに備えるエンジン用潤滑装置。
  7. 請求項1に記載されたエンジン用潤滑装置において、
    スカベンジングポンプ側吸入経路に配置されたストレーナをさらに備え、
    前記リリーフ経路は、前記スカベンジングポンプ側吸入経路の前記ストレーナよりも下流側の部分に接続されているエンジン用潤滑装置。
  8. オイルタンクと、オイルパンと、潤滑装置とを備えたエンジンであって、
    前記潤滑装置は、
    前記オイルタンク内に溜められた潤滑オイルを吸入し、前記エンジンの各摺動部に供給するフィードポンプと、
    前記オイルパンに溜められた潤滑オイルを吸入し、前記オイルタンクに戻すスカベンジングポンプと、
    リリーフバルブと、
    を備え、
    前記潤滑装置には、
    前記フィードポンプの吐出側と前記各摺動部とを接続するフィードポンプ側吐出経路と、
    前記スカベンジングポンプの吸入側と前記オイルパンとを接続するスカベンジングポンプ側吸入経路と、
    前記フィードポンプ側吐出経路と前記スカベンジングポンプ側吸入経路とを接続し、前記潤滑オイルが前記フィードポンプ側吐出経路から前記スカベンジングポンプ側吸入経路へ流入可能なように前記リリーフバルブが配置されたリリーフ経路と、
    が形成されたドライサンプ方式のエンジン。
  9. 請求項8に記載のエンジンを備えた車両。
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