JP3070733B2 - 自動周波数制御方法および装置 - Google Patents

自動周波数制御方法および装置

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JP3070733B2
JP3070733B2 JP9362623A JP36262397A JP3070733B2 JP 3070733 B2 JP3070733 B2 JP 3070733B2 JP 9362623 A JP9362623 A JP 9362623A JP 36262397 A JP36262397 A JP 36262397A JP 3070733 B2 JP3070733 B2 JP 3070733B2
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    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop

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  • Superheterodyne Receivers (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)
  • Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、FSK(Frequen
cy Shift Keying)信号による搬送波を局部発振信号と
混合して得た搬送波信号から局部発振信号を差し引いた
第2のFSK信号の中心周波数を周波数/電圧(以下、
f/vという)変換器で変換した電圧が規定されたウイ
ンドウ幅の上限あるいは下限を越える場合には、局部発
振数波数を制御してウインドウ幅内に収束するようにし
た自動周波数制御方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、FSK受信機では、スーパヘ
テロダイン方式とダイレクトコンバージョン方式とがあ
り、この両方式とも図5に示すようなf/v変換特性を
を用いて、周波数を電圧に変換して復調する方式が知ら
れている。この図5は後述するこの発明の実施の形態の
説明の際において用いるための図であるが、従来例の説
明に際しても援用することにする。この図5は横軸に周
波数をとり、FSK信号による搬送波を局部発振信号で
周波数変換した信号のうちの搬送波fから局部発振信号
の周波数fLOを差し引いた周波数信号(f−fLO)
である第2のFSK信号の周波数をとり、縦軸には周波
数変換した電圧、すなわち、第2のFSK信号のf/v
変換電圧をとって示している。
【0003】従来のスーパヘテロダイン方式や、ダイレ
クトコンバージョン方式のFSK受信機では、この図5
に示すような第2のFSK信号をf/v変換して復調す
る。これらの方式を持つ受信機において、受信状況を悪
化させる要因として、局部発振周波数のずれがある。局
部発振周波数のずれは、局部発振器の精度や温度変化な
どにより生じる。このため、局部発振周波数を正確な周
波数に引き込むための技術として、自動周波数制御装置
(AFC:Auto Frequency Control)がある。
【0004】以下に、f/v変換機能を持つ従来のスー
パヘテロダイン方式とダイレクトコンバージョン方式の
受信機における自動周波数制御を行なう従来技術につい
て説明する。まず、スーパヘテロダイン方式における自
動周波数制御装置を用いるシングルスーパヘテロダイン
方式受信機について、図15を参照して説明する。この
図15はその構成を示すブロック図である。送信機(図
示せず)より送信されたFSK信号は、アンテナ1によ
って受信され、高周波増幅器2によって増幅された後
に、帯域通過フィルタ3を通りミキサ4に入力される。
【0005】このミキサ4では、帯域通過フィルタ3の
出力信号fと局部発振器5から出力される局部発振信号
LOと混合されて、第2のFSK信号として(f−fL
O)に変換される。この周波数変換に際して、イメージ
周波数として(f+fLO)も出力されるが、このイメ
ージ周波数成分(f+fLO)は次段の帯域通過フィル
タ6により除去され、帯域通過フィルタ6の出力信号は
(f−fLO)のみが抽出され、リミッタアンプ7に入
力され、このリミッタアンプ7による振幅制限される。
振幅制限されたリミッタアンプ7の出力信号は、f/v
変換器8に入力される。このf/v変換器8はリミッタ
アンプ7の出力信号の周波数を電圧に変換して復調す
る。
【0006】f/v変換器8で変換された電圧で局部発
振器5の局部発振周波数を制御する手順を図22のフロ
ーチャート及び図15を参照して説明する。図22のス
テップS1でf/v変換器8で電圧に変換された出力信
号はステップ2で積分器65に入力され、そこで平均化
され、さらに、電圧比較器66に入力される。この電圧
比較器66には、リファレンス電圧11も入力されてお
り、電圧比較器66は積分器65の出力電圧とリファレ
ンス電圧11とステップS3で比較し、その比較の結
果、積分器65の出力電圧がリファレンス電圧11より
高い場合は、電圧比較器66の出力によりステップS4
で局部発振器5の局部発振周波数を高くして、積分器6
5の出力電圧とリファレンス電圧11とが等しくなるよ
うに制御する。
【0007】逆に、積分器65の出力電圧がリファレン
ス電圧11より低い場合は、電圧比較器66の出力によ
り局部発振器5の局部発振周波数を低くして、積分器6
5の出力電圧とリファレンス電圧11とが等しくなるよ
うに制御する。上記のリファレンス電圧11は、図19
(c)に示す第2のFSK信号の中心周波数に対応する
電位である。このように構成することにより、従来の自
動周波数制御装置が実現される。図19(a)は図15
のアンテナ1で受信された受信FSK対レベルの関係を
示し、図19(b)は直交変換後のFSK信号(ベース
バンド信号)を示し、前記の図19(c)はアップンバ
ージョン後のFSK信号を示している。
【0008】次に、ダイレクトコンバージョン方式によ
る従来の自動周波数制御装置を用いる受信機について説
明する。まず、ダイレクトコンバージョン方式を用い
て、f/v変換を行なう構成例として、たとえば、19
56年WEAVER(Proceedings of The IRE,June25,195
6,P1703〜)らによって提案された図19(b)に示すベ
ースバンド信号を周波数変換して出力する図18に示す
アップコンバージョン回路58を用いることにより、ベ
ースバンド直交信号をある中間周波数に持ち上げ(図1
8のWEAVER受信機59)、f/v変換する方式が知られ
ている。この従来技術により得られたf/v変換出力を
用い、前記スパーヘテロダイン方式にて述べた類似の自
動周波数制御装置が特開平08−107428号公報で
提案されている。
【0009】以下、図20を参照して前記公報により開
示されている自動周波数変換装置について説明する。こ
の図20において、WEAVER受信機59(図18のWEAVER
受信機59と同一構成である)について概述すると、周
波数偏移変調された搬送周波数cos(ω±Δω)t
(周波数偏移Δω/2π)のFSK信号はアンテナ42
で受信され、高周波増幅器43で増幅された後に、2分
岐され、それぞれミキサ44,45に入力される。ミキ
サ44には、第1の局部発振器46の周波数sinωt
の局部発振信号をπ/2移相器47で移相して45度遅
延させてミキサ44に入力するとともに、ミキサ45に
は直接局部発振信号を入力する。ミキサ44はFSK信
号と45度遅延した局部発振信号とを混合して得た出力
信号cos(ω±Δω)t・cosωをローパスフィル
タ48を通して増幅器50で増幅後、k[cosΔωt
+1/3・cos(3Δω)t+1/5・cos(5Δ
ω)t±・・・]の信号をアップバージョン回路58の
ミキサ52に加える。
【0010】ミキサ52には、第2の局部発振器54の
周波数sinω2 tの局部発振信号と混合して周波数
変換して加算器56に出力する。また、一方のミキサ4
5はFSK信号と第1の局部発振器46の局部発振信号
とを混合して、cos(ω±Δω)t・sinωtの信
号をローパスフィルタ49を経て、増幅器51に加え
て、増幅器51からk[±sin(Δω)t±1/3・
sin(3Δω)t±1/5・sin(5Δω)t±・
・・]の信号をミキサ53に加える。ミキサ53は第2
の局部発振器54の局部発振信号をπ/2移相器55で
45度遅延させた局部発振信号と増幅器51の出力信号
とを混合して周波数変換して加算器56に出力する。
【0011】かくして、ミキサ52,53、第2の局部
発振器54、π/2移相器55、加算器56とにより、
アップコンバージョン回路58を構成している。加算器
56の出力信号、k[sin(ω2 ±Δω)t+1/
3・sin3(ω2 ±Δω)t+1/5sin5(ω2
±Δω)t+・・・]はf/v変換器57に入力さ
れ、そこで周波数を電圧に変換する。このf/v変換器
57の出力電圧を電圧比較器62に出力する。
【0012】一方、第2の局部発振器54の出力信号は
f/v変換器61に入力され、そこで周波数を電圧に変
換して電圧比較器62に出力する。電圧比較器62は、
両f/v変換器57と、f/v変換器61の出力電圧を
比較し、その比較された出力電圧を平均化手段63に出
力される。平均化手段63では、電圧比較器62の出力
電圧をデータレートに比べて十分長い時間で平均化して
平均値を求める。ここで、受信データが均一な「1」、
「0」信号とすると、平均化手段63で求められた前記
の平均値は図19(c)に示す第2のFSK信号の中心
周波数に対応した電圧となる。
【0013】もし、搬送波周波数と第1の局部発振器4
6の局部発振周波数とが等しい場合には、第2のFSK
信号(ミキサ44,45から出力される信号)の中心周
波数と第2の局部発振器54の発振周波数は一致し、平
均化手段63で求められる平均値電圧は0となる。これ
に対して、搬送波信号周波数と第1の局部発振器46の
周波数がずれていれば、前記平均値電圧に対応する。し
たがって、この平均値電圧を用いて、図21に示すよう
な平均化手段63の出力電圧対第1の局部発振器46の
局部発振周波数との関係で第1の局部発振器46の発振
周波数を制御する。
【0014】以上のように構成されたWEAVER受信機にお
いては、搬送波周波数と第1の局部発振器46との周波
数ずれは、平均化手段63の出力電圧となって現れるた
め、この電圧を用いて周波数ずれが減少する方向へ第1
の局部発振器46の局部発振周波数を制御するとによ
て、自動周波数制御が可能となる。なお、フィルタ定数
を可変することにより、周波数を可変する技術に関して
は、たとえば、実開昭61ー15816号公報には、2
個の水晶発振器で発振する基準周波数を位相・周波数比
較器で比較し、その両方の基準周波数の比較結果を低域
通過フィルタと高域通過フィルタとを経て、それぞれ検
波器で検波した検波出力を演算増幅器で比較する際に、
高域通過フィルタの一方の定数を可変することが開示さ
れている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、f/v変換
された出力信号を積分(平均化)して自動周波数制御を
行なうスーパヘテロダイン方式とダイレクトコンバージ
ョン方式における従来技術はいずれも以下にのべるごと
き課題を有している。すなわち、図15で示したスーパ
ヘテロダイン方式における積分器65、あるいは図20
で示したダイレクトコンバージョン方式における平均化
手段63が正確に動作するためには、図17(a)に示
すように、受信データ信号が均一な「1」、「0」信号
である必要がある。
【0016】図17(b)に示すような偏った受信デー
タ信号、たとえば、「101011110・・・」のよ
うな均一でない受信データ信号の受信時には、図17
(b)の破線DLで示すように、積分器65あるいは平
均化手段63の出力電圧は誤った電圧を出力してしま
う。したがって、正確な局部発振周波数が得られないと
いう課題がある。このため、制御信号などを用いて、均
一な「1」、「0」信号の受信時に自動周波数制御装置
を動作させる必要がある。
【0017】また、積分器65(あるいは、平均化手段
63)に要する時間がデータレートに比べて十分長い時
間を必要とする。特に、近年のデータ伝送速度の高速化
により同期信号が短くなる傾向にあり、積分器65(あ
るいは、平均化手段63)を用いる従来の自動周波数制
御装置では、1回のAFC動作では正確に局部発振周波
数を設定するのが困難であるという課題がある。
【0018】この発明は、上記従来の課題を解決するた
めになされたもので、f/v変換出力の平均化の必要性
をなくして、収束時間の短縮化を可能にでき、かつ、必
ずしも「1」、「0」信号の受信時でなくても、常時動
作、間欠動作のいずれの動作状態でも正確に局部発振周
波数を設定できる自動周波数制御方法および装置提供す
ることを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の自動周波数制御方法は、FSK受信機で
受信されたFSK信号と局部発振器の局部発振信号とを
ミキサで混合して生成した第2のFSK信号をリミッタ
アンプで振幅制限し、前記リミッタアンプで振幅制限さ
れた前記第2のFSK信号の周波数を周波数/電圧変換
器で電圧に変換および復調し、前記第2のFSK信号の
中心周波数に対応するリファレンス電圧に対して正・負
の周波数偏移に対応した高電圧の上限と下限とをウイン
ドウ幅設定回路の電源とグランド間に直列回路を構成す
る複数の定電流源と複数の抵抗との各定電流源と各抵抗
との接続点で規制したウインドウ幅を形成し、制御電圧
出力部を構成する第1のVIアンプの非反転入力端に印
加される前記周波数/電圧変換器の出力電圧が前記第1
のVIアンプの反転入力端に印加される前記ウインドウ
幅設定回路で設定された上限の電圧値以上になると前記
第1のVIアンプによりコンデンサを充電させて前記局
部発振器の局部発振周波数を高くさせ、前記制御電圧出
力部を構成する第2のVIアンプの反転入力端に印加さ
れる前記周波数/電圧変換器の出力電圧が前記第2のV
Iアンプの非反転入力端に印加される前記ウインドウ幅
設定回路で設定された下限の電圧値以下になると前記コ
ンデンサの電荷を前記第2のVIアンプで放電させて前
記局部発振器の局部発振周波数を低くさせることを特徴
とする。
【0020】この発明の自動周波数制御方法によれば、
ミキサによりFSK信号の搬送波と局部発振器の局部発
振信号とを混合して周波数変換した第2のFSK信号を
リミッタアンプで振幅制限した後に、第2のFSK信号
の周波数を周波数/電圧変換器で電圧に変換し、復調し
て制御電圧出力部の第1のVIアンプの非反転入力端と
第2VIアンプの反転入力端に印加する。ウインドウ幅
設定回路では第2のFSK信号の中心周波数に対応する
リファレンス電圧に対して正・負の周波数偏移に対応す
る高電圧の上限と下限を電源とグランドとの間に直列に
接続されたそれぞれ定電流源と抵抗との接続点の電圧値
で規制してウインドウ幅を形成し、上限の電圧値を第1
のVIアンプの反転入力端に印加し、下限の電圧値を第
2のVIアンプの非反転入力端に印加し、周波数/電圧
変換器の出力電圧が第1のVIアンプの反転入力端に印
加される上限の電圧値以上になると第1のVIアンプに
よりコンデンサを充電させて局部発振器の局部発振周波
数を高くさせる。第2のVIアンプの反転入力端に印加
される周波数/電圧変換機の出力電圧が第2のVIアン
プの非反転入力端に印加される下限の電圧値以下になる
とコンデンサの電荷を前記第2のVIアンプで放電させ
前記局部発振機の局部発振周波数を低くさせる。
【0021】また、この発明の自動周波数制御装置は、
FSK受信機で受信されたFSK信号と局部発振器の発
振信号とを混合して生成された第2のFSK信号の周波
数を電圧に変換し、かつ復調する周波数/電圧変換器
と、電源とグランドの間に第1の定電流源と第1の抵抗
と第2の抵抗と第2の定電流源とを直列接続して構成さ
れ、かつ前記第1の抵抗と第2の抵抗との接続点に前記
第2のFSK信号の中心周波数に対応するリファレンス
電圧が印加されるとともに、前記第1の定電流源と第1
の抵抗との接続点より前記ウインドウ幅の上限の電圧値
を出力し、前記第2の抵抗と第2の定電流源との接続点
より前記ウインドウ幅の下限の電圧値を出力するウイン
ドウ幅設定回路と、反転入力端に前記ウインドウ幅設定
回路で設定された上限の電圧値が印加され、非反転入力
端に印加される前記周波数/電圧変換器の出力電圧が前
記上限の電圧値以上になるとコンデンサを充電させて前
記局部発振器の局部発振周波数を高くさせる第1のVI
アンプと、非反転入力端に前記ウインドウ幅設定回路で
設定された下限の電圧値が印加され、反転入力端に印加
される前記周波数/電圧変換器の出力電圧が前記下限の
電圧値以下になると前記コンデンサの電荷を放電させて
前記局部発振器の局部発振周波数を低くさせる第2のV
Iアンプとにより構成される制御電圧出力部とを備える
ことを特徴とする。
【0022】この発明の周波数自動制御装置によれば、
FSK受信機で受信された所定周波数帯のFSK信号と
局部発振器で発振された局部発振信号とをミキサで混合
して周波数変換して第2のFSK信号を出力し、第2の
FSK信号の周波数を周波数/電圧変換器で電圧に変換
および復調して制御電圧出力部に出力する。ウインドウ
幅設定回路では、第1の抵抗と第2の抵抗との接続点に
第2のFSK信号の中心周波数に対応するリファレンス
電圧が印加され、第1の定電流源と第1の抵抗との接続
点よりウインドウ幅の上限の電圧値を出力して、制御電
圧出力部の第1のVIアンプの反転入力端に印加し、第
2の定電流源と第2の抵抗との接続点よりウインドウ幅
の下限の電圧値を出力して制御電圧出力部の第2のVI
アンプの非反転入力端に印加する。制御電圧出力部で
は、第1のVIアンプ非反転入力端に印加される周波数
/電圧変換器の出力電圧がその反転入力端に印加される
上限の電圧値以上になるとコンデンサを充電させて局部
発振器の局部発振周波数を高くさせる。また、第2のV
Iアンプの反転入力端に印加される周波数/電圧変換器
の出力電圧がその非反転入力端に印加される下限の電圧
値以下になると、コンデンサの電荷を放電させて局部発
振器の局部発振周波数を低くさせるようにして、周波数
/電圧変換器の出力電圧がウインドウ幅内に収束するよ
うにする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の自動周波数制御
装置の実施の形態について図面に基づき説明する。この
発明の自動周波数制御装置は、図5に示すようなf/v
変換特性を用いた周波数を電圧に変換して復調する受信
系において有効である。そこで、スーパヘテロダイン方
式受信機に適用した場合の実施の形態として図1に示す
スーパヘテロダイン方式受信機を用いて詳細に説明す
る。この図1において、送信機(図示せず)より送信さ
れたFSK信号は、アンテナ1によって受信され、高周
波増幅器2によって増幅され、帯域通過フィルタ3を通
り、ミキサ4に入力される。
【0024】ミキサ4には、帯域通過フィルタ3の出力
信号の他に、第1の局部発振器5からの局部発振信号も
入力されるようになっている。これにより、ミキサ4は
帯域通過フィルタ3の出力信号と局部発振信号とが混合
されて、搬送波周波数−局部発振周波数(すなわち、f
−fLO)に変換され、第2のFSK信号が得られる。
この際、イメージ周波数として搬送波周波数+局部発振
周波数(すなわち、f+fLO)も出力されるが、この
周波数成分は帯域通過フィルタ6により除去される。
【0025】したがって、帯域通過フィルタ6の出力信
号は(f−fLO)のみが抽出されてリミッタアンプ7
に入力され、このリミッタアンプ7で振幅制限されるよ
うになっている。リミッタアンプ7で振幅制限されたリ
ミッタアンプ7の出力信号はf/v変換器8に入力され
る。このf/v変換器8は図5に示す周波数/電圧変換
器の特性を有しており、図5は横軸に周波数を取り、縦
軸にf/v変換器8の出力電圧を取って示している。f
/v変換器8にリミッタアンプ7の出力信号が入力され
ることにより、電圧に変換されて、復調されるととも
に、このf/v変換器8の出力電圧は、制御電圧出力部
9にも送出される。
【0026】一方、ウインドウ幅設定回路10には、リ
ファレンス電圧11が印加されている。このリファレン
ス電圧11は図16(b)に示すように、第2のFSK
の中心周波数に対応する電圧値を出力するものである。
この図16(b)は、ミキサ4による中間周波数変換後
の信号であり、その中心周波数は(f−fLO)でる。
このリファレンス電圧11がウインドウ幅設定回路10
に入力されることにより、ウインドウ幅設定回路10
は、図4に示すように、リファレンス電圧11を基準に
して、f/v変換器8の出力電圧の上限の電圧値VHと
下限の電圧値VLとを規制したウインドウ幅を設定する
ようにしている。
【0027】この上限の電圧値VHと下限の電圧値VL
は、図16(b)に示す第2のFSK信号の中間周波数
に対応するリファレンス電圧11を基準として正・負の
周波数偏移に対応する電圧である。ウインドウ幅設定回
路10の出力と前記f/v変換器8の出力電圧は制御電
圧出力部9に出力するようにしている。f/v変換器8
の出力電圧がウインドウ幅設定回路10で設定されたウ
インドウ幅の上限の電圧値VHと下限の電圧値VLとの
間に存在している場合には、すなわち、図4に示すf/
v変換器8の出力電圧がAに示すようになっている場合
には、制御電圧出力部9は、第1の局部発振器5の局部
発振周波数の変更を行なわないようにしている。
【0028】しかし、f/v変換器8の出力電圧が図4
に示す出力電圧Bのように、ウインドウ幅設定回路10
で設定されたウインドウ幅の上限の電圧値VH以上にな
ると、制御電圧出力部9は、第1の局部発振器5の局部
発振周波数を高くなるように制御するために出力電圧を
第1の局部発振器5に印加するようにしている。逆に、
f/v変換器8の出力電圧が図4に示す出力電圧Cのよ
うに、ウインドウ幅設定回路10で設定されたウインド
ウ幅の下限の電圧値VL以下になると、制御電圧出力部
9は、第1の局部発振器5の局部発振周波数を低くなる
ように制御するために出力電圧を第1の局部発振器5に
印加するようにしている。
【0029】前記制御電圧出力部9の出力電圧と第1の
局部発振器5の局部発振周波数との関係については、図
6に示すようになっている。図6の横軸は制御電圧出力
部9の出力電圧を示し、縦軸は局部発振周波数をとって
示している。また、変調感度(1/KD1)=(第1の
局部発振器5の局部発振周波数)/(制御電圧出力部9
の出力電圧)を示している。ウインドウ幅設定回路10
と制御電圧出力部9の内部構成は図2に示されている。
この図2は回路図として示したものであり、この図2を
参照して、まず、ウインドウ幅設定回路10の構成から
説明する。
【0030】電源12とGND(グランド)17との間
には、定電流源13、抵抗14、抵抗15、定電流源1
6の直列回路が接続されて、ウインドウ幅設定回路10
が構成されている。抵抗14と15との接続点にリファ
レンス電圧11が印加されるようになっている。抵抗1
4と定電流源13との接続点にウインドウ窓枠の上限の
電圧値VHが発生するようにしており、抵抗15と定電
流源16との接続点にウインドウ窓枠の下限の電圧値V
Lが発生するようになっている。抵抗14と定電流源1
3との接続点は制御電圧出力部9のVIアンプ18(電
圧を入力して、電流を出力するアンプ)の反転入力端に
接続されている。また、抵抗15と定電流源16との接
続点はVIアンプ19の非反転入力端に接続されてい
る。
【0031】制御電圧出力部9は、VIアンプ18,1
9とコンデンサ20とにより構成されており、VIアン
プ18の非反転入力端とVIアンプ19の反転入力端は
共通に接続されており、図1におけるf/v変換器8の
出力電圧が印加されるようになっている。両VIアンプ
18,19の出力端はコンデンサ20を介してGND1
7接続されているとともに、このコンデンサ20と両V
Iアンプ18,19の出力端との接続点から図1の第1
の局部発振器5に制御電圧が出力されるようになってい
る。
【0032】次に、この第1の実施の形態の動作につい
て説明する。この動作の説明を行なうことにより、この
発明の周波数自動制御方法の実施の形態の説明も兼ねる
ことにする。FSK信号は、アンテナ1によって受信さ
れ、高周波増幅器2によって増幅され、帯域通過フィル
タ3を通り、ミキサ4に入力される。ミキサ4は帯域通
過フィルタ3の出力信号と第1の局部発振器5の局部発
振信号とを混合して、帯域フィルタ6を通過して(f−
fLO)に周波数変換される。この帯域通過フィルタ6
の出力信号(f−fLO)はリミッタアンプ7に入力さ
れて振幅制限された後に、リミッタアンプ7の出力信号
はf/v変換器8に入力される。
【0033】このf/v変換器8の出力電圧は、制御電
圧出力部9に入力される。制御電圧出力部9において、
ウインドウ幅設定回路10で設定された図4に示すよう
なウインドウ幅、つまり、上限の電圧値VHと下限の電
圧値VLとが印加されている。このウインドウ幅の窓枠
は、図2において、リファレンス電圧11が抵抗14と
15との接続点に印加され、かつ定電流源13と16と
によって抵抗14と15には一定電流が流れているか
ら、定電流源13と抵抗14との接続点、定電流源16
と抵抗15との接続点には、常に一定の上限の電圧値V
Hと下限の電圧値VLとがそれぞれ発生している。
【0034】このように設定された上限の電圧値VHと
下限の電圧値VLと間に、ウインドウ窓枠が形成され、
このウインドウ窓枠の上限の電圧値VHと下限の電圧値
VLが制御電圧出力部9に印加されている。このウイン
ドウ窓枠の電圧と前記のf/v変換器8の出力電圧が制
御電圧出部9に印加される。いま、前記f/v変換器8
の出力電圧がウインドウ窓枠内にある場合(図4のA)
には、図16(b)に示すように、第2のFSKの中心
周波数と一致している。したがって、この状態では、制
御電圧出力部9は動作せず、制御電圧出力部9内のコン
デンサ20の電荷移動はなく、制御電圧出力部9の出力
電圧の変化もないため、第1の局部発振器5の局部発振
周波数は変化を生じない。
【0035】図3はf/v変換機8の出力電圧対出力電
流Iの関係を示し、f/v変換機8の出力電圧が上限の
電圧値VHと下限の電圧値VLとの間にあるときには、
制御電圧出力部9の出力電流Iが0であることを示して
いる。この制御電圧出力部9の出力電圧と局部発振周波
数との関係は前記したようにに、図6のとおりであり、
このときの変調感度(1/KD1)=(第1の局部発振
器5の局部発振周波数)/(制御電圧出力部9の出力電
圧)である。ウインドウ幅設定回路10で設定されたウ
インドウ窓枠の上限の電圧値VHと下限の電圧値VLは
図16(b)に示す第2のFSKの中間周波数に対応す
るリファレンス電圧11を基準にして、正・負の周波数
偏移に対応する電圧であり、たとえば、周波数偏移が±
4.8KHzとすると、周波数偏移+4.8KHzに対
応する電圧をVHとし、周波数偏移−4.8KHzに対
応する電圧をVLとする。
【0036】次に、f/v変換器8から出力された電圧
が図4におけるBで示すように、上限の電圧値VHより
大きい場合、図16(b)に示す帯域通過フィルタ6の
出力信号(f−fLO)が第2のFSKの中心周波数よ
り大きいことを示すために、f/v変換器8から出力さ
れた電圧が制御電圧出力部9のVIアンプ18の非反転
入力端とVIアンプ19の反転入力端に印加され、VI
アンプ18の出力端から図3に示すように出力電流Iが
コンデンサ20に流れる。したがって、コンデンサ20
がVIアンプ18の出力電流で充電され、第1の局部発
振器5の局部発振周波数を高くするように制御する。こ
れにより、帯域通過フィルタ6の出力信号(f−fL
O)を第2のFSKの中心周波数に合わせ込むように動
作する。その結果、f/v変換器8の出力電圧はウイン
ドウ幅の上限の電圧値VH以下に低下し、図4における
Aで示す状態となる。
【0037】次に、上記とは逆に、f/v変換器8から
出力された電圧が図4におけるCに示すように、ウイン
ドウ窓枠の下限の電圧値VLよりも小さい場合には、図
16(b)に示す帯域通過フィルタ6の出力信号(f−
fLO)が第2のFSKの中心周波数よりも小さいこと
を示すために、制御電圧出力部9が動作して、VIアン
プ19が図3に示すようにがコンデンサ20の電荷を放
電させてその電位を低下させ、第1の局部発振器5の局
部発振周波数を低下させる。その結果、f/v変換器8
の出力電圧は下限の電圧値VL以上に引き上げられ、図
4におけるAの状態となる。したがって、f/v変換器
8の出力電圧はウインドウ幅の上限の電圧値VHと下限
の電圧値VLとの中間のウインドウ窓枠内に引き込まれ
ることになる。
【0038】これにより、帯域通過フィルタ6の出力信
号(f−fLO)は図16(b)に示す第2のFSKの
中心周波数と一致する。上記から明らかなように、f/
v変換器8の出力電圧がウインドウ幅の上限の電圧値V
H、あるいは下限の電圧値VLのいずれを越えた場合で
も、制御電圧出力部9により、第1の局部発振器5の局
部発振周波数が、つまりf/v変換器8の出力電圧がウ
インドウ窓枠内に収束するように制御することになる。
ここで、この第1の局部発振器5の局部発振周波数の収
束時間について図4におけるBで表すf/v変換器8の
出力電圧を参照例にして説明する。
【0039】図22のフローチャートで述べたような手
順での周波数自動制御の場合にはf/v変換器8の出力
電圧を平均化するために受信データのデータレートに対
して十分長い平均化時間が必要であったが、この第1の
実施の形態では、図14のフローチャートに示すよう
に、f/v変換器8の出力電圧の平均化を行なわずに自
動周波数制御を行なうようにしているので、従来技術と
比較した場合に収束時間が速い。すなわち、ステップS
11でf/v変換器8の出力電圧を制御電圧出力部9に
入力し、ステップS12でこのf/v変換器8の出力電
圧と、ウインドウ窓枠の上限の電圧値VHと下限の電圧
値VLとの比較を行ない、その比較結果、f/v変換器
8の出力電圧が上限の電圧値VH以上であることから、
この出力電圧がウインドウ窓枠内に収束するようにステ
ップS13で第1の局部発振器5の局部発振周波数を制
御しているので、上記図22で示した処理手順に比べて
処理工程が短縮化され、第1の局部発振器5の収束時間
が短縮されることになる。
【0040】この第1の局部発振器5の局部発振周波数
の収束時間について、さらに、以下に説明する。前述し
たように、第1の局部発振器5の局部発振周波数は制御
電圧出力部9のコンデンサ20の端子間電圧値により制
御され、制御電圧出力部9の出力電圧は以下のように表
せる。コンデンサ20の電荷をQとし、容量をCとし、
端子間電圧をVとすると、 Q=CV・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(1) dQ/dt=C・dV/dt・・・・・・・・・・・・・・・・・(2) であり、たとえば、1シンボルでの周波数引き込みを行
なうためには、図4におけるBのよにf/v変換器8の
出力電圧が上限の電圧値VHを越えているf/v変換器
8の出力電圧の面積(図4のBにおける斜線を施して示
す部分)をSとし、f/v変換器8の出力電圧の周波数
をffv、f/v変換器8の復調感度をKD(=電圧変化
量/周波数変化量),コンデンサ20の端子間電圧の変
調感度を1/KD1(第1の局部発振器5の周波数変化
量/制御電圧出力部9の電圧変化量)とすると、以下の
(3)式ないし(5)式の関係が成り立つように、コン
デンサ20と制御電圧出力部9の出力電流Iを設定すれ
ばよい。
【0041】 面積S≦1/(2ffv)・dv/dt・KD/KD1・・・・・・・(3) ≦1/(2ffv)・1/C・dQ/dt・KD/KD1・・・(4) ここで、簡単のため出力電流Iを一定とすると、 ≦1/(2ffv)・1/C・I・KD・1・・・・・・・・・(5) で表せる。ただし、面積Sは1シンボル中に引き込みを
要求される最大周波数ずれによって決まる。
【0042】また、図4にけるCの場合も同様に計算
し、上記(5)式が導出される。したがって、この
(5)式の関係を満たすように、コンデンサ20と制御
電圧出力部9の出力電流Iを決めることにより、1シン
ボルでの第1の局部発振器5の局部発振周波数の引き込
みも可能となる。
【0043】次に、この発明の第2の実施の形態につい
て図面に基づき説明する。図7はこの第2の実施の形態
の構成を示す回路図であり、前記図2に対応している。
この図7は、この発明の自動周波数装置におけるウイン
ドウ幅設定回路10と制御電圧出力部9の部分の回路図
である。この図7において、ウインドウ幅設定回路10
の構成は図2の場合と同様であり、ここでの再度の構成
の説明は割愛するが、制御電圧出力部9の構成が図2の
場合とは異なる。すなわち、図7における制御電圧出力
部9は図2の構成に新たに定電流源24,25が付加さ
れているとともに、VIアンプ18,19に代えてコン
パレータ21,22が使用されている。
【0044】コンパレータ21の反転入力端はウインド
ウ幅設定回路10の定電流源13と抵抗14との接続点
に接続されている。コンパレータ22の非反転入力端は
ウインドウ幅設定回路10の抵抗15と定電流源16と
の接続点に接続されている。コンパレータ21の非反転
入力端とコンパレータ22の反転入力端には、図1で示
したf/v変換器8の出力電圧が印加されるようになっ
ている。
【0045】コンパレータ21,22の各出力端は定電
流源24,25に接続されている。この定電流源24,
25は電源23とGND26との間に直列に接続されて
いる。両定電流源24と25との接続点は、コンデンサ
20を介してGND26に接続されているとともに、第
1の局部発振器5に接続されている。その他の構成は図
2と同様である。
【0046】このように構成することにより、ウインド
ウ幅設定回路10は図2と同様に構成されたリファレン
ス電圧11より出力された図16(b)に示す第2のF
SK信号の中心周波数信号に相当する電圧値に対して、
正・負の周波数偏移に対応する上限の電圧値VH,下限
の電圧値VLを出力してウインドウ幅を設定する。一
方、制御電圧出力部9のコンパレータ21の非反転入力
端とコンパレータ22の反転入力端には、f/v変換器
8からの電圧が印加されており、この電圧が上記上限の
電圧値VHより大きいと、コンパレータ21の出力はハ
イレベル(以下「H」という)となり、定電流源24を
オンにする。また、コンパレータ22の出力は「L]に
なり、その出力により、定電流源25をオフにする。
【0047】これにより、定電源24よりコンデンサ2
0に出力電流Iが流れ、コンデンサ20が充電され、制
御電圧出力部9の出力電圧を大きくし、第1の局部発振
器の局部発振周波数を高くする。その結果、帯域通過フ
ィルタ6の出力信号(f−fLO)の周波数を第2のF
SK信号の中心周波数に合わせる。
【0048】また、上記とは逆に、f/v変換器8の出
力電圧がウインドウ窓枠の下限の電圧値VL以下に低下
した場合には、今度はコンパレータ22の出力が「H」
になり、それにより定電流源25をオンにするととも
に、コンパレータ21の出力がローレベル(以下、
「L」という)になり、定電流源24をオフにする。こ
の結果、コンデンサ20の電荷が定電流源25側に流
れ、このコンデンサ20の電位、ひいては、制御電圧出
力部9の出力電圧を低下させる。これにより、第1の局
部発振器5の局部発振周波数を低下させ、上記帯域通過
フィルタ6の出力信号(f−fLO)の周波数を第2の
FSK信号の中心周波数に合わせるようにする。
【0049】この図7で示す第2の実施の形態では、基
本的には、前記第1の実施の形態における図2の動作と
同じであるが、図8(図7におけるf/v変換器8の出
力電圧と出力電流Iの関係を示す説明図)に示すよう
に、f/v変換器8の出力電圧をウインドウ窓枠内に引
き込むときの電流の入出力特性が図3と対比しても明か
なように異なり、f/v変換器8の出力電圧がウインド
ウ窓枠外に出たとき、常にある一定値の大きさの電流に
よりコンデンサ20の電荷を変化させて、制御電圧出力
部9の出力電圧を変化させることに特徴がある。
【0050】次に、この発明の第3の実施の形態につい
て説明する。図9はこの発明の第3の実施の形態の構成
を示す回路図であり、ウインドウ設定回路10と制御電
圧出力部9の部分の回路図である。この図9において、
図7と異なる点は、ウインドウ幅設定回路10から出力
される基準電圧を4つとしたことである。すなわち、ウ
インドウ設定回路10における電源12とGND17と
の間に定電流源13と、抵抗26〜29と、定電流源1
6との直列回路を接続してウインドウセ定回路10が構
成されており、抵抗27と28との接続点にリファレン
ス電圧11が印加されている。
【0051】定電流源13と抵抗26との接続点には、
図10に示すように、ウインドウ窓枠の第2の上限の電
圧値VH2が設定されており、抵抗26と27との接続
点には、ウインドウ窓枠の第1の上限の電圧値VH1
(VH2>VH1)が設定されている。抵抗28と29
との接続点には、ウインドウ窓枠の第1の下限の電圧値
VL1が設定されており、抵抗29と定電流源16との
接続点には、第2の下限の電圧値VL2(VL2<VL
1)が設定されている。
【0052】また、制御電圧出力回路9には、前記4つ
の基準電圧を入力するために、4個のコンパレータ30
〜33が設けられているともに、4個の定電流源34〜
37が設けられている。コンパレータ30の反転入力端
は定電流源13と抵抗26との接続点に接続されてい
る。コンパレータ31の反転入力端は抵抗26と27と
の接続点に接続されている。
【0053】コンパレータ32の非反転入力端は抵抗2
8と29との接続点に接続されている。コンパレータ3
3の非反転入力端は抵抗29と定電流源16との接続点
に接続されている。コンパレータ30と31の非反転入
力端と、コンパレータ32と33の反転入力端は共通に
して図1におけるf/v変換器8の出力電圧が印加され
るようになっている。8とGND17との間には、2個
の定電流源34と35が直列に接続されている。定電流
源34と35にそれぞれ並列に定電流源36,37が接
続されている。コンパレータ30の出力により定電流源
36のオン、オフを行なうようにしており、コンパレー
タ31の出力により定電流源34のオン、オフを行なう
ようにしている。コンパレータ32の出力により定電流
源35のオン、オフを行なうようにしている。さらに、
コンパレータ33の出力により定電流源37のオン、オ
フを行なうようにしている。
【0054】制御電圧回路9において、電源38とGN
D17との間には、2個の定電流源34と35が直列に
接続されている。定電流源34と35にそれぞれ並列に
定電流源36,37が接続されている。コンパレータ3
0の出力により定電流源36のオン、オフを行なうよう
にしており、コンパレータ31の出力により定電流源3
4のオン、オフを行なうようにしている。コンパレータ
32の出力により定電流源35のオン、オフを行なうよ
うにしている。さらに、コンパレータ33の出力により
定電流源37のオン、オフを行なうようにしている。
【0055】定電流源34と35との接続点と、定電流
源36と37との接続点は、コンデンサ20を介してG
ND17に接続されているとともに、この接続点より図
1で示した第1の局部発振器5へ電圧を印加するように
なっている。かくして、コンパレータ30〜33と、定
電流源34〜37と、コンデンサ20とにより、制御電
圧出力部9が構成されている。
【0056】次に、この第3の実施の形態の動作につい
て説明する。図1 におけるf/v変器8の出力電圧が
制御電圧出力部9のコンパレータ30,31の非反転入
力端とコンパレータ32,33の反転入力端に印加さ
れ、この出力電圧が第1の上限の電圧値VH1より大き
いと、コンパレータ31の出力は「H」となり、定電流
源34をオンにし、他のコンパレータ30,32,33
の出力は「L」となり、定電流源35〜37はオフにな
る。これにより、コンデンサ20は定電流源34から出
力電流Iが流れ、この出力電流Iにより充電され、制御
電圧出力部9の出力電圧を高くし、第1の局部発振器5
の局部発振周波数を高くして、帯域通過フィルタ6の出
力信号(f−fLO)の周波数を第2のFSKの中心周
波数に合わせる。
【0057】また、f/v変換器8の出力電圧がウイン
ドウ窓枠の第2の上限の電圧値VH2より大きいと、今
度はコンパレータ30と31の出力が「H」となり、コ
ンパレータ32と33の出力が「L]となる。コンパレ
ータ30,31の出力により、定電流源36と34がオ
ンとなり、定電流源36と37がオフとなる。定電流源
36と34のオンにより、コンデンサ20には、定電流
源36と34から合成電流によりさらに大きい充電電流
がながれる。したがって、コンデンサ20の電圧、すな
わち制御電圧出力部9の出力電圧がより急速に高くな
り、第1の局部発振器5の局部発振周波数もより高くな
り、前記帯域通過フィルタ6の出力信号(f−fLO)
の周波数を第2のFSKの中心周波数に合わせる。
【0058】また、f/v変換器8の出力電圧がウイン
ドウ窓枠の第1の下限の電圧値VL1もしくは第2の下
限の電圧値VL2より小さい場合には、コンパレータ3
2または33が「H」となり、定電流源35または37
をオンにして、コンデンサ20の電荷を放電させる。そ
の結果、制御電圧出力部9の出力電圧が低下し、第1の
局部発振器5の局部発振周波数を低下させる。したがっ
て、帯域通過フィルタ6の出力信号(f−fLO)の周
波数を第2のFSKの中心周波数に合わせる。
【0059】この図9の実施の形態の基本動作は前記図
7に示したこの発明の第2の実施の形態と全く同等であ
るが、f/v変換器8の出力電圧と出力電流の関係が前
記の説明からも明らかなように、図8に対して、図10
に示すように異なる。この第3の実施の形態のような構
成とすることにより、第1の局部発振器5の局部発振周
波数のずれに対して任意の引き込み特性を実現すること
ができる。また、この基準電圧、すなわち、第1、第2
の上限の電圧値VH1,VH2と第1、第2の下限の電
圧値VL1,VL2は多値であってもよい。
【0060】次に、この発明の第4の実施の形態につい
て説明する。図11はこの第4の実施の形態のウインド
ウ幅設定回路10と制御電圧出力部9の構成を示す回路
図である。この図11に示す第4の実施の形態では、前
記図2で示した第1の実施の形態と類似しており、図2
と異なる点は制御電圧出力部9にダブル出力のVIアン
プ39と40が使用して、コンデンサ20の電荷移動経
路を2系統としている点が異なるものである。すなわ
ち、ウインドウ幅設定回路10の構成は前記図2と同じ
であるから、同一部分には、同一符号を付して説明を省
略する。
【0061】制御電圧出力部9において、ダブル出力の
VIアンプ39、40の一方の出力端同士を接続すると
ともに、他方の出力端同士も接続し、各一方の出力端と
各他方の出力端間にコンデンサ20が接続されている。
コンデンサ20の一方の電極には基準電圧41が印加さ
れており、コンデンサ20の他方の電極は第1の局部発
振器5に接続されている。VIアンプ39の非反転入力
端とVIアンプ40の反転入力端は共通にして図1のf
/v変換器8の出力電圧が印加されるようになってい
る。
【0062】次に、この第4の実施の形態の動作につい
て説明する。f/v変換器8の出力電圧がVIアンプ3
9の非反転入力端とVIアンプ40の反転入力端に印加
され、この出力電圧がウインドウ窓枠の上限の電圧値V
Hより大きいときにダブル出力のVIアンプ39がオン
となり、コンデンサ20はVIアンプ39の出力電流B
により図12に示すように充電され、コンデンサ20の
もう一方の端子から電荷をVIアンプ39の出力電流A
によって放電する。このようにすることにより、制御電
圧出力部9の出力電圧は基準電圧41に対して上昇す
る。その結果、前記図2の場合と同様に、第1の局部発
振器5の局部発振周波数が高くなり、帯域通過フィルタ
6の出力信号(f−fLO)の周波数は第2のFSKの
中心周波数に合わせる。
【0063】前記とは逆に、f/v変換器8の出力電圧
が下限の電圧値VLより小さいときには、VIアンプ4
0がオンとなり、コンデンサ20はVIアンプ40の出
力電流Bにより放電し、もう一方の端子の電荷を出力電
流Aにより充電して、制御電圧出力部9の出力電圧は基
準電圧41に対して減少する。その結果、制御電圧出力
部9の出力電圧が低下して、第1の局部発振器5の局部
発振周波数が低下し、帯域通過フィルタ6の出力信号
(f−fLO)の周波数は第2のFSKの中心周波数に
合わせる。この第4の実施の形態の基本動作は、前記図
2の第1の実施の形態と同等であるが、f/v変換器8
の出力電圧と出力電流の関係が図12に示すようにコン
デンサ20の充放電電流が出力電流0に対して対象にな
っている点が異なる。
【0064】このように、コンデンサ20の両端の電荷
を変化させる構成にすることにより、図2の第1の実施
の形態の場合に比べて、より迅速にコンデンサ20の電
荷が移動するために、高速に第1の局部発振器5の局部
発振周波数の修正が可能となる。また、制御電圧出力部
9は、図11におけるダブル出力のVIアンプ39,4
0を図7で示した第2の実施の形態で示したように、定
電流源を用いる構成とすることもできる。さらに、図
2、図7、図9、図11の各実施の形態は、シングルス
ーパヘテロダイン方式に限らず、ダブルスーパヘテロダ
イン方式においても同様に構成可能である。
【0065】上記各実施の形態では、シングルスーパヘ
テロダイン方式受信機に適用した場合の構成を示した
が、次に、ダイレクトコンバージョン方式受信機に適用
した実施の形態について説明する。図13はこのダイレ
クトコンバージョン方式受信機に適用したこの発明の自
動周波数制御装置の第5の実施の形態の構成を示すブロ
ック図である。この図13において、図18で述べたの
と同様のWEAVER受信機59によって得られた図19
(c)で示したような第2のFSK信号はf/v変換器
57により電圧に変換され、この出力電圧は制御電圧出
力部9に印加されるようにしている。ウインドウ幅設定
回路10は、リファレンス電圧11を基準にして、前記
第1の実施の形態で説明したのと同様にしてウインドウ
幅を設定して、その上限の電圧値VHと下限の電圧値V
Lとを制御電圧出力部9に印加している。このリファレ
ンス電圧11は、図19(c)で示した第2のFSK信
号の中心周波数に対応する電圧値を出力している。
【0066】制御電圧出力部9の出力電圧は、WEAVER受
信機59の第1の局部発振器46に印加してこの第1の
局部発振器46の局部発振信号を制御するようにしてい
る。このWEAVER受信機59の構成は前記図18で説明し
たのと同様の構成をなしており、図18と同一部分に
は、同一符号を付すのみにとどめ、その詳細な説明は割
愛することにする。また、この第5の実施の形態の自動
周波数制御装置のウインドウ幅設定回路10と制御電圧
出力部9の構成は、前記第1ないし第4の実施の形態の
いずれの構成にも該当するものであり、その動作も同様
であるので、動作説明を省略する。
【0067】
【発明の効果】以上のように、この発明の自動周波数制
御方法によれば、FSK受信機で受信したFSK信号を
局部発振器の局部発振信号とミキサで混合して生成した
第2のFSK信号の周波数をf/v変換器で電圧に変換
し、第2のFSK信号の中心周波数に対するリファレン
ス電圧を基準として正・負の周波数偏移に対応する上限
と下限の電圧値を設定したウインドウ幅内にf/v変換
器の出力電圧が収束するように、局部発振周波数を制御
するようにしたので、このf/v変換器の出力電圧を積
分器や電圧平均化手段を用いる必要がなく、局部発振器
の局部発振周波数の収束を高速に行なうことができる。
【0068】また、この発明の自動周波数制御装置によ
れば、FSK受信機で受信したFSK信号をミキサで局
部発振器の局部発振周波数と混合して第2のFSK信号
を生成し、この第2のFSK信号をf/v変換器で電圧
に変換して、制御電圧出力部に加え、ウインドウ幅設定
回路により第2のFSK信号の中心周波数に対するリフ
ァレンス電圧を基準として正・負の周波数偏移に対応す
る上限と下限の電圧値を規制したウインドウ幅を設定し
て制御電圧出力部に加え、制御電圧出力部によりf/v
変換器の出力電圧がウインドウ幅内に収束するように、
局部発振器の局部発振周波数を制御するようにしたの
で、局部発振器の局部発振周波数の収束を高速に行なう
ことができることに加えて、均一な「1」、「0」信号
の受信時でなくても自動周波数制御装置を作動させるこ
ができるともに、常時動作、あるいは間欠動作のいずれ
の場合でも、正確に局部発振周波数を設定することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シングルスーパヘテロダイン方式受信機に適用
したこの発明の自動周波数制御装置の第1の実施の形態
の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の自動周波数制御装置におけるウインドウ
幅設定回路と制御電圧出力部の内部構成を示す回路図で
ある。
【図3】図1の自動周波数制御装置におけるf/v変換
器の出力電圧対図1の自動周波数制御装置における制御
電圧出力部の出力電流との関係を示す特性図である。
【図4】図1の自動周波数制御装置におけるf/v変換
器の出力電圧がウインドウ幅設定回路で設定されたウイ
ンドウ幅に対する比較関係を示す説明図である。
【図5】この発明の自動周波数制御装置におけるf/v
変換器の入出力特性図である。
【図6】図1の自動周波数制御装置における制御電圧出
力部の出力電圧と局部発振器の局部発振周波数との関係
を示す特性図である。
【図7】この発明の自動周波数制御装置の第2の実施の
形態におけるウインドウ幅設定回路と制御電圧出力部の
内部構成を示す回路図である。
【図8】この発明の自動周波数制御装置の第2の実施の
形態におけるf/v変換器の出力出電圧対図7の制御電
圧出力部の出力電流特性図である。
【図9】この発明の自動周波数制御装置の第3の実施の
形態におけるウインドウ幅設定回路と制御電圧出力部の
内部構成を示す回路図である。
【図10】この発明の自動周波数制御装置の第3の実施
の形態におけるf/v変換器の出力出電圧対図9の制御
電圧出力部の出力電流特性図である。
【図11】この発明の自動周波数制御装置の第4の実施
の形態におけるウインドウ幅設定回路と制御電圧出力部
の内部構成を示す回路図である。
【図12】この発明の自動周波数制御装置の第4の実施
の形態におけるf/v変換器の出力出電圧対図11の制
御電圧出力部の出力電流特性図である。
【図13】ダイレクトコンバージョン方式に適用したこ
の発明の自動周波数制御装置の第4の実施の形態におけ
るウインドウ幅設定回路と制御電圧出力部のブロック図
である。
【図14】図1の自動周波数制御装置の動作の流れを説
明するためのフローチャートである。
【図15】シングルスーパヘテロダイン方式受信機に適
用した従来の自動周波数制御装置の構成を示すブロック
図である。
【図16】従来の自動周波数制御装置を備えるシングル
スーパヘテロダイン方式受信機の受信FSK信号と中間
周波数変換後の周波数スペクトラムを示す模式図であ
る。
【図17】図15の従来の自動周波数制御装置を備えた
従来のFSK受信機における受信FSK信号と積分器の
出力電圧との関係を示す説明図である。
【図18】従来のダイレクトコンバージョン方式におけ
るWEAVER受信機の構成を示すブロック図である。
【図19】従来のダイレクトコンバージョン方式におけ
るWEAVER受信機の受信FSK信号と、直交変換後のFS
K信号と、アップコンバージョウン後のFSK信号の各
スペクトラムを示す模式図である。
【図20】従来の自動周波数制御装置を備えたダイレク
トコンバージョン方式におけるWEAVER受信機の構成を示
すブロック図である。
【図21】図20の自動周波数制御装置を備えたダイレ
クトコンバージョン方式におけるWEAVER受信機の制御電
圧出力部の出力電圧と第1の局部発振器の局部発振周波
数との関係を示す特性図である。
【図22】図15のシングルスーパヘテロダイン方式受
信機に適用した自動周波数制御装置の動作の流れを説明
するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1,42……アンテナ、3,6……帯域通過フィルタ、
4,44,45,52,53……ミキサ、5,46……
第1の局部発振器、8,57……f/v変換器(周波数
/電圧変換器)、9……制御電圧出力部、10……ウイ
ンドウ幅設定回路、11……リファレンス電圧、13,
16,24,25,34〜37……定電流源、14,1
5,26〜29……抵抗、18,19,39,40……
VIアンプ、20……コンデンサ、21,22,30〜
33……コンパレータ、47,55……π/2移相器、
48,49……低域通過フィルタ、54……第2の局部
発振器、58……アップコンバージョン回路、59……
WEAVER受信機。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03J 7/02 H04B 1/16 - 1/26 H04L 27/152

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 FSK受信機で受信されたFSK信号と
    局部発振器の局部発振信号とをミキサで混合して生成し
    た第2のFSK信号をリミッタアンプで振幅制限し、 前記リミッタアンプで振幅制限された前記第2のFSK
    信号 の周波数を周波数/電圧変換器で電圧に変換および
    復調し、 前記第2のFSK信号の中心周波数に対応するリファレ
    ンス電圧に対して正・負の周波数偏移に対応した高電圧
    の上限と下限とをウインドウ幅設定回路の電源とグラン
    ド間に直列回路を構成する複数の定電流源と複数の抵抗
    との各定電流源と各抵抗との接続点で規制したウインド
    ウ幅を形成し、制御電圧出力部を構成する第1のVIアンプの非反転入
    力端に印加される前記周波数/電圧変換器の出力電圧が
    前記第1のVIアンプの反転入力端に印加される前記ウ
    インドウ幅設定回路で設定された上限の電圧値以上にな
    ると前記第1のVIアンプによりコンデンサを充電させ
    て前記局部発振器の局部発振周波数を高くさせ、 前記制御電圧出力部を構成する第2のVIアンプの反転
    入力端に印加される前記周波数/電圧変換器の出力電圧
    が前記第2のVIアンプの非反転入力端に印加される前
    記ウインドウ幅設定回路で設定された下限の電圧値以下
    になると前記コンデンサの電荷を前記第2のVIアンプ
    で放電させて前記局部発振器の局部発振周波数を低くさ
    せる、 ことを特徴とする自動周波数制御方法。
  2. 【請求項2】 前記FSK受信機は、シングルスーパヘ
    テロダイン方式受信機であることを特徴とする請求項1
    記載の自動周波数制御方法。
  3. 【請求項3】 前記FSK受信機は、ダブルスーパヘテ
    ロダイン方式受信機であることを特徴とする請求項1記
    載の自動周波数制御方法。
  4. 【請求項4】 前記FSK受信機は、ダイレクトコンバ
    ージョン方式受信機であることを特徴とする請求項1記
    載の自動周波数制御方法。
  5. 【請求項5】 前記周波数/電圧変換器は、前記ダイレ
    クトコンバージョン方式受信機で受信された前記FSK
    信号から生成されたベースバンド信号を周波数変換して
    得られた第2のFSK信号の周波数を電圧に変換すると
    を特徴とする請求項4記載の自動周波数制御方法。
  6. 【請求項6】 FSK受信機で受信されたFSK信号と
    局部発振器の発振信号とを混合して生成された第2のF
    SK信号の周波数を電圧に変換し、かつ復調する周波数
    /電圧変換器と、電源とグランドの間に第1の定電流源と第1の抵抗と第
    2の抵抗と第2の定電流源とを直列接続して構成され、
    かつ前記第1の抵抗と第2の抵抗との接続点に前記第2
    のFSK信号の中心周波数に対応するリファレンス電圧
    が印加されるとともに、前記第1の定電流源と第1の抵
    抗との接続点より前記ウインドウ幅の上限の電圧値を出
    力し、前記第2の抵抗と第2の定電流源との接続点より
    前記ウインドウ幅の下限の電圧値を出力する ウインドウ
    幅設定回路と、反転入力端に前記ウインドウ幅設定回路で設定された上
    限の電圧値が印加され、非反転入力端に印加される前記
    周波数/電圧変換器の出力電圧が前記上限の電圧値以上
    になるとコンデンサを充電させて前記局部発振器の局部
    発振周波数を高くさせる第1のVIアンプと、非反転入
    力端に前記ウインドウ幅設定回路で設定された下限の電
    圧値が印加され、反転入力端に印加される前記周波数/
    電圧変換器の出力電圧が前記下限の電圧値以下になると
    前記コンデンサの電荷を放電させて前記局部発振器の局
    部発振周波数を低くさせる第2のVIアンプとにより構
    成される 制御電圧出力部と、 を備えることを特徴とする自動周波数制御装置。
  7. 【請求項7】 前記制御電圧出力部は、反転入力端に前
    記ウインドウ幅設定回路で設定された上限の電圧値が印
    加され、非反転入力端に印加される前記周波数/電圧変
    換器の出力電圧が前記上限の電圧値以上になるとオンと
    って一方の出力端よりコンデンサを充電させるととも
    に他方の出力端よりコンデンサを放電させることにより
    出力電圧を基準電位より上昇させる第1のダブル出力V
    Iアンプと、非反転入力端に前記ウインドウ幅設定回路
    で設定された下限の電圧値が印加され、反転入力端に印
    加される前記周波数/電圧変換器の出力電圧が前記下限
    の電圧値以下になるとオンとなって一方の出力端よりコ
    ンデンサを充放電さるとともに他方の出力端よりコンデ
    ンサを充電させることにより、出力電圧を基準電位に対
    して低下させる第2のダブル出力VIアンプとを備える
    ことを特徴とする請求項6記載の自動周波数制御装置。
  8. 【請求項8】 前記制御電圧出力部は、反転入力端に前
    記ウインドウ幅設定回路で設定された上限の電圧値が印
    加され、非反転入力端に印加される前記周波数/電圧変
    換器の出力電圧が前記上限の電圧値以上になると出力が
    ハイレベルになる第1のコンパレータと、前記第1のコ
    ンパレータのハイベルの出力によりオンとなってコンデ
    ンサを充電させて前記局部発振器の局部発振周波数を高
    くさせる第3の定電流源と、非反転入力端に前記ウイン
    ドウ幅設定回路で設定された下限の電圧値が印加され、
    反転入力端に印加される前記周波数/電圧変換器の出力
    電圧が前記下限の電圧値以下になると出力がローレベル
    になる第2のコンパレータと、前記第2のコンパレータ
    のローレベルの出力によりオンとなって前記コンデンサ
    の電荷を放電させて前記局部発振器の局部発振周波数を
    低くさせる第4の定電流源とを備えることを特徴とする
    請求項6記載の自動周波数制御装置。
  9. 【請求項9】 前記ウインドウ幅設定回路は、電源とグ
    ランドの間に第1の定電流源と第1〜第4の抵抗と第2
    の定電流源とを直列接続して構成され、かつ前記第2の
    抵抗と第3の抵抗との接続点に前記第2のFSK信号の
    中心周波数に対応するリファレンス電圧が印加されると
    ともに、前記第1の抵抗と第2の抵抗との接続点より前
    記ウインドウ幅の第1の上限の電圧値を出力し、前記第
    1の定電流源と第1の抵抗との接続点より前記第1の上
    限の電圧値より高い第2の上限の電圧値を出力し、前記
    第3の抵抗と第4の抵抗との接続点より前記ウインドウ
    幅の第1の下限の電圧値を出力し、前記第2の低電流源
    と第4の抵抗との接続点より前記第1の下限の電圧値よ
    り低い第2の下限の電圧値を出力することを特徴とする
    請求項6記載の自動周波数制御装置。
  10. 【請求項10】 前記制御電圧出力部は、反転入力端に
    前記ウインドウ幅の第1の上限の電圧値が印加され、非
    反転入力端に印加される前記周波数電圧変換器の出力電
    圧が前記第1の上限の電圧値以上になると出力がハイレ
    ベルになる第3のコンパレータと、前記第3のコンパレ
    ータの出力のハイレベル時にオンとなって前記局部発振
    器の局部発振周波数を高くするためにコンデンサに充電
    電流を供給させる第5の定電流源と、反転入力端に前記
    ウインドウ幅の第2の上限の電圧値が印加され、非反転
    入力端に印加される前記周波数電圧変換器の出力電圧が
    前記第2の上限の電圧値以上になると出力がハイレベル
    になる第4のコンパレータと、前記第4のコンパレータ
    の出力のハイレベル時にオンとなって前記局部発振器の
    局部発振周波数をさらに高くするために前記第5の定電
    流源とともに前記コンデンサに充電電流を供給させる第
    6の定電流源と、非反転入力端に前記ウインドウ幅の第
    1の下限の電圧値が印加され、反転入力端に印加される
    前記周波数電圧変換器の出力電圧が前記第1の下限の電
    圧値以下になると出力がローレベルになる第5のコンパ
    レータと、前記第5のコンパレータの出力のローレベル
    時にオンとなって前記局部発振器の局部発振周波数を低
    くさせるために前記コンデンサの電荷を放電させる第7
    の定電流源と、非反転入力端に前記ウインドウ幅の第2
    の下限の電圧値が印加され、反転入力端に印加される前
    記周波数電圧変換器の出力電圧が前記第2の下限の電圧
    値以下になると出力がローレベルになる第6のコンパレ
    ータと、前記第6のコンパレータの出力のローレベル時
    にオンとなって前記局部発振器の局部発振周波数をさら
    に低くさせるために前記コンデンサの電荷を前記第7の
    定電流源とともに放電させる第8の定電流源とを備える
    ことを特徴とする請求項記載の自動周波数制御装置。
  11. 【請求項11】 前記FSK受信機は、スーパヘテロダ
    イン受信機であることを特徴とする請求項6ないし10
    のいずれか1項に記載の自動周波数制御装置。
  12. 【請求項12】 前記周波数/電圧変換器と、前記ウイ
    ンドウ幅設定回路と、前記制御電圧出力回路は、常時動
    作を行なうことを特徴とする請求項11記載の自動周波
    数制御装置。
  13. 【請求項13】 前記FSK受信機は、ダブルスーパヘ
    テロダイン受信機であることを特徴とする請求項6ない
    10のいずれか1項に記載の自動周波数制御装置。
  14. 【請求項14】 前記FSK受信機は、ダイレクトコン
    バージョン受信機であることを特徴とする請求項6ない
    10のいずれか1項に記載の自動周波数制御装置。
  15. 【請求項15】 前記制御電圧出力回路は、前記ダイレ
    クトコンバージョン受信機のアップコンバージョン回路
    の2つのミキサの45度位相の異なる出力信号の加算結
    果の周波数を周波数/電圧変換器で電圧に変換した出力
    電圧が前記ウインドウ幅の上限の電圧値以上の場合には
    前記ダイレクトコンバージョン受信機の第1の局部発振
    器の発振周波数を高くし、かつ前記周波数/電圧変換器
    で変換された電圧が前記ウインドウ幅の下限の電圧値以
    下の場合には、前記第1の局部発振器の発振周波数を低
    くするように制御することを特徴とする請求項14記載
    の自動周波数制御装置。
  16. 【請求項16】 前記周波数/電圧変換回路と、前記ウ
    インドウ幅設定回路と、前記制御電圧出力回路は、間欠
    的に動作することを特徴とする請求項6ないし10にい
    ずれか1項記載の自動周波数制御装置。
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