JPH07183924A - 自動周波数制御回路 - Google Patents

自動周波数制御回路

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JPH07183924A
JPH07183924A JP32506893A JP32506893A JPH07183924A JP H07183924 A JPH07183924 A JP H07183924A JP 32506893 A JP32506893 A JP 32506893A JP 32506893 A JP32506893 A JP 32506893A JP H07183924 A JPH07183924 A JP H07183924A
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frequency
signal
phase
local oscillator
control circuit
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JP32506893A
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English (en)
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Takaaki Kishigami
高明 岸上
Masahiro Mimura
政博 三村
Makoto Hasegawa
誠 長谷川
Katsushi Yokosaki
克司 横崎
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 間欠動作するFSK受信機において、自動周
波数制御回路の消費電力を低減し、FSK信号の搬送波
周波数に概ね追従する自動周波数制御回路。 【構成】 周波数電圧変換器10によりIまたはQ信号
を電圧に変換し、電圧比較器12で基準電圧11と比較
を行い、同相逆相判定手段13により電圧比較器12の
出力信号と復調信号7の位相関係により搬送波周波数と
局部発振器8の周波数ずれ方向を判定し、その判定出力
を周波数ずれ方向保持手段15で保持する。周波数変化
制御信号生成手段14により間欠動作において受信動作
を開始する時間的前あるいは完了した時間的後に局部発
振器8の周波数を変えるモードにし、周波数一定値変化
手段16は周波数ずれ方向保持手段15により局部発振
器8の周波数を一定値変化させ、局部発振器8の周波数
ずれを許容内に抑える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として無線通信の間
欠動作方式FSK受信機に用いられる局部発振器の自動
周波数制御回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、無線周波搬送波上の周波数偏移変
調(フリケンシー・シフト・キーイング:FSK)信号
を用いた直接変換受信機が集積化に適した受信機の構成
として検討されている。例えば、特開昭55ー1470
1号公報、特開昭58ー19038号公報に記載された
構成が知られている。このような構成の受信機におい
て、局部発振器の周波数と搬送波周波数がずれている場
合、正負の変調周波数との差に応じて一方の直交位相変
換後の低周波出力周波数は高くなるが、もう一方の低周
波出力周波数は低くなり、特にその低くなった側の原因
によるデータ復調の誤り率の劣化が大きくなる。そのた
め、局部発振器の周波数を搬送波周波数と一致させるた
めに自動周波数制御回路を用いる方法がある。
【0003】図7はPSK復調器などで用いられている
自動周波数制御回路の構成を示している。図7におい
て、101は信号入力、102、104はミキサ、10
3、105はローパスフィルタ、106は復調回路、1
07は復調回路出力、108は電圧制御発振器、109
は90度移相器である。
【0004】以上のように構成された自動周波数制御回
路について、以下その動作について説明する。入力信号
は直交ミキサ102、ローパスフィルタ103により、
ダウンコンバートされ、互いに90度位相のずれたI,
Q信号ができる。これら2つの信号をミキサ104に入
力し、ローパスフィルタ105をかけることにより、入
力信号と局部発振器が位相差θのとき、ローパスフィル
タ105の出力電圧は−sin2θに比例し、θ=0の
向きに電圧制御発振器108は制御される。この結果、
電圧制御発振器108は搬送波周波数に近づく。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7の
構成はPSK信号用なので、FSK信号には適用できな
い。なぜならば、FSK信号の搬送波周波数と局部発振
器の周波数が異なる場合、マークとスペースに対するベ
ースバンド周波数が異なるため、自動周波数制御回路が
追従する周波数が異なるためである。また、図7におい
て、FSK信号の周波数偏移とデータレートの比に1/
2をかけた値である変調指数が小さくなると、データレ
ート当たりのベースバンド信号の波数が少なくなるた
め、自動周波数制御回路によって搬送波周波数に正確に
追従することは難しくなる。
【0006】また、携帯型受信機のように低消費電力が
厳しく要求される場合、受信機を間欠動作させる方式が
有効な手段となっている。これは、基地局と同期をとる
ために必要な信号及び自機が属するグループ向けの信号
が送られているときのみ、受信機全体に電源を供給し、
それ以外はクロック回路にだけ電源を供給するスリープ
モードにする方式である。このような間欠動作方式の受
信機が自動周波数制御回路を有する場合、自動周波数制
御回路が作動している時間だけ消費電力が増加する。
【0007】本発明は上記の課題を解決するもので、間
欠動作するFSK受信機において、自動周波数制御回路
の消費電力を低減し、FSK信号の搬送波周波数に概ね
追従する自動周波数制御回路を提供することを目的とす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成させるた
めに、同位相信号と直交位相信号が得られている間欠動
作方式の受信機において、搬送波周波数とほぼ等しい周
波数で発振する局部発振器と、同位相信号または直交位
相信号を周波数に比例した電圧値に変換する周波数電圧
変換器と、周波数電圧変換器の出力電圧と基準電圧とを
比較する電圧比較器と、電圧比較器の出力信号と復調信
号の位相関係により搬送波周波数と局部発振器の周波数
ずれ方向を判定する同相逆相判定手段と、同相逆相判定
手段の出力信号を保持する周波数ずれ方向保持手段と、
間欠動作において受信動作を開始する時間的前あるいは
受信動作を完了した時間的後に局部発振器の周波数を変
えるモードであることを示す周波数変化制御信号を生成
する周波数変化制御信号生成手段と、周波数変化制御信
号生成手段の出力信号が局部発振器の周波数を変えるモ
ードである時に、周波数ずれ方向保持手段の出力信号に
より局部発振器の周波数を一定値変化させる周波数一定
値変化手段とを備えたものである。
【0009】
【作用】本発明は上記構成により、間欠動作方式のFS
K受信機において、IまたはQ信号が基準周波数を超え
た場合、そのときの復調信号をもとに局部発振器と搬送
波周波数のずれを補正する方向に、間欠の受信動作のタ
イミングの前または後に局部発振器の周波数を一定値変
化させることにより、局部発振器の周波数ずれを基準周
波数内に抑えることができ、復調精度の劣化を防ぐこと
ができる。また、受信すべき信号を受信中に周波数ずれ
方向保持手段に同相逆相判定手段からの出力信号が入力
された後に、自動周波数制御回路の一部の電源をオフに
することにより、自動周波数制御回路による消費電力を
低減できる。
【0010】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の第1の実施例について、図
1を参照しながら説明する。図1において、1は受信復
調部、2はFSK信号入力、3はミキサ、4は90度移
相器、5はローパスフィルタ、6は復調回路、7は復調
信号出力、8は局部発振器、9は自動周波数制御回路、
10は周波数電圧変換器、11は基準電圧、12は電圧
比較器、13は同相逆相判定手段、14は周波数変化制
御信号生成手段、15は周波数ずれ方向保持手段、16
は周波数一定値変化手段である。
【0011】以上のように構成された自動周波数制御回
路9を有する間欠動作方式のFSK受信機について、以
下その動作を説明する。入力FSK信号について搬送波
周波数をfc、周波数偏移をfdとしたとき、マークに
対して周波数fc+fd、スペースに対して周波数fc
−fdが対応していると仮定して、局部発振器8の周波
数をfLとおく。
【0012】FSK信号入力2に入力されたFSK信号
は直交ミキサ3とローパスフィルタ5によって、互いに
90度位相の異なる同位相信号(I)と直交位相信号
(Q)に変換される。I信号またはQ信号は、例えば混
合されて2倍の周波数となり周波数電圧変換器10によ
って、周波数に比例した電圧値に変換され、電圧比較器
12によって基準電圧11と比較される。ここでベース
バンド信号の周波数が周波数偏移fdに等しいときの周
波数電圧変換器10の出力をVdとしたとき、基準電圧
11にVdより高い値Vsを設定する。電圧比較器12
は周波数電圧変換器10の出力Voと基準電圧Vsの値
を比較し、例えば、Vo>Vsならばハイレベル、Vo
≦Vsならばローレベルを出力する。図3は局部発振器
8の周波数とベースバンド周波数の関係を示したもので
あり、局部発振器8と搬送波周波数の差の絶対値|fL
ーfc|が、周波数電圧変換器10の出力電圧が基準電
圧Vsに等しくなるベースバンド周波数fsより高いと
き、つまり、fs<|fLーfc|のときハイレベル、
fs≧|fLーfc|のときローレベルを、電圧比較器
12は出力する。
【0013】同相逆相判定手段13は、例えば、電圧比
較器12の出力信号がハイレベルのとき、復調信号がス
ペースのときは出力ダウン信号Dをハイレベルに、復調
信号がマークのときは、出力アップ信号Uをハイレベル
にする。また、電圧比較器12の出力信号がローレベル
のときは、出力ダウン信号D、出力アップ信号Uともに
ローレベルを出力する。周波数ずれ方向保持手段15は
同相逆相判定手段13の出力結果を保持する。
【0014】なお、同相逆相判定手段13の出力信号は
出力ダウン信号Dと出力アップ信号Uと並列に設ける場
合について説明したが、直列データとしても出力しても
良いことは明かである。
【0015】周波数変化制御信号生成手段14は、受信
機が間欠動作する際、基地局間との同期信号や自機の属
するグループに対する信号等の間欠の受信動作のタイミ
ングの前または後に、局部発振器8の周波数を変えるモ
ードにあることを示す周波数変化制御信号を生成する。
図2は受信すべき信号に対する周波数変化制御信号のタ
イミングを示しており、周波数変化制御信号がハイレベ
ルのとき、局部発振器8の周波数を変えるモードにある
とする。ここで、受信復調部動作の安定化に要する時間
をt1、周波数一定値変化手段16による局部発振器8
の周波数変化に要する時間をt2、受信復調部動作の安
定化及び周波数一定値変化手段による局部発振器8の周
波数変化を行うための時間をt3とする。また、間欠動
作信号は受信復調部に対する動作信号で、例えば、間欠
動作信号がハイレベルの時、受信復調部が動作している
こととする。図2(a)の場合は間欠の受信動作のタイ
ミングの前に局部発振器8の周波数を一定値変化させる
方式で、受信すべき信号が時刻taに送られる場合、時
刻ta−t3に間欠動作信号と周波数変化制御信号をハ
イレベルにする。そして時刻taに周波数変化制御信号
をローレベルにする。図2(b)の場合は受信すべき信
号を受信した後のタイミングに局部発振器8の周波数を
一定値変化させる方式で、受信すべき信号が時刻tbま
で継続する場合、時刻tbに周波数変化制御信号をハイ
レベルにし、時刻tb+t2に周波数変化制御信号をロ
ーレベルにする。
【0016】周波数変化制御信号がハイレベルにあると
き、周波数一定値変化手段16は、周波数ずれ方向保持
手段15の出力信号により、局部発振器8の周波数を一
定値変化させる。すなわち、アップ信号Uがハイレベル
のときは局部発振器8の周波数を一定値Δf上げ、ダウ
ン信号Dがハイレベルのときは局部発振器8の周波数を
一定値Δf下げ、アップ信号U、ダウン信号Dが共にロ
ーレベルのときは局部発振器8の周波数を変化させな
い。
【0017】以上のように本実施例によれば、間欠動作
するFSK受信機において、受信動作を開始するタイミ
ングの前または受信動作を完了したタイミングの後に局
部発振器8の周波数を変化させることにより、局部発振
器8の周波数が安定化した状態で、受信動作を行うこと
ができる。また、I信号またはQ信号の周波数が基準周
波数fsより高くなったとき、局部発振器8の周波数を
搬送波周波数に近づける方向に一定周波数変化量Δfご
とに変化させるが、ここで、基準周波数fsを局部周波
数ずれの許容周波数に設定した場合、一定周波数変化量
Δfは2|fs−fd|以下の値としないと、周波数ず
れは大きくなりAFC動作は発散することになる。Δf
を|fsーfd|程度に設定することによって、より少
ない自動周波数制御回路9の制御回数で許容周波数範囲
内にfLを抑えることができる。また、自動周波数制御
回路動作は局部発振器8の周波数を一定値変化させて、
許容周波数内に抑えるため、周波数電圧変換器10によ
る変換誤差の影響が少ない。
【0018】また、間欠の受信動作中に、同相逆相判定
回路13の出力信号が周波数ずれ方向保持手段15に入
力された後、周波数電圧変換器10と電圧比較器12と
同相逆相判定手段13の電源供給を、次回の間欠の受信
動作のタイミングまで停止する電源制御手段を設けるこ
とにより、間欠受信動作における自動周波数制御回路9
の消費電力を低減することができる。
【0019】また、局部発振器8が位相同期ループ発振
回路から成る受信機の場合、周波数一定値変化手段16
は位相同期ループ回路の基準周波数を一定値変えること
により、局部発振器8の周波数を一定値変化させること
ができる。
【0020】また、局部発振器8が水晶発振回路から成
る受信機の場合、周波数一定値変化手段16は水晶発振
周波数の発振周波数を一定値変えることにより、局部発
振器8の周波数を一定値変化させることができる。
【0021】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて、図4を参照しながら説明する。図4は間欠動作
において受信すべき信号に対する電源制御手段による自
動周波数制御回路9の電源供給のタイミングを示してい
る。図4において自動周波数制御回路電源がハイレベル
のときに、自動周波数制御回路9は電源供給されるもの
とする。自機が選択呼出され、自機あてのデータ信号を
受信した場合にのみ、その受信動作中に電源制御手段に
より、自動周波数制御回路9の電源を供給し、自動周波
数制御回路9を動作させる。この場合、周波数変化制御
信号生成手段14は受信動作完了後のタイミングに局部
発振器8の周波数を一定値のみ変化させるモードにある
ことを示す周波数変化制御信号を生成することによっ
て、局部発振器8の周波数を一定値変化させる。
【0022】以上のように本実施例によれば、自機が選
択呼出された受信動作中にのみ自動周波数制御回路9を
動作させることにより、自動周波数制御回路9による消
費電力を大幅に低減することができる。
【0023】また、周波数変化制御信号生成手段14に
よる局部発振器8の周波数を一定値のみ変化させるモー
ドにあることを示す周波数制御信号を、自機が選択呼出
された受信動作完了後の次の間欠による受信動作の直前
のタイミングで生成することによって、局部発振器8の
周波数を一定値変化させることによっても同様の効果が
得られる。
【0024】なお、間欠動作の複数回に一度、自動周波
数回路9の電源を供給する電源制御手段を用いることに
よっても、同様に自動周波数制御回路9の消費電力を低
減できる。
【0025】(実施例3)以下本発明の第3の実施例に
ついて、図5を参照しながら説明する。図5は自動周波
数制御回路9の別な構成例である。図5において、50
1はベースバンド信号入力、502は周波数電圧変換
器、503、504は基準電圧、505、506は電圧
比較器、507は同相逆相判定手段、508は周波数ず
れ方向保持手段、509は周波数一定値変化手段、51
0は周波数変化制御信号生成手段である。
【0026】上記のように構成された自動周波数制御回
路9aは、実施例1の構成の基準電圧11と電圧比較器
12を2系統備えたもので、以下その相違部分を中心に
動作を説明する。基準電圧503、504をそれぞれに
V2、V1に設定する。例えば、V2>V1とした場合
を仮定し、それぞれの電圧が得られるときの周波数電圧
変換器502の入力ベースバンド信号の周波数をf2、
f1とする。
【0027】図6は局部発振器周波数とベースバンド周
波数の関係を示している。|fL−fc|>f2の場
合、電圧比較器505、506が共にハイレベルにな
り、同相逆相判定手段507は、例えば、変化量信号C
をハイレベルにし、かつ、復調信号がスペースのときは
出力ダウン信号Dをハイレベルに、復調信号がマークの
ときは、出力アップ信号Uをハイレベルにする。f1<
|fLーfc|≦f2の場合、電圧比較器506のみが
ハイレベルになり、同相逆相判定手段507は変化量信
号Cをローレベルにし、かつ、復調信号がスペースのと
きは出力ダウン信号Dをハイレベルに、復調信号がマー
クのときは、出力アップ信号Uをハイレベルにする。|
fL−fc|≦f1の場合、電圧比較器505、506
の出力信号は共にローレベルとなり、同相逆相判定手段
507は変化量信号C、出力ダウン信号D、出力アップ
信号Uをそれぞれローレベルにする。周波数ずれ方向保
持手段508は以上の同相逆相判定手段507の出力結
果を保持する。
【0028】なお、同相逆相判定手段507の出力信号
は出力ダウン信号D、出力アップ信号Uと変化量信号C
を並列に設ける場合について説明したが、直列データと
しても良いことは明かである。
【0029】周波数変化制御信号生成手段510が局部
発振器8の周波数を変えるモードにあることを示す周波
数変化制御信号を出力したとき、周波数一定値変化手段
509は、周波数ずれ方向保持手段508の出力信号に
より、局部発振器8の周波数を一定値変化させる。この
場合、変化量信号Cにより、局部発振器8の周波数ずれ
の程度に応じて変化量を2段階に設定することができ
る。すなわち、変化量信号Cがハイレベルの場合、アッ
プ信号Uがハイレベルであれば局部発振器8の周波数を
一定値Δf2上げ、ダウン信号Dがハイレベルであれば
周波数を一定値Δf2下げる。変化量信号Cがローレベ
ルの場合、アップ信号Uがハイレベルであれば局部発振
器8の周波数を一定値Δf1上げ、ダウン信号Dがハイ
レベルであれば周波数を一定値Δf1下げ、アップ信号
U、ダウン信号Dが共にローレベルのときは局部発振器
8の周波数を変化させない。
【0030】以上のように本実施例によれば、2つの基
準電圧を設定し、局部発振器8の周波数変化量を2段階
に設定することができ、Δf2>Δf1とすることによ
り、局部発振器8の周波数fLの搬送波周波数fcに対
するずれの大きさに応じて、局部発振器8を制御でき、
実施例1に比べてより少ない制御回数でfLを許容周波
数内に収めることができ、特に局部発振器8の周波数ず
れの許容周波数が広くとれない場合に有効である。
【0031】なお、本実施例では、2つの基準周波数信
号が設定できる例について説明したが、3つ以上の場合
も同様に設定できる。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明は、間欠動作方式の
FSK受信機において、IまたはQ信号が基準周波数を
超えた場合、そのときの復調信号をもとに局部発振器と
搬送波周波数のずれを補正する方向に、受信動作を開始
するタイミングの前または後に局部発振器の周波数fL
を一定値変化させることにより、局部発振器の周波数ず
れを基準周波数内に抑えることができ、復調精度の劣化
を防ぐことができる。また、基準周波数fsを局部周波
数ずれの許容周波数に設定し、局部発振器の周波数一定
値変化量Δfを基準周波数fsからFSK信号の周波数
偏移fdを引いた周波数程度に設定することによって、
より少ない自動周波数制御回路の制御回数で許容周波数
範囲内に局部発振器の周波数を抑えることができる。ま
た、自動周波数制御回路動作は局部発振器の周波数を一
定値変化させて、許容周波数内に抑えるため、周波数電
圧変換器による変換誤差の影響が少ない。
【0033】また、受信すべき信号を受信中に周波数ず
れ方向保持手段に同相逆相判定手段からの出力信号が入
力された後に、自動周波数制御回路の一部の電源をオフ
にすることにより、間欠動作時の自動周波数制御回路に
よる消費電力を低減できる。
【0034】さらに、間欠動作の複数回に一度、自動周
波数制御回路の電源を供給することにより、自動周波数
制御回路による消費電力をより低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における自動周波数制御
回路の構成を示すブロック結線図
【図2】本発明の第1の実施例における自動周波数制御
回路の要部信号波形図
【図3】本発明の第1の実施例における自動周波数制御
回路の動作図
【図4】本発明の第2の実施例における自動周波数制御
回路の要部信号波形図
【図5】本発明の第3の実施例における自動周波数制御
回路の構成を示すブロック結線図
【図6】本発明の第3の実施例における自動周波数制御
回路の動作図
【図7】従来の自動周波数制御回路の構成を示すブロッ
ク図
【符号の説明】
1 受信復調部 2 FSK信号入力 3 ミキサ 4 90度移相器 5 ローパスフィルタ 6 復調回路 7 復調信号出力 8 局部発振器 9、9a 自動周波数制御回路 10 周波数電圧変換器 11 基準電圧 12 電圧比較器 13 同相逆相判定手段 14 周波数変化制御信号生成手段 15 周波数ずれ方向保持手段 16 周波数一定値変化手段 101 信号入力 102、104 ミキサ 103、105 ローパスフィルタ 106 復調回路 107 復調回路出力 108 電圧制御発振器 109 90度移相器 501 ベースバンド信号入力 502 周波数電圧変換器 503、504 基準電圧 505、506 電圧比較器 507 同相逆相判定手段 508 周波数ずれ方向保持手段 509 周波数一定値変化手段 510 周波数変化制御信号生成手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横崎 克司 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周波数偏移変調信号から直交ミキサとロ
    ーパスフィルタによって同位相信号と直交位相信号を得
    ている間欠動作方式の受信機に対し、搬送波周波数とほ
    ぼ等しい周波数で発振する局部発振器と、前記同位相信
    号または前記直交位相信号を周波数に比例した電圧値に
    変換する周波数電圧変換器と、前記周波数電圧変換器の
    出力電圧と第1の基準電圧とを比較する第1の電圧比較
    器と、前記第1の電圧比較器の出力信号と復調信号の位
    相関係により前記搬送波周波数と前記局部発振器の周波
    数ずれ方向を判定する同相逆相判定手段と、前記同相逆
    相判定手段の出力信号を保持する周波数ずれ方向保持手
    段と、間欠動作において受信動作を開始する時間的前に
    前記局部発振器の周波数を変えるモードであることを示
    す周波数変化制御信号を生成する周波数変化制御信号生
    成手段と、前記周波数変化制御信号生成手段の出力信号
    が前記局部発振器の周波数を変えるモードである時に、
    前記周波数ずれ方向保持手段の出力信号により前記局部
    発振器の周波数を一定値変化させる周波数一定値変化手
    段とを有することを特徴とする自動周波数制御回路。
  2. 【請求項2】 周波数電圧変換器の入力信号として、同
    位相信号及び直交位相信号を混合した信号を用いること
    を特徴とする請求項1記載の自動周波数制御回路。
  3. 【請求項3】 局部発振器の周波数を、周波数電圧変換
    器における第1の基準電圧に相当する周波数から周波数
    偏移変調信号の周波数偏移に相当する周波数を引いた値
    の2倍以下の一定周波数だけ変化させる周波数一定値変
    化手段を有することを特徴とする請求項1記載の自動周
    波数制御回路。
  4. 【請求項4】 間欠動作において、受信動作を開始する
    時間的前にではなく、受信動作を完了した時間的後に局
    部発振器の周波数を変えるモードであることを示す周波
    数変化制御信号を生成する周波数変化制御信号生成手段
    を有することを特徴とする請求項1記載の自動周波数制
    御回路。
  5. 【請求項5】 間欠動作において受信動作中に同相逆相
    判定手段の出力信号が周波数ずれ方向保持手段に入力さ
    れた後、周波数電圧変換器と電圧比較器と前記同相逆相
    判定手段の電源供給を次の受信動作のタイミングまで停
    止する電源制御手段を有することを特徴とする請求項1
    記載の自動周波数制御回路。
  6. 【請求項6】 間欠動作において自機が選択呼出された
    受信動作中に自動周波数制御回路の電源を供給する電源
    制御手段を有することを特徴とする請求項1記載の自動
    周波数制御回路。
  7. 【請求項7】 間欠動作の複数回に一度、自動周波数制
    御回路の電源を供給する電源制御手段を有することを特
    徴とする請求項1記載の自動周波数制御回路。
  8. 【請求項8】 位相同期ループ発振回路から成る局部発
    振器において位相同期ループ回路の基準周波数を一定値
    変えることにより前記局部発振器の周波数を一定値変化
    させる周波数一定値変化手段を有することを特徴とする
    請求項1記載の自動周波数制御回路。
  9. 【請求項9】 水晶発振回路から成る局部発振器におい
    て、前記水晶発振回路の発振周波数を一定値変えること
    により前記局部発振器の周波数を一定値変化させる周波
    数一定値変化手段を有することを特徴とする請求項1記
    載の自動周波数制御回路。
  10. 【請求項10】 周波数電圧変換器の出力電圧と第2の
    基準電圧とを比較する第2の電圧比較器と、第1の電圧
    比較器の出力信号と前記第2の電圧比較器の出力信号と
    復調信号の位相関係により搬送波周波数と局部発振器の
    周波数ずれ方向と周波数ずれの量を判定する同相逆相判
    定手段と、前記同相逆相判定手段の出力信号を保持する
    周波数ずれ方向保持手段と、周波数変化制御信号生成手
    段の出力信号が前記局部発振器の周波数を変えるモード
    である時に、前記周波数ずれ方向保持手段の出力信号に
    より前記局部発振器の周波数を周波数ずれの量に応じて
    一定値変化させる周波数一定値変化手段とを有すること
    を特徴とする請求項1記載の自動周波数制御回路。
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