JP2003500878A - 供給電圧の変化に対応して動作回路のバイアスレベルを補正する補償メカニズム - Google Patents

供給電圧の変化に対応して動作回路のバイアスレベルを補正する補償メカニズム

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JP2003500878A JP2000619097A JP2000619097A JP2003500878A JP 2003500878 A JP2003500878 A JP 2003500878A JP 2000619097 A JP2000619097 A JP 2000619097A JP 2000619097 A JP2000619097 A JP 2000619097A JP 2003500878 A JP2003500878 A JP 2003500878A
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Abstract

(57)【要約】 供給電圧の変動に対応して動作回路のバイアスレベルを補償する補償回路を開示する。この補償メカニズムでは、動作回路の選択されたノードの電圧と比較的一定しているまたは固定された基準電圧とを比較することにより供給電圧の変動を識別する。補償メカニズムは比較の結果に基づいて、好ましくは電流をこっそり取り出す回路を使用して、電流動作回路の選択されたバイアスレベルを調整し、動作回路の機能と性能を十分に維持する。1つまたは複数の差動対にバイアスをかけるバイアス回路も開示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (係属出願の相互参照) 本出願は、「Output Buffer With Independen
tly Controllable Current Mirror Legs
」という名称の__年__月__日に出願された米国特許出願第_______
号、「Differential Filter with Gyrator」
という名称の__年__月__日に出願された米国特許出願第_______号
、「Filter with Controlled Offsets For
Active Filter Selectivity and DC Of
fset Control」という名称の__年__月__日に出願された米国
特許出願第_______号、「State Validation Usin
g Bi−Directional Wireless Link」という名称
の__年__月__日に出願された米国特許出願第_______号、「Wir
eless System With Variable Learned−I
n Transmit Power」という名称の__年__月__日に出願さ
れた米国特許出願第_______号、「Wireless Control
Network With Scheduled Time Slots」とい
う名称の__年__月__日に出願された米国特許出願第_______号に関
係し、そのすべてが本発明の譲受人に譲渡され、参照により本明細書に取り込ま
れている。
【0002】 (発明の背景) 本発明は、アナログ回路、より詳しくは、複数のトランジスタまたはその他の
増幅デバイスを組み合わせてRF入力信号を増幅する種類のRFアナログ回路に
関する。さらに具体的に述べると、本発明は供給電圧の低下に対応して選択され
た増幅デバイスのバイアスレベルを制御する手法を指向するものである。
【0003】 無線周波信号を調整する信号の増幅器およびその他の回路の使用は、当技術分
野では周知のことである。RFアナログ回路は、無線トランシーバ、テレビ受像
機、CB無線機、マイクロ波リンク、衛星通信システム、ローカルRFネットワ
ーク、およびその他の無線通信および放送用途で使用されてきた。多くの増幅器
の重要な構成要素は、内部増幅デバイスにバイアスをかけるために使用される電
圧バイアス回路である。
【0004】 トランジスタおよびその他の増幅デバイスは通常、ゲートまたはグリッド電圧
とドレインまたはプレート電流との間に実質的に直線的関係のある能動領域を有
することは知られている。電圧バイアス回路は通常、ゼロ信号がグリッド、ゲー
トまたはその他の制御電極に印加されたときに出力電流がデバイスの能動領域の
直線領域の中心付近で望ましいゼロ入力レベルにあるバイアスレベルを供給する
ように設計されている。このバイアス状態により、増幅器の性能は最適なものに
なるのがふつうである。
【0005】 また、デバイスの飽和を避けるために、すべての動作条件にわたって各増幅デ
バイス間に十分な電圧を保持するようなバイアスレベルを供給するのが望ましい
。臨界増幅デバイスが飽和状態に入った場合、増幅器はもはや直線範囲で動作し
なくなることがある。
【0006】 多くの増幅器の重要な性能特性の1つに、増幅器のダイナミックレンジがある
。ダイナミックレンジは、最小使用可能入力信号から最大使用可能入力信号まで
の範囲に対応する。最小使用可能入力信号は、増幅器の内部雑音の影響を受ける
ことが多い。最大使用可能入力信号は、歪みなしで増幅器が受け入れて増幅でき
る最大の入力信号である。最大使用可能入力信号は、通常、使用される供給電圧
や増幅器の利得などの多数の要因に左右される。
【0007】 低電力用途など多くの用途では、比較的低い供給電圧を使用することが望まし
い。増幅器のダイナミックレンジは、通常、供給電圧に左右されるため、比較的
低い供給電圧で駆動される増幅器のダイナミックレンジはそれよりも高い供給電
圧で駆動される同様の増幅器に比べて小さくなる傾向がある。
【0008】 さらに、多くの低電力用途では電池などの内蔵電源を使用することが望ましい
。電池で駆動するため、低電力用途としている場合があるからである。しかし、
周知のように、電池から供給される電圧は時間の経過とともに低下する傾向があ
り、特にアルカリ電池の場合にはそうである。したがって、電池で駆動される増
幅器のダイナミックレンジは、時間の経過とともに低下する傾向がある。さらに
、供給電圧がある臨界点を超えて低下すると、増幅デバイスの一部または全部が
飽和状態に入り、増幅器はリニアモードで動作するのを停止することがある。
【0009】 電圧が低くなった電源や劣化した電源を使用したときも増幅器の機能および性
能を維持する1つの方法として、最悪の状態でバイアスレベルを最適化するとい
う方法がある。たとえば、供給電圧が時間の経過とともに低下した後も各増幅デ
バイス間で十分な電圧を維持しデバイスの飽和が生じないようにバイアスレベル
を設定することができる。もちろん、この方法には、増幅器の性能が通常、公称
条件のもとで最適に達しないという制限がある。さらに、すべての動作条件で満
足な性能を維持するために固定バイアスを使用する増幅器を設計することで設計
に制約が生じ、設計の複雑度が増すことがある。
【0010】 したがって、望ましいのは、増幅器内で選択されたバイアスレベルを動的に補
償する補償回路を備え比較的広い供給電圧範囲にわたって動作および性能を維持
する増幅器である。これにより、すべての動作条件のもとで増幅器の性能が向上
し、増幅器の設計を著しく簡素化できる。
【0011】 (発明の概要) 本発明は、電源供給電圧の変動に対応して動作回路(例えば、増幅器)の選択
されたバイアスレベルをダイナミック動作で補償する補償回路を供給することに
よって従来技術の多くの欠点を克服するものである。この補償回路は選択された
バイアスレベルを、感知した電源供給電圧の変動を考慮に入れて変化させ、それ
によって動作回路の機能および性能が実質的に維持される。
【0012】 1つの具体的説明をする実施形態では、動作回路の内部で回路のノードが選択
され、選択された回路ノードの電圧が電源供給電圧の変化に依存する。この選択
された回路ノードで感知した電圧と基準電圧とを比較するためにコンパレータが
使用されるが、この基準電圧は電源供給電圧と相対的に独立していることが好ま
しい。その後、補償回路がこの動作回路内で選択バイアスレベルを調節し、それ
によって選択回路ノードの電圧が基準電圧と等しくなる(または基準電圧に対し
て前もって設定された他の何らかの関係となる)。
【0013】 一実施形態では、この動作回路はトランジスタによる差動対および電流源トラ
ンジスタを有する増幅器である。電流源トランジスタのドレインはトランジスタ
差動対のそれぞれのソースに接続される。トランジスタ差動対のそれぞれのドレ
イン端子は対応する負荷抵抗器を経由して電源供給電圧に接続される。その後、
差動出力信号がトランジスタ差動対のドレイン端子間に供給される。また別の実
施形態では、2つのドレイン端子の一方だけがタップ化され、その結果としてシ
ングルエンド出力を形成する。
【0014】 トランジスタ差動対および/または電流源トランジスタを能動領域で動作させ
続けるために、充分な電圧がそれらのそれぞれの間に維持される。これは、負荷
抵抗器のそれぞれを通過できる最大電流を制限することによってなされることが
好ましい。そうすることにより、負荷抵抗器それぞれにおける最大電圧降下は充
分に小さくなってトランジスタ差動対および電流源トランジスタは飽和せずに保
たれる。
【0015】 トランジスタ差動対のソース端子のような選択ノードにおける電圧がモニター
されることが好ましい。アクティブフィードバックループを使用し、トランジス
タ差動対のゲート端子に供給されるバイアスレベルが調節され、それによって負
荷抵抗器に流れる電流が制限され、負荷抵抗器両端間の電圧が制御される。負荷
抵抗器による電圧降下が制限されるので、トランジスタ差動対のソースに充分な
電圧が残り、少なくとも電流源トランジスタを飽和させずに保つ。
【0016】 アクティブフィードバックループがトランジスタ差動対のソースの電圧を基準
電圧と比較するためにオペアンプのようなコンパレータを含みうることは考えら
れることである。この基準電圧は実質的に電流源トランジスタの飽和電圧以上に
設定してもよい。
【0017】 また別の実施形態では、補償回路はトランジスタ差動対のいずれかのドレイン
で電圧を感知する。前述の実施形態と同様に、この実施形態はトランジスタ差動
対のゲート端子のバイアスレベルを、ドレイン端子の電圧と基準電圧が等しくな
るまで調節する。この実施形態では、基準電圧は電流源トランジスタの飽和電圧
とトランジスタ差動対の飽和電圧の和に実質的に等しく設定することができる。
【0018】 トランジスタ差動対のゲート端子を調節するために入力段を使用することがで
きる。この入力段はグラウンドとトランジスタ差動対のゲート端子との間に接続
されるFETまたはBJTのような1つまたは複数の増幅デバイスを含むことが
あり得る。この1つまたは複数の増幅デバイスは、例えば、カスコードトランジ
スタと直列接続されたFETを有することがあり得る。それから、トランジスタ
差動対のゲート端子と電源供給電圧との間にプルアップ抵抗器を接続することが
可能である。増幅デバイスのうちの1つにあるゲートがRF入力信号を受けるこ
とは可能である。
【0019】 使用において、RF入力信号が‘High’になると入力段にあるFETまた
はBJTデバイスのドライブが上昇し、プルアップ抵抗器により多くの電流が流
れることが可能になる。これによってプルアップ抵抗器による電圧降下がより大
きくなり、それに対応してトランジスタ差動対のゲート端子の電圧が低下する。
同じようにして、RF入力信号が‘Low’になるとFETまたはBJTデバイ
スのドライブが低下し、それによってプルアップ抵抗器を流れる電流はより小さ
くなる。これによりプルアップ抵抗器による電圧降下はより小さくなり、それに
対応してトランジスタ差動対のゲート端子の電圧が上昇する。こうして、RFタ
イプの信号に対してこの入力段は反転増幅器として機能することができる。
【0020】 トランジスタ差動対のゲート端子のバイアスレベルの調節を補助するために、
入力段が電流収奪回路を含むことがあり得る。この電流収奪回路は、例えば、プ
ルアップ抵抗器と並列に接続されるバイパストランジスタまたはその類似品を含
むことがあり得る。バイパストランジスタのゲートはコンパレータの出力によっ
て制御することが可能である。上述したように、コンパレータはオペアンプまた
はその類似品を含むことが可能であり、それがトランジスタ差動対のドレイン(
またはソース)のような動作回路の選択ノードと基準電圧とを比較する。
【0021】 トランジスタ差動対のドレイン(またはソース)の電圧が基準電圧よりも高い
場合、コンパレータはバイパストランジスタのゲート電圧を低下させ、これがバ
イパス電流をプルアップ抵抗器に供給し、トランジスタ差動対のゲート端子のバ
イアス電圧を上昇させる。トランジスタ差動対のゲート端子の電圧上昇は負荷抵
抗器を通って流れる電流を増加させ、トランジスタ差動対のドレイン(またはソ
ース)の電圧を低下させる。
【0022】 同じようにして、トランジスタ差動対のドレイン(またはソース)の電圧が基
準電圧よりも低い場合、コンパレータはバイパストランジスタのゲート電圧を上
昇させ、これがトランジスタ差動対のゲート端子のバイアス電圧を低下させる。
トランジスタ差動対のゲート端子の電圧低下は負荷抵抗器を通って流れる電流を
減少させ、トランジスタ差動対のドレイン(またはソース)の電圧を上昇させる
。こうして、トランジスタ差動対のバイアスレベルはダイナミック動作で調節さ
れ、それによって増幅器は比較的広い電源供給電圧範囲にわたって動作および性
能を維持することができる。
【0023】 この補償回路がトランジスタ差動対のゲート端子のバイアス電圧以外にも、そ
れらが選択された回路ノードの電圧を直接的または間接的に基準電圧に対して所
定の関係にする限り、回路パラメータを調節できることは考えられる。例えば、
本発明の別の実施形態では、差動増幅回路の1つまたは複数の負荷抵抗器と並列
に電流収奪回路が設置される。この電流収奪回路はバイパストランジスタを含み
得るものであり、それが1つまたは複数の負荷抵抗器の電流をバイパスしてトラ
ンジスタ差動対のドレイン端子の電圧を調節する。この手法はトランジスタ差動
対のドレイン(またはソース)端子の電圧を制御するためにまた別の例証的方法
を供給する。
【0024】 この後者の実施形態では、バイパストランジスタはコンパレータによって制御
されるゲート端子を有することが好ましく、そこではコンパレータはトランジス
タ差動対のドレイン(またはソース)のような動作回路の選択回路ノードの電圧
を基準電圧と比較する。しかしながら、この実施形態のバイパストランジスタは
トランジスタ差動対のゲート端子のバイアスレベルを調節するよりもむしろ、制
御可能な抵抗を負荷抵抗器と並列に供給することによってトランジスタ差動対の
ソース電圧を調節する。
【0025】 使用において、トランジスタ差動対のドレイン(またはソース)の電圧が所定
の基準電圧よりも高い場合、コンパレータはバイパストランジスタのゲート端子
の電圧を上昇させる。これがトランジスタ差動対のソースと電源供給電圧との間
の抵抗を増大させ、所定のソース/ドレイン電流において、トランジスタ差動対
のドレイン(またはソース)のバイアスレベルを低下させる。同じようにして、
トランジスタ差動対のドレイン(またはソース)の電圧が基準電圧よりも低い場
合、コンパレータはバイパストランジスタのゲート電圧を低下させる。これがト
ランジスタ差動対のソースと電源供給電圧との間の抵抗を減少させ、所与のソー
ス/ドレイン電流において、トランジスタ差動対のドレイン(またはソース)の
バイアスレベルを上昇させるその結果供給されるものが、動作回路(例えば、増
幅器)内で選択されたバイアスレベルをダイナミック動作で補償し、比較的広い
電源供給電圧範囲にわたって動作および性能を維持することのできる補償回路で
ある。
【0026】 本発明のその他の目的および本発明の付随的な利点は、類似部品について同様
の参照番号を付した添付の図面と結びつけて考察する、以下の詳細な説明を参照
することによって容易に評価され、よりよく理解されるであろう。
【0027】 (好ましい実施形態の詳細な説明) 本発明は、電源供給電圧の変動に対応して、動作回路(例えば、増幅器)の選
択されたデバイスのバイアスレベルをダイナミック動作で補償することのできる
補償回路を提供する。この補償回路は電源供給電圧の変動を考慮してバイアスレ
ベルを変化させ、それによって動作回路の機能および性能が実質的に維持される
【0028】 図1は本発明を取り入れた集積型ダイレクトダウンコンバージョン狭帯域FS
Kトランシーバ10のブロック図である。この狭帯域FSKトランシーバ10は
送信と受信の機能の両方を含み、好ましくは単一の基板上で最少限の外部構成要
素で構成される。使用においては、狭帯域FSKトランシーバ10は統計的周波
数拡張伝送に使用可能な半二重トランシーバ無線データリンクを供給する。
【0029】 無線データ通信ネットワークを形成するために2台以上の狭帯域トランシーバ
10が使用されることがある。それぞれの狭帯域FSKトランシーバ10が送信
および受信の両方の機能を含んでいるので双方向の伝送が可能となる。双方向の
伝送はデータの移送を確認することを可能にさせ、それによりユーザーが装備す
るアクセス制御アルゴリズムによってほぼ100%にまでリンクの信頼性が高ま
る。
【0030】 狭帯域FSKトランシーバ10の基本的な構成を図1に示す。オフチップの構
成成分には水晶(アプリケーションマイクロプロセッサと共用されることもある
)、フロントエンドLC整合部、位相同期ループ(PLL)/電圧制御型発振器
(VCO)12のチューニングのためのLC回路、電源ノイズをフィルタ処理す
るためのいくつかの外部キャパシタ、プリント基板(PCB)、アンテナ14お
よび電源が含まれる。単一チップのこの狭帯域FSKトランシーバ10はFSK
データ速度56kbpsまでの418MHz、434.92MHz、868〜8
70MHz、および902〜928MHzの周波数帯域を対象としている。
【0031】 受信装置の設計は、局部発振器をキャリヤ周波数で使用して入力信号を混合し
、直接的にベースバンドまで落とすダイレクトダウンコンバージョンの原理に基
づくものである。ダイレクトダウンコンバージョンの原理はIEEE Tran
sactions On Circuits and System−−II;
Analog and Digital Signal Processing
,Vol.44,No.6,June 1997のBehzad Rasavi
による「Design Considerations for Direct
−Conversion Receivers」の中で検討されている。ダイレ
クトダウンコンバージョンアルゴリズムでは、I−チャンネル40およびQ−チ
ャンネル42を含む2つの完全な信号径路が供給され、Q−チャンネル42はI
−チャンネル40に対して90度の変位を有する。I−チャンネル40およびQ
−チャンネル42は受信信号を復調するために使用される。
【0032】 したがって、受信信号は先ず第1に低ノイズ増幅器(LNA)20に供給され
る。LNA20は、以下の図2〜3にさらに完全に説明されているように、電源
供給電圧の変動に対応して、LNA20内で選択されたバイアスレベルを能動的
に補償するために補償回路を含むことが好ましい。LNA20は直交ミキサ対2
2および24を差動的に駆動する。上記に示したように、ミキサ24に供給され
る入力信号はミキサ22に供給される入力信号に対して90度位相を変位される
【0033】 PLLシンセサイザ/(VCO)12はインターフェース16および18をそ
れぞれ経由してミキサ22および24へと同相の局部発振器(LO)信号を供給
する。ミキサ22は位相変位していないLO信号と入力信号とを混合し、一方で
はミキサ24が同じ入力信号と90度位相変位させたLO信号とを混合する。本
発明によると、ミキサ22および24は、図4〜5を参照して以下にさらに完全
に説明するように、電源供給電圧の変動に対応して選択バイアスレベルを能動的
に補償する補償回路をもまた含むことが好ましい。
【0034】 ミキサ22およびミキサ24の差動出力は直交位相にある2つの同じ信号チャ
ンネル、I−チャンネル40およびQ−チャンネル42へと供給される。I−チ
ャンネル40はベースバンドのフィルタブロック26を含み、Q−チャンネル4
2はベースバンドのフィルタブロック28を含む。それぞれのベースバンドフィ
ルタブロックは単極のローパスフィルタ、それに続いて第2のオーダーのフィル
タ(2つの直流に近いハイパス極および2つの広帯域ローパス極を具備)、およ
びジャイレータフィルタを含むこともあり得る。それぞれのベースバンドフィル
タブロックの主チャンネルフィルタはジャイレータフィルタであり、7極楕円ロ
ーパスフィルタのジャイレータキャパシタ付きのものを含むことが好ましい。推
奨する7極楕円ローパスフィルタは「Differential Filter
With Gyrator」というタイトルの米国特許出願第_______
号の中で説明されている。この楕円フィルタは所定の選択性およびダイナミック
レンジに必要となる合計キャパシタンスを最小限にする。好ましい実施形態では
、ローパスジャイレータのカットオフ周波数は外付け抵抗器によって調節可能と
なる。
【0035】 I−チャンネル40はリミッタブロック30をも含むことがあり、Q−チャン
ネル42はリミッタブロック32を含み得る。リミッタブロック30および32
は、信号が復調器50に供給される前に振幅情報を除去するために、相当する信
号の振幅を制限することが好ましい。リミッタブロック30および32のうち少
なくとも一方は、DSSSアプリケーションまたは復調ASK(振幅シフトキー
イング)またはOOK(オンオフキーイング)信号のための進行波−反射波電力
管理に使用可能なRSSI(受信信号強度表示器)出力を含み得ることが好まし
い。そのような電力管理手法の1つは「Wireless System Wi
th Variable Learned−In Transmit Powe
r」というタイトルの米国特許出願第_______号の中で説明されている。
このRSSI信号はAFC(自動周波数制御による周波数トラッキング)または
AGC(自動利得制御びよるダイナミックレンジ拡張)、または両方に使用され
ることもまたあり得る。
【0036】 復調器50はI−およびQ−チャンネルの出力を組み合わせて復調し、デジタ
ルデータ出力52を生み出す。そのようにする中で、復調器50はI−およびQ
−チャンネル信号間の相対的位相差を検出する。I−チャンネル信号がQ−チャ
ンネル信号よりも先行している場合、FSKトーン周波数がトーン周波数よりも
上になってデータ‘1’状態を表示する。I−チャンネル信号がQ−チャンネル
信号よりも遅れている場合、FSKトーン周波数がトーン周波数よりも下になっ
てデータ‘0’状態を表示する。受信装置のデジタル化された出力52はCMO
Sレベル変換器56およびCMOS出力シリアルデータブロック58を経由して
制御ブロック54へと供給される。
【0037】 狭帯域FSKトランシーバ10の送信装置はPLL周波数シンセサイザおよび
電力増幅器60を含む。電力増幅器60の好ましい装備は「Output Bu
ffer With Independently Controllable
Current Mirror Legs」というタイトルの係属中の米国特
許出願第_______号に示され、説明されている。この周波数シンセサイザ
は電圧制御型発振器(VCO)12、水晶発振器、プリスケーラ、いくつかのプ
ログラム可能な分周器、および位相検波器を含み得る。また、ループフィルタも
適宜、チップ外部で供給されることがあり、これは単純な受動回路でもよい。V
CO12は1つまたは複数のオンチップのバラクタを供給することが好ましい。
一実施形態では、VCO12は広帯域変調のための高同調感度バラクタおよび狭
帯域変調のための低同調感度バラクタを含む。変調バラクタは特定の用途に応じ
て選択される。変調バラクタはシリアルデータストリームを選択されたキャリヤ
周波数上に変調するために使用される。変調された信号は電力増幅器60へと供
給され、これが外部のアンテナ14をドライブする。
【0038】 電力増幅器60の出力電力レベルはインターフェース55を介して制御ブロッ
ク54により制御可能であることが好ましい。このことは、システムの電力を節
約するために、送信中の狭帯域FSKトランシーバ10が比較的低電力レベルで
信号送信することを可能にする。受信中の狭帯域FSKトランシーバから応答を
受けると、送信は完了する。しかしながら、応答を受信しない場合、送信中の狭
帯域FSKトランシーバは電力増幅器60の電力レベルを増大させることが可能
である。それでもまだ受信中の狭帯域FSKトランシーバからの応答を受信しな
い場合、送信中の狭帯域FSKトランシーバは再び電力増幅器60の電力レベル
を増大させ得る。応答が受信されるまで、または電力増幅器60の最大電力レベ
ルになるまでこれが繰り返される。この、またはその他の電力管理アルゴリズム
についてのさらなる検討は「Wireless System With Va
riable Learned−In Transmit Power」という
タイトルの係属中の米国特許出願第_______号の中で説明されている。
【0039】 4ピンのシリアル周辺インターフェース(SPI)バス62は制御ブロック5
4の内部構造レジスタをプログラムするため、および(Tx)FIFO64の送
信と(Rx)FIFO66の受信をアクセスするために使用される。送信動作の
間では、データバイトはSPIバス62を越えてTx FIFO64に書き込ま
れる。制御ブロック54はTx FIFO64からデータを読み取り、スタート
およびストップビットの追加によりデータを直列にシフトして変調のためにVC
O12に送る。上述したように、その後、VCO12は外部のアンテナ14をド
ライブする電力増幅器60へと変調された信号を供給する。
【0040】 受信動作の間では、受信した信号はLNA20に供給され、上述したようにI
−チャンネルとQ−チャンネルに落とされ、最後に復調器50に供給される。そ
の後、復調された信号はオーバサンプリングされて同期をとるためにスタートお
よびストップビットが検出される。相当するスタートおよびストップビットを含
めた完全なバイトが直列的に収集された後、このバイトはRx FIFO66に
移される。Rx FIFO66がデータを有すると制御ブロック54がそれを感
知し、Rx FIFO66が外部のプロセッサまたはその類似品(図示せず)に
よって読み取り準備完了であることを示すSPI割り込み信号をSPIバス62
上に送る。
【0041】 図2は図1の低ノイズ増幅器(LNA)20の第1の例証的実施形態の概略図
を示している。この例証的なLNA20は差動増幅器100および入力段102
を含む。差動増幅器100はトランジスタの差動対104および106、電流源
108、および2つの負荷抵抗器110および112を含む。電流源108は、
ソースがグラウンドに接続され、ドレインがトランジスタ差動対104および1
06のソースに接続され、ゲートが基準電圧に結合された電流源トランジスタで
あってもよい。
【0042】 2つの負荷抵抗器110および112はトランジスタ差動対104および10
6のドレイン端子と電源供給電圧114との間に接続される。この構成は差動出
力信号116を供給する。シングルエンド出力信号のためには、差動出力タップ
のうちの一方だけが信号のグラウンドに対してのVoutに使用される。
【0043】 トランジスタ差動対104および106のゲート端子120および122はそ
れぞれ抵抗器123を介して一緒に接続され、コモンDC電圧バイアスを供給す
る。キャパシタCは抵抗器123とともにローパスをトランジスタ106に提供
し、トランジスタ106のゲートにコモンDCバイアス電圧だけを可能にしてい
る。これは差動対にシングルエンド入力を供給する。その後、このシングルエン
ド入力信号は入力段102によってドライブされる。
【0044】 入力段102はFETまたはBJTデバイスのような増幅デバイス130を含
む。この増幅デバイス130のソースはグラウンドに接続される。増幅デバイス
130のゲートはRF入力信号132に接続され、ドレインはコモン入力端子1
24に結合される。コモン入力端子124と電源供給電圧114との間にはプル
アップ抵抗器134が接続される。
【0045】 動作においては、RF入力信号が‘High’になるとNチャンネルFETま
たはNPN BJTデバイス130のドライブが上昇し、より多くの電流がプル
アップ抵抗器134を通って流れる。これがプルアップ抵抗器134によるより
大きな電圧降下、および入力端子124およびその結果となるトランジスタ10
4のゲート端子120でのそれに相当する電圧の低下を引き起こす。同じように
して、RF入力信号132が‘Low’になるとNチャンネルFETまたはNP
N BJTデバイス130のドライブが低下し、プルアップ抵抗器を通って流れ
る電流がより少なくなる。これがプルアップ抵抗器134によるより小さな電圧
降下、および入力端子124でのそれに相当する電圧の上昇を引き起こす。こう
して、RFタイプの信号に対して、入力段102は反転増幅器として機能する。
【0046】 他の増幅デバイスと同じく、トランジスタ104およびトランジスタ106は
、通常は、ゲート電圧またはグリッド電圧とドレイン電流または陽極電流との間
に実質的に線形関係がある活性領域を有する。好適には、選択されたトランジス
タにDCバイアスレベルを供給する電圧バイアス回路は、空信号がグリッド、ゲ
ートまたは他の制御電極に供給されると、出力電流がデバイスの活性領域の線形
領域のほぼ中間で所望の休止レベルになるバイアスレベルを供給するように設計
されている。通常は、このバイアス状態によって増幅器は最適な動作になる。ま
た、デバイスが飽和状態にならないように、十分な電圧が各増幅デバイス間に維
持されるように回路を設計することが好ましい。臨界状態にある増幅デバイスが
飽和状態になった場合、その増幅器はもはや線形範囲では作動することができな
い。
【0047】 トランジスタ104およびトランジスタ106の差動対ならびに電流源トラン
ジスタ108を活性領域で動作させるには、これらの各トランジスタの両端で十
分な電圧を維持することが必要となる。一実施形態では、これは負荷抵抗器11
0および負荷抵抗器112の各々を通過することができる電流を制限することに
よって達成される。これにより各負荷抵抗器110および負荷抵抗器112の両
端では最大の電圧低下が制限され、デバイスが飽和状態にならないようにトラン
ジスタ104およびトランジスタ106の差動対ならびに電流源トランジスタ1
08の両端には十分な電圧が残される。
【0048】 これを達成するために、トランジスタ104およびトランジスタ106の差動
対のソースノード140などの選択されたノードの電圧が監視される。次に、能
動フィードバックループを用いて、トランジスタ104およびトランジスタ10
6の差動対のゲート端子120およびゲート端子122に供給されたバイアスレ
ベルは、負荷抵抗器110および負荷抵抗器112を通過する電流が制限される
ように調節され、したがって負荷抵抗器110および負荷抵抗器112の両端の
電圧が制限される。この方法を用いて、少なくとも電流源トランジスタ108が
飽和しないように、トランジスタ104およびトランジスタ106の差動対のソ
ース140に十分な電圧が維持される。
【0049】 図2の実施形態では、トランジスタ104およびトランジスタ106の差動対
のソース140の電圧と基準電圧ブロック152によって供給される基準電圧と
を比較するために、能動フィードバックループは演算増幅器などの比較器150
を含んでいる。選択されたノードはトランジスタ104およびトランジスタ10
6の差動対のソース140であるため、好適には、基準電圧ブロック152によ
って供給される基準電圧は、実質的に電流源トランジスタ108の飽和電圧以上
である。
【0050】 前述の実施形態では、補償回路はトランジスタ104およびトランジスタ10
6の差動対のソース140の電圧を感知し、同デバイスのゲート端子120およ
びゲート端子122に供給されるバイアスレベルを調節する。しかし、選択され
たノードの電圧が供給電圧114の変動に依存している場合には、前記補償回路
は動作回路100の任意のノードの電圧を感知することもできると考えられる。
例えば、補償回路はトランジスタ104およびトランジスタ106の差動対のど
ちらか一方のドレイン156の電圧を感知し、ドレイン156の電圧が基準電圧
と等しくなるように、トランジスタ104およびトランジスタ106の差動対の
ゲート端子120およびゲート端子122に供給されるバイアスレベルを調節す
ることができる。この実施形態では、前記基準電圧は、実質的に電流源トランジ
スタ108の飽和電圧とトランジスタ104およびトランジスタ106の差動対
の飽和電圧とを足したものと等しくなるように設定されてもよい。点線で示した
ように、選択されるノードは、電圧供給114自身または供給電圧の電圧変動に
依存している動作回路100の他のノードであってもよいと考えられる。
【0051】 トランジスタ104およびトランジスタ106の差動対のゲート端子120お
よびゲート端子122のバイアスレベルを調節するために、入力段102はバイ
パストランジスタ160などの電流スティーリング回路を含んでもよいと考えら
れる。プルアップ抵抗器134に並列接続されたバイパストランジスタ160が
示される。次に、バイパストランジスタ160のゲート162は、比較器150
の出力によって制御される。
【0052】 この構成では、トランジスタ104およびトランジスタ106の差動対のドレ
イン(またはソース)などの選択されたノードの電圧が基準電圧より高い場合、
比較器150はバイパストランジスタ160のゲート162の電圧を低下させる
ことができる。次に、バイパストランジスタ160はプルアップ抵抗器134の
周囲にバイパス電流を供給し、これによりトランジスタ104およびトランジス
タ106の差動対のゲート端子120およびゲート端子122の電圧は増大する
。トランジスタ104およびトランジスタ106の差動対のゲート端子120お
よびゲート端子122の電圧が増大すると、負荷抵抗器110および負荷抵抗器
112を通過する電流は増大し、これによりトランジスタ104およびトランジ
スタ106の差動対のドレイン(またはソース)などの選択されたノードの電圧
は低下する。同じく、トランジスタ104およびトランジスタ106の差動対の
ドレイン(またはソース)などの選択されたノードの電圧が基準電圧より低い場
合、比較器150はバイパストランジスタ160のゲート162の電圧を増大さ
せ、続いてトランジスタ104およびトランジスタ106の差動対のゲート端子
120およびゲート端子122の電圧の電圧を低下させる。トランジスタ104
およびトランジスタ106の差動対のゲート端子120およびゲート端子122
の電圧が低下すると、負荷抵抗器110および負荷抵抗器112を通過する電流
は低下し、これによりトランジスタ104およびトランジスタ106の差動対の
ドレイン(またはソース)などの選択されたノードの電圧は増大する。したがっ
て、次にトランジスタ104およびトランジスタ106の差動対のバイアスレベ
ルは、増幅器100が供給電圧の幅が比較的広くても動作および性能を維持する
ように動的に調節される。
【0053】 前述のように、好適には、基準電圧は供給電圧114の変動とは相対的に独立
したものである。これはバンドギャップ基準を用いることにより達成することが
できる。バンドギャップ基準では、安定化した出力電圧を供給するためにシリコ
ンのバンドギャップ電圧が内部基準として使用される。図示した実施形態では、
バンドギャップ基準は電流源170を調節し、この電流源は基準電圧ブロック1
52を調節する。電流源170は供給電圧114とは相対的に独立している電流
を供給する。基準電圧ブロック152は、バンドギャップ基準に調節された電流
源出力とアースとの間に接続された1つまたは複数のダイオードから構成される
。したがって、ダイオード両端の電圧は電流源170によって供給された電流に
依存し、電流源170はシリコンのバンドギャップに依存する。しかし、この基
準電圧は供給電圧114に依存するものではない。
【0054】 図3は、図1の低雑音増幅器(LNA)の別の実施形態の概略図である。この
実施形態では、LNA20は、差動増幅器200、低雑音入力段202、比較器
203、電圧基準ブロック205および電圧シフタブロック209を含んでいる
。図2の実施形態と同じく、差動増幅器200はトランジスタ204およびトラ
ンジスタ206の差動対、電流源トランジスタ208および2台の負荷抵抗器2
10および負荷抵抗器212を含んでいる。電流源トランジスタ208は、アー
スに接続されたソース、トランジスタ204およびトランジスタ206の差動対
のソースに接続されたドレイン、および基準電圧215に結合されたゲートを含
んでいる。
【0055】 2台の負荷抵抗器210および負荷抵抗器212は、トランジスタ204およ
びトランジスタ206の差動対のドレイン端子と供給電圧214との間に接続さ
れている。この構成によって差動出力信号216が供給される。シングルエンド
出力信号の場合、一方の負荷抵抗器のみを分岐(tap)させる必要がある。
【0056】 抵抗器223を介して共通のDC電圧バイアスに共に接続された、トランジス
タ204およびトランジスタ206の差動対のゲート端子220およびゲート端
子222をそれぞれ示す。コンデンサCは抵抗器223と共にトランジスタ20
6にローパスを提供し、共通のDCバイアス電圧のみをトランジスタ206のゲ
ートに供給する。これによってシングルエンド型入力が差動対に供給される。シ
ングルエンド入力信号224は入力段202によって駆動される。
【0057】 入力段202は、電界効果トランジスタ(FET)またはバイポーラ接合型ト
ランジスタ(BJT)などの増幅デバイスを含む。増幅デバイス230のゲート
はアースに接続されている。カスコードトランジスタ233は、増幅デバイス2
30のドレインと共通の入力端子224との間に接続されている。カスコードト
ランジスタ233は、RF入力信号232から見られるようなミラー−キャパシ
タンス効果を低減させることによって入力段の速度(帯域幅)を増大させる。カ
スコードトランジスタ233および増幅デバイス230のゲートに適切なバイア
スをかけるために、トランジスタ241、トランジスタ243、トランジスタ2
45、トランジスタ247、トランジスタ249およびトランジスタ251が使
用される。最終的に、プルアップ抵抗器234は共通の入力端子224と供給電
圧214との間に接続されている。
【0058】 動作時には、RF入力信号232が高くなれば、nチャネルFETまたはNP
N BJTデバイス230のドライブが増大することによって大きな電流がプル
アップ抵抗器234を通過し、このためプルアップ抵抗器234両端に大きな電
圧低下が生じる。これによって、共通の入力端子224には対応する電圧の低下
が発生し、トランジスタ204のゲート端子220の電圧が低下する。同じく、
RF入力信号232が低下すれば、チャネルFETまたはNPN BJTデバイ
ス230のドライブが低下することによって小さな電流がプルアップ抵抗器23
4を通過し、プルアップ抵抗器234両端の電圧低下は小さくなる。このように
して、共通の入力端子224には対応する電圧の増大が生じ、したがってトラン
ジスタ204のゲート端子220の電圧が増大する。したがって、RFタイプの
信号の場合、入力段202は反転増幅器として機能する。
【0059】 トランジスタ204およびトランジスタ206の差動対ならびに電流源トラン
ジスタ208を活性領域で作動させるには、これらの各トランジスタの間で十分
な電圧が維持される必要がある。一実施形態では、これは負荷抵抗器210およ
び負荷抵抗器212の各々を通過する電流を制限することによって達成される。
これにより各負荷抵抗器210および負荷抵抗器212の両端の最大の電圧低下
が制限され、デバイスが飽和しないようにするために、各トランジスタ204お
よびトランジスタ206の差動対ならびに電流源トランジスタ208の両端には
十分な電圧が残される。
【0060】 トランジスタ204およびトランジスタ206の差動対ならびに電流源トラン
ジスタ208の両端に十分な電圧が確実に維持されるようにするために、トラン
ジスタ204およびトランジスタ206の差動対のソース240などの選択され
たノードの電圧が監視される。次に、能動フィードバックループを用いて、トラ
ンジスタ204およびトランジスタ206の差動対のゲート端子220およびゲ
ート端子222に供給されたバイアスレベルは、負荷抵抗器210および負荷抵
抗器212を通過する電流が制限または制御されるように調節される。この方法
を用いて、少なくとも電流源トランジスタ208が飽和しないように、トランジ
スタ204およびトランジスタ206の差動対のソース240には十分な電圧が
維持される。
【0061】 図3の実施形態では、トランジスタ204およびトランジスタ206の差動対
のソース240の電圧と基準電圧ブロック206によって供給されかつ電圧シフ
タ208によってシフトされた基準電圧とを比較するために、能動フィードバッ
クループは比較器204を含んでいる。トランジスタ204およびトランジスタ
206の差動対のソースノード240はインタフェース250を介して比較器2
04に供給される。トランジスタ266およびトランジスタ264は、トランジ
スタ204およびトランジスタ206の差動対のソースノード240と基準電圧
との比較を実行する。電流ミラー268およびpチャネルトランジスタ270は
、トランジスタ204およびトランジスタ206の差動対のソースノード240
と基準電圧との間の差に比例するエラー信号を供給する。
【0062】 このエラー信号270はバイパストランジスタ272のゲート274に供給さ
れる。プルアップ抵抗器234に並列接続されたバイパストランジスタ272を
示す。この構成では、選択されたノード240の電圧が基準電圧よりも高くなれ
ば、比較器204はバイパストランジスタ272のゲート274のエラー電圧を
低下させる。次に、バイパストランジスタ272はプルアップ抵抗器234の周
囲のバイパス電流を増大させ、これによってトランジスタ204およびトランジ
スタ206の差動対のゲート端子220およびゲート端子222の電圧が増大す
る。トランジスタ204およびトランジスタ206の差動対のゲート端子220
およびゲート端子222の電圧が増大すれば、負荷抵抗器210および負荷抵抗
器212を通過する電流は増大し、これによってトランジスタ204およびトラ
ンジスタ206の差動対のドレイン(またはソース)の電圧は低下する。
【0063】 同じく、選択されたノードの電圧が基準電圧よりも低ければ、比較器204は
バイパストランジスタ272のゲート274のエラー電圧を増大させる。次に、
バイパストランジスタ272はプルアップ抵抗器234の周囲の電流を低下させ
、これによってトランジスタ204およびトランジスタ206の差動対のゲート
端子220およびゲート端子222の電圧は低下する。トランジスタ204およ
びトランジスタ206の差動対のゲート端子220およびゲート端子222の電
圧が低下すれば、負荷抵抗器210および負荷抵抗器212を通過する電流は低
下し、これによってトランジスタ204およびトランジスタ206の差動対のド
レイン(またはソース)の電圧は増大する。したがって、トランジスタ204お
よびトランジスタ206の差動対のバイアスレベルは、増幅器200が供給電圧
の幅が比較的広くても動作および性能を維持するように動的に調節される。
【0064】 好適には、基準電圧は供給電圧214の変動とは相対的に独立したものである
。前述のように、これはバンドギャップ基準に基づいた基準を用いることにより
達成することができる。バンドギャップ電圧基準回路では、電圧基準を電流源に
供給するために、シリコンのバンドギャップ電圧が内部基準として使用される。
次に、電流源は基準電圧ブロック206に安定化した電流を供給する。電流源2
90は、供給電圧214とは相対的に独立している電流を供給する。この電流は
基準電圧ブロック206に供給される。基準電圧ブロック206は、電流源とア
ースとの間にダイオードとして接続されたトランジスタ296を含んでいる。ト
ランジスタ296両端の電圧は電流源290により供給された電流に依存し、こ
の電圧はシリコンのバンドギャップによって調節される。しかし、基準電圧は、
供給電圧214に依存しない。
【0065】 基準電圧ブロック206によって供給された電圧を電流源トランジスタ208
の飽和電圧以上のような適切な基準電圧にシフトさせるために、電圧シフタブロ
ック208が使用される。この実施形態では、シフトされた基準電圧はインタフ
ェース250を介して比較器204に供給される。
【0066】 図4は、本発明のさらに別の概略図である。この実施形態では、電流スティー
リング回路が差動増幅器内の負荷抵抗器と並列に設けられているが、図2および
図3に関して前述したように、入力段のプルアップ抵抗器にはまたがっていない
。図4には、トランジスタ308およびトランジスタ310の差動対、電流源3
12および2台の負荷抵抗器314および負荷抵抗器316を含む差動増幅器3
00が示されている。電流源312は、トランジスタ308およびトランジスタ
310の差動対のソース源から比較的一定の電圧を引き出す。2台の負荷抵抗器
314および負荷抵抗器316は、トランジスタ308およびトランジスタ31
0の差動対のドレイン端子と供給電圧318との間に接続されている。この構成
では、差動出力信号320はトランジスタ308およびトランジスタ310の差
動対のドレイン端子の間に接続されている。シングルエンド出力信号の場合、負
荷抵抗器314または負荷抵抗器316のいずれか一方のみが分岐される。
【0067】 この実施形態の電流スティーリング回路はバイパストランジスタ330および
バイパストランジスタ332を含んでいる。好適には、バイパストランジスタ3
30およびバイパストランジスタ332は差動増幅器300の負荷抵抗器314
および負荷抵抗器316と並列に配置される。バイパストランジスタ330およ
びバイパストランジスタ332はそれぞれ、比較器324によって制御されるゲ
ート334およびゲート336を有している。比較器324は、差動増幅器30
0の選択された回路ノード328の電圧と基準電圧326とを比較する。この比
較の結果に依存して、バイパストランジスタ330およびバイパストランジスタ
332の導電率を上げるかまたは低減させ、これによって供給電圧318とトラ
ンジスタ308およびトランジスタ310の差動対のドレイン端子との間の実効
抵抗を変動させ、差動増幅器300の選択されたバイアスレベルを変える。
【0068】 図示した実施形態では、選択された回路ノード328は、トランジスタ308
およびトランジスタ310の差動対のドレイン端子の間に接続された2台の直列
の抵抗器322Aおよび抵抗器322Bとの間のノードに相当する。この構成で
は、選択された回路ノード328は、トランジスタ308およびトランジスタ3
10の差動対のドレイン端子のバイアスレベルを表す共通モードDC電圧である
。好適には、抵抗器322Aおよび抵抗器322Bは約40キロオームの抵抗を
有し、この抵抗はRF出力信号320から選択された回路ノード328を実質的
に絶縁するのに十分な大きさである。しかし、抵抗器322Aおよび抵抗器32
2Bがあるために、選択された回路ノード328の共通モードDC電圧は供給電
圧318の電圧変動に依存することができる。
【0069】 作動中には、選択された回路ノード328の共通モードDC電圧が基準電圧3
26よりも高い場合、比較器324はバイパストランジスタ330およびバイパ
ストランジスタ332のゲート334およびゲート336の電圧を増大させる。
これによりトランジスタ308およびトランジスタ310の差動対のドレイン端
子と供給電圧318との間の抵抗は増大し、所定のソース/ドレイン電流の場合
には、選択された回路ノード328の共通モードDC電圧は低下する。同じく、
共通モードDC電圧が基準電圧326より低い場合、比較器324はバイパスト
ランジスタ330およびバイパストランジスタ332のゲート334およびゲー
ト336の電圧を低下させる。これによりトランジスタ308およびトランジス
タ310の差動対のドレイン端子と供給電圧318との間の抵抗は低下し、所定
のソース/ドレイン電流の場合には、選択された回路ノード328の共通モード
DC電圧は増大する。次に、供給電圧の幅が比較的広くても増幅器300の動作
および性能を維持するために、選択された負荷抵抗器314および負荷抵抗器3
16と並列に制御可能な抵抗を設けることによって差動増幅器300内の選択さ
れたバイアスレベルを能動的に補償する補償回路が設けられている。処理上の許
容限界、温度作用等の他のパラメータに応じて選択されたバイアスレベルを補償
するために、同じ方法が使用されてもよい。
【0070】 図4の実施形態では、トランジスタ308およびトランジスタ310の差動対
のゲート端子には基準電圧発生器302および2台のバイアス抵抗器307およ
びバイアス抵抗器309を用いてバイアスが加えられる。この基準電圧発生器は
、インタフェース326を介して2台のバイアス抵抗器307およびバイアス抵
抗器309に基準電圧を供給する。バイアス抵抗器307およびバイアス抵抗器
309は、トランジスタ308およびトランジスタ310の差動対のゲート端子
に基準電圧を供給する。
【0071】 トランジスタ308およびトランジスタ310の差動対は、好適には、電界効
果トランジスタ(FET)デバイスである。FETデバイスは、比較的高い入力
インピーダンスを有し、このため、きわめて小さなDCバイアス電流がバイアス
抵抗器307およびバイアス抵抗器309を通過して、トランジスタ308およ
びトランジスタ310の差動対のゲート端子に適切なバイアスをかける。したが
って、バイアス抵抗器307およびバイアス抵抗器309は比較的大きく、さら
には、基準電圧発生器302およびトランジスタ308およびトランジスタ31
0の差動対のゲート端子に対して短く見える。
【0072】 通常は、RF入力信号は、基準電圧発生器302およびバイアス抵抗器307
およびバイアス抵抗器309によって供給されるDCバイアスレベルの上部に供
給される。図示した実施形態では、差動RF入力信号は差動増幅器300のゲー
ト端子に直接結合されたACである。ソース304で示された正のRF入力信号
は、コンデンサ311を介して差動トランジスタ310のゲート端子に結合され
たACである。同じく、ソース306で示された負のRF入力信号は、コンデン
サ313を介して差動トランジスタ308のゲート端子に結合されたACである
。ここで、「正の」RF入力信号および「負の」RF入力信号という用語は、当
業者にはよく知られているように、信号間の相対的関係を示すために用いられて
いる。
【0073】 好適には、バイアス抵抗器307およびバイアス抵抗器309は、正のRF入
力信号304および負のRF入力信号306から基準電圧発生器302を絶縁す
るために比較的大きくなっている(例えば、約20キロオーム)。大きな抵抗は
RF入力信号に対して開放されているように見える。正のRF入力信号304お
よび負のRF入力信号306から基準電圧発生器302を絶縁することによって
、比較器324では安定した基準電圧が発生し、差動増幅器300では安定した
バイアスレベルが発生する。比較器324は基準電圧326と選択された回路ノ
ード328の共通モードDC電圧とを比較をおこなうため、このことは特に望ま
しい。基準電圧326が正のRF入力信号304および負のRF入力信号306
から有効的に絶縁されたDC信号である場合、この比較はさらに正確に実行され
る。
【0074】 正のRF入力信号304および負のRF入力信号306の一部が抵抗器307
および抵抗器309を通過し、基準電圧発生器302の出力に接触することがあ
ったとしても、正のRF入力信号304は負のRF入力信号306を無効にする
ような傾向がある。この無効効果を最大にするために、抵抗器307および抵抗
器309は、好適には、調和の取れたデバイスである。同じく、コンデンサ31
1およびコンデンサ313ならびにトランジスタ308およびトランジスタ31
0もまた、好適には、調和の取れたデバイスである。これによって、RF入力信
号の一部が抵抗器307および抵抗器309を通過して基準電圧発生器302の
出力326に到達したとしても、安定した基準電圧が維持される。
【0075】 供給電圧318が変動する場合にも、選択された回路ノード328が比較的一
定の電圧を維持するためには、基準電圧発生器302は供給電圧318の電圧変
動と相対的に独立した基準電圧を発生する必要がある。これを達成する1つの方
法は、前述のようにバンドギャップ基準を用いることである。示した実施例では
、電流源303は供給電圧318の電圧変動と相対的に独立した電流を供給する
。この電流は、一般に305に示した2個の基準ダイオードに供給される。基準
ダイオード305は、基準電圧発生器302の出力326とアースとの間に接続
されている。基準ダイオード305の両端の電圧は電流源303およびダイオー
ド305の順バイアス(バンドギャップ)によって供給される電流に依存してい
る。基準電圧は供給電圧318に依存していない。比較器324は選択された回
路ノード328を強制的に基準電圧と同じにさせる。したがって、選択された回
路ノード328もまた供給電圧318の変動と相対的に独立したものになってい
る。
【0076】 図5は、図4の基本電流スティーリング方法を用いた図1の直接コンバータミ
キサ22(=Direct Converter Mixer)の概略図である
。ミキサ22は、正の電源(VP)404と負の電源(VN)406と、正の局
部発振器入力(LOIP)408および負の局部発振器入力(LOIN)410
を含む差動局部発振器入力信号と、正入力(MIXIP)412および負入力(
MIXIN)414を含む差動入力信号とを含む。ミキサ22は、正のミキサ出
力(MIXOPUB)信号および不のミキサ出力(MIXONUB)信号を含む
作動ミキサ出力信号416を発生する。
【0077】 ミキサ22の目的は差動局部発振器信号LOIP/LOINを混合または増大
させることであり、これにより915MHzのような選択された搬送周波数で作
動し、差動RF信号MIXIP/MIXINの場合には、LOIP/LOIN信
号と同様あるいはまったく同じ中心周波数を有する。好適には、ダイレクトダウ
ンコンバージョンミキサを適用するために、MIXIP/MIXINは、LOI
P/LOINの固定周波数信号とまったく同じ中心周波数を有する。結果として
得られるミックスダウンされた出力信号MIXOPUB/MIXONUBは、L
OIP/LOIN周波数とMIXIP/MIXIN中心周波数との差である中心
周波数を有する。ミキサ22はギルバートセルミキサ400、基準電圧発生器4
02、比較器440およびLO入力段438を含む。
【0078】 ギルバートセルミキサ400は、1対の交差接続する差動増幅器420および
422を含む周知の構造を有する。差動増幅器420および422は、それぞれ
1対の差動トランジスタを有する。差動局部発振器入力信号LOIP408およ
びLOIN410は、局部発振器入力段428を介して差動増幅器420および
422に接続する。差動増幅器420および422それぞれの第1トランジスタ
のドレインは、MIXONUB出力端子に接続し、さらに第1負荷抵抗器428
を介して正電源端子VP404に接続する。差動増幅器420および422それ
ぞれの第2トランジスタのドレインは、MIXOPUB出力端子に接続し、さら
に第2負荷抵抗器430を介して正電源端子VP404に接続する。第1負荷抵
抗器428と第2負荷抵抗器430は同一であることが好ましい。
【0079】 差動増幅器420および422それぞれのソース端子は、別個の制御可能な電
流源に共通接続する。図の実施形態では、差動増幅器420のソース端子が、第
1ミキサトランジスタ426および第1電流源トランジスタ427を介して接地
に接続する。第1ミキサトランジスタ426は、負入力(MIXIN)信号41
4によって制御される。同様に、差動増幅器422のソース端子が、第2ミキサ
トランジスタ424および第1電流源トランジスタ425を介して接地に接続す
る。第2ミキサトランジスタ424は、正入力(MIXIP)信号412によっ
て制御される。さらに、第1および第2ミキサトランジスタ424および426
のソース端子は、小さな(300オーム)抵抗器431を介して互いに接続する
。この構成では、ギルバートセルミキサ400が差動局部発振器信号LOIP/
LOINを差動RF入力信号MIXIP/MIXINと混合または乗算し、周波
数のダウンコンバージョンされたベースバンド出力信号416を生成する。図1
を参照しながら上述したように、ベースバンド出力信号は、広帯域フィルタブロ
ック26などのフィルタブロックに渡すことができる。
【0080】 図4に示す実施形態のように、差動増幅器420および422のそれぞれは、
2つのバイアス抵抗器を介して基準電圧発生器ブロック402によってバイアス
される。この例示的な実施形態では、基準電圧発生器ブロック402は、電流源
450、ならびに選択ダイオードおよびカレントミラーを含み、第1基準電圧4
42および第2基準電圧452を生成する。好ましくは、第1基準電圧442お
よび第2基準電圧452が、電源端子VP404とVN406の間の供給電圧の
電圧変動から相対的に独立している。
【0081】 第1基準電圧442は、バイアス抵抗器464および466を介して差動増幅
器420および422それぞれのゲート端子に送られる。正局部発振器入力信号
LOIP408は、LO入力段438を介して送られ、次いでコンデンサ468
を介して差動増幅器420および422それぞれの第1トランジスタに直接AC
結合される。同様に、負局部発振器入力信号LOIN410は、LO入力段43
8を介して送られ、コンデンサ470を介して差動増幅器420および422そ
れぞれの第2トランジスタに直接AC結合される。第1ミキサトランジスタ42
6および第2ミキサトランジスタ424は、局部発振器入力段438内のトラン
ジスタの差動対と同様に、同様な形でバイアスする。しかし、第1ミキサトラン
ジスタ426および第2ミキサトランジスタ424の場合は、第2基準電圧45
2を使用してデバイスをバイアスする。
【0082】 図5の電流スチーリング回路は、バイパストランジスタ492および494を
含み、図4を参照しながら述べたものと類似である。好ましくは、バイパストラ
ンジスタ492および494は、ギルバートセルミキサ400の負荷抵抗器42
8および430と並列で配置する。バイパストランジスタ492および494は
、それぞれ比較器440によって制御されるゲートを有する。比較器440は、
ギルバートセルミキサ400の選択回路ノード444の電圧を第1基準電圧44
2に比較する。結果に応じて比較器440はバイパストランジスタ492および
494の導電率を上昇または低下させ、それが負荷抵抗器428および430の
両端間の実効抵抗を変え、ギルバートセルミキサ400内の選択バイアスレベル
を変化させる。
【0083】 図5の例示的な実施形態では、選択回路ノード444が、対応する差動増幅器
420および422のドレイン端子間に接続された2つの直列抵抗器432およ
び434の間に設けられている。この構成では、選択回路ノード444部の電圧
が、差動増幅器420および422のドレイン端子部のDCバイアスレベルを表
す共通モードDC電圧である。抵抗器432および434は、抵抗値が約40キ
ロオームであることが好ましく、これは選択回路ノード444を差動増幅器42
0および422のドレイン端子のRF出力信号から実質的に絶縁するのに十分な
大きさである。しかし、直列抵抗器432および434は、選択回路ノード44
4部の共通モードDC電圧が供給電圧の電圧変動に依存することを可能にし、し
たがって供給電圧の変動に応答してギルバートセルミキサ内のバイアスレベルを
調整するために使用できる。
【0084】 使用時には、選択回路ノード444部の共通モードDC電圧が第1基準電圧4
42より高い場合、比較器440がバイパストランジスタ492および494の
ゲート部の電圧を上げる。これは差動増幅器420および422のドレイン端子
と正電源端子VP404の間の抵抗を増大し、所与のソース/ドレイン電流につ
いて、選択回路ノード444部の共通モードDC電圧を下げる。同様に、共通モ
ードDC電圧が第1基準電圧442より低い場合は、比較器440がバイパスト
ランジスタ492および494のゲート部の電圧を下げる。これは差動増幅器4
20および422のドレイン端子と正電源端子VP404の間の抵抗を減少させ
、所与のソース/ドレイン電流について、選択回路ノード444部の共通モード
DC電圧を上げる。次いで得られるものは、選択負荷抵抗器428および430
と並列に制御可能な抵抗を提供することによってギルバートセルミキサ400内
の選択バイアスレベルを動的に補償し、比較的広範な供給電圧(または加工許容
差、温度効果など他のパラメータ)にわたってギルバートセルミキサの動作と性
能を維持する補償回路である。
【0085】 以上本発明の好ましい実施形態に関して述べたが、本明細書に記載の教示は添
付の特許請求の範囲内で他の実施形態に適用できることを、当業者なら容易に理
解するであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を取り入れた集積型ダイレクトダウンコンバージョン狭帯域FSKトラ
ンシーバのブロック図である。
【図2】 図1の低ノイズ増幅器(LNA)20の第1の例証的実施形態の概略図である
【図3】 図1の低ノイズ増幅器(LNA)20のまた別の例証的実施形態の概略図であ
る。
【図4】 本発明のさらにまた別の例証的実施形態の概略図である。
【図5】 図4の基本的な電流収奪の手法を使用した、図1のダイレクトコンバートミキ
サ22の例証的実施形態の概略図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ,BA, BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU,C Z,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,GH ,GM,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE, KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,L T,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX ,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE, SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,U A,UG,US,UZ,VN,YU,ZW Fターム(参考) 5J066 AA01 AA12 CA04 FA10 HA10 HA17 HA19 HA25 HA29 KA01 KA06 KA12 KA16 KA17 KA20 KA32 KA42 MA11 ND01 ND11 ND22 ND23 PD02 TA01 5J090 AA01 AA12 CA04 FA10 FN01 HA10 HA17 HA19 HA25 HA29 KA01 KA06 KA12 KA16 KA17 KA20 KA32 KA42 MA11 TA01 5J092 AA01 CA05 CA32 CA92 FA10 FA11 HA02 HA09 HA19 HA25 HA29 KA00 KA01 KA02 KA05 KA09 KA11 KA12 KA17 KA32 KA41 KA42 MA11 MA17 SA13 TA01

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給電圧の変動に対応して動作回路への補償を行う補償回路
    であって、動作回路は多数の回路ノードを介して所定の方法により接続された多
    数のデバイスを備え、選択された回路ノードの電圧は供給電圧に応じて変化し、
    補償回路は、 供給電圧の変動に比較的左右されない所定の基準電圧を発生する基準電圧発生
    手段と、 基準電圧と選択された回路ノードの電圧とを比較する前記基準電圧発生手段に
    結合されている比較手段と、 選択された回路ノードの電圧が基準電圧に関して所定の値をとるように動作回
    路に対し補償を行う前記比較手段に結合されている補償手段を備えることを特徴
    とする補償回路。
  2. 【請求項2】 基準電圧発生手段が 供給電圧の変動に比較的左右されない電流を供給する電流源手段と、 電流源手段で発生した電流を基準電圧に変換するための前記電流源手段に結合
    されている電流−電圧変換回路手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の
    補償回路。
  3. 【請求項3】 前記電流源手段にバンドギャップ基準を備えることを特徴と
    する請求項2に記載の補償回路。
  4. 【請求項4】 動作回路がトランジスタの差動対と電流源トランジスタを有
    する増幅器を備え、電流源トランジスタのドレインはトランジスタの差動対のそ
    れぞれのドレインに接続されていることを特徴とする請求項1に記載の補償回路
  5. 【請求項5】 選択された回路ノードがトランジスタの差動対のドレイン端
    子に対応することを特徴とする請求項4に記載の補償回路。
  6. 【請求項6】 所定の基準電圧が電流源トランジスタの飽和電圧に実質的に
    等しいことを特徴とする請求項5に記載の補償回路。
  7. 【請求項7】 トランジスタの差動対のそれぞれにソースがあり、選択され
    た回路ノードがトランジスタの差動対のそれぞれのソースに対応することを特徴
    とする請求項4に記載の補償回路。
  8. 【請求項8】 トランジスタの差動対のそれぞれのドレインが第1と第2の
    抵抗器通じてそれぞれ供給電圧に接続されていることを特徴とする請求項4に記
    載の補償回路。
  9. 【請求項9】 前記補償手段が第1の抵抗器の両端間に接続した第1のバイ
    パストランジスタと、第2の抵抗器の両端間に接続した第2のバイパストランジ
    スタを備え、前記補償手段は第1と第2のバイパストランジスタに電力を供給し
    、選択された回路ノードの電圧が基準電圧に関して所定の値をとるようにするこ
    とを特徴とする請求項8に記載の補償回路。
  10. 【請求項10】 増幅器がさらに低雑音増幅器の入力段を備え、この入力段
    が、 ソース、ドレイン、およびゲートを備える入力トランジスタであって、入力ト
    ランジスタのソースがグラウンドに結合され、ゲートが低雑音入力端子に結合さ
    れている入力トランジスタと、 ソース、ドレイン、およびゲートを備えるカスコードトランジスタであって、
    カスコードトランジスタのソースが入力トランジスタのドレインに結合されてい
    るカスコードトランジスタと、 入力トランジスタのゲートとカスコードトランジスタのゲートにDCバイアス
    を供給するバイアス手段と、 カスコードトランジスタのドレインと供給電圧との間に結合された抵抗性素子
    を備えることを特徴とする請求項4に記載の補償回路。
  11. 【請求項11】 さらに、ソース、ドレイン、およびゲートを備えるバイパ
    ストランジスタを備え、バイパストランジスタのドレインがカスコードトランジ
    スタのソースに結合され、バイパストランジスタのソースが供給電圧に結合され
    、バイパストランジスタのゲートが比較手段によって制御されることを特徴とす
    る請求項10に記載の補償回路。
  12. 【請求項12】 増幅器のトランジスタの差動対のそれぞれがカスコードト
    ランジスタのドレインに結合されているゲートを備えることを特徴とする請求項
    10に記載の補償回路。
  13. 【請求項13】 さらに、ソース、ドレイン、およびゲートを備えるバイパ
    ストランジスタを備え、バイパストランジスタのドレインがカスコードトランジ
    スタのドレインに結合され、バイパストランジスタのソースが供給電圧に結合さ
    れ、バイパストランジスタのゲートが比較手段によって制御されることを特徴と
    する請求項10に記載の補償回路。
  14. 【請求項14】 選択された回路ノードの電圧が供給電圧に依存し、供給電
    圧が時間の経過とともに変動する、多数の回路ノードを介して所定の方法で接続
    されている多数のデバイスを備える増幅器であって、 供給電圧の変動に比較的左右されない基準電圧を発生する基準電圧発生回路と
    、 基準電圧と選択された回路ノードの電圧とを比較する前記基準電圧発生回路に
    結合されている比較回路と、 選択された回路ノードの電圧が基準電圧に関して所定の値をとるように増幅器
    に対し補償を行う前記比較回路に結合されている補償回路を備える改良を特徴と
    する増幅器。
  15. 【請求項15】 増幅器が、それぞれ入力を有するトランジスタの差動対を
    備え、選択された回路ノードの電圧が基準電圧に関して所定の値をとるように前
    記補償回路によりトランジスタの差動対のそれぞれの入力の電圧を変更すること
    を特徴とする請求項14に記載の改良。
  16. 【請求項16】 選択された回路ノードがトランジスタの差動対の一方のソ
    ースに対応することを特徴とする請求項15に記載の改良。
  17. 【請求項17】 増幅器がそれぞれ第1の抵抗器と第2の抵抗器を介して供
    給電圧に接続されているドレインを有するトランジスタの差動対を備え、前記補
    償回路は十分なバイパス電流を供給電圧からトランジスタの差動対のそれぞれの
    ドレインに供給するバイパス手段を備え、それにより第1の抵抗器と第2の抵抗
    器をバイパスし、選択された回路ノードの電圧が基準電圧に関して所定の値をと
    るようにすることを特徴とする請求項14に記載の改良。
  18. 【請求項18】 選択された回路ノードがトランジスタの差動対の一方のド
    レインに対応することを特徴とする請求項17に記載の改良。
  19. 【請求項19】 供給電圧の変動に対応して動作回路への補償を行う方法で
    あって、動作回路は多数の回路ノードを介して所定の方法により接続された多数
    のデバイスを備え、選択された回路ノードの電圧は供給電圧に応じて変化するこ
    とを特徴とし、 供給電圧の変動に比較的左右されない基準電圧と選択された回路ノードの電圧
    とを比較するステップと、 選択された回路ノードの電圧が基準電圧に関して所定の値をとるように動作回
    路に対し補償を行うステップを含む方法。
  20. 【請求項20】 さらに供給電圧の変動に比較的左右されない基準電圧を発
    生するステップを含む請求項19に記載の方法。
  21. 【請求項21】 発生するステップが、 供給電圧の変動に比較的左右されない電流を供給するステップと、 電流供給ステップで発生した電流を基準電圧に変換するステップを含むことを
    特徴とする請求項19に記載の方法。
  22. 【請求項22】 補償を行うステップが動作回路の所定のノードから電流を
    こっそり取り出すステップを含むことを特徴とする請求項19に記載の方法。
  23. 【請求項23】 電流をこっそり取り出すステップが所定の抵抗性素子の周
    辺で電流をバイパスするステップを含むことを特徴とする請求項22に記載の方
    法。
  24. 【請求項24】 第1の差動入力と第2の差動入力を有する差動対にバイア
    スをかけるバイアス回路であって、正のRF信号と負のRF信号を有する差動R
    F入力信号により差動対を駆動することを特徴とし、 正のRF信号および負のRF信号をそれぞれ差動対の第1の差動入力および第
    2の差動入力にAC結合するAC結合手段と、 所定のDC電圧で第1の差動入力と第2の差動入力にDCバイアスをかけるバ
    イアス手段であって、DCバイアス手段には第1の抵抗手段と第2の抵抗手段を
    介して第1の差動入力と第2の差動入力にそれぞれ結合されている基準電圧が設
    定されているバイアス手段を備えるバイアス回路。
  25. 【請求項25】 AC結合手段が第1のキャパシタと第2のキャパシタを備
    え、第1のキャパシタで正のRF信号を第1の差動入力にAC結合し、第2のキ
    ャパシタで負のRF信号を第2の差動入力にAC結合することを特徴とする請求
    項24に記載のバイアス回路。
  26. 【請求項26】 差動対が時間の経過とともに変動する供給電圧により駆動
    されることを特徴とする請求項24に記載のバイアス回路。
  27. 【請求項27】 DCバイアス手段の基準電圧が基準電圧発生器によって発
    生し、供給電圧の変動に比較的左右されないことを特徴とする請求項26に記載
    のバイアス回路。
  28. 【請求項28】 基準電圧発生器にバンドギャップ基準が設定されているこ
    とを特徴とする請求項27に記載のバイアス回路。
  29. 【請求項29】 第1の抵抗手段と第2の抵抗手段が整合抵抗器であること
    を特徴とする請求項24に記載のバイアス回路。
  30. 【請求項30】 バイアス回路と差動対がCMOSプロセスで形成されてい
    ることを特徴とする請求項24に記載のバイアス回路。
  31. 【請求項31】 第1の差動入力と第2の差動入力を有する差動対にバイア
    スをかけるバイアス回路であって、 所定の基準電圧を発生する基準電圧発生手段と、 第1の端子と第2の端子を備える第1の抵抗手段であって、第1の抵抗手段の
    第1の端子が基準電圧に接続され、第1の抵抗手段の第2の端子が第1の差動入
    力に接続されている第1の抵抗手段と、 第1の端子と第2の端子を備える第2の抵抗手段であって、第2の抵抗手段の
    第1の端子が基準電圧に接続され、第2の抵抗手段の第2の端子が第2の差動入
    力に接続されている第2の抵抗手段と、 第1の端子と第2の端子を備える第1の静電容量手段であって、第1の静電容
    量手段の第1の端子が第1の差動入力に接続されている第1の静電容量手段と、 第1の端子と第2の端子を備える第2の静電容量手段であって、第2の静電容
    量手段の第1の端子が第2の差動入力に接続されている第2の静電容量手段と、 正の入力信号と負の入力信号を供給する入力信号源手段であって、正の入力信
    号が第1の静電容量手段の第2の端子に供給され、負の入力信号が第2の静電容
    量手段の第2の端子に供給される入力信号源手段を備えるバイアス回路。
  32. 【請求項32】 差動対が時間とともに変化する電源電圧に結合されている
    ことを特徴とする請求項31に記載のバイアス回路。
  33. 【請求項33】 基準電圧発生手段で電源電圧の変化に比較的左右されない
    基準電圧を発生することを特徴とする請求項32に記載のバイアス回路。
  34. 【請求項34】 第1の抵抗手段と第2の抵抗手段が実質的に同じ抵抗値を
    有することを特徴とする請求項24に記載のバイアス回路。
  35. 【請求項35】 第1の静電容量手段と第2の静電容量手段が実質的に同じ
    キャパシタンスを持つことを特徴とする請求項34に記載のバイアス回路。
  36. 【請求項36】 入力信号源手段が差動源であることを特徴とする請求項2
    4に記載のバイアス回路。
  37. 【請求項37】 差動源が正の発振器信号と負の発振器信号を供給すること
    を特徴とする請求項36に記載のバイアス回路。
  38. 【請求項38】 ミキサーであって、 1つのソース端子、2つのドレイン端子、および2つのゲート端子を有する第
    1の差動対と、 1つのソース端子、2つのドレイン端子、および2つのゲート端子を有する第
    2の差動対と、 1つのソース端子、2つのドレイン端子、および2つのゲート端子を有する第
    3の差動対と、 第1の差動対のソース端子に結合されている第3の差動対のドレイン端子のう
    ちの第1の端子および第2の差動対のソース端子に結合されている第3の差動対
    のドレイン端子のうちの第2の端子と、 電源電圧に間接的にまたは直接的に結合されている第1の差動対および第2の
    差動対の2つのドレイン端子のうちの少なくとも一方と、 グラウンドに間接的にまたは直接的に結合されている第3の差動対のソース端
    子と、 第1の所定の基準電圧および第2の所定の基準電圧を発生する基準電圧発生手
    段と、 第1の端子と第2の端子を備える第1の抵抗手段であって、第1の抵抗手段の
    第1の端子が第1の基準電圧に接続され、第1の抵抗手段の第2の端子が第1の
    差動対のゲート端子の一方および第2の差動対のゲート端子の一方に接続されて
    いる第1の抵抗手段と、 第1の端子と第2の端子を備える第2の抵抗手段であって、第2の抵抗手段の
    第1の端子が第1の基準電圧に接続され、第2の抵抗手段の第2の端子が第1の
    差動対の他方のゲート端子および第2の差動対の他方のゲート端子に接続されて
    いる第2の抵抗手段と、 第1の端子と第2の端子を備える第3の抵抗手段であって、第3の抵抗手段の
    第1の端子が第2の基準電圧に接続され、第3の抵抗手段の第2の端子が第3の
    差動対のゲート端子の一方に接続されている第3の抵抗手段と、 第1の端子と第2の端子を備える第4の抵抗手段であって、第4の抵抗手段の
    第1の端子が第2の基準電圧に接続され、第4の抵抗手段の第2の端子が第3の
    差動対の他方のゲート端子に接続されている第4の抵抗手段と、 第1の端子と第2の端子を備える第1の静電容量手段であって、第1の静電容
    量手段の第1の端子が第1の差動対および第2の差動対のゲート端子の一方に結
    合されている第1の静電容量手段と、 第1の端子と第2の端子を備える第2の静電容量手段であって、第2の静電容
    量手段の第1の端子が第1の差動対および第2の差動対の他方のゲート端子に結
    合されている第2の静電容量手段と、 第1の端子と第2の端子を備える第3の静電容量手段であって、第3の静電容
    量手段の第1の端子が第3の差動対のゲート端子の一方に結合されている第3の
    静電容量手段と、 第1の端子と第2の端子を備える第4の静電容量手段であって、第4の静電容
    量手段の第1の端子が第3の差動対の他方のゲート端子に結合されている第4の
    静電容量手段と、 正の局部発振器入力信号と負の局部発振器入力信号を供給する局部発振器入力
    信号源手段であって、正の局部発振器入力信号が第1の静電容量手段の第2の端
    子に供給され、負の局部発振器入力信号が第2の静電容量手段の第2の端子に供
    給される局部発振器入力信号源手段と、 正のデータ入力信号と負のデータ入力信号を供給するデータ入力信号源手段で
    あって、正のデータ入力信号が第3の静電容量手段の第2の端子に供給され、負
    のデータ入力信号が第4の静電容量手段の第2の端子に供給されるデータ入力信
    号源手段を備えるミキサー。
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