JP3069197U - ウイングトップ式のトラック - Google Patents

ウイングトップ式のトラック

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JP3069197U
JP3069197U JP1999008929U JP892999U JP3069197U JP 3069197 U JP3069197 U JP 3069197U JP 1999008929 U JP1999008929 U JP 1999008929U JP 892999 U JP892999 U JP 892999U JP 3069197 U JP3069197 U JP 3069197U
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JP1999008929U
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Inventor
清 山崎
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有限会社大和塗装工業
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 雨水の進入を有効に防止できるウイングトッ
プ式のトラックを提供する。 【解決手段】 荷台13の上方および両側方を覆う開閉
式の左右ウイング10a、10bを有し、荷台13上方
中央部に前後方向に向けて設けたセンターフレーム12
に、前記左右ウイング10a、10bの取付フレーム1
8が回動自在に取り付けられ、このセンターフレーム1
2、取付フレーム18を覆って防水シート25がリベッ
ト26止め、あるいはボルト止めされたウイングトップ
式のトラックにおいて、リベット26あるいはボルト、
および防水シート25を覆って、防水性を有し、且つ軟
質で伸縮性のある塗料層40を形成したことを特徴とし
ている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はウイングトップ式のトラックに関する。
【0002】
【従来の技術】
荷台の上方、両側方、前部、後部を箱型のカバーで覆ったウイングトップ式の トラックが知られている。このウイングトップ式のトラックは、図4に示すよう に、荷台への荷物の積み下ろしが容易に行えるように、荷台を覆う屋根部分が左 右2つに分かれ、この左右部分の各々に側壁部分が連結された、逆L字型の左右 2つのウイング10a、10bを有する。この左右ウイング10a、10bが荷 台中央上方で前後方向に延びるセンターフレーム12に蝶番により連結され、常 時は両ウイング10a、10bにより荷台上方および両側方を覆い、荷物の積み 下ろしの際は、シリンダ(図示せず)等により駆動されて、センターフレーム1 2を中心に左右方向に開き、荷台の両側方を開放できるようにしてある。荷台の 前方部分は固定式の壁材(図示せず)で閉塞され、また後部部分は観音開き式の 扉が設けられるか、あるいは図5に示すように上方に跳ね上げ式の扉11で開閉 可能になっている。
【0003】 図6は荷台13上に設けられるフレームの構造の一例を示す。 荷台13の前方部分にコの字状の前方フレーム15が、開放側を下に向けて固 定され、一方荷台13の後方部分にコの字状の後方フレーム16がやはり開放側 を下に向けて固定されている。 この前方フレーム15と後方フレーム16の上辺中央部分に橋渡し状に前述の センターフレーム12が取りつけられている。
【0004】 図7は右ウイング10a用のフレーム17の一例を示す。左ウイング10b用 のフレーム(図示せず)はフレーム17と左右対称に設けられている。 ウイング17は、前記センターフレーム12に蝶番等の軸手段で連結される取 付フレーム18と、逆L字をなすウイング10aの中央角部を形成するコーナー フレーム19と下端を形成する下部フレーム20との間を連結フレーム21で連 結して構成されている。 ウイング10aはこれらフレーム間にアルミニウム板がリベット止めして形成 される。
【0005】 図8は、左右のウイング10a、10bをセンターフレーム12に取りつけた 状態を示す部分説明図である。 センターフレーム12にウイング10a、10bの取付フレーム18を蝶番2 3により、それぞれ矢印a方向、b方向に回動自在に取りつけられる。 22は取付フレーム18、コーナーフレーム19に亙ってリベット止め、ある いはボルト止めした(図示せず)アルミニウム板である。 そして、このままでは雨漏りするため、防水シート25を、センターフレーム 12、蝶番23、両取付フレーム18を覆って、アルミニウム板22にリベット 26やボルトを用いて固定するようにしている。
【0006】 図9は、ウイング10aのL字のコーナー部分の一例を示す説明図である。 ウイング10aの天井部分をなすアルミニウム板22と、側壁部分をなすアル ミニウム板22とがそれぞれリベット27とリベット28(あるいはボルト)に よりコーナーフレーム19に固定されている。
【0007】 図10は、跳ね上げ方式の後部扉11の取り付け構造を示す説明図である。 扉11は枠状をなすフレームにアルミニウム板をリベット止め、あるいはボル ト止めして形成されているが、その上部フレーム30を荷台13の後方フレーム 16の上辺部分に蝶番31により矢印c方向に回動自在に取り付けられている。 そしてこのままでは雨漏りするので、防水性のシート32を、後方フレーム1 6の上辺部分、蝶番31、上部フレーム30を覆うようにして、アルミニウム板 22および後方フレーム16の上辺部分にリベット33止め、あるいはボルト3 4止めして固定するようにしている。
【0008】 上記のように構成されているから、左右ウイング10a、10bは左右方向に 開くことができるし、また後部扉11も上方に跳ね上げて荷台13上を開放でき るようにしている。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、トラックは、高速道などを長時間高速で走行することが多く、 箱状のカバーに風力により多大な荷重が加わる。また振動による振動力も加わる 。 これらの外力により、特に防水性のシート25および32を固定するリベット やボルトが緩み(いわゆるバカ穴になりやすい)、これらバカ穴の隙間から雨水 がカバー内に入り、荷台13に積み込まれている荷物を濡らすという課題がある 。
【0010】 そこで本考案は上記課題を解決すべくなされたものであり、その目的とすると ころは、雨水の進入を有効に防止できるウイングトップ式のトラックを提供する にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するため次の構成を備える。 すなわち、荷台の上方および両側方を覆う開閉式の左右ウイングを有し、荷台 上方中央部に前後方向に向けて設けたセンターフレームに、前記左右ウイングの 取付フレームが回動自在に取り付けられ、このセンターフレーム、取付フレーム を覆って防水シートがリベット止め、あるいはボルト止めされたウイングトップ 式のトラックにおいて、前記リベットあるいはボルト、および前記防水シートを 覆って、防水性を有し、且つ軟質で伸縮性のある塗料層を形成したことを特徴と するウイングトップ式のトラック。
【0012】 また、前記左右ウイングは、左右対称の逆L字形状に設けられると共に、この 逆L字形状のコーナー部に位置するウイングのコーナーフレームにアルミニウム 板がリベット止め、あるいはボルト止めして固定されて成り、前記リベット、あ るいはボルトを含むコーナー部外壁に防水性を有し、且つ軟質で伸縮性のある塗 料層を形成したことを特徴とする。
【0013】 さらに、荷台の後部に、コの字状をなし、開放部を下に向けて取り付けられた 後方フレームの上辺部に、跳ね上げ式の後部扉の上部フレームが回動自在に取り 付けられ、該上部フレームおよび前記上辺部を覆って防水シートがリベット止め 、あるいはボルト止めされ、該リベットあるいはボルト、および前記防水シート を覆って、防水性を有し、且つ軟質で伸縮性のある塗料層を形成したことを特徴 とする。 前記塗料層はアクリル樹脂を用いることができる。
【0014】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。 本実施の形態における基本的な構造は図4から図10に示す従来構造と同じで あるので、従来と同一の部材は同一符号をもって記載し、その説明を省略する。
【0015】 図1は図8における左右ウイング10a、10bのセンターフレーム12への 取り付け部分の構造を示す。 この左右ウイング10a、10bは、その回動角度も大きく、またセンターフ レーム12への取付部分が箱状カバーの天井部に位置することから、防水シート を固定するリベットやボルトの取付部分がバカ穴になりやすく、またバカ穴にな った場合特に雨漏りがひどくなりやすい。
【0016】 そこで、本実施の形態では、そのリベット26(あるいはボルト)の取付部分 を含み、防水シート(シート)25全体を覆うように、防水性を有し、且つ軟質 で伸縮性のある塗料層40で覆ったことを特徴としている。なお、Aはカバー内 を示す。 この塗料層40は当初から形成してもよいし、あるいはある程度トラックを使 用し、雨漏りの危険性が生じた時点で形成してもよい。
【0017】 塗料層40は、軟質のアクリル樹脂塗料を用いると好適である。アクリル樹脂 塗料は、下塗り塗料として、オーストラリア、アステック社のB16塗料が、ま た上塗り塗料として同社の、AC100塗料が好適に使える。この塗料は伸び率 が400%と大きく、可動部分を覆う塗料として好適である。またこの塗料には 、熱を反射するセラミック粉が混入されていることから、耐久性に優れるばかり でなく、外部からの熱を反射するので、保冷車などに用いると好適である。その 意味では、箱状カバーの外部全表面にこの塗料層を形成してもよい。 またアクリル樹脂塗料は、耐候性にも優れる。
【0018】 図2は図9に示すウイング10a、10bのコーナー部の構造である。 このコーナー部分も、コーナーフレーム19にアルミニウム板22がリベット 27、28、あるいはボルトにより固定されているから、これらリベットやボル トの取付部分がバカ穴になりやすく、雨漏りが生じることがある。そこで、図2 に示すように、リベット27、28、あるいはボルトを覆うようにしてコーナー 部分外壁に上記と同様の防水塗料層40を形成するのである。
【0019】 図3は図10における後部扉11の取り付け構造を示す。 この後部扉11も跳ね上げ方式の場合は、その可動部を覆う防水シート32を 固定するリベット33、あるいはボルト34の取付部がバカ穴になった場合には 雨漏りが生じやすい。 そこでこの実施の形態では、リベット33やボルト34を覆って、防水シート 32(シート)上に上記と同様に防水塗料層40を形成するのである。
【0020】 以上本考案につき好適な実施例を挙げて種々説明したが、本考案はこの実施例 に限定されるものではなく、考案の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し 得るのはもちろんである。
【0021】
【考案の効果】
本考案では、上記のように、ウイングの可動部あるいはコーナー部を防水性を 有し、且つ軟質で伸縮性のある塗料層で覆ったので、過酷な条件下にさらされる ウイングトップ式のトラックであっても、雨漏りを有効に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】左右ウイングのセンターフレームへの取り付け
部分の構造を示す説明図、
【図2】ウイングのコーナー部の構造を示す説明図、
【図3】後部扉の取り付け構造を示す説明図、
【図4】左右ウイングの開閉状態を示す説明図、
【図5】後部扉の開閉状態を示す説明図、
【図6】荷台上のフレームの一例を示す説明図、
【図7】ウイングのフレームの説明図、
【図8】従来の左右ウイングのセンターフレームへの取
り付け部分の構造を示す説明図、
【図9】従来のウイングのコーナー部の構造を示す説明
図、
【図10】従来の後部扉の取り付け構造を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
10a、10b ウイング 11 後部扉 12 センターフレーム 13 荷台 15 前方フレーム 16 後方フレーム 17 ウイングのフレーム 18 取付フレーム 22 アルミニウム板 23 蝶番 25 防水シート 26、27、28 リベット 30 上部フレーム 31 蝶番 32 防水シート 33 リベット 34 ボルト 40 塗料層

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷台の上方および両側方を覆う開閉式の
    左右ウイングを有し、荷台上方中央部に前後方向に向け
    て設けたセンターフレームに、前記左右ウイングの取付
    フレームが回動自在に取り付けられ、このセンターフレ
    ーム、取付フレームを覆って防水シートがリベット止
    め、あるいはボルト止めされたウイングトップ式のトラ
    ックにおいて、 前記リベットあるいはボルト、および前記防水シートを
    覆って、防水性を有し、且つ軟質で伸縮性のある塗料層
    を形成したことを特徴とするウイングトップ式のトラッ
    ク。
  2. 【請求項2】 前記左右ウイングは、左右対称の逆L字
    形状に設けられると共に、この逆L字形状のコーナー部
    に位置するウイングのコーナーフレームにアルミニウム
    板がリベット止め、あるいはボルト止めして固定されて
    成り、前記リベット、あるいはボルトを含むコーナー部
    外壁に防水性を有し、且つ軟質で伸縮性のある塗料層を
    形成したことを特徴とする請求項1記載のウイングトッ
    プ式のトラック。
  3. 【請求項3】 荷台の後部に、コの字状をなし、開放部
    を下に向けて取り付けられた後方フレームの上辺部に、
    跳ね上げ式の後部扉の上部フレームが回動自在に取り付
    けられ、該上部フレームおよび前記上辺部を覆って防水
    シートがリベット止め、あるいはボルト止めされ、該リ
    ベットあるいはボルト、および前記防水シートを覆っ
    て、防水性を有し、且つ軟質で伸縮性のある塗料層を形
    成したことを特徴とする請求項1または2記載のウイン
    グトップ式のトラック。
  4. 【請求項4】 前記塗料層がアクリル樹脂からなること
    を特徴とする請求項1,2、または3記載のウイングト
    ップ式のトラック。
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