JP3069051U - 紙箱等の打ち抜き装置のカス取り装置 - Google Patents

紙箱等の打ち抜き装置のカス取り装置

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JP3069051U
JP3069051U JP1999008772U JP877299U JP3069051U JP 3069051 U JP3069051 U JP 3069051U JP 1999008772 U JP1999008772 U JP 1999008772U JP 877299 U JP877299 U JP 877299U JP 3069051 U JP3069051 U JP 3069051U
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JP1999008772U
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Inventor
隆司 関口
Original Assignee
有限会社関口木型製作所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は、打ち抜き機のカス取り装置におい
て、囲い板を外してオス型の側部を外部に開放し、空気
の流れを良くして、製品の型離れを良くし、頻繁な停止
などがなく、打ち抜き機の機械性能を十分発揮できるよ
うにし、且つバラケの生じる虞のないものを提供しよう
とするものである。 【解決手段】 カス取り型本体は、オス型とメス型とよ
りなり、オス型は、空気の流通が自在なオス型板と該オ
ス型板の所要位置にスペ−サ−ピンを介して設置した押
し板とよりなり、オス型の側部は外部に開放されて空気
の流通を自在としたことと、前記オス型の押し板はメス
型の切削工程で余った端材を使用したことを特徴とする
紙箱等の打ち抜き装置のカス取り装置である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は紙箱等製造に際し、ダンボ−ル紙を抜き型により打ち抜き、これを製 品側とカスとに分離するのに使用するものである。
【0002】
【従来の技術及びその欠点】
従来カス取り装置は、エア−抜きの穴を開けたオス型板の周囲位置に囲い板が 周設されており、この囲い板内の所要位置には個々の押し板が固定された構造と なっており、ストリッピング時に生じる真空圧を解消しバラケを防ぐようになっ ている。
【0003】
【従来技術の欠点】
然し乍ら製品外枠(側)のカスを落す部分で囲い板が障害となって空気を外側 に逃がすことができず、製品の型離れが悪くなり、その都度スピ−ドが遅れたり 停止することがあり、又バラケの生じる虞がある。毎時6000回転以上の性能 を有する打ち抜き機でも、このカス取り装置が十分に作動しないため通常は50 00回転以下の早さしか発揮できないのが現状である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
そこで本考案は、囲い板を外してオス型の側部を外部に開放し、空気の流れを 良くして、製品の型離れを良くし、頻繁な停止などがなく、打ち抜き機の機械性 能を十分発揮できるようにし、且つバラケの生じる虞のないものを提供しようと するものである。
【0005】
【問題点を解決するための手段】
カス取り型本体は、オス型とメス型とよりなり、オス型は、空気の流通が自在 なオス型板と該オス型板の所要位置にスペ−サ−ピンを介して設置した押し板と よりなり、オス型の側部は外部に開放されて空気の流通を自在としたことと、前 記オス型の押し板はメス型の切削工程で余った端材を使用したことを特徴とする 紙箱等の打ち抜き装置のカス取り装置である。
【0006】 本案を図示に従って詳細に説明すると、カス取り型本体1は、オス型2とメス 型3とよりなり、オス型は、空気の流通(図1の矢印方向。)が自在なオス型板 4と該オス型板4の所要位置(殊に製品外枠(側)のカスとして落す部分)にス ペ−サ−ピン5、5…を介して設置した押し板6とよりなり、この押し板6はメ ス型3に対応しクリアランス保って作られており、このオス型2の側部は外部に 開放されて空気の流通(図1の矢印方向。)を自在としたものである。
【0007】 図中7はオス型板2に埋め込んで固定したオス突起であり、メス型3の狭いと ころのカスを取るもので押し板6の高さと同じになっている。
【0008】 前記オス型2の押し板6はメス型3の切削工程とは別途に作ってもよいが、メ ス型3の切削工程で余った端材を使用することにより、材料の節約、コストダウ ン、ベニヤの有効利用につながる。
【0009】 又メス型3の製造に際しては、通常合板をレ−ザ−カットにより作っていくが 合板に厚さ1mm前後の硬質の合成樹脂板を予め貼っておいてカットしてもよく 、又合板をカットしたあとメス型の縁等の所要部分或は全部に硬質の合成樹脂板 を貼ってもよく、この場合はメス型の角が崩れにくく小さなカスまで確実に落と すことができ、且つ耐久性をもたせることができる。
【0010】
【作用】
本考案は以上のようになるもので、この作用を説明すると、メス型3上に送ら れてきた図示しない打ち抜き機からの段ボ−ル紙Aは、メス型に対応するオス型 2が降下することによりカスBのみが落される。このオス型2の上昇、降下時に 発生する空圧、負圧はオス型板4のエア−抜き穴とオス型2の側部から排出、吸 引される。
【0011】
【効果】
本案は叙上のように、カス取り型本体は、オス型とメス型とよりなり、オス型 は、空気の流通が自在なオス型板と該オス型板の所要位置にスペ−サ−ピンを介 して設置した押し板とよりなり、オス型の側部は外部に開放されて空気の流通を 自在としたので、製品の型離れがよく、頻繁な停止などがなく、打ち抜き機の機 械性能を十分発揮でき、且つバラケの生じる虞がない。
【0012】 又前記オス型の押し板はメス型の切削工程で余った端材を使用することにより 、材料の節約、コストダウン、ベニヤの有効利用につながり、オス型の押し板と メス型とに一定のクリアランスが可能なため、落としムラ(接触ムラ)がなくな り、落丁後のカスの巻き上げや垂れなどを最小限食い止めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の紙箱等の打ち抜き装置のカス取り装置
の正面説明図。
【図2】同装置によるカス取り動作の正面説明図。
【符号の説明】
1はカス取り本体 2はオス型 3はメス型 4はオス型板 5、5…はスペ−サ−ピン 6は押し板
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年11月17日(1999.11.
17)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カス取り型本体は、オス型とメス型とよ
    りなり、オス型は、空気の流通が自在なオス型板と該オ
    ス型板の所要位置にスペ−サ−ピンを介して設置した押
    し板とよりなり、オス型の側部は外部に開放されて空気
    の流通を自在とした紙箱等の打ち抜き装置のカス取り装
    置。
  2. 【請求項2】 オス型の押し板はメス型の切削工程で余
    った端材を使用したことを特徴とする請求項1記載の紙
    箱等の打ち抜き装置のカス取り装置。
JP1999008772U 1999-11-17 1999-11-17 紙箱等の打ち抜き装置のカス取り装置 Expired - Lifetime JP3069051U (ja)

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