JP3067955B2 - 回転式ワーク乾燥機におけるワークのクランプ装置 - Google Patents

回転式ワーク乾燥機におけるワークのクランプ装置

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JP3067955B2 JP17325194A JP17325194A JP3067955B2 JP 3067955 B2 JP3067955 B2 JP 3067955B2 JP 17325194 A JP17325194 A JP 17325194A JP 17325194 A JP17325194 A JP 17325194A JP 3067955 B2 JP3067955 B2 JP 3067955B2
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垣 喜 造 柴
田 祐 己 濱
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柴垣 喜造
濱田 祐己
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体ウエハや磁気デ
ィスク基板のような円板形のワークの洗浄工程等におい
て使用される、洗浄後のワークの水切り乾燥を行うため
の回転式ワーク乾燥機における、高速回転するロータ上
にセットされたワークをその位置に保持するためのクラ
ンプ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、半導体ウエハや磁気ディスク基
板のような円板形のワークの洗浄工程においては、洗浄
後のワークの水切り乾燥を回転式のワーク乾燥機を用い
て行っている例が多い。これは、ロータに所要枚数のワ
ークを保持させて該ロータを高速回転させることによ
り、ワークに付着した水滴を遠心力で振り切るものであ
って、ワークをロータ上に保持させるため、該ワークを
その外周に当接する適宜の保持部材で外側から保持する
ようにしている。
【0003】ところが、このような回転式のワーク乾燥
機においては、ロータが高速で回転すると、上記保持部
材にも大きな遠心力が作用するため、該保持部材が外側
に変移又は回動してワークから離れ、解放されたワーク
が飛び出して破損し易いという欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、ロー
タの回転時にワーク保持手段にそのクランプを解除する
ように作用する遠心力を吸収緩和して、該保持手段をク
ランプ位置に確実に拘束することができる、簡単な構成
のクランプ装置を得ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明によれば、ロータに保持されたワークを該ロ
ータの回転により水切り乾燥させる回転式ワーク乾燥機
における、上記ロータ上のワークをクランプするための
装置であって、ロータ上にセットされたワークの外周を
押えるリテーナ機構と、該リテーナ機構をワークに当接
するクランプ位置とワークから離間するアンクランプ位
置とに回動させるリンク機構とを有し、上記リテーナ機
構が、ロータにシャフトで回動自在に軸支された回動ア
ームと、該回動アームの上記シャフトによる軸支点から
一方向に伸びる腕部に取付けられたワーク当接部材と、
回動アームの腕部と反対側に設けられた、ワークのクラ
ンプ時にロータの回転によりクランプ解除方向に作用す
る遠心力を吸収するためのウエイト部とを有し、上記リ
ンク機構が、操作用の駆動軸に連結された駆動リンク
と、先端が該駆動リンクとリテーナ機構のシャフトに固
定された連結アームとに回転自在に連結された弾性ある
従動リンクとを有していて、これらのリンクの回動上死
点が、リテーナ機構と従動リンクとの連結点から駆動軸
に至る直線上に設定され、ワークのクランプ時に、駆動
リンクと従動リンクとの連結点が上記上死点を僅かに越
えた位置において従動リンクの弾力によりロック可能で
あることを特徴とする回転式ワーク乾燥機におけるワー
クのクランプ装置が提供される。また、上記当接部材
は、ワークと当接する位置に該ワークが嵌合する切込み
を備えていることが望ましい。
【0006】
【作用】ワークの乾燥に当っては、ロータに所要枚数の
ワークをセットして、リテーナ機構で各ワークをクラン
プする。その操作は、駆動軸を所要角度駆動回転させる
ことにより、リンク機構を介して、リテーナ機構をアン
クランプ位置からクランプ位置に変移させることにより
行われる。このワーククランプ位置においては、リンク
機構が従動リンクの弾性力によりその状態にロックさ
れ、リテーナ機構がワーククランプ位置に拘束されてい
る。この状態で上記ロータを高速回転することにより、
ワークに付着した水滴が遠心力で振り切られ、ワークが
乾燥される。
【0007】上記ロータの回転時にリテーナ機構に作用
するクランプ解除方向の遠心力は、リテーナ機構におけ
る回動アームの腕部と反対側に設けたウエイト部によ
吸収されるため、該リテーナ機構がワークから離間して
クランプが解除されることはなく、上記リンク機構がク
ランプ状態にロックされていることとの相乗効果によ
り、リテーナ機構によるワークのクランプは非常に確実
なものとなる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明するに、図1及び図2は回転式ワーク乾燥機に
おけるロータを示している。このロータ1は、図示しな
い乾燥室内に電動モータで駆動回転自在なるように配設
されるもので、円板形をなす一対のフランジ2a,2b
と、これらのフランジ2a,2b間に架設された複数の
ワーク支持台3と、該支持台3上に載置されたワーク4
を保持するためのクランプ装置5とを有しており、上記
支持台3に形成された多数の切込み3aの位置に、中心
4aがロータ1の回転中心1aと一致するように載置し
た複数のワーク4を、上記クランプ装置5によりクラン
プし、その状態で該ロータ1を高速回転させることによ
り、ワーク4に付着した水滴を遠心力で振り切り乾燥さ
せるものである。
【0009】上記クランプ装置5は、図2に示すよう
に、ワーク4を挟んで正反対の位置に相互に向かいあっ
た形で2組設けられている。これらのクランプ装置5
は、その一方を代表的に示した図3からも分かるよう
に、ワークの外周に当接することにより該ワークを保持
するリテーナ機構10と、該リテーナ機構10をワーク
外周に当接するクランプ位置(図3の位置)とワーク外
周から離間するアンクランプ位置(図4の位置)とに回
動させるためのリンク機構11とによって構成されてい
る。
【0010】上記リテーナ機構10は、2つのフランジ
2a,2b間に回転自在に架設されたシャフト12と、
フランジ2a,2bの内側において該シャフト12の両
端部に固定された一対の回動アーム13,13と、これ
らの回動アーム13,13に架設された当接部材14と
からなり、該当接部材14には、上記支持台3の切込み
3aと対応する多数の切込み14aが形成され、これら
の切込み14aの位置でワーク4に当接するようになっ
ている。また、上記回動アーム13,13は、上記シャ
フト12による軸支点から1方向に延びる薄肉の腕部1
3aの先端に上記当接部材14が取り付けられていて、
上記軸支点に対して腕部13aとは反対の側に、肉厚の
大きいウエイト部13bを備えており、このウエイト部
13bにより、上記当接部材14がワーク4に当接した
状態でロータ1が回転する乾燥操作時に、該当接部材1
4にそれをワーク4から離間させる方向に作用する遠心
力を吸収し、この遠心力によってクランプが不用意に解
除されることのないようにしている。
【0011】一方、上記リンク機構11は、一方のフラ
ンジ2aの外面側に付設され、シャフト12に固定され
た連結アーム15を介して上記リテーナ機構10に連結
されている。このリンク機構11は、基端部がフランジ
2a上の定位置に設けられている外部操作用の駆動軸2
0に固定された駆動リンク21と、両端部が該駆動リン
ク21と上記連結アーム15とにそれぞれピン23,2
4で回動自在に連結された略くの字形の弾性ある従動リ
ンク22とからなるもので、図3において、駆動軸20
を図示しない外部操作手段によって時計方向に回転させ
ると、駆動リンク21により従動リンク22及び連結ア
ーム15を介してシャフト12が時計方向に回転せしめ
られ、上記リテーナ機構10が図4に示すアンクランプ
位置に回動し、また、リテーナ機構10がアンクランプ
位置にある図4の状態から駆動軸20を反時計方向に回
転させると、各部材が図3に示す状態に復帰してシャフ
ト12が反時計方向に回転するため、リテーナ機構10
が図3に示すクランプ位置に回動するようになってい
る。そして、上記リテーナ機構10がアンクランプ位置
からクランプ位置に回動するとき、このリンク機構11
の働きにより、回動速度がクランプ位置に近づくに従っ
て次第に減速され、当接部材14が何らの衝撃を伴うこ
となくワーク4の外周に当接するようになっている。
【0012】また、上記リテーナ機構10をクランプ位
置に拘束させるため、リンク機構11における駆動リン
ク21及び従動リンク22の回動上死点Pが、連結アー
ム15と従動リンク22との連結点(ピン24)から駆
動軸20に至る直線Lの延長上に設定され、駆動リンク
21と従動リンク22との連結点(ピン23)が該上死
点Pを僅かに越えた位置において、該リンク機構11
が、従動リンク22の弾力によってその状態にロックさ
れるようになっている。そしてこの位置では、駆動リン
ク21がストッパ25に当接し、それ以上は回動できな
いようになっている。
【0013】かくしてリンク機構11がロックされる
と、リテーナ機構10にそれをアンクランプ位置に変移
させる方向の力が作用しても、その力はリンク機構11
で受け止められて駆動軸20に伝わることがなく、この
ため、該駆動軸20が不用意に回転することがない。
【0014】上記構成のロータ1を有する乾燥装置にお
いて、ワーク4を乾燥するに当っては、上記ロータ1の
支持台3上に所要数のワーク4をセットして、クランプ
装置5におけるリテーナ機構10でそれらの外周を保持
させ、その状態でロータ1を高速回転することにより、
ワーク4に付着した水滴を遠心力で振り切り乾燥させ
る。このとき、上記リテーナ機構10は、回動アーム1
3にウエイト部13bを設けることにより、当接部材1
4側に作用する遠心力がこのウエイト部13bに作用す
る遠心力とバランスして吸収されるようになっているた
め、該リテーナ機構10にシャフト12を中心とするク
ランプ解除方向の回転モーメントが発生せず、このた
め、上記リンク機構11がワーククランプ位置にロック
されていることとの相乗効果により、リテーナ機構10
がクランプ位置に確実に拘束されることになる。
【0015】
【発明の効果】 以上に詳述したように、本発明によれ
ば、ワークの外周に当接するリテーナ機構にウエイト部
を設け、ロータの回転時に該リテーナ機構に作用するク
ランプ解除方向の遠心力を吸収させるようにすると共
に、リンク機構によってもリテーナ機構をクランプ位置
に拘束するようにしたので、それらの相乗効果によって
リテーナ機構を上記クランプ位置に確実に保持させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のワーククランプ装置を備えた、回転式
ワーク乾燥機におけるロータの側面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図2の要部拡大図である。
【図4】異なる動作状態を示す図3と同様の要部拡大図
である。
【符号の説明】
1 ロータ 4 ワーク 5 クランプ装置 10 リテーナ機構 11 リンク機構 12 シャフト 13 回動アーム 13b ウエイト
14a 切込み 20 駆動軸 21 駆動リンク 22 従動リンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−112186(JP,A) 特開 平2−138737(JP,A) 特開 平7−78798(JP,A) 実開 平4−26532(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/304,21/68 F26B 5/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロータに保持されたワークを該ロータの回
    転により水切り乾燥させる回転式ワーク乾燥機におけ
    る、上記ロータ上のワークをクランプするための装置で
    あって、 ロータ上にセットされたワークの外周を押えるリテーナ
    機構と、該リテーナ機構をワークに当接するクランプ位
    置とワークから離間するアンクランプ位置とに回動させ
    るリンク機構とを有し、 上記リテーナ機構が、ロータにシャフトで回動自在に軸
    支された回動アームと、該回動アームの上記シャフトに
    よる軸支点から一方向に伸びる腕部に取付けられたワー
    ク当接部材と、回動アームの腕部と反対側に設けられ
    た、ワークのクランプ時にロータの回転によりクランプ
    解除方向に作用する遠心力を吸収するためのウエイト部
    を有し、 上記リンク機構が、操作用の駆動軸に連結された駆動リ
    ンクと、先端が該駆動リンクとリテーナ機構のシャフト
    に固定された連結アームとに回転自在に連結された弾性
    ある従動リンクとを有していて、これらのリンクの回動
    上死点が、リテーナ機構と従動リンクとの連結点から駆
    動軸に至る直線上に設定され、ワークのクランプ時に、
    駆動リンクと従動リンクとの連結点が上記上死点を僅か
    に越えた位置において従動リンクの弾力によりロック可
    能である、 ことを特徴とする回転式ワーク乾燥機におけるワークの
    クランプ装置。
  2. 【請求項2】当接部材が、ワークと当接する位置に該ワ
    ークが嵌合する切込みを備えていることを特徴とする請
    求項1に記載の回転式ワーク乾燥機におけるワークのク
    ランプ装置。
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JP2002164318A (ja) * 2000-11-27 2002-06-07 Ishii Hyoki Corp 基板スピン装置
CN106622888B (zh) * 2016-12-14 2019-07-05 博众精工科技股份有限公司 环形件夹持机构
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