JP3067585U

JP3067585U - 介護用車椅子

Info

Publication number: JP3067585U
Application number: JP1998009182U
Authority: JP
Inventors: 敏司中曽
Original assignee: 敏司中曽
Priority date: 1998-10-13
Filing date: 1998-10-13
Publication date: 2000-04-07
Anticipated expiration: 2004-10-13

Abstract

(57)【要約】（修正有）【課題】介助者の介護労働を軽減するため、患者をベッ
ドから車椅子へ、あるいは車椅子から自動車の座席に乗
り込む時等、介助者が患者をスライドする座席に乗せた
まま、目的物に向け、患者を軽く押すだけで座席が横に
スライドし、患者と介助者双方が軽度の力で目的物に移
動させることができる車椅子の提供。【解決手段】ジャッキのハンドルを左右に回転させ高さ
を調整する。次に肘掛け部分を背もたれパイプ側に起こ
し患者の乗り込みが容易に行えるようにする。次に補助
パイプ操作レバー５を操作し、スライド補助パイプ６を
椅子からベットにスライドさせる。そして補助パイプが
座席スライドの時の橋渡しの役目をし、椅子とベットを
一体にする。座席７″をスライドさせベットと車椅子を
一体にする。

Description

【考案の詳細な説明】

この実用新案は、介護用の車椅子に関するものである。従来は、足腰の不自由な患者をベットから車椅子へ乗せ変えたり、あるいは、車椅子から自動車の座席へ乗せ変えたりする際、患者を抱きかかえるように支えながら介護者は患者の移動をサポートしなければならなかった。このため、介護者は足腰を傷めることがあり、一方介護されるれる方も移動中は介護者にしがみついていなければならず、介護される方もされる方も相当な努力を必要としてきた。そこで、身体の不自由な人達の介護にあたる人と、患者本人が身体を楽に移動できるように座席を上下に昇降させ高さの調節が出来、さらに座席を左右にスライドする事が出来る装置を取付けた車椅子を考案した。本案の概要を図に示す。この介護用の車椅子は、後ろの車輪を従来の車椅子よりも小さくし、座席の部分をベットの高さ、または自動車の座席等に合わせるため、ジャッキ（１）のハンドル（２）を左右に回転させ高さを調整する。次に肘掛け部分（３）を背もたれパイプ（４）側に起こし患者の乗り込みが容易に行えるようにする。次に補助パイプ操作レバー（５）を操作し、スライド補助パイプ（６）を椅子からベットにスライドさせる。そして（６）が座席スライドの時の橋渡しの役目と椅子とベットを一体にする。座席（７）を第２図（７′′）のようにスライドさせ、第３図のようにベットと車椅子を一体にする。患者をこのようにスライドさせ座席（７′′）に乗せ、患者と共に座席を元の位置へスライドさせて移動し、補助パイプ操作レバー（５）を操作して補助パイプ（６）を収納し、肘掛け（３）を元の位置にもどし、ハンドル（２）を回転し、ジャッキ（１）を下げて元の高さにもどして移動する。本案は、このように身体の不自由な人と介護者の双方が手軽にベットから車椅子へと移動が出来、また自動車座席にも容易に乗り込む事が出来、患者の外出等、介護の軽減に役立つ画期的な介護用車椅子である。

【提出日】平成１１年７月１６日（１９９９．７．１６）

【手続補正４】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】考案の詳細な説明

【補正方法】変更

【補正内容】【考案の詳細な説明】【産業上の利用分野】

本案は病人、身体障害者、自宅療養等、ベッドから移動する際に介護者が容易に乗り移らす事が出来る介護用車椅子。

【従来の技術】

身体の不自由な患者を介護する場合、介護者が患者を抱きかかえるようにして車椅子に乗り移らねばならない、患者も座席に座るまで必死にしがみつき、そのため介護者が足腰を痛めることがある。壁、天井にリフト設備などで患者を移動したり、プラスチック板で患者をベッドから車椅子に滑らし乗り移らす、など様々に機器が開発されている。しかし従来の車椅子、リフト設備等は患者の不安を解消できず、また介護者の身体的労働を解決するに至っていない。（１）患者がリフト設備で持ち上げる時不安を生ずる。（２）従来の車椅子は車輪が大きいため、プラスチック板で車椅子に乗り込む時にベッドと座席の間隔、段差が生じるため問題がある。

【発明が解決しようとする課題】

上記の課題を解決するために、ベッドと車椅子の隙間をなくすため、ベッドと車椅子の高さを水平に保つため、車椅子の座席が上下に調整でき、項目１の機能持たせる事により、これらの問題を解決出来る。

【問題を解決するための手段】

この車椅子は次の構成からなる。（１）車椅子の座席と、ベッド等の高さの調整出来る昇降機能を設ける。（２）車輪の大きさを、小さくしベッドと車椅子の間隔を少なくする。（３）請求項１の座席をベッドの方向に横スライドさせベッドの上に接触するように移動させる。（４）横にスライドする座席は直接手で押しても、モーターによる電動式のいずれでもよい。

【実施例】

以上の解決手段により図面により説明する。１図は実施例の全体の斜視図であり、昇降機１が車輪フレームに固定され上下
▲ に調整する昇降機１で座席の下部の座席フレームと一体になるように固定さ
れ▲ 座席下部の前後に固定された、横スライド金具８は座席フレーム上部と座
席の▲ 下部に連結固定され、請求項１を有し、ベッド、自動車の座席、診察台
等の高▲ さに合わせるため、昇降機の回転グリップ２で上下に調整する。次に
ベッド側▲ の肘掛け３を背もたれ側に起こし、座席補助パイプレバー５を、ベ
ッドの押し▲ 込むと補助パイプ６がベッドに触れ、ベッドと車椅子は接続パイ
プで一体とな▲ る、直接手で座席７をベッドの方向に押すと座席は座席フレー
ムに固定された▲ スライド金具を横に移動、２図７″の様にベッドの方向にス
ライドし患者をそ▲ の座席に座らす様にし、介護者は身体を車椅子の方向に引
き寄せるとスライド▲ した座席は元の位置に戻し、肘掛けを元に戻し固定さ
せ、患者、介護者が楽に▲ 移動する事が出来る。▲

【考案の効果】▲ 従って介護者が患者を抱きかかえる事なく、足腰を傷めるこ
となく、体力の弱▲ い女性でも一人で容易に車椅子に乗せることができる、ま
た病人も座席に座る▲ だけで車椅子に乗れるので介護者にしがみつく事なく楽
に移動できる、介護労▲ 働の軽減ができる。▲

【図面の簡単な説明】

図面は本案の斜面図である。（１）はジャッキ（２）ジャッキ昇降用回転ハンドル（３）肘掛け（４）背もたれ（５）補助パイプ操作レバー（６）補助パイプ（７）座席（８）スライド金具

【第１図】通常時の本案

【第２図】スライド時の本案

【第３図】使用時の本案

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【手続補正書】

【提出日】平成１１年３月２３日（１９９９．３．２
３）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項５】前記請求項３と請求項４の機能を併せ持っ
た機能を有する車椅子。 ─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成１１年７月１６日（１９９９．７．１
６）

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】考案の名称

【補正方法】変更

【補正内容】

【考案の名称】介護用車椅子

【手続補正３】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

座席を上下に昇降させ高さを調整し、さらに座席を左右
にスライドする事が出来る装置のついた車椅子。