JP3067237B2 - 掘削工具 - Google Patents
掘削工具Info
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Description
事、各種さく井工事、あるいは各種基礎杭孔工事等にお
いて、地盤や土砂を掘削する際に用いられる掘削工具に
係わり、特に、回転力により掘削するとともに、刃体が
植設されたブロックの耐久性を向上させたものに関す
る。
の一つとして、特開昭63ー11789号公報に記載の
ものが知られている。この掘削工具は、図10ないし図
12に示すように、ハンマ(図示せず)の衝撃力および
ハンマシリンダ1の回転力を受けるデバイス2の底面
に、該デバイス2の中心に対して点対称に2個の軸穴2
a,2bを形成し、それぞれの軸穴2a,2bにブロッ
ク軸3a,3bを軸回りに回転自在にかつ抜け止めして
嵌入し、それぞれのブロック軸3a,3bの先端部に、
前記デバイス2の径とほぼ同径の略半円形状をなしかつ
先端面に多数のビット4…が植設されたブロック5a,
5bを互いの直状端面6a,6bを対向させて設け、前
記ブロック軸3a,3bの位置を、前記デバイス2が掘
削方向に回転した際に、前記両ブロック5a,5bのそ
れぞれ一方の端部が共にデバイス2の外周面より所定の
掘削量分だけ突出し、かつその際に両ブロックの直状端
面6a,6bが互いに当接するようデバイス2の中心か
ら偏心させてなるものである。
ハンマシリンダ1により、図11に示すごとく、掘削方
向Xに回転させると、ブロック5a,5bが掘削抵抗を
受けながらブロック軸3a,3bを軸として自転し、ブ
ロック5a,5bの直状端面6a,6bの一端部がデバ
イス2の外周面より所定量だけ突出するとともに、直状
端面6a,6bの一部が互いに当接してブロック5a,
5bの自転が停止し、この状態で、ブロック5a,5b
がデバイス2の回転力をうけて、刃体4…により地中を
掘削し、さらに、ハンマの衝撃力により地中を前進す
る。
ダ1内をハンマピストンが落下する際に吐き出される圧
縮空気がデバイス2の底面に設けた空気孔8a,8bか
ら吹き出されることにより当該掘削工具先端から離間さ
れ、その後デバイス2に設けた排出溝9aを経由して掘
削パイプ9内に移り、そこからさらに上方へ排出され
る。
具は、回転力によるよりもむしろ打撃による衝撃力によ
り掘削しているため、ブロック5a,5bに設けられた
刃体4…は掘削孔の底面側に向けて凸な曲面状をなして
いるのが一般的である。一方、岩石等を掘削する場合、
衝撃力による破砕によるよりも、剪断によるカッティン
グの方が掘削時の力が少なくて済み、小さい荷重で速い
掘削速度を得ることができることが知られている。
工具を回転させればよいが、上記掘削工具では刃体4…
が掘削孔の底面側に向けて凸な曲面状をなしているの
で、掘削工具を回転させても十分な剪断力を得ることが
できず、回転力のみによる掘削には不向きであった。
示すようにブロック5a,5bのデバイス2の外周面よ
りも外方へ突出する一端部(以下、外周刃Aと称す)に
よって地中を掘削するものであるが、その掘削時におけ
るブロック5a,5bの反力は、ブロック軸3a,3b
にかかるので、その軸折れを防止するためには、当該ブ
ロック軸3a,3bの軸径を大きくする方が好ましい
が、逆にブロック軸3a,3bの軸径が大きすぎると、
デバイス2との関係で、デバイスの肉厚が薄くなり、デ
バイスの耐久性が損なわれるといった難点がある。
孔に大きく影響するが、この突出量が小さいと、使用中
に打撃振動等によりブロック5a,5bが縮むようなト
ラブルが生じやすく、逆に突出量が大きいと、ブロック
5a,5bの直状端面の当接部の長さ寸法が小さくな
り、ブロック5a,5b破損の原因になりやすい。
であり、十分な剪断力をえることができるとともに、ブ
ロック軸の軸径、外周刃の突出量並びにブロック軸の長
さ寸法、デバイスのブロック軸挿入孔の位置等の有効適
切な範囲を設定することによって、工具寿命を長くで
き、かつ掘削効率の向上が図れる掘削工具を提供するこ
とを目的としている。
に、この発明の掘削工具は、回転力のみにより掘削を行
う掘削工具であって、回転力を受けるデバイスの底面
に、該デバイスの中心に対して点対称にそれぞれブロッ
ク軸を軸回りに回動自在に嵌入し、それぞれのブロック
軸の先端部に、前記デバイスの径とほぼ同径の略半円形
状をなしかつ先端面に刃体が植設されたブロックをそれ
ぞれの直状端面を対向させて設け、前記ブロック軸の位
置を、前記デバイスが掘削方向に回転した際に、前記両
ブロックのそれぞれ一方の端部が共にデバイスの外周面
より所定の掘削量分だけ突出し、かつそのブロックの拡
径時の際に両ブロックの直状端面が互いに当接するよう
デバイスの中心から偏心させてなり、上記デバイス底面
に設けたブロック軸の挿入孔の内径(d)とブロック拡
径時におけるブロック端部間の距離(l)との比(d/
l)を0.22〜0.34の範囲内に設定し、上記刃体の
切刃部を円板状に構成すると共にその刃面を上記デバイ
スの回転方向側に向けたものである。
法を、ブロック軸の外径の1.5〜2.5倍の範囲内に設
定すると、ブロック軸の耐久性が向上するとともに、材
料の節約になるので好ましい。
たブロック軸の挿入孔の軸心を、デバイス底面の中心位
置からデバイス先端の直径(B)×(0.2〜0.3)
の範囲内に離間した位置に設定すると、ブロック軸の挿
入孔の内径(d)とブロック拡径時におけるブロック端
部間の距離(l)との比(d/l)を0.22〜0.34
の範囲内に有効に収めることが可能になる。
回転力のみにより掘削を行う掘削工具であって、回転力
を受けるデバイスの底面に、該デバイスの中心に対して
点対称にそれぞれブロック軸を軸回りに回動自在に嵌入
し、それぞれのブロック軸の先端部に、前記デバイスの
径とほぼ同径の略半円形状をなしかつ先端面に刃体が植
設されたブロックをそれぞれの直状端面を対向させて設
け、前記ブロック軸の位置を、前記デバイスが掘削方向
に回転した際に、前記両ブロックのそれぞれ一方の端部
が共にデバイスの外周面より所定の掘削量分だけ突出
し、かつそのブロックの拡径時の際に両ブロックの直状
端面が互いに当接するようデバイスの中心から偏心させ
てなり、上記ブロックの回転角度を、ブロック軸の軸心
を結ぶ線分の中心線に対して10°〜35°の範囲に設
定し、上記刃体の切刃部を円板状に構成すると共にその
刃面を上記デバイスの回転方向側に向けることもでき
る。
がデバイスの回転方向を向いているので、デバイスを回
転させて掘削を行った際に、切刃部により掘削孔の壁面
に十分な剪断力が作用し、よって回転力による掘削を効
果的に行うことができる。また、ブロック軸の挿入孔の
内径(d)とブロック拡径時におけるブロック端部間の
距離(l)との比(d/l)が0.22以下であると、
ブロック軸の径が小さくなり、ブロック軸の強度が小さ
くなって、ブロック軸が破損しやすくなる。
ブロック拡径時におけるブロック端部間の距離(l)と
の比(d/l)が0.34よりも大きくなると、ブロッ
ク軸の強度を大きくすることができるが、挿入孔の内径
が大きくなる分、デバイス側の肉厚が薄くなり、デバイ
スの耐久性がなくなり工具寿命を短くする結果となる。
ものである。これらの図に示す掘削工具は、基本的に
は、図10ないし図12に示す掘削工具と基本的構成は
同様であり、回転力を受けるデバイス10の底面に、該
デバイス10の中心に対して点対称にそれぞれブロック
軸20を軸回りに回動自在に嵌入し、それぞれのブロッ
ク軸20の先端部に、前記デバイス10の径とほぼ同径
の略半円形状をなしかつ先端面に刃体21が植設された
ブロック22をそれぞれの直状端面22aを対向させて
設け、前記ブロック軸20の位置を、前記デバイス10
が掘削方向に回転した際に、前記両ブロック22のそれ
ぞれ一方の端部が共にデバイス10の外周面より所定の
掘削量分だけ突出し、かつそのブロック22の拡径時の
際に両ブロック22の直状端面22aが互いに当接する
ようデバイス10の中心から偏心させた構成になってい
る。
ようにデバイス10の底面に設けたブロック軸20の挿
入孔11の内径(d)とブロック22の拡径時(ブロッ
ク22の直状端面22aの一端部がデバイス10の外周
面より所定量だけ突出した時)におけるブロック端部間
の距離(l)との比(d/l)を0.22〜0.34の範
囲内に設定するととともに、図7に示すように、刃体2
1の切刃部21bをデバイス10の回転方向側に向けて
なることを最大の特徴としており、また、一方において
本発明では、ブロック22の回転角度αを、ブロック軸
20の軸心Gを結ぶ線分XーYの中心線WーZに対して
10°〜35°の範囲に設定してなることを特徴として
いる。
軸20を配設するために、デバイス底面に設けたブロッ
ク軸20の挿入孔11の軸心を、デバイス底面の中心位
置からデバイス先端の直径(B)×(0.2〜0.3)の
範囲内に離間した位置に設定したことを特徴としている
(図4参照)。
径(d)とブロック拡径時におけるブロック端部間の距
離(l)との比(d/l)を0.22以上としたのは、
ブロック軸20の挿入孔11の内径(d)とブロック拡
径時におけるブロック端部間の距離(l)との比(d/
l)が0.22以下であると、ブロック軸20の径が小
さくなり、ブロック軸20の強度が小さくなって、ブロ
ック軸20が破損しやすくなるからであり、また、ブロ
ック軸20の挿入孔11の内径(d)とブロック拡径時
におけるブロック端部間の距離(l)との比(d/l)
が0.34よりも大きくなると、ブロック軸20の強度
を大きくすることができる反面、挿入孔11の内径dが
大きくなる分、デバイス10側の肉厚が薄くなり、デバ
イスの耐久性がなくなり工具寿命を短くする結果となる
からである。
ないし図3に示すように、ブロック軸20の軸心Gを結
ぶ線分XーYの中心線WーZに対して10°〜35°の
範囲に設定したのは、回転角度αがブロック軸20の軸
心Gを結ぶ線分XーYの中心線WーZに対して10°よ
りも小さいと、使用中に打撃振動などにより、ブロック
22が縮んだりするトラブルが発生しやすくなるからで
あり、また、回転角度αがブロック軸20の軸心Gを結
ぶ線分XーYの中心線WーZに対して35°より大きい
と、ブロック22の直状端面の当接面の距離mが短くな
り、刃体21のオーバーハングが大となって首折れの原
因となるからである。
面に設けたブロック軸の挿入孔の軸心を、デバイス底面
の中心位置からデバイス先端の直径(B)×(0.2〜
0.3)の範囲内に離間した位置に設定したのは、軸心
のデバイス中心からの離間距離をデバイス先端の直径
(B)×0.2以下にすると、2つのブロック軸20の
距離が近すぎて、ブロック軸20の軸径が小さくなり、
ブロック軸20が折れ易くなるからであり、また逆に、
軸心のデバイス中心からの離間距離をデバイス先端の直
径(B)×0.3以上の範囲にすると、デバイスの外周
と挿入孔11との距離が短くなり、デバイス自身にクラ
ックが発生しやすくなるためである。
11は、デバイス10の中心からずらされてかつデバイ
ス10の中心に対して点対称になるように形成されてお
り、より具体的には、図1および図4に示すように、そ
の軸心Gがデバイス底面の中心位置Cからデバイス先端
の直径(B)×(0.2〜0.3)の範囲内に離間した位
置に設定されて設けられている。
0が回転自在にかつ抜け止めされて嵌入されており、ま
たこのブロック軸20の抜け止めは、例えばブロック軸
20が挿入孔11に嵌入された状態でデバイス10のピ
ン孔18から係止ピン17が挿入され、該係止ピン17
がブロック軸20の外周部に形成された切欠部20aに
係合することによって行われるものである。
構成について説明すると、これらブロック軸20とブロ
ック22とは互いに直交して設けられたもので、ブロッ
ク軸20とブロック22とを一体に形成しても良く、ま
た別体に構成しボルト等で連結しても良いものである。
に示すように、その長さ寸法Lがブロック軸20の外径
Dの1.5〜2.5倍の範囲内になるように形成されて
おり、また、ブロック軸20の外周には、図5及び図6
に示すように、係止ピン17が挿入される切欠部20a
が形成されている。
する角度に相当する位置にのみブロック軸20の外周が
切り欠かれた構成とされており、また、係止ピン17の
直径aよりもブロック軸22の軸方向に長く切り欠かれ
た基本構造となっている。
ピン17の外径の約1/3程度となるように設定し、よ
り具体的には4〜8mm程度の大きさとなるように形成
するものである。
図9に示すように、底面視略扇状(実施例では半円形
状)に形成された同一形状のもので、その扇状の半径は
デバイス10の半径と略同じ値に設定されている。ブロ
ック22は直状端面22aを互いに対向させてしかもそ
れらブロックの円弧部22bが全体で略円を形成するよ
うに配される。
部には、外方に向かうに従って漸次デバイス10の軸方
向基端側に傾斜する22cが形成されており、この傾斜
面22cと上記ブロック22の上面には多数の刃体21
…が設けられている。
あり、一端部がブロック22の先端面に植設固定された
断面L字状の突部21aと、この突部21aの他端部に
接合された切刃部21bとから構成されている。この切
刃部21bは円板状のものであり、超硬基板21cと多
結晶ダイヤモンド層21dとの一体積層構造となってい
る。そして、各刃体21は刃面となるダイヤモンド層2
1dを上記デバイス10の回転方向側に向けられてい
る。
が矢印X方向へ回転されると、ブロック軸20およびブ
ロック22がデバイス10と一体的に同方向へ回転す
る。ブロック22が掘削方向に回転すると、該ブロック
22は掘削抵抗によりブロック軸20を中心に自転し、
ブロック22の直上端面の一端がデバイス10の外周面
より突出し、この部分が外周刃として機能する。
各ブロック22の直上端面22aが相互に当接し、これ
が互いにストッパの機能を果たして、各ブロック22の
それ以上の自転を規制する。この状態でブロック22が
デバイス10の回転力を受けて刃体21により地中を掘
削する。
1の切刃部21bのダイヤモンド層21dがデバイス1
0の回転方向側を向いているので、デバイス10を回転
させて掘削を行った際に、このダイヤモンド層21dに
より掘削孔の壁面に十分な剪断力が作用して、回転のみ
による掘削でも小さい荷重で速い掘削速度を得ることが
できる。
(d)とブロック22の拡径時におけるブロック端部間
の距離(l)との比(d/l)を0.22〜0.34の範
囲内に設定したので、ブロック軸20の強度並びにデバ
イス10の耐久性を最も効果的に向上させることができ
る。
ロック軸20の外径の1.5〜2.5倍の範囲内に設定し
たので、前記効果に加えてより一層ブロック軸20の耐
久性が向上させることができ、また材料の節約を図るこ
とができる。
20の挿入孔11の軸心を、デバイス底面の中心位置か
らデバイス先端の直径(B)×(0.2〜0.3)の範囲
内に離間した位置に設定したので、ブロック軸20の挿
入孔11の内径(d)とブロック拡径時におけるブロッ
ク端部間の距離(l)との比(d/l)を0.22〜0.
34の範囲内に有効に収めることが可能になる。
ク軸20の軸心を結ぶ線分の中心線に対して10°〜3
5°の範囲に設定するようにしたので、前記と同様に、
工具寿命を長くできるとともに、掘削効率の向上が図れ
る掘削工具を提供することができる。
の掘削工具によれば、刃体の切刃部がデバイスの回転方
向側を向いているので、デバイスを回転させて掘削を行
った際に、切刃部により掘削孔の壁面に十分な剪断力が
作用する。したがって、回転のみによる掘削に好適なも
のとなる。
挿入孔の内径(d)とブロック拡径時におけるブロック
端部間の距離(l)との比(d/l)を0.22〜0.3
4の範囲内に設定したので、ブロック軸の強度並びにデ
バイスの耐久性を最も効果的に向上させることができ、
この結果、工具寿命を長くできるとともに、掘削効率の
向上が図れる掘削工具を提供することができるといった
優れた効果を奏することができる。
の長さ寸法を、ブロック軸の外径の1.5〜2.5倍の範
囲内に設定したので、前記効果に加えてより一層ブロッ
ク軸の耐久性が向上させることができ、また材料の節約
を図ることができる。
ス底面に設けたブロック軸の挿入孔の軸心を、デバイス
底面の中心位置からデバイス先端の直径(B)×(0.
2〜0.3)の範囲内に離間した位置に設定したので、
ブロック軸の挿入孔の内径(d)とブロック拡径時にお
けるブロック端部間の距離(l)との比(d/l)を
0. 22〜0.34の範囲内に有効に収めることが可能
になる。
ロックの回転角度を、ブロック軸の軸心を結ぶ線分の中
心線に対して10°〜35°の範囲に設定するようにし
たので、前記と同様に、工具寿命を長くできるととも
に、掘削効率の向上が図れる掘削工具を提供することが
できるといった優れた効果を奏することができる。
平面図である。
と同様の平面図である
面図である。
である。
である。
である。
Claims (4)
- 【請求項1】 回転力のみにより掘削を行う掘削工具で
あって、 回転力を受けるデバイスの底面に、該デバイスの中心に
対して点対称にそれぞれブロック軸を軸回りに回動自在
に嵌入し、それぞれのブロック軸の先端部に、前記デバ
イスの径とほぼ同径の略半円形状をなしかつ先端面に刃
体が植設されたブロックをそれぞれの直状端面を対向さ
せて設け、前記ブロック軸の位置を、前記デバイスが掘
削方向に回転した際に、前記両ブロックのそれぞれ一方
の端部が共にデバイスの外周面より所定の掘削量分だけ
突出し、かつそのブロックの拡径時の際に両ブロックの
直状端面が互いに当接するようデバイスの中心から偏心
させてなり、 上記デバイス底面に設けたブロック軸の挿入孔の内径
(d)とブロック拡径時におけるブロック端部間の距離
(l)との比(d/l)を0.22〜0.34の範囲内に
設定し、上記刃体の切刃部を円板状に構成すると共にそ
の刃面を上記デバイスの回転方向側に向けたことを特徴
とする掘削工具。 - 【請求項2】 ブロック軸の長さ寸法を、ブロック軸の
外径の1.5〜2.5倍の範囲内に設定したことを特徴と
する請求項1記載の掘削工具。 - 【請求項3】 デバイス底面に設けたブロック軸の挿入
孔の軸心を、デバイス底面の中心位置からデバイス先端
の直径(B)×(0.2〜0.3)の範囲内に離間した位
置に設定したことを特徴とする請求項1記載の掘削工
具。 - 【請求項4】 回転力のみにより掘削を行う掘削工具で
あって、 回転力を受けるデバイスの底面に、該デバイスの中心に
対して点対称にそれぞれブロック軸を軸回りに回動自在
に嵌入し、それぞれのブロック軸の先端部に、前記デバ
イスの径とほぼ同径の略半円形状をなしかつ先端面に刃
体が植設されたブロックをそれぞれの直状端面を対向さ
せて設け、前記ブロック軸の位置を、前記デバイスが掘
削方向に回転した際に、前記両ブロックのそれぞれ一方
の端部が共にデバイスの外周面より所定の掘削量分だけ
突出し、かつそのブロックの拡径時の際に両ブロックの
直状端面が互いに当接するようデバイスの中心から偏心
させてなり、 上記ブロックの回転角度を、ブロック軸の軸心を結ぶ線
分の中心線に対して10°〜35°の範囲に設定し、上
記刃体の切刃部を円板状に構成すると共にその刃面を上
記デバイスの回転方向側に向けたことを特徴とする掘削
工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3071272A JP3067237B2 (ja) | 1991-04-03 | 1991-04-03 | 掘削工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3071272A JP3067237B2 (ja) | 1991-04-03 | 1991-04-03 | 掘削工具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0565787A JPH0565787A (ja) | 1993-03-19 |
JP3067237B2 true JP3067237B2 (ja) | 2000-07-17 |
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ID=13455919
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP3071272A Expired - Lifetime JP3067237B2 (ja) | 1991-04-03 | 1991-04-03 | 掘削工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Families Citing this family (4)
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JP4957440B2 (ja) | 2007-08-06 | 2012-06-20 | 三菱マテリアル株式会社 | 掘削工具 |
JP6088154B2 (ja) * | 2012-04-25 | 2017-03-01 | 三菱マテリアル株式会社 | 掘削工具 |
CN104712251B (zh) * | 2015-03-16 | 2016-11-02 | 中铁第四勘察设计院集团有限公司 | 扩底钻头及使用该扩底钻头进行混凝土结构后锚固的方法 |
-
1991
- 1991-04-03 JP JP3071272A patent/JP3067237B2/ja not_active Expired - Lifetime
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