JP3066579U - シュ―クリ―ム入りパン - Google Patents
シュ―クリ―ム入りパンInfo
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- JP3066579U JP3066579U JP1999006113U JP611399U JP3066579U JP 3066579 U JP3066579 U JP 3066579U JP 1999006113 U JP1999006113 U JP 1999006113U JP 611399 U JP611399 U JP 611399U JP 3066579 U JP3066579 U JP 3066579U
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- bread
- dough
- filling
- cream
- cream puff
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- Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 均一形状でシュー皮の風味が味わえる保存性
に優れたパンを提供する。 【解決手段】 シュークリーム1の表面全体をパン生地
2で包み込んで焼成することにより、シュークリーム1
のシュー皮1aで包まれたフィリング1bが加熱殺菌さ
れると共に、該シュー皮1aの外形状に沿った形状のパ
ン層2aが形成される。
に優れたパンを提供する。 【解決手段】 シュークリーム1の表面全体をパン生地
2で包み込んで焼成することにより、シュークリーム1
のシュー皮1aで包まれたフィリング1bが加熱殺菌さ
れると共に、該シュー皮1aの外形状に沿った形状のパ
ン層2aが形成される。
Description
【0001】
本考案は、例えばカスタードクリームなどのフィリングがシュー皮で包まれた シュークリームを中に入れたパンに関する。
【0002】
従来、この種のパンとして、例えば特公昭63−64178号公報に開示され る如くシュー生地が内部に包み込まれたパン生地を、熱処理してシュー生地を膨 張させることにより、内部に空洞を形成した空洞パンの製造方法や、特開昭62 −244335号公報に開示される如くシュー生地とパン生地とを組み合わせて 焼成することにより、シュー生地内部に空洞を形成してなる空洞パン並びにその 製造方法がある。 これらの空洞パンは、その焼成した後にフィリングを注入している。
【0003】
しかし乍ら、このような従来のパンでは、焼成によりシュー生地内部の水蒸気 圧を利用して空洞が膨張するため、焼成前の外形状やシュー生地及びパン生地の 重量比が僅かに相違しただけでも外形状や大きさが一定となり難く、均一形状の パンを作成するのが困難であるという問題がある。 また焼成後にフィリングを注入するため、耐熱性のないフィリングでも注入可 能であるという利点はあるものの保存性に劣り、これを防止するためには、事前 に殺菌処理されたフィリングを注入しなければならないという問題もある。
【0004】 本考案のうち請求項1記載の考案は、均一形状でシュー皮の風味が味わえる保 存性に優れたパンを提供することを目的としたものである。 請求項2記載の考案は、請求項1に記載の考案の目的に加えて、従来の一般的 なパンとの違いが顕著な白い上品な外観と甘さを控えてもっちりした食感のパン を提供することを目的としたものである。 請求項3記載の考案は、請求項1に記載の考案の目的に加えて、消費者の好み に応じて数多くのバリエーションを展開することを目的としたものである。
【0005】
前述した目的を達成するために、本考案のうち請求項1記載の考案は、フィリ ングがシュー皮で包まれたシュークリームの表面全体をパン生地で包み込み、焼 成してなることを特徴とするものである。 請求項2記載の考案は、請求項1記載の考案の構成に、前記パン生地が、甘さ を控えてもっちりした食感の白いパン生地であり、その表面にスターチを付けて 焼成してなる構成を加えたことを特徴とする。 請求項3記載の考案は、請求項1記載の考案の構成に、前記フィリングが複数 種類ある構成を加えたことを特徴とする。
【0006】
請求項1の考案は、シュークリームの表面全体をパン生地で包み込んで焼成す ることにより、シュークリームのシュー皮で包まれたフィリングが加熱殺菌され ると共に、該シュー皮の外形状に沿った形状のパン層が形成されるものである。 請求項2の考案は、請求項1記載の構成に対して、前記パン生地が、甘さを控 えてもっちりした食感の白いパン生地であり、その表面にスターチを付けて焼成 してなる構成を追加したので、甘さを控えてもっちりした食感の白いパン層の表 面に白いスターチが付着される。 請求項3の考案は、請求項1記載の構成に対して、前記フィリングが複数種類 ある構成を追加したので、異なるフィリングを入れた複数種類のパンが作製可能 となる。
【0007】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 この実施例は図1及び図2に示す如く、シュークリーム1の表面全体をパン生 地2で包み込んだ後、このパン生地2の表面にスターチ3を付け、発酵させてか ら焼成して完成品Aを得たものである。
【0008】 上記シュークリーム1は、シュー生地を焼成してなる空気分が多く含まれたフ カフカした状態のシュー皮1a内に、例えばカスタードクリームなどのフィリン グ1bを注入した従来から製造されているものであり、その表面全体をパン生地 2で包み込む。
【0009】 更に、上記パン生地2も、従来からパンを製造するために使用されているもの であり、本実施例では、甘さを控えてもっちりした食感の白いパン生地を使用し ている。
【0010】 そして、シュークリーム1を包み込んだパン生地2の表面には、本実施例の場 合、図2に示す如くスターチ3を付け、このままの状態で発酵させ、その焼成し て完成品Aが得られる。 この完成品Aは、図1に示す如くその中心部にフィリング1bがあり、その周 囲を空気分が多く含まれたフカフカした状態のシュー皮1aで覆い、その周囲は 、パン生地2からなる該シュー皮1aの外形状に沿った形状のパン層2aで覆わ れ、更にこのパン層2aの表面にはスターチ3が付着している。
【0011】 上述した焼成により、シュー皮1aの内部も約80〜90度に温度上昇して、 フィリング1bが加熱殺菌される。 その結果、均一形状でシュー皮の風味が味わえる保存性に優れたパンを提供で き、均一形状の完成品Aを安価で大量に生産可能となり、しかも事前に殺菌処理 されたフィリングを注入しなくとも保存性に優れて日持ちが良い。
【0012】 更に、甘さを控えてもっちりした食感の白いパン層2aの表面に白いスターチ 3が付着されることにより、白い上品な外観と甘さを控えてもっちりした食感の 完成品Aが得られ、従来の一般的な褐色のパンとの違いが顕著である。
【0013】 また、フィリング1bが例えばカスタードクリーム以外の耐熱性のあるものを 複数種類用意すれば、異なるフィリング1bを入れた複数種類の完成品Aが作製 可能となり、消費者の好みに応じて数多くのバリエーションを展開できる。
【0014】 一方、前記シュークリーム1は、シュー皮1aに空気分が含まれるだけでなく 、シュー皮1aの内部にはフィリング1bと共に空間部1cが形成されるため、 その表面全体をパン生地2で包み込む際には、包み込む際の負荷にもよるが、こ の負荷が大き過ぎた場合には、該シュー皮1aが潰れて壊れることも考えられる 。 これの解決策としては、シュークリーム1を潰れない程度に圧縮して、シュー 皮1aから空気分をある程度の排除すると共に、シュー皮1a内の空間部1cか らある程度の空気を排除し、この圧縮状態のままで冷凍するか、或いは圧縮せず に直接冷凍することにより、シュー皮1aの潰れを防止しても良い。
【0015】 尚、前示実施例では、パン生地2として甘さを控えてもっちりした食感の白い パン生地を使用したが、これに限定されず、それ以外のパン生地を使用しても良 い。 更にパン生地2の表面にスターチ3を付けて焼成したが、これも限定されず、 スターチ3を付けず焼成したり、或いはスターチ3以外のものを付けて焼成して も良い。
【0016】
以上説明したように、本考案のうち請求項1記載の考案は、シュークリームの 表面全体をパン生地で包み込んで焼成することにより、シュークリームのシュー 皮で包まれたフィリングが加熱殺菌されると共に、該シュー皮の外形状に沿った 形状のパン層が形成されるので、均一形状でシュー皮の風味が味わえる保存性に 優れたパンを提供できる。 従って、焼成前の外形状やシュー生地及びパン生地の重量比が僅かに相違だけ でも外形状や大きさが一定となり難い従来のものに比べ、均一形状のパンを安価 で大量に生産でき、しかも事前に殺菌処理されたフィリングを注入しなくとも保 存性に優れて日持ちが良い。
【0017】 請求項2の考案は、請求項1の考案の効果に加えて、甘さを控えてもっちりし た食感の白いパン層2aの表面に白いスターチが付着されるので、従来の一般的 なパンとの違いが顕著な白い上品な外観と甘さを控えてもっちりした食感のパン を提供できる。 従って、消費者に対し購買刺激を与えて商品価値を高められる。
【0018】 請求項3の考案は、請求項2の考案の効果に加えて、異なるフィリングを入れ た複数種類のパンが作製可能となるので、消費者の好みに応じて数多くのバリエ ーションを展開できる。
【図1】 本考案の一実施例を示すシュークリーム入り
パンの一部切欠斜視図である。
パンの一部切欠斜視図である。
【図2】 その製造工程を示す概略図である。
1 シュークリーム 1a シュー皮 1b フィリング 2 パン生地 3 スターチ
Claims (3)
- 【請求項1】 フィリング(1b)がシュー皮(1a)
で包まれたシュークリーム(1)の表面全体をパン生地
(2)で包み込み、焼成してなることを特徴としたシュ
ークリーム入りパン。 - 【請求項2】 前記パン生地(2)が、甘さを控えても
っちりした食感の白いパン生地であり、その表面にスタ
ーチ(3)を付けて焼成してなる請求項1記載のシュー
クリーム入りパン。 - 【請求項3】 前記フィリング(1b)が複数種類ある
請求項1記載のシュークリーム入りパン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999006113U JP3066579U (ja) | 1999-08-12 | 1999-08-12 | シュ―クリ―ム入りパン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999006113U JP3066579U (ja) | 1999-08-12 | 1999-08-12 | シュ―クリ―ム入りパン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3066579U true JP3066579U (ja) | 2000-02-25 |
Family
ID=43200140
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1999006113U Expired - Lifetime JP3066579U (ja) | 1999-08-12 | 1999-08-12 | シュ―クリ―ム入りパン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3066579U (ja) |
-
1999
- 1999-08-12 JP JP1999006113U patent/JP3066579U/ja not_active Expired - Lifetime
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Date | Code | Title | Description |
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