JP3066242B2 - 生鮮食品の保存方法 - Google Patents
生鮮食品の保存方法Info
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- JP3066242B2 JP3066242B2 JP6066610A JP6661094A JP3066242B2 JP 3066242 B2 JP3066242 B2 JP 3066242B2 JP 6066610 A JP6066610 A JP 6066610A JP 6661094 A JP6661094 A JP 6661094A JP 3066242 B2 JP3066242 B2 JP 3066242B2
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- food
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、寿司ネタ等の生鮮食品
を保存する方法に関するものである。
を保存する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より寿司屋や割烹料理店等において
は、ネタケースと称される保存ケースをカウンター上に
設置し、内部に収納した寿司ネタ(魚介類を中心とした
生鮮食品)等が顧客から見えるように冷却保存してい
た。即ち、従来のこの種ネタケースは、例えば実開昭6
3−159175号公報(F25D19/00)に開示
されているように、底壁となる断熱壁上に左右方向に延
在して、前後及び上面を透明ガラスにて囲繞された冷蔵
室を構成し、この冷蔵室の上部に、機械室の圧縮機等と
共に冷凍サイクルを構成する冷却器を架設して、冷気の
自然循環により冷蔵室を冷却していた。
は、ネタケースと称される保存ケースをカウンター上に
設置し、内部に収納した寿司ネタ(魚介類を中心とした
生鮮食品)等が顧客から見えるように冷却保存してい
た。即ち、従来のこの種ネタケースは、例えば実開昭6
3−159175号公報(F25D19/00)に開示
されているように、底壁となる断熱壁上に左右方向に延
在して、前後及び上面を透明ガラスにて囲繞された冷蔵
室を構成し、この冷蔵室の上部に、機械室の圧縮機等と
共に冷凍サイクルを構成する冷却器を架設して、冷気の
自然循環により冷蔵室を冷却していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、係る冷
却器からの冷気の自然循環による冷却では、冷蔵室(以
下、貯蔵室と称する)内に収納した寿司ネタから蒸発し
た水分が、霜となって冷却器に付着成長するため、寿司
ネタが乾燥してしまう問題があった。
却器からの冷気の自然循環による冷却では、冷蔵室(以
下、貯蔵室と称する)内に収納した寿司ネタから蒸発し
た水分が、霜となって冷却器に付着成長するため、寿司
ネタが乾燥してしまう問題があった。
【0004】特に、従来のネタケースは透明ガラスにて
囲繞された貯蔵室内に冷却器を設けていたため、上述の
如く霜が付着した冷却器が顧客に見える結果となり、美
観を著しく損ねて食欲を減退させてしまう問題もあっ
た。
囲繞された貯蔵室内に冷却器を設けていたため、上述の
如く霜が付着した冷却器が顧客に見える結果となり、美
観を著しく損ねて食欲を減退させてしまう問題もあっ
た。
【0005】そこで、従来では貯蔵室内底部に氷等の蓄
冷材を敷き詰めて、その上に寿司ネタを載置する方法が
取られる場合があった。係る方法によれば、氷が顧客か
ら見えるために美観が向上し、より食欲を増進させる効
果がある上、貯蔵室内の湿度を高く維持してネタの乾燥
を防ぐことができる。
冷材を敷き詰めて、その上に寿司ネタを載置する方法が
取られる場合があった。係る方法によれば、氷が顧客か
ら見えるために美観が向上し、より食欲を増進させる効
果がある上、貯蔵室内の湿度を高く維持してネタの乾燥
を防ぐことができる。
【0006】しかしながら、係る氷上における保冷では
冷蔵域(0℃以上)での保存となるか、或いは冷凍域
(−5℃以下)での保存となり、実質的に氷温域での保
存ができなくなる。何故ならば、氷温域とは氷点に極め
て近い−1℃前後の温度域であるのに対して、通常冷却
器に冷媒を供給する圧縮機は温度センサが検出するON
点まで温度が上昇した場合に起動され、OFF点まで降
下した場合に停止される。従って、このON点が氷点よ
り高い場合は勿論、零下の温度であったとしても、温度
がON点まで上昇して圧縮機が起動され、冷却作用が発
揮されるまでのタイムラグによって氷が融解してしまう
危険性が高い。貯蔵物(寿司ネタ)下の氷が融解する
と、冷却作用は融けた水を凍結させるために消費される
ようになるため、貯蔵物の温度低下は緩慢となると共
に、貯蔵物は氷点より低い温度で凍結することから、制
御用の温度センサの位置が氷に近い場合には、寿司ネタ
の温度が冷蔵域にあるうちに圧縮機が停止してしまうよ
うになる。一方、温度センサが冷却作用を最も受け難い
位置にある場合には、今度は貯蔵物の温度が冷凍域まで
低下してしまう危険性がある。このように、氷温域での
貯蔵物の保存は、水の凍結・融解の境界点での制御とな
るため、氷上に貯蔵物を置いた場合には何れにしても温
度制御が極めて不安定、且つ、難しいものとならざるを
得なくなる。そして、冷蔵域での保存の場合、どうして
も寿司ネタの腐敗が速く、長期間保存できない。また、
冷凍域での保存の場合、解凍時にドリップが発生するた
め、やはり寿司ネタの品質低下につながる。そのため、
閉店時にはネタケースから残った寿司ネタを全て取り出
し、別途設けた恒温庫等に移して氷温域の温度帯で保存
しなければならず、閉店・開店時の作業が煩雑なものと
なっていた。
冷蔵域(0℃以上)での保存となるか、或いは冷凍域
(−5℃以下)での保存となり、実質的に氷温域での保
存ができなくなる。何故ならば、氷温域とは氷点に極め
て近い−1℃前後の温度域であるのに対して、通常冷却
器に冷媒を供給する圧縮機は温度センサが検出するON
点まで温度が上昇した場合に起動され、OFF点まで降
下した場合に停止される。従って、このON点が氷点よ
り高い場合は勿論、零下の温度であったとしても、温度
がON点まで上昇して圧縮機が起動され、冷却作用が発
揮されるまでのタイムラグによって氷が融解してしまう
危険性が高い。貯蔵物(寿司ネタ)下の氷が融解する
と、冷却作用は融けた水を凍結させるために消費される
ようになるため、貯蔵物の温度低下は緩慢となると共
に、貯蔵物は氷点より低い温度で凍結することから、制
御用の温度センサの位置が氷に近い場合には、寿司ネタ
の温度が冷蔵域にあるうちに圧縮機が停止してしまうよ
うになる。一方、温度センサが冷却作用を最も受け難い
位置にある場合には、今度は貯蔵物の温度が冷凍域まで
低下してしまう危険性がある。このように、氷温域での
貯蔵物の保存は、水の凍結・融解の境界点での制御とな
るため、氷上に貯蔵物を置いた場合には何れにしても温
度制御が極めて不安定、且つ、難しいものとならざるを
得なくなる。そして、冷蔵域での保存の場合、どうして
も寿司ネタの腐敗が速く、長期間保存できない。また、
冷凍域での保存の場合、解凍時にドリップが発生するた
め、やはり寿司ネタの品質低下につながる。そのため、
閉店時にはネタケースから残った寿司ネタを全て取り出
し、別途設けた恒温庫等に移して氷温域の温度帯で保存
しなければならず、閉店・開店時の作業が煩雑なものと
なっていた。
【0007】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、単一のネタケースで閉店
時、開店時の何れにも対応することを目的とした生鮮食
品の保存方法を提供するものである。
るために成されたものであり、単一のネタケースで閉店
時、開店時の何れにも対応することを目的とした生鮮食
品の保存方法を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の手段として、請求項1の発明は、上面が開口し、冷却
器により冷却される貯蔵室を形成し、開店時には該貯蔵
室内に氷等の蓄冷材を収納した後、該蓄冷材の上に食品
を載置し、透視可能な透明蓋にて前記貯蔵室の上面開口
を開閉可能に閉塞すると共に、閉店時には前記蓄冷材を
撤去した後、断熱蓋にて前記開口を閉塞し、前記冷却器
により前記食品を氷温域にて冷却保存する生鮮食品の保
存方法を提供する。
の手段として、請求項1の発明は、上面が開口し、冷却
器により冷却される貯蔵室を形成し、開店時には該貯蔵
室内に氷等の蓄冷材を収納した後、該蓄冷材の上に食品
を載置し、透視可能な透明蓋にて前記貯蔵室の上面開口
を開閉可能に閉塞すると共に、閉店時には前記蓄冷材を
撤去した後、断熱蓋にて前記開口を閉塞し、前記冷却器
により前記食品を氷温域にて冷却保存する生鮮食品の保
存方法を提供する。
【0009】また、請求項2の発明は、上面が開口し、
冷却器により冷却される貯蔵室を形成し、開店時には該
貯蔵室内に氷等の蓄冷材を前記冷却器より上方となるよ
うに収納した後、前記蓄冷材の上に食品を載置し、透視
可能な透明蓋にて前記貯蔵室の上面開口を開閉可能に閉
塞すると共に、閉店時には前記蓄冷材を撤去した後、断
熱蓋にて前記開口を閉塞し、前記冷却器により前記食品
を氷温域にて冷却保存する生鮮食品の保存方法を提供す
る。
冷却器により冷却される貯蔵室を形成し、開店時には該
貯蔵室内に氷等の蓄冷材を前記冷却器より上方となるよ
うに収納した後、前記蓄冷材の上に食品を載置し、透視
可能な透明蓋にて前記貯蔵室の上面開口を開閉可能に閉
塞すると共に、閉店時には前記蓄冷材を撤去した後、断
熱蓋にて前記開口を閉塞し、前記冷却器により前記食品
を氷温域にて冷却保存する生鮮食品の保存方法を提供す
る。
【0010】更に、請求項3の発明は、上面が開口し、
冷却器により冷却される貯蔵室を形成し、前記開口周囲
に木製の枠を設けると共に、該枠に選択的に設けられる
透視可能な透明蓋及び断熱蓋を備え、開店時には前記貯
蔵室内に氷等の蓄冷材を収納した後、該蓄冷材の上に食
品を載置し、透明蓋にて貯蔵室の上面開口を開閉可能に
閉塞すると共に、閉店時には前記蓄冷材を撤去した後、
前記断熱蓋にて前記開口を閉塞し、前記冷却器により前
記食品を氷温域にて冷却保存する生鮮食品の保存方法を
提供する。
冷却器により冷却される貯蔵室を形成し、前記開口周囲
に木製の枠を設けると共に、該枠に選択的に設けられる
透視可能な透明蓋及び断熱蓋を備え、開店時には前記貯
蔵室内に氷等の蓄冷材を収納した後、該蓄冷材の上に食
品を載置し、透明蓋にて貯蔵室の上面開口を開閉可能に
閉塞すると共に、閉店時には前記蓄冷材を撤去した後、
前記断熱蓋にて前記開口を閉塞し、前記冷却器により前
記食品を氷温域にて冷却保存する生鮮食品の保存方法を
提供する。
【0011】更にまた、請求項4の発明は、上面が開口
し、冷却器により冷却される貯蔵室を形成し、前記開口
周囲に木製の枠を設けると共に、該枠に選択的に設けら
れる透視可能な透明蓋及び断熱蓋を備え、開店時には貯
蔵室内に氷等の蓄冷材を前記冷却器より上方となるよう
に収納した後、前記蓄冷材の上に食品を載置し、透明蓋
にて前記貯蔵室の上面開口を開閉可能に閉塞すると共
に、閉店時には前記蓄冷材を撤去した後、前記断熱蓋に
て前記開口を閉塞し、前記冷却器により前記食品を氷温
域にて冷却保存する生鮮食品の保存方法を提供する。
し、冷却器により冷却される貯蔵室を形成し、前記開口
周囲に木製の枠を設けると共に、該枠に選択的に設けら
れる透視可能な透明蓋及び断熱蓋を備え、開店時には貯
蔵室内に氷等の蓄冷材を前記冷却器より上方となるよう
に収納した後、前記蓄冷材の上に食品を載置し、透明蓋
にて前記貯蔵室の上面開口を開閉可能に閉塞すると共
に、閉店時には前記蓄冷材を撤去した後、前記断熱蓋に
て前記開口を閉塞し、前記冷却器により前記食品を氷温
域にて冷却保存する生鮮食品の保存方法を提供する。
【0012】
【作用】請求項1の発明において、開店時には貯蔵室内
に氷を収納した後、この氷の上に食品を載置し、透視可
能な透明蓋にて前記貯蔵室の上面開口を開閉可能に閉塞
することにより、貯蔵室内を高湿度に保持することがで
き、透明蓋であるため顧客から貯蔵室内が見えても、氷
が敷き詰めてある関係上、美観を損ねることも防止する
ことができる。更に、閉店時には前記氷を撤去した後、
断熱蓋にて前記開口を閉塞することにより、食品を氷温
域にて冷却保存することができる。
に氷を収納した後、この氷の上に食品を載置し、透視可
能な透明蓋にて前記貯蔵室の上面開口を開閉可能に閉塞
することにより、貯蔵室内を高湿度に保持することがで
き、透明蓋であるため顧客から貯蔵室内が見えても、氷
が敷き詰めてある関係上、美観を損ねることも防止する
ことができる。更に、閉店時には前記氷を撤去した後、
断熱蓋にて前記開口を閉塞することにより、食品を氷温
域にて冷却保存することができる。
【0013】また、請求項2の発明においては、開店時
には貯蔵室内に氷を前記冷却器より上方となるように収
納した後、この氷の上に食品を載置し、透視可能な透明
蓋にて前記貯蔵室の上面開口を開閉可能に閉塞すること
により、前記冷却器への霜付きによる貯蔵室内湿度の低
下を防止することができる。更に、閉店時には前記蓄冷
材を撤去した後、断熱蓋にて前記開口を閉塞することに
より、食品を氷温域にて冷却保存することができる。
には貯蔵室内に氷を前記冷却器より上方となるように収
納した後、この氷の上に食品を載置し、透視可能な透明
蓋にて前記貯蔵室の上面開口を開閉可能に閉塞すること
により、前記冷却器への霜付きによる貯蔵室内湿度の低
下を防止することができる。更に、閉店時には前記蓄冷
材を撤去した後、断熱蓋にて前記開口を閉塞することに
より、食品を氷温域にて冷却保存することができる。
【0014】更に、請求項3の発明においては、開店時
には前記貯蔵室内に氷を収納した後、この氷の上に食品
を載置し、貯蔵室の上面開口周囲に設けられた木製の枠
に透明蓋を設けて貯蔵室の上面開口を閉塞することによ
り、顧客から貯蔵室内が見えても、氷により美観を損ね
ることなく、更に枠に結露することも防止することがで
きるため、全体的に美観を損ねることを防止することが
できる。更に、閉店時には前記氷を撤去した後、断熱蓋
にて前記開口を閉塞することにより、食品を氷温域にて
冷却保存することができる。
には前記貯蔵室内に氷を収納した後、この氷の上に食品
を載置し、貯蔵室の上面開口周囲に設けられた木製の枠
に透明蓋を設けて貯蔵室の上面開口を閉塞することによ
り、顧客から貯蔵室内が見えても、氷により美観を損ね
ることなく、更に枠に結露することも防止することがで
きるため、全体的に美観を損ねることを防止することが
できる。更に、閉店時には前記氷を撤去した後、断熱蓋
にて前記開口を閉塞することにより、食品を氷温域にて
冷却保存することができる。
【0015】請求項4の発明においては、開店時には貯
蔵室内に氷を前記冷却器より上方となるように収納した
後、この氷の上に食品を載置し、透視可能な透明蓋にて
前記貯蔵室の上面開口を開閉可能に閉塞することによ
り、前記冷却器への霜付きによる貯蔵室内湿度の低下を
防止することができる。また、貯蔵室の上面開口周囲に
設けられた木製の枠に透明蓋を設けて貯蔵室の上面開口
を閉塞することにより、顧客から貯蔵室内が見えても、
氷により美観を損ねることなく、更に枠に結露すること
も防止することができるため、全体的に美観を損ねるこ
とを防止することができる。更に、閉店時には前記氷を
撤去した後、断熱蓋にて前記開口を閉塞することによ
り、食品を氷温域にて冷却保存することができる。
蔵室内に氷を前記冷却器より上方となるように収納した
後、この氷の上に食品を載置し、透視可能な透明蓋にて
前記貯蔵室の上面開口を開閉可能に閉塞することによ
り、前記冷却器への霜付きによる貯蔵室内湿度の低下を
防止することができる。また、貯蔵室の上面開口周囲に
設けられた木製の枠に透明蓋を設けて貯蔵室の上面開口
を閉塞することにより、顧客から貯蔵室内が見えても、
氷により美観を損ねることなく、更に枠に結露すること
も防止することができるため、全体的に美観を損ねるこ
とを防止することができる。更に、閉店時には前記氷を
撤去した後、断熱蓋にて前記開口を閉塞することによ
り、食品を氷温域にて冷却保存することができる。
【0016】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の実施例を詳述す
る。図1は本発明を実施するネタケースの断面図、図2
は蓄冷部材である氷を仕切板上に載置した場合、即ち開
店時の使用状態を示したネタケースの断面図、図3は氷
を撤去して仕切板上に貯蔵品を載置した場合、即ち閉店
時の使用状態を示したネタケースの断面図、図4は温度
検知部の横側断面図、図5は本発明を具備するネタケー
ス本体の斜視図、図6は本発明を具備するネタケースの
設置状態を示す斜視図、図7は本発明を具備するネタケ
ースの温度制御図、図8は図2の状態、即ち開店時の貯
蔵室内温度制御を示す温度制御図、図9は図3の状態、
即ち閉店時の貯蔵室内温度制御を示す温度制御図であ
る。
る。図1は本発明を実施するネタケースの断面図、図2
は蓄冷部材である氷を仕切板上に載置した場合、即ち開
店時の使用状態を示したネタケースの断面図、図3は氷
を撤去して仕切板上に貯蔵品を載置した場合、即ち閉店
時の使用状態を示したネタケースの断面図、図4は温度
検知部の横側断面図、図5は本発明を具備するネタケー
ス本体の斜視図、図6は本発明を具備するネタケースの
設置状態を示す斜視図、図7は本発明を具備するネタケ
ースの温度制御図、図8は図2の状態、即ち開店時の貯
蔵室内温度制御を示す温度制御図、図9は図3の状態、
即ち閉店時の貯蔵室内温度制御を示す温度制御図であ
る。
【0017】図1乃至図3及び図5に示す1はネタケー
ス本体で、図6に示す如く寿司屋等のカウンター30に
設置されるもので、本実施例の場合このカウンター30
は、顧客側を大理石にて形成し、ネタケース1が設置さ
れる側を桧にて形成したものである。また、31は顧客
が腰掛ける椅子である。この様に設置されるネタケース
1は、後板より前板の方が低く、上面が開口している外
箱2と、この外箱2内に収納され、熱良導性の部材にて
形成されると共に、前記外箱2同様に後板より前板の方
が低く上面が開口している内箱3と、この内箱3及び前
記外箱2間に発泡充填される断熱材5とにより構成され
る。また、前記外箱2の前板には前板段部2Aが形成さ
れており、上端は内方に折曲した外箱前板フランジ2B
が形成されている。更に後板には後板段部2Cが形成さ
れ、上端は内方に折曲した外箱後板フランジ2Dが形成
されている。また、前記内箱3の前板の上端は外方に折
曲された内箱前板フランジ3Aが形成されており、後板
にも内箱後板フランジ3Bが形成されている。これらの
各フランジ2B、2D、3A、3Bの位置関係を説明す
ると、外箱前板フランジ2Bの上方に断熱スペーサ5A
を介して内箱前板フランジ3Aが位置し、外箱後板フラ
ンジ2Dの上方にやはり断熱スペーサ5Bを介して内箱
後板フランジ3Bが位置し、これら断熱スペーサ5A、
5Bにて断熱材5中への水分の侵入を防止する。尚、9
Aは前板段部2Aの垂直壁の断熱材5側に接触して設け
られた前板ヒータで、9Bは後板段部2Cの水平壁の断
熱材5側に接触して設けられた後板ヒータで、露付きを
防止する目的で設けられている。
ス本体で、図6に示す如く寿司屋等のカウンター30に
設置されるもので、本実施例の場合このカウンター30
は、顧客側を大理石にて形成し、ネタケース1が設置さ
れる側を桧にて形成したものである。また、31は顧客
が腰掛ける椅子である。この様に設置されるネタケース
1は、後板より前板の方が低く、上面が開口している外
箱2と、この外箱2内に収納され、熱良導性の部材にて
形成されると共に、前記外箱2同様に後板より前板の方
が低く上面が開口している内箱3と、この内箱3及び前
記外箱2間に発泡充填される断熱材5とにより構成され
る。また、前記外箱2の前板には前板段部2Aが形成さ
れており、上端は内方に折曲した外箱前板フランジ2B
が形成されている。更に後板には後板段部2Cが形成さ
れ、上端は内方に折曲した外箱後板フランジ2Dが形成
されている。また、前記内箱3の前板の上端は外方に折
曲された内箱前板フランジ3Aが形成されており、後板
にも内箱後板フランジ3Bが形成されている。これらの
各フランジ2B、2D、3A、3Bの位置関係を説明す
ると、外箱前板フランジ2Bの上方に断熱スペーサ5A
を介して内箱前板フランジ3Aが位置し、外箱後板フラ
ンジ2Dの上方にやはり断熱スペーサ5Bを介して内箱
後板フランジ3Bが位置し、これら断熱スペーサ5A、
5Bにて断熱材5中への水分の侵入を防止する。尚、9
Aは前板段部2Aの垂直壁の断熱材5側に接触して設け
られた前板ヒータで、9Bは後板段部2Cの水平壁の断
熱材5側に接触して設けられた後板ヒータで、露付きを
防止する目的で設けられている。
【0018】また、上述したネタケース1は上面開口周
囲に木製(例えば桧)の枠10を設けており、この枠1
0の前の縁部10Aが前記外箱2の前板段部2Aに、後
の縁部10Bが後板段部2Cに載置される様に構成され
ている。そして、開店時には、図1及び図2に示す如く
ガラスやアクリル等の透明部材にて形成されると共に、
把手12Aが一体形成されている透明蓋12にて閉塞
し、閉店時には、図3に示す如くウレタン等の断熱部材
で形成された断熱蓋11にて閉塞する。また、前記枠1
0の開口を仕切る仕切枠13は透明なアクリル等の部材
にて形成されている。尚、前記枠10は設置されるカウ
ンターと同一の部材にて形成することにより、一体感の
あるデザインとすることができる。
囲に木製(例えば桧)の枠10を設けており、この枠1
0の前の縁部10Aが前記外箱2の前板段部2Aに、後
の縁部10Bが後板段部2Cに載置される様に構成され
ている。そして、開店時には、図1及び図2に示す如く
ガラスやアクリル等の透明部材にて形成されると共に、
把手12Aが一体形成されている透明蓋12にて閉塞
し、閉店時には、図3に示す如くウレタン等の断熱部材
で形成された断熱蓋11にて閉塞する。また、前記枠1
0の開口を仕切る仕切枠13は透明なアクリル等の部材
にて形成されている。尚、前記枠10は設置されるカウ
ンターと同一の部材にて形成することにより、一体感の
あるデザインとすることができる。
【0019】また、4は内箱3にて区画形成され、内部
に魚介類等の生鮮食品(食品)7を貯蔵する貯蔵室で、
前記内箱3の底板3C及び後板下部の断熱材5側に接触
して設けられ、図示しない機械室内に設けられた圧縮
機、凝縮器等と冷凍サイクルを構成する冷却パイプ6に
て貯蔵室4内に収納された食品7を冷却するものであ
る。また貯蔵室4の底板3Cにはドレンソケット8が設
けられており、このドレンソケット8にて貯蔵室4内に
発生した水を貯蔵室4外に排出するものである。尚、図
2及び図3に示す14は食品7を載置するための載置皿
で、15は氷等の蓄冷部材16を載置するための仕切板
で、内箱3の前板近傍に設けられた前部支持部材17A
と、この前部支持部材17Aより高く形成され、内箱3
の後板近傍に設けられた後部支持部材17Bによって、
顧客から見やすい様に傾斜状に支持されている。ここ
で、各支持部材17にて底板3Cと仕切板15との間に
隙間を形成しているため、冷却パイプ6による直接的冷
却は防止でき、空気層を介して間接的に冷却することが
できる。このため、食品7を均一に冷却することができ
る。
に魚介類等の生鮮食品(食品)7を貯蔵する貯蔵室で、
前記内箱3の底板3C及び後板下部の断熱材5側に接触
して設けられ、図示しない機械室内に設けられた圧縮
機、凝縮器等と冷凍サイクルを構成する冷却パイプ6に
て貯蔵室4内に収納された食品7を冷却するものであ
る。また貯蔵室4の底板3Cにはドレンソケット8が設
けられており、このドレンソケット8にて貯蔵室4内に
発生した水を貯蔵室4外に排出するものである。尚、図
2及び図3に示す14は食品7を載置するための載置皿
で、15は氷等の蓄冷部材16を載置するための仕切板
で、内箱3の前板近傍に設けられた前部支持部材17A
と、この前部支持部材17Aより高く形成され、内箱3
の後板近傍に設けられた後部支持部材17Bによって、
顧客から見やすい様に傾斜状に支持されている。ここ
で、各支持部材17にて底板3Cと仕切板15との間に
隙間を形成しているため、冷却パイプ6による直接的冷
却は防止でき、空気層を介して間接的に冷却することが
できる。このため、食品7を均一に冷却することができ
る。
【0020】また、上述したネタケース1の貯蔵室4内
の温度を制御する場合、内箱3後板の断熱材5側であっ
て、且つ内箱後板に設けられた冷却パイプ6より上方に
位置する温度検知部18内に感温部材(以下、センサー
と称する)19を設け、このセンサー19にて温度制御
を行うものである。
の温度を制御する場合、内箱3後板の断熱材5側であっ
て、且つ内箱後板に設けられた冷却パイプ6より上方に
位置する温度検知部18内に感温部材(以下、センサー
と称する)19を設け、このセンサー19にて温度制御
を行うものである。
【0021】この温度検知部18は、図4に示す如く、
断熱材5の内箱3側に感温空間を形成するセンサーカバ
ー20と、このセンサーカバー20の感温空間側にスペ
ーサ21を介して設けられたセンサー取付用のクリップ
22にて固定されたセンサー19と、センサーカバー2
0の外箱2側に設けられ、前記断熱材5とは別部材の発
泡スチロールや木片等にて構成された断熱部材23と、
この断熱部材23の横に形成され、センサー19の接続
具24を収納する接続具収納部25と、この接続具収納
部25を閉塞すると共に、前記断熱部材23を押止する
閉塞部材26とより構成され、前記センサーカバー20
の下面は前部が下方曲面状に折曲形成されており、この
先端部分の内箱3、即ちセンサーカバー20下フランジ
と内箱3の接触部分の上部には、感温空間内にて結露し
た水分を貯蔵室4内に排水する排水孔3Dが形成されて
いる。尚センサーカバー20の外箱2側にはセンサー1
9の配線を引き出すための孔27が形成されている。
断熱材5の内箱3側に感温空間を形成するセンサーカバ
ー20と、このセンサーカバー20の感温空間側にスペ
ーサ21を介して設けられたセンサー取付用のクリップ
22にて固定されたセンサー19と、センサーカバー2
0の外箱2側に設けられ、前記断熱材5とは別部材の発
泡スチロールや木片等にて構成された断熱部材23と、
この断熱部材23の横に形成され、センサー19の接続
具24を収納する接続具収納部25と、この接続具収納
部25を閉塞すると共に、前記断熱部材23を押止する
閉塞部材26とより構成され、前記センサーカバー20
の下面は前部が下方曲面状に折曲形成されており、この
先端部分の内箱3、即ちセンサーカバー20下フランジ
と内箱3の接触部分の上部には、感温空間内にて結露し
た水分を貯蔵室4内に排水する排水孔3Dが形成されて
いる。尚センサーカバー20の外箱2側にはセンサー1
9の配線を引き出すための孔27が形成されている。
【0022】以下本発明の要旨、即ち生鮮食品の保存方
法を説明する。以上の構成に於いて図7を参照して動作
の説明をすると、本実施例での温度範囲は氷温域(−2
℃〜0℃、更に限定するならば−1.5℃〜−0.5
℃)から35℃までの温度帯で使用可能なネタケース1
で、設定温度(Ts)に対してTs+αで圧縮機がON
し、Ts−αで圧縮機がOFFする様に制御されるもの
である。基本的には昼間の開店時であっても、夜間の閉
店時であっても同じ制御を行い、実際は常に−1℃に設
定されている。
法を説明する。以上の構成に於いて図7を参照して動作
の説明をすると、本実施例での温度範囲は氷温域(−2
℃〜0℃、更に限定するならば−1.5℃〜−0.5
℃)から35℃までの温度帯で使用可能なネタケース1
で、設定温度(Ts)に対してTs+αで圧縮機がON
し、Ts−αで圧縮機がOFFする様に制御されるもの
である。基本的には昼間の開店時であっても、夜間の閉
店時であっても同じ制御を行い、実際は常に−1℃に設
定されている。
【0023】図8は昼間、即ち開店時の温度制御状態を
示しており、開店時は透明蓋12が設けられ、氷16が
収納されている。このため、設定温度を−1℃としても
氷16の潜熱、透明蓋12からの熱侵入及び氷16によ
る載置皿14自体の位置が高くなることにより、載置皿
14から10mm上方の空気温度は約0.5℃前後、載
置皿14から40mm上方の空気温度は約4℃前後とな
る。この状態では、貯蔵室4内はプラスの温度帯である
ため、収納した氷16が融解し、貯蔵室4内を高湿度に
保つことができ、食品の乾燥を防止することができる。
尚、氷16を収納しない場合、湿度は40〜50%であ
り、氷16を収納した場合、湿度は70〜80%を維持
することができる。
示しており、開店時は透明蓋12が設けられ、氷16が
収納されている。このため、設定温度を−1℃としても
氷16の潜熱、透明蓋12からの熱侵入及び氷16によ
る載置皿14自体の位置が高くなることにより、載置皿
14から10mm上方の空気温度は約0.5℃前後、載
置皿14から40mm上方の空気温度は約4℃前後とな
る。この状態では、貯蔵室4内はプラスの温度帯である
ため、収納した氷16が融解し、貯蔵室4内を高湿度に
保つことができ、食品の乾燥を防止することができる。
尚、氷16を収納しない場合、湿度は40〜50%であ
り、氷16を収納した場合、湿度は70〜80%を維持
することができる。
【0024】また、氷16は前記冷却器6より上方とな
る様に収納されているため、冷却器6への霜付きによる
貯蔵室4内湿度の低下、及び冷却性能の低下を防止する
ことができるものである。
る様に収納されているため、冷却器6への霜付きによる
貯蔵室4内湿度の低下、及び冷却性能の低下を防止する
ことができるものである。
【0025】また、図9は夜間、即ち閉店時の温度制御
状態を示しており、閉店時は断熱蓋11が設けられ、氷
は撤去されている。この状態で食品7をラップして保存
する。このため、載置皿14は開店時の状態より載置皿
14の位置が下方となり、載置皿14から10mm上方
の空気温度は開店時より冷却器6に近づくため、略設定
温度の−1℃前後で推移し、載置皿14から40mm上
方の空気温度は略1℃となる。以上により、食品7を氷
温の温度帯で保存することが可能となり、食品7の鮮度
を長期間保つことが可能となる。尚、氷16を撤去する
ことにより、温度制御のバラツキを減少させることがで
きるものである。
状態を示しており、閉店時は断熱蓋11が設けられ、氷
は撤去されている。この状態で食品7をラップして保存
する。このため、載置皿14は開店時の状態より載置皿
14の位置が下方となり、載置皿14から10mm上方
の空気温度は開店時より冷却器6に近づくため、略設定
温度の−1℃前後で推移し、載置皿14から40mm上
方の空気温度は略1℃となる。以上により、食品7を氷
温の温度帯で保存することが可能となり、食品7の鮮度
を長期間保つことが可能となる。尚、氷16を撤去する
ことにより、温度制御のバラツキを減少させることがで
きるものである。
【0026】また、前述した如く、本発明を実施するネ
タケース1は、図6に示す様にカウンター30左右側部
の材質と、前記枠10の材質とを同じ材質としており、
本実施例では桧等の木製としているが、これは、カウン
ター30とネタケース1との一体感のあるデザインを実
現すると共に、木の断熱効果により表面への結露を防止
し、ネタケース1自体の美観を損ねることを防止するた
めである。また、木材の場合、古くなる程美観が向上す
ることがあり得るため、長期間に渡る使用が可能とな
る。
タケース1は、図6に示す様にカウンター30左右側部
の材質と、前記枠10の材質とを同じ材質としており、
本実施例では桧等の木製としているが、これは、カウン
ター30とネタケース1との一体感のあるデザインを実
現すると共に、木の断熱効果により表面への結露を防止
し、ネタケース1自体の美観を損ねることを防止するた
めである。また、木材の場合、古くなる程美観が向上す
ることがあり得るため、長期間に渡る使用が可能とな
る。
【0027】以上説明した様に、本発明は、上面が開口
し、冷却器6により冷却される貯蔵室4を形成し、前記
開口周囲に木製の枠10を設けると共に、この枠10に
選択的に設けられる透視可能な透明蓋12及び断熱蓋1
1を備え、開店時には貯蔵室4内に氷16を前記冷却器
6より上方となるように収納した後、前記氷16の上に
食品7を載置し、透明蓋12にて前記貯蔵室4の上面開
口を開閉可能に閉塞すると共に、閉店時には前記氷16
を撤去した後、前記断熱蓋11にて前記開口を閉塞し、
前記冷却器6により前記食品7を氷温域にて冷却保存す
る生鮮食品の保存方法である。
し、冷却器6により冷却される貯蔵室4を形成し、前記
開口周囲に木製の枠10を設けると共に、この枠10に
選択的に設けられる透視可能な透明蓋12及び断熱蓋1
1を備え、開店時には貯蔵室4内に氷16を前記冷却器
6より上方となるように収納した後、前記氷16の上に
食品7を載置し、透明蓋12にて前記貯蔵室4の上面開
口を開閉可能に閉塞すると共に、閉店時には前記氷16
を撤去した後、前記断熱蓋11にて前記開口を閉塞し、
前記冷却器6により前記食品7を氷温域にて冷却保存す
る生鮮食品の保存方法である。
【0028】
【発明の効果】請求項1の発明は、開店時にはこの貯蔵
室内に氷を収納した後、この氷の上に食品を載置し、透
視可能な透明蓋にて前記貯蔵室の上面開口を開閉可能に
閉塞すると共に、閉店時には前記氷を撤去した後、断熱
蓋にて前記開口を閉塞し、前記冷却器により前記食品を
氷温域にて冷却保存する保存方法であるため、一つのネ
タケースで、開店時は食品の乾燥を防止すると共に、顧
客からは氷の上に食品が載置されている状態が見えて美
観を向上させることができ、閉店時は氷温域にて食品を
高鮮度に保存することができる事となり、食品の鮮度を
長期間に渡って保持することが可能となる効果を奏す
る。
室内に氷を収納した後、この氷の上に食品を載置し、透
視可能な透明蓋にて前記貯蔵室の上面開口を開閉可能に
閉塞すると共に、閉店時には前記氷を撤去した後、断熱
蓋にて前記開口を閉塞し、前記冷却器により前記食品を
氷温域にて冷却保存する保存方法であるため、一つのネ
タケースで、開店時は食品の乾燥を防止すると共に、顧
客からは氷の上に食品が載置されている状態が見えて美
観を向上させることができ、閉店時は氷温域にて食品を
高鮮度に保存することができる事となり、食品の鮮度を
長期間に渡って保持することが可能となる効果を奏す
る。
【0029】また、請求項2の発明は、開店時にはこの
貯蔵室内に氷を前記冷却器より上方となるように収納し
た後、前記氷の上に食品を載置し、透視可能な透明蓋に
て前記貯蔵室の上面開口を開閉可能に閉塞すると共に、
閉店時には前記蓄冷材を撤去した後、断熱蓋にて前記開
口を閉塞し、前記冷却器により前記食品を氷温域にて冷
却保存する保存方法であるため、請求項1の発明の効果
に加え、冷却器への霜付きを防止し、貯蔵室内を高湿度
に保つことができる効果を奏する。
貯蔵室内に氷を前記冷却器より上方となるように収納し
た後、前記氷の上に食品を載置し、透視可能な透明蓋に
て前記貯蔵室の上面開口を開閉可能に閉塞すると共に、
閉店時には前記蓄冷材を撤去した後、断熱蓋にて前記開
口を閉塞し、前記冷却器により前記食品を氷温域にて冷
却保存する保存方法であるため、請求項1の発明の効果
に加え、冷却器への霜付きを防止し、貯蔵室内を高湿度
に保つことができる効果を奏する。
【0030】更に、請求項3の発明は、上面が開口し、
冷却器により冷却される貯蔵室を形成し、前記開口周囲
に木製の枠を設けると共に、この枠に選択的に設けられ
る透視可能な透明蓋及び断熱蓋を備え、開店時には前記
貯蔵室内に氷を収納した後、この氷の上に食品を載置
し、透明蓋にて貯蔵室の上面開口を開閉可能に閉塞する
と共に、閉店時には前記氷を撤去した後、前記断熱蓋に
て前記開口を閉塞し、前記冷却器により前記食品を氷温
域にて冷却保存する保存方法であるため、請求項1の発
明の効果に加え、枠の材質を木製としたことにより、枠
への結露を防止して美観を向上させ、食品の鮮度が低下
する前に食品を販売することができる効果を奏する。
冷却器により冷却される貯蔵室を形成し、前記開口周囲
に木製の枠を設けると共に、この枠に選択的に設けられ
る透視可能な透明蓋及び断熱蓋を備え、開店時には前記
貯蔵室内に氷を収納した後、この氷の上に食品を載置
し、透明蓋にて貯蔵室の上面開口を開閉可能に閉塞する
と共に、閉店時には前記氷を撤去した後、前記断熱蓋に
て前記開口を閉塞し、前記冷却器により前記食品を氷温
域にて冷却保存する保存方法であるため、請求項1の発
明の効果に加え、枠の材質を木製としたことにより、枠
への結露を防止して美観を向上させ、食品の鮮度が低下
する前に食品を販売することができる効果を奏する。
【0031】更にまた、請求項4の発明は、上面が開口
し、冷却器により冷却される貯蔵室を形成し、前記開口
周囲に木製の枠を設けると共に、該枠に選択的に設けら
れる透視可能な透明蓋及び断熱蓋を備え、開店時には貯
蔵室内に氷等の蓄冷材を前記冷却器より上方となるよう
に収納した後、前記蓄冷材の上に食品を載置し、透明蓋
にて前記貯蔵室の上面開口を開閉可能に閉塞すると共
に、閉店時には前記蓄冷材を撤去した後、前記断熱蓋に
て前記開口を閉塞し、前記冷却器により前記食品を氷温
域にて冷却保存する保存方法であるため、請求項1の発
明の効果に加え、冷却器への霜付きを防止し、貯蔵室内
を高湿度に保つことができ、更には、枠への結露を防止
して美観を向上させ、食品の鮮度が低下する前に食品を
販売することができる効果を奏する。
し、冷却器により冷却される貯蔵室を形成し、前記開口
周囲に木製の枠を設けると共に、該枠に選択的に設けら
れる透視可能な透明蓋及び断熱蓋を備え、開店時には貯
蔵室内に氷等の蓄冷材を前記冷却器より上方となるよう
に収納した後、前記蓄冷材の上に食品を載置し、透明蓋
にて前記貯蔵室の上面開口を開閉可能に閉塞すると共
に、閉店時には前記蓄冷材を撤去した後、前記断熱蓋に
て前記開口を閉塞し、前記冷却器により前記食品を氷温
域にて冷却保存する保存方法であるため、請求項1の発
明の効果に加え、冷却器への霜付きを防止し、貯蔵室内
を高湿度に保つことができ、更には、枠への結露を防止
して美観を向上させ、食品の鮮度が低下する前に食品を
販売することができる効果を奏する。
【図1】本発明を実施するネタケースの断面図である。
【図2】開店時の使用状態を示したネタケースの断面図
である。
である。
【図3】閉店時の使用状態を示したネタケースの断面図
である。
である。
【図4】温度検知部の横側断面図である。
【図5】本発明を具備するネタケース本体の斜視図であ
る。
る。
【図6】本発明を具備するネタケースの設置状態を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図7】本発明を具備するネタケースの温度制御図であ
る。
る。
【図8】開店時の貯蔵室内温度制御を示す温度制御図で
ある。
ある。
【図9】閉店時の貯蔵室内温度制御を示す温度制御図で
ある。
ある。
4 貯蔵室 6 冷却器 7 食品 10 枠 11 断熱蓋 12 透明蓋 16 蓄冷材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−119852(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23B 4/06 501 A47F 3/04 F25D 11/00 101
Claims (4)
- 【請求項1】 上面が開口し、冷却器により冷却される
貯蔵室を形成し、開店時には前記貯蔵室内に氷等の蓄冷
材を収納した後、該蓄冷材の上に食品を載置し、透視可
能な透明蓋にて前記貯蔵室の上面開口を開閉可能に閉塞
すると共に、閉店時には前記蓄冷材を撤去した後、断熱
蓋にて前記開口を閉塞し、前記冷却器により前記食品を
氷温域にて冷却保存することを特徴とする生鮮食品の保
存方法。 - 【請求項2】 上面が開口し、冷却器により冷却される
貯蔵室を形成し、開店時には前記貯蔵室内に氷等の蓄冷
材を前記冷却器より上方となるように収納した後、前記
蓄冷材の上に食品を載置し、透視可能な透明蓋にて前記
貯蔵室の上面開口を開閉可能に閉塞すると共に、閉店時
には前記蓄冷材を撤去した後、断熱蓋にて前記開口を閉
塞し、前記冷却器により前記食品を氷温域にて冷却保存
することを特徴とする生鮮食品の保存方法。 - 【請求項3】 上面が開口し、冷却器により冷却される
貯蔵室を形成し、前記開口周囲に木製の枠を設けると共
に、該枠に選択的に設けられる透視可能な透明蓋及び断
熱蓋を備え、開店時には前記貯蔵室内に氷等の蓄冷材を
収納した後、該蓄冷材の上に食品を載置し、透明蓋にて
貯蔵室の上面開口を開閉可能に閉塞すると共に、閉店時
には前記蓄冷材を撤去した後、前記断熱蓋にて前記開口
を閉塞し、前記冷却器により前記食品を氷温域にて冷却
保存することを特徴とする生鮮食品の保存方法。 - 【請求項4】 上面が開口し、冷却器により冷却される
貯蔵室を形成し、前記開口周囲に木製の枠を設けると共
に、該枠に選択的に設けられる透視可能な透明蓋及び断
熱蓋を備え、開店時には前記貯蔵室内に氷等の蓄冷材を
前記冷却器より上方となるように収納した後、前記蓄冷
材の上に食品を載置し、透明蓋にて前記貯蔵室の上面開
口を開閉可能に閉塞すると共に、閉店時には前記蓄冷材
を撤去した後、前記断熱蓋にて前記開口を閉塞し、前記
冷却器により前記食品を氷温域にて冷却保存することを
特徴とする生鮮食品の保存方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6066610A JP3066242B2 (ja) | 1994-03-09 | 1994-03-09 | 生鮮食品の保存方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6066610A JP3066242B2 (ja) | 1994-03-09 | 1994-03-09 | 生鮮食品の保存方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07246056A JPH07246056A (ja) | 1995-09-26 |
JP3066242B2 true JP3066242B2 (ja) | 2000-07-17 |
Family
ID=13320849
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6066610A Expired - Fee Related JP3066242B2 (ja) | 1994-03-09 | 1994-03-09 | 生鮮食品の保存方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3066242B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3667570B2 (ja) * | 1999-09-24 | 2005-07-06 | ホシザキ電機株式会社 | 食材等の冷蔵ユニット |
JP6877529B2 (ja) * | 2017-03-03 | 2021-05-26 | シャープ株式会社 | 冷蔵庫および冷蔵庫扉の製造方法 |
WO2018218329A1 (en) | 2017-05-30 | 2018-12-06 | 9138-1616 Québec Inc. | Method and apparatus for providing sushi |
-
1994
- 1994-03-09 JP JP6066610A patent/JP3066242B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07246056A (ja) | 1995-09-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |