JP3066083U - スリップ防止機能付地下構造物用蓋 - Google Patents

スリップ防止機能付地下構造物用蓋

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JP3066083U
JP3066083U JP1999006586U JP658699U JP3066083U JP 3066083 U JP3066083 U JP 3066083U JP 1999006586 U JP1999006586 U JP 1999006586U JP 658699 U JP658699 U JP 658699U JP 3066083 U JP3066083 U JP 3066083U
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JP
Japan
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slip
lid
filler
pin
underground structure
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Application number
JP1999006586U
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English (en)
Inventor
和有 友広
Original Assignee
友鉄工業株式会社
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  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 [課題] 特に雨の日の自動車や二輪車走行時における
スリップを確実に防止すると共に、溝にゴミや雨水が溜
まることなく、安全に走行できるスリップ防止機能付地
下構造物用蓋を提供する。 [解決手段]地下構造物用蓋の蓋体表面に、スリップ防
止用ピンを複数本突設すると共に、各スリップ防止用ピ
ン間の溝に充填剤を充填し、充填剤の上面がスリップ防
止用ピンの上面より適宜下方に位置させてなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、上下水道用等の地下構造物用蓋において、自動車や二輪車走行時 のスリップを防止するためのスリップ防止機能付地下構造物用蓋に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
現在道路上には、約1,570万台といわれる二輪車を始め様々の種類の車両 が走行している。 この中にあって一般車輛に比べ安定性の低い二輪車にとって、地下構造物用蓋 (マンホール鉄蓋)は雨の日にスリップしやすいものとして危険視されてきてい る。 「マンホールに滑り止めが必要」と題した新聞への投書や、二輪車の交通安全 教本に「濡れたマンホールなどは特に滑りやすいので注意が必要」といった記載 が見られるなど、潜在的な不安感につながっていた。 そこで、従来、スリップを防止する地下構造物用蓋として、図5に示すような 、地下構造物用蓋の表面に亀甲状(平面六角形)の三段(高さ約6mm位)の凸 面Tが連続した模様表面構造をしているものが開発された。 しかしながら、上記構造には次のような欠点がある。 1)、凸面Tの最上段T1が自動車のタイヤ等の摩擦によって摩耗して消滅した 場合、2段目T2が露出するが、上面の面積が大きくなるためタイヤが接触した 時、最上段T1と比較し滑り易くなる。 2)、凸面Tの周囲の溝Mにゴミ等が入り込むと共に、雨の日に水が溜まるため 滑り易くなってしまう。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、上記従来の技術がもつ欠点を取り除くことにより、特に雨の日の 自動車や二輪車走行時におけるスリップを確実に防止すると共に、溝にゴミや雨 水が溜まることなく、安全に走行できるスリップ防止機能付地下構造物用蓋を提 供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための手段として、地下構造物用蓋の蓋体表面に、スリッ プ防止用ピンを複数本突設すると共に、各スリップ防止用ピン間の溝に充填剤を 充填し、充填剤の上面がスリップ防止用ピンの上面より適宜下方に位置させてな る。 また、充填剤を、樹脂と骨材の混合物としてなる。
【0005】
【考案の実施の形態】
この考案の実施例について、図面を参照して説明する。 図1は、本考案の一実施例を示す縦断正面図であり、図2はその使用状態図で、 図3は、一実施例を示すスリップ防止用ピンが削り取られた状態図である。 図4は、一実施例を示す充填剤が削り取られた状態図である。
【0006】 このスリップ防止機能付地下構造物用蓋1は、蓋体2と受枠3とからなり、蓋 体2の表面に円錐台形状のスリップ防止用ピン2aを複数本突設すると共に、各 スリップ防止用ピン2a間の溝2bに、樹脂2c1と骨材2c2の混合物による 充填剤2cを充填してなるものである。 なお、スリップ防止用ピン2aの大きさは、上部の径が16mm位、下部の径 が18mm位で、蓋体2の頂部2dより約4mm突出させ、突設ピッチは35m m〜40mm位とするのが望ましい。 また、充填剤2cは、エポキシ樹脂を100重量部に対して軽量骨材を30重 量部とするのが望ましい。
【0007】 上記スリップ防止機能付地下構造物用蓋1の使用例について下記に述べる。 予め取り付けられたスリップ防止機能付地下構造物用蓋1上を自動車あるいは 二輪車が走行する場合、タイヤTYの接地面TY1は各スリップ防止用ピン2a の上面に接触して走行するため、接地面積が少なく、タイヤTYに各スリップ防 止用ピン2aが適度に食い込み、特に雨の日の走行安性を確保できるものである 。 つぎに、長期に使用していると各スリップ防止用ピン2aの上部がタイヤTY の摩擦によって摩耗し、ついにはスリップ防止用ピン2aの上面と充填剤2cの 上面がほぼ同一面となる。 その後、タイヤTYの接地面TY1はスリップ防止用ピン2aの上面及び充填 剤2cの上面に同時に接触するようになるが、充填剤2cの方が硬度が低いため 充填剤2cの方が先に削れ取られ、必然的にスリップ防止用ピン2aが突出して くることにより、新品時と同様の効果が得られるものである。 なお、この時、タイヤTYの接地面TY1は充填剤2cを削り取る訳であるが 、充填剤2cの中の骨材(軽量骨材)はスベリ止め効果を有し、スリップ防止用 ピン2aが突出するまでタイヤTYのスリップを防止することができるものであ る。
【0008】 なお、上記実施例におけるスリップ防止用ピンの形状寸法は上記に限定せず、 地下構造物用蓋の大きさに合わせて設定すればよい。 また、充填剤も材質及び混合比率も必要に応じて変更すればよい。 さらに、充填剤の上面の位置を蓋体の頂部と同位置にしてもよい。
【0009】
【考案の効果】
本考案は、以上説明した構造により、以下に示す効果を有する。 1)、タイヤによるスリップ防止用ピンの摩耗において、スリップ防止用ピンの 形状が上部と下部で大きさにほとんど変化がないため、タイヤの接地面への接触 面積が常に少なくて済み、長期に使用しても滑り止め効果が落ちない。 2)、充填剤が先に削り取られるため、スリップ防止用ピンの上部は常に露出し 、滑り止め効果を常時発揮できると共に、充填剤(骨材)にも滑り止め効果を有 し、相乗的にスリップ防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す縦断正面図。
【図2】本考案の一実施例を示す使用状態図。
【図3】本考案の一実施例を示すスリップ防止用ピンが
削り取られた状態図。
【図4】本考案の一実施例を示す充填剤が削り取られた
状態図。
【図5】従来例を示す縦断正面図。
【符号の説明】
1−−−−−スリップ防止機能付地下構造物用蓋 2−−−−−蓋体 2a−−−−スリップ防止用ピン 2b−−−−溝 2c−−−−充填剤 2d−−−−頂面 3−−−−−受枠

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地下構造物用蓋の蓋体表面に、スリップ
    防止用ピンを複数本突設すると共に、各スリップ防止用
    ピン間の溝に充填剤を充填し、充填剤の上面がスリップ
    防止用ピンの上面より適宜下方に位置させてなることを
    特徴とするスリップ防止機能付地下構造物用蓋。
  2. 【請求項2】 充填剤を、樹脂と骨材の混合物としてな
    ることを特徴とする請求項1記載のスリップ防止機能付
    地下構造物用蓋。
JP1999006586U 1999-07-26 1999-07-26 スリップ防止機能付地下構造物用蓋 Expired - Lifetime JP3066083U (ja)

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