JP3066070U - フリ―アクセスフロア - Google Patents

フリ―アクセスフロア

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JP3066070U
JP3066070U JP1999005571U JP557199U JP3066070U JP 3066070 U JP3066070 U JP 3066070U JP 1999005571 U JP1999005571 U JP 1999005571U JP 557199 U JP557199 U JP 557199U JP 3066070 U JP3066070 U JP 3066070U
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floor
wiring
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JP1999005571U
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Inventor
雅則 多田
Original Assignee
株式会社ヒロ・エージェンシー
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 施工が簡単で、かつ配線の追加・変更やレイ
アウト変更が容易な溝構法のフリーアクセスフロアを提
供する。 【解決手段】 上床3は複数の略正方形の床パネル4
と、複数の直線部配線カバー5と、複数の交叉部配線カ
バー6とで構成され、各床パネルは配線溝7を隔てて基
礎床1の上に支持脚2を介して設置され、直線部配線カ
バーは各床パネルの側部間に着脱自在に設置され、交叉
部配線カバーは各床パネルの角部間に着脱自在に設置さ
れ、支持脚は頂部に台座8と、脚部に高さ調整ネジ9
と、底部に据付け部10とを備えて、交叉部配線カバー
の直下に設置され、台座は4枚の床パネルの角部を支承
し、かつ台座と交叉部配線カバーとの間に配線空間を有
してなるフリーアクセスフロア。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、事務室、コンピュータ室等に設置され、電力用配線や通信用配線等 の電気配線類を敷設できる二重床構造のフリーアクセスフロアに関し、さらに詳 しくは基礎床と上床との二重床の間に配線溝が格子状に縦横に配列され、上床の レベル調整が可能な溝構法のフリーアクセスフロアに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュータ及びその周辺機器の急速な発展に伴い、オフィスのOA化 や新しい情報通信サービスに対応できるインテリジェントビルのニーズが脚光を 浴び、電気配線等の配線、配管が複雑になっている。これに伴い、オフィスの床 面の美観を損なわず、種々の電気ケーブル類を敷設でき、またレイアウト変更に も柔軟に対処できる床構造が要求されるようになった。
【0003】 これを解決するものとして、基礎床(床スラブ)と上床との二重床構造とし、 床空間に電気ケーブル類や各種配管を設置するフリーアクセスフロアが開発され ている。フリーアクセスフロアには、着脱自在なパネルを複数設置するパネル構 法と、二重床に配線溝を格子状に縦横に配列し、この配線溝の蓋(配線カバー) を着脱自在とする溝構法がある。
【0004】 パネル構法は、基礎床面に支持脚(支持部材)を設置し、その上に略正方形の パネルを縦横に連続して設置し、多くの場合支持脚が高さ調整可能に構成され、 基礎床の不陸を修正できるようにされている。このパネル構法は、部材の種類が 少なくてすみ施工が容易な反面、いったん敷設したあと配線の追加・変更やレイ アウト変更に際して、通常500mm×500m もあるパネルを取り外すことにな り、そのため既設機器を移動する必要が生じ、作業に手間がかかるのが難点であ る。
【0005】 一方、溝構法は、上床が床パネルと直線部配線カバーと交叉部配線カバーの3 種類で構成され、部材の種類が多いが、配線の追加・変更やレイアウト変更に際 して、床パネルより小さい配線カバーのみを取り外せばよく、作業が簡単という 利点がある。
【0006】 このような溝構法として例えば特公昭60−9185号公報には、基礎床面に 格子状基準線を表示し、基準線の交点に複数の台座を配置し、台座の四隅に支持 脚を立設して床パネルの隅部を支持し、空間部に配管路を形成し、この配管路に 配管、配線したのち開口部を目板で閉塞した床パネルが開示されている。しかし ながら、この床パネルは、施工にあたって床パネルの四隅ごとに支持脚を立てる 必要があるうえ、支持脚の高さ調節ネジを廻して高さ調整する必要があり、施工 が複雑で作業に手間がかかる難点がある。同様な溝構法として実開平2−119 36号公報や特開平9−296592号公報があるが、いずれも床パネルの四隅 部を支持脚で支える構造であり、上記と同様の難点がある。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
したがって、本考案の目的は、施工が簡単で、かつ配線の追加・変更やレイア ウト変更が容易な溝構法のフリーアクセスフロアを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本考案は、基礎床と上床との二重床の間に配線溝が格子状に縦横に 配列され、上床のレベル調整が可能な溝構法のフリーアクセスフロアにおいて、 上床は複数の略正方形の床パネルと、複数の直線部配線カバーと、複数の交叉部 配線カバーとで構成され、各床パネルは配線溝を隔てて基礎床の上に支持脚を介 して設置され、直線部配線カバーは各床パネルの側部間に着脱自在に設置され、 交叉部配線カバーは各床パネルの角部間に着脱自在に設置され、支持脚は頂部に 台座と、脚部に高さ調整ネジと、底部に据付け部とを備えて、交叉部配線カバー の直下に設置され、台座は4枚の床パネルの角部を支承し、かつ台座と交叉部配 線カバーとの間に配線空間を有してなることを特徴とするフリーアクセスフロア である。 この台座は、床パネルが配線溝の幅を隔てて設置されるための位置決め用突起 を有することが好ましい。また、直線部配線カバー及び交叉部配線カバーは、金 属製又はプラスチック製であることがよい。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下、本考案のフリーアクセスフロアの実施の形態について説明する。 図1は本考案のフリーアクセスフロアの一例を部分拡大して示す斜視図、図2 は図1の鎖線で囲まれた部分(配線カバー装着時)の平面図、図3は図1の一点 鎖線で囲まれた部分(配線カバー脱着時)の平面図、図4は図2のA−A線にお ける断面図、図5は図2のB−B線における断面図、図6は支持脚の斜視図であ る。なお、図1では、直線部配線カバーと交叉部配線カバーを部分的に脱着した 状態で示した。
【0010】 図1〜図5において、基礎床1の上に支持脚2を介して上床3が設置され、二 重床が構成されている。上床3は、複数枚の正方形状の床パネル4、複数枚の直 線部配線カバー5及び複数枚の交叉部配線カバー6とで構成されている。この床 パネル4は、それぞれ所定間隔をおいて格子状に配列され、床パネル4の間に直 線状の溝が縦横に走っており、格子状の配線溝7を形成している。配線溝7は、 直線状に形成されているので、ここに電力用配線や通信用配線などを容易に敷設 できる。
【0011】 直線部配線カバー5は、床パネル4の側部間に着脱自在に設置され、交叉部配 線カバー6は、床パネル4の角部間に着脱自在に設置され、それぞれ配線溝7の 蓋を構成している。図1において、円形の交叉部配線カバー6を用いた例を示し たが、交叉部配線カバー6は、床パネル4と直線部配線カバー5とで形成される 交叉部に納まるものであればよく、略正方形や十字形などであってもよい。そし て、円形の交叉部配線カバー6を用いる場合、床パネル4の4角部を切り落とし ておくと、配線溝7の交叉部が広くなり、配線しやすくなる。
【0012】 図6に示す支持脚2は、頂部に床パネル支承用の台座8、脚部に高さ調整ネジ 9、底部に据付け部10を備えたものである。高さ調整ネジ9は、雄ネジを切っ た棒状部材と雌ネジを切った円筒状部材とで脚部を構成するか、あるいは下側部 分の内側に雌ネジを切ったパイプと雄ネジを切った棒状部材とで脚部を構成する ことがよい。この台座8を回転させると高さを調整でき、基礎床1に不陸があっ ても台座8でレベル合わせすることにより上床3を水平に設置できる。
【0013】 図3〜図6に示すように、この台座8には、床パネルの位置決め用突起8a、 8b、8c、8dを設けることが好ましい。位置決め用突起8a等に4枚の床パ ネルの角部4a等をそれぞれ当接させる。床パネル4は、位置決め用突起8a等 によって、配線溝7の幅を隔てて正確に設置されるとともに水平方向への移動が 規制される。位置決め用突起8a等は、台座8と一体に設けてもよいし、台座8 とは別個に製作しこれを台座8に固着してもよい。
【0014】 台座8に床パネル4の角部4a等を確実に支承させるため、台座8の形状は、 円形状又は略正方形状であることがよい。また、支持脚2は、強度のある金属製 であることが好ましく、台座8は加工が容易なプラスチック製としてもよい。
【0015】 このような構成を有する支持脚2を交叉部配線カバー6の直下(配線溝7の交 叉部の直下)に設置し、台座8の位置決め用突起8a、8b、8c、8dに、4 枚の床パネル4の角部4a、4b、4c、4dをそれぞれ当接させることにより 、各床パネル4を台座8に支承させることがよい。
【0016】 従来の床面レベル調整が可能な溝構法フリーアクセスフロアでは、1枚の床パ ネルの角部に4個の支持脚を設け、それぞれについてレベル調整が必要であった が、本考案のフリーアクセスフロアでは、1個の支持脚で4枚の床パネルの角部 を支承することができるので、1枚の床パネルにつき1個の支持脚ですみ、レベ ル調整も1回でよく、施工がきわめて簡単になる。
【0017】 電力用配線や通信用配線等の配線ケーブル11は、配線溝7に沿って配線すれ ばよいが、交叉部配線カバー6の位置では台座8の上を通るので、台座8とパネ ル4表面との間に高さ20〜30mm程度の配線空間を設ける。床パネル4に厚み 20〜30mm程度のパネルを用いる場合は、そのパネル厚みで十分配線できる。 また、金属製板状パネルなど厚みのない床パネルは、台座8の上に厚み20〜3 0mm程度の枕部材を載せるなどにより使用可能である。
【0018】 床パネル4は、特に制限はなく市販品で差し支えないが、厚み20〜30mm程 度のパネルが好ましい。その構成材料としては、例えば、合板、パーチクルボー ド、繊維板等の木質系材料や、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ABS樹脂、 FRP等のプラスチック系材料や、鉄筋コンクリート、繊維強化コンクリート( FRC)等の複合セメント系材料や、珪酸カルシウム板や、無機質骨材・繊維を 高分子系バインダーで固着したBMC等の有機無機複合系材料や、アルミダイキ ャスト、アルミハニカム等のアルミ系材料や、メッキ鋼板、塗装鋼板等のスチー ル系材料や、更には有機質コア、無機質コアの表面を鋼板で被覆したサンドイッ チ鋼板や、ハニカムコアサンドイッチ鋼板など各種のものが挙げられる。
【0019】 直線部配線カバー5と交叉部配線カバー6は、着脱自在に設置するので、装着 脱着が容易な金属製又はプラスチック製が好ましく、特に可撓性を有するプラス チック製がより好ましい。また、図4、図5に示すように、直線部配線カバー5 及び交叉部配線カバー6は、その裏側に係止用突起5a、6aを設けておくこと が好ましい。パネル4とパネル4との間に係止用突起5a、6aを押し込むだけ で、直線部配線カバー5及び交叉部配線カバー6を配線溝7の蓋として装着でき 、配線の際はドライバーなどで簡単に脱着することができる。係止用突起6aの 代わりに、交叉部配線カバー6をビスなどで台座8に固定してもよい。
【0020】 本考案のフリーアクセスフロアは、次のようにして施工することができる。先 ず、基礎床面1の上に格子状基準線を表示し、この基準線の交点に支持脚2の中 心が来るように据付け部10を設置し、タッピンねじや接着剤などでこれを固定 する。次に、台座8のレベル合わせした後、床パネル4を台座8上に設置する。 直線部配線カバー5を床パネル4の側部間にはめ込むとともに、交叉部配線カバ ー6を床パネル4の角部にはめ込む。
【0021】 配線工事や、施工後に配線の追加・変更やレイアウトを変更するときは、配線 溝7の蓋である直線部配線カバー5及び交叉部配線カバー6をドライバーなどで 脱着すればよく、床パネル4を取り外す必要がない。
【0022】
【考案の効果】
以上のように構成された本考案のフリーアクセスフロアは、従来の高さ調整可 能な溝構法フリーアクセスフロアに較べて施工がきわめて簡単であり、支持脚の 部品点数が少なくてすみ、コストダウンが可能である。また、配線の追加・変更 やレイアウト変更に際しては、配線溝を覆っている直線部配線カバーや交叉部配 線カバーをドライバーなどで簡単に取り外すことができ、工事が簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のフリーアクセスフロアの一例を部分拡
大して示す斜視図である。
【図2】図1の鎖線で囲まれた部分の平面図である。
【図3】図1の一点鎖線で囲まれた部分の平面図であ
る。
【図4】図2のA−A線における断面図である。
【図5】図2のB−B線における断面図である。
【図6】支持脚の斜視図である。
【符号の説明】
1 : 基礎床 2 : 支持脚 3 : 上床 4 : 床パネル 4a、4b、4c、4d : 床パネル角部 5 : 直線部配線カバー 5a、6a 係止用突起 6 : 交叉部配線カバー 7 : 配線溝 8 : 台座 8a、8b、8c、8d : 位置決め用突起 9 : 高さ調整ネジ 10 : 据付け部 11 : 配線ケーブル

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基礎床と上床との二重床の間に配線溝が
    格子状に縦横に配列され、上床のレベル調整が可能な溝
    構法フリーアクセスフロアにおいて、上床は複数の略正
    方形の床パネルと、複数の直線部配線カバーと、複数の
    交叉部配線カバーとで構成され、各床パネルは配線溝を
    隔てて基礎床の上に支持脚を介して設置され、直線部配
    線カバーは各床パネルの側部間に着脱自在に設置され、
    交叉部配線カバーは各床パネルの角部間に着脱自在に設
    置され、支持脚は頂部に台座と、脚部に高さ調整ネジ
    と、底部に据付け部とを備えて、交叉部配線カバーの直
    下に設置され、台座は4枚の床パネルの角部を支承し、
    かつ台座と交叉部配線カバーとの間に配線空間を有して
    なることを特徴とするフリーアクセスフロア。
  2. 【請求項2】 台座は床パネルが配線溝の幅を隔てて設
    置されるための位置決め用突起を有してなる請求項1記
    載のフリーアクセスフロア。
  3. 【請求項3】 直線部配線カバー及び交叉部配線カバー
    は金属製又はプラスチック製である請求項1又は2記載
    のフリーアクセスフロア。
JP1999005571U 1999-07-26 1999-07-26 フリ―アクセスフロア Expired - Lifetime JP3066070U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7470942B2 (ja) 2020-05-29 2024-04-19 オーエム機器株式会社 浴室床装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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