JP3065614B1 - カ―ド処理装置 - Google Patents

カ―ド処理装置

Info

Publication number
JP3065614B1
JP3065614B1 JP18772699A JP18772699A JP3065614B1 JP 3065614 B1 JP3065614 B1 JP 3065614B1 JP 18772699 A JP18772699 A JP 18772699A JP 18772699 A JP18772699 A JP 18772699A JP 3065614 B1 JP3065614 B1 JP 3065614B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
recording
head
erasing
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP18772699A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001010093A (ja
Inventor
裕文 内田
昌祐 伊吹
広 海江田
秀樹 室伏
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyu Car Corp
Original Assignee
Tokyu Car Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyu Car Corp filed Critical Tokyu Car Corp
Priority to JP18772699A priority Critical patent/JP3065614B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3065614B1 publication Critical patent/JP3065614B1/ja
Publication of JP2001010093A publication Critical patent/JP2001010093A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)
  • Conveying Record Carriers (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 リライトカードに付着していた油分の消去手
段及び記録手段への付着を抑制し、消去手段及び記録手
段の清掃や交換等のメンテナンス作業に伴うコストの削
減、装置の稼働率の向上を図ることが可能なカード処理
装置を提供すること。 【解決手段】 カード挿入排出部16と送りローラ部1
8との間には、油分除去ヘッド24が設けられている。
油分除去ヘッド24は、セラミックヒータを有してお
り、その表面温度が約55℃となるように発熱する。送
りローラ部18と送りローラ部20との間には、カード
挿入排出部16側から順に、磁気ヘッド36、消去ヘッ
ド38、記録ヘッド40が設けられており、油分除去ヘ
ッド24は、リライトカード1が消去ヘッド38に向け
て搬送される際において、消去ヘッド38及び記録ヘッ
ド40よりもリライトカード1の搬送方向上流側に位置
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可視情報の記録及
び消去が繰り返し行えるカード、いわゆるリライトカー
ドに対して、可視情報の記録及び消去を行うカード処理
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】リライトカードには種々のタイプのもの
があるが、近年、加熱することにより可視情報の記録及
び消去を繰り返し行うことのできるものが注目され、一
般的に利用されている。このようなリライトカードとし
ては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)
等の基材の一面に、高分子/低分子複合型の熱可逆性記
録媒体からなる記録層を形成したものがある。この記録
媒体は、高温域(例えば約120℃)まで加熱された後
に常温まで冷却された場合には白濁して印字状態とな
り、上述した高温域よりも低い温度域(例えば約100
℃)まで加熱された後冷却された場合には透明になって
消去される、といった熱履歴を有している。
【0003】上述したようなリライトカードの記録層に
可視情報を記録及び消去する、すなわち可視情報の書換
えには、例えば特開平8−212680号公報に記載さ
れたリライト装置が用いられる。このリライト装置は、
リライトカードの記録層に記録された可視情報を消去す
る消去手段としてのヒートローラと、リライトカードの
記録層に可視情報を記録する記録手段としてのサーマル
ヘッドとを備えているる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】リライトカードを利用
者がハンドリングする際に、利用者の手等から分泌する
皮脂、あるいは、汚れなどの油分がリライトカードに付
着する。このようにして油分が付着したリライトカード
をリライト装置に挿入し、可視情報の書換えを行った場
合、リライトカードに付着していた油分がヒートローラ
あるいはサーマルヘッドに付着し、ヒートローラあるい
はサーマルヘッドが汚れて、可視情報の消去あるいは記
録性能が劣化しリライト装置の機能を阻害するという課
題があった。このため、乾式あるいは湿式のクリーニン
グカードの使用や定期的なヒートローラ及びサーマルヘ
ッドの清掃や交換といったメンテナンス作業が必要とな
り、メンテナンス作業のためのコスト負担、あるいは、
リライト装置の可動停止に伴う利用者への利便性が損な
われること等のデメリットが発生していた。
【0005】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、リライトカードに付着していた油分の消去手段及び
記録手段への付着を抑制し、消去手段及び記録手段の清
掃や交換等のメンテナンス作業に伴うコストの削減、装
置の稼働率の向上を図ることが可能なカード処理装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るカード処理
装置は、加熱することにより可視情報の記録及び消去を
繰り返し行うことのできる記録層を表面側に有するカー
ドを搬送する搬送手段と、搬送手段により搬送されてき
たカードの記録層に記録されている可視情報を消去する
消去手段と、カードの記録層に可視情報を記録する記録
手段とを備えたカード処理装置であって、カードが消去
手段及び記録手段に向けて搬送される際に、消去手段及
び記録手段よりもカードの搬送方向上流側に位置し、カ
ードに付着した油分を除去するための除去手段が設けら
れており、除去手段は、記録層に記録された可視情報が
消去される温度よりも低く、油分が軟化する温度以上の
温度となるように発熱することを特徴としている。
【0007】本発明に係るカード処理装置では、カード
が消去手段及び記録手段に向けて搬送される際に、消去
手段及び記録手段よりもカードの搬送方向上流側に位置
し、カードに付着した油分を除去するための除去手段が
設けられているので、カードに付着していた油分の消去
手段及び記録手段への付着を抑制し、消去手段及び記録
手段の清掃や交換等のメンテナンス作業に伴うコストの
削減、装置の稼働率の向上を図ることができる。
【0008】また、本発明に係るカード処理装置にあっ
ては、除去手段が、カードに付着した油分が軟化する温
度以上の温度となるように発熱するので、除去手段によ
りカードから油分を容易に除去することができる。ま
た、除去手段は、記録層に記録された可視情報が消去さ
れる温度よりも低い温度に発熱するので、除去手段での
発熱によりカードの記録層に記録された可視情報が消去
されることはなく、すでに記録されている可視情報を保
護することができる。
【0009】また、除去手段は、45〜60℃の範囲内
の温度となるように発熱することが好ましい。このよう
に、除去手段が45〜60℃の範囲内の温度となるよう
に発熱することにより、記録層に記録された可視情報を
保護すると共に、油分、特に皮脂を有効に除去すること
ができる。
【0010】また、搬送手段は、消去手段にて可視情報
の消去が行われ、記録手段にて可視情報の記録が行われ
た後に、カードを消去手段及び記録手段に向けて搬送し
た方向とは反対方向にカードを搬送し、除去手段は、カ
ードが消去手段及び記録手段側から搬送される際に、除
去手段に付着した油分をカードに再付着させることが好
ましい。このように、除去手段に付着した油分をカード
に再付着させることにより、除去手段の清掃や交換等の
メンテナンス作業に伴うコストの削減、装置の稼働率の
向上を図ることができる。なお、除去手段に付着した油
分をカードに再付着させても、次回、可視情報の記録及
び消去を行う際には、除去手段により、カードに付着し
た油分が除去されるので、消去手段における可視情報の
消去あるいは記録手段における可視情報の記録に支障を
来すことはない。
【0011】また、除去手段は、カードが消去手段及び
記録手段側から搬送される際に、消去手段及び記録手段
側から搬送されてきたカードの温度よりも低い温度とな
ることが好ましい。このように除去手段は、カードが消
去手段及び記録手段側から搬送される際には、消去手段
及び記録手段側から搬送されてきたカードの温度よりも
低い温度となるので、除去手段に付着した油分をカード
に効率よく再付着させることができる。
【0012】また、除去手段は、カードが消去手段及び
記録手段側から搬送される際に、45℃以下となること
が好ましい。このように、除去手段が45℃以下となる
ことにより、除去手段に付着した油分、特に皮脂をカー
ドに効率よく再付着させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。なお、図面の説明において同一の要素に
は同一の符号を付しており、重複する説明は省略する。
【0014】図1は、本発明が適用されたリライト装置
10の内部構造を概略的に示している。このリライト装
置10は、図2に示されるリライトカード1、すなわ
ち、PET基材2の表面に高分子/低分子複合型の熱可
逆性記録層3を形成して成るリライトカード1を取り扱
うカード処理装置である。リライトカード1について図
2に沿って更に詳細に説明すると、PET基材2の表面
には、光反射層4、記録層3及び保護層5が順に形成さ
れている。保護層5は透明樹脂材料から成り、記録層3
を保護するためのものである。また、光反射層4は、保
護層5及び記録層3を経て入射した光を反射させて光源
の代わりにするために形成されており、アルミニウムか
らなる。このリライトカード1は、一般のプリペイドカ
ードのように磁気カードとしても用いることができるよ
う、PET基材2の裏面側に磁気層6が形成されてお
り、磁気情報が記録されるようになっている。
【0015】リライト装置10は、図1に示されるよう
に、各装置構成要素を収納するためのケース12を備え
ており、ケース12の一端部には、リライトカード1を
挿入、排出するカード挿入排出口14を有するカード挿
入排出部16が設けられている。リライトカード1は、
図1では示していないが、熱可逆性記録層3を上、磁気
層6を下に向けた状態でカード挿入排出口14に挿入さ
れる。
【0016】リライト装置10のケース12内には、カ
ード挿入排出口14に連続する形でカード搬送路Pが形
成されており、このカード搬送路Pに沿ってリライトカ
ード1を搬送するための搬送手段が設けられている。図
1において、搬送手段は、複数対の送りローラ部18,
20及び搬送用モータ22等で構成されている。各送り
ローラ部18,20は、駆動ローラ18a,20aと従
動ローラ18b,20bとを含んでおり、駆動ローラ1
8a,20aは搬送用モータ22により回転駆動され、
フリーな従動ローラ18b,20bに適当な圧力で接し
ている。
【0017】カード挿入排出部16と送りローラ部18
との間には、カード挿入排出部16側から順に、除去手
段としての油分除去ヘッド24、除電ブラシ26、ごみ
取りローラ部28が設けられている。油分除去ヘッド2
4は、カード挿入排出部16から挿入されたリライトカ
ード1に付着している油分、特に、利用者がリライトカ
ード1をハンドリングした際に付着した皮脂をリライト
カード1から除去するためのものであり、本実施形態に
おいては、発熱手段としてのセラミックヒータを有する
イレーズバーが用いられている。油分除去ヘッド24の
表面温度は、記録層3に記録された可視情報が消去され
る温度よりも低く、皮脂が軟化する温度以上の温度、例
えば、約120℃で記録が行われ約100℃で消去が行
われる高分子/低分子複合型の熱可逆性記録層3を有す
るリライトカード1の場合、油分除去ヘッド24は、そ
の表面温度が45〜60℃の温度、本実施形態において
は約55℃となるように発熱する。
【0018】油分除去ヘッド24は、挿入されたリライ
トカード1の上面に接するように、付勢手段30により
カード搬送路P方向(図1において、下方)に付勢力が
付与されている。付勢手段30を設ける代わりに、ソレ
ノイドを設け、油分除去ヘッド24をこのソレノイドの
可動ロッドに接続し、このソレノイドを制御することで
油分除去ヘッド24を上下方向に移動させ、油分除去時
には油分除去ヘッド24を下方に移動させてリライトカ
ード1の上面に接するようにしてもよい。油分除去ヘッ
ド24の下方には、リライトカード1を支持するための
受け用ローラ32が設けられている。この受け用ローラ
32はフリーローラであってもよく、搬送用モータ22
から回転駆動力を受け、搬送用の送りローラとして機能
させてもよい。
【0019】除電ブラシ26は、挿入されたリライトカ
ード1を除電するためのもので、先端がカード搬送路P
に臨んだ状態で配設されている。ごみ取りローラ部28
は、一組のフリーローラ28a,28bを有しており、
下方のフリーローラ28aが付勢手段34により上方の
フリーローラ28b方向(図1において、上方)に付勢
力が付与されている。このため、リライトカード1が搬
送されていない状態では、常時フリーローラ28a,2
8b同士が当接して、カード搬送路Pを閉じ、ごみ取り
ローラ部28はカード搬送路Pのシャッターとしても機
能する。
【0020】送りローラ部18と送りローラ部20との
間には、カード挿入排出部16側から順に、磁気ヘッド
36、消去手段としての消去ヘッド38、記録手段とし
ての記録ヘッド40が設けられており、油分除去ヘッド
24は、リライトカード1が消去ヘッド38に向けて搬
送される際において、消去ヘッド38及び記録ヘッド4
0よりもリライトカード1の搬送方向上流側に位置する
ことになる。逆に、リライトカード1が消去ヘッド38
側から搬送される際において、消去ヘッド38及び記録
ヘッド40よりもリライトカード1の搬送方向下流側に
位置することになる。
【0021】磁気ヘッド36は、搬送されてくるリライ
トカード1の磁気層6の磁気情報を読取り且つ新たな磁
気情報をそこに書込むことができる。記録ヘッド40
は、付勢手段42によりカード搬送路P方向(図1にお
いて、上方)に付勢力が付与され、磁気ヘッド36のヘ
ッド面とフリーローラ44するようになっている。これ
は、リライトカード1をヘッド面に接触させ読取り・書
込みの確実化を図るためである。
【0022】消去ヘッド38は、リライトカード1の記
録層3に記録されている可視情報を消去するためのもの
であり、本実施形態においては、セラミックヒータを有
するイレーズバーが用いられている。消去ヘッド38
は、図示しないソレノイドの可動ロッドに接続されてい
る。非処理時においては、消去ヘッド38はカード搬送
路Pから所定の間隔だけ上方に離隔されているが、消去
時にはソレノイドにより下方に移動されて、リライトカ
ード1の上面に接するようになっている。消去ヘッド3
8の下方には、リライトカード1を支持するための受け
用ローラ46が設けられている。この受け用ローラ46
はフリーローラであってもよく、搬送用モータ22から
回転駆動力を受け、搬送用の送りローラとして機能させ
てもよい。
【0023】記録ヘッド40は、リライトカード1の記
録層3に可視情報を記録するためのものであり、本実施
形態においては、複数の発熱素子を一直線状に整列させ
た、いわゆるライン型のサーマルヘッドが用いられてい
る。記録ヘッド40も、消去ヘッド38と同様に、図示
しないソレノイドの可動ロッドに接続されており、この
ソレノイドを制御することで上下動され、記録時には下
方に移動されてリライトカード1の上面に接するように
なっている。記録ヘッド40の下方には、リライトカー
ド1を支持するための受け用ローラ48が設けられてい
る。この受け用ローラ48はフリーローラであってもよ
く、搬送用モータ22から回転駆動力を受け、搬送用の
送りローラとして機能させてもよい。
【0024】カード搬送路Pのカード搬送方向に沿っ
て、カード搬送路Pに臨む状態で複数のフォトセンサが
設けられている。フォトセンサは、カード挿入排出口1
4からリライトカード1が挿入されたか否かを検出する
ための第1フォトセンサ50と、搬送されたリライトカ
ード1が磁気ヘッド36に到達したか否かを検出するた
めの第2フォトセンサ52と、搬送されたリライトカー
ド1が消去ヘッド38(記録ヘッド40)に到達したか
否かを検出するための第3フォトセンサ54とにより構
成されている。第1フォトセンサ50、第2フォトセン
サ52及び第3フォトセンサ54は、カード搬送路Pを
挟んで上側の発光素子と下側の受光素子とからなり、カ
ード搬送路Pの第1フォトセンサ50、第2フォトセン
サ52及び第3フォトセンサ54が設けられている位置
にリライトカード1が差し掛かると発光素子からの光が
遮られることを利用してリライトカード1の有無を検出
している。リライトカード1がない状態では発光素子か
らの光が遮られることがないため、各フォトセンサ5
0,52,54からの出力信号は「On」状態となり、
各フォトセンサ50,52,54が設けられている位置
にリライトカード1が差し掛かると発光素子からの光が
遮られるため、各フォトセンサ50,52,54からの
出力信号は「Off」状態となる。
【0025】第1フォトセンサ50、第2フォトセンサ
52及び第3フォトセンサ54は、図3に示されるよう
に、ケース12内に配設された基板56に設けられた制
御手段としての制御ユニット58と接続されており、第
1フォトセンサ50、第2フォトセンサ52及び第3フ
ォトセンサ54からの信号がその制御ユニット58に伝
送されるようになっている。制御ユニット58は、搬送
用モータ22や油分除去ヘッド24、磁気ヘッド36、
消去ヘッド38、記録ヘッド40及び各ソレノイド(図
示せず)とも接続されており、第1フォトセンサ50、
第2フォトセンサ52及び第3フォトセンサ54からの
信号に基づき、搬送用モータ22や油分除去ヘッド2
4、磁気ヘッド36、消去ヘッド38、記録ヘッド40
及び各ソレノイドを制御する。
【0026】次に、制御ユニット58にて行われる、リ
ライトカード1のカード処理、すなわち記録層3に対す
る可視情報の消去及び記録処理と、磁気層6に対する磁
気情報の読取り及び書込み処理について、図4に基づい
て説明する。
【0027】まずS101にて、第1フォトセンサ50
からの出力信号が読み込まれ、第1フォトセンサ50か
らの出力信号が「Off」にあるか否か、すなわちリラ
イトカード1がカード挿入排出口14から挿入されたか
否かが判断される。リライトカード1がカード挿入排出
口14から挿入された場合(S101で「Yes」)、
S103に進み、油分除去ヘッド24のセラミックヒー
タに通電し、油分除去ヘッド24を発熱させる。その
後、S105に進み、搬送用モータ22を駆動し、挿入
されたリライトカード1の搬送が開始される。リライト
カード1がカード挿入排出口14から挿入されていない
場合(S101で「No」)、リターンされ第1フォト
センサ50からの出力信号が「Off」状態となるまで
待機する。
【0028】リライトカード1の搬送が進むと、S10
7で、第2フォトセンサ52からの出力信号が読み込ま
れ、第2フォトセンサ52からの出力信号が「Off」
にあるか否か、すなわちリライトカード1が磁気ヘッド
36に到達したか否かが判断される。リライトカード1
が磁気ヘッド36に到達した場合(S107で「Ye
s」)、S109に進み、磁気情報の読込み、書込み処
理が実行される。磁気情報の読込み、書込み処理では、
磁気ヘッド36により、磁気層6の磁気情報が読み込ま
れ、続いて必要な磁気情報がそこに書き込まれる。その
後、S111に進み、油分除去ヘッド24のセラミック
ヒータへの通電を停止し、油分除去ヘッド24を冷却す
る。リライトカード1が磁気ヘッド36に到達していな
い場合(S107で「No」)、リターンされ第2フォ
トセンサ52からの出力信号が「Off」状態となるま
で待機する。
【0029】磁気情報の読込み、書込み処理が終了し、
更にリライトカード1が搬送されると、S113で、第
3フォトセンサ54からの出力信号が読み込まれ、第3
フォトセンサ54からの出力信号が「Off」にあるか
否か、すなわちリライトカード1が消去ヘッド38(記
録ヘッド40)に到達したか否かが判断される。リライ
トカード1が消去ヘッド38に到達した場合(S113
で「Yes」)、S115に進み、可視情報の消去処理
が実行され、続くS117にて可視情報の記録処理が実
行される。リライトカード1が消去ヘッド38に到達し
ていない場合(S113で「No」)、リターンされ第
3フォトセンサ54からの出力信号が「Off」状態と
なるまで待機する。
【0030】S115における可視情報の消去処理で
は、消去ヘッド38のセラミックヒータに通電してその
表面を所定の温度まで加熱する。その後、ソレノイドに
より消去ヘッド38を下方に移動させ、消去ヘッド38
のヘッド面をリライトカード1の上面に接触させる。こ
の際、リライトカード1の記録層3は、消去ヘッド38
に接して加熱され、記録層3に記録されていた可視情報
が消去されることになる。可視情報の消去が終了すると
ソレノイドにより消去ヘッド38を上方に移動させ、消
去ヘッド38を初期位置に戻す。
【0031】S117における可視情報の記録処理で
は、リライトカード1の記録必要箇所が記録ヘッド40
の下方に到達したならば、ソレノイドにより記録ヘッド
40を下方に移動させ、記録ヘッド40のヘッド面をリ
ライトカード1の上面に接触させる。これにより、記録
すべき可視情報が記録層3に記録される。すなわち、記
録層3(実際には保護層5)の表面が記録ヘッド40
(発熱素子)と接触して熱を受けたところだけ白濁する
ことにより、可視情報の記録が行われる。その後、ソレ
ノイドにより記録ヘッド40を上方に移動させ、記録ヘ
ッド40を初期位置に戻す。
【0032】S119では、S117における可視情報
の記録処理が終了したか否かが判断される。S117に
おける可視情報の記録処理が終了した場合(S119で
「Yes」)、S121に進み、リライトカード1を排
出するために、搬送用モータ22を反転駆動し、挿入さ
れたリライトカード1の排出方向への搬送が開始され
る。S117における可視情報の記録処理が終了してい
ない場合(S119で「No」)、S117における可
視情報の記録処理が終了するまで待機する。
【0033】その後、S123にて、第1フォトセンサ
50からの出力信号が読み込まれ、第1フォトセンサ5
0からの出力信号が「Off」にあるか否か、すなわち
リライトカード1がカード挿入排出口14から排出され
たか否かが判断される。リライトカード1がカード挿入
排出口14から排出された場合(S123で「Ye
s」)、搬送用モータ22の駆動が停止され、一連の処
理を終了する。リライトカード1がカード挿入排出口1
4から排出されていない場合(S123で「No」)、
リターンされ第1フォトセンサ50からの出力信号が
「Off」状態となるまで待機する。
【0034】このような構成において、上面に皮脂Sの
付着したリライトカード1がカード挿入排出口14から
挿入されると(図5(a)に示された状態)、第1フォ
トセンサ50によりリライトカード1の挿入が検知さ
れ、セラミックヒータが通電状態となり、油分除去ヘッ
ド24は表面温度が約55℃となるように発熱する。付
勢手段30により油分除去ヘッド24がリライトカード
1の上面に接するように付勢力が付与されており、油分
除去ヘッド24(表面温度)が約55℃に発熱した状態
となっているため、リライトカード1の上面に付着した
皮脂Sは、リライトカード1が油分除去ヘッド24を通
過する際に、油分除去ヘッド24の熱が伝わることによ
り軟化し、油分除去ヘッド24に擦り取られて油分除去
ヘッド24側に付着し、リライトカード1の上面から除
去される(図5(b)に示された状態)。
【0035】リライトカード1は、可視情報の消去処理
の際には消去ヘッドにより、記録処理の際には記録ヘッ
ドにより加熱されるため、カード処理が終了し、リライ
トカード1がカード挿入排出口14に向けて搬送が始ま
り、油分除去ヘッド24に到達するときには、リライト
カード1の温度は、47〜54℃程度となっている。一
方、セラミックヒータへの通電は停止されており、油分
除去ヘッド24は冷却され、その表面温度は約35℃と
なっている。油分除去ヘッド24に付着した皮脂Sは、
カード処理の終了したリライトカード1が油分除去ヘッ
ド24を通過する際に、リライトカード1の熱が伝わる
ことにより軟化し、リライトカード1に擦り取られて、
リライトカード1の上面側に薄く伸ばされた状態で付着
し、油分除去ヘッド24から殆ど除去される(図5
(c)に示された状態)。
【0036】本発明者らは、上述したリライト装置10
を用いて、実験(上面に皮脂Sを付着させたリライトカ
ード1をリライト装置10に挿入し、カード処理(消去
ヘッド38での可視情報の消去、及び、記録ヘッド40
での可視情報の記録)を行った後に、リライトカード1
をリライト装置10から排出させるという行程を10回
繰り返した)を行った結果、消去ヘッド38及び記録ヘ
ッド40には、皮脂の付着は全く見られなかった。油分
除去ヘッド24には、部分的に薄らと曇りが生じている
箇所が見られ、この部分に若干の皮脂が付着しているこ
とが確認された。リライトカード1の上面は全体的に薄
らと曇っており、皮脂が薄く伸ばされた状態で付着して
いることが確認された。
【0037】以上のように、本実施形態のリライト装置
10によれば、リライトカード1が消去ヘッド38及び
記録ヘッド40に向けて搬送される際において、消去ヘ
ッド38及び記録ヘッド40よりもリライトカード1の
搬送方向上流側に位置し、リライトカード1に付着した
油分、例えば皮脂Sを除去するための油分除去ヘッド2
4が設けられているので、リライトカード1に付着して
いた油分の消去ヘッド38及び記録ヘッド40への付着
を抑制し、消去ヘッド38及び記録ヘッド40の清掃や
交換等のメンテナンス作業に伴うコストの削減、装置の
稼働率の向上を図ることができる。
【0038】また、油分除去ヘッド24は、リライトカ
ード1に付着した油分が軟化する温度以上の温度となる
ように発熱するので、リライトカード1が油分除去ヘッ
ド24を通過する際に、油分除去ヘッド24の熱がリラ
イトカード1に付着した油分に伝わり、油分が軟化され
ることになり、油分除去ヘッド24によりリライトカー
ド1から油分を容易に除去することができる。また、油
分除去ヘッド24は、記録層3に記録された可視情報が
消去される温度よりも低い温度に発熱するので、油分除
去ヘッド24の熱により、リライトカード1の記録層3
に記録された可視情報が消去されることはなく、リライ
ト装置10に挿入されたリライトカード1の可視情報の
消去及び可視情報の記録が行われない場合においても、
すでに記録されている可視情報を保護することができ
る。
【0039】また、油分除去ヘッド24は、45〜60
℃の範囲内の温度、例えば約55℃となるように発熱す
るので、リライトカード1の記録層3に記録された可視
情報を保護すると共に、油分、特に皮脂Sを有効に除去
することができる。
【0040】また、リライトカード1のカード処理が終
了し、リライトカード1が消去ヘッド38及び記録ヘッ
ド40からカード挿入排出口14に向け搬送される際
に、油分除去ヘッド24に付着した油分をリライトカー
ド1に再付着させることにより、油分除去ヘッド24の
清掃や交換等のメンテナンス作業に伴うコストの削減、
装置の稼働率の向上を図ることができる。なお、油分除
去ヘッド24に付着した油分をリライトカード1に再付
着させても、次回、リライト装置10にて可視情報の消
去及び記録を行う際には、油分除去ヘッド24により、
リライトカード1に付着した油分が除去されるので、消
去ヘッド38における可視情報の消去あるいは記録ヘッ
ド40における可視情報の記録に支障を来すことはな
い。また、油分除去ヘッド24に再付着した油分は、リ
ライトカード1の上面(表面)に薄く伸ばされた状態と
されるので、リライトカード1の上面が油分により薄っ
すらと曇る程度であり、リライトカード1の記録層3に
記録された可視情報の視認性を低下させることはない。
【0041】また、油分除去ヘッド24は、リライトカ
ード1が消去ヘッド38及び記録ヘッド40側から搬送
される際には、消去ヘッド38及び記録ヘッド40側か
ら搬送されてきたリライトカード1の温度よりも低い温
度となるので、リライトカード1が油分除去ヘッド24
を再度通過する際に、リライトカード1の熱が油分除去
ヘッド24に付着した油分に伝わり、油分が軟化される
ことになり、油分除去ヘッド24からリライトカード1
に油分を効率よく再付着させることができる。
【0042】また、油分除去ヘッド24は、リライトカ
ード1が消去ヘッド38及び記録ヘッド40側から搬送
される際に、45℃以下、例えば約35℃となることに
より、油分除去ヘッド24に付着した油分、特に皮脂S
をリライトカード1に効率よく再付着させることができ
る。
【0043】なお、本実施形態においては、油分除去ヘ
ッド24として、セラミックヒータを有するイレーズバ
ーを用いているが、複数の発熱素子が配設されたサーマ
ルヘッド、その表面が加熱されるヒートローラ等を用い
ることもできる。また、油分除去ヘッド24を配設する
位置についても、本実施形態の位置に限られるものでは
なく、油分除去ヘッド24を、消去ヘッド38及び記録
ヘッド40に向けて搬送される際に、消去ヘッド38及
び記録ヘッド40よりもリライトカード1の搬送方向上
流側となる位置に配設すればよい。
【0044】また、本実施形態においては、第1フォト
センサ50によりリライトカード1の挿入が検知される
ことにより、セラミックヒータが通電状態となり、油分
除去ヘッド24が発熱するように構成しているが、第1
フォトセンサ50によるリライトカード1の挿入の検知
に拘わらず、通常セラミックヒータを通電状態として、
油分除去ヘッド24を発熱させるように構成してもよ
い。この場合には、リライトカード1が消去ヘッド38
側から搬送される際に、セラミックヒータへの通電を停
止して、油分除去ヘッド24を冷却し、リライトカード
1がリライト装置10から抜き取られた後、セラミック
ヒータを通電状態として、油分除去ヘッド24を発熱さ
せることになる。
【0045】
【発明の効果】以上、詳細に説明したとおり、本発明の
カード処理装置によれば、リライトカードに付着してい
た油分の消去手段及び記録手段への付着を抑制し、消去
手段及び記録手段の清掃や交換等のメンテナンス作業に
伴うコストの削減、装置の稼働率の向上を図ることが可
能なカード処理装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカード処理装置の実施形態を概略
的に示した断面図である。
【図2】リライトカードの部分断面図である。
【図3】本発明によるカード処理装置の実施形態を示す
ブロック図である。
【図4】本発明によるカード処理装置の実施形態におけ
る、カード処理動作を示したフローチャートである。
【図5】本発明によるカード処理装置の実施形態に含ま
れる、油分除去ヘッドでのリライトカードに付着した皮
脂の除去、及び、油分除去ヘッドに付着した皮脂のリラ
イトカードへの再付着を説明するための図であり、
(a)はリライトカードが油分除去ヘッドに到達する前
の状態を示し、(b)は油分除去ヘッドにてリライトカ
ードに付着した皮脂を除去した状態を示し、(c)は油
分除去ヘッドに付着した皮脂をリライトカードに再付着
させた状態を示している。
【符号の説明】
1…リライトカード、3…記録層、10…リライト装
置、12…ケース、14…カード挿入排出口、16…カ
ード挿入排出部、18…送りローラ部、20…送りロー
ラ部、22…搬送用モータ、24…油分除去ヘッド、2
6…除電ブラシ、28…ごみ取りローラ部、36…磁気
ヘッド、38…消去ヘッド、40…記録ヘッド、56…
基板、58…制御ユニット、P…カード搬送路、S…皮
脂。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 室伏 秀樹 神奈川県横浜市金沢区大川3番1号 東 急車輛製造株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−319816(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/32 B41J 29/17 G06K 17/00 G06K 13/00 G06K 7/00 B41M 5/26 B42D 15/10

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱することにより可視情報の記録及び
    消去を繰り返し行うことのできる記録層を表面側に有す
    るカードを搬送する搬送手段と、 前記搬送手段により搬送されてきた前記カードの前記記
    録層に記録されている可視情報を消去する消去手段と、 前記カードの前記記録層に可視情報を記録する記録手段
    とを備えたカード処理装置であって、 前記カードが前記消去手段及び前記記録手段に向けて搬
    送される際に、前記消去手段及び前記記録手段よりも前
    記カードの搬送方向上流側に位置し、前記カードに付着
    した油分を除去するための除去手段が設けられており、 前記除去手段は、前記記録層に記録された可視情報が消
    去される温度よりも低く、前記油分が軟化する温度以上
    の温度となるように発熱することを特徴とするカード処
    理装置。
  2. 【請求項2】 前記除去手段は、45〜60℃の範囲内
    の温度となるように発熱することを特徴とする請求項1
    に記載のカード処理装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送手段は、前記消去手段にて可視
    情報の消去が行われ、前記記録手段にて可視情報の記録
    が行われた後に、前記カードを前記消去手段及び前記記
    録手段に向けて搬送した方向とは反対方向に前記カード
    を搬送し、前記除去手段は、前記カードが前記消去手段
    及び前記記録手段側から搬送される際に、前記除去手段
    に付着した前記油分を前記カードに再付着させることを
    特徴とする請求項1又は請求項2に記載のカード処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記除去手段は、 前記カードが前記消去手段及び前記記録手段側から搬送
    される際に、前記消去手段及び前記記録手段側から搬送
    されてきた前記カードの温度よりも低い温度となること
    を特徴とする請求項3に記載のカード処理装置。
  5. 【請求項5】 前記除去手段は、前記カードが前記消去
    手段及び前記記録手段側から搬送される際に、45℃以
    下となることを特徴とする請求項4に記載のカード処理
    装置。
JP18772699A 1999-07-01 1999-07-01 カ―ド処理装置 Expired - Fee Related JP3065614B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18772699A JP3065614B1 (ja) 1999-07-01 1999-07-01 カ―ド処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18772699A JP3065614B1 (ja) 1999-07-01 1999-07-01 カ―ド処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP3065614B1 true JP3065614B1 (ja) 2000-07-17
JP2001010093A JP2001010093A (ja) 2001-01-16

Family

ID=16211115

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18772699A Expired - Fee Related JP3065614B1 (ja) 1999-07-01 1999-07-01 カ―ド処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3065614B1 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001010093A (ja) 2001-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001504765A (ja) 情報を熱的に格納するための装置および情報担体
JP2005221572A (ja) 画像消去装置
JP3065614B1 (ja) カ―ド処理装置
JP2580204Y2 (ja) リサイクルカードのリフレッシュ装置
JPS62160600A (ja) カ−ド処理装置
JPH01242278A (ja) インクシート及び熱転写記録装置
JP2006206236A (ja) 画像形成装置
US5896156A (en) Recording method and apparatus for positively erasing an image recorded on a reversible heat-sensitive recording medium
JP3079672B2 (ja) 記録済記録媒体の再加熱処理装置
JP3485230B2 (ja) 感熱ヘッドのクリーニング方法
JP5948803B2 (ja) 媒体処理装置
JP2604225Y2 (ja) リサイクルカードのリフレッシュ装置
JPS63222364A (ja) 携帯可能記録媒体の読取・書込装置
JPH11192737A (ja) 印字・消去方法及び装置
JP3508896B2 (ja) リライタブル記録装置
JPH09141907A (ja) 記録方法及び記録装置
JP2736663B2 (ja) サーモクロミックフィルムを用いた記録装置
JPH07186553A (ja) 熱可逆特性を有するリライトカードの印字方法と印字装置
JPH0890934A (ja) 熱可逆特性を有するリライトカードの印字方法と印字装置
JP2648106B2 (ja) 記録媒体処理装置
JP2001130037A (ja) 画像記録装置
JPH10143620A (ja) リライト装置及びリライタブル媒体用の消去装置
JPH09277576A (ja) 印字装置および自動改札機
JP3206333B2 (ja) 写真焼付け装置
JP2003127571A (ja) プラスチックカードの再生法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080512

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090512

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090512

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100512

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees