JP3485230B2 - 感熱ヘッドのクリーニング方法 - Google Patents

感熱ヘッドのクリーニング方法

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JP3485230B2
JP3485230B2 JP35244696A JP35244696A JP3485230B2 JP 3485230 B2 JP3485230 B2 JP 3485230B2 JP 35244696 A JP35244696 A JP 35244696A JP 35244696 A JP35244696 A JP 35244696A JP 3485230 B2 JP3485230 B2 JP 3485230B2
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thermal
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は書き替え可能な可
逆性感熱記録媒体に記録、消去を繰り返す記録方法、特
に繰り返して記録、消去するときの印字不良及び消去不
良発生の防止及び搬送性向上に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば特開平4−44887号公
報に示されているように、温度により透明度が可逆的に
変化して、情報の記録と消去を繰り返すことができる可
逆性感熱記録媒体が、各種情報を表示するために使用さ
れ始めている。この可逆性感熱記録媒体は、図1の構成
図に示すように、ポリエステルフィルム等からなるベー
スフィルム(31)上に高分子(33)中に有機低分子
物質(34)を分散した高分子/低分子複合タイプの記
録材料で構成した記録層(32)を設け、記録層(3
2)の上にオーバーコート層(35)を設けて記録層
(32)を保護している。この可逆性感熱記録媒体の記
録層(34)を構成している記録材料は、図2に示すよ
うに、加熱、冷却したときに透過率が変化する。例えば
図2に示す温度T1以下の室温状態Aで白濁状態にあっ
た記録材料を加熱すると、温度T2から透過率が増加し
始め、温度T3で最大透明状態Bになる。この最大透明
になった状態Bで記録材料を室温まで冷却して状態Cに
しても透明は維持される。次に室温状態Cで最大透明状
態になっている記録材料を、図3の破線で示すように、
温度T3より高い温度T4以上の状態Dに再加熱すると、
最大透明状態と最大白濁状態の中間状態になる。この状
態Dから温度T1以下の室温状態Aまで冷却すると元の
最大白濁状態に戻る。可逆性感熱記録媒体は、この記録
材料の有機低分子物質(34)が熱により多結晶から単
結晶に変化して透過率を変化させる性質を利用して可視
像の記録と消去を繰り返すことができる。
【0003】この可逆性感熱記録媒体の可視像を消去す
るのに、確実に消去しやすいホットスタンプやホットプ
レート等により、消去をすることが通常行なわれてき
た。しかしながら、ホットスタンプ等には、温度を上昇
させ一定温度に安定させるためには時間がかかり、一度
電源を切ってしまうとすぐには使えないこと、その温度
にするまで及びその温度を維持するために多くのエネル
ギーが必要であること、最低でも消去する面積と同一の
面積が必要であるため記録と消去を繰り返す記録装置中
に組み込んだ際に大きなスペースが必要なこと、ホット
スタンプ自体が高価であること、さらには消去の際、記
録媒体と接している時間が長いため記録・消去を多数回
繰り返していると消去した画像が残像のように残ってし
まうといった問題が存在する。
【0004】これらの問題を解決するため、図3に示す
ような消去用感熱ヘッド(6)を有する可逆性感熱記録
媒体記録及び消去装置(2)が使用されるようになって
きた。具体的には、この装置は消去用ヘッド(6)と記
録用のサーマルヘッド(5)とを有し、搬送ローラ
(3)とプラテンローラ(4)で送られている可逆性感
熱記録媒体(1)を消去用感熱ヘッド(6)の前段にあ
る位置検出センサ(12)で検出すると、可逆性感熱記
録媒体(1)が消去用感熱ヘッド(6)に到達する直前
に、消去用感熱ヘッド(6)を可逆性感熱記録媒体
(1)の透明化温度まで急加熱し、透明化温度に達した
ら消去用感熱ヘッド(6)にパルス電流を流して透明化
温度を維持して可逆性感熱記録媒体(1)の記録層を透
明化して白濁可視像を消去する。その後、サーマルヘッ
ド(5)で可逆性感熱記録媒体(1)に新しい可視像を
書き込む。この操作を繰り返すことにより可逆性感熱記
録媒体(1)を何回でも使用することができる。また、
搬送ローラ(3)で送られている可逆性感熱記録媒体
(1)を検出して熱容量が小さい消去用感熱ヘッド
(6)を急加熱して可視像を消去することにより、可視
像消去部の小型化や省エネルギー化を図ることができ
る。図中、符号(4)はプラテンローラを、符号(7)
は磁気ヘッドを表わす。
【0005】しかし、上記のように可逆性感熱記録媒体
(1)に記録された可視像を消去用感熱ヘッド(6)で
繰り返して消去するときに、可逆性感熱記録媒体(1)
の表面に消去用感熱ヘッド(6)を接触させながら可逆
性感熱記録媒体(1)を移動させているため、可逆性感
熱記録媒体(1)の表面に付着したゴミや指紋等の汚れ
が消去用感熱ヘッド(6)の表面に付着してしまう。ゴ
ミや指紋等の汚れが付着した消去用感熱ヘッド(6)で
画像を消去しようとすると消去用感熱ヘッド(6)と可
逆性感熱記録媒体(1)との間の抵抗値が大きくなり、
移動している可逆性感熱記録媒体(1)の加える熱量が
低下して局部的に消去不良が発生してしまい、新しい可
視像を正確に記録することができなくなってしまうとい
う、ホットスタンプ等では特に存在しなかった新しい問
題が発生した。
【0006】また従来、消去用感熱ヘッド(6)と同様
に可逆性感熱記録媒体(1)に接触させながら移動する
ものとしてサーマルヘッド(5)が存在し、同様の理由
からゴミや汚れが付着し、可視像が正確に記録すること
ができなくなるという問題が存在する。それに対して、
記録用のサーマルヘッド(5)のヘッドカス付着防止の
為に、例えば特開平4−173289号公報、特開平5
−286240号公報等のような記録媒体そのものにク
リーニング加工処理を設け、媒体に印字する際にクリー
ニングを行なうもの、実開平5−73707号公報のよ
うなクリーニングカードによりクリーニングを行なうも
の、更に特開平8−108551号公報のようなクリー
ニングカードに凹凸状のパターンを設けたもの、特開平
7−164648号公報のようなエンドレスタイプのク
リーニング媒体を内部に設けた装置によりクリーニング
を行なうもの、特開平8−45038号公報のようなク
リーニング媒体を装着させた装置等様々なサーマルヘッ
ドのクリーニング方法が検討されている。
【0007】しかしながら、これらのサーマルヘッドの
クリーニング方法を消去用感熱ヘッド(6)に適用した
場合、消去用感熱ヘッドは、サーマルヘッドに比べて、
カードの搬送性向上のために単位面積当たりの圧力が低
く、クリーニング媒体との接触が弱いため、消去用感熱
ヘッドに付着したゴミや指紋等の汚れを取ることができ
ず、付着したゴミや指紋等の汚れを取るために消去用感
熱ヘッドの圧力をあげると消去用感熱ヘッドの発熱体の
面積がサーマルヘッドと比較して非常に大きいため発熱
体部での抵抗が大きく可逆性感熱記録媒体(1)が搬送
不良をおこしてしまうという欠点があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
問題を解決するためになされたものであり、消去用感熱
ヘッドに付着したゴミや指紋等の汚れを除去することが
できるクリーニング方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、このよう
な課題を解決するために検討を重ねた結果、可逆性感熱
記録媒体に記録用ヘッドと消去用感熱ヘッドを使用して
記録、消去を繰り返す記録プロセスや装置、可逆性感熱
記録媒体に消去用感熱ヘッドを使用して消去を行なう消
去プロセスや装置のクリーニングにおいて、消去用感熱
ヘッドの進行方向の接触幅より発熱抵抗体部の進行方向
の幅が同等か、それ以上とすることにより、付着カスを
除去できない非発熱抵抗体部がなくなり、カスを完全に
除去でき、クリーニング媒体を搬送させ、消去用感熱ヘ
ッドにクリーニング媒体を接触させると同時に消去用ヘ
ッドを発熱させながらクリーニングを行なうと、消去用
感熱ヘッドに固着した手垢等の汚れは消去用感熱ヘッド
が発熱することにより、汚れがやわらかくなり、従来の
クリーニング媒体を用いても汚れが取り易くなること
また、消去用感熱ヘッドの進行方向の接触幅より発熱抵
抗体部の進行方向の幅が同等か、それ以上とすることに
より、付着カスを除去できない非発熱抵抗体部がなくな
り、カスを完全に除去できることを見い出した。本発明
は、このような知見に基づいてなされたものである。し
たがって、本発明における「消去用装置」は図3に示さ
れるような可逆性感熱記録媒体記録及び消去装置であっ
ても、或いは記録用ヘッドを具備しない消去のみが可能
な装置であってもよい。
【0010】 したがって、この発明に係る感熱ヘッド
のクリーニング方法は、(1)「可逆性感熱記録媒体に
消去用感熱ヘッドを使用して可視像の消去を行なう消去
装置の該消去用感熱ヘッドのクリーニング方法におい
て、該消去用感熱ヘッドの進行方向の接触幅より発熱抵
抗体部の進行方向の幅が同等か、それ以上であり、該消
去用感熱ヘッドを発熱状態にしながらクリーニング媒体
により該消去用感熱ヘッドをクリーニングすることを特
徴とする消去用感熱ヘッドのクリーニング方法。」、
(2)「該消去用感熱ヘッドがセラミックヒーターであ
ることを特徴とする前記(1)に記載の消去用感熱ヘッ
ドのクリーニング方法。」、(3)「該クリーニング媒
体と該消去用感熱ヘッドの接触圧力は、1.2g/mm
2以上30.0g/mm2以下であることを特徴とする
前記(1)又は(2)に記載の感熱ヘッドのクリーニン
グ方法。」、(4)「該消去用感熱ヘッドの発熱温度が
80℃以上であることを特徴とする前記(1)乃至
(3)のいずれかに記載の消去用感熱ヘッドのクリーニ
ング方法。」、(5)「可逆性感熱記録媒体に記録用感
熱ヘッドと消去用感熱ヘッドを使用して可視像の記録と
消去を繰り返す記録装置の該消去用感熱ヘッドのクリー
ニング方法であって、該記録用感熱ヘッドと該消去用感
熱ヘッドを同時に発熱状態にしながらクリーニング媒体
により該記録用感熱ヘッドと該消去用感熱ヘッドをクリ
ーニングすることを特徴とする前記(1)乃至(4)の
いずれかに記載の消去用感熱ヘッドのクリーニング方
法。」、(6)「可逆性感熱記録媒体の印字消去の繰り
返し回数に応じて自動的にクリーニング回数を決め、該
記録用感熱ヘッド及び/又は該消去用感熱ヘッドを同時
に少なくとも1回以上クリーニングすることを特徴とす
る前記(5)に記載の消去用感熱ヘッドのクリーニング
方法。」、(7)「可逆性感熱記録媒体の画像を消去す
るときは、該消去用感熱ヘッドの接触圧力が1.2g/
mm2以上4.0g/mm2以下であり、該クリーニン
グ媒体により該消去用感熱ヘッドをクリーニングすると
きは、該消去用感熱ヘッドの接触圧力が3.0g/mm
2以上であることを特徴とする前記(1)又は(2)に
記載の消去用感熱ヘッドのクリーニング方法。」、
(8)「該クリーニング媒体が不織布からなることを特
徴とする前記(1)、(2)又は(5)に記載の消去用
感熱ヘッド及び記録用感熱ヘッドのクリーニング方
法。」、(9)「該クリーニング媒体に洗浄剤を含浸さ
せたことを特徴とする前記(1)、(2)又は(5)に
記載の消去用感熱ヘッド及び記録用感熱ヘッドのクリー
ニング方法。」、(10)「該クリーニング媒体により
該消去用感熱ヘッドを発熱状態にしながら、複数回クリ
ーニングすることを特徴とする前記(1)又は(2)に
記載の該消去用感熱ヘッドのクリーニング方法。」、
(11)「該クリーニング媒体により該記録用感熱ヘッ
ド及び該消去用感熱ヘッドを同時に発熱状態にしなが
ら、複数回クリーニングすることを特徴とする前記
(5)に記載の該記録用感熱ヘッド及び該消去用感熱ヘ
ッドのクリーニング方法。」によって達成される。
【0011】また、該消去用感熱ヘッドがセラミックヒ
ーターであると特に有効であり、該消去用感熱ヘッドの
進行方向の接触幅より発熱抵抗体部の進行方向の幅が同
等か、それ以上であると更にヘッドカス除去に効果があ
ることを見い出した。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に該消去用感熱ヘッドの進行
方向の接触幅と発熱体抵抗体部の進行方向の幅の関係を
含め、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0013】図5は、一般的な消去装置内のプラテンロ
ール(4)と可逆性感熱記録媒体(1)の断面を示す図
である。通常、可逆性感熱記録媒体(1)表面上に形成
した画像を消去するには、図5のようにプラテンロール
(4)により可逆性感熱記録媒体を搬送させながら発熱
抵抗体(10)を有する消去用感熱ヘッド(6)を一定
温度に発熱させ画像を消去する。
【0014】図6−(1)は従来の消去用感熱ヘッドの
断面図であり、図6−(2)はヘッドカスが付着した従
来の消去用感熱ヘッドであり、図6−(3)はヘッドカ
スが付着した従来の消去用感熱ヘッドを発熱状態にしな
がらクリーニング媒体を搬送させ、消去用感熱ヘッドの
発熱抵抗体部をクリーニングしたあとの断面図である。
図6−(3)に示されるように従来の消去用感熱ヘッド
は、消去用感熱ヘッドの進行方向の接触幅(イ)より発
熱抵抗体部の進行方向の幅(ロ)の方が狭いので、可逆
性感熱記録媒体と接触し、且つカスが付着するが発熱で
きない非発熱体抵抗部(ハ)は付着したカスを除去する
ことができない。このカスが増えてくると発熱抵抗体部
上のカスと同じように消去不良になる。このため図7−
(1)に示されるように消去用感熱ヘッドの進行方向の
接触幅(イ)より発熱抵抗体部の進行方向の幅(ロ)の
方が同等か、又は広ければ、図6−(3)のような非発
熱抵抗体部(ハ)がなくなり、消去用感熱ヘッドの進行
方向の接触幅(イ)より発熱抵抗体部の進行方向の幅
(ロ)の方が同等以上の場合、図7−(2)のようにヘ
ッドカスが付着しても、消去用感熱ヘッドを発熱状態に
しながらクリーニング媒体を搬送させ、消去用感熱ヘッ
ドの発熱抵抗体部をクリーニングしたあとは、図7−
(3)のようにカスを完全に除去できる。
【0015】また、消去用感熱ヘッドの発熱抵抗体の表
面粗さがRmax(最大高さ)=0.5μm以下である
と発熱抵抗体に付着したカスが発熱抵抗体の表面に引っ
かかることが少なくなり除去しやすい。発熱抵抗体の表
面粗さがRmax=0.2μm以下であると更に好まし
く、Rmax=0.1μm以下であると特に好ましい。
発熱抵抗体の表面粗さを小さくするとカスが除去しやす
くなるだけでなく、可逆性感熱記録媒体との接触が良く
なるので画像の消去性も向上する。この表面粗さは、J
IS B 0601の方法に準じて触針計により測定する
ことができる。
【0016】クリーニング媒体により該消去用感熱ヘッ
ドのヘッドカスを除去する時の接触圧力は、ヘッドカス
除去ができ、且つクリーニング媒体が搬送できる圧力の
範囲であればよく、たとえば1.2g/mm2以上3
0.0g/mm2以下の範囲が好ましい。更に、3.0
g/mm2以上24.0g/mm2以下、4.0g/mm
2以上20.0g/mm2以下の範囲がより好ましい。
1.2g/mm2未満ではヘッドとクリーニング媒体の
接触が弱すぎるため、たとえヘッドを加熱しながらクリ
ーニングを行なったとしても、ヘッドカスが除去しにく
くなり、30.0g/mm2を超えると凹凸が多く搬送
性の良いクリーニング媒体であっても、消去用感熱ヘッ
ドはサーマルヘッドと比較してクリーニング媒体に接触
する面積が非常に広いため、搬送性に問題が発生する傾
向となる。また、画像消去時の該消去用感熱ヘッドの接
触圧力は、1.2g/mm2以上4.0g/mm2以下の
範囲が好ましく、更に好ましくは1.5g/mm2以上
3.0g/mm2以下の範囲である。1.2g/mm2
満では可逆性感熱記録媒体との接触が弱くなるので画像
の消去性がやや悪くなり、4.0g/mm2を超えると
可逆性感熱記録媒体との接触が強いので可逆性感熱記録
媒体の搬送性が悪くなり消去不良が発生する傾向にな
る。
【0017】消去用感熱ヘッドの発熱温度は80℃以上
が良く、80℃未満では手垢等の汚れが柔らかくならな
いので汚れが除きにくくなる。可逆性感熱記録媒体に記
録用感熱ヘッドと消去用感熱ヘッドを使用して可視像の
記録と消去を繰り返す記録装置においては、記録用感熱
ヘッドと消去用感熱ヘッドを同時に発熱状態にしながら
クリーニング媒体により記録用感熱ヘッドと消去用感熱
ヘッドをクリーニングすると1回で記録用感熱ヘッドと
消去用感熱ヘッドの両方をクリーニングできる。
【0018】クリーニング媒体が不織布からなると、さ
らにクリーニング効率が良くなる。また、クリーニング
媒体に洗浄剤を含浸させるとさらに良い。洗浄剤として
は、水、アルコール系等適宜使用できるが、蒸発した際
に消去用感熱ヘッドに何も残らないものが好ましい。ク
リーニング媒体を搬送させることによる記録用感熱ヘッ
ド又は消去用感熱ヘッドのクリーニングを複数回繰り返
すと確実に汚れを取り除ける。また、可逆性感熱記録媒
体の印字消去の繰り返し回数に応じて自動的にクリーニ
ング回数を決め該記録用感熱ヘッド又は該消去用感熱ヘ
ッド又は該記録用感熱ヘッドと該消去用感熱ヘッドを同
時に少なくとも1回以上クリーニングすることによりヘ
ッドに付着したカスを確実に取り除くことができる。こ
れは例えば、可逆性感熱記録媒体の印字消去の繰り返し
回数が500回以下ならば、クリーニング回数は2回、
印字消去の繰り返し回数が800回以上ならば、クリー
ニング回数は5回、印字消去の繰り返し回数が1000
回以上ならば、クリーニング回数は7回、とあらかじめ
決めておき、クリーニング媒体を搬送するときに自動的
にクリーニングを指定の回数だけ行なわせればよい。
【0019】再び図3について、この図3はこの発明の
方法を実施するのにも適した装置の1構成例を示す配置
図である。図に示すように、可逆性感熱記録媒体(1)
の記録と消去を行なう記録装置は複数の搬送ローラ
(3)と複数のプラテンローラ(4)を有する可逆性感
熱記録媒体(1)の搬送路に沿ってサーマルヘッド
(5)と消去用感熱ヘッド(6)と磁気ヘッド(7)が
媒体挿入口(8)から順に配列されている。
【0020】先に図1にて示したように、本発明におけ
る可逆性感熱記録媒体は、ポリエステルフィルム等から
なるベースフィルム(31)の上に高分子(33)中に
有機低分子物質(34)を分散した高分子/低分子複合
タイプの記録材料で構成した記録層(32)を設け、記
録層(32)をオーバーコート層(35)で保護して、
可視像の記録と消去を繰り返すことができるようになっ
ており、サーマルヘッド(5)はこの可逆性感熱記録媒
体(1)に可視像を記録する。消去用感熱ヘッド(6)
は、図4の断面図に示すように、例えば厚さが1mmの
セラミック基板(9)上に形成され、可逆性感熱記録媒
体(1)の搬送路に直交する、例えば幅が2mm、厚さ
が20μmの帯状の膜状発熱抵抗体(10)と、膜状発
熱抵抗体(10)を覆う結晶化ガラスの保護膜(11)
とで形成され、膜状発熱抵抗体(10)にパルス電流を
流すことにより保護膜(11)の表面を一定温度に加熱
して、可逆性感熱記録媒体(1)に記録された可視像を
消去する。
【0021】消去用感熱ヘッド(6)をクリーニングす
るには、図3の媒体挿入口(8)からクリーニング媒体
を挿入させ、消去用感熱ヘッド(6)がクリーニング媒
体に接触する状態でクリーニング媒体を搬送させると同
時に消去用感熱ヘッド(6)を発熱させれば良い。更
に、サーマルヘッド(5)も消去用感熱ヘッド(6)と
同様に接触し、必要によって発熱させれば消去用感熱ヘ
ッド(6)と同時にクリーニングすることができる。ク
リーニング媒体としては、クリーニング効果を持つクリ
ーニング部材のみからなるもの、クリーニング部材を基
体に貼り合わせたもの等、従来公知のサーマルヘッド用
のクリーニング媒体を適宜用いることができる。好まし
いクリーニング媒体としては、表面に凹凸を有している
ものであり、特にクリーニング部材としては、不織布か
らなるものが好ましい。更に、クリーニング部材の通気
量が50cc/cm/sec〜350cc/cm/se
cの範囲のものが好ましい。クリーニング媒体の厚みと
しては、30〜300μm程度が好ましい。
【0022】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳細に説明す
る。 実施例1 可逆性感熱記録媒体はリコー社製FB651の表面にO
Pニス加工し、所定のカードサイズに打ち抜き作成し
た。記録装置は図3に示したようなサーマルヘッドと消
去用感熱ヘッドを設けた装置(九州松下社製記録装置R
−3000)を用いた。サーマルヘッド及び消去用感熱
ヘッドのカス付着は、可逆性感熱記録媒体の表面に手の
ひらの手垢をカード全面に付着させ、記録装置内の消去
用感熱ヘッド(100℃設定)とサーマルヘッドにより
消去−印字を行ない画像形成する。手垢は毎回カードに
全面付着させこれを繰り返し100回行ない、サーマル
ヘッドと消去用感熱ヘッドに手垢を付着させる。(繰り
返し50回程度から印字及び消去不良が発生する。)
尚、この時の印字エネルギーは0.32mJ/dot、
消去温度は110℃、消去用感熱ヘッド圧力は2.0g
/mm2、カード搬送スピードは30mm/secとし
た。クリーニングカードは基材として白色PETフィル
ム(厚み100μm)を用い、接着剤層としてエポキシ
系接着剤(商品名アラルダイト、長瀬チバ製)を塗布
し、この約50μm厚の接着剤層上に不織布(東レアク
スター、通気量300cc/cm/sec)を貼り合わ
せ、乾燥後所定サイズに打ち抜き作成した。
【0023】このように、カス付着した記録装置内のサ
ーマルヘッドと消去用感熱ヘッドのクリーニングカード
によるヘッドカス除去テストを行なった。消去用感熱ヘ
ッドの発熱抵抗体の表面粗さをRmax=0.14、印
字エネルギーは0.3mJ/dot、消去用感熱ヘッド
の温度設定は80℃、消去用感熱ヘッドの圧力は2.2
2g/mm2、搬送スピードは30mm/secとし
た。クリーニングカードを搬送させ、クリーニング効果
を調べた。この時のクリーニング回数は5回である。ま
た、このクリーニング条件でOPニス付きFB651を
搬送させ可逆性感熱記録媒体の搬送性を調べた。尚、消
去用感熱ヘッドの形状は図6−1〜図6−3のような非
発熱抵抗体部を有するものである。
【0024】実施例2 記録装置内のサーマルヘッドと消去用感熱ヘッドに手垢
を付着させた後、3週間経過後にクリーニングカードに
よるヘッドカス除去テストを行なった以外は実施例1と
同様である。 実施例3 消去用感熱ヘッドの温度設定を110℃とした以外は実
施例1と同様にしてクリーニングテストを行なった。 実施例4 消去用感熱ヘッドの温度設定を70℃とした以外は実施
例1と同様にしてクリーニングテストを行なった。 実施例5 クリーニングカードをイソプロピルアルコールで含浸さ
せた以外は実施例3と同様にしてクリーニングテストを
行なった。 実施例6 クリーニングカードとしてリコー社製サーマルペーパー
115HMBを使用する以外は実施例3と同様にしてク
リーニングテストを行なった。
【0025】実施例7 消去用感熱ヘッドの圧力を0.90g/mm2とした以
外は実施例3と同様にしてクリーニングテストを行なっ
た。 実施例8 消去用感熱ヘッドの圧力を1.00g/mm2とした以
外は実施例3と同様にしてクリーニングテストを行なっ
た。 実施例9 消去用感熱ヘッドの圧力を4.0g/mm2とした以外
は実施例3と同様にしてクリーニングテストを行なっ
た。 実施例10 消去用感熱ヘッドの圧力を20.0g/mm2とした以
外は実施例3と同様にしてクリーニングテストを行なっ
た。 実施例11 消去用感熱ヘッドの圧力を25.0g/mm2とした以
外は実施例3と同様にしてクリーニングテストを行なっ
た。 実施例12 消去用感熱ヘッドの圧力を3.0g/mm2とした以外
は実施例3と同様にしてクリーニングテストを行なっ
た。
【0026】実施例13 発熱抵抗体の表面粗さをRmax=0.6μmにした以
外は実施例3と同様にしてクリーニングテストを行なっ
た。 実施例14 消去用感熱ヘッドの発熱抵抗体が図7のように非発熱抵
抗体部がなくなるように加工した消去用感熱ヘッドを使
用した以外は実施例3と同様にしてクリーニングテスト
を行なった。 実施例15 発熱抵抗体の表面粗さをRmax=0.5μmにした以
外は実施例3と同様にしてクリーニングテストを行なっ
た。 実施例16 消去用感熱ヘッドの圧力を5.0g/mm2とした以外
は実施例3と同様にしてクリーニングテストを行なっ
た。
【0027】比較例1 サーマルヘッドと消去用感熱ヘッドを発熱させない以外
は実施例1と同様にしてクリーニングテストを行なっ
た。 比較例2 サーマルヘッドと消去用感熱ヘッドを発熱させない以外
は実施例2と同様にしてクリーニングテストを行なっ
た。以上のクリーニングテストの結果を表1に示す。
【0028】
【表1】
【0029】カス除去のランク ◎:発熱抵抗体上のカスはすべて除去でき、発熱抵抗体
のまわり(非発熱抵抗体部)のカスもない状態である。 ○:発熱抵抗体上のカスはすべて除去できる。やや非発
熱抵抗体部にカスが残る。 ○△:発熱抵抗体上のカスはほとんど除去できる。やや
非発熱抵抗体部にカスが残る。 △:発熱抵抗体上のカスはやや除去でき、非発熱抵抗体
部のカスはほんの少し取れる。(このレベルならば印字
又は消去不良は発生しない。) ×△:発熱抵抗体上のカスはほんの少しだけ除去でき、
非発熱抵抗体部のカスもほんの少しだけ取れる。(この
レベルでは印字又は消去不良は発生する。) ×:発熱抵抗体上のカスはほとんどとれない。非発熱抵
抗体部もかなりカスが多い。
【0030】搬送性に関しては下記のとおり判定した。 ○:スムーズに搬送する。 △:異音が大きいが搬送できる。 ×:搬送できない。
【0031】但し、クリーニング前においては、実施例
1〜16、比較例1、2ともサーマルヘッドと消去用感
熱ヘッドカスの発生はひどく、印字切れと消去不良の発
生がほぼ同様に認められ、表1にはクリーニングテスト
後のものについて記載した。また、実施例3、4、7〜
15のサーマルヘッドカス除去については表1には記載
していない。
【0032】
【発明の効果】以上、詳細且つ具体的に説明したよう
に、本発明の方法は消去用感熱ヘッドに付着したカスを
完全に取り除くことができ、搬送性もよいので、印字−
消去を安定して行なうことができるという極めて優れた
効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明において用いられる可逆性感熱記録媒体
の1例を示す断面図である。
【図2】本発明において用いられる可逆性感熱記録媒体
の温度−透明度変化を説明する特性図である。
【図3】本発明を実施するのに適した消去装置の1構成
例を示す配置図である。
【図4】本発明における1消去用感熱ヘッド側の要部を
示す断面図である。
【図5】本発明における消去装置内のプラテンローラと
可逆性感熱記録媒体の断面図を示す図である。
【図6】消去用感熱ヘッドにおける発熱抵抗体の進行方
向の幅とヘッドカスクリーニングとの関係を説明するヘ
ッド断面図である。
【図7】本発明における消去装置内のヘッドの1例につ
いてクリーニングを説明する断面図である。
【符号の説明】
1 可逆性感熱記録媒体 2 消去装置 3 搬送ローラ 4 プラテンローラ 5 サーマルヘッド 6 消去用感熱ヘッド 7 磁気ヘッド 8 媒体挿入口 9 セラミック基板 10 膜状発熱抵抗体 11 保護膜 12 位置検出センサ 13 ヘッドカス イ 消去用感熱ヘッドの進行方向の接触幅 ロ 発熱抵抗体部の進行方向の接触幅 ハ 非発熱抵抗体部 31 フィルム 32 記録層 33 高分子 34 有機低分子物質 35 オーバーコート層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 増渕 文人 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 堀内 晴宏 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 平8−45038(JP,A) 特開 平7−227976(JP,A) 特開 平8−108551(JP,A) 特開 平8−118691(JP,A) 特開 平7−314745(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/32 B41J 29/17 B41M 5/26 B41M 5/36

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可逆性感熱記録媒体に消去用感熱ヘッド
    を使用して可視像の消去を行なう消去装置の該消去用感
    熱ヘッドのクリーニング方法において、該消去用感熱ヘ
    ッドの進行方向の接触幅より発熱抵抗体部の進行方向の
    幅が同等か、それ以上であり、該消去用感熱ヘッドを発
    熱状態にしながらクリーニング媒体により該消去用感熱
    ヘッドをクリーニングすることを特徴とする消去用感熱
    ヘッドのクリーニング方法。
  2. 【請求項2】 該消去用感熱ヘッドがセラミックヒータ
    ーであることを特徴とする請求項1に記載の消去用感熱
    ヘッドのクリーニング方法。
  3. 【請求項3】 該クリーニング媒体と該消去用感熱ヘッ
    ドの接触圧力は、1.2g/mm2以上30.0g/m
    m2以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載
    の感熱ヘッドのクリーニング方法
  4. 【請求項4】 該消去用感熱ヘッドの発熱温度が80℃
    以上であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    に記載の消去用感熱ヘッドのクリーニング方法。
  5. 【請求項5】 可逆性感熱記録媒体に記録用感熱ヘッド
    と消去用感熱ヘッドを使用して可視像の記録と消去を繰
    り返す記録装置の該消去用感熱ヘッドのクリーニング方
    法であって、該記録用感熱ヘッドと該消去用感熱ヘッド
    を同時に発熱状態にしながらクリーニング媒体により該
    記録用感熱ヘッドと該消去用感熱ヘッドをクリーニング
    することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載
    の消去用感熱ヘッドのクリーニング方法。
  6. 【請求項6】 可逆性感熱記録媒体の印字消去の繰り返
    し回数に応じて自動的にクリーニング回数を決め、該記
    録用感熱ヘッド及び/又は該消去用感熱ヘッドを同時に
    少なくとも1回以上クリーニングすることを特徴とする
    請求項5に記載の消去用感熱ヘッドのクリーニング方
    法。
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