JP3065558B2 - カーバッテリープラグ - Google Patents

カーバッテリープラグ

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JP3065558B2
JP3065558B2 JP9106845A JP10684597A JP3065558B2 JP 3065558 B2 JP3065558 B2 JP 3065558B2 JP 9106845 A JP9106845 A JP 9106845A JP 10684597 A JP10684597 A JP 10684597A JP 3065558 B2 JP3065558 B2 JP 3065558B2
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寛 猿田
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R24/00Two-part coupling devices, or either of their cooperating parts, characterised by their overall structure
    • H01R24/58Contacts spaced along longitudinal axis of engagement

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車用のシガ
ライターソケットに嵌合接続し、車載用のボータブル機
器に電源を供給するカーバッテリープラグに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ナビゲーション機器、通信機器な
ど車載用を目的とした電気機器が多数商品化され、同時
に、これらの機器への電源供給用として、シガライター
ソケットから電源を取り出すカーバッテリープラグが広
く利用されている。
【0003】図10は、この従来のカーバッテリープラ
グ100の構造を示すもので、円筒状のプラグハウジン
グ101と、プラグハウジング101の前端部に螺着さ
れた絶縁キャップ102を備えている。絶縁キャップ1
02には、挿通孔102aが穿設され、この挿通孔10
2aをヘッドターミナル103が挿通することにより絶
縁キャップ102の前端部にヘッドターミナル103が
進退自在に取り付けられている。図示のように、ヘッド
ターミナル103は、その肩部103aが挿通孔102
内の段部に当接して、外方への突出が規制されている。
ヘッドターミナル103の後端には、後方に開口する断
面円形の収容凹部103bが凹設され、ヒューズ管10
6の先端端子部106aを収容することにより、この端
子部106aと電気接続している。
【0004】プラグハウジング101内の中央部には、
固定ターミナル105が取り付けられ、フラグハウジン
グ101と一体の固定部104によってプラグハウジン
グ101に固定されている。固定ターミナル105の脚
部105aは、後方に突出し、図示しない電源コードの
電源側のリード線に半田接続される。また、固定ターミ
ナル105の一対の腕部105b、105bは、対向す
る内側面側が凹曲面に形成され、その間で、導電性コイ
ルスプリング107を収容している。ヘッドターミナル
103と固定ターミナル105の間には、ヒューズ管1
06と導電性コイルスプリング107が直列に配置され
た状態で取り付けられ、圧縮された導電性コイルスプリ
ング107によって、ヘッドターミナル103がプラグ
ハウジング101の前端部から突出する方向に付勢され
ている。
【0005】従って、ヘッドターミナル103は、ヒュ
ーズ管106、導電性コイルスプリング107を介し
て、電源コードの電源側リード線と電気接続する固定タ
ーミナル105に電気接続し、この間のヒューズ管10
6によって過電流保護回路が形成される。
【0006】一方、プラグハウジング101の両側に
は、自由端側がU字状に内側に折り曲げた板バネ接触片
108、108が取り付けられ、そのうち一方の板バネ
接触片108の脚部108aは、後方に突出して図示し
ない電源コードのアース側リード線に半田接続される。
【0007】それぞれの板バネ接触片108は、脚部1
08aがプラグハウジング101の保持溝101aに嵌
め込まれて固定され、固定された状態で、側方に円弧状
に膨らんだ接触部108bは、プラグハウジング101
の側面に形成された窓孔109から突出している。
【0008】また、内側に折り曲げられた折り返し端部
108cは、窓孔109に臨むプラグハウジング101
の支持壁面101bに当接する。
【0009】尚、プラグハウジング101は、軸方向に
沿って2分割した半割ハウジングからなり、一方の半割
ハウジング内に上記ホールド金具105、板バネ接触片
108等を収容した後、他方の半割ハウジングで覆い、
ネジ止め孔110を挿通させた図示しないネジによって
両者を固定して組み立てる。
【0010】このように構成されたカーバッテリープラ
グ100を、シガライターソケット111に差し込む
と、板バネ接触片108の接触部108bが円筒状のア
ース筒体111aの内壁に弾性接触し、更に差し込むと
ヘッドターミナル103が内底面に露出する電源端子1
11bに弾性接触する。従って、シガライターソケット
111のアース筒体111aと電源端子111bは、そ
れぞれカーバッテリープラグ100によって、それぞれ
電源コードのアース側リード線と電源側リード線に接続
する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来のカーバッ
テリープラグ100において板バネ接触片108は、基
端がプラグハウジング101の保持溝101aよって固
定され、U字状に折り返された自由端側が支持壁面10
1bに当接し、接触部108bは窓孔109から大きく
突出するので、シガライターソケット111のアース筒
体111aへ充分な接触圧をもって弾性接触し、また接
続いている間に、カーバッテリープラグ100がシガラ
イターソケット111から簡単に抜け出てしまうことが
ない。
【0012】しかしながら、このようにある程度強い弾
力でアース筒体111aに接触しているため、使用後に
カーバッテリープラグ100を引き抜く際には、大きな
抜去力を要し、引き抜きずらいものであった。
【0013】板バネ接触片108の形状を変更したり、
プラグハウジング101への板バネ接触片108の取付
位置を変えることによって、抜去力を減じることは可能
であるが、逆にアース筒体111aへ充分な接触圧が得
られなくなったり、抜けやすくなるという問題が生じ、
シガライターソケット111への保持力を増して、しか
も抜去力を減じるという相矛盾する問題をいずれも解決
することはできなかった。
【0014】また、実用新案登録第2525339号の
登録公報によれば、プラグ本体内でスライダーを前後に
摺動させ、コンタクトのバネ端の突出量を調整するカー
バッテリープラグが知られているが、このカーバッテリ
ープラグは、内径が異なる複数種類のシガライターソケ
ットに対し、バネ端の突出量を調整することにより適度
な接触圧と保持力を得るものである。 従って、シガライ
ターソケットの内径に応じて設定したスライダーの位置
は、変更させることができず、所定の接触圧を得て、抜
き出す際には、簡単に抜き出せるように、自動的にコン
タクトの突出量を変化させることはできなかった。
【0015】この発明は、以上の問題点を解決するため
になされたもので、シガライターソケットとの接続にお
いて、特に意識的な操作をせずに、充分な接触圧と保持
力が得られるとともに、シガライターソケットから引き
抜くことが容易なカーバッテリープラグを提供すること
を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、請求項1のカーバッテリープラグは、前端がシガ
ライターソケットに差し込まれる筒状のプラグハウジン
グと、基端がプラグハウジング内に固定され、自由端側
がU字状に折り返されることにより、基端から連続する
外側の接触部がプラグハウジングの窓孔から突出し、内
側の折り返し端部がプラグハウジング内に臨む板バネ接
触片と、プラグハウジング内に前後方向で摺動自在に配
置され、板バネ接触片の折り返し端部が側方から弾性接
触するスライダーと、プラグハウジング内に配設され、
スライダーをプラグハウジングの前方へ付勢する復帰バ
ネと、折り返し端部が弾性接触するスライダーの側面に
形成され、スライダーが前方に摺動したときに、折り返
し端部が当接する支持部と、スライダーの側面に、支持
部の前方で連続するように形成され、スライダーが後方
へ摺動したときに、折り返し端部を傾斜面に沿ってプラ
グハウジング内に侵入させる傾斜部と、プラグハウジン
グの操作孔からプラグハウジングの掌握部に露出し、ス
ライダーと一体に連動する操作摘みとを備え、常時は、
復帰バネのバネ作用により、折り返し端部を支持部に当
接させるとともに、プラグハウジングをシガライターソ
ケットから抜き出す際に、復帰バネのバネ作用に抗し
て、後方へ移動操作させた操作摘みにより、折り返し端
部をプラグハウジング内に引き込むことを特徴とする。
【0017】操作摘みに操作力が加わっていない常時
は、スライダーが復帰バネにより前方へ付勢され、支持
部に折り返し端部が当接している。折り返し端部の当接
位置が、スライダーの支持部にあるときには、板バネ接
触片の接触部は、自由状態で窓孔から大きく突出し、板
バネ接触片の接触部は、窓孔から大きく突出した状態に
ある。
【0018】シガライターソケットへカーバッテリープ
ラグを挿入する際には、プラグハウジングの掌握部に操
作摘みが露出しているので、挿入操作にともなって操作
摘みを握るだけで、スライダーは前方にスライドした位
置を保持する。シガライターソケットと嵌合接続した際
には、板バネ接触片の接触部が窓孔から大きく突出して
いるので、支持部からの反力を受け充分な接触圧をもっ
てアース筒体の内面に弾性接触する。
【0019】引き抜く際には、復帰バネの弾性に抗して
操作摘みを後方へ移動操作し、折り返し端部を傾斜部の
傾斜面に沿って摺動させる。
【0020】操作摘みと連動してスライダーが後方へ移
動すると、折り返し端部は、傾斜部の傾斜面に沿って当
接しながら摺動し、プラグハウジング内に侵入する。こ
の折り返し端部の侵入によって、窓孔から突出する接触
部は、窓孔内の方向に後退し、シガライターソケットへ
の接触圧が低下する。従って低い抜去力でカーバッテリ
ープラグを引き抜くことができる。
【0021】また、請求項のカーバッテリープラグ
は、支持部に折り返し端部を駐止する位置決め溝を形成
したことを特徴とする。
【0022】折り返し端部が支持部に当接するときに
は、位置決め溝に駐止するので、シガライターソケット
に嵌合接続しているときに、スライダーが不用意な外力
によって摺動することがない。従って、予期しない外力
によって、折り返し端部が傾斜面に沿って摺動し、保持
力が低下するということがない。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の第1の実施の形
態に係るカーバッテリープラグ1を図1乃至図7で説明
する。
【0024】図1と、図2は、それぞれシガライターソ
ケット111へ接続する前の状態のカーバッテリープラ
グ1の横断面図と縦断面図であり、プラグハウジング2
は、絶縁性の合成樹脂で一体成形されたものである。図
2に示すように、プラグハウジング2は、上部ハウジン
グ2aを挿通させたタッピンネジ3を下部ハウジング2
bのネジ孔にネジ止めすることにより組み合わされ、組
み合わされた状態で、プラグハウジング2内に、ヒュー
ズ管16、プリント配線基板6などを収容する空隙が形
成される。図6と図7に示すように、プラグハウジング
2の中央より前端側(図中左端側)は、シガライタソケ
ットへ挿入する挿入部21となっていて、後端側は、手
で握り持つ掌握部22となっている。この掌握部22内
のプラグハウジング2の上面に、矩形の操作孔23が穿
設され、後述する操作摘み24を操作孔23内に臨ませ
ている。
【0025】プラグハウジング2の挿入部21側の先端
開口部には、図1乃至図4に示すように、絶縁性合成樹
脂で成形された絶縁キャップ5が螺合している。絶縁キ
ャップ5をプラグハウジング2に対して着脱自在となる
ように取り付けることによって、ヒューズ管16のヒュ
ーズが溶断したときに、絶縁キャップ5を外して交換で
きるようにしている。絶縁キャップ5の中央には、段部
が形成された円筒孔が穿設され、ヘッドターミナル9を
進退自在に収容している。
【0026】ヘッドターミナル9は、導電性金属材料に
より円筒形に成形され、後端のフランジ部9aが、上記
段部に当接して、前方(図1において左方)への抜け止
めがなされている。ヘッドターミナル9の内部は、断面
円形の収容凹部10となっていて、導電性コイルスプリ
ング11の先端部を収容している。
【0027】導電性コイルスプリング11を支持したヘ
ッドターミナル9は、絶縁キャップ5の円筒孔に後方か
ら挿入され、フランジ部9aが段部に当接した位置で、
ヘッドターミナル9は、絶縁キャップ5の先端から突出
する。
【0028】プラグハウジング2の後端側の掌握部22
内には、プリント配線基板6が収容される。プリント配
線基板6は、その周囲の輪郭が下部ハウジング2bの内
側面に沿う形状に形成され、中央に穿設した位置決め孔
に下部ハウジング2bから立設したボス12が挿通する
ことによって、下部ハウジング2bに位置決めされる。
【0029】このプリント配線基板6には、アースコン
タクト14と固定ターミナル15が取り付けられ、それ
ぞれプリント配線基板6の背面のパターンを介して、電
源コード13の図示しないアース側リード線と電源側リ
ード線と電気接続している。
【0030】固定ターミナル15は、金属板を打ち抜い
た後、簡単な曲げ加工を施した導電性プレートであり、
下方に突出する脚部がプリント配線基板6を貫通して、
その背面側で電源パターンに半田付けされることにより
プリント配線基板6に固着される。図2に示すように、
この固定ターミナル15には、前方からヒューズ管16
が当接するが、上部ハウジング2aから垂設された支持
片18によって背面側が支持され、後方への倒れ込みが
防止されている。
【0031】ヒューズ管16は、下部ハウジング2bに
一体成形された断面コの字状のガイド枠部8により、プ
ラグハウジング2の長手方向に沿って配置され、ヒュー
ズ管16を固定ターミナル15と導電性コイルスプリン
グ11との間に収容することにより、導電性コイルスプ
リング11が圧縮される。
【0032】このガイド枠部8をガイドとして、図5に
示すように、スライダー25がプラグハウジング2の長
手方向(前後方向)に沿って摺動自在に配置されてい
る。スライダー25の両側面には、側方に張り出した支
持部25aと支持部25aの前端で連続し、前方に向か
って内側に傾斜する傾斜面26となった傾斜部25bと
がそれぞれ形成されている。支持部25aには、上下方
向に位置決め溝27が凹設され、支持部25aに当接す
る後述の折り曲げ端部を位置決め溝内に嵌入させ、位置
決めするようにしている。
【0033】スライダー25の上部には、後方に向けて
操作摘み24が一体に連設され、操作摘み24の移動操
作によって、スライダー25を連動させるようにしてい
る。操作摘み24は、上部ハウジング2aに形成された
操作孔23内に下方から挿入され、操作孔23内に前後
移動可能に露出している。
【0034】スライダー25の後端面と下部ハウジング
2bとの間には、図1及び図2に示すように、圧縮され
た復帰バネである復帰スプリング29が配設され、スラ
イダー25を前方へ付勢している。
【0035】アースコンタクト14は、図1に示すよう
に、導電性と弾性を有する帯状の金属板を、基端部14
aとこの基端部14aの両側から前方(先端方向)に伸
びた板バネ接触片17、17とで、全体形状をほぼコの
字形に折り曲げ形成したものである。基端部14aは、
図2のように、下辺の中央部14bがプリント配線基板
6を貫通して、プリント配線基板6の背面側のアースパ
ターンに半田接続され、このアースパターンを介して、
上述と同様にアースコンタクト14とアース側リード線
とが電気接続する。
【0036】下辺の残りの両側部分は、後方に水平に折
り曲げられて水平支持片14cとなっていて、基端部1
4aをプリント配線基板6に起立させるように支持して
いる。
【0037】一対の板バネ接触片17、17は、それぞ
れ自由端側がU字状に折り返され、円弧状の接触部17
a、17aを側方に膨出させて、プラグハウジング2の
両側に設けられた窓孔19、19から突出させている。
【0038】板バネ接触片17、17の自由端側は、プ
ラグハウジング2内に折り返された折り返し端部17
b、17bとなっている。この折り返し端部17b、1
7bは、プラグハウジング2内に突出し、前述のスライ
ダー25のそれぞれ側面に弾性接触する。スライダー2
5は、プラグハウジング2内で前後に移動するので、折
り返し端部17b、17bとスライダー側面との当接位
置もスライダー25の移動に伴って移動する。図1に示
すように、カーバッテリープラグ1をシガライターソケ
ット111に挿入していない状態(常時)では、スライ
ダー25が、復帰スプリング29の作用によりガイド枠
部8の最も前端よりに移動しているので、折り返し端部
17bの当接位置は、支持部25aとなっていて、支持
部25aの位置決め溝27に嵌入している。
【0039】次に、このように構成されたカーバッテリ
ープラグ1をシガライターソケット111に接続する場
合の作用について説明する。
【0040】シガライターソケット111に挿入する前
には、図1と図2に示すように、スライダー25が復帰
スプリング29により前方に付勢され、ガイド枠部8に
沿ってその最も前方よりに位置しているので、板バネ接
触片の折り返し端部17bは、支持部25aの位置決め
溝27に嵌入している。支持部25aは、スライダー2
5の側面で、外側に1段張り出した位置にあるため、折
り返し端部17bが支持部25aに弾性接触する板バネ
接触片17、17の両接触部17a、17aは、窓孔1
9、19から大きく突出する。
【0041】従って、この状態にあるカーバッテリープ
ラグ1は、シガライターソケット111に嵌合接続した
際に、接触部17a、17aが、シガライターソケット
111の筒状アース端子111aに充分な接触圧をもっ
て弾性接触し、簡単に抜け出ることがない。
【0042】アース端子111aは、板バネ接触片1
7、基端部14a、プリント配線基板6のアースパター
ンを経由して電源コード13のアース側リード線に電気
接続するが、カーバッテリープラグ1を更に押し込む
と、ヘッドターミナル9が、シガライターソケット11
1の内底面の電源端子111bに弾性接触し、電源端子
111bは、ヘッドターミナル9、導電性コイルスプリ
ング11、ヒューズ管16、固定ターミナル15、プリ
ント配線基板6の電源パターンを経由して、電源コード
13の電源側リード線に電気接続する。
【0043】カーバッテリープラグ1をシガライターソ
ケット111から引き抜く際には、掌握部に操作摘み2
4が臨んでいるので、引き抜き操作とともに操作摘み2
4を、復帰スプリング29の弾性に抗して、自然に操作
孔23に沿って後方へ移動操作することとなる。
【0044】図3及び図4に示すように、操作摘み24
が後方へ移動すると、スライダー25も連動して後方に
移動する。このスライダー25の後方への移動によっ
て、板バネ接触片17、17の折り返し端部17bは、
スライダー25の傾斜面に沿って摺動し、プラグハウジ
ング2の内方に侵入する。折り返し端部17bがプラグ
ハウジング2内に引き込まれた板バネ接触片17、17
の接触部17aは、図1に示す状態から窓孔19の方向
に後退し、シガライターソケット111の筒状アース端
子112aへの接触圧が低下する。
【0045】従って、同図に示す状態から、極めて小さ
い抜去力によってカーバッテリープラグ1をシガライタ
ーソケット111から引き出すことができる。
【0046】尚、シガライターソケット111と接続し
ている状態では、折り返し端部17bが位置決め溝27
に嵌入しているので、操作摘み24を後方へ操作しない
限り、スライダー25は簡単に摺動することがない。従
って、予期しない外力によってスライダー25が摺動し
て折り返し端部17bとの当接位置が傾斜面26に移動
し、保持力が低下することによってカーバッテリープラ
グ1が抜け出るということはない。
【0047】カーバッテリープラグ1をシガライターソ
ケット111から抜き出して、操作摘み24から指を離
すと、復帰スプリング29の弾性によりスライダー25
は、ガイド枠部8に沿って前方の位置に復帰する。その
結果、折り返し端部17bは、再びスライダー25の支
持部25aに当接し、板バネ接触片17、17の接触部
は、自らの弾性により窓孔19から大きく突出して、図
1及び図2に示す初期状態に復帰する。
【0048】図8と図9は、本発明の第2の実施の形態
に係るカーバッテリープラグ30を示すもので、上記第
1の実施の形態とは、スライダー31の側面形状を除
き、同一の構成であるため、同一の番号を付して詳細な
説明を省略する。
【0049】第1の実施の形態では、操作摘み24を最
も後方へ移動操作させたときに、傾斜面26に沿って摺
動した折り返し端部17bがスライダー31の支持部3
1aより内方の側面に当接するものであったが、この第
2の実施の形態によれば、傾斜面32に沿って摺動した
折り返し端部17bは、図9に示すように、スライダー
31の側面から脱してガイド枠部8に当接するものであ
る。
【0050】この第2の実施の形態によれば、折り返し
端部17bの当接位置が、スライダー31の支持部31
aであるかガイド枠部8であるかによって折り返し端部
17bの位置を側方で変化させることができるので、ス
ライダー31の厚みを増すことなく、すなわちプラグハ
ウジング2を大型化することなく、保持力と抜去力の差
をより大きくすることができる。
【0051】尚、この第2の実施の形態において、折り
返し端部17bをガイド枠部8に当接させるものである
が、プラグハウジング2などスライダー31が摺動する
位置にある他の部材に当接させるものであってもよい。
【0052】また、以上第1と第2の実施の形態におい
ては、スライダー25、31を復帰バネである復帰スプ
リング29は、コイルスプリングに限らず、スライダー
25、31若しくは操作摘み24を常時前方に付勢する
ものであれば、板バネ若しくは、合成樹脂で成形したモ
ールドバネであってもよい。
【0053】また、上記第1と第2の実施の形態では、
スライダー25、31と操作摘み24を一体に成形して
いるものであるが、それぞれ別に成形してネジ止めなど
で連結したり、また、他の連動部材を介して操作摘み2
4とスライダー25、31を連動させるものであっても
よい。
【0054】更に、上記実施の形態では、下部ハウジン
グ2bに一体成形された断面コの字状のガイド枠部8に
よって、スライダー25をプラグハウジング2の長手方
向に沿って案内するものであるが、スライダー25の前
後方向の投影形状を筒状のプラグハウジング2の内壁面
の形状に合わせ、プラグハウジング2で直接スライダー
25を案内してもよい。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、板バネ接触片17を充分な接触圧をもってシガ
ライターソケット111のアース端子111aと電気接
続することができ、接続しているときには、簡単にカー
バッテリープラグ1がシガライターソケット111から
抜け出ることがない。一方、カーバッテリープラグ1を
シガライターソケット111から引き抜くときには、軽
い操作力で抜き出すことができる。
【0056】また、復帰バネ29により、自動的に接触
部17aが窓孔19から大きく突出するように調整され
るので、シガライターソケット111へ挿入する前にス
ライ ダーを移動操作することなく、充分な接触圧でシガ
ライターソケット111のアース端子111aと電気接
続させることができる。
【0057】更に、請求項の発明によれば、支持部2
5a、31aに当接する折り返し端部17bは、位置決
め溝27によって駐止するので、スライダー25、31
が、がたつくことがなく、シガライターソケット111
に接続している間に、予期しない外力によって保持力が
低下することがない。
【0058】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に係るカーバッテ
リープラグ1のシガライターソケット111挿入前(常
時)の状態を示す横断面図である。
【図2】図1のカーバッテリープラグ1の縦断面図であ
る。
【図3】図1のカーバッテリープラグ1のシガライター
ソケット111から引き抜く状態を示す横断面図であ
る。
【図4】図3のカーバッテリープラグ1の縦断面図であ
る。
【図5】ガイド枠部8にガイドされるスライダー25と
操作摘み24の斜視図である。
【図6】カーバッテリープラグ1の平面図である。
【図7】カーバッテリープラグ1の側面図である。
【図8】他の実施の形態に係るカーバッテリープラグ3
0のシガライターソケット111挿入前(常時)の状態
を示す横断面図である。
【図9】図8のカーバッテリープラグ30のシガライタ
ーソケット111から引き抜く状態を示す横断面図であ
る。
【図10】従来のカーバッテリープラグ100を示す横
断面図である。
【符号の説明】
1 カーバッテリープラグ 2 プラグハウジング 17 板バネ接触片 17a 接触部 17b 折り返し端部 19 窓孔 22 掌握部 24 操作摘み 25 スライダー 25a 支持部 25b 傾斜部 26 傾斜面 27 位置決め溝 29 復帰バネ 30 カーバッテリープラグ 31 スライダー 31a 支持部 32 傾斜面 111 シガライターソケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−199629(JP,A) 特開 平10−69944(JP,A) 特開 平9−63712(JP,A) 特開 平4−95370(JP,A) 実用新案登録2525339(JP,Y2) 実公 平8−8545(JP,Y2) 実公 昭54−30620(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 17/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前端がシガライターソケット(111)
    に差し込まれる筒状のプラグハウジング(2)と、 基端がプラグハウジング(2)内に固定され、自由端側
    がU字状に折り返されることにより、基端から連続する
    外側の接触部(17a)がプラグハウジング(2)の窓
    孔(19)から突出し、内側の折り返し端部(17b)
    がプラグハウジング(2)内に臨む板バネ接触片(1
    7)と、 プラグハウジング(2)内に前後方向で摺動自在に配置
    され、板バネ接触片(17)の折り返し端部(17b)
    が側方から弾性接触するスライダー(25、31)と、プラグハウジング(2)内に配設され、スライダー(2
    5、31)をプラグハウジング(2)の前方へ付勢する
    復帰バネ(29)と、 折り返し端部(17b)が弾性接触するスライダー(2
    5、31)の側面に形成され、スライダー(25、3
    1)が前方に摺動したときに、折り返し端部(17b)
    が当接する支持部(25a、31a)と、 スライダー(25、31)の側面に、支持部(25a、
    31a)の前方で連続するように形成され、スライダー
    (25、31)が後方へ摺動したときに、折り返し端部
    (17b)を傾斜面(26、32)に沿ってプラグハウ
    ジング(2)内に侵入させる傾斜部(25b)と、 プラグハウジング(2)の操作孔からプラグハウジング
    (2)の掌握部(22)に露出し、スライダー(25、
    31)と一体に連動する操作摘み(24)とを備え、常時は、復帰バネ(29)のバネ作用により、折り返し
    端部(17b)を支持部(25a、31a)に当接させ
    るとともに、 プラグハウジング(2)をシガライターソケット(11
    1)から抜き出す際に、復帰バネ(29)のバネ作用に
    抗して、後方へ移動操作させた操作摘み(24)に
    、折り返し端部(17b)をプラグハウジング(2)
    内に引き込むことを特徴とするカーバッテリープラグ。
  2. 【請求項2】 支持部(25a、31a)に折り返し端
    部(17b)を駐止する位置決め溝(27)を形成した
    ことを特徴とする請求項1記載のカーバッテリープラ
    グ。
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