JPH1083869A - カーバッテリープラグ - Google Patents

カーバッテリープラグ

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JPH1083869A
JPH1083869A JP8257391A JP25739196A JPH1083869A JP H1083869 A JPH1083869 A JP H1083869A JP 8257391 A JP8257391 A JP 8257391A JP 25739196 A JP25739196 A JP 25739196A JP H1083869 A JPH1083869 A JP H1083869A
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JP
Japan
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housing
wiring board
plug
printed wiring
plug housing
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JP8257391A
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English (en)
Inventor
Takeshi Matsuda
健 松田
Nobuyuki Mano
伸之 真野
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SMK Corp
Original Assignee
SMK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源コード(13)との誤接続を防止し、組
み立て作業を簡素化できるカーバッテリープラグを提供
する。 【解決手段】 固定ターミナル(15)を金属プレート
で形成し、また、一対の板バネ接触片(17、17)
を、板バネ接触片(17、17)と一体の連結板(14
a)で連結することにより、それぞれ、プリント配線基
板(6)のパターンへ直接半田接続する。固定ターミナ
ル(15)と板バネ接触片(17、17)は、プリント
配線基板(6)をプラグハウジング(2)に取り付ける
ことにより、同時にプラグハウジング(2)に取り付け
ることができるので、組み立て作業が簡素化される。ま
た、プリント配線基板(6)のパターンを介して、電源
コード(13)と接続できるので、電源コード(13)
のリード線(13a、13b)がプラグハウジング
(2)内に配線されることがなく、上下のハウジング
(2a、2b)をリード線(13a、13b)を挟むこ
となく係合させて組み合わせることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車用のシガ
ライターソケットに嵌合接続し、車載用のボータブル機
器に電源を供給するカーバッテリープラグに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、ナビゲーション機器、通信機器な
ど車載用を目的とした電気機器が多数商品化され、同時
に、これらの機器への電源供給用として、シガライター
ソケットから電源を取り出すカーバッテリープラグが広
く利用されている。
【0003】図15は、この従来のカーバッテリープラ
グ100の構造を示すもので、円筒状のプラグハウジン
グ101と、プラグハウジング101の先端部に螺着さ
れた絶縁キャップ102を備えている。
【0004】プラグハウジング101は、その長手方向
に沿って上下に2分割した半割のハウジングからなり、
図示する下部ハウジング101a内に後述するホールド
金具105、板バネ接触片108等を収容した後、他方
の上部ハウジング(図示せず)で覆い、ネジ止め孔11
0を挿通させた図示しないネジによって両者を固定して
組み立てる。
【0005】絶縁キャップ102には、挿通孔102a
が穿設され、この挿通孔102aをヘッドターミナル1
03が挿通することにより絶縁キャップ102の先端部
にヘッドターミナル103が進退自在に取り付けられて
いる。図示のように、ヘッドターミナル103は、その
肩部103aが挿通孔102内の段部に当接して、外方
への突出が規制されている。ヘッドターミナル103の
後端には、後方に開口する断面円形の収容凹部103b
が凹設され、ヒューズ管106の先端端子部106aを
収容することにより、この端子部106aと電気接続し
ている。
【0006】プラグハウジング101内の中央部には、
固定ターミナルとなるホルダー金具105が取り付けら
れ、プラグハウジング101と一体の支持部104aに
よってプラグハウジング101に固定されている。この
ホルダー金具105は、導電性の金属板をプレス成形に
より折り曲げ加工したもので、図15と図16に示すよ
うに、一対のホールド腕部105a、105bと脚部1
05cを一体に形成している。ホールド金具105の脚
部105cは、後方に突出し、図示しない電源コードの
電源側のリード線に半田接続される。また、ホールド腕
部105a、105bは、それぞれ対向する内側面側が
凹曲面に形成され、ホールド腕部105a、105bの
間で、導電性コイルスプリング107を収容している。
図15のように、ヘッドターミナル103とホルダー金
具105の間に、ヒューズ管106と導電性コイルスプ
リング107が直列に配置された状態で取り付けられる
と、導電性コイルスプリング107は圧縮され、ヘッド
ターミナル103をプラグハウジング101の先端部か
ら突出させる方向へ付勢する。
【0007】従って、ヘッドターミナル103は、ヒュ
ーズ管106、導電性コイルスプリング107を介し
て、電源コードの電源側リード線と電気接続するホルダ
ー金具105に電気接続し、この間のヒューズ管106
によって過電流保護回路が形成される。
【0008】一方、プラグハウジング101の両側に
は、自由端側である先端を内側にU字状に折り曲げた板
バネ接触片108、108が取り付けらている。それぞ
れの板バネ接触片108、108は、基端側の脚部10
8a、108aがプラグハウジング101の保持溝10
4b、104bに嵌め込まれて固定され、固定された状
態で、側方に円弧状に膨らんだ接触部108bが、プラ
グハウジング101の側面に形成された窓孔109から
突出している。
【0009】一方の板バネ接触片108の脚部108a
は、他方の脚部108aより長く後方に突出していて、
図示しない電源コードのアース側リード線に半田接続さ
れる。
【0010】このように構成されたカーバッテリープラ
グ100を、シガライターソケット111に差し込む
と、板バネ接触片108の接触部108bがコネクタソ
ケット111の円筒状のアース筒体111aの内壁に弾
性接触し、更に差し込むとヘッドターミナル103がコ
ネクタソケット111内底面に露出する電源端子111
bに当接しながら、導電性コイルスプリング107が圧
縮することにより後退する。従って、シガライターソケ
ット111のアース筒体111aと電源端子111b
は、それぞれカーバッテリープラグ100によって、電
源コードのアース側リード線と電源側リード線に接続す
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】この従来のカーバッテ
リープラグ100は、一方の板バネ接触片108の脚部
108aに電源コードのアース側リード線を、ホールド
金具105の脚部105cに電源コードの電源側のリー
ド線をそれぞれ半田接続するものであるが、手作業でこ
の接続を行うため、誤って異なる側に接続してしまうこ
とがあった。
【0012】また、リード線を接続したまま、ホールド
金具105の脚部105cを支持部104aに、板バネ
接触片108の脚部108aを保持溝104bにそれぞ
れ組み付ける必要があり、取り付け作業が煩わしいもの
であるとともに、下部ハウジング101a内にこれらの
部品を正確に位置決めして収容しないと、リード線の一
部が下部ハウジング101aからはみ出したり、ホール
ド金具105や板バネ接触片108が上部ハウジングの
内面に当接して、両ハウジングを係合させて組み立てる
ということができないという問題があった。
【0013】特に、シガライターソケットからのDC電
圧を変圧して、電源コードに出力するDC−DCコンバ
ータ付きのカーバッテリープラグにあっては、多数の回
路部品を一方のハウジング内に収容するものであり、上
記の問題は、特に顕著なものとなっていた。
【0014】更に、一方の板バネ接触片108には、リ
ード線が接続されないので、組み立ての際に脱落する恐
れがあり、同様に組み立ての作業性が悪くなるという問
題があった。
【0015】この発明は、以上の問題を解決するために
なされたもので、電源コードとの誤接続を防止し、組み
立て作業を簡素化できるカーバッテリープラグを提供す
ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、請求項1のカーバッテリープラグは、長手方向に
沿って2分割された上部ハウジングと下部ハウジングを
互いに係合させて筒状に形成したプラグハウジングと、
基端側がプラグハウジング内に固定され、自由端側がそ
れぞれプラグハウジングの左右の側面から突出する一対
の板バネ接触片と、プラグハウジングの先端開口部に着
脱自在に取り付けられる絶縁キャップと、絶縁キャップ
の先端部に進退自在に取り付けられたヘッドターミナル
と、プラグハウジング内に固定され、ヒューズ管と導電
性コイルスプリングを介してヘッドターミナルと電気接
続する固定ターミナルとを備えたカーバッテリープラグ
において、一対の板バネ接触片の基端側を連結板で、全
体がコの字状となるように一体に連結するとともに、固
定ターミナルを金属プレートで形成し、連結板と金属プ
レートを、プラグハウジング内に取り付けられるプリン
ト配線基板に起立させた状態で、それぞれ、プリント配
線基板の背面側のアースパターンと電源パターンに半田
接続することによりプリント配線基板に固着したことを
特徴とする。
【0017】一対の板バネ接触片は、板バネ接触片と一
体の連結板を半田付けすることによりプリント配線基板
へ固着できるので、プラグハウジングの保持溝などに組
み付ける必要がない。また、一対の板バネ接触片は、連
結板によってまとめてプリント配線基板に取り付けるこ
とができる。
【0018】固定ターミナルは、金属プレートで形成さ
れているので、プリント配線基板へ半田付けにより固着
できる。従って、プリント配線基板をプラグハウジング
内に取り付けるだけで、一対の板バネ接触片と固定ター
ミナルをプラグハウジング内に位置決め固定できる。
【0019】板バネ接触片と固定ターミナルは、それぞ
れプリント配線基板のアースパターンと電源パターンと
電気接続するので、これらのパターンを介して電源コー
ドと接続できる。従って、手作業で半田接続することが
ないので、誤接続がなく、また、プリント配線基板のパ
ターンにより電源コードと接続するので、組み立ての際
に電源コードのリード線がじゃまにならず作業性が向上
する。
【0020】また、請求項2のカーバッテリープラグ
は、プリント配線基板に、DC−DCコンバータの回路
素子を搭載し、アースパターンと電源パターンからの直
流電圧を変圧することを特徴とする。
【0021】プリント配線基板上にDC−DCコンバー
タの回路素子を搭載するので、多数の回路素子をプラグ
ハウジング内に整列させて収容することができ、上部ハ
ウジングと下部ハウジングを係合させて組み立てる際の
じゃまになることがない。
【0022】また、請求項3のカーバッテリープラグ
は、上部ハウジング又は下部ハウジングのいずれかの内
底面から、他方のハウジングとネジ止めするためのネジ
孔が穿設されたボスを立設し、プリント配線基板の位置
決め孔に該ボスを挿通させて、プラグハウジング内にプ
リント配線基板を位置決めしたことを特徴とする。
【0023】上部ハウジングと下部ハウジングをネジ止
めするためのボスを利用して、プリント配線基板を位置
決めするので、他に位置決め手段を形成する必要がな
く、プラグハウジングの構造を簡素化できる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係るカーバッテ
リープラグの1実施形態を図1乃至図14で説明する。
【0025】図1は、カーバッテリープラグ1の分解斜
視図であり、絶縁性の合成樹脂で成形したプラグハウジ
ング2は、円筒体をその長手方向に沿って2分割した図
10に示す上部ハウジング2aと図11に示す下部ハウ
ジング2bで構成されている。この2つのハウジング2
a、2bは、上部ハウジング2aを挿通するタッピンネ
ジ3を下部ハウジング2bのネジ孔4にネジ止めするこ
とによって組み合わされ、組み合わされた状態で、プラ
グハウジング2内に、絶縁キャップ5、プリント配線基
板6などを収容する空隙が形成される。
【0026】図2と図3に示すように、プラグハウジン
グ2の中央より先端側は、シガライタソケット111に
挿入する為、シガライタソケット111の内径よりわず
かに小さい外径の挿入部となっていて、後端側は、グリ
ップ部となり握りやすいように凹曲面が形成されてい
る。
【0027】このプラグハウジング2の挿入部側の先端
開口部2cに、後述するバイヨネットロック機構によっ
て、絶縁キャップ5が着脱自在に取り付けられている。
絶縁キャップ5は、絶縁性合成樹脂で、図4に示すよう
に全体がほぼ円筒形状に形成され、内部の円筒孔は、段
部8aが形成された収容孔8となっている。図4(a)
において、円筒形状の本体5aの上下の側面は、平面に
形成された節度面5bとなり、この節度面5bが形成さ
れた位置での上下の側面の外径は、円筒形の側面である
左右の外径よりも短くなっている。
【0028】上下の側面に形成された節度面5b、5b
の後端からは、それぞれロック突起5c、5cが突設さ
れている。このロック突起5c、5cは、後述する板バ
ネ接触片17の自由端端面17c、17cと当接し、絶
縁キャップ5の抜け止めとして作用するものである。
【0029】絶縁キャップ5の先端部には、周面がテー
パー面となっているドーナツ状の蓋部5dと同じくドー
ナツ状のストッパー部5eが、本体5aの中心軸と直交
するように一体に形成されている。ストッパー部5e
は、絶縁キャップ5を、プラグハウジング2の先端開口
部2cからプラグハウジング2内に挿入するときに、先
端開口部2c周囲の端面に当接する。
【0030】絶縁キャップ5の収容孔8には、図1と図
6に示すヘッドターミナル9が進退自在に収容されてい
る。ヘッドターミナル9は、導電性金属材料により円筒
形に成形され、前方(図6において左方)の小径部9a
と後方の大径部9bが肩部9cで一体に連続している。
ヘッドターミナル9aの内部は、大径部9bの後端側で
開口する断面円形の収容凹部10となっていて、導電性
コイルスプリング11の先端部を収容するようにしてい
る。
【0031】導電性コイルスプリング11は、図5に示
すように巻回部11aの外径D1を前述の収容凹部10
の内径Dよりわずかに小さくして、収容凹部10内に挿
入しやすくするとともに、一方の巻端を、巻軸を通り巻
回部11aより突出させた位置で終端させた直線部11
bとしている。この直線部11bの長さD2は、収容凹
部10の内径Dよりわずかに長い長さとなっている。
【0032】このように構成された導電性コイルスプリ
ング11は、図6に示すようにヘッドターミナル9の収
容凹部10内に支持される。すなわち、直線部11bが
形成された巻端側を収容凹部10に向けて、巻回部11
aを持ちながら収容凹部10内に圧入すると、内径Dよ
りわずかに長い長さD2の直線部11bは、収容凹部1
0内方に向かって円弧状に屈曲し、円弧状のまま収容凹
部10内底面に当接する。この状態で圧入を解いても、
直線部11bの両端は収容凹部10の内側面に圧接して
いるので、導電性コイルスプリング11が収容凹部10
から脱落することがない。
【0033】従って、巻回部11aを持って先端部を収
容凹部10内に圧入するだけで、導電性コイルスプリン
グ11の先端部をヘッドターミナル9内に支持すること
ができ、両者を一体化して組み立てることができる。
【0034】導電性コイルスプリング11を支持したヘ
ッドターミナル9は、絶縁キャップ5の収容孔8に後方
から挿入され、ヘッドターミナル9の肩部9cが収容孔
8の段部8aに当接することにより、先端方向への抜け
止めがなされる。この当接位置で、ヘッドターミナル9
の小径部9aは、絶縁キャップ5の先端から進退自在に
突出する(図2及び図3参照)。
【0035】プラグハウジング2の後端側のグリップ部
内には、プリント配線基板6が取り付けられる。図9に
示すように、プリント配線基板6の側面には、後述する
連結板14aのフック14bが係合するスリット6bと
金属プレート15の固定片15aを貫通させる貫通孔6
cが形成されている。プリント配線基板6の背面側に
は、図9(b)に示すように、スリット6bを囲うアー
スパターン6dと、貫通孔6cを囲う電源パターン6e
が互いに絶縁されて形成されている。
【0036】また、中央には、下部ハウジング2bから
立設されたボス12が挿通する円形の位置決め孔6aが
穿設されている。プリント配線基板6の周囲の輪郭は、
下部ハウジング2bの内側面に沿う形状に形成され、位
置決め孔6aにボス12が挿通することによって、下部
ハウジング2bに位置決めされる(図11(a)参
照)。尚、ボス12には、前述したネジ孔4が螺刻され
ている。
【0037】図1に示すように、このように構成された
プリント配線基板6の後方に電源コード13の電源側リ
ード線13a、アース側リード線13bが接続され、前
方側にアースコンタクト14と金属プレート15が接続
される。
【0038】電源コード13の端末は、図のように絶縁
性合成ゴムで形成されたコードブッシュ13cによって
覆われ、コードブッシュ13cの前端に矩形のフランジ
部13dが形成されている。
【0039】固定ターミナルとなる金属プレート15
は、導電性金属板を打ち抜いた後、簡単な曲げ加工を施
して図7に示す形状のプレートに加工されている。すな
わち、下方には、プリント配線基板6の貫通孔6cを貫
通する固定片15aが垂設され、下方両側部で後方に折
り曲げられた支持脚部15b、15bは、金属プレート
15をプリント配線基板6上で起立した状態に後方側か
ら支持するものである。
【0040】アースコンタクト14は、図1と図8に示
すように、導電性と弾性を有する細幅の金属板を、連結
板14aとこの連結板14aの両側から前方(先端方
向)に連設された板バネ接触片17、17とで、全体形
状をほぼコの字形に折り曲げ形成したものである。連結
板14aは、下辺の一部がL字状に打ち抜かれてフック
14bとなり、下辺の残りの部分が後方に水平に折り曲
げられて水平支持片14cとなっている。
【0041】一対の板バネ接触片17、17は、それぞ
れ円弧状に折り曲げられた自由端側のアース接触部17
a、17aを側方に膨出させて、プラグハウジング2の
両側に設けられた窓孔19、19から突出させている。
窓孔19、19から突出した両接触部17a、17a間
の幅は、シガライターソケット111の内径よりやや広
く、従って、カーバッテリープラグ1をシガライターソ
ケット111に挿入すると、シガライターソケット11
1内側面のアース端子と弾性接触する。
【0042】アース接触部17a、17aの更に先端側
は、プラグハウジング2内に折り返され、絶縁キャップ
5の挿入路内に突出する折り返し片部17b、17bと
なっている。この折り返し片部17b、17bは、プラ
グハウジング2内に挿入される絶縁キャップ5の側面に
弾性接触する。
【0043】次に、このカーバッテリープラグ1の組み
立て方法を説明する。
【0044】始めに、プリント配線基板6のパターン6
d、6eに金属プレート15、アースコンタクト14及
び電源コード13の電源側とアース側のリード線13
a、13bを半田付けすることにより、プリント配線基
板6へ取り付ける。この半田付け工程は、自動化できる
ので手作業による誤配線を防止できる。
【0045】半田付けに際しては、電源コード13の端
末から引き出された電源側リード線13aとアース側リ
ード線13bを、プリント配線基板6のスルーホールに
挿通し、背面側でそれぞれ電源パターン6eとアースパ
ターン6dへ半田接続する。
【0046】金属プレート15は、図1のように後方に
折り曲げられた支持脚部15b、15bで金属プレート
15を起立状態に支持し、固定片15aをプリント配線
基板6の貫通孔6cに貫通させて、プリント配線基板6
の背面側の電源パターン6eと半田付けできるようにし
ている。この半田付けによって、金属プレート15は、
プリント配線基板6に固着されるとともに、電源パター
ン6eを介して電源側リード線13aと電気接続する。
【0047】アースコンタクト14は、連結板14aの
フック14bをプリント配線基板6のスリット6bに係
合させ、水平支持片14cをプリント配線基板6の表面
に当接させる。これにより、連結板14aは、プリント
配線基板6上に起立し、フック14bをプリント配線基
板6の背面側のアースパターンに半田付けすることによ
り、板バネ接触片17の基端側である連結板14aは、
プリント配線基板6上に強固に固定される。また、この
半田付けによって、アースパターン6dを介して、上述
と同様にアースコンタクト14とアース側リード線13
bとが電気接続する。
【0048】この半田付け工程により、金属プレート1
5、アースコンタクト14及び電源コード13が固着さ
れたプリント配線基板6は、図1に示すように、円形の
位置決め孔6aに下部ハウジング2bのボス12が挿通
するように、下部ハウジング2bの内側面に取り付け
る。このとき、コードブッシュ13cのフランジ部13
dを、下部ハウジング2bの後端に凹設された固定溝2
0に嵌合させて、電源コード13を仮保持する。
【0049】次いで、上部ハウジング2aを下部ハウジ
ング2bに係合させて、タッピンネジ3で両者を一体化
すると、金属プレート15とアースコンタクト14は、
プリント配線基板6に支持され、プラグハウジング2内
の所定位置に固定される。また、コードブッシュ13c
のフランジ部13dは、上部ハウジング2aの固定溝2
0にも嵌合し、電源コード13の端末がプラグハウジン
グ2に固定される。上部ハウジング2aと下部ハウジン
グ2bの係合の際に、金属プレート15などの部品は、
プリント配線基板6に位置決め固定されているので、下
部ハウジング2bからはみ出したり、上部ハウジング2
aの内面に当接するなどということがなく、容易に両者
を組み立てることができる。
【0050】尚、図14に示すように、金属プレート1
5には、前方(先端方向)からヒューズ管16が当接す
るが、プラグハウジング2を組み立てた状態で、上部ハ
ウジング2aから垂設された支持片18が背面側に当接
し、後方への倒れ込みが防止されている。
【0051】続いて、このプラグハウジング2に絶縁キ
ャップ5、ヒューズ管16、導電性コイルスプリング1
1などを取り付ける。この取り付けは、板バネ接触片1
7、17のバネ性を利用したバイヨネットロック機構に
より行う。以下、この取り付け方法を図12乃至図14
に従って説明する。尚、これらの図において、電源コー
ド13は、図を簡略化させるため省略している。また、
図12と図13においては、参考のため上部ハウジング
2aを取り除いて図示している。
【0052】図12は、プリント配線基板6が取り付け
られたプラグハウジング2に対して、絶縁キャップ5を
挿入する状態を示している。この絶縁キャップ5の収容
孔8には、前述のようにして導電性コイルスプリング1
1の先端部を収容凹部10内に支持したヘッドターミナ
ル9と、ヒューズ管16の先端端子部16aが収容され
ている。
【0053】プラグハウジング2の開口部2cから、こ
れらの部品が収容された絶縁キャップ5を挿入するが、
プラグハウジング2の先端部内側面の上下に凹設された
ガイド溝21(図10(b)、図11(a)参照)に、
絶縁キャップ5の上下のロック突起5c、5cを合わせ
ながら挿入する。ロック突起5c、5cは、ガイド溝2
1、21に一致しない限り、開口部2cの端面に当接
し、絶縁キャップ5を挿入できないような構成となって
いる。従って、絶縁キャップ5が挿入された図12に示
す状態で、ロック突起5c、5cと同一面にあるロック
面5bは、絶縁キャップ5の上下(紙面と直交する方
向)に位置している。従って、アースコンタクト14の
折り返し片部17b、17bは、絶縁キャップ5の左右
の側面である断面円弧状の面に弾性接触する。
【0054】絶縁キャップ5をプラグハウジング2内に
挿入すると、ヒューズ管16は、先端側が絶縁キャップ
5の収容孔8内で位置決めされ、また、後端側がプラグ
ハウジング2の案内壁部23支持されることによって、
プラグハウジング2の長手方向に沿って後方へ移動す
る。ヒューズ管16の後端端子部16bは、この移動に
よって固定ターミナル15に当接するが、更に絶縁キャ
ップ5を押し込むと、ヘッドターミナル9とヒューズ管
16の間に配置されている導電性コイルスプリング11
が圧縮される。
【0055】ストッパー部5eが開口部2cの端面に当
接する位置まで、絶縁キャップ5を挿入すると、ロック
突起5c、5cは、ガイド溝21、21から外れ、絶縁
キャップ5が軸回りに回動自在となる。
【0056】この挿入位置で、絶縁キャップ5の蓋部5
dを掴んで軸回りのいずれかの方向に90度回転させる
と、図13に示すように、ロック突起5c、5cが左右
(図中、上下)に移動する。絶縁キャップ5の挿入力を
解除すると、圧縮された導電性コイルスプリング11の
作用によって、絶縁キャップ5は前方(先端方向)へ付
勢されるが、ロック突起5c、5cが折り返し片部17
b、17bの端面17c、17cに当接し、抜け止めさ
れる。
【0057】図に示すロック突起5c、5cが左右に移
動した状態では、ロック面5bも左右に移動し、折り返
し片部17b、17bがこのロック面5b、5bに弾性
接触する。前述の通り、絶縁キャップ5の円筒形の外径
よりもロック面5bの形成された部分の外径は、短く形
成されているので、絶縁キャップ5は、外力が作用され
ない限り、図10の回転位置を維持する。従って、絶縁
キャップ5をバイヨネット機構によってプラグハウジン
グ2内に簡単に取り付けることができる。図11は、こ
の絶縁キャップ5を取り付けた状態の縦断面図である。
【0058】ヒューズ管16のヒューズが溶断したとき
には、絶縁キャップ5をプラグハウジング2から抜き出
して交換する。絶縁キャップ5を抜き出すには、前述と
逆の操作を行う。すなわち、板バネ接触片17のバネ作
用に抗して、絶縁キャップ5を軸回りのいずれかの方向
に90度回動させ、ロック突起5c、5cを上下に移動
させてガイド溝21、21と一致させる。その後、絶縁
キャップ5を引き出せば、ロック突起5c、5cがガイ
ド溝21、21に沿って案内され、プラグハウジング2
の先端から抜き出すことができる。
【0059】以上のように構成されたカーバッテリープ
ラグ1を、シガライターソケット111に挿入すると、
前述のようにアース接触部17aが、シガライターソケ
ット111内側面のアース端子111aに弾性接触する
とともに、先端部から進退自在に突出したヘッドターミ
ナル9が、内底面の電源端子111bに弾性接触する
(図3参照)。従って、アース端子111aは、板バネ
接触片17、連結板14a、プリント配線基板6のアー
スパターン6dを経由して、電源コード13のアース側
リード線13bに電気接続する。また同時に、電源端子
111bは、ヘッドターミナル9、導電性コイルスプリ
ング11、ヒューズ管16、金属プレート15、プリン
ト配線基板6の電源パターン6eを経由して、電源コー
ド13の電源側リード線13aに電気接続する。
【0060】電源端子111bに過電流が流れると、ヒ
ューズ管16のヒューズが溶断し、電源コード13に接
続された車載用ポータブル機器などを保護することがで
きる。ヒューズが溶断したときには、前述のように、絶
縁キャップ5をプラグハウジング2の先端部に着脱自在
に取り付ける構造としているので、絶縁キャップ5を外
して簡単にヒユーズ管16を交換できる。
【0061】上記実施の形態においては、シガライター
ソケット111のアース端子111aと電源端子111
bをそのままの電圧で電源コード13へ出力するカーバ
ッテリープラグ1について説明したが、例えば、シガラ
イターソケット111の直流電圧を所定の電圧に変圧し
て、電源コード13へ出力するDC−DCコンバータ内
蔵のカーバッテリープラグにも本発明を適用できる。D
C−DCコンバータの回路は、プリント配線基板6のパ
ターンにDC−DCコンバータを構成する回路部品を接
続することにより形成することができ、これらの回路部
品をプリント配線基板6に整列して搭載できるので、上
下のハウジング2a、2bを係合させるときのじゃまに
ならず、プラグハウジング2も大型化することもない。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
固定ターミナルを金属プレートで形成し、また、一対の
板バネ接触片を、板バネ接触片と一体の連結板で連結す
ることにより、それぞれ、プリント配線基板へ直接接続
できることとなり、固定ターミナルと板バネ接触片をプ
ラグハウジングに固定する組み立て作業が簡素化され
る。
【0063】また、それぞれプリント配線基板のパター
ンを介して、電源コードと接続できるので、誤接続が防
止できる。
【0064】更に、固定ターミナルと板バネ接触片は、
プリント配線基板に固着されることによりプラグハウジ
ング内で位置決めされ、プリント配線基板のパターンと
接続することにより、プラグハウジング内に電源コード
のリード線が配線されることないので、上下のハウジン
グの係合の際に、これらの部品が挟まることがなく、円
滑に組み立てを行うことができる。
【0065】また、一対の板バネ接触片をまとめて固定
するので、組み立て作業が簡素化され、更にリード線が
接続されない側の板バネ接触片が組み立ての際に脱落す
ることもない。
【0066】更に、請求項2の発明によれば、プリント
配線基板上にDC−DCコンバータの回路素子を搭載す
るので、多数の回路素子をプラグハウジング内に整列さ
せて収容することができ、カーバッテリープラグが大型
化することなく、また、上部ハウジングと下部ハウジン
グを係合させて組み立てる際のじゃまになることがな
い。
【0067】更に請求項3の発明によれば、上部ハウジ
ングと下部ハウジングをネジ止めするためのボスを利用
して、プリント配線基板を位置決めするので、他に位置
決め手段を形成する必要がなく、プラグハウジングの構
造を簡素化できる。
【0068】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の1実施形態に係るカーバッテリープ
ラグ1の分解斜視図である。
【図2】カーバッテリープラグ1の側面図である。
【図3】カーバッテリープラグ1をシガライターソケッ
ト111へ挿入する状態を示す平面図である。
【図4】(a)は、絶縁キャップ5の平面図、(b)
は、同側面図、(c)は、(b)のB−B線断面図、
(d)は、(a)のA−A線断面図である。
【図5】(a)は、導電性コイルスプリング11の正面
図、(b)は、導電性コイルスプリング11の巻軸に沿
った縦断面図である。
【図6】導電性コイルスプリング11をヘッドターミナ
ル9へ圧入した状態を示す縦断面図である。
【図7】(a)は、金属プレート15の背面図、(b)
は、同底面図である。
【図8】アースコンタクト14の斜視図である。
【図9】(a)は、プリント配線基板6の平面図、
(b)は、同底面図である。
【図10】(a)は、上部ハウジング2aの側面図、
(b)は、同底面図である。
【図11】(a)は、下部ハウジング2bの平面図、
(b)は、同側面図である。
【図12】絶縁キャップ5をプラグハウジング2内に挿
入する状態を、上部ハウジング2aを取り除いて示すカ
ーバッテリープラグ1の平面図である。
【図13】絶縁キャップ5をプラグハウジング2内に挿
入した後、回動させた状態を、上部ハウジング2aを取
り除いて示すカーバッテリープラグ1の平面図である。
【図14】プラグハウジング2に絶縁キャップ5を取り
付けた状態を示す、カーバッテリープラグ1の縦断面図
である。
【図15】従来のカーバッテリープラグ100の横断面
図である。
【図16】(a)は、ホルダー金具105の側面図、
(b)は、同正面図である。
【符号の説明】
1 カーバッテリープラグ 2 プラグハウジング 2a 上部ハウジング 2b 下部ハウジング 2c 先端開口部 4 ネジ孔 5 絶縁キャップ 6 プリント配線基板 6d アースパターン 6e 電源パターン 9 ヘッドターミナル 11 導電性コイルスプリング 12 ボス 14a 連結板 15 金属プレート 16 ヒューズ管 17 板バネ接触片

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に沿って2分割された上部ハウ
    ジング(2a)と下部ハウジング(2b)を互いに係合
    させて筒状に形成したプラグハウジング(2)と、 基端側がプラグハウジング(2)内に固定され、自由端
    側がそれぞれプラグハウジング(2)の左右の側面から
    突出する一対の板バネ接触片(17、17)と、 プラグハウジング(2)の先端開口部(2c)に着脱自
    在に取り付けられる絶縁キャップ(5)と、 絶縁キャップ(5)の先端部に進退自在に取り付けられ
    たヘッドターミナル(9)と、 プラグハウジング(2)内に固定され、ヒューズ管(1
    6)と導電性コイルスプリング(11)を介してヘッド
    ターミナル(9)と電気接続する固定ターミナル(1
    5)とを備えたカーバッテリープラグにおいて、 一対の板バネ接触片(17、17)の基端側を連結板
    (14a)で、全体がコの字状となるように一体に連結
    するとともに、固定ターミナル(15)を金属プレート
    で形成し、 連結板(14a)と金属プレート(15)を、プラグハ
    ウジング(2)内に取り付けられるプリント配線基板
    (6)に起立させた状態で、それぞれ、プリント配線基
    板(6)の背面側のアースパターン(6d)と電源パタ
    ーン(6e)に半田接続することによりプリント配線基
    板(6)に固着したことを特徴とするカーバッテリープ
    ラグ。
  2. 【請求項2】 プリント配線基板(6)に、DC−DC
    コンバータの回路素子を搭載し、アースパターン(6
    d)と電源パターン(6e)からの直流電圧を変圧する
    ことを特徴とする請求項1記載のカーバッテリープラ
    グ。
  3. 【請求項3】 上部ハウジング(2a)又は下部ハウジ
    ング(2b)のいずれかの内底面から、他方のハウジン
    グとネジ止めするためのネジ孔(4)が穿設されたボス
    (12)を立設し、プリント配線基板(6)の位置決め
    孔(6a)に該ボス(12)を挿通させて、プラグハウ
    ジング(2)内にプリント配線基板(6)を位置決めし
    たことを特徴とする請求項1または2記載のカーバッテ
    リープラグ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10328851B3 (de) * 2003-06-26 2005-03-17 Siemens Ag Steckerbaugruppe zum Herstellen einer elektrischen und mechanischen Verbindung

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10328851B3 (de) * 2003-06-26 2005-03-17 Siemens Ag Steckerbaugruppe zum Herstellen einer elektrischen und mechanischen Verbindung

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