JP2551887B2 - 電源取出用のカープラグ - Google Patents

電源取出用のカープラグ

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JP2551887B2 JP3348224A JP34822491A JP2551887B2 JP 2551887 B2 JP2551887 B2 JP 2551887B2 JP 3348224 A JP3348224 A JP 3348224A JP 34822491 A JP34822491 A JP 34822491A JP 2551887 B2 JP2551887 B2 JP 2551887B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の車体に装備さ
れているシガレットライターのソケットから、ライター
を引き抜いたあとに、そのソケットを電源ソケットとし
て、そこに挿し込むことで電源を取出すように用いる電
源取出用のカープラグについての改良に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の車体に装備されているシガレッ
トライターのソケット1は、通常、図1に示しているよ
うに、一方の電極となる通電性のよい金属材で有底の円
筒状の主体部10を形成し、その主体部10の内腔の底
部に他方の電極となる内極11を絶縁材12を介して組
付けることで形成されている。そして、このソケット1
にライター(図示していない)に換えて差込む電源取出
用のカープラグaは、図2に示している如く、前記ソケ
ット1の円筒状の主体部10内に抜き差し自在に差込ま
れる絶縁材よりなる軸筒状のボデイ2の先端部に、前記
ソケット1の内極11と衝合する端子極3を組付け、こ
れをヒューズ4を介してコード5の一方のコード線50
に接続し、ボデイ2内には、バネ性のある金属材で、該
ボデイ2の軸方向に長い脚片部6bを具備するキックバ
ネ状に形成したバネ端子6を、基端部6aを支点に自在
に撓むよう組込んで、このバネ端子6の先端側に形成し
た張出部6cを、ボデイ2の胴周壁に設けた窓穴22か
ら外周側に張出させ、前記基端部6aを前述のコード5
の他方のコード線50に接続することで構成してある。
【0003】そして、このカープラグaは、それのボデ
イ2の外径寸法およびそのボデイ2の外周面に設けられ
るバネ端子6の外径寸法が、前記ソケット1に差込まれ
るライターのそれと対応するように形成してあって、こ
れにより、ライターに換えてソケット1に差込むこと
で、車体内に別に装備しようとするオーディオセットの
電源を取出すようにしたり、車内を掃除するための掃除
機の電源を取出せるようにしてある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車体に装備
されるシガレットライターのソケット1は、それの筒状
に形成される主体部10の内径が、トヨタ・日産・等の
国産車にあっては、同一の規格寸法のものとして形成さ
れているが、ベンツ等の外車にあっては、図3に示して
いるように、国産車のものよりも幾分(約1ミリ位)太
目の寸法に形成されている。
【0005】このため、電源取出用のカープラグaを、
外車のシガレットライターのソケット1に差込んで電源
を取り出そうとしたときに、カープラグaのボデイ2の
外周面に設けられるバネ端子6の、ソケット1の主体部
10の内周面に対する接触圧が不足するようになり、差
込んだカープラグaが抜き出してきたり、バネ端子6と
主体部10との間の接触を不良にして電気的な接続を不
確実なものとする問題を生ぜしめている。
【0006】このことから、カープラグaとしては、国
産車用のものと、これより幾分太目の外車用との、2通
りに作っておけば良いことになるが、そのようにする
と、それによるコスト高を価格に転嫁することでユーザ
ーの負担を大きくする問題がでてくる。
【0007】本発明は、従来手段に生じているこれらの
問題を解消せしめるためになされたものであって、カー
プラグは、それを一種類に作りながら、それを、簡単な
切換え操作で、外車のシガレットライターのソケットに
適応する状態と、国産車のシガレットライターのソケッ
トに適応する状態とに切換わるようにする新たな手段を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】しかして、本発明は、上
述の目的のために種々の研究と実験を重ねて得られた知
見に基づいて完成したものである。
【0009】即ち、カープラグaを、内径が幾分大径の
外車のシガレットライターのソケット1に差込んだとき
に生ずる脱け出しや接触不良は、ボデイ2の外周面に、
外側に向けて張り出すように設けてあるバネ端子6が、
ソケット1の主体部10の内面に圧接したときに、軟ら
かく圧接するようになって、接触していくバネ圧が弱く
なることで起るものであり、このバネ端子6の動きを硬
くしてソケット1の主体部10の内面に圧接していくバ
ネ圧が強くなるように切換えれば解決できること、そし
て、それには、バネ端子6の撓み作動を行なう支点位置
を変化させるようにすれば良いことに想到したことか
ら、カープラグaのボデイ2に、それの外周面から張り
出すように設けるバネ端子6の撓み作動の支点位置を動
かす手段を設けたところ、その支点位置の切換変位によ
り、国産車に設けられているソケット1と外車に設けら
れている幾分太目のソケット1’との両者のそれぞれ適
応するように切換っていく、という結果が得られたこと
に基づくものである。
【0010】そして、このことから本発明においては、
上述の目的を達成するための手段として、自動車の車体
に装備されているシガレットライターのソケット1に対
し抜き差し自在とした軸筒状のボデイの先端部に、前記
ソケットの内極と衝合する端子極を設け、ボデイ内に
は、バネ性のある金属材よりなる該ボデイの軸方向に長
いバネ端子を組込んで、それの先端側に形成せる張出部
を前記ボデイの胴壁に開設した窓穴を介して外周面側に
張り出させ、このバネ端子と前記端子極3を、ボデイの
後端側から引き込むコードのコード線にそれぞれ電気的
に接続せしめてなる電源取出用のカープラグにおいて、
それのボデイに、外周側に張り出す張出部が押し込まれ
て行なわれるバネ端子の撓み作動の支点位置を切換変位
せしめる切換部材を組込んだことを特徴とする電源取出
用のカープラグを提起するものである。
【0011】
【実施例】次に実施例を図面に従い詳述する。なお、図
面符号は、従来手段のものと同効の構成部材については
同一の符号を用いるものとする。
【0012】図4は本発明を実施せるカープラグaの平
面図、図5は同上カープラグaの側面図で、同図におい
て、2はボデイ、3は先端の端子極、5はコード、6は
バネ端子、bはバネ端子6の支点位置を切換え変更する
切換部材を示す。
【0013】ボデイ2は、絶縁材である合成樹脂材によ
り、図8に示している如く、後端側(図8において右端
側)に底壁20を具備する有底の筒状に形成された主体
部2aと、合成樹脂材によりキャップ状に成形して、こ
のボデイ2の主体部2aの前端側に螺合により一体的に
組付けられる頭部2bとで、中空の軸筒状に形成されて
いて、それの主体部2aには後端側の底壁20に接続す
るコード5を引き出すコード引出口21が開設してあ
り、胴周壁には、該主体部2aの内部に組込んだバネ端
子6の先端部を外面側に突出させるための開裂状の窓穴
22が開設してある。また、頭部2bには、端子極3が
保持せしめてある。
【0014】前記端子極3は、通電性の良い金属材によ
り、前述のボデイ2の頭部2bの軸芯部位に形設してあ
る透孔23に摺動自在に嵌合するキャップ状に形成して
あって、前記透孔23の先端側から嵌挿してあり、か
つ、透孔23内に介装したバネ30により前方に向けて
押し出されている。そして、それの基端側は、前記透孔
23にそれの後端側から嵌挿せる通電性の良い金属材よ
りなる接続ピン31の先端部に、かしめ付けにより一体
的に結合し、その接続ピン31の基端部に形設してある
鍔部32が、透孔23の後端側の開口の口縁に衝合する
ことで、前方への突出が規制されている。この例におけ
るカープラグaは、端子極3とコード5の一方のコード
線50との間に通常設けられるヒューズ4(図2参照)
を省略した形態のもので、前記端子極3の接続ピン31
の後端側は、コード5の一方のコード線50の端末と直
接、ハンダ付けにより結線してある。
【0015】コード5は、絶縁材により被覆された2本
のコード線50・50を具備する通常のもので、ボデイ
2の後端側のコード引出口21からボデイ2の主体部2
a内に引き込み、それぞれのコード線50・50の端末
を、バネ端子6および端子極3に結線させてある。
【0016】バネ端子6は、バネ性を具備する金属材に
より図16に示している如く音叉状に成形しているいわ
ゆるキックバネと呼ばれている形態のもので、弧状に彎
曲する基端部6aに一体に連続する一対の脚片部6b・
6bの各遊端側には、該バネ端子6を図7の如くボデイ
2の主体部2a内に組込んだ状態において、その主体部
2aの胴周壁に形設した開裂状の窓穴22から外周面側
に張り出すように突出させる張出部6c・6cが形成し
てある。
【0017】切換部材bは、絶縁材である合成樹脂材に
より、図12乃至図15に示している如く、軸方向の中
間部位に、軸方向視において長方形状に形成したバネ支
え部材70を具備する回転軸71を成形し、それの左右
の軸端部に、合成樹脂材により円盤状に成形した輪体7
2・72を、それぞれ、螺合または嵌合により一体的に
組付けることでボビン状に形成してあり、それの左右の
輪体72・72の各外面側には、該切換部材bを回転作
動させるときに工具cを係合させるための係合溝73・
73がそれぞれ形設してある。
【0018】そして、この切換部材bは、前述の図8お
よび図9に示している如く、回転軸71をそれに設けた
バネ支え部材70が、ボデイ2内に組込んだ前述のバネ
端子6の一対の脚片部6b・6bの対向間隙内で、その
脚片部6b・6bに形設される張出部6c・6cよりも
基端側に寄る部位に位置するよう配位して、左右の軸端
部を図10および図11に示している如く、主体部2a
の胴周壁に成形しておく皿状の嵌合穴24・24の各底
面の軸芯部位の透孔240・240内に位置させ、この
回転軸71の左右の軸端部に、前記嵌合穴24・24内
に回転自在に嵌め込む前述の円盤状の輪体72・72の
中心ボス部を、一体的に嵌合することで主体部2aに組
付けてある。
【0019】そして、これにより、ボデイ2の外周面に
露出している切換部材bの操作部となる円盤状の輪体7
2の係合溝73に、コイン等の適宜の工具cを係合させ
て輪体72を回転させ、図8および図10に示している
如く、該切換部材bのバネ支え部材70が、バネ端子6
の一対の脚片部6b・6bの各内面から離れた状態とす
ると、バネ端子6の一対の脚片部6b・6bが、それら
を連結している彎曲部6aを支点として、軟いバネ圧で
撓曲する状態となり、また、操作部たる円盤状の輪体7
2を、前述の状態から90度回転させて、図9および図
11に示す如く、回転軸71に設けたバネ支え部材70
が、バネ端子6の一対の脚片部6b・6bの各内面に衝
合していく状態とすると、バネ端子6の張出部6c・6
cが押し込まれたときに脚片部6b・6bがバネ支え部
材70に当接する部位を支点として撓んでいくようにな
ることで、その撓みのバネ圧が硬く強いものとなってい
く。
【0020】従って、この切換部材bの操作によりバネ
支え部材70の、バネ端子6の脚片部6bを支える支点
の位置を切換え変更することで、バネ端子6のバネ圧
を、主体部10の内径が小さい国産車のシガレットライ
ターのソケット1に適応する軟いバネ圧となる状態と、
主体部10の内径が幾分太目の外車のシガレットライタ
ーのソケット1に適応する硬いバネ圧となる状態とに切
換えられるようになる。
【0021】次に図17および図32は別の実施例を示
している。この実施例は、切換部材bのバネ端子6の撓
み作動の支点位置を切換える作動が、切換部材bをボデ
イ2の軸方向にスライドさせることで行なわれるように
した例である。
【0022】即ち、ボデイ2内に組込む切換部材bは、
図23乃至図28に示している如く、筒状体74に形成
してあり、それの外周面には、上周面側と下周面側と
に、図27の断面図に示している如く、軸方向において
高・低の2段に連続する段部がそれぞれ形設されて、そ
の高・低の段部をもってバネ支え部材70を構成し、ま
た外周面の左右の両側部には、図24および図25に示
している如く、径方向に膨出して軸方向に連続する突条
75・75が形設され、この突条75・75に操作部と
なる係合溝73・73が、切込穴状に形設してある。
【0023】そして、この切換部材bは、前記筒状体7
4を、図21に示している如く、ボデイ2内に組込むヒ
ューズ4を収納せしめるようボデイ2内に組付けられる
合成樹脂材よりなるヒューズケース8の外周に、ボデイ
2の軸方向に自在に摺動するよう嵌挿することで、ボデ
イ2に組付けられる。このとき、筒状体74の外周面に
設けた高・低の2段の段部よりなるバネ支え部材70・
70が、図20および図22に示している如く、ボデイ
2内に組込まれるバネ端子6の一対の脚片部6b・6b
の各内面側に対向し、かつ、それらバネ支え部材70・
70の高い段面が、筒状体74を図20に示している如
く前方にスライドさせたときにバネ端子6の一対の脚片
部6b・6bの各先端側に形成してある張出部6c・6
cの内側位置に臨んで、バネ端子6の脚片部6b・6b
の内面から離れた状態となるように組付ける。そしてま
た、主体部2aの胴周壁には、前述の状態として主体部
2a内に組付けた筒状体74の突条75・75と対応す
る部位に、その突条75・75に形設せる係合溝73・
73を主体部2aの外周面側に露出させる窓穴25・2
5が、図17に示している如く軸方向に長い長穴状に開
設してある。
【0024】なお、この実施例におけるボデイ2を組立
てる主体部2aと頭部2bとは、図20・図21・図2
2に示している如く、ヒューズケース8を主体部2aの
前端側の開放口から主体部2a内に嵌挿して、該ヒュー
ズケース8の前端に形設してある鍔部80を主体部2a
の前端側の開放口の口縁に衝合させ、それの前面側に頭
部2bの基端面を衝合させて、この頭部2bの基端側に
形設してある一対の脚片26・26を、前記鍔部80の
周縁部位に形設してある切欠部(図示していない)に嵌
め込んで主体部2a内に挿し込み、その脚片26・26
の突出端部に形設してある係合突起27・27を、主体
部2aの胴周壁に形設しておく係合穴28・28に嵌合
せしめて係合させることにより、組立てるようにしてあ
る。
【0025】また、コード5の一方のコード線50と端
子極3との接続は、ヒューズケース8の底部に組付けた
金属材よりなる音叉状のヒューズホルダー81の先端側
にヒューズ4の後端側を保持せしめ、そのヒューズホル
ダー81の後端側にコード5の一方のコード線50の端
末をハンダ付けで結線することで行なっている。
【0026】なお、その余の構成は前述した実施例のも
のと変わりがないので、同効の構成部材に同一の符号を
付して詳しい説明は省略する。
【0027】この実施例は、図29に示しているよう
に、窓穴25から鉛筆等の手近にある適宜の工具cの先
端側を挿し込み、切換部材bの筒状体74の外面に設け
てある係合溝73に係合させて筒状体74を前端側にス
ライドさせ、バネ支え部材70を図20に示している如
く前方に位置させておくことで、バネ端子6の撓み作動
が軟いバネ圧で行なわれる状態になるから、図31に示
している如く、ソケット1の主体部10の内径が細目
の、国産車のシガレットライターのソケット1に適応す
るようになる。また、前記筒状体74を図30に示す如
く後端側にスライドさせて図22に示している状態とす
ることで、バネ端子6の撓み作動が硬いバネ圧で行なわ
れるようになって、図32に示している如く、ソケット
1の主体部10の内径が幾分太目の外車のシガレットラ
イターのソケットに適応するようになる。
【0028】次に、図33乃至図44は、さらに異なる
実施例を示している。この実施例は、前述の第2の実施
例が、ボデイ2内に組込んだヒューズケース8の外周に
嵌挿した切換部材bの筒状体74を、そのヒューズケー
ス8に対して軸方向にスライドさせることで、バネ端子
6の撓み作動の支点位置の切換を行なうようにしている
のに対し、ヒューズケース8の外周に嵌装した切換部材
bの筒状体74を、ヒューズケース8を回転支軸とし
て、該ヒューズケース8中心に回転させることで、バネ
端子6の撓み作動の支点位置の切換作動が行なわれるよ
うにした例である。
【0029】即ち、この実施例における切換部材bの筒
状体74は、図38乃至図40に示す如く、リング状に
形成されて、それの周面の上面側と下面側とに、バネ端
子6の撓み作動を支えるバネ支え部材70を、高低の段
部が周方向に2段に連続する形態として形設してあり、
また、バネ支え部材70の、バネ端子6に対向する位置
を切換えるために筒状体74を回転させる際の操作部と
なる係合溝73は、筒状体74の周面で、前記バネ支え
部材70とバネ支え部材70との間に位置する部位にそ
れぞれ設けてある。
【0030】そしてまた、この筒状体74の周面に設け
た係合溝73を、ボデイ2の外周側に露出させるために
ボデイ2の主体部2aの胴周壁に形設する窓穴25・2
5は、図33および図41に示している如く、主体部2
aの胴周壁に周方向に長い長穴状に形設してある。な
お、76・76は、筒状体74の回転範囲を規制するよ
うに該筒状体74に設けたストッパーピンである。
【0031】この実施例は、上述の点を除いたその余の
構成は、前述の第2の実施例と変わりがないので、同効
の構成部材について同一の符号を付して詳しい説明は省
略する。
【0032】この実施例は、図41に示しているよう
に、窓穴25から、鉛筆等の手近にある適宜の工具cを
挿し込んで、切換部材bの筒状体74の周面に設けてあ
る係合溝73に先端を係合させて、その筒状体74を上
向きに回動するよう回転させれば、この筒状体74に設
けてあるストッパーピン76・76が、ボデイ2の主体
部2aに組込まれる適宜の部材よりなるストッパー(図
示)に衝合してこの方向の回転がストップしたところ
で、筒状体74の周面に設けたバネ支え部材70が図4
1に示している如く、バネ端子6の脚片部6b・6bか
ら回転方向に外れて、図35に示しているように、その
バネ端子6の脚片部6b・6bを浮いた状態として、張
出部6cが押し込まれたときのバネ圧を軟くし、図43
に示している如く、主体部10の内径が幾分細目となっ
ている国産車のシガレットライターのソケット1に適応
する状態となる。
【0033】次に、窓穴25から挿込んだ工具cにより
切換部材bの筒状体74を下向きに回動させるよう回転
させれば、前述のストッパーピン76がボデイ2の主体
部2a内に設けられる適宜のストッパーと衝合して回転
がストップしたところで、筒状体74の周面に設けたバ
ネ支え部材70が、図42および図36に示している如
くバネ端子6の脚片部6b・6bの内面に衝合して、そ
の脚片部6b・6bが、先端側の張出部6c・6cに対
する負荷で撓むときに、バネ支え部材70と接する点よ
り先端側だけが撓曲していくようになって、バネ圧を硬
いものとし、これにより、主体部10の内径が幾分太目
になっている外車のシガレットライターのソケット1に
適応する状態となる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるカー
プラグは、それのボデイ2に、そのボデイ2に組付けて
あるバネ端子6が張出部6cを押し込まれることで撓ん
でいくときの、撓み作動の支点の位置を変位させること
で、そのバネ端子6の撓み作動のバネ圧を硬軟に切換え
る切換部材bが、ボデイ2の外周側から切換操作が自在
に行なわれるように、組込まれているのだから、これの
切換操作により、バネ端子6の張出部6cが押し込まれ
ていくときのバネ圧を硬・軟に切換えることによって、
主体部10の内径が幾分細目に形成してある国産車のシ
ガレットライターのソケット1と、主体部10の内径が
幾分太目に形成してある外車のシガレットライターのソ
ケット1との両方に、それぞれ適応する状態として使用
できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】国産車に通常設備されているシガレットライタ
ーのソケットの縦断側面図である。
【図2】同上ソケットおよびこれに差込まれた電源取出
用のカープラグの縦断側面図である。
【図3】外車に通常組付けられているシガレットライタ
ーの縦断側面図である。
【図4】本発明によるカープラグの平面図である。
【図5】同上の側面図である。
【図6】同上の切換部材をL側に切換えた状態の平面図
である。
【図7】同上の後面図である。
【図8】同上カープラグの図4の状態における横断平面
図である。
【図9】同上カープラグの図6の状態の横断平面図であ
る。
【図10】同上の図8の状態における縦断正面図であ
る。
【図11】同上の図9の状態における縦断正面図であ
る。
【図12】同上カープラグの切換部材の正面図である。
【図13】同上カープラグの切換部材の底面図である。
【図14】同上カープラグの切換部材の側面図である。
【図15】同上カープラグの切換部材の図12における
AーA線断面図である。
【図16】同上カープラグのバネ端子の平面図である。
【図17】別の実施例のカープラグの平面図である。
【図18】同上カープラグの側面図である。
【図19】同上カープラグの、切換部材をL側に切換え
た状態の平面図である。
【図20】同上カープラグの横断平面図である。
【図21】同上カープラグの縦断側面図である。
【図22】同上カープラグの切換部材をL側に切換えた
状態の横断平面図である。
【図23】同上カープラグの切換部材の平面図である。
【図24】同上カープラグの切換部材の正面図である。
【図25】同上カープラグの切換部材の側面図である。
【図26】同上カープラグの切換部材の後面図である。
【図27】同上カープラグの切換部材の図24における
AーA線縦断面図である。
【図28】同上カープラグの切換部材の図24における
BーB線縦断面図である。
【図29】同上カープラグの切換部材をS側に切換えた
状態の作用の説明図である。
【図30】同上カープラグの切換部材をL側に切換えた
状態の作用の説明図である。
【図31】図29の状態としたカープラグの、細目のシ
ガレットライターのソケットに差込んだ状態における横
断平面図である。
【図32】図30の状態としたカープラグの、太目のシ
ガレットライターのソケットに差込んだ状態における横
断平面図である。
【図33】さらに別の実施例のカープラグの平面図であ
る。
【図34】同上カープラグの側面図である。
【図35】同上カープラグの横断平面図である。
【図36】同上カープラグの切換部材をLの位置に切換
えた状態の横断平面図である。
【図37】同上カープラグの縦断側面図である。
【図38】同上カープラグの切換部材の正面図である。
【図39】同上カープラグの切換部材の側面図である。
【図40】同上カープラグの切換部材の後面図である。
【図41】同上カープラグの切換部材をSの位置に切換
えた状態の作用の説明図ある。
【図42】同上カープラグの切換部材をLの位置に切換
えた状態の作用の説明図である。
【図43】図41の状態としたカープラグを細目のシガ
レットライターのソケットに差込んだ状態における横断
平面図である。
【図44】図42の状態としたカープラグを太目のシガ
レットライターのソケットに差込んだ状態における横断
平面図である。
【符号の説明】
a…カープラグ、b…切換部材、c…工具、1・1’…
ソケット、10…主体部、11…内極、12…絶縁材、
2…ボデイ、2a…主体部、2b…頭部、20…底壁、
21…コード引出口、22…窓穴、23…透孔、24…
嵌合穴、240…軸芯部位の透孔、25…窓穴、26…
脚片、27…係合突起、28…係合穴、3…端子極、3
0…バネ、31…接続ピン、32…鍔部、4…ヒュー
ズ、5…コード、50…コード線、6…バネ端子、6a
…彎曲部、6b…脚片部、6c…張出部、70…バネ支
え部材、71…回転軸、72…輪体、73…係合溝、7
4…筒状体、75…突条、76…ストッパーピン、8…
ヒューズケース、80…鍔部、81…ヒューズホルダ
ー。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の車体に装備されているシガレッ
    トライターのソケット1に対し抜き差し自在とした軸筒
    状のボデイ2の先端部に、前記ソケット1の内極11と
    衝合する端子極3を設け、ボデイ2内には、バネ性のあ
    る金属材よりなる該ボデイ2の軸方向に長いバネ端子6
    を組込んで、それの先端側に形成せる張出部6cを前記
    ボデイ2の胴壁に開設した窓穴25を介して外周面側に
    張り出させ、このバネ端子6と前記端子極3とを、ボデ
    イ2の後端側から引き込むコード5のコード線50・5
    0にそれぞれ電気的に接続せしめてなる電源取出用のカ
    ープラグaにおいて、それのボデイ2に、外周側に張り
    出す張出部6cが押し込まれて行なわれるバネ端子6の
    撓み作動の支点位置を切換変位せしめる切換部材bを組
    込んだことを特徴とする電源取出用のカープラグ。
  2. 【請求項2】 ボデイ2内に、該ボデイ2の軸方向と直
    交する方向の回転軸71を、ボデイ2の外周面から回転
    可能に組付け、その回転軸71に、バネ端子6の脚片部
    6bの内面側で長手方向の中間部位に対し当接するバネ
    支え部材70を、該回転軸71の回転によりそのバネ端
    子6の脚片部6bの内面から離れる位置に変位するよう
    に設けて切換部材bとした請求項1記載の電源取出用の
    カープラグ。
  3. 【請求項3】 ボデイ2内に、該ボデイ2の軸方向にス
    ライドする筒状体74を、ボデイ2の外面側からスライ
    ド操作可能に組付け、その筒状体74の外周面に、バネ
    端子6の脚片部6bの内面側で長手方向における中間部
    位に対して当接するバネ支え部材70を、その筒状体7
    4のスライドによりバネ端子6の脚片部6bの内面から
    離れる位置に変位するように設けて切換部材bとした請
    求項1記載の電源取出用のカープラグ。
  4. 【請求項4】 ボデイ2内に、該ボデイ2の軸方向に沿
    う回転軸線をもって回転する筒状体74を、ボデイ2の
    外面側から回転操作可能に組付け、その筒状体74の外
    周面に、バネ端子6の脚片部6bの内面側で長手方向に
    おける中間部位に対して当接するバネ支え部材70を、
    その筒状体74の回転によりバネ端子6の脚片部6bの
    内面から離れる位置に変位するように設けて切換部材b
    とした請求項1記載の電源取出用のカープラグ。
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