JPH11265639A - コンビネーションスイッチ - Google Patents

コンビネーションスイッチ

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Publication number
JPH11265639A
JPH11265639A JP6868398A JP6868398A JPH11265639A JP H11265639 A JPH11265639 A JP H11265639A JP 6868398 A JP6868398 A JP 6868398A JP 6868398 A JP6868398 A JP 6868398A JP H11265639 A JPH11265639 A JP H11265639A
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JP
Japan
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cover
switch
lever
combination switch
lever body
Prior art date
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Pending
Application number
JP6868398A
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English (en)
Inventor
Koji Sano
幸治 佐野
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リード線とステアリングコラムカバーとの噛
み込みを確実に防止するとともに、組み立てにかかる作
業性を向上させ、しかも信頼性が非常に高いコンビネー
ションスイッチを提供する。 【解決手段】 レバー本体42とノブスイッチ部43と
スイッチ機構部44とから構成され、ノブスイッチ部4
3はレバー本体42の一端42aに係合し、スイッチ機
構部44はレバー本体42の他端42bを取り付けると
ともに複数の端子収容室52を有するアンダーカバー4
8を備えている。端子収容室52にはランス52aが形
成されている。ノブスイッチ部43は可動接点9と固定
接点14とを有している。また、レバー本体42内部を
介して一方が固定接点14に接続され、他方が端子収容
室52に各々挿着される(雌)端子31を設けた複数の
リード線13、13、13を有している。さらに、アン
ダーカバー48に複数のリード線13、13、13をレ
バー本体42からの導出部分(リード線導出部)42d
に向けて曲げ押さえるアングル54が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のヘッドライ
トやウインカー又はワイパーの操作を行うためのコンビ
ネーションスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のコンビネーションスイッチとし
ては、図6に示されるようなものが一般的に知られてい
る。図6において、コンビネーションスイッチ1は、合
成樹脂材により略テーパ状の外観形状に形成された中空
のレバー本体2と、そのレバー本体2の一端2aに係合
するノブスイッチ部3と、レバー本体2の他端2bを取
り付けて所定方向の動きを許容するスイッチ機構部4と
から構成されている。
【0003】ノブスイッチ部3は、円筒状の筒軸5とそ
の筒軸5に周設される裾部6とから成る接点保持部7、
筒軸5に挿着される操作ノブ8、接点保持部7と操作ノ
ブ8との間に介在するとともに3つの接点を有する可動
接点9、操作ノブ8の先端に嵌合するキャップ10、及
び操作ノブ8とキャップ10との間にコイルスプリング
11、11を介在させて操作ノブ8を保持するノブ操作
体12とを備え、接点保持部7の裾部6がレバー本体2
の一端2aに係合するようになっている。
【0004】また、接点保持部7の裾部6には、リード
線13、13、13を接続したL形端子状の固定接点1
4、14、14(1つのみ図示)が設けられており、操
作ノブ8の回動に伴って可動接点9が接触するようにな
っている。
【0005】スイッチ機構部4は、レバー本体2の回動
範囲に合わせて側壁の一部を切り欠いたケース15、そ
のケース15に覆設されるアッパーカバー16、ピン1
7を介してレバー本体2の他端2bが取り付けられると
ともにケース15内に回動可能に装着される被レバー操
作部18、レバー本体2の回動に伴って動作するととも
に可動接点19を有する可動接点保持部20、図示しな
い配線パターンが形成された基板21、及び複数の(図
6においては1つのみ図示)端子収容室22を有するア
ンダーカバー23とを備え、ステアリングコラムカバー
24内の図示しないベース装置の一部に装備されてい
る。
【0006】また、アッパーカバー16と被レバー操作
部18との間には、被レバー操作部18の回動を解除す
る回動解除板25と解除棒26とがコイルスプリング2
7、28と共に設けられ、レバー本体2の他端2bに形
成された盲孔2cには節度体29がコイルスプリング3
0を介して装着されている。
【0007】一方、レバー本体2の他端2bにはリード
線導出部2dが開口しており、そのリード線導出部2d
から導出されたリード線13、13、13には、それぞ
れ雌端子31(図6においては1つのみ図示)が接続さ
れている。そして、各雌端子31はアンダーカバー23
の各端子収容室22に挿入され、ランス22aによって
係止されている。
【0008】各端子収容室23に係止された各雌端子3
1は、前記図示しないベース装置に配策された図示しな
いブスバーに接続されている。
【0009】また、リード線13、13、13には、レ
バー本体2の回動に伴うステアリングコラムカバー24
の噛み込み防止等のためのチューブ32が挿着されてい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術にあって
は、リード線13、13、13に対するチューブ32の
挿着工数が非常にかかるという問題点を有している。
【0011】また、リード線13、13、13が所定寸
法よりも長く製造された場合には、チューブ32とアン
ダーカバー23との間にリード線13、13、13のた
るみが生じ、ステアリングコラムカバー24の噛み込み
が懸念される。
【0012】さらには、雌端子31が端子収容室22内
で半嵌合状態で挿着されると、図示しないブスバーとの
接触不良を引き起こす原因となってしまい、信頼性が得
られないといった問題点を有している。
【0013】本発明は、上述した問題点を解消するた
め、リード線とステアリングコラムカバーとの噛み込み
を確実に防止するとともに、組み立てにかかる作業性を
向上させ、しかも信頼性が非常に高いコンビネーション
スイッチを提供することを課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
なされた請求項1記載の本発明のコンビネーションスイ
ッチは、中空のレバー本体と、該レバー本体の一端に係
合するノブスイッチ部と、前記レバー本体の他端を取り
付けて所定方向の動きを許容するとともにランスが形成
された複数の端子収容室を有するアンダーカバーを備え
たスイッチ機構部とから構成され、前記ノブスイッチ部
が可動接点と固定接点とを有し、前記レバー本体内部を
介して一方が前記固定接点に接続され、他方が前記レバ
ー本体の他端側から導出されて前記複数の端子収容室に
各々挿着される端子を設けた複数のリード線を有するコ
ンビネーションスイッチにおいて、前記アンダーカバー
に、前記複数のリード線を前記レバー本体からの導出部
分に向けて曲げ押さえるアングルを設けることを特徴と
している。
【0015】上記構成において、コンビネーションスイ
ッチは、中空のレバー本体とノブスイッチ部とスイッチ
機構部とから構成されている。ノブスイッチ部はレバー
本体の一端に係合し、スイッチ機構部はレバー本体の他
端を取り付けて所定方向の動きを許容するとともに複数
の端子収容室を有するアンダーカバーを備えている。そ
のアンダーカバーの端子収容室にはランスが形成されて
いる。また、ノブスイッチ部が可動接点と固定接点とを
有し、レバー本体内部を介して一方が固定接点に接続さ
れ、他方がレバー本体の他端側から導出されて複数の端
子収容室に各々挿着される端子を設けた複数のリード線
を有している。さらには、アンダーカバーに、複数のリ
ード線をレバー本体からの導出部分に向けて曲げ押さえ
るアングルが設けられている。このようにコンビネーシ
ョンスイッチを構成し、アングルによってレバー本体の
リード線導出部分とアンダーカバー間のリード線のたる
みなどを吸収して曲げ押さえると、従来用いられていた
リード線に対するチューブが不要となり、また、レバー
本体の回動に起因して生じるリード線の噛み込みもなく
なる。従って、コンビネーションスイッチの組み立てに
かかる作業性が格段に向上するとともに非常に高い信頼
性が得られる。
【0016】請求項2記載の本発明のコンビネーション
スイッチは、請求項1に記載のコンビネーションスイッ
チにおいて、前記アンダーカバーは、前記複数の端子収
容室を有するカバー本体と、前記アングルを有するとと
もに前記カバー本体にヒンジを介して開閉自在に係合す
るヒンジカバー部とを備えることを特徴としている。
【0017】上記構成において、アンダーカバーは、カ
バー本体とヒンジカバー部とを備えている。そして、カ
バー本体は複数の端子収容室を有し、ヒンジカバー部は
カバー本体にヒンジを介して開閉自在に係合するように
なっている。また、ヒンジカバー部は複数のリード線を
レバー本体からの導出部分に向けて曲げ押さえるアング
ルを有している。このようにアングルを有するヒンジカ
バー部を、カバー本体にヒンジを介して開閉自在に係合
するようにすると、端子の挿着性が良く、リード線の押
さえも容易になるので、作業性を更に向上させることが
できる。
【0018】請求項3記載の本発明のコンビネーション
スイッチは、請求項2に記載のコンビネーションスイッ
チにおいて、前記ヒンジカバー部に、前記端子と各々係
合する端子係止部を設けることを特徴としている。
【0019】上記構成において、ヒンジカバー部に挿着
された端子と各々係合する端子係止部が設けられてい
る。このように端子係止部を設けると、ヒンジカバー部
をカバー本体に係合させると同時に、端子を二重に係止
することになる。また、端子が半嵌合状態で挿着されて
いる場合には、ヒンジカバー部をカバー本体に係合させ
ることができなくなる。従って、ヒンジカバー部の係合
の際に端子の半嵌合を発見してその半嵌合を確実に防止
し得ることが可能になるので、コンビネーションスイッ
チの信頼性を更に高めることができる。
【0020】請求項4記載の本発明のコンビネーション
スイッチは、請求項2又は請求項3に記載のコンビネー
ションスイッチにおいて、前記ヒンジカバー部にカバー
係止突起を設け、前記カバー本体に前記カバー係止突起
と係合する係合部を形成することを特徴としている。
【0021】上記構成において、ヒンジカバー部にカバ
ー係止突起が設けられ、カバー本体にカバー係止突起と
係合する係合部が形成されている。このようなカバー係
止突起と係合部とによる係止構造を設けることにより、
ワンタッチでヒンジカバー部を係合させることが可能で
あり、また、リード線の曲げ押さえと端子の係止状態を
維持し続けることが可能になる。従って、作業性が良い
のは勿論のこと、コンビネーションスイッチの作動状態
を常に高いレベルで保つことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施の形態を説明する。図1は本発明のコンビネーショ
ンスイッチの一実施の形態を示す断面図である。また、
図2は図1のレバー本体とノブスイッチ部の分解斜視
図、図3は図1のスイッチ機構部の分解斜視図、図4は
図1のレバー本体の一部とノブスイッチ部の拡大断面
図、図5は図1のレバー本体の一部とスイッチ機構部の
拡大断面図を示している。尚、従来例と基本的に同一の
構成部材には同一の符号を付して詳細な説明を省略す
る。
【0023】図1ないし図3において、41は自動車等
の車両におけるヘッドライトの点灯やウインカー、又は
ワイパー等の操作を行うためのコンビネーションスイッ
チを示している。コンビネーションスイッチ41は、従
来例で説明したコンビネーションスイッチ1(図6参
照)と同様に、略テーパ状の外観形状に形成された合成
樹脂製の中空のレバー本体42と、そのレバー本体42
の一端42aに係合するノブスイッチ部43と、レバー
本体42の他端42b(図2参照)を取り付けて所定方
向(車両の上下方向、及び運転者側に倒し込む方向)の
動きを許容するとともに各種電気的制御を行うスイッチ
機構部44とから構成されている。
【0024】図1及び図2において、レバー本体42の
一端42aには、ノブスイッチ部43に対する段差45
と矩形の係合孔46とが形成されている。また、レバー
本体42の他端42bには、盲孔42cと、リード線導
出部42d(特許請求の範囲に記載したリード線導出部
分に相当)と、ピン17が圧入される貫通孔42eと、
後述する可動接点保持部20のカム突起20a、20a
が摺動するカム溝42f、42fが形成されている。
【0025】ノブスイッチ部43は、図2及び図4に示
される如く、円筒状の筒軸5とその筒軸5に周設される
裾部6とから成る接点保持部7、筒軸5に挿着される操
作ノブ8、接点保持部7と操作ノブ8との間に介在する
とともに3つの接点を有する可動接点9、操作ノブ8の
先端に嵌合するキャップ10、及び操作ノブ8とキャッ
プ10との間にコイルスプリング11、11を介在させ
て操作ノブ8を保持するノブ保持体12とを備えてい
る。尚、ノブ保持体12とコイルスプリング11、11
との間には、鋼球12a、12aが介在するように設け
られている。この鋼球12a、12aは、コイルスプリ
ング11、11の弾性力によりノブ保持体12の節度山
12b、12bを押圧し、操作ノブ8のポジション決め
を行うとともにクリック感を発生するようになってい
る。
【0026】接点保持部7の裾部6には係止突起47が
設けられており、レバー本体42の一端42aの係合孔
46に係合するようになっている。また、裾部6にはリ
ード線13、13、13の一方を接続した導電性金属材
からなるL形端子状の固定接点14、14、14(1つ
のみ図示)が設けられている。そして、接点保持部7の
筒軸5に挿着された操作ノブ8は、レバー本体42の軸
回りに回動自在となり、その操作ノブ8を回動させるこ
とにより、可動接点9と固定接点14、14、14(1
つのみ図示)とが接触し、例えばヘッドライトの点灯が
促される。
【0027】尚、リード線13、13、13の他方に
は、それぞれ導電性金属材からなる既知構造の雌端子3
1、31、31が圧着されている。
【0028】図3及び図5において、スイッチ機構部4
4は、レバー本体42の回動範囲に合わせて側壁の一部
を切り欠いたケース15、そのケース15に覆設される
アッパーカバー16、ピン17を介してレバー本体42
の他端42b(図2参照)を取り付けるとともにケース
15内に回動可能に装着される被レバー操作部18、レ
バー本体42の回動に伴って動作するとともに可動接点
19を有する可動接点保持部20、図示しない配線パタ
ーンが形成された基板21、及びアンダーカバー48と
を備え、ステアリングコラムカバー24内の図示しない
ベース装置の一部に装備されている。
【0029】可動接点保持部20には、カム突起20
a、20a(図3参照、一方のみ図示)を有する対向片
20b、20bが立設されており、その対向片20b、
20bがレバー本体42の他端42b(図2参照)を挟
み込むようになっている。また、カム突起20a、20
aはレバー本体42の回動に伴って他端42bのカム溝
42f、42f(図2参照)を摺動するようになってい
る。
【0030】アッパーカバー16と被レバー操作部18
との間には、被レバー操作部18の回動を解除する回動
解除板25と解除棒26とがコイルスプリング27、2
8と共に設けられ、レバー本体42の他端42b(図2
参照)に形成された盲孔42cには節度体29がコイル
スプリング30を介して装着されている。
【0031】アンダーカバー48はカバー本体49と、
そのカバー本体49にヒンジ50を介して開閉自在に係
合するヒンジカバー部51とから構成されている。
【0032】カバー本体49には、複数の端子収容室5
2(図3参照)が形成されており、その各端子収容室5
2の内部には、それぞれ雌端子31に対するランス52
a(図5参照)が設けられている。
【0033】また、カバー本体49には、ヒンジカバー
部51を係止するためのL形の断面形状を有する係合部
53、53(図5参照、一方のみ図示)が突設されてい
る。
【0034】ヒンジカバー部51は、ヒンジ50の逆側
の端部にアングル54を有しており、ヒンジカバー部5
1がカバー本体49に係合した際に、アングル54はそ
の先端がリード線導出部42dに向くように一体に形成
されている。
【0035】また、ヒンジカバー部51には、カバー本
体49の係合部53、53に係合するカバー係止突起5
5、55(図3参照)が外方に向けて設けられ、さらに
は、各端子収容室52にそれぞれ嵌入し、ランス52a
と共に雌端子31に係合して二重係止を行う複数の端子
係止部56(図5において1つのみ図示)が設けられて
いる。
【0036】このようにヒンジカバー部51をカバー本
体49にヒンジ50を介して開閉自在に係合するように
すると、雌端子31の挿着性が良く、リード線13、1
3、13の押さえも容易になるので、作業性を向上させ
ることができる。また、雌端子31が半嵌合状態で挿着
されている場合には、ヒンジカバー部51をカバー本体
49に係合させることができなくなる。
【0037】上記構成において、コンビネーションスイ
ッチ41の組み立て工程を図1ないし図3を参照しなが
ら説明する。先ず、詳細な説明を省略するが、従来と同
様の工程を経てノブスイッチ部43を組み立てる。この
時既に、固定接点14、14、14(1つのみ図示)に
リード線13、13、13が半田付けなどの既知手段に
より接合されているものとする。
【0038】次に、レバー本体42の一端42aにリー
ド線13、13、13を各雌端子31側から挿入してノ
ブスイッチ部43をその一端42aに係合する。リード
線13、13、13の各雌端子31側はリード線導出部
42dから導出される。
【0039】続いて、一端42aの盲孔42cにコイル
スプリング30を介して節度体29を装着する。そし
て、一端42aと被レバー操作部18とをピン17及び
貫通孔42eの圧入により取り付ける。また、一端42
aのカム溝42f、42fに可動接点保持部20のカム
突起20a、20aを挿入する。可動接点保持部20に
は予め可動接点19が挿着してあるものとする。続いて
さらに、被レバー操作部18に回動解除板25と解除棒
26を介在させた状態で、上下方向からケース15とア
ッパーカバー16とを嵌合する。そして、基板21を載
置したアンダーカバー48をケース15に嵌合する。
【0040】その後、各雌端子31を対応する各端子収
容室52に挿着し、ヒンジカバー部51をカバー本体4
9に係合する。この時、雌端子31側のリード線13、
13、13は、アングル54によってリード線導出部4
2d側に向けて曲げ押さえられる。また、各雌端子31
は対応する各端子係止部56(図5参照)とランス52
aによって二重に係止される。そして最後に、コンビネ
ーションスイッチ41をステアリングコラムカバー24
内の図示しないベース装置の所定の位置に配設して一連
の組み立てを完了する。
【0041】以上のようにコンビネーションスイッチ4
1を構成し、リード線導出部42dとアンダーカバー4
9間のリード線13、13、13のたるみなどをアング
ル54によって吸収して曲げ押さえると、従来用いられ
ていたリード線13、13、13に対するチューブ32
(図6参照)が不要となり、また、レバー本体42の回
動に起因して生じるリード線13、13、13の噛み込
みもなくなる。
【0042】また、アンダーカバー49にカバー係止突
起55、55と係合部53、53とによる係止構造を設
けることにより、ワンタッチでヒンジカバー部51をカ
バー本体49に係合させることが可能となる。そして、
リード線13、13、13の曲げ押さえと各雌端子31
の係止状態を維持し続けることが可能になる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載さ
れた本発明によれば、コンビネーションスイッチは、中
空のレバー本体とノブスイッチ部とスイッチ機構部とか
ら構成されている。ノブスイッチ部はレバー本体の一端
に係合し、スイッチ機構部はレバー本体の他端を取り付
けて所定方向の動きを許容するとともに複数の端子収容
室を有するアンダーカバーを備えている。そのアンダー
カバーの端子収容室にはランスが形成されている。ま
た、ノブスイッチ部が可動接点と固定接点とを有し、レ
バー本体内部を介して一方が固定接点に接続され、他方
がレバー本体の他端側から導出されて複数の端子収容室
に各々挿着される端子を設けた複数のリード線を有して
いる。さらには、アンダーカバーに、複数のリード線を
レバー本体からの導出部分に向けて曲げ押さえるアング
ルが設けられている。このようにコンビネーションスイ
ッチを構成し、アングルによってレバー本体のリード線
導出部分とアンダーカバー間のリード線のたるみなどを
吸収して曲げ押さえると、従来用いられていたリード線
に対するチューブが不要となり、また、レバー本体の回
動に起因して生じるリード線の噛み込みもなくなる。従
って、コンビネーションスイッチの組み立てにかかる作
業性が格段に向上するとともに非常に高い信頼性が得ら
れるという効果を奏する。
【0044】請求項2に記載された本発明によれば、ア
ンダーカバーは、カバー本体とヒンジカバー部とを備え
ている。そして、カバー本体は複数の端子収容室を有
し、ヒンジカバー部はカバー本体にヒンジを介して開閉
自在に係合するようになっている。また、ヒンジカバー
部は複数のリード線をレバー本体からの導出部分に向け
て曲げ押さえるアングルを有している。このようにアン
グルを有するヒンジカバー部を、カバー本体にヒンジを
介して開閉自在に係合するようにすると、端子の挿着性
が良く、リード線の押さえも容易になるので、作業性を
更に向上させることができるという効果を奏する。
【0045】請求項3に記載された本発明によれば、ヒ
ンジカバー部に挿着された端子と各々係合する端子係止
部が設けられている。このように端子係止部を設ける
と、ヒンジカバー部をカバー本体に係合させると同時
に、端子を二重に係止することになる。また、端子が半
嵌合状態で挿着されている場合には、ヒンジカバー部を
カバー本体に係合させることができなくなる。従って、
ヒンジカバー部の係合の際に端子の半嵌合を発見してそ
の半嵌合を確実に防止し得ることが可能になるので、コ
ンビネーションスイッチの信頼性を更に高めることがで
きるという効果を奏する。
【0046】請求項4に記載された本発明によれば、ヒ
ンジカバー部にカバー係止突起が設けられ、カバー本体
にカバー係止突起と係合する係合部が形成されている。
このようなカバー係止突起と係合部とによる係止構造を
設けることにより、ワンタッチでヒンジカバー部を係合
させることが可能であり、また、リード線の曲げ押さえ
と端子の係止状態を維持し続けることが可能になる。従
って、作業性が良いのは勿論のこと、コンビネーション
スイッチの作動状態を常に高いレベルで保つことができ
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるコンビネーションスイッチの一実
施の形態を示す断面図である。
【図2】図1のレバー本体とノブスイッチ部の分解斜視
図である。
【図3】図1のスイッチ機構部の分解斜視図である。
【図4】図1のレバー本体の一部とノブスイッチ部の拡
大断面図である。
【図5】図1のレバー本体の一部とスイッチ機構部の拡
大断面図である。
【図6】従来例のコンビネーションスイッチの断面図で
ある。
【符号の説明】
7 接点保持部 8 操作ノブ 9 可動接点 13 リード線 14 固定接点 15 ケース 16 アッパーカバー 18 被レバー操作部 20 可動接点保持部 21 基板 24 ステアリングコラムカバー 25 回動解除板 26 解除棒 29 節度体 31 雌端子 41 コンビネーションスイッチ 42 レバー本体 42a 一端 42b 他端 42d リード線導出部(リード線導出部分) 43 ノブスイッチ部 44 スイッチ機構部 48 アンダーカバー 49 カバー本体 50 ヒンジ 51 ヒンジカバー部 52 端子収容室 53 係合部 54 アングル 55 カバー係止突起 56 端子係止部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空のレバー本体と、該レバー本体の一
    端に係合するノブスイッチ部と、前記レバー本体の他端
    を取り付けて所定方向の動きを許容するとともにランス
    が形成された複数の端子収容室を有するアンダーカバー
    を備えたスイッチ機構部とから構成され、 前記ノブスイッチ部が可動接点と固定接点とを有し、前
    記レバー本体内部を介して一方が前記固定接点に接続さ
    れ、他方が前記レバー本体の他端側から導出されて前記
    複数の端子収容室に各々挿着される端子を設けた複数の
    リード線を有するコンビネーションスイッチにおいて、 前記アンダーカバーに、前記複数のリード線を前記レバ
    ー本体からの導出部分に向けて曲げ押さえるアングルを
    設けることを特徴とするコンビネーションスイッチ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のコンビネーションスイ
    ッチにおいて、 前記アンダーカバーは、前記複数の端子収容室を有する
    カバー本体と、前記アングルを有するとともに前記カバ
    ー本体にヒンジを介して開閉自在に係合するヒンジカバ
    ー部とを備えることを特徴とするコンビネーションスイ
    ッチ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のコンビネーションスイ
    ッチにおいて、 前記ヒンジカバー部に、前記端子と各々係合する端子係
    止部を設けることを特徴とするコンビネーションスイッ
    チ。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3に記載のコンビネ
    ーションスイッチにおいて、 前記ヒンジカバー部にカバー係止突起を設け、前記カバ
    ー本体に前記カバー係止突起と係合する係合部を形成す
    ることを特徴とするコンビネーションスイッチ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016157617A (ja) * 2015-02-25 2016-09-01 株式会社東海理化電機製作所 スイッチ装置

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US6873233B2 (en) 2001-06-25 2005-03-29 Yazaki Corporation Combination switch
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