JPH10326648A - 車両用シガーライターソケットからの電力取出構造 - Google Patents
車両用シガーライターソケットからの電力取出構造Info
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- JPH10326648A JPH10326648A JP9134571A JP13457197A JPH10326648A JP H10326648 A JPH10326648 A JP H10326648A JP 9134571 A JP9134571 A JP 9134571A JP 13457197 A JP13457197 A JP 13457197A JP H10326648 A JPH10326648 A JP H10326648A
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- socket
- cap
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- plug
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Abstract
(57)【要約】
【課題】車両用シガーライターソケットにおけるソケッ
ト本体の内径の相違に容易に対処して、簡単に電力を取
出し得るようにする。 【解決手段】ソケット本体22に挿入可能なプラグ本体
34に、ソケット本体22の内面に弾発的に接触すると
ともに少なくとも1つがコンタクトとして機能する複数
の弾発部材351 ,352 と、固定端子23に接触する
ヘッドコンタクト36とが設けられ、バイメタル24と
の接触を回避する形状の第1キャップと、バイメタル2
4に係合可能な第2キャップ76とが、前記ヘッドコン
タクト36を貫通せしめた状態でプラグ本体34の前端
部に択一的に切換えて装着され、各弾発部材351 ,3
52 が、内径が最小径であるソケット本体22へのプラ
グ本体34の挿入時にソケット本体22内でのプラグ本
体34の軸方向位置を保持し得る摩擦力をソケット本体
22の内面との間に生じさせる弾発力を発揮する。
ト本体の内径の相違に容易に対処して、簡単に電力を取
出し得るようにする。 【解決手段】ソケット本体22に挿入可能なプラグ本体
34に、ソケット本体22の内面に弾発的に接触すると
ともに少なくとも1つがコンタクトとして機能する複数
の弾発部材351 ,352 と、固定端子23に接触する
ヘッドコンタクト36とが設けられ、バイメタル24と
の接触を回避する形状の第1キャップと、バイメタル2
4に係合可能な第2キャップ76とが、前記ヘッドコン
タクト36を貫通せしめた状態でプラグ本体34の前端
部に択一的に切換えて装着され、各弾発部材351 ,3
52 が、内径が最小径であるソケット本体22へのプラ
グ本体34の挿入時にソケット本体22内でのプラグ本
体34の軸方向位置を保持し得る摩擦力をソケット本体
22の内面との間に生じさせる弾発力を発揮する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両が備えるシガ
ーライターソケットに電気的に接続せしめて該シガーラ
イターソケットから電力を取出すための電力取出構造に
関する。
ーライターソケットに電気的に接続せしめて該シガーラ
イターソケットから電力を取出すための電力取出構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シガーライターソケットから電力
を得るにあたっては、たとえば特開平5−326078
号公報等で開示されるようなプラグが用いられている。
を得るにあたっては、たとえば特開平5−326078
号公報等で開示されるようなプラグが用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、日本車およ
びアメリカ車に装備されているシガーライターソケット
の内直径が20.9〜21.51mmであるのに対し、
ヨーロッパ車に装備されているシガーライターソケット
の内直径は22.1〜22.3mmであり、ヨーロッパ
車のシガーライターソケットの内径の方が日本車および
アメリカ車のシガーライターソケットの内径よりも大き
い。このため、日本車およびアメリカ車用のシガーライ
ターソケットから電力を得るためのプラグをヨーロッパ
車のシガーライターソケットにそのまま用いたのでは、
プラグがシガーライターソケットから抜け易くなるもの
であり、日本車およびアメリカ車用と、ヨーロッパ車用
とで、ソケット本体の内面に弾発接触するコンタクトを
交換することが従来から行なわれているが、コンタクト
を取り換えてプラグ本体に装着するのは面倒である。そ
こで、上記特開平5−326078号公報で開示された
ものでは、複数のうちの1つをコンタクトとして機能さ
せる弾性部材の支持構造を工夫して、小径であるソケッ
ト本体へのプラグの挿入時には弾性部材をプラグ本体の
開口部に押し込まれることを可能として、同一のプラグ
で大径および小径のソケット本体に対処し得るようにし
ているが、構造が複雑となる。
びアメリカ車に装備されているシガーライターソケット
の内直径が20.9〜21.51mmであるのに対し、
ヨーロッパ車に装備されているシガーライターソケット
の内直径は22.1〜22.3mmであり、ヨーロッパ
車のシガーライターソケットの内径の方が日本車および
アメリカ車のシガーライターソケットの内径よりも大き
い。このため、日本車およびアメリカ車用のシガーライ
ターソケットから電力を得るためのプラグをヨーロッパ
車のシガーライターソケットにそのまま用いたのでは、
プラグがシガーライターソケットから抜け易くなるもの
であり、日本車およびアメリカ車用と、ヨーロッパ車用
とで、ソケット本体の内面に弾発接触するコンタクトを
交換することが従来から行なわれているが、コンタクト
を取り換えてプラグ本体に装着するのは面倒である。そ
こで、上記特開平5−326078号公報で開示された
ものでは、複数のうちの1つをコンタクトとして機能さ
せる弾性部材の支持構造を工夫して、小径であるソケッ
ト本体へのプラグの挿入時には弾性部材をプラグ本体の
開口部に押し込まれることを可能として、同一のプラグ
で大径および小径のソケット本体に対処し得るようにし
ているが、構造が複雑となる。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、シガーライターソケットにおけるソケット本
体の内径の相違に容易に対処して、どのシガーライター
ソケットからも簡単に電力を取出し得るようにした車両
用シガーライターソケットからの電力取出構造を提供す
ることを目的とする。
のであり、シガーライターソケットにおけるソケット本
体の内径の相違に容易に対処して、どのシガーライター
ソケットからも簡単に電力を取出し得るようにした車両
用シガーライターソケットからの電力取出構造を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、導電性金属から成る円筒状
のソケット本体と、前記ソケット本体の前端に配置され
る固定端子と、前記ソケット本体の前端部に配置される
バイメタルとを備える車両用シガーライターソケットか
ら電力を取出すための電力取出構造であって、前記ソケ
ット本体に挿入可能な非導電性材料製のプラグ本体と、
前記ソケット本体の内面に弾発的に接触すべく前記プラ
グ本体の周方向に間隔をあけた複数箇所に設けられると
ともに少なくとも1つがコンタクトとして機能する複数
の弾発部材と、前記プラグ本体の前端部に着脱可能に装
着され得る非導電性材料製の第1キャップと、第1キャ
ップに代えて前記プラグ本体の前端部に着脱可能に装着
され得る非導電性材料製の第2キャップと、第1キャッ
プまたは第2キャップを軸方向移動可能に貫通して前記
固定端子に接触すべく前方側にばね付勢されて前記プラ
グ本体の前端部に配設されるヘッドコンタクトとを備
え、前記各弾発部材が、内径が最小径であるソケット本
体への前記プラグ本体の挿入時に該ソケット本体内での
プラグ本体の軸方向位置を保持し得る摩擦力をソケット
本体の内面との間に生じさせる弾発力を発揮する形状に
形成され、第1キャップが前記バイメタルとの接触を回
避する形状に形成されるのに対して第2キャップが前記
バイメタルに係脱可能に係合される形状に形成されるこ
とを特徴とする。
に、請求項1記載の発明は、導電性金属から成る円筒状
のソケット本体と、前記ソケット本体の前端に配置され
る固定端子と、前記ソケット本体の前端部に配置される
バイメタルとを備える車両用シガーライターソケットか
ら電力を取出すための電力取出構造であって、前記ソケ
ット本体に挿入可能な非導電性材料製のプラグ本体と、
前記ソケット本体の内面に弾発的に接触すべく前記プラ
グ本体の周方向に間隔をあけた複数箇所に設けられると
ともに少なくとも1つがコンタクトとして機能する複数
の弾発部材と、前記プラグ本体の前端部に着脱可能に装
着され得る非導電性材料製の第1キャップと、第1キャ
ップに代えて前記プラグ本体の前端部に着脱可能に装着
され得る非導電性材料製の第2キャップと、第1キャッ
プまたは第2キャップを軸方向移動可能に貫通して前記
固定端子に接触すべく前方側にばね付勢されて前記プラ
グ本体の前端部に配設されるヘッドコンタクトとを備
え、前記各弾発部材が、内径が最小径であるソケット本
体への前記プラグ本体の挿入時に該ソケット本体内での
プラグ本体の軸方向位置を保持し得る摩擦力をソケット
本体の内面との間に生じさせる弾発力を発揮する形状に
形成され、第1キャップが前記バイメタルとの接触を回
避する形状に形成されるのに対して第2キャップが前記
バイメタルに係脱可能に係合される形状に形成されるこ
とを特徴とする。
【0006】かかる構成によれば、プラグ本体のソケッ
ト本体への挿入に伴って各弾性部材の少なくとも1つが
コンタクトとしてソケット本体の内面に接触し、ヘッド
コンタクトが弾発的に固定端子に接触することにより、
電力取出が可能となるのであるが、日本車およびアメリ
カ車用の比較的小径であるシガーライターソケットから
電力を取出すときには、前端に第1キャップが装着され
た状態に在るプラグ本体をソケット本体に挿入せしめ
る。そうすると、各弾性部材が該ソケット本体内でのプ
ラグ本体の軸方向位置を保持し得る摩擦力をソケット本
体の内面との間に生じさせる弾発力を発揮することによ
り、プラグ本体のソケット本体内での軸方向位置が保持
されることになる。この際、バイメタルに第1キャップ
が接触することはなく、弾性部材をソケット本体の内面
との接触により撓ませるだけの力をプラグ本体に加えれ
ばよいので、ソケット本体に対するプラグ本体の挿脱操
作を比較的小さな力で容易に行なうことができる。一
方、ヨーロッパ車用の比較的大径のシガーライターソケ
ットから電力を取出すときには、前端に第2キャップが
装着された状態に在るプラグ本体をソケット本体に挿入
せしめる。この場合、各弾性部材はソケット本体の内面
に接触するもののソケット本体内でのプラグ本体の軸方
向位置を保持し得る摩擦力をソケット本体の内面との間
に生じさせる弾発力を発揮することはないが、第2キャ
ップがバイメタルに係合することにより、ソケット本体
内でのプラグ本体の軸方向位置が保持されることにな
る。而してソケット本体の内面との接触による弾性部材
の撓み量は比較的小さく、ソケット本体に対するプラグ
本体の挿脱操作を比較的小さな力で行なうことができ
る。
ト本体への挿入に伴って各弾性部材の少なくとも1つが
コンタクトとしてソケット本体の内面に接触し、ヘッド
コンタクトが弾発的に固定端子に接触することにより、
電力取出が可能となるのであるが、日本車およびアメリ
カ車用の比較的小径であるシガーライターソケットから
電力を取出すときには、前端に第1キャップが装着され
た状態に在るプラグ本体をソケット本体に挿入せしめ
る。そうすると、各弾性部材が該ソケット本体内でのプ
ラグ本体の軸方向位置を保持し得る摩擦力をソケット本
体の内面との間に生じさせる弾発力を発揮することによ
り、プラグ本体のソケット本体内での軸方向位置が保持
されることになる。この際、バイメタルに第1キャップ
が接触することはなく、弾性部材をソケット本体の内面
との接触により撓ませるだけの力をプラグ本体に加えれ
ばよいので、ソケット本体に対するプラグ本体の挿脱操
作を比較的小さな力で容易に行なうことができる。一
方、ヨーロッパ車用の比較的大径のシガーライターソケ
ットから電力を取出すときには、前端に第2キャップが
装着された状態に在るプラグ本体をソケット本体に挿入
せしめる。この場合、各弾性部材はソケット本体の内面
に接触するもののソケット本体内でのプラグ本体の軸方
向位置を保持し得る摩擦力をソケット本体の内面との間
に生じさせる弾発力を発揮することはないが、第2キャ
ップがバイメタルに係合することにより、ソケット本体
内でのプラグ本体の軸方向位置が保持されることにな
る。而してソケット本体の内面との接触による弾性部材
の撓み量は比較的小さく、ソケット本体に対するプラグ
本体の挿脱操作を比較的小さな力で行なうことができ
る。
【0007】また請求項2記載の発明によれば、上記請
求項1記載の発明の構成に加えて、前記プラグ本体が、
前記ソケット本体の軸線方向に沿う接合面で分割可能な
第1および第2半体から成り、両半体の前端部に、第1
および第2キャップを択一的に切換えて螺合せしめて前
記両半体の前端部を結合せしめる第1雄ねじ部を共働し
て構成するねじ部が設けられ、両半体の後端部に、プラ
グ本体の後端に接続されるコネクタが備える回転部材を
螺合せしめて前記両半体の後端部を結合せしめる第2雄
ねじ部を共働して形成するねじ部が設けられることによ
り、両半体を相互に結合せしめるねじ部材等の専用部品
を用いることなく、第1および第2半体を相互に結合せ
めしてプラグ本体を構成することができる。
求項1記載の発明の構成に加えて、前記プラグ本体が、
前記ソケット本体の軸線方向に沿う接合面で分割可能な
第1および第2半体から成り、両半体の前端部に、第1
および第2キャップを択一的に切換えて螺合せしめて前
記両半体の前端部を結合せしめる第1雄ねじ部を共働し
て構成するねじ部が設けられ、両半体の後端部に、プラ
グ本体の後端に接続されるコネクタが備える回転部材を
螺合せしめて前記両半体の後端部を結合せしめる第2雄
ねじ部を共働して形成するねじ部が設けられることによ
り、両半体を相互に結合せしめるねじ部材等の専用部品
を用いることなく、第1および第2半体を相互に結合せ
めしてプラグ本体を構成することができる。
【0008】さらに請求項3記載の発明によれば、上記
請求項1または2記載の発明の構成に加えて、前記ソケ
ット本体に、外力の非作用状態でソケット本体の内面か
ら内方に突出する複数の弾性係合片部が該ソケット本体
内への前記プラグ本体の挿入時にはプラグ本体に押され
て外側方側に撓むことを可能として一体に形成され、合
成樹脂から成る前記プラグ本体の外面に、前記ヘッドコ
ンタクトを前記固定端子に接触させるまで該プラグ本体
をソケット本体に挿入したときに前記各弾性係合片部を
後方側から弾発的に係合せしめる係止部が設けられるこ
とにより、プラグ本体のソケット本体への挿入完了時
に、ソケット本体からのプラグ本体の抜け出しをより確
実に防止することができる。
請求項1または2記載の発明の構成に加えて、前記ソケ
ット本体に、外力の非作用状態でソケット本体の内面か
ら内方に突出する複数の弾性係合片部が該ソケット本体
内への前記プラグ本体の挿入時にはプラグ本体に押され
て外側方側に撓むことを可能として一体に形成され、合
成樹脂から成る前記プラグ本体の外面に、前記ヘッドコ
ンタクトを前記固定端子に接触させるまで該プラグ本体
をソケット本体に挿入したときに前記各弾性係合片部を
後方側から弾発的に係合せしめる係止部が設けられるこ
とにより、プラグ本体のソケット本体への挿入完了時
に、ソケット本体からのプラグ本体の抜け出しをより確
実に防止することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
付図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
【0010】図1ないし図14は本発明の一実施例を示
すものであり、図1はシガーライターソケットの縦断面
図、図2は第1キャップが装着されている状態でのプラ
グ本体、コネクタおよび接続コードの側面図、図3は図
2の3矢視図、図4は図3の4−4線拡大断面図、図5
はプラグ本体を分解して図4の5−5線に沿う方向から
見た縦断面図、図6は第1および第2半体の側面図、図
7は図6の7−7線断面図、図8は図6の8矢視図、図
9は図6の9−9線断面図、図10は第1キャップの縦
断面図、図11は第2キャップの縦断面図、図12は第
2キャップを図11のA,B,C各矢視方向から見た
図、図13は第1キャップが装着されたプラグ本体を挿
入した状態のシガーライターソケットの縦断面図、図1
4は第2キャップが装着されたプラグ本体を挿入した状
態のシガーライターソケットの縦断面図である。
すものであり、図1はシガーライターソケットの縦断面
図、図2は第1キャップが装着されている状態でのプラ
グ本体、コネクタおよび接続コードの側面図、図3は図
2の3矢視図、図4は図3の4−4線拡大断面図、図5
はプラグ本体を分解して図4の5−5線に沿う方向から
見た縦断面図、図6は第1および第2半体の側面図、図
7は図6の7−7線断面図、図8は図6の8矢視図、図
9は図6の9−9線断面図、図10は第1キャップの縦
断面図、図11は第2キャップの縦断面図、図12は第
2キャップを図11のA,B,C各矢視方向から見た
図、図13は第1キャップが装着されたプラグ本体を挿
入した状態のシガーライターソケットの縦断面図、図1
4は第2キャップが装着されたプラグ本体を挿入した状
態のシガーライターソケットの縦断面図である。
【0011】先ず図1において、車両に装備されるシガ
ーライターソケット21は、導電性金属から成るソケッ
ト本体22と、車両の進行方向に沿う前記ソケット本体
22の前端(図1の左端)に配置される固定端子23
と、ソケット本体22の前端部に配置されるバイメタル
24とを備え、ソケット本体22は接地される。
ーライターソケット21は、導電性金属から成るソケッ
ト本体22と、車両の進行方向に沿う前記ソケット本体
22の前端(図1の左端)に配置される固定端子23
と、ソケット本体22の前端部に配置されるバイメタル
24とを備え、ソケット本体22は接地される。
【0012】ソケット本体22は、前記車両の進行方向
に沿う前端側を閉じた有底円筒状に形成されるものであ
り、該ソケット本体22の前端にはバイメタル受け台2
5が設けられる。固定端子23は、その後端をバイメタ
ル受け台25の後部に配置するようにしてバイメタル受
け台25を貫通し、バイメタル24が、固定端子23の
後端に連結される。
に沿う前端側を閉じた有底円筒状に形成されるものであ
り、該ソケット本体22の前端にはバイメタル受け台2
5が設けられる。固定端子23は、その後端をバイメタ
ル受け台25の後部に配置するようにしてバイメタル受
け台25を貫通し、バイメタル24が、固定端子23の
後端に連結される。
【0013】バイメタル24は、図示しないシガーライ
ターがソケット本体22内に押込まれたときに、該シガ
ーライターのヒータ部に係合するとともに、ヒータ部の
昇温に応じて前記ヒータ部との係合を解除する方向に変
形するものであり、バイメタル24の変形を許容するた
めの一対の開口部26,26が、ソケット本体22の前
部の一直径線上に設けられる。
ターがソケット本体22内に押込まれたときに、該シガ
ーライターのヒータ部に係合するとともに、ヒータ部の
昇温に応じて前記ヒータ部との係合を解除する方向に変
形するものであり、バイメタル24の変形を許容するた
めの一対の開口部26,26が、ソケット本体22の前
部の一直径線上に設けられる。
【0014】またソケット本体22の後部には、周方向
位置を前記両開口部26,26に一致させた一対の弾性
係合片部27,27が一体に形成される。これらの弾性
係合片部27,27は、ソケット本体22の一部を切除
することにより、ソケット本体22に後端を連ならせる
とともに前端を自由端とした形状でソケット本体22の
軸線方向に沿って比較的長く形成されるものである。而
して両弾性係合片部27,27の前端は、外力の作用し
ない自由状態ではソケット本体22の内面から内方に突
出した位置に在り、ソケット本体22内に挿入された状
態に在るシガーライターの外面に係合して、該シガーラ
イターがソケット本体22から簡単には抜け出ないよう
にする。
位置を前記両開口部26,26に一致させた一対の弾性
係合片部27,27が一体に形成される。これらの弾性
係合片部27,27は、ソケット本体22の一部を切除
することにより、ソケット本体22に後端を連ならせる
とともに前端を自由端とした形状でソケット本体22の
軸線方向に沿って比較的長く形成されるものである。而
して両弾性係合片部27,27の前端は、外力の作用し
ない自由状態ではソケット本体22の内面から内方に突
出した位置に在り、ソケット本体22内に挿入された状
態に在るシガーライターの外面に係合して、該シガーラ
イターがソケット本体22から簡単には抜け出ないよう
にする。
【0015】このようなシガーライターソケット21に
おいて、ソケット本体22の内直径Dは、日本車および
アメリカ車用のものが20.9〜21.51mmである
のに対し、ヨーロッパ車用のものでは22.1〜22.
3mmである。すなわちソケット本体22は、ヨーロッ
パ車用のものの方が日本車およびアメリカ車用のものに
比べて大径に形成されている。
おいて、ソケット本体22の内直径Dは、日本車および
アメリカ車用のものが20.9〜21.51mmである
のに対し、ヨーロッパ車用のものでは22.1〜22.
3mmである。すなわちソケット本体22は、ヨーロッ
パ車用のものの方が日本車およびアメリカ車用のものに
比べて大径に形成されている。
【0016】図2および図3において、上記シガーライ
ターソケット21から電力を取出すにあたっては、上記
シガーライターをソケット本体22から抜き出してお
き、シガーライターに代えて、プラグ28をソケット本
体22に挿入する。このプラグ28には接続コード29
の一端の第1コネクタ30が接続されており、接続コー
ド29の他端に設けられる第2コネクタ31から電力を
取出し可能である。
ターソケット21から電力を取出すにあたっては、上記
シガーライターをソケット本体22から抜き出してお
き、シガーライターに代えて、プラグ28をソケット本
体22に挿入する。このプラグ28には接続コード29
の一端の第1コネクタ30が接続されており、接続コー
ド29の他端に設けられる第2コネクタ31から電力を
取出し可能である。
【0017】図4および図5において、プラグ28は、
ソケット本体22に挿入可能として非導電性材料である
合成樹脂により基本的に円筒状に形成されるプラグ本体
34と、ソケット本体22の内面に弾発的に接触すべく
プラグ本体34に設けられる弾発部材としての第1板ば
ね351 と、ソケット本体22の内面に弾発的に接触し
てコンタクトとして機能すべく第1板ばね351 から周
方向に180度の間隔をあけた位置でプラグ本体34に
設けられる弾発部材としての第2板ばね352と、シガ
ーライターソケット21の固定端子23に接触すること
を可能としてプラグ本体34の前端部に配設されるヘッ
ドコンタクト36と、第1コネクタ30が備える一対の
接続端子84,85のうち一方の接続端子84に接続可
能としてプラグ本体34の後部に配設される第1端子板
37と、前記両接続端子84,85のうち他方の接続端
子85に接続可能としてプラグ本体34の後部に配設さ
れるとともに第2板ばね352 に一体に連設される第2
端子板38と、導電性金属製のばね部材39を介して前
端をヘッドコンタクト36に接触せしめてプラグ本体3
4内に収納されるヒューズ管40と、第1端子板37に
電気的に接続されるとともにヒューズ管40を介してヘ
ッドコンタクト36を前方に向けて付勢するばね力を発
揮してプラグ本体34内に収納される導電性金属製のば
ね41とを備える。
ソケット本体22に挿入可能として非導電性材料である
合成樹脂により基本的に円筒状に形成されるプラグ本体
34と、ソケット本体22の内面に弾発的に接触すべく
プラグ本体34に設けられる弾発部材としての第1板ば
ね351 と、ソケット本体22の内面に弾発的に接触し
てコンタクトとして機能すべく第1板ばね351 から周
方向に180度の間隔をあけた位置でプラグ本体34に
設けられる弾発部材としての第2板ばね352と、シガ
ーライターソケット21の固定端子23に接触すること
を可能としてプラグ本体34の前端部に配設されるヘッ
ドコンタクト36と、第1コネクタ30が備える一対の
接続端子84,85のうち一方の接続端子84に接続可
能としてプラグ本体34の後部に配設される第1端子板
37と、前記両接続端子84,85のうち他方の接続端
子85に接続可能としてプラグ本体34の後部に配設さ
れるとともに第2板ばね352 に一体に連設される第2
端子板38と、導電性金属製のばね部材39を介して前
端をヘッドコンタクト36に接触せしめてプラグ本体3
4内に収納されるヒューズ管40と、第1端子板37に
電気的に接続されるとともにヒューズ管40を介してヘ
ッドコンタクト36を前方に向けて付勢するばね力を発
揮してプラグ本体34内に収納される導電性金属製のば
ね41とを備える。
【0018】図6ないし図9を併せて参照して、 プラ
グ本体34は、ソケット本体22の軸線に沿う接合面4
2,43で相互に分割可能な第1および第2半体3
41 ,342 から成る。両半体341 ,342 は、横断
面形状が略半円状である外周面を有するものであり、両
半体341 ,342 の接合面42,43には、横断面半
円状の第1凹部441 ,442 と、横断面半円状の第2
凹部451 ,452 と、横断面矩形状の第3凹部4
61 ,462 とが設けられる。而して両半体341 ,3
42 の接合時には、第1凹部441 ,442 はプラグ本
体34の前端に開口する第1円形孔44を共働して形成
し、第2凹部451 ,452 は前方側に臨む段部47を
介して第1円形孔44の後端に同軸に連なって第1円形
孔44よりも小径となる第2円形孔45を共働して形成
し、第3凹部461 ,462 は第2円形孔45の後端に
段差を介して連なる横断面矩形状の矩形孔46を共働し
て形成することになる。
グ本体34は、ソケット本体22の軸線に沿う接合面4
2,43で相互に分割可能な第1および第2半体3
41 ,342 から成る。両半体341 ,342 は、横断
面形状が略半円状である外周面を有するものであり、両
半体341 ,342 の接合面42,43には、横断面半
円状の第1凹部441 ,442 と、横断面半円状の第2
凹部451 ,452 と、横断面矩形状の第3凹部4
61 ,462 とが設けられる。而して両半体341 ,3
42 の接合時には、第1凹部441 ,442 はプラグ本
体34の前端に開口する第1円形孔44を共働して形成
し、第2凹部451 ,452 は前方側に臨む段部47を
介して第1円形孔44の後端に同軸に連なって第1円形
孔44よりも小径となる第2円形孔45を共働して形成
し、第3凹部461 ,462 は第2円形孔45の後端に
段差を介して連なる横断面矩形状の矩形孔46を共働し
て形成することになる。
【0019】第2半体342 の第3凹部462 は、第1
半体341 の第3凹部461 よりも後方側に延びて設け
られるものであり、第3凹部461 の後端を閉じるよう
にして第1半体341 に一体に設けられている突部48
が、両半体341 ,342 の接合時に前記第3凹部46
2 の後部に嵌合される。すなわち矩形孔46の後端は前
記突部48で規定されることになる。また突部48より
も後方側で第1半体341 の接合面42には嵌合孔49
が設けられており、第2半体342 の接合面43には、
両半体341 ,342 の接合時に嵌合孔49に嵌合する
嵌合突部50が突設される。而して第1および第2半体
341 ,342 の接合面42,43を接触させたとき
に、嵌合突部50の嵌合孔49への嵌合により両半体3
41 ,34 2 の前後方向への相対位置が定まることにな
り、嵌合孔49および嵌合突部50の軸線まわりの両半
体341 ,342 の周方向相対位置は、突部48の前記
第3凹部462 への嵌合により阻止されることになる。
半体341 の第3凹部461 よりも後方側に延びて設け
られるものであり、第3凹部461 の後端を閉じるよう
にして第1半体341 に一体に設けられている突部48
が、両半体341 ,342 の接合時に前記第3凹部46
2 の後部に嵌合される。すなわち矩形孔46の後端は前
記突部48で規定されることになる。また突部48より
も後方側で第1半体341 の接合面42には嵌合孔49
が設けられており、第2半体342 の接合面43には、
両半体341 ,342 の接合時に嵌合孔49に嵌合する
嵌合突部50が突設される。而して第1および第2半体
341 ,342 の接合面42,43を接触させたとき
に、嵌合突部50の嵌合孔49への嵌合により両半体3
41 ,34 2 の前後方向への相対位置が定まることにな
り、嵌合孔49および嵌合突部50の軸線まわりの両半
体341 ,342 の周方向相対位置は、突部48の前記
第3凹部462 への嵌合により阻止されることになる。
【0020】また第1半体341 の接合面42における
後部には、突部48の両側に配置される横断面矩形状の
第4および第5凹部531 ,541 が設けられており、
第2半体342 の接合面43における後部には、前記第
4および第5凹部531 ,541 に対応した第4および
第5凹部532 ,542 が、両凹部532 ,542 の前
部を第3凹部462 の後部両側に開放するようにして設
けられる。而して第2半体342 の第4および第5凹部
532 ,542 における第3凹部462 への開放部は、
両半体341 ,342 の接合時に突部48で閉じられる
ものであり、両半体341 ,342 の第4凹部531 ,
532 はプラグ本体34の後端に開口する横断面矩形状
の差込み口53を共働して形成し、また両半体341 ,
342 の第4凹部541 ,542 はプラグ本体34の後
端に開口する横断面矩形状の差込み口54を共働して形
成する。
後部には、突部48の両側に配置される横断面矩形状の
第4および第5凹部531 ,541 が設けられており、
第2半体342 の接合面43における後部には、前記第
4および第5凹部531 ,541 に対応した第4および
第5凹部532 ,542 が、両凹部532 ,542 の前
部を第3凹部462 の後部両側に開放するようにして設
けられる。而して第2半体342 の第4および第5凹部
532 ,542 における第3凹部462 への開放部は、
両半体341 ,342 の接合時に突部48で閉じられる
ものであり、両半体341 ,342 の第4凹部531 ,
532 はプラグ本体34の後端に開口する横断面矩形状
の差込み口53を共働して形成し、また両半体341 ,
342 の第4凹部541 ,542 はプラグ本体34の後
端に開口する横断面矩形状の差込み口54を共働して形
成する。
【0021】また第1半体341 の後端には、第4およ
び第5凹部531 ,541 間に位置する横断面矩形状の
位置決め突起55が後方側に突出するようにして一体に
突設される。
び第5凹部531 ,541 間に位置する横断面矩形状の
位置決め突起55が後方側に突出するようにして一体に
突設される。
【0022】第1半体341 の前部における周方向両端
には第6および第7凹部561 ,571 が設けられ、第
2半体342 の前部における周方向両端には、第1半体
34 1 の両凹部561 ,571 と共働して矩形状の収容
凹部56,57を形成する第6および第7凹部562 ,
572 が設けられる。一方の収容凹部56には、第1板
ばね351 がその一部をプラグ本体34の外面から外方
に突出させるようにして収容されるものであり、この第
1板ばね351 は、収容凹部56の後端に連なるように
して両半体341 ,342 の接合面42,43に相互に
対応して設けられている差込み溝581 ,582 に第1
板ばね351 の後端を差込むようにしてプラグ本体34
に固定される。また他方の収容凹部57には、第2板ば
ね352がその一部をプラグ本体34の外面から外方に
突出させるようにして収容されるものであり、この第2
板ばね352 の後端は、収容凹部57の後端に連なるよ
うにして両半体341 ,342 の接合面42,43に相
互に対応して設けられている差込み溝591 ,592 に
第2板ばね352 の後端を差込むようにしてプラグ本体
34に固定される。
には第6および第7凹部561 ,571 が設けられ、第
2半体342 の前部における周方向両端には、第1半体
34 1 の両凹部561 ,571 と共働して矩形状の収容
凹部56,57を形成する第6および第7凹部562 ,
572 が設けられる。一方の収容凹部56には、第1板
ばね351 がその一部をプラグ本体34の外面から外方
に突出させるようにして収容されるものであり、この第
1板ばね351 は、収容凹部56の後端に連なるように
して両半体341 ,342 の接合面42,43に相互に
対応して設けられている差込み溝581 ,582 に第1
板ばね351 の後端を差込むようにしてプラグ本体34
に固定される。また他方の収容凹部57には、第2板ば
ね352がその一部をプラグ本体34の外面から外方に
突出させるようにして収容されるものであり、この第2
板ばね352 の後端は、収容凹部57の後端に連なるよ
うにして両半体341 ,342 の接合面42,43に相
互に対応して設けられている差込み溝591 ,592 に
第2板ばね352 の後端を差込むようにしてプラグ本体
34に固定される。
【0023】両板ばね351 ,352 は、内径が最小径
であるソケット本体22、すなわち日本車およびアメリ
カ車に装備されているシガーライターソケット21にお
けるソケット本体22へのプラグ本体34の挿入時に、
ソケット本体22内でのプラグ本体34の軸方向位置を
保持し得る摩擦力をソケット本体22の内面との間に生
じさせる弾発力を発揮するだけプラグ本体34から突出
するように形成されており、内径が最大径であるソケッ
ト本体22、すなわちヨーロッパ車に装備されたシガー
ライターソケット21におけるソケット本体22へのプ
ラグ本体34の挿入時には、ソケット本体22内でのプ
ラグ本体34の軸方向位置を保持し得る摩擦力をソケッ
ト本体22の内面との間に生じさせる弾発力を発揮する
ことはないがソケット本体22の内面には確実に接触す
るものである。
であるソケット本体22、すなわち日本車およびアメリ
カ車に装備されているシガーライターソケット21にお
けるソケット本体22へのプラグ本体34の挿入時に、
ソケット本体22内でのプラグ本体34の軸方向位置を
保持し得る摩擦力をソケット本体22の内面との間に生
じさせる弾発力を発揮するだけプラグ本体34から突出
するように形成されており、内径が最大径であるソケッ
ト本体22、すなわちヨーロッパ車に装備されたシガー
ライターソケット21におけるソケット本体22へのプ
ラグ本体34の挿入時には、ソケット本体22内でのプ
ラグ本体34の軸方向位置を保持し得る摩擦力をソケッ
ト本体22の内面との間に生じさせる弾発力を発揮する
ことはないがソケット本体22の内面には確実に接触す
るものである。
【0024】第1および第2端子板37,38は、プラ
グ本体34の後部の差込み口53,54内で外側方側に
それぞれ配置されるものであり、両半体341 ,342
の接合面42,43には、第1端子板37の前方延長部
37aを差込んで第1端子板37を固定するための差込
み溝601 ,602 が相互に対応して設けられる。また
両半体341 ,342 の接合面42,43には、第2板
ばね352 の後端を差込んでいる差込み溝591 ,59
2 を差込み口54の後端に連ならせる溝611,612
が相互に対応して設けられており、第2端子板38の前
端に連なって両溝611 ,612 に挿入される接続板部
38aが第2板ばね352 の後端に一体に連設される。
すなわち第2板ばね352 および第2端子板38は一体
に形成されるものであり、第2板ばね352 は、ソケッ
ト本体22の内面に電気的に接触するコンタクトとして
の機能を発揮することになる。
グ本体34の後部の差込み口53,54内で外側方側に
それぞれ配置されるものであり、両半体341 ,342
の接合面42,43には、第1端子板37の前方延長部
37aを差込んで第1端子板37を固定するための差込
み溝601 ,602 が相互に対応して設けられる。また
両半体341 ,342 の接合面42,43には、第2板
ばね352 の後端を差込んでいる差込み溝591 ,59
2 を差込み口54の後端に連ならせる溝611,612
が相互に対応して設けられており、第2端子板38の前
端に連なって両溝611 ,612 に挿入される接続板部
38aが第2板ばね352 の後端に一体に連設される。
すなわち第2板ばね352 および第2端子板38は一体
に形成されるものであり、第2板ばね352 は、ソケッ
ト本体22の内面に電気的に接触するコンタクトとして
の機能を発揮することになる。
【0025】第1および第2半体341 ,342 の接合
面42,43には、突部48の前方側で前記差込み溝6
01 ,602 の中間部を矩形孔46に通じさせる切欠き
部621 ,622 が相互に対応して設けられており、矩
形孔46の後部に収納、配置れるホルダ63が備える連
結部63aが前記切欠き部621 ,622 に配置されて
第1端子板37の前方延長部37aに一体に連設され
る。このホルダ63は、ヒューズ管40の後部を軸線方
向の移動を可能として保持する働きをするものであり、
該ホルダ63には、突部48の前端に当接する受け板部
63bが一体に設けられる。而してヒューズ管40の後
端と前記受け板部63bとの間に、導電製金属から成る
コイル状のばね41が設けられており、ヒューズ管40
の後端は、ばね41、受け板部63bおよび接続板部6
3aを介して第1端子板37に電気的に接続されること
になる。
面42,43には、突部48の前方側で前記差込み溝6
01 ,602 の中間部を矩形孔46に通じさせる切欠き
部621 ,622 が相互に対応して設けられており、矩
形孔46の後部に収納、配置れるホルダ63が備える連
結部63aが前記切欠き部621 ,622 に配置されて
第1端子板37の前方延長部37aに一体に連設され
る。このホルダ63は、ヒューズ管40の後部を軸線方
向の移動を可能として保持する働きをするものであり、
該ホルダ63には、突部48の前端に当接する受け板部
63bが一体に設けられる。而してヒューズ管40の後
端と前記受け板部63bとの間に、導電製金属から成る
コイル状のばね41が設けられており、ヒューズ管40
の後端は、ばね41、受け板部63bおよび接続板部6
3aを介して第1端子板37に電気的に接続されること
になる。
【0026】ところで、第1半体341 の突部48に
は、両半体341 ,342 の接合時に第2半体342 で
内端を閉じるようにしてプラグ本体34の半径方向に延
びる挿入孔66と、該挿入孔66の外端に同軸に連なる
とともに第1半体341 の外面に開口する表示孔67と
が、挿入孔66よりも表示孔67を小径として設けられ
ており、挿入孔66には、表示灯68が挿入される。こ
の表示灯68には、一対のリード線70,72の一端が
接続されており、両リード線70,72は、挿入孔66
に通じて突部48の端部に設けられている挿入溝69,
71にそれぞれ挿入される。而して一方のリード線70
の他端は両切欠き部621 ,622 間で第1端子板37
の前方延長部37aに接続される。一方、第1および第
2半体34 1 ,342 の接合面42,43には、前記差
込み溝591 ,592 に通じる切欠き部731 ,732
が相互に対応して設けられており、他方のリード線72
の他端は両切欠き部731 ,732 間で第2板ばね35
2 の後部すなわち第2端子板38に接続される。したが
って、表示灯67は第1および第2端子板37,38が
電源の両端間に接続されたとき、すなわちプラグ本体3
4がソケット本体22に挿入されてヘッドコンタクト3
6が固定端子23に接触するとともに第2板ばね352
がソケット本体22の内面に接触したときに点灯するも
のであり、表示灯67の表示状態を視認せしめる表示孔
67の位置は、プラグ本体22をソケット本体22に押
し込んだときに該ソケット本体22よりも外方に在るよ
うに設定される。
は、両半体341 ,342 の接合時に第2半体342 で
内端を閉じるようにしてプラグ本体34の半径方向に延
びる挿入孔66と、該挿入孔66の外端に同軸に連なる
とともに第1半体341 の外面に開口する表示孔67と
が、挿入孔66よりも表示孔67を小径として設けられ
ており、挿入孔66には、表示灯68が挿入される。こ
の表示灯68には、一対のリード線70,72の一端が
接続されており、両リード線70,72は、挿入孔66
に通じて突部48の端部に設けられている挿入溝69,
71にそれぞれ挿入される。而して一方のリード線70
の他端は両切欠き部621 ,622 間で第1端子板37
の前方延長部37aに接続される。一方、第1および第
2半体34 1 ,342 の接合面42,43には、前記差
込み溝591 ,592 に通じる切欠き部731 ,732
が相互に対応して設けられており、他方のリード線72
の他端は両切欠き部731 ,732 間で第2板ばね35
2 の後部すなわち第2端子板38に接続される。したが
って、表示灯67は第1および第2端子板37,38が
電源の両端間に接続されたとき、すなわちプラグ本体3
4がソケット本体22に挿入されてヘッドコンタクト3
6が固定端子23に接触するとともに第2板ばね352
がソケット本体22の内面に接触したときに点灯するも
のであり、表示灯67の表示状態を視認せしめる表示孔
67の位置は、プラグ本体22をソケット本体22に押
し込んだときに該ソケット本体22よりも外方に在るよ
うに設定される。
【0027】第1および第2半体341 ,342 の前端
部外面には、両半体341 ,342を接合せしめたとき
に共働して第1雄ねじ部74を形成するためのねじ部7
41,742 が形成されており、第1雄ねじ部74に
は、図10で示す第1キャップ75と、図11で示す第
2キャップ76とを択一的に切換えて螺合せしめること
ができ、両キャップ75,76は、非導電製材料である
合成樹脂により形成される。
部外面には、両半体341 ,342を接合せしめたとき
に共働して第1雄ねじ部74を形成するためのねじ部7
41,742 が形成されており、第1雄ねじ部74に
は、図10で示す第1キャップ75と、図11で示す第
2キャップ76とを択一的に切換えて螺合せしめること
ができ、両キャップ75,76は、非導電製材料である
合成樹脂により形成される。
【0028】図10において、第1キャップ75には、
その後端側から前端側にかけて順に、第1雄ねじ部74
を螺合させ得るねじ孔77と、プラグ本体34の第1円
形孔44と同径にしてねじ孔77の前端に連なる規制孔
78と、後方に臨む段部79を規制孔78の前端との間
に形成して規制孔78よりも小径に形成される貫通孔8
0とが同軸に連なって設けられており、第1キャップ7
5は、プラグ本体34の前端を段部79に当接せしめる
まで第1雄ねじ部74をねじ孔77に螺合することによ
りプラグ本体34の前端に装着される。しかも第1キャ
ップ75の外面形状は、第1キャップ75が装着された
プラグ本体34のソケット本体22への挿入時に、バイ
メタル24に接触することがないように形成される。
その後端側から前端側にかけて順に、第1雄ねじ部74
を螺合させ得るねじ孔77と、プラグ本体34の第1円
形孔44と同径にしてねじ孔77の前端に連なる規制孔
78と、後方に臨む段部79を規制孔78の前端との間
に形成して規制孔78よりも小径に形成される貫通孔8
0とが同軸に連なって設けられており、第1キャップ7
5は、プラグ本体34の前端を段部79に当接せしめる
まで第1雄ねじ部74をねじ孔77に螺合することによ
りプラグ本体34の前端に装着される。しかも第1キャ
ップ75の外面形状は、第1キャップ75が装着された
プラグ本体34のソケット本体22への挿入時に、バイ
メタル24に接触することがないように形成される。
【0029】図11および図12において、第2キャッ
プ76は、上記第1キャップ75と同様に、ねじ孔7
7、規制孔78、ならびに段部79を規制孔78との間
に形成する貫通孔80を有するものであるが、第2キャ
ップ76の前端部外面には、第2キャップ76が装着さ
れたプラグ本体34のソケット本体22への挿入時に、
バイメタル24に係脱可能に係合する環状の係合突部8
1が設けられる。
プ76は、上記第1キャップ75と同様に、ねじ孔7
7、規制孔78、ならびに段部79を規制孔78との間
に形成する貫通孔80を有するものであるが、第2キャ
ップ76の前端部外面には、第2キャップ76が装着さ
れたプラグ本体34のソケット本体22への挿入時に、
バイメタル24に係脱可能に係合する環状の係合突部8
1が設けられる。
【0030】ヘッドコンタクト36は、前端を閉じた有
底円筒状に形成されて、第1キャップ75または第2キ
ャップ76の貫通孔80に軸方向移動可能に挿入される
ものであり、該ヘッドコンタクト36の後端には、第1
キャップ75または第2キャップ76の規制孔78内を
移動可能な規制鍔部36aが半径方向外方に張り出して
一体に設けられる。而して第1キャップ75または第2
キャップ76がプラグ本体34の前端に装着されたとき
に、ヘッドコンタクト36は、その前端を貫通孔80か
ら前方に突出せしめるようにして第1キャップ75また
は第2キャップ76で囲繞されるものであり、規制鍔部
36aが段部47,79に当接する範囲にヘッドコンタ
クト36の前後方向移動が規制される。
底円筒状に形成されて、第1キャップ75または第2キ
ャップ76の貫通孔80に軸方向移動可能に挿入される
ものであり、該ヘッドコンタクト36の後端には、第1
キャップ75または第2キャップ76の規制孔78内を
移動可能な規制鍔部36aが半径方向外方に張り出して
一体に設けられる。而して第1キャップ75または第2
キャップ76がプラグ本体34の前端に装着されたとき
に、ヘッドコンタクト36は、その前端を貫通孔80か
ら前方に突出せしめるようにして第1キャップ75また
は第2キャップ76で囲繞されるものであり、規制鍔部
36aが段部47,79に当接する範囲にヘッドコンタ
クト36の前後方向移動が規制される。
【0031】ヘッドコンタクト36内には、断面形状を
略コ字形としたばね部材39が押し込まれており、ヒュ
ーズ管40の前端部は、該ばね部材39に確実に挟まれ
るようにしてヘッドコンタクト36内に挿入され、これ
によりヒューズ管40の前端とヘッドコンタクト36と
の電気的接続が確実に維持される。
略コ字形としたばね部材39が押し込まれており、ヒュ
ーズ管40の前端部は、該ばね部材39に確実に挟まれ
るようにしてヘッドコンタクト36内に挿入され、これ
によりヒューズ管40の前端とヘッドコンタクト36と
の電気的接続が確実に維持される。
【0032】ところで、ソケット本体22に設けられて
いる一対の弾性係合片部27,27は、ソケット本体3
4内にプラグ本体34が挿入されるときには、プラグ本
体34の外面に押されて外側方側に撓み、プラグ本体3
4のソケット本体22への挿入に支障を来たすことはな
いのであるが、ヘッドコンタクト36を固定端子23に
接触させるまでプラグ本体34をソケット本体22に挿
入したときに、それらの弾性係合片部27,27の前端
を後方側から弾発的に係合せしめる複数の係止部82,
82…がプラグ本体34の外面に設けられる。これらの
係止部82,82…は、プラグ本体34の前端寄りの部
分の軸方向に相互に間隔をあけた複数箇所で、プラグ本
体34の外周のうち第1および第2板ばね351 ,35
2 が配置されている収容凹部57,58を除いて円弧状
に形成されるものであり、ヘッドコンタクト36を固定
端子23に接触させるまでプラグ本体34をソケット本
体22に挿入したときに、固定端子23および両弾性係
合片部27,27間の距離が多少異なっていても、それ
らの係止部82,82…のいずれかに弾性係合片部2
7,27の前端が弾発的に係合することになる。
いる一対の弾性係合片部27,27は、ソケット本体3
4内にプラグ本体34が挿入されるときには、プラグ本
体34の外面に押されて外側方側に撓み、プラグ本体3
4のソケット本体22への挿入に支障を来たすことはな
いのであるが、ヘッドコンタクト36を固定端子23に
接触させるまでプラグ本体34をソケット本体22に挿
入したときに、それらの弾性係合片部27,27の前端
を後方側から弾発的に係合せしめる複数の係止部82,
82…がプラグ本体34の外面に設けられる。これらの
係止部82,82…は、プラグ本体34の前端寄りの部
分の軸方向に相互に間隔をあけた複数箇所で、プラグ本
体34の外周のうち第1および第2板ばね351 ,35
2 が配置されている収容凹部57,58を除いて円弧状
に形成されるものであり、ヘッドコンタクト36を固定
端子23に接触させるまでプラグ本体34をソケット本
体22に挿入したときに、固定端子23および両弾性係
合片部27,27間の距離が多少異なっていても、それ
らの係止部82,82…のいずれかに弾性係合片部2
7,27の前端が弾発的に係合することになる。
【0033】第1コネクタ30は、プラグ本体34の後
端に開口した差込み口53,54にそれぞれ差込み可能
な接続端子84,85と、それらの接続端子84,85
を前端から突出せしめたコネクタ本体86と、制限され
た範囲でコネクタ本体86との前後相対移動を可能とし
てコネクタ本体86に装着される回転部材としての袋ナ
ット87とを備え、コネクタ本体86の外面には、両差
込み口53,54に対する接続端子84,85の位置を
定めるべくプラグ本体34の位置決め突起55を嵌合せ
しめる位置決め凹部89が設けられる。
端に開口した差込み口53,54にそれぞれ差込み可能
な接続端子84,85と、それらの接続端子84,85
を前端から突出せしめたコネクタ本体86と、制限され
た範囲でコネクタ本体86との前後相対移動を可能とし
てコネクタ本体86に装着される回転部材としての袋ナ
ット87とを備え、コネクタ本体86の外面には、両差
込み口53,54に対する接続端子84,85の位置を
定めるべくプラグ本体34の位置決め突起55を嵌合せ
しめる位置決め凹部89が設けられる。
【0034】第1および第2半体341 ,342 の後端
部外面には、両半体341 ,342を接合せしめたとき
に共働して第2雄ねじ部90を形成するためのねじ部9
01,902 が形成されており、第2雄ねじ部90は、
第1コネクタ30における袋ナット87の前端部内面に
設けられているねじ孔89に螺合可能である。すなわち
プラグ本体34の両差込み口53,54に両接続端子8
4,85を差込んでプラグ本体34側の第1および第2
端子板37,38に各接続端子84,85を接触せし
め、コネクタ本体86をプラグ本体34の後端に当接さ
せた状態で袋ナット87を回転操作し、第2雄ねじ部9
0をねじ孔89に螺合させて締付けることにより、プラ
グ本体34に第1コネクタ30が接続されることにな
る。
部外面には、両半体341 ,342を接合せしめたとき
に共働して第2雄ねじ部90を形成するためのねじ部9
01,902 が形成されており、第2雄ねじ部90は、
第1コネクタ30における袋ナット87の前端部内面に
設けられているねじ孔89に螺合可能である。すなわち
プラグ本体34の両差込み口53,54に両接続端子8
4,85を差込んでプラグ本体34側の第1および第2
端子板37,38に各接続端子84,85を接触せし
め、コネクタ本体86をプラグ本体34の後端に当接さ
せた状態で袋ナット87を回転操作し、第2雄ねじ部9
0をねじ孔89に螺合させて締付けることにより、プラ
グ本体34に第1コネクタ30が接続されることにな
る。
【0035】次にこの実施例の作用について説明する
と、シガーライターソケット21から電力を取出すにあ
たって、該シガーライターソケット21が、日本車およ
びアメリカ車に装備されているものであるとき、すなわ
ちシガーライターソケット21のソケット本体22が最
小径のものであるときには、図13で示すように、前端
に第1キャップ75を装着せしめたプラグ本体34をソ
ケット本体22内に挿入する。
と、シガーライターソケット21から電力を取出すにあ
たって、該シガーライターソケット21が、日本車およ
びアメリカ車に装備されているものであるとき、すなわ
ちシガーライターソケット21のソケット本体22が最
小径のものであるときには、図13で示すように、前端
に第1キャップ75を装着せしめたプラグ本体34をソ
ケット本体22内に挿入する。
【0036】このプラグ本体34のソケット本体22へ
の挿入により、ヘッドコンタクト36が固定端子23に
弾発的に接触し、コンタクトとして機能する第2板ばね
35 2 がソケット本体22の内面に接触することによ
り、接続コード29からの電力取出しが可能となる。而
してソケット本体22の外方に位置している表示孔67
で表示灯68の点灯を視認することにより、電力取出し
が可能となったことを確認することができる。
の挿入により、ヘッドコンタクト36が固定端子23に
弾発的に接触し、コンタクトとして機能する第2板ばね
35 2 がソケット本体22の内面に接触することによ
り、接続コード29からの電力取出しが可能となる。而
してソケット本体22の外方に位置している表示孔67
で表示灯68の点灯を視認することにより、電力取出し
が可能となったことを確認することができる。
【0037】このような第1キャップ75を前端に備え
るプラグ本体34のソケット本体22への挿入時には、
第1および第2板ばね351 ,352 が、ソケット本体
22内でのプラグ本体34の軸方向位置を保持し得る摩
擦力をソケット本体22の内面との間に生じさせる弾発
力を発揮するものであり、それによりプラグ本体34の
ソケット本体22内での軸方向位置が保持される。この
際、バイメタル24に第1キャップ75が接触すること
はなく、第1および第2板ばね351 ,352をソケッ
ト本体22の内面との接触により撓ませるだけの力をプ
ラグ本体34に加えればよいので、ソケット本体22に
対するプラグ本体34の挿脱操作を比較的小さな力で容
易に行なうことができる。
るプラグ本体34のソケット本体22への挿入時には、
第1および第2板ばね351 ,352 が、ソケット本体
22内でのプラグ本体34の軸方向位置を保持し得る摩
擦力をソケット本体22の内面との間に生じさせる弾発
力を発揮するものであり、それによりプラグ本体34の
ソケット本体22内での軸方向位置が保持される。この
際、バイメタル24に第1キャップ75が接触すること
はなく、第1および第2板ばね351 ,352をソケッ
ト本体22の内面との接触により撓ませるだけの力をプ
ラグ本体34に加えればよいので、ソケット本体22に
対するプラグ本体34の挿脱操作を比較的小さな力で容
易に行なうことができる。
【0038】一方、ヨーロッパ車用の比較的大径のシガ
ーライターソケット21から電力を取出すときには、図
14で示すように、前端に第2キャップ76が装着され
た状態に在るプラグ本体34をソケット本体22に挿入
せしめることにより、ヘッドコンタクト36が固定端子
23に弾発的に接触し、第2板ばね352 がソケット本
体22の内面に軽く接触することにより、接続コード2
9からの電力取出しが可能となり、表示孔67の点灯を
視認することにより、電力取出しが可能となったことを
確認することができる。
ーライターソケット21から電力を取出すときには、図
14で示すように、前端に第2キャップ76が装着され
た状態に在るプラグ本体34をソケット本体22に挿入
せしめることにより、ヘッドコンタクト36が固定端子
23に弾発的に接触し、第2板ばね352 がソケット本
体22の内面に軽く接触することにより、接続コード2
9からの電力取出しが可能となり、表示孔67の点灯を
視認することにより、電力取出しが可能となったことを
確認することができる。
【0039】このような第2キャップ76を前端に備え
るプラグ本体34のソケット本体22への挿入時には、
第1および第2板ばね351 ,352 は、ソケット本体
22の内面に軽く接触するだけであり、ソケット本体2
2内でのプラグ本体34の軸方向位置を保持し得る摩擦
力をソケット本体22の内面との間に生じさせる弾発力
を発揮することはない。しかるに、第2キャップ76に
はバイメタル24に係脱可能に係合する係合突部81が
設けられており、その係合突部81のバイメタル24へ
の係合により、ソケット本体22内でのプラグ本体34
の軸方向位置が保持されることになる。したがって、ソ
ケット本体22に対するプラグ本体34の挿脱操作を比
較的小さな力で容易に行なうことができる。
るプラグ本体34のソケット本体22への挿入時には、
第1および第2板ばね351 ,352 は、ソケット本体
22の内面に軽く接触するだけであり、ソケット本体2
2内でのプラグ本体34の軸方向位置を保持し得る摩擦
力をソケット本体22の内面との間に生じさせる弾発力
を発揮することはない。しかるに、第2キャップ76に
はバイメタル24に係脱可能に係合する係合突部81が
設けられており、その係合突部81のバイメタル24へ
の係合により、ソケット本体22内でのプラグ本体34
の軸方向位置が保持されることになる。したがって、ソ
ケット本体22に対するプラグ本体34の挿脱操作を比
較的小さな力で容易に行なうことができる。
【0040】ところで、ソケット本体22には、外力の
非作用状態でソケット本体22の内面から内方に突出す
る一対の弾性係合片部27,27がソケット本体22内
へのプラグ本体34の挿入時にはプラグ本体34に押さ
れて外側方側に撓むことを可能として一体に形成されて
おり、プラグ本体34の外面には、ヘッドコンタクト3
6を固定端子23に接触させるまでプラグ本体34をソ
ケット本体22内に挿入したときに各弾性係合片部2
7,27を後方側から弾発的に係合せしめる複数の係止
部82,28…が設けられている。したがってプラグ本
体34のソケット本体22への挿入完了時には、各弾性
係合片部27,27を係止部82,28…の1つに弾発
的に係合せしめて、ソケット本体22からのプラグ本体
34の抜け出しをより確実に防止することができる。
非作用状態でソケット本体22の内面から内方に突出す
る一対の弾性係合片部27,27がソケット本体22内
へのプラグ本体34の挿入時にはプラグ本体34に押さ
れて外側方側に撓むことを可能として一体に形成されて
おり、プラグ本体34の外面には、ヘッドコンタクト3
6を固定端子23に接触させるまでプラグ本体34をソ
ケット本体22内に挿入したときに各弾性係合片部2
7,27を後方側から弾発的に係合せしめる複数の係止
部82,28…が設けられている。したがってプラグ本
体34のソケット本体22への挿入完了時には、各弾性
係合片部27,27を係止部82,28…の1つに弾発
的に係合せしめて、ソケット本体22からのプラグ本体
34の抜け出しをより確実に防止することができる。
【0041】さらにプラグ本体34は、ソケット本体2
2の軸線方向に沿う接合面42,43で分割可能な第1
および第2半体341 ,342 から成るものであり、両
半体341 ,342 の前端部に、第1および第2キャッ
プ75,76を択一的に切換えて螺合せしめて両半体3
41 ,342 の前端部を結合せしめる第1雄ねじ部74
を共働して形成するねじ部741 ,742 が設けられ、
両半体341 ,342の後端部には、第1コネクタ30
が備える袋ナット78を螺合せしめて両半体341 ,3
42 の後端部を結合せしめる第2雄ねじ部90を共働し
て形成するねじ部901 ,902 が設けられている。し
たがって両半体341 ,342 を相互に結合せしめるね
じ部材等の専用部品を用いることなく、第1キャップ7
5または第2キャップ76と、コネクタ30とを用いて
両半体341 ,342 を結合せしめてプラグ本体34を
構成することができる。
2の軸線方向に沿う接合面42,43で分割可能な第1
および第2半体341 ,342 から成るものであり、両
半体341 ,342 の前端部に、第1および第2キャッ
プ75,76を択一的に切換えて螺合せしめて両半体3
41 ,342 の前端部を結合せしめる第1雄ねじ部74
を共働して形成するねじ部741 ,742 が設けられ、
両半体341 ,342の後端部には、第1コネクタ30
が備える袋ナット78を螺合せしめて両半体341 ,3
42 の後端部を結合せしめる第2雄ねじ部90を共働し
て形成するねじ部901 ,902 が設けられている。し
たがって両半体341 ,342 を相互に結合せしめるね
じ部材等の専用部品を用いることなく、第1キャップ7
5または第2キャップ76と、コネクタ30とを用いて
両半体341 ,342 を結合せしめてプラグ本体34を
構成することができる。
【0042】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0043】たとえば、上記実施例では、第2板ばね3
52 のみがコンタクトとして機能する構造となっいる
が、両板ばね351 ,352 の両方をコンタクトとして
機能させる構成とすることも可能である。
52 のみがコンタクトとして機能する構造となっいる
が、両板ばね351 ,352 の両方をコンタクトとして
機能させる構成とすることも可能である。
【0044】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、プラグ本体の前端部に第1および第2キャップを択
一的に切換えて装着するだけで、大径および小径のシガ
ーライターソケットから簡単に電力を取出すことが可能
となり、しかもいずれのキャップを用いたときでもソケ
ット本体に対するプラグ本体の挿脱操作を比較的小さな
力で行なうことができる。
ば、プラグ本体の前端部に第1および第2キャップを択
一的に切換えて装着するだけで、大径および小径のシガ
ーライターソケットから簡単に電力を取出すことが可能
となり、しかもいずれのキャップを用いたときでもソケ
ット本体に対するプラグ本体の挿脱操作を比較的小さな
力で行なうことができる。
【0045】また請求項2記載の発明によれば、プラグ
本体を構成する一対の半体を相互に結合せしめるねじ部
材等の専用部品を用いることなく、両半体を結合せしめ
てプラグ本体を構成することができる。
本体を構成する一対の半体を相互に結合せしめるねじ部
材等の専用部品を用いることなく、両半体を結合せしめ
てプラグ本体を構成することができる。
【0046】さらに請求項3記載の発明によれば、プラ
グ本体のソケット本体への挿入完了時に、ソケット本体
からのプラグ本体の抜け出しをより確実に防止すること
ができる。
グ本体のソケット本体への挿入完了時に、ソケット本体
からのプラグ本体の抜け出しをより確実に防止すること
ができる。
【図1】シガーライターソケットの縦断面図である。
【図2】第1キャップが装着されている状態でのプラグ
本体、コネクタおよび接続コードの側面図である。
本体、コネクタおよび接続コードの側面図である。
【図3】図2の3矢視図である。
【図4】図3の4−4線拡大断面図である。
【図5】プラグ本体を分解して図4の5−5線に沿う方
向から見た縦断面図である。
向から見た縦断面図である。
【図6】第1および第2半体の側面図である。
【図7】図6の7−7線断面図である。
【図8】図6の8矢視図である。
【図9】図6の9−9線断面図である。
【図10】第1キャップの縦断面図である。
【図11】第2キャップの縦断面図である。
【図12】第2キャップを図11のA,B,C各矢視方
向から見た図である。
向から見た図である。
【図13】第1キャップが装着されたプラグ本体を挿入
した状態のシガーライターソケットの縦断面図である。
した状態のシガーライターソケットの縦断面図である。
【図14】第2キャップが装着されたプラグ本体を挿入
した状態のシガーライターソケットの縦断面図である。
した状態のシガーライターソケットの縦断面図である。
21・・・シガーライターソケット 22・・・ソケット本体 23・・・固定端子 24・・・バイメタル 27・・・弾性係合片部 30・・・コネクタ 34・・・プラグ本体 341 ・・・第1半体 342 ・・・第2半体 351 ,352 ・・・弾性部材としての板ばね 36・・・ヘッドコンタクト 42,43・・・接合面 74・・・第1雄ねじ部 75・・・第1キャップ 76・・・第2キャップ 82・・・係止部 90・・・第2雄ねじ部
Claims (3)
- 【請求項1】 導電性金属から成る円筒状のソケット本
体(22)と、前記ソケット本体(22)の前端に配置
される固定端子(23)と、前記ソケット本体(22)
の前端部に配置されるバイメタル(24)とを備える車
両用シガーライターソケット(21)から電力を取出す
ための電力取出構造であって、前記ソケット本体(2
2)に挿入可能な非導電性材料製のプラグ本体(34)
と、前記ソケット本体(22)の内面に弾発的に接触す
べく前記プラグ本体(34)の周方向に間隔をあけた複
数箇所に設けられるとともに少なくとも1つがコンタク
トとして機能する複数の弾発部材(351 ,352 )
と、前記プラグ本体(34)の前端部に着脱可能に装着
され得る非導電性材料製の第1キャップ(75)と、第
1キャップ(75)に代えて前記プラグ本体(34)の
前端部に着脱可能に装着され得る非導電性材料製の第2
キャップ(76)と、第1キャップ(75)または第2
キャップ(76)を軸方向移動可能に貫通して前記固定
端子(23)に接触すべく前方側にばね付勢されて前記
プラグ本体(34)の前端部に配設されるヘッドコンタ
クト(36)とを備え、前記各弾発部材(351 ,35
2 )が、内径が最小径であるソケット本体(22)への
前記プラグ本体(34)の挿入時に該ソケット本体(2
2)内でのプラグ本体(34)の軸方向位置を保持し得
る摩擦力をソケット本体(22)の内面との間に生じさ
せる弾発力を発揮する形状に形成され、第1キャップ
(75)が前記バイメタル(24)との接触を回避する
形状に形成されるのに対して第2キャップ(76)が前
記バイメタル(24)に係脱可能に係合される形状に形
成されることを特徴とする車両用シガーライターソケッ
トからの電力取出構造。 - 【請求項2】 前記プラグ本体(34)が、前記ソケッ
ト本体(22)の軸線方向に沿う接合面(42,43)
で分割可能な第1および第2半体(341 ,342 )か
ら成り、両半体(341 ,342 )の前端部に、第1お
よび第2キャップ(75,76)を択一的に切換えて螺
合せしめて前記両半体(341 ,34 2 )の前端部を結
合せしめる第1雄ねじ部(74)を共働して構成するね
じ部(741 ,742 )が設けられ、両半体(341 ,
342 )の後端部に、プラグ本体(34)の後端に接続
されるコネクタ(30)が備える回転部材(87)を螺
合せしめて前記両半体(341 ,342 )の後端部を結
合せしめる第2雄ねじ部(90)を共働して形成するね
じ部(901 ,902 )が設けられることを特徴とする
請求項1記載の車両用シガーライターソケットからの電
力取出構造。 - 【請求項3】 前記ソケット本体(34)に、外力の非
作用状態でソケット本体(22)の内面から内方に突出
する複数の弾性係合片部(27)が該ソケット本体(2
2)内への前記プラグ本体(34)の挿入時にはプラグ
本体(34)に押されて外側方側に撓むことを可能とし
て一体に形成され、合成樹脂から成る前記プラグ本体
(34)の外面に、前記ヘッドコンタクト(36)を前
記固定端子(23)に接触させるまで該プラグ本体(3
4)をソケット本体(22)に挿入したときに前記各弾
性係合片部(27)を後方側から弾発的に係合せしめる
係止部(82)が設けられることを特徴とする請求項1
または2記載の車両用シガーライターソケットからの電
力取出構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13457197A JP3195270B2 (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | 車両用シガーライターソケットからの電力取出構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13457197A JP3195270B2 (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | 車両用シガーライターソケットからの電力取出構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10326648A true JPH10326648A (ja) | 1998-12-08 |
JP3195270B2 JP3195270B2 (ja) | 2001-08-06 |
Family
ID=15131465
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13457197A Expired - Fee Related JP3195270B2 (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | 車両用シガーライターソケットからの電力取出構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3195270B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7314391B1 (en) | 2006-06-20 | 2008-01-01 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Plug removable from and insertable into cigar lighter socket, and plug equipped cord |
JP2014527696A (ja) * | 2011-08-19 | 2014-10-16 | キャスコ プロダクツ コーポレイション | 電気シガーライタ、万能電源ソケット、および付属プラグ |
US9096149B2 (en) | 2011-08-19 | 2015-08-04 | Casco Products Corporation | Electric cigar lighter, universal power socket and accessory plug |
-
1997
- 1997-05-26 JP JP13457197A patent/JP3195270B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7314391B1 (en) | 2006-06-20 | 2008-01-01 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Plug removable from and insertable into cigar lighter socket, and plug equipped cord |
JP2014527696A (ja) * | 2011-08-19 | 2014-10-16 | キャスコ プロダクツ コーポレイション | 電気シガーライタ、万能電源ソケット、および付属プラグ |
US9096149B2 (en) | 2011-08-19 | 2015-08-04 | Casco Products Corporation | Electric cigar lighter, universal power socket and accessory plug |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3195270B2 (ja) | 2001-08-06 |
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